1 :
macy ◆VVV7dEkw :
02/02/19 17:04 ID:/4ouz+oi お前ら、お願いが有ります。 明後日DoAsのTV収録@Musixが有るんですが、 一緒に行くはずだった奴がいけなくなったんで、誰か一緒に行っていただけませんか?
2 :
:02/02/19 17:05 ID:hV2GyN5e
おいくつ?
4 :
macy ◆VVV7dEkw :02/02/19 17:18 ID:/4ouz+oi
まじで誰か居ません? でないと、俺一人で行くはめに、、、
5 :
呂蒙 :02/02/19 17:19 ID:gTAKl1/2
一人でいったらよかろうもん
6 :
:02/02/19 17:20 ID:69UBp5Jf
他の友達と行ってみては
7 :
:02/02/19 17:22 ID:lxpW4wda
警官と逝けば?
8 :
macy ◆VVV7dEkw :02/02/19 17:23 ID:/4ouz+oi
他の友達も学校有ったりっで都合つかないらしく。
9 :
名無し :02/02/19 17:24 ID:ARvJn4p4
場所どこ?
DoAsじゃなくってDAIって書くだろ普通
11 :
:02/02/19 17:27 ID:Fh93AS4q
1人で逝って「長尾大マンセー」って叫んで来い
13 :
うんこ :02/02/19 17:41 ID:+MFL5P1C
俺の代わりにケツ触ってきてね
天王洲がどこかわからん
東京じゃ無理だな
16 :
名無し募集中。。。 :02/02/19 17:50 ID:kTnuS424
ママと行け
日にちは?
18 :
名無しさん :02/02/19 17:53 ID:bSaQ4ABG
21日か。
どなたか時間の取れる方、いらっしゃいましたらお願いします。
いたづらはいやずら
a
23 :
hwf :02/02/24 23:21 ID:7w5Nlno7
doing
d
test
26 :
tes :02/02/25 21:32 ID:R28eQaEj
t
ここのスレ頂いてもいいですか? 他のスレでちょっとした文を書いていまして それが完結したわけで・・・ その番外編をこちらのスレを使って 書かせてもらおうかな。と。
ここの1さんすいません。乗っとります。 スレジャックです。 話題も終わっているし、もういいですよね。 最近ちょっとヒマなんでいろいろ書かせてもらおうかな。 まず、次回の作品は学園物です。 あんまり学校のシーンはありませんが、設定は高校生です。 そうなると登場人物も自然と絞られてきてしまうわけで… 正直、私は「ののヲタ」なので、キャラクターの個性が出せているか 不安はあるんですが、もう辞められないくらい書いてしまっています。 叩かれそう。 と言うのも今回は、ややエロありです。 エロと言うか性描写と言ったほうがいいのかな? 読んでいる方の興奮を誘う物ではありませんので そちら(エロ)を期待されている方には御免なさい。 それと、「波のように、風のように」の番外編は 今回のラスト部分の、「ののアングル」 それと1000文字程度の短編。(1000文字で短編か?) あとは、なぜ「波のように、風のように」をタイトルにしたか? ってわかるような強引な物(8000文字) こんな感じになっています。
改めて今回の「波のように、風のように」の本編を読み直したらヒドイなぁ。 あまりにも酷すぎる。 もう一回すべて書き直したいです。 でも新作に取り掛かってしまって時間ないんですけどね。 でもアレックスには愛着があるんで、 いつかもうちょっと手直ししてあげたいな。 それにしても、いやぁ〜書くのは面白いですね。 もちろんつらい事もありますけど。 話が詰まっちゃって、どうしようもなくなっちゃったり、 矛盾してきちゃったり口調が変わってきたり・・・ それでも、読むだけより楽しめると思います。 書くようになってから余計に他の人の作品に興味を示して 楽しめるようになったし。
くだらない事をダラダラ書くのも面白いな。うん。 ん〜あと新作以外にも今は止まっているんだけど 2つ書いている途中なんですけど、 前にも本スレに書いたっけな?書いたな。うん。 オチがなくて止まってどうしようもなくなってます。 書き始めと書いている途中は中々面白い設定で 楽しいかな?って思っていたんですけどね。 それではこれから新作の作成を続けます。 これからもよろしくお願いします。
いや〜おもしろかったですよ!>「波のように、風のように」 かなり入り込んじゃいました。 現実のののもなんかのきっかけでビシッとやせてくれないかな〜 別の作品も楽しみにしてます。 ののにも救いを〜〜!!
こっちでもご挨拶を。 >我犬さん 本当にお疲れ様でした。 他にも何本か書いてらっしゃるみたいですが、 その制作意欲には脱帽です。 無理をせず、自分のペースで頑張ってください。 期待してます。 あと… >ののにも救いを〜〜!! 禿同!!
モーコー2002全肯定 さん ありがと〜ございます〜 そう言っていただけると書いた甲斐があるってもんです。 現実の、のの も少し痩せたじゃないですか。 でもあんまり痩せるとちょっと寂しい気がするんです。私は・・・ 新作は、今回と全然違うので気に入ってもらえるかどうか。 つなぎ役さん あはは、創作意欲っていうか・・・ 本業がヒマなのと、楽しくってね。 ネタが続く限り皆さんの作品を待ちつつ繋ぎます。 それとお二人の、ののにも救いを〜〜って事ですが、 ん〜、どうでしょう? 私も望んでいます。ののヲタですから。 それでは、みなさんまた明日〜>(´D` )/
川o・-・)ノ<保全……ってこれでいいの? 川o・-・)ノ<ひとつ質問!新作はどちらに書かれるんですか?
35 :
L型 :02/02/27 00:41 ID:dty7V1J1
>我犬さん お疲れさまでした。 最後までアレックスの妙におっとりとした口調が、物悲しかったです。 処女作とのことですが最後までしっかりと書き上げ、立派だと思います。 番外編と短編、そして新作、楽しみにしています。
名無しの紺野さん 新作は本スレに載せます。 一応一緒に暮らしているという 設定を設けてあるので。 ここはあくまでも、番外編と暇つぶしスレです。 L型さん ありがとうございます。 楽しかったです。 これからも、お互いがんばっていきまっしょい。 さて今日から番外編載せます。 では。
商店街を駆け抜ける。 これから、アレックスとの本当の日々の始まり。 なるべく人の邪魔にならないように歩道の端を走る。 左側には、アレックスがピッタリ影のようについてくる。 左側を見ると必ずアレックスは目を合わせてくれる 前を向いてマンションまで10分。 その時、 ジリリリリリリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「?」なんだろ? アレックスも不思議顔? ドン。 アレックスと誰かがぶつかった。 謝ろうと思ったら、走り込んできた男が 私を抱きかかえた。 なに? だれ? 怖い? たすけて。 怖くて声が出ない。
アレックスは 蹴られたせいでうずくまっている。 大丈夫? 声を搾り出す。 「アレックス!」 どうにか抵抗して足が地面に着いた。 それでも、後ろから首を腕で絞めながら 引きずられる。 誰?やめて! アレックスが起き上がった。 よかった。 あ。でも怒ってる。 アレックス怒ってる。
駐車場に連れてこまれた。 どうやら銀行強盗らしい。 目の前に包丁が突きつけられた。 不思議と怖くはなかった。 ただ、アレックスが怒ってこの犯人をケガをさせたりして 逆にアレックスが捕まったりしたら困る。 それだけは避けたかった。 「近づくな!!このガキの命はねぇぞ!!!」 目の前にはガードマンとかが様子をうかがっている。 警察はまだ着てない。 アレックスがいない? どこ?アレックスどこにいるの? 左を見たらかすかに影が見えた。 アレックスだ。 でも犯人に見つからないようにあまり見ないようにする。 低い姿勢で車の陰にいる。
目の前には時折、包丁が鈍い光を反射させながら ヒラヒラと右から左へ。そして左から右へ流れていった。 アレックスを見た。 始めて見る目つき。 思わず、ダメ!きちゃダメ。ののは大丈夫だから と、思った。 アレックスは(なんで?)て顔をして。 (大丈夫だよ。)と言っている様だった。 絶対にケガさせちゃ、ダメだよ。それと気をつけて (わかった。ケガさせないよ。) 伝わってくるアレックスの気持ち。 横目でアレックスを伺う。 姿勢を下げて少しずつ前進してくる。 犯人も気がついてない。 あとは私がアレックスの邪魔をしないように。 拳に力をこめる。 目の前に包丁がまた行ったり来たりしていた。 「!」 その時、目の前に何かが横切った。 目線の高さと同じ高さ。 鳥のようなに華麗に、美しく。
アレックス? アレックスなの? 凄い。 「ガチン」 なにか鈍い音がした。 「あ、うわぁ〜〜」 〜カラーン、カキン〜 ギラリと鈍く光る物が地面に転がった。 今だ。 走って逃げる。 振り返ってアレックスを見たら、 自分とアレックスのプロレスごっこを見ているような 体勢だった。 「うわああ。助けてくれ〜」 アレックスもういいよ。 戻っておいでって言おうとした時。 犯人のもがき苦しんでいる左手に 落ちている包丁が当たった。 それを犯人は掴むとなんの迷いもなくアレックスに刺した
!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 声が出ない。 あ。 口から空気が出ない。 吸い込むことしか出来ない。 刺されたアレックスは何事もないように 犯人の襟を噛んで振っている。 しばらくしたら犯人がグッタリした。 アレックスが口を離した。 口から血が出ている。 右側に深々と包丁が、刺さっている。 やっと、息を吐き出した。 「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 こんな声しか出ない。 アレックスは何にもないように歩いてくる。 死んじゃう。 しんじゃう。 アレックス死んじゃうよぉ。 目の前が真っ暗になった。 大丈夫じゃない。 息苦しそうだ。 首を刺さった包丁の方に向けて取ろうとする 届かない。 やめて。 すぐにまたこっちに歩いてくる。 いつもの力強さがない。 口から血が出てる。 うそだよね。 アレックス。 あなたは強い犬だって聞いてたもん。 アレックス。 今からそっちに行くから待ってて。 足に力が入らない。 それでも、アレックスのところに。 「アレックス・・・」 そっと頭をなでる。 アレックスの優しい目。 (ねぇ。ののちゃんて呼んでいい?) って問い掛けてくる。
