妄想小説。

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258名無し募集中。。♂ ◆omrjqybU
…星を見てるのも飽きてきたな〜〜どうしようかな…でも別荘には戻りずらいしなあ
全然眠くないし…しょうがねえなあ〜〜暴走するかあ〜〜朝まで
私は、そう思いキャンバス・ルーフでZ3を、覆いギアをローに入れクラッチを踏み込み
車を発進させようとしたら…聞き覚えのあるジェット機のようなターボエンジンの音が
闇の向こうから黒いGTRが…やって来ました。
「…押御…」
私のZ3の横に、押御のR32が並ぶように横に付いて来たわ…
サイドウィンドウを開いて押御が、声をかけてきました。
「よう、どうしたんだこんなところで黄昏ちゃって…ひとみちゃんは?」
「ひとみのことは、いいよそれよりつけてたのか、うちらの事を?」
わたしが、そう言うと押御が笑いながら
「俺を見損なうなーーさっきの峠が気にいって走りに来たんだよ
思い切り攻めたくなってな…」
「ふん、どうだか」
「気が強いよなあ〜〜本当に、オマエ」
「私も同じだよ走りに来たんだ」
「へえーーそうか、オマエ…女にしたら相当センス有る方だぜ走りの…」
押御がそう言うと私に更にこう言ってきたの
「よ〜〜う」
「なんだよ…」
「勝負するかあーー」
「!!」
「一度でも、俺を抜かせなかったら諦めてもいいぜオマエのことを」
「本当か!」
「俺は、絶対負けないけどな〜〜」
押御が、そう自信満々にわたしを挑発するの!なめんなよ!
「先にいきな…でも危なかったら中止するからな…ギブアップしたくなったら
素直に言えよ」
「上等だよ!」
私はそう、叫んでいきなりZ3を跳ね馬のように走らせました!
「じゃあじゃあ馬があ〜〜」
そう言いながら押御もすかさず追いかけて来たわ

抜けるものなら抜いてみろ!!5本でも10本でも!勝つまでやってやる!
259名無し募集中。。♂ ◆omrjqybU :02/04/29 12:11 ID:1nC1K2k5

「もう〜〜終わりだよ!エンジェル・モーニングも解散だあ〜〜うおおお〜〜〜〜〜ん!」
ああん なっちお姉さまが完全に切れちゃった…もう30分以上も泣き通し
「なに言ってるのお姉さまあ!私たちはこの暗い世の中に愛と勇気と希望を与える
天使アルカンフェルの生まれ変わり光の天使エンジェル・モーニングでしょう?」
梨華ちゃんがそう言ってお姉さまを励まします…
「ごめんなさい!ごめんなさい…私最近本当に自己中だったひとみを許してお姉さま〜」
わたしも、必死に謝ります。考えてみたらデリカシーがなさすぎだわ
甘えすぎてたよ…なっちお姉さまにその挙句こんなに追い詰めちゃったどうしよう…
「松浦と高橋が、ビックリしてるよ…お姉さまあ!」
梨華ちゃんが、そう言います。
「エッ!」
わたしは、そう言われたのでドアの方を見ると…
ああ 亜弥たちが唖然とした感じで私たちを見てるわ
「知るかぁぁぁぁ!うあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
「…お、おねえさま…」
どうしよう…泣きやみません…泣なないで〜〜お姉さまあ!
260名無し募集中。。♂ ◆omrjqybU :02/04/29 19:29 ID:LdvjIf3b
「うえぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜ン」
困ったなあーーお姉さまが、泣きやみません
わたしの、せいなんだからなんとかしなくてはーーよ〜〜し
「ねえー梨華ちゃん?」
「なに〜ひとみちゃん?」
「ここは、わたしとお姉さまの二人っきりにしてくれない?」
「エッ、どうして?」
「お願いだからーネッ!」
わたしは、そう言って梨華ちゃんに手を合わせます。
「…しょうがないな…じゃあひとみちゃんに任せるかぁ〜〜」
「ありがとう…」
そう言うと梨華ちゃんは立ち上がり亜弥たちを促します。
「あなたたちは、余計な心配しなくていいから部屋に戻ってなさい」
「…解りました石川さん、愛ちゃん行こうか?」
「うん、それじゃあオヤスミナサイ…石川さん吉澤さん…ぁ、安倍さん…」
「おやすみーー」
「お休み…」
「ううっ、うええ〜〜〜〜うっ・・・・」
わたしたちに可愛くそう言うと高橋は亜弥の手を握ります
そして…亜弥たちは、自分たちの寝室に行ってしまいました。
「わたしも行くねひとみちゃん…」
「うん、心配しないで梨華ちゃん」
梨華ちゃんも、リビングを出て行きました。

部屋に残ったのは、わたしとなっちお姉さまだけです…
「…ウッウッ…エッグ、ウエエッ…」
「大丈夫…お姉さまあ〜」
「う、うるさいよ…ウッグ…ヒック」
なっちお姉さまも、ようやく少し落ち着いてきたかな…泣きやみだしたわ
でも…どうしようかな?どうやって慰めようかな?もう言葉じゃあ駄目ぇだわ
261名無し募集中。。♂ ◆omrjqybU :02/04/29 20:46 ID:LdvjIf3b

「…………」
泣きつかれたのかなーー泣きやんでくれたのはいいけど…
お姉さま何もいわずに、ボンヤリしだしちゃった。
「…わたしを慰めてくれるの?ひとみ」
「エッ、う、うん」
お姉さまが不意に、そう呟いてわたしを見つめだしました。
「どうやって…」
「・・・どうすればいいの?」
わたしが、そう言うとお姉さまが立ち上がりサッパリした感じで
「なんか、すっきりしちゃった…これが自己解放ってやつなのかなーー」
「…お姉さま」
「ねえ、ひとみ?」
「なに?」
「ミッドナイト・ドライブしない後藤じゃなくてたまには、わたしと…」
「うん、いいよ」
「いくよ」
「はい」

すっかりいつもの頼りがいがある。なっちお姉さまに戻ってきたな
とりあえずよかったーーでも本当にごめんねお姉さま…