AM 2:05 吉澤。
「アッ…ごめんねーあなたたち…お姉さん間違えちゃったよ…」
『星に願いを』を歌ってる途中にあたしは、突然そう言いだしたの
「エッ?どうしたの…」
亜弥が不思議そうな顔をしてわたしを見ます
「………?」
愛もキョトンとしています。
あたしは、二人に向かいこう言いました
「やっぱり…英語のほうを歌わないとねえ〜
そうでしょう? 亜弥に愛…そう思わない?」
「ほやほや〜そうおもうっす〜」
「じゃあー歌い直そうかあ〜お姉さま?」
「うん。歌い直そうか〜いくよ〜」
あたしは、また最初から英語バージョンの
When You Wish Upon a Star(星に願いを)を歌いだしました…
When you wish upon a star …♪
Make no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you ♪
If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do♪…
Fate is kind
She brings to those who love
The sweet fulfillment of
Their secret longing ♪…
Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dream comes true ♪♪…
あたし の歌に亜弥と愛の綺麗な歌声が
合わされます……素敵…♪
When You Wish Upon a Star(星に願いを)
星に願いを懸けるとき
誰だって
心を込めて望むなら
きっと願いは叶うでしょう
心の底から夢みているのなら
夢追人がするように
星に願いを懸けるなら
叶わぬ願いなどないのです
愛し合うふたりの
密めたあこがれを
運命は優しく
満たしてくれます
星に願いを懸けるなら
運命は思いがけなくやって来て
いつも必ず
夢を叶えてくれるのです
「ねえ〜お姉さまあ…」
「なに? 亜弥」
わたしの肩に顔を寄せながら『星に願いを』 を歌っていた亜弥が
歌い終えると…あたしの耳元に囁いてきました。
「一つだけ願いを、かなえられるなら…どうする〜〜」
「………」
…亜弥 そんなことはねえ…決まってるよ…これしかないよ
あたしは、亜弥と愛を見つめながらこう言うの…
「あたしは、ねえ…またあたしに成りたいなあ〜それでねえ〜
また…みんなに会いたいよ…だからねえ〜」
「…だからなに…お姉さま?」
「今が、最高に幸せなの…あたしは…ズッ〜とあなた達や…
みんなと一緒にいたいな〜おばあちゃんになっても…」
そう 言いながらあたしは、亜弥と愛を抱き寄せました。
「…それが…あたしの願いなの…答えになってないかなあ…」
「ウウン、よく分かるよ…亜弥もねえ〜〜同じだよ〜」
「あたしもぉお〜ですう〜〜」
亜弥と愛も、あたしに抱きつきながらそう言ってくれます。
真希ちゃんだけじゃないよ…みんな、みんな…大好きだよ
いつまでもかけがえのない仲間だよ 一緒に歩こうねこれからも…