もちろんだよ。 アレックスと、ののは親友だもん。 ペットじゃないんだよ。 親友なんだよ。 (これからも、一緒だよね?) そのはずだったのに・・・ アレックスの脇腹に不自然に生えている 木のせいで、金属の根っこを張った木のせいで。 思わず、声が漏れる。 「・・・ばか」 アレックスは悲しそうな顔をした。 たぶん自分の体に包丁が刺さっている事に気づいてない。 アレックス。違うの。 そんなことじゃないの。 アレックスの体・・・ 震えて声が中々でない。 アレックスの体からチカラが抜けていく。 抱きしめながら、ありったけの声を振り絞った。 「だれかぁ〜。ね〜たすけて〜。アレックスが!アレックスが〜」 パトカーの赤いライトがギラギラと下品に光を撒き散らしている。
そんな赤い光がアレックスの顔を映し出す。 今まで見たことのない程の幸せそうな、アレックスの顔。 「アレックス、死んじゃったの? ウソだよね。 だって、のの、がんばったんだよ。 これから、一緒になるためにがんばったんだよ。 早く、目をあけて。 ねぇ。 おねがい。 どうしても、ダメなの? それじゃ、最後に聞いてよ。 本当に、ありがとう。 ありがとう。」 〜「波のように、風のように」〜 ─終わり─
今日は途中で忙しくなって途中で止まってしまった。 明日は、番外編1をお送りします。
(T▽T)<泣いちゃったよ〜
>>46 さん
読んでくださってありがとうございます。
では、番外編行きマース。
今日中にコレはすべてUPしちゃいます。
連続規制に引っかかると思うので
何回かに分けますが、すべてUPします。
では〜
相変らず、汚い机の上。 散らかった資料。 外では犬の声がする。 深野はタバコをくわえながら帰り支度をしている。 岡部は深野を待ちながら 映りの良くないテレビをインスタントコーヒーを 飲みながら、ぼんやり見ていた。 テレビからは何かの授賞式らしいものを 映し出されていた。 『それでは、発表します。 レコード大賞は・・・』 派手なドラムロールが鳴りステージが暗くなる。 そして、ピンスポットが集団を照らした。 『モーニング娘。のみなさんで〜す。』 テレビから聞こえた、その音に岡部が反応する。 「深野さん、モーニング娘。って」 「おぉ〜アレックスのおじょうちゃんがいるところだな。」
「もうあれからどれくらい経ちましたっけ?」 岡部は思い浮かべるようにタバコに火をつけた。 深野は吸殻でいっぱいになった灰皿にタバコをねじ込むように消した。 「何ヶ月だっけな?」 苦い顔して押し付ける。 しばしの沈黙。 テレビからは音楽が流れ始める。 揃いの黒い衣装の女の子達が踊っている。 「あの子はいるかな?」 岡部は映りの悪いテレビを覗き込む。 「お。真ん中で堂々と踊ってますよ。」 「はじめて会った時とずいぶん違うな。 堂々としてるねぇ〜。これがアイドルってやつか?」 「もうアレックスの事、忘れっちまったのかなぁ?。 それにしても力強い目してるな。たいしたもんだよな〜 若いからな、夢中になるのも冷めるのも早いのか。 あんなに、アレックスのことに夢中だったのに─」 少し岡部が残念そうな悲しそうな顔でつぶやく。 「岡部、よく見てみろよ。 あの、おじょうちゃんだけ腰に何かついてんだろ。」 岡部が画面を食い入るように見る。 「あ。あれって・・・」
黒い衣装の腰には、その衣装には決して似合うとは言えない 薄汚れた蛍光ピンクベルト。 それはあまりにも、不自然。 ハッキリいえば、協調性に欠ける。 ベルトは柔道の帯のように結ばれ 結び目は腰の横の部分にあった。 「アレックスのリードだろ。あれ! おい。うれしいじゃねぇか。なんだかよ。」 深野はすっかり手を止めて、うっすら涙を浮かべているように テレビを見てる。 「そっか、そっか。アレックスも本当にいい飼い主見つけたんだな。 良かったな、アレックス・・・。 ちゃんと一緒にいるんだな。」 岡部は、うなずきながら画面に釘付けになる。
画面には辻がアップで映し出される。 宝石のような汗を額にのせながら歌っている。 透き通る声には、チカラ強く そして堂々としたダンスは美しかった。 腰には、薄汚れたピンクのリードが揺れている。 それは喜んでいるアレックスの尻尾のように。 〜番外編 1 〜 ─終わり─
マジで泣きそうになったんで、 トイレに駆け込んじゃいました。 (俺って… 感動しました。 2も楽しみにしてます。
モーコー2002全肯定 さん。 ありがとうございます。 楽しめていただけたみたいで。 番外編2は、おもしろくないかも・・・
番外編 2 飯田は単独で雑誌のインタビューの仕事だった。 場所は都内の出版社の応接間。 インタビューを終えたら、このあとマネージャーが ここまで車で迎えに来る事になっていた。 予定より早くインタビューが終わったので、 ムリを言ってしばらくここで待たせてもらうことにした。 部屋にはテレビがあったので、音を小さくしてつけていた。 お昼過ぎの時間はワイドショー番組が多い。 訳のわからないコメンテーターの言いたい放題のコメントに 嫌気がさひ、カバンから携帯を取り出す。 仕事中は電源を切っていたので、電源を入れる。 そういえば、辻はアレックスと休日を楽しんでるのかな? ヒマだからメールでも、しよっかなぁ。 その時、飯田の耳に辻の名前が聞こえた。 それはテレビからの音声。 お。辻の事なんか言ってる。これをネタにして送るか。 最近、本当に、ののたんがんばってるもんね。 そっとテレビのボリュームを上げる。 「繰り返しお伝えします。 ─今日昼過ぎ東京都・・・」 は?なにこれ?
「─銀行で銀行強盗未遂がありました。 犯人は隣の駐車場でとりおさえられました。 その際、愛犬の散歩中のモーニング娘。の辻希美さんが 人質に捕られましたが 辻さんの愛犬が辻さんを救出。 そして犯人はその場で緊急逮捕されました。 辻さんに怪我はありませんでした。」 飯田は深く息を吐き出した。 よかった無事でアレックスやるじゃん。 「─しかし、辻さんの愛犬は犯人を取り押さえる際 犯人の凶器の包丁で刺され残念なことに亡くなりました。」 はぁ? 亡くなりました? え? まじ? ウソでしょ 「─辻さんの愛犬は元々警察犬として活躍していたのですが 飼い主さんを事故で亡くし、その後辻さんが飼われていた そうですが─」 アナウンサーの無機質で冷静な声が余計に飯田は慌てさせる。 震える手で携帯で辻に電話する。
何度コールしても出ない。 あきらめてマネージャーに電話する。 震えが止まらない。 3度目のコールで出た。 「ちょっとどういうことなの?ねぇ。」 『えっと辻のことですか?今こっちもわかんないんですよ 事務所に電話しても話中で、電話が殺到しているみたいで 全然連絡つかないんです。 あと少しでそちらにつくので待っててください』 「あ。うん。えっと。わかった」 携帯を切ると、立ちくらみのような眩暈を感じてソファーに 崩れ落ちるように座った。 「辻・・・」 ポツリと口から出てくる。 大丈夫?カオリ心配だよ。 今じゃ一番の親友だもんね。アレックスは。 なんて声を掛ければいいの? 泣きじゃくってるのなら抱きしめてあげればいい。 しかし、もし黙って沈んでいて何も話してくれなかったら・・・ それ以前に辻が会ってくれるかどうかわからない。 不安は募る一方・・・完全に泥沼状態だった。
( ´D`)<まだ続きます。
携帯に手を握り締めた時に、中澤の顔が浮かんだ。 前回辻とアレックスが警察に一時預けられた時も 中澤が辻に話をして辻を立ち直らせた。 そう思うと同時に電話をしていた。 早く出て!カオリにはどうすればいいのかわからないよ。 『もしもし〜』不機嫌そうな中澤の声。 「裕ちゃん。あのね。」 『なんやねん。今新幹線で寝とるとこやねん。また後にしてや〜』 「ちょっと、ちょっと、大変なの!辻の、辻の」 『はあっ?辻がどないしたねん?ちょっと落ち着きぃ』 「辻のアレックスいるでしょ?死んじゃったの!!」 『あぁ?何言ってんねん。ちと解りやすく言ってぇな。』 「あ、えっと、今日ねカオリもよくわかんないんだけどテレビで 銀行強盗があって辻が人質に捕られてアレックスが助けたの。 でもアレックスが犯人に殺されちゃったの・・・」 『え?マジ!で。辻は?』 「ダメ、まだ連絡つかない。テレビでは怪我とかはない。って言ってたけど 裕ちゃんどうしよ。辻、落ち込んでるよね。あの子・・・あぁ」
『カオリ!落ち着け!お前今日これからまだ仕事あんのか?』 「もう今日はない」気がつけば涙がたくさん零れていた・・・ 『だったら、探せ。とにかくいそうな場所すべて探せ。 それと連絡つくメンバーでオフの奴にも探させぇ』 「うん。うん。・・・ねぇ辻、大丈夫かな。まさか後追い自殺なんてしないよね。」 『アホ!そんな心配すんな。大丈夫、あの子は大丈夫や。あんがいしっかりしとる。 いらん事考えんな!お前リーダーやろ!! あほ・・・でかい声出したからみんなに見られてもうたやないかぁ。 とにかく東京着いたらまた電話するわ。ほな、しっかりしや!』 「あ。ちょ・・・」 無常にも電話が切られた。 と、同時に着信を知らせる携帯。 『もしもし今、下に居ますんで降りてきてくれます? 駐車場に入れると時間掛かりそうなので。』 「あ。マネージャー?OK。それじゃ今から行きますので 待っててください。」 電話を切ると出版社の人間に挨拶をして階段を駆け下りた。 ビルから出るとマネージャーが車の窓から顔を出して待っている。 降りてこようとするマネージャーを手で降りなくていい、と合図して 飯田はドアを開けて車に走り込んできた。 「辻はどうなの?」 「おつかれさまです。え〜、辻本人の居場所はまだわかりません。 なにしろ本人が携帯出ないみたいで。 とにかく手当たりしだい行くしかないですよね。」 マネージャーは乱暴にハンドルを切ると強めにアクセルを踏んだ。 「それじゃ、まず辻のマンションに行ってみよ。」 「はい。わかりました。あと現場の銀行もわかってますので もし辻がいなかったらそっちにも行ってみましょう。」 「そうね。じゃ私はメンバーに電話するけど今日今の時間空いてるのダレ?」 「え〜っと、プッチは今日一日テレビで。5期メンは雑誌の取材です。 あと、安倍と後藤はロケです。それ以外はたしかオフだと思います。」 「わかった。ってことは、たんぽぽ組みだけか。 まず石川に電話するわ。」
