妄想小説。

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319名無し募集中。。♂ ◆omrjqybU

今日は、梅雨なのにいい天気だなあ〜〜〜っ一ヶ月ぶりのオフをどうすごそうかなあ…
彼が、いればデートなんだけど…もう別れて…一ヶ月になるな…
ああ 駄目だ気分がブルーになっちゃう どうしようかな…
そうだ!ショッピングに行こう夏物の服を、買わないと経費で落とせるもんねーーー
衣装代としてエヘヘヘ ヨーーーーシ いっぱい買おう!
でも どこに行こうかな…東京まで行くのはダルイから地元ですまそう
ハイヤーも呼ぼう!これも経費扱いにしようっと芸能人が電車に乗るわけには
いかないからなあ〜〜

あたしは、あの男と知り合った日一人で 買い物に行きました
オフの日はこの頃は、よく一人で過ごしてました。

陽射しが、眩しいーーー暑いなあーーっ
帽子を、深く被りすぎたかな…前が見えない…でもばれたらマズイもんなあー
…この桃のシェーク美味しいーーッ
あたしは、太陽の陽射しが眩しい街を、歩いています
この通りは、街路樹が陽射しを避けてくれて涼しい感じと…木々の緑が
心にヒーリングを与えてくれる…あたしのお気に入りの散策スポットです。

あたしが、シェークを飲みながら 歩いていたら 突然後ろからその男に声をかけられました。
320名無し募集中。。♂ ◆omrjqybU :02/05/21 07:44 ID:gErBqdaT
♪♪〜〜〜〜〜〜〜・・・・¶♯♪・♪〜〜〜

「これは、バッハの無伴奏チェロ組曲第一番のプレリュードだね…」
「………」
「君は、バッハを、どう思う?彼の残した音楽は、不滅の美しさを
もってるよ…G線上のアリアは、ドイツの子供たちのいちばん
好きな曲なんだよ…」
「…バッハって…誰ですか?」
「知らないの?」
「…はい…」
 もう あたしの馬鹿…全然話しについていけないじゃない
でも この人少しも嫌な顔もせずに丁寧に説明してくれる。
ヴェートンベンなら少しは、知ってるんだけど…ごっちんから
少し 話しを訊いた事が有るし…

「当時の人々にとって音楽とは、神との対話を意味してたんだよ
細き長き…神に通ずる一筋の光明…とくにねえ…バッハの
「マタイ受難曲」は、登場人物の感情の推移が細やかに描かれた、
人間への「愛」に満ちた作品といわれてるんだよ…」
「…そうなんですか…」
「うん、ルターによる宗教改革以後、シュッツらによるドイツ語を使用した作品が現われ
バッハの2大受難曲は「ヨハネ受難曲」が1724年、「マタイ受難曲」が1727年と、
彼のライプツィヒでの活動の全盛期に初演さたんだけど…」
「……???…」
なに 言ってるかわからないけど…素敵…
店内にはバッハっていう人の曲が流れています。
ここは東京ではもう見られなくなった感じの大型の喫茶店
重厚でアンティークな雰囲気が溢れています。

あたしは、その人に声をかけられて…少しこの喫茶店で話しをする事にしました。
このあたしが、ナンパされるなんて初めてのことです。
いや これは、ナンパなんかじゃ…ない これは、運命の出会い
カッコイイ!背は、185くらいありそう すごい優しそうで知的…
それに…顔は…「恋愛カタログ」の高田君にそっくり!
まさに…あたしの理想のタイプ!