1コールが鳴り終わる前に石川は電話に出た。 『はい、もしもし。飯田さん?どうなってるの?』 「知ってるの?」 『ののの事ですよね?。今加護ちゃんから電話あった。 テレビで出てたって。』 「そうなのよ。カオリも取材先でたまたまテレビ見ててさ。 それで、加護はどうした?」 『今タクシーで、のののマンションに向かってます。 私も今日休みだから行こうと思って。』 「今、カオリもマネージャーの車で辻のマンション向かってるから 何か、わかり次第電話する。」 『飯田さん・・・のの大丈夫だよね? 変な事考えてないよね。』 「ばか!大丈夫!あの子はしっかりしてるから。それじゃ。 あ。矢口には言った?」 『ハイ。さっき電話しました。マンションに向かってるみたいです。 飯田さん電話しても、ずっと話中だったから。 プッチのメンバーには電話してないけど・・・』 「うん。いい。仕事中だから。それじゃ、またあとでね。」
電話を切ると辻の行きそうな場所を探した。 とは言っても全然思い当たる場所が浮かんでこなかった・・・ それならばと、もう辻が無事な事を祈るだけしかない。 強く目を閉じ祈った・・・ 加護はイライラしていた。 タクシーの中では、女の人の演歌がラジオから流れている。 ゆっくりとした演歌のリズムが余計に苛立ちを増幅させているようだった。 昼間なのに道路が混んでいる。 一刻も早く行きたいのに。 携帯で何度も辻に電話した。 何度掛けても何回もコールしても出ない。 飯田や中澤に電話しても話中だった。 寂しがり屋の辻を今一人っきりにするのは危険だ。 以前、辻とアレックスの凄く強い絆を知っている。 加護にはその絆が壊れた時の辻を想像すると、 決して口にはしてはいけない事態しか浮かばなかった。 自分が辻に会って力になるかどうかは解らない。 ただ絶対一人で居させるより良い。 それに、加護自身じっとしていられなかった。 「おっちゃん。車降りるわ。」 運転手はハザードを点けると左側に車を無理やりつけた。 「おつりは、ええよ」 お金を渡すと勢いよく走り出した。 「・・・待ってろや、のの急ぐから」
岡部は訓練を終えて事務所のような場所に帰ってきた。 深野が電話をしている。 電話をしながら何か眼で訴えてくる。 何かあったのだろうか? 深野が静かに電話を切ると沈んだ顔してつぶやいた。 「アレックスが殉職した。」 「は?どうしたんですか?」 「今、この前の交番の巡査から電話があってな。 そこの近くの銀行で強盗未遂があってな、たまたまアレックスの 散歩をしていた、あのおじょうちゃんが人質に捕られてな。」 「え?人質?」 「あぁ。それで、アレックスが救出したんだけど、その際 胸部を凶器で刺されてな・・・」 「あの、アレックスが・・・信じられない。」 「ふぅ〜。オレも信じられん。犯人を殺しちまったって事なら 想像つくのだが、刃物でやられるなんて・・・」
飯田は車から飛び降りるとマンションの入り口を勢いよく抜けて 階段を一段とばしで駆け上っていく。 辻の部屋のインターホンを一つ息を大きく吸ってからそっと押した。 ドアの外からでも、室内に音が鳴っているのがわかる。 心の中で3つ数えてからもう一度押してみた。 いない。 念のためドアノブを回してみたけどカギが掛かっていた。 階段から靴音が聞こえる。 早いリズムと荒い息遣いがフロアに響いている。 そこから現れたのは汗まみれの加護だった。 「飯田さん!」 「居ない。どこにいったんだろう・・・」 落胆した飯田の顔を見た加護は、黙って肩で息をしていた。 飯田は加護に寄り添い肩を抱いて階段を一緒に下りていった。 「飯田さん。のの・・・どこにおるんやろ?」 「加護どっか心当たりない?」 「ん〜。アレックスとの散歩コースか・・・ それか、公園ぐらいかな。・・・行ってみよ。」
二人は、マネージャーの車に乗り込むと近所の公園を目指した。 公園に着く頃、マネージャーが急にブレーキを踏んだ。 「あ。辻、警察にいるんじゃないですか?」 飯田と加護は目をあわす。 あまりに慌てていて冷静な判断が出来ていなかった、 二人はギャーギャー言いながら警察に向かうように叫んでいた。 ギャーギャー騒がれる事になれているマネージャーは近所の交番に 立ち寄って、事の経緯と辻のいる警察の場所を尋ねて再び車を走らせた。 飯田と加護はその間に、石川と矢口に電話をして警察で待ち合わせする事にした。 警察に着くと石川と矢口がちょうど逆方向からタクシーでやってきてたみたいで 車から降りるところだった。 加護は車から降りて二人を呼び寄せた。 矢口と石川が車に乗り込むとマネージャーが警察署の中に入っていった。 しかし、誰も何も話そうとはしない。
そんな中、矢口はつぶやくように言った。 「辻・・・モーニングやめちゃうかな。」 「やだよぉ。ののがいなきゃ。ねぇあいぼん。」 「そや、いややで、ののがおらんなんて。」 「でも、カオリは、辻が辞めるって言ったら止められないよ。 止める自信ないよ。だって・・・」 加護が泣きはじめた。 それを泣きながら石川が慰める。 矢口と飯田は涙を堪えながら、事態を見守る。 「ねぇ。カオリ。なんて声をかければいいの?」 「わかんないよ。でも、無事ならいい。泣きたければ みんなで受け止めてあげよ。」 2時間程たった頃、あたりは薄暗くなり車中も暗く重い空気に包まれていた。 俯いている4人は話わけでもなく、ただ黙って時が過ぎるのを待っていた。 がちゃ ドアが開いた。 そこにはマネージャーと辻が居た。 「みなさん、ご心配かけました。ごめんなさぃ」 と頭を下げた。 4人は車から降りて全員で抱きあっていた。 みなそれぞれに「だいじょうぶ?」などと声をかけ それに対して、辻は何度も何度も黙って頷く。 泣くわけでもなく、ただひたすらに頷く。
( ´D`)<今日はここまで。っと。 ( ゚∀゚)<はぁ、本スレの新作は無駄に長いなぁ。 でも、他の作家サンたちが頑張ってるからいっか。 不評ならこっちでひっそり続けてもいいし。
車に乗せてマンションまで辻を送る。 車の中は深い沈黙。 誰もが言葉を選び話そうとするが、言葉を選びきれず声が出せない。 マンションの前に到着すると辻は再び、みんなにお礼を言って降りようとする。 飯田がその時、思い切って言った。 「辻。今日カオリ辻の部屋に泊まっていいかな?」 辻は、軽く顔をあげ。軽く頷いた。 飯田は残ったメンバーに目配せして他の人たちを帰らせた。 飯田はそっと辻の肩に手を乗せて部屋に促した。 部屋に入って飯田はソファーに座ると話掛けるタイミングを計った。 「辻、お腹空いてない?何か食べに行く?」 辻は床にペタンと座って視線が定まらない目で外を眺めていた。 「・・・お腹空いてないです。それにここに居ないと アレックス帰って来れなくなるから。」
「帰ってこれないって?」 「今、アレックスは傷口を縫ってもらってから うちに連れてきてくれるようにしてくれたんです。」 「そうなんだ。」 ─沈黙。 飯田は物凄く困った。 何を話しても会話が終わってしまう。 それ以前にいつもの辻とは全然違う。 こんな辻を見るのは初めてだった。 辻という感じがしない。 まるで初対面の人と居るような感じすらした。 「でも、何か食べないと体壊しちゃうよ。それじゃカオリがコンビニで 何か買ってくるよ。何が食べたい?」 「なんでもいいです。」 「そう、それじゃ適当に買ってくるからなにかしら食べてよ。 それにここに居てね。」 そういうと、飯田は部屋を出て行った。 エレベーターに乗っると静かなモーターの音と共にため息が漏れた。
「はぁ〜。どうしよう。 やっぱりみんなで泊まった方が良かったかなぁ。 ダメダメ、私まで弱気になっちゃ。よっしゃ。」 気合を入れて外に出る。 コンビニは以前遊びに何度か着ているので知っていた。 そして辻が好きそうな物をカゴに入れる。 レジで清算している途中で思い出したように慌てて 売り場に戻ってもう一つ買い足した。 マンションに戻ると、辻の部屋のドアが開かれていた。 一瞬嫌な予感がした。 慌てて部屋に入ると、男の人が3人大きな箱をそっと床に下ろしている所だった。 「アレックスか・・・」 辻は気丈にも3人の男の人に丁寧にお礼をして見送った。 ドアを閉めると、ゆっくり大きな箱にすがりついた。 その箱は木で出来た棺。 人間のと同じように顔のあたりに小さなドアの用な物もついており 開閉するようになっていた。 「辻、アレックスのお顔みせてもらってもいい?」 「はい。みてあげてください。」
そっと小さなドアを開けると、それを遮り辻はそっと棺のフタを外した。 そこには、眠っているようなアレックスが横たわっていた。 「いいらさん。アレックスは・・・良い顔してますか?」 今日初めての涙声の辻。それでも涙は堪えている。 「うん、うん。凄く良い顔してるよ。」 飯田の方が涙を堪えきれず泣き出してしまった。 辻は棺の中に手を入れてアレックスの頭を撫でる。 「アレックス。良い顔してるって。良かったね。 のの の自慢だよ。アレックスは・・・」 辻は、アレックスの頭を撫でながら涙があふれてきてた。 飯田は、そっとティッシュを辻に渡すと 「いいらさん、のの泣いてないですよ。それなのに・・・ そんな物、渡すのやめてくださぃ・・・」
「辻、いいんだよ。泣きたければ泣いていいんだよ。」 言い終わる前に辻は飯田の胸に飛び込んで声を出して泣いた。 「なんで、なんで。アレックスが・・・ のの の所に来なければ、警察のところで暮らしていたら こんな事にならなかったのに・・・ ののが、ののがいけないんだ。そうすれば、あれっくすはまだあぁ」 飯田は強く抱きしめ優しく語る。 「辻。違うよ、それは。 アレックスは辻と暮らせて幸せだったと思うよ。 だって幸せそうな顔してるじゃん。 痛いはずなのに、こんなに穏やかな顔してさ。」 辻はもう一度アレックスの顔を覗き込む。 飯田は後ろからそっと辻を抱きしめて、ゆっくりした口調で 辻に聞かせるように話し出した。
「出会いってさぁ。波のように行ったり来たり 私もなっちと同じ病院で産まれてさ、それで離れて育って また、今一緒にいる。 それでもいつかはまた離れちゃうんだよ。 辻とも今は一緒だけど、いつかは離れちゃうよね。 でも、また会えるかもしれなし、会えないかも知れない。 辻とアレックスもそうだったよね。 くっついて、離れて、またくっついて・・・ でもね。行ったり来たりする波も、離れていても同じ海の中なんだよ。 目の前の浜辺の波立つ白い波も、目に見えない地球の裏側の黒い波も 結局は同じ海の一部なの。 それは私たちも同じ。 目に見えているものがすべてじゃないと思うの。 出会いと別れっていうのは、心のつながりだよ。 辻がアレックスの事を思っていればそれは別れじゃないよ。 姿が見えなくたって深いところでは繋がってるんだよ。 忘れることなく、想うココロがあればまだ波は続いていると思うんだ・・・」
( ´D`)<あと一回!続きは明日〜
(・∀・)イイ!! ガムバレ!!
75 :
L型 :02/03/03 00:01 ID:U6b8goyj
>我犬。さん 飯田さんの辻を思いやる気持ちがいいですね。 想うココロがあればまだ波は続いていると思うんだ・・・ってセリフが好きです。
76 :
読んでます :02/03/03 00:25 ID:NjVXolGF
泣いちゃった。
「死んだら、ののは・・・ののはアレックスとあえるのかな・・・」 「辻。アレックスは辻が死ぬ事を望んでるいと思う?」 「・・・でも、辻は。アレックスが死ぬなんて望んでなかったです。」 「辻がアレックスが死んじゃうなんて思わなかったよね。 それは辻と繋がっているアレックスだって同じように辻が死んじゃうなんて 思わないはずだよ。」 「でも、アレックスは。死んじゃった・・・」 「それは死のうと思って死んだんじゃないでしょ。 アレックスだってもっと辻と一緒にいかったはずだよ。 でもアレックスの、この顔見ると悲しそうな顔してないじゃん。 それはきっと辻とココロが繋がったのが解ったから。 だからうれしそうな顔してると思うんだ。 辻の方がわかるんじゃないの?アレックスの気持ち。 アレックスは、辻が死んでまで会いたいって言うかな? 言わないよね。 アレックスは辻の元気な姿が好きなはずだよね。 辻の泣いている姿を見るとアレックスはどうしてた?」 「すごく、すごく困った顔してかわいそうだった。」 「だよね。だから辻は今日は泣かないで我慢してたんだよね。 カオリにはわかったよ。辻がアレックスのために我慢しているのが。」 「アレックスは、なんでののと・・・辻と出会ったんだろう。 なんのために、出会ったんだろう。短い間だったけど・・・」
「出会いに意味はあるかどうかは辻が決めることだよ。 ただね、長く一緒だからいいか、短いからダメとかじゃないでしょ。 いかに有意義に過すかでしょ。 私は辻とアレックスを見てて凄く温かく感じたなぁ。 二人はとても温かな風のようだった。 元々、辻は温かな心地よい風を運んでくることができる人なの。 それがアレックスっていう風と重なってもっと温かくて柔らかい風になったって感じ。 カオリね。科学的なことはわからないけど、風ってさぁ 一度ふくと、止まらないと思うの。 ただ普通は自分の所を通り過ぎると風はなくなったと思うだけであって 実際は風はどんどん先に進んでるんだよ。 温かい風はココロが寒い人を暖めてあげる事ができるよね。 あなたは、アレックスのココロと共に温かい風をみんなに運ばなきゃ。 アレックスはそれを望んでいると思うなぁ。 辻と一緒に何かをやる事が犬の喜びって聞いたことあるし。」 「アレックスはののがテレビで歌たり踊たりしていると凄く喜んでくれたの。」 飯田は辻の頭をくしゃくしゃにしながら、抱きしめた。 「辻、これからも頑張るんだよ。」 「はい。」 飯田は、立ち上がるとコンビニの袋からプリンを取り出し、辻に渡した。 「とりあえず、これぐらい食べなさい。」 「はぁい。」 飯田はスプーンを渡した。 しばらく二人で、プリンを食べる。 食べ終わると、棺の中のピンクのリードを取り出し、胸に抱いた。 そして中に、家の中にあるアレックスのフードなどをいれた。 飯田はその間に、プリンの容器を洗って水気をキレイにとって、 洗濯機の置いてあるところにいって、洗剤をプリンの容器に入れた。 それをもって辻の隣に座る。
「いいらさん?なんですかそれは?」 「ん?これはね・・・」 そういうと、コンビニの袋から線香とライターを取り出した。 「コンビニで買ったから、ろうそくも線香立てもなかったし、 とりあえず、お線香あげよう。」 「いいらさん・・・ありがとうございます・・・」 飯田は、線香の箱を開けて辻に線香を3本渡して ライターに火をつける。 「辻、早くあげな。」 「はい。」 辻はそっと線香の先端を火に掲げて線香に火をつける。 それをプリンの容器の中につき立てて、静かに手を合わせた。 飯田も、自分で線香に火をつけて辻の立てた線香の隣に並べるように 立てて、手を合わせる。 (辻は本当に強くなったよ。私は少し寂しいけれど、誇りに思うよ。 アレックスのおかげだよ。私にとっても辻は大事な子なの 守ってくれてありがとう。これからもよろしくね。) 辻を見ると、目をまだ目をつぶって手を合わせている。 閉じた目から一滴涙が、こぼれた。 アレックス。ののはこれからも頑張るよ。いつでも一緒だよね。 アレックスの代わりにいっぱい、いっぱい走るよ。 一緒に走ろうね。 ちゃんとついてきてね。 もう立ち止まらないよ。 止められないんだ。 〜番外編 2 〜 ─終わり─
L型さんを含め 74さん 76さん 読んで下さってありがとうございます。 番外編2終了です。 飯田さんのキャラを生かしたセリフになってましたか? なっていれば成功なのですが・・・ 飯田さん独特の言い回しが難しかったぁ。 あと中澤姉さんや加護ちゃんの関西弁 これは勘弁してください。(適当でスンマセン) 普段ROMっている方も、書いてみようかな?って 人がいたら絶対にやるべきだと思います。 マジでハマリますよ。 最後に読んでくれて方へ ありがとうございました。
81 :
:02/03/03 11:59 ID:gzYm+Q0c
イイイイイイイイ!!
82 :
関西人Z :02/03/03 13:27 ID:cn1Gouo2
|_-)<・・・ウッ |_T)<ウウ〜、涙が止まらない・・・ ここまで黙って見てきた分言わせてくれ マジで感動したよ!! |_-)<飯田さんの台詞巧かったと思います。 ちゃんと特徴も出てたし、飯田さんらしいと思いました。 実は僕も以前書いたんですけど、メッチャ下手で結局ボツ。 |_-)<あと関西弁は気になるとこはあまり無かったです。 スラッと読めました。 |_-)<個人的に一番好きだったところは番外編1 ピンクのリードをつけて踊っているなんて・・・ |_T)<ウッ、ヒック、思い出したら涙が出てきた・・・ |_T)<最後に言わせてくれ |_T)<素晴らしい作品を与えてくれてありがとう!
83 :
名無し募集中。。。 :02/03/03 17:36 ID:YVRe8Dm7
(T▽T)<漏れも泣いたよぉ。いい作品でした。
申し訳ございません。ageてしまった。
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/03/03 17:40 ID:YIqBn12f
俺が行きましょう!!!!!!
…ええ話や。 後半の飯田さんの語り部分は超感動です。 こういうすばらしい作品を読むと自分のモチベーションも上がります。 テスト早く終わらせたい… 我犬さん、本当にお疲れ様でした。 そして新作の方も頑張ってください!!
87 :
L型 :02/03/03 21:23 ID:3GgooAMi
お疲れさまでした。 ここに書かれたどの話もとても良かったです。 本編だけしか読んでいない人には 是非、読んでもらいたい内容だと思いました。 そういえば飯田さんて独特の語り口調ですよね。 風について話すところなど飯田さんのセリフ、 しっかりキャラが生きていたと思います。
わぁ〜お。 関西人Zさん 飯田さんのセリフも関西弁もOKでしたか、よかった〜 私にとって最大級の賛美だと思って また次回の作品に生かしたいと思います。 ありがとうございました。 つなぎ役さん 私も多大に他の作者から影響を受けました。 今書いている奴なんてつなぎ役さんの影響も大きいですよ。 お互いいい刺激を受けて頑張っていきましょうね。 テストがんばってくださいね!! ありがとうございました。 L型さん 本編より番外編の方が出来としては 自分でもよかったと思います。 なにしろ初めて書いたもんで、最初なんて 今以上にボロボロでしたから・・・ 実は飯田さんのセリフ、結構自分の素の部分だったりします。 結構、電波体質なのかもしれません(藁 楽しかったです、ありがとうございました。 名なしさんたち 読んでくださりありがとうございます。 また楽しんでもらえるような物を 作りたいと思いますので 長い目でみてやってください。 ありがとうございました。
「波のように、風のように」 には楽しく書かせてもらって 勉強になった作品になりました。 特に前半部分は自分でも恥ずかしいぐらいの幼稚な文で・・・ ただ設定が良かったのかな? このスレはまだまだ使えるので、誰か本スレで 書くの恥ずかしい方など、ご自由に使ってください。 私も息抜きに落書きしたいと思っています。 リレー小説の打ち合わせにでもどうぞ。 それでは、さんくす。
スレ保護のため落書き。 なんかいいネタないかなぁ〜
91 :
某作者Z :02/03/07 00:11 ID:BLM+T6A6
ここ使っていいのかな? 諸事情があって書き始めるの来週の半ばになるんだけど。
92 :
つなぎ役 :02/03/07 09:16 ID:UesUiWbS
>>91 いいんじゃないですか?
我犬さんもそうおっしゃってるし。
>我犬さん
そうですね。
切磋琢磨で頑張っていきましょう^^
まだまだ自分は磨きが足らないですけど(w
それはそうと最近コンボさん見ないですね。
リレーが続いてるのかどうだかちょっと不安だったり。
某作者Z さん どうぞどうぞ使ってやってください。 楽しみにしています。 つなぎ役さん リレーを含めてがんばってくださいね。 プライベートも大変そうで・・・ 最近日常生活が平凡なもんでネタがね〜
94 :
関西人Z :02/03/08 00:47 ID:17YpVCfO
>つなぎ役さん >我犬さん ( -_-)<それではお言葉に甘えて、来週から書かせていただきます。 ( ´ Д `)<どんな内容なのか簡単に説明するとね〜 ( ‘д‘)<なんと、作者の実体験を元にした恋愛(?)小説! ( `.∀´)<さすがに本スレじゃ書けない内容だから、 こっちで細々と書くことにするわ!シャシンシュウKeiヨロシク。カナリイイワヨ! ( ´D`)<おもいっきりじこまんぞくのせかいなのれす 川 `〜`)<題名は「情熱い気持ち 涙の跡(あついきもち なみだのあと)」よ (〜^◇^)<題名あんまり意味ないようなきもするんだけどね。 ( ^▽^)<あ、それから今回の作品メロン記念日を出していこうと思ってるの。 だから娘。ファンの皆さんごめんなさいね。
やっぱ関西人Zさんでしたか。 実体験ですか! 楽しみですねぇ。 がんばってください。 ( ´D`)/きゅうりくれ〜
>我犬さん がらにもなく涙してしまった…
>>96 読んでくださってありがとうございます。
楽しんでもらえてよかったです。
「はぁ?なんもないぞ!」 オレは昨日の夜、ほんのちょっとだけドキッとしたが 何もしていない。 ひとみは、急に笑い出して 「うそうそ。びっくりした?あのね。そんな話じゃなくてね。 ごっちんのことなんだけどね。」 オレは怒ろうとしたが、ひとみの言葉の後半がちょっとマジメに 言っているので後回しにした。 ひとみは、続けて言った。 「あのね。昨日の昼の事覚えてる? ごっちんとシンゴ君。 どうやらね、ごっちんだけがシンゴ君にお弁当作ったと思って 怒ったらしいの。 シンゴ君、昼はいつも食堂でヒロキと食べてるじゃん。 シンゴ君は自分だけ、お弁当食べてヒロキが一人で食堂で食べる事に なっちゃうと思ったらしくて。 それで、ごっちんに勝手なことするなって言ったんだって。」
あちゃ〜間違えた。
101 :
つなぎ役 :02/03/10 05:20 ID:V9HjoFmW
誤爆ハケーン!!w まぁ保全になっていいんじゃないですか?w 自分も何かサイドストーリーとか短編とか書いてみたいなぁ、と思う今日この頃。
102 :
:02/03/10 16:56 ID:DAmr+xRQ
保存するか
保存
とりあえず短編、というか本編のサイドストーリーを書いてみました。
本編の話が進んだらここで公開しようと思います。
しかし、やっぱり自分は文章を短くまとめる才能ないや(w
サイドストーリーはさらっと終わらせようとしたのに
結構長くなってしまって…
一応どんな話かだけを説明しておくと、和也の中学時代の話です。
ヒロインは…石川→矢口→??…かな?(謎
と、雑談しながら保全(w
>>102-103 ここ見てる人も多いんですね。
保全ご苦労様です。
105 :
名無し募集中。。。 :02/03/13 13:58 ID:sH9yeHFS
ここは何?
>>105 小説などを書くスペースです。
誤爆もありますが。
107 :
つなぎ役 ◆ie00RIKA :02/03/14 07:33 ID:E/o2DWQT
さて、それじゃあ保全代わりのサイドストーリーいきますね。 タイトルは…決めてなかった(w うーん……『BABY! 恋にKNOCK OUT!』で(w 本当は別のタイトルがいいんだけど内容モロバレになっちゃうからなぁ。 それでは一気にいきます。
げ! すみません、上げちゃいました… とりあえず16以下に下がるまで待ちます。
石川梨華ちゃん…なんてカワイイんだろう!! まさに「女神」という表現がぴったりな娘だ!! あぁ、なんでこんなカワイイ娘に小学校の時に気付かなかったんだろう… 離れ離れな中学になってからその美しさに気付くなんて…… この渡辺 和也(わたなべ かずや)一生の不覚!! でも…でもまだ遅くないはず!! 明日こそ告白してみせる! 俺の手には小遣いをはたいて買ったプレゼントが握り締められている。 彼女にぴったりの光り輝くシルバーの指輪が。
聰「……もうその石川さんの話はいいよ(w」 俺「なんでだよ!聞けって!!」 聰「だって俺あんまり覚えてねーし…」 はぁ、だめだこいつは。 恋愛ってもんが分かっちゃいねぇ! あ、こいつってのは俺の親友の白鳥 聰(しらとり さとし) 幼稚園時代からの親友なんだが… 最近ずっと一緒に登校している途中に梨華ちゃんのすばらしさを レクチャーしてるんだが、全然理解してくれない。 こりゃ今日梨華ちゃんに告白することを言っても手伝ってくれそうもないな。 ま、告白くらいひとりでやってやるぜ!!
やべー!緊張してきた… やっぱり聰についてきてもらえばよかったかも… 俺は梨華ちゃんの家の前までやってきていた。 ここで待ち伏せして、帰ってきた梨華ちゃんに告白する作戦だ。 もちろんちゃんとプレゼントも抜かりない。 とりあえず深呼吸だな。 すーはーすーはーすーはー… …ってあれ梨華ちゃんじゃん!! 通りを別の中学校のセーラー服を着た梨華ちゃんが歩いてくる。 やっぱりかわいい… …じゃなくて!!予想より随分早いな…どうしよう? 心の準備がまだできてない!! …明日にしようか?……いや、でも… あぁもうすぐそこまで来てる!! いいや!当たって砕けろだ!! 行くぞ!!!!
砕けた……粉々に砕けた…………はぁ…… 家に帰った俺はご飯も食べずに部屋に閉じこもっていた。 ごみ箱にはプレゼントの箱が突っ込んである。 もうだめだ…人生なんてもうどうでもいい… こんなの……こんなの悲しすぎるぜ……… と、俺が悲しみに浸っていると、 母「和也ー!!あんたに電話よー!!」 階段の下から母親が俺を呼ぶ声がした。 部屋から出る気はしなかったが、 もしかしたら梨華ちゃんから?という思いが俺を動かした。 部屋から出て、階段を降りて母親から廊下の電話を受け取る。 和也「はい」 真里「あ、和也?あのさ、ちょっと頼みがあるんだけど」 なんだ、真理かよ… 真里「あんたのクラスってもう数学の小テスト終わった? 問題見せてほしいんだけど。 数学の小林って最悪じゃない? 毎回毎回テストでさぁ…………」 真里は俺の気も知らずにベラベラ喋りつづける。 そんな真里に俺は思わず怒鳴ってしまった。 和也「うるせー!!俺もう学校行かねーから!!」
次の日、俺は宣言通り学校を休んだ。 親はそれなりに心配していたようだが、そっとしておいてくれた。 今思えば最高の両親だ。 夜、真里から電話がかかってきた。 昨日は俺が怒鳴った後喧嘩になっちゃったんだよな… 俺は謝ろうと思って電話に出た。 俺「…もしもし?」 真里「あ、和也?……昨日はごめんね」 先に謝られてしまった。 俺「なんで謝るんだよ?悪いのは俺じゃねーか。 ごめんな…」 真里「だって…今日本当に学校休んでたし… 私のせいなんでしょ?」 どうやら勘違いさせてしまったらしい。 俺が休んだのは失恋のショックのせいで、別に真里の電話は関係なかったんだが。 俺はそのことを真里に説明した。 真里は色々励ましてくれたが、また悲しみを思い出してしまったので電話を切った。
結局次の日も学校を休んだ。 学校には行きたくない。 でも、誰かに話を聞いてもらいたい……そんな気分でもあった。 ……聰にでも電話してみようかな? でもあいつは恋愛とか分かっちゃいねーからな… ふと俺の頭の中に真里が浮かんできた。 あいつが恋愛経験豊富かどうかは知らないが、 少なくとも俺よりは女心とか分かるだろう。 俺は真里の家に電話してみることにした。 真里「はい、もしもし矢口ですが?」 3コール目で真里本人が出た。 俺「あ、和也だけど…」 真里「あぁ、和也? あんた今日も学校休んだみたいね」
俺は真里に失恋のショックのでかさと、学校に行きたくないってことを話した。 真里「……あんたねぇ、いい加減立ち直りなさいよ!! まったく情けない…」 和也「でも……」 真里「でもじゃないの!!世の中に女なんて掃いて捨てるほどいるのよ? さっさと新しい恋愛しなさいよ!」 和也「…………梨華ちゃんよりカワイイ娘なんていないって」 真里「いるわよ!!いいから学校来なさい!!」 和也「…ぜってー行かねー!!」 ガチャッ!! 梨華ちゃんよりカワイイ娘がいると言われた俺は逆上して電話を切ってしまった。 ……やべ、どうしよう?(汗
次の日も、またその次の日も… 1週間くらい毎日真里に電話しつづけた。 その頃には失恋のショック云々よりも、 今更学校には行きづらいという思いの方が強かった。 そんなある日。 真里「あんたねぇ、いい加減に毎日電話してくるのやめて 学校来なさいよ!!」 俺「………」 真里「(………ふぅ)」 真里「…あ!そういえば今日教育実習生が来たわよ」 俺「教育実習生?」 真里「うん、かわいい先生だったわよ〜」 俺「…別にどうでもいいけどな… ………ちなみに芸能人で言うとどんな感じ?」 真里「う〜ん、のりピーっぽいかな?」 俺「…ほうほう、まぁ別に興味はないんだけどなんて名前よ?」 真里「安倍先生だって。下の名前はなつみだったかな? あんたのクラス担当よ」 俺「へ、へぇ。まぁ別にどうでもいいけどな」
次の日、俺は約1週間ぶりに学校へ行った。 クラスの友人達に休んでた理由を聞かれまくったが、 ちょうど梅雨時で、昨日まで雨が降っていたので 「雨が降っていたから」と言っておいた。 我ながら頭の悪い嘘だと思ったが、なぜか周りの友人達はそれで納得してくれた。 俺は普段どんなイメージで見られてるんだ??? で、肝心の教育実習生だが、真里の言ってた通りカワイイ!! 安倍「私のことは『なっち』でいいから、よろしくね♪」 こんな自己紹介されたらメロメロだぜ!! 最高!安倍先生!!いや、なっち!! まさに「天使」という言葉がぴったりだ…
その日の帰りに聰に会った。 聰「おう、和也!久し振りだな!!何してたんだ?」 俺「あぁ、ちょっと雨が降ってたからな…… そんなことより俺のクラスの教育実習生の話聞いてくれよ!! 『なっち』って言うんだけどさ…」 聰「あぁ、今度はあの人に惚れたのかよ(w まぁたしかにかわいいけどさ」 俺「バカ!!カワイイどころじゃねーって! 天使だよ、天使!!分かる?」 聰「分かんねーよ!w」 俺「いや、お前はやっぱりだめだな!! あのな、やっぱり女は年上に限るね! あのなっちの笑顔と言ったら………… こうして俺は元の平穏な学生生活に戻ることができた。 そうだな……最後に一言だけ言っておくか。 な っ ち あ り が と う
というわけでこんな感じでした。 連続投稿規制や2重カキコ規制に何度も捕まりながらup終了です(w まぁ本編とはほとんど関係ない話なんですが、どうですかね? 感想お待ちしてます(w
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! いいね、いいね。 サイドストーリーは物語を膨らませるね。 サイドストーリーはオマケ的なんだろうけど オレは本編よりチカラ入れて書いちゃったもんな。 実際本編よりレス多かったし・・・ 連続規制はウザイよね。 連続規制のせいで本スレはよく書きっ放しに なってしまったりしてます。
>我犬さん 読んでもらってありがとうごザいます。 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!ってほどではないと思いますが(w サイドストーリーは書いてて楽しいですね。 やっぱり気分転換になっていいのかも。 実際、今は本編の筆があんまり進みません(w 雑談(?)を少し。 自分の場合、本編に伏線を入れまくってるので サイドストーリーを書こうと思えば結構ネタがあります。 (今回は和也の初登場シーンを利用) 視点もほぼ主人公固定だから他の人の視点で 「あの時誰誰はどうしていたか?」とかも書けますね。 (そういうのも全部設定しておかないと矛盾が生じそうで怖い(w) 例えば今の観覧車の話だと、他の2組がゴンドラの中でどんな話をしていたか という設定は一応あります。 ただでさえ進行が遅いのでそういうのは本編にはほとんど書きませんけど(w 観覧車の話は加護視点が少しありますね。 またその内サイドストーリー書いてみます。 問題は本編が進まなくなる恐れがあることと、 内容が娘に関係なくなる恐れがあることですが(w
122 :
こうもり :02/03/14 11:24 ID:oo37/Hpt
読ませていただきました。 やっぱりあなたはすばらしい作者さんです。
「情熱い気持ち 涙の跡」(あついきもち なみだのあと) 始めます。
124 :
関西人Z :02/03/14 14:52 ID:qO6tzdVH
「何で応援団にならなきゃいけないんだよ!」 俺は友人の川田 雅道に怒りをぶつけた。 「大体テメーがジャンケン勝ってりゃこんな事にはならなかったんだ!」 もう一人の友人森下 弘明も川田に怒りをぶつけた。 「あーはいはい。悪ーござんしたね!」 全然反省の色がない川田。むしろ俺達に対して逆ギレしている。 俺の名前は佐伯 恵太。高校3年生である。 俺達が今何を怒っているのかというと、もうすぐ体育祭が始まる。 そのために応援団を決めなければならなかった。 女子はすぐ決まったのだが、男子は誰もやりたくないの一点張り。 そこで、男子はいくつかグループに別れ、そのグループ内の代表者がジャンケンをし、 負けたグループが応援団をやることになった。 そこで代表で出た川田が見事負けてきたのだ。 「じゃあこの後すぐ打ち合わせに入ってや」 担任の寺田がそう言って教室を出ていった。 「ったく、面倒なことになったな」 森下が俺に話しかけてきた。 「まあ適当にやるべ」 その日の打ち合わせは、うちのクラス3組と同じチームの4組の 3年だけで打ち合わせをすることになった。 内容は、 ・ダンスをする ・それに合う音楽を捜してくる の2点だけだった。
125 :
関西人Z :02/03/14 14:54 ID:qO6tzdVH
3日後。 早速ダンス開始。 ある程度形を決めて置いて、後で1,2年に教えることになっている。 とは言っても、ダンスを決めるのはもっぱら女子であり、 俺達はその決まったダンスを覚えるだけである。 「まあここら辺は完璧だな」 俺は運動神経は悪い方ではないので、教えて貰ったらすぐに覚えた。 余裕を持って他の人を見る。 あまり運動神経の良くない森下は、かなりぎこちないが覚えている。 しかし川田は・・・、 「もう川田君、それは違うっていってるでしょ」 応援団長、村田 めぐみは呆れた顔で言った。 「あれ、違ったっけ?」 その言葉に村田は溜息をつく。 (あー、手を焼いてるみたいだな) 川田はハッキリ言って運動神経が悪い。 だから今回のダンスはある意味無謀とも言える企画である。 (ま、関係ないけど) 俺は自分さえよければいい、と思う人間なのだ。 「佐伯君、ちょっと頼みたいことがあるんだけど」 副団長の大谷 雅恵がやって来た。 「何?」 「明後日から1,2年生もダンス練習参加するでしょ」 「うん」 「それでね、私たち2年生教えるから、あなたは1年生を見て欲しいの」 「俺一人で?」 「別に森下君や川田君もいいけど」 「森下はいいけど、川田はなぁ・・・」 大谷に川田が踊ってるところを指さした。 すると大谷は俺が言わんとすることがわかったらしい。 「あー・・・、じ、じゃあ森下君と二人でやってよ」 「まあいいけど」 「本当?じゃあお願いね」 「ああ」 俺は何も考えず返事をした。
126 :
関西人Z :02/03/14 14:55 ID:qO6tzdVH
まだ旅行から帰ってきたばかりで調子が悪いので、 少しこっちでマターリやっていきます
从#~∀~#从<関西人Zさん、待ってるでぇ〜
128 :
関西人Z :02/03/15 18:28 ID:UuOcSCow
>我犬さん ( ‘д‘)<本スレ頑張って〜。応援してるで〜。 (;〜^◇^)/<お前も早く続き書けよ! ここでちょいと雑談でも。 今まで本スレの方で7作品の短編を書かして貰ったんですけど、やっぱりムズイ!! ひとつカミングアウトすると、 L型さんのHPで僕は短編の書き方なんぞを偉そうにアドバイスしたんですが、 実はかなり苦手だったりします。(; -_-)<Lガタサンスンマセン そんな僕がよくもまあ7作品も書けたもんだデキノヨシアシハオイトイテ・・・ スレ保全も兼ねて短編の裏話でも書いてみようかな(ものすごい思いつき
129 :
関西人Z :02/03/15 18:29 ID:UuOcSCow
福田明日香ヒロイン「彼女と出会って」(ただいま改名思案中) この作品を書いたキッカケは、彼女がインディーズで復帰するしない という話を聞いて、ふと思いつきました。 今まで書いた中で1番好きかも。 保田圭ヒロイン「バレンタイン編」(ただいま改名思案中) 実はこれ、ボビーさんの作品を見て急に書いたやつなんです。 なんて言うんでしょう、触発されたといいますか・・・。 とりあえず【リボングルグル巻き】を出したい一心で書きました。 確か1時間くらいで書き終えたのを覚えてます。 よくもまあ夜中にTV見ながらかけたなと思います。 紺野あさみヒロイン「通学電車での出会い」(ただいま改名思案中) これはまったり紺野さんに触発されて書いてみました。 触発された割にはあまりキャラが立ってないような気もしないでもないような。 ていうか書き直したい! 高橋愛ヒロイン「人を好きになる理由」 実はこれ、最初の案では新垣がヒロインでした。 でも途中で、「なんか違うなぁ」と思い高橋に変えてみました。 それが成功か失敗かはわかりませんが・・・。 恋愛を国語で例えた所と憧れと好きの違いの考えはその場の思いつきで書いたので、 ハッキリ言って全然自身ありません。 個人的には、あながち間違いでもないと思うんですが。 中澤裕子ヒロイン「社長は若い女性」 この作品は、良くも悪くも自分の力を出せたんじゃないかと。 あと我犬さんが中澤姉さんのことを、 >怖さと優しさとかわいさを同居させた最高のキャラ。 と言ってるのを見て「ホンマや!」と思いました。(書く前に気づけよ まあ今まで書いた中で一番反響がありましたな。 でもやっぱ関西弁は書きやすい。 飯田圭織ヒロイン「コンプレックス」 これはどっちかといえば失敗作かもしれません。 飯田さんのキャラ立ちが上手くいかず、 あの独特の言い回しを書きたかったが、途中で断念。 個人的に設定は悪くなかったと思うんですけど。 矢口真里ヒロイン「ひなまちゅり」 実はあまり覚えていません(w ふと、「あ、そういえば雛祭りだ」と思った瞬間から書き始めたのは覚えてます。 しっかし今読み直したけど、なんでこんなの載せてしまったのだろう? もし次書くときがあるならばリベンジしたいなぁ、特に矢口は。
130 :
関西人Z :02/03/15 18:30 ID:UuOcSCow
さて、長々と書いてしまいましたがいかがだったでしょうか? まだまだ短編は書いていくつもりです。 何せあとモー娘。は脱退者含め10人はいますから、 一通り書き終えるまで止めません・・・多分。 次は誰になるのかはお楽しみということで。では ( ^▽^)<チャーオー
( ´D`)<雑談、雑談〜 関西人Zさん オレも一番最初の福田明日香の作品が 一番すき あれの続編書いてよ〜 他のも好きだけど 福田のは妙に続きが気になるんだよね 中澤姉さんを主役にして今書いてるけど 最高のキャラだけど難しいよぉ〜<ボツになるかも。
>こうもりさん 読んでもらってありがとうごじます。 ただ、「すばらしい」ってのは間違いなく買いかぶりです(w >関西人Zさん お久し振り&お帰りなさい。 メロン物は読むの初ですね。 期待してます^^ んで雑談(w 関西人Zさんも短編苦手なんですか。 全然そんな風には見えないけど。 自分はもう文章をまとめるだけでいっぱいいっぱいです(汗 娘。全員分書こうというのはすごいですね。 自分もあんまり使われない小川なんかで書きたいんですが、 キャラが全然分からない(w 今一番書きたいのは藤本だったりするつなぎ役でした。 あ、HN変更はもう少し待ってください。 全然いいの思いつかない…
133 :
こうもり :02/03/16 02:03 ID:rqMnd/Ro
>つなぎ役さん そんなことないですよ、謙遜しすぎですって。 あとHNはあんまり気にしすぎないほうがいいと思います。 >関西人Zさん 読ませていただきました。 本スレもこっちも頑張ってください。 >我犬。さん 俺もいつになるかわからないけどここに短編乗せていいですか?
こうもりさん かもーんな! いつでもOKっす。 待ってます!
135 :
関西人Z :02/03/16 12:45 ID:S3/hlmOj
>我犬さん 川o・-・)ノ<良いアイデアが出れば書こうと思っています。 >つなぎ役さん 从#~∀~#从<久しぶりやな。うちはしばらくこっちでやっとくわ その内ハロプロ全員(脇役含む)出したろかな? >こうもりさん ( ´ Д `)<そのうち頑張るよ〜 (;`.∀´)<今頑張んなさいよ!!
一年ぶりの有給を使って自宅から1時間程の河原にやってきた。 平日の昼間で誰もいない河原は川面が穏やかで時折乱反射して 綺麗な光を織り成す。 河原に来たのには理由は燻製を作るため。 冬は人が少ないので土日でもいいのだが春の気配が ここら変一体を包む頃には人も多くなるので今日にした。 自分で燻製を作りビールやワインを飲む。 これがオレのストレス発散の一つだろう。 今日の為にワインも買った。 ビールと共にクーラーボックスに詰め込んだ。 あとは出来上がりを待つばかりだ。 チップの燻された匂いが、温かい陽射しと静かな川の音とあっている。 「あのー。すいません。これ写真撮ってもいいですか?」 背後から女の人が燻製を作っている煙を吐き出す箱を指差しながら オレに尋ねてきた。 その女性は、薄い色のサングラスをかけて手には高そうなカメラを持っていた。 「いいですよ。」 オレの答えを確認すると彼女はいろいろ角度を変えて 無心にシャッターを切る。 サングラスの横から見た彼女の目は大きくどこか鋭い。 悪い言い方をすればキツイ。 クーラーボックスの上に腰掛けたオレはその姿をぼんやり見ていた。 シャッターを押している彼女は不意に動きを止めて オレの方を振り返った。 「あのー。これってところでなんですか?」 彼女はバツの悪そうな顔してオレに聞いてきた。 何も知らないで写真を撮っていたのか? 「あ。コレは燻製を作ってるんだ。知らないで撮ってたの?」 「すいません。勉強不足で。ただなんか匂いと煙がとっても川に合ってて それを収めたくて。」 サングラスが下にずれていて正面からさっきの鋭くみえた目があらわになっている。 たださっきのような鋭さはなくて子猫のような釣りあがった大きな目。 恥ずかしげに前髪をかきあげながらカメラに目を落とした。 「カメラお好きなんですか?」
「ええ。ただ未熟なもんでファインダーから覗いたものと現像した物が 一致しないのが困ったところなんですけどね。」 「好きならいいんじゃないですか?出来上がりなんて。 って言うのも、この燻製も出来上がらないと味わかんないんですよ。 でもね、例えあんまり美味しくなくてもこの作っている状態が好きなんです。」 「そうですね。私もプロのカメラマンじゃないし。カメラウーマン? あくまでも趣味だから。 それに、そういえば撮っている瞬間が楽しいのかも。」 彼女は大人びた雰囲気と子供っぽい笑顔が印象的だった。 後ろに流れる川面の乱反射が彼女を引き立たせているようだった。 「よかったら食べませんか?そろそろ出来上がりますから。 それに昼間なんですけど、お酒もありますが?」 いつもは一人になりたくて、ここに来るのに誘ってみた。 それは大きな目の奥に疲れが見えたから。 自然の元で食べる燻製やお酒は疲れを癒してくれる。 その楽しみをオレは初めて人に分けてあげたくなった。 「え!いいんですか?」 「えぇ。かまいませんよアナタがよければ。」 「あ。うれしいです。私、保田圭と言います。」 彼女は自己紹介をしたのでオレも名前を告げた。 「学生さん?」 「いえ。いちおう社会人です。」 「そっか。それで今日は休みなんだ?」 「はい。だからカメラ片手に電車に乗ってここに来ました。 あんまり休みがないんで天気も良いし人も少ないこの時期に 写真に収めておきたくて。」 オレはカンビールを彼女に差し出して彼女となんとなく乾杯して ビールを流し込んだ。 彼女も中々良い飲みっぷりだった。 「あ〜おいしい。こんな時間にこんな所で飲めるなんてしあわせ。 私もなんか持ってくればよかったな。 昨日のワイン買えれば持ってきたのに。」 彼女は楽しそうにオレに話してくれる。 久々に仕事以外で会話をしたような気がした。
「そろそろ燻製できたかな?食べてみる?」 「はい。いただきます。」 箱を開けると玉手箱を開けたようにボーンと煙が出て そこからつるされたチーズや網の上にゆでたまご、魚 ソーセージなどが姿を現した。 「わ〜すごい。いい匂い〜」 「どうぞ。好きなの食べて。みんなそこらへんで買ってきた 市販の物だけど味変わってるからさ。 熱いかもしれないから気をつけて。」 「はい。それじゃいただきます。」 彼女はそう言うと網の上にあるソーセージを食べ始めた。 一口食べてから喜びと驚きの混ざった顔して おいしいって言ってくれた。 食べながらカメラで出来上がった燻製を写真に収めている。 「あ。そうだせっかくだからワインも開けようか? ビールよりワインの方が合うと思うんだ。」 オレはクーラーボックスから昨日買ったワインを取り出した。 「あー!そのワイン!!」 「なにか?」 「これ、いつ?どこで買ったんですか?」 オレは会社帰りに家からちょっと離れているが夜遅くまで やっている酒屋の名前と買った時刻を告げた。 「え?ってことは、私あなたと会ってます。うわーすごい偶然。」 どうやら同じ酒屋で同時刻にいたらしい。 それもこのワインを買おうとして手を伸ばしたら 携帯が鳴って電話をみたら迷惑メールだった。 それで気を取り直してワインを取ろうとしたらもうなくて 男の人の手に握られててレジに向かうところだったらしい。 その男の人っていうのがどうやらオレだった。 確かにこのワインは一本しかなかったし場所も時間も合っているからオレだろう。 「まさかこんなところでこのワインと出会えるなんて、もはや運命ね。」 彼女は大きな目を細めて笑う。
それから二人でワインを飲んだ。 何故か運命めいた話から恋愛の話になり運命と偶然の差について語った。 よく付き合い始めのころお互いが結ばれたのは運命だったと言う。 ただ別れが来た時にそれは運命ではなくて偶然だったと落胆する。 だから彼女は男の人とめぐり会うことに運命なんてないって言っていた。 オレは運命はあると思っている。 男と女ではやはり女の人の方が現実的で男の方がロマンチストなんだという 結論に達していた。 だが彼女はもし運命を信じていたらオレとの出会いを運命だと思っていたと 言ってくれたのはうれしかった。 「もし、今度どこかで出会ったらオレは運命だと信じちゃうな。」 その言葉に対して彼女もそうね、3度目の正直なのかもね。と同意してくれた。 オレはすっかり気分良くなっていた。 正直言って惚れていた。 ワインのボトルが空いた頃に、彼女は携帯電話が鳴り。 オレの写真をカメラに収めて帰る間際 「運命だったら出会えると思う。だからその時に今日の写真お渡しします。 だから、その時は付き合って貰えますか?」 オレは喜んで返事をした。 「運命ってきっとある。」 そう言って彼女を見送った。 その日の夜、昼間作ったあまりの燻製をかじりながら ぼんやりテレビを見ていたら、昼間の彼女が出ていた。 特徴的な大きな猫のような目。 アゴのほくろ そしてあの声 間違いない。 モ、モーニング娘だったんだ・・・ それじゃ、もう会う事なんてないんだろうな。 オレみたいな一般人じゃ。 でもいい思い出になった。 運命なんてそうそうありえないんだな。 翌朝、寝ぼけ眼でドアを開けると隣の人もちょうど出かけるみたいで こちらの物音に顔を向けた。 運命ってあったんだ─
( ´D`)<思わずみなさんに刺激されて 短編書いてみました。 ところで短編ってどのくらいの文字数を言うのだろう?
141 :
こうもり :02/03/16 22:07 ID:rqMnd/Ro
「コンコン」ドアをノックする音が聞こえたので俺が 「開いてるよ」と言うと、妹の亜依が入ってきた。 亜依は部屋に入るなり 「お兄ちゃん、ちょっと頼みがあるだけど・・・」と俺に聞いてきた。 「なに?」と俺が聞くと亜依は言いづらそうに 「・・・私、好きな人がいるんだ」 「・・・・・・・・・」 俺は亜依にそう言われて絶句してしまった。 亜依は俺より三歳下で、いま中学二年生だ。 しかし亜依もガキだガキだと思ってたがそんな年になったんだなと少し感慨していた。 「でね、その人って言うのは、私よりひとつ上で、もう明日には卒業しちゃうんだ だからどうやって告白したらいいか教えてほしいの」 亜依は、真剣な表情で俺を見つめてきた。 俺はしばらく考えて、どうアドバイスしたらいいか考えていた。
142 :
こうもり :02/03/16 22:09 ID:rqMnd/Ro
「とりあえずひとつ聞くけど、亜依はその人と付き合いたいとか、考えてるの?」 「それはもちろん付き合いたいと思っているよ ところでお兄ちゃんは真希ちゃんにどうやって告白されたの? それを聞けばより具体的に分かると思うんだけど」 俺には、後藤真希という付き合い始めて二年の恋人がいる。 そういえば真希に告白されたのも、俺の卒業式だったような気がする。 「俺の時かあれは確か、卒業式の前の日に下駄箱手紙が入ってて そこに『卒業式が終わったら教室に残っててください』って書いてあったから 教室で待ってたんだ、そしたら真希が来て『ずっと好きでした』って言ってきたんだ」 真希は部活の後輩で家の方向も同じだったで俺が部活をやってる頃は一緒に 帰ったりしてたが、俺が部活を引退してからはそういうこともなくなっていた。 「それで、お兄ちゃんはその時なんて言ったの?」 「俺、俺はその時なんて言ったかあんまり覚えてないんだ 真希にそう思われてたことも知らなかったくらいだからな」 「お兄ちゃん鈍感だからね」 「うるさいよお前は、それでどうするの?」 「どうするって言われてもなぁー」 「真希のまねでもしてみるか?」 「それもいいけど、それじゃオリジナリティがないじゃない」 「そういえば亜依はそいつと話したことがあるの?」 そう俺が聞くと亜依は首を縦に振った。
143 :
こうもり :02/03/16 22:10 ID:rqMnd/Ro
「秋の体育祭の委員会で一緒だったことがあってその時少し話したくらいだけど」 「話したことはあるんだ、それでそいつ彼女とかいそうなの?」 「うーん多分いないと思うけど・・・彼あんまりもてそうなタイプじゃないし」 「じゃあ思い切って告白してみたらどう?」 「そうだねそうしてみるね、アドバイスありがとうお兄ちゃん」 そう言うと亜依は、部屋から出て行った。 俺は閉まったドアを見つめながら、これで悩みの種が出来たなと思っていた。
144 :
こうもり :02/03/16 22:13 ID:rqMnd/Ro
短編かいてみました。 これってしかし短編なのか? >我犬。さん 一応書いてみました。 我犬。さんのはうまく出来ていてうらやましいです。
145 :
:02/03/16 22:17 ID:zoaAPWpD
我犬。さんの話は趣があるね
冬の海はどこか寂しさが漂っている。 夏の賑やかさとはまるっきり逆の冬の寂しさ。 どちらの顔が本当の海か─。 答えはどちらも本当の姿。 冬、オレは江ノ島に来ていた。 夏は家族やらカップルなどで賑わう海。 橋から島のいたる所でお土産屋が軒を連ねる。 ただシーズンオフの今は閑散としている。 一人で島の頂上まで登り、そのまま真っ直ぐ降りていく。 そうすると島の裏側と呼ばれるところに3,40分で到着する。 裏側には洞窟だかなにかを見学できたりするところがあるが 今は、人気(ひとけ)はない。 あと数ヶ月もすればたくさんの人がいるのだろう。 今は数える程度の人が釣りをしている。 ゴツゴツとした岩の上にイーゼルが立てかけられていて そこには一枚の絵が乗っかっている。 その絵の中には白い服を着た女の人。 背景はここから見える海と違う海をイメージさせる青。 「あ。」 後ろには背の高いい女性がいた。
「あ、すいません。勝手に見てしまって。」 オレはその女性に詫びた。 とても大きな目と長い髪の毛。そしてすらりと長い手足が印象的だった。 背の高い女性。 「いえ。まだまだ下手で恥ずかしいんですけど。」 彼女は今買ってきたであろう飲み物を口にした。 「あの、邪魔しないようにするんで見せてもらっても良いですか?」 オレはこの絵の続きが気になった。 確かにそんなに上手い絵ではないのかもしれないが妙に引かれる。 かまわないと言ってまた絵を書き始める。 紙にどんどん色が重ねられる。 彼女は時折目を閉じたり手を止めて大きく息を吸う。 筆先からまるで魂ごと塗りこんでいるようだった。 その姿をどれくらい見ていたんだろう。 まわりの風景が潮の満ち引きで少し変化している。 そして気がついた。 彼女は一度も目の前に広がる海を見ていない。 書き終えたときにその事を尋ねた。 彼女は平然とそれを認めた。 絵を書くのに海を感じたかったから来た。 決して海を見に来たのではなく、肌で耳で匂いで海を感じたかったから そのために海を見る必要はない。 私は見たものだけが、すべてじゃないと思っている。 だから感じた事を表現したい。 それは言葉じゃ出来ないから。 だって人の目に映るものみんな一緒とは限らない。 人の目に映る物は同じ物でもそれぞれ違うのかもしれない。 その人の頭の中にしかわからない。 だから絵にしたところで、書き手と見る側の人間が共有する事は 出来ないのかもしれない。 そんな矛盾をわかっていても私は書きたい。 そんな言葉を聞いてオレはこの絵の下に書いてある 「飯田佳織」と言う作者の名前を頭の中に刻み込んだ。 彼女の感じている海もまた本当の海だろう。 ─終わり─
調子に乗って書いちゃった 保田編に続き 短編その2。飯田佳織編。 あと安倍編、辻編も出来た。 矢口編、加護編も執筆中。 吉澤、石川、後藤、中澤は本編で出てきているので まだ予定無し。 新メンの個性とイメージがまだつかめないので まだ書けない。 紺野が多分最初に出来そうな予感。
149 :
関西人Z :02/03/17 15:04 ID:RrkDK/KE
2日後 今日から1,2年も参加する事になった。 村田、大谷は2年を引き連れて教室で教えている。 俺と森下は廊下で1年を教えることになった。 「なあ森下」 「なんだ?」 「何で俺達が廊下なんだよ」 俺は納得できないでいた。 「仕方ないだろ。村田達の権力には逆らえん」 確かに立場的に向こうは団長がいる時点で有利だ。 それに逆らうと後で何があるかわからない。(色んな意味で 「とりあえず、教えていくか」 俺達は1年の男子に声をかけていく。 「君名前は?」 「外井 浩一です」 見た目からして、何となく生意気な感じがする奴である。 「ま、頑張って覚えて」 「はい」 他に男子が5人程度いて、それぞれに話をしていく。 次に女子だ。森下が声をかけていった。 「名前は?」 「斉藤 瞳といいます」 「そっちは?」 すぐ隣にいる女子にも訊く。 「わ、私は柴田 あゆみといいます」 「えっと、斉藤さんに柴田さんね。はい、わかりました」 (柴田って子、結構可愛いな) などと思った俺。 その他6人程度いた女子にも声をかけていく森下。 「じゃあこれからダンス教えていきます」 俺はみんなに聞こえるように言った。 「まず手本を見せます。じゃあ森下先生、お願いします」 「俺かよ!」 と三村突っ込みする森下を無視して、ラジカセをスタートさせた。 ぶつくさ言いながらも踊る森下。 一通りダンスを終えた後、俺達は1年に教え回った。 その中でも、外井は川田や森下よりも覚えが早く、同じ1年に教えれるようになった。
150 :
関西人Z :02/03/17 15:05 ID:RrkDK/KE
「調子はどう?」 廊下の壁にもたれ掛かっていると、教室から大谷が出てきた。 「悪くはないな。そっちは?」 「それがね、2年男子にブレイクダンスする奴がいてさ、すぐ覚えちゃったのよ」 「うん」 「それで、覚えた上にさらにカッコイイダンスを提案してきたの」 「へぇ」 「それに対して村田が怒っちゃってさ。『勝手なことするんじゃない』って」 溜息をつく大谷。 「苦労してるな」 「仕方ないけどね」 二人でそんなことを話していると、 「佐伯、ちょっと来てくれ」 森下から声が掛かった。 「じゃ、ちょっくら見てきますか」 「頑張ってよ」 「そっちもな」 俺は森下の元へ急いだ。 「何だよ」 森下の所へ行くと、斉藤・柴田の2人がいた。 「ちょっと手伝ってくれ」 「何を?」 「俺の後ろで二人が踊るからさ、ちゃんと出来てるかどうか見ててくれ」 「分かった」 俺はラジカセの横に座った。 「はい、スタート」 ラジカセの再生を押し音楽を流した。 3人とも必死で踊っている。 最初はボーっと3人を見ていたが、 (柴田さんがんばってるなぁ・・・) いつの間にか柴田さんだけを見ている自分がいた。 「どうだ?」 「え?」 急に声をかけられビックリした。 「え?じゃねえよ。ちゃんと踊れてたか?」 「あ、ああうん。まあまあ」 柴田さんだけを見ていたとは言えないので、曖昧に答えておいた。
151 :
関西人Z :02/03/17 15:08 ID:RrkDK/KE
ここまでは前置きと言うことで・・・。 最近短編書く人が多くなってきたなぁ。 そろそろウチも短編出そかなぁ・・・(まだオチが決まってないけど
都会の公園はキレイだ。 だけど作られた自然に嫌気が差す。 ゴミが無いのはいいことだけど不自然な木や草の生え方が あまりにも不自然だ。 ただ昼寝するには公園って言うのはいいもんだ。 部屋で柔らかい布団とはまた違った趣がある。 一眠りしたあと公園の片隅に少女がしゃがんで地面を見ている。 オレはその背中をなんとんく眺めていた。 ベンチの下に野球ボールぐらいの石があった。 何気なく手にとって見る。 石なんて握るの何年振りだろう。 さっきの少女の姿がない。 目を動かして探すと公園と道路の境の所で何かを探しているようだった。 石を握りながらその姿を目で追っている。 何歳ぐらいの子なんだろう? かわいい顔立ち。 でもどこかぬいぐるみのような立ち振る舞いというか仕草。 その子が近づいてきた。 オレの視線に気がついて恥ずかしげに目をそらしてまた探し物をしているようだった。 「何か無くしたの?」 オレは少女に声をかけた。 「いえ。違います。」 ちょっと舌足らずな話し方がなんともかわいらしかった。 「それじゃ、どうしたの?」 「コレ割りたいの。」 少女のの手の中には、あめ玉がひとつ。 「それだったら、コレあげるよ。」 オレは手の中の石を少女に差し出した。
「どうも、ありがとうございます」 そう言ってから元居た場所に再び戻って行った。 オレはあの石を何に使うか気になってゆっくり歩いてそこまで行った。 近づくにつれて彼女の声が聞こえてきた。 それは小さな声で、「がんばれ。よいしょ。がんばって」 オレは少女の隣に並ぶようにしゃがみこんだ。 少女は恥ずかしそうな顔をしたが、また声を出して応援しているようだった。 少女の視線の先にはアリの巣があって、アリの行列がアメのかけらを運んでいる。 少女は、嬉しそうな顔していた。 「あの石のおかげでアリさんが運べるようになったんです。よかった。」 公園の入り口に誰かが走りこんできた。 その人大きな声を出している。 「辻さーん。準備できましたのでそろそろお願いしまーす。」 少女は大きな声で返事をした。 「それじゃ、行くね。がんばってね、アリさん。」 少女は立ちあがった。 「お兄さん、コレあげる。」 そう言うと、テトテト走っていった。 作られた自然でも生き抜く者、救う者 まだまだ捨てた世の中じゃないんだな。 オレの手の中には少し溶けたあめ玉一つ。 その味はなんかやさしい甘さがした。
( ´D`)<呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃじゃ〜ん 本当は、なっち編をUPする予定だったんだけど 読み返したらNGだったので急遽のの編にしました。 〜〜雑談〜〜 本スレの方も加筆したり修正したりして それ以外にも、今書いているものを進めて 短編書いて、頭の中がグチャグチャっす。 でも短編はいい気分転換になってるかな。 ここに書いているのは「一緒に暮らす」という縛りが ないからラクなんだけど、逆に設定が自由だと難しかったりする。 自由とは時に不自由なり。
155 :
関西人Z :02/03/18 17:01 ID:C5ORo4xN
<お互いの気持ち> 「はあ、はあ、はあ」 寂れた路地に逃げ込んだ俺は、壁にもたれ掛かりバクバク動く心臓を右手で押さえ、 気配を隠した。 すると、いくつもの足音が通り過ぎていった。 「クソッ、人数が多すぎるゾこのやろう!」 俺はスーツの内ポケットに入っている銃を取り出した。 「・・・4発か」 シリンダーの中の弾を確認し、元に戻す。 その時、 「ゲームオーバーやで」 「ハッ!」 振り向くとそこには女性が一人銃を構えて立っていた。 「みちよ・・・」 俺は呟いた。 「あんたらしくない。いつもやったら私の気配くらい感じ取れるやろ」 「・・・」 何も言えない。 「なあ・・・、何でや?何で組織を裏切るんや?」 「・・・」 俺はポケットからタバコを取り出した。 カチッ シュボッ 「ふー・・・」 緊迫した空間、俺はすぐにでも殺されてしまうかもしれないのに、 なぜか先ほどよりも落ち着いていた。 「そんなに、自由がええんか?」 「・・・」 「組織を裏切るほどのモンなんか?」 「・・・」 「恋人の私を捨ててまで、そんなに自由が欲しいんか?・・・答えんかい!!」 涙を流したみちよの声が闇夜に響く。 心なしか、銃口も震えているように見えた。
156 :
関西人Z :02/03/18 17:02 ID:C5ORo4xN
「・・・みちよ、お前は辛くないんか?」 「辛い?何がよ」 俺はタバコを吸った。 煙が肺の中に入り、それを一気に吐き出す。 「この組織に入ってから、俺達はどんどん人じゃなくなっていく。それが辛くないんか?」 「何言うてんの。私らはこの組織に入ったお陰で今日まで生きてこれたんや。それを忘れたんか?」 確かにそうだった。幼少の頃、俺は親に捨てられ行き場の無かったところに、組織の頭領が拾ってくれたのだ。 この組織では、相手を殺すのは当たり前で、人としてはやってはいけないことを平気でやる。 俺と彼女、平家みちよはそんな組織の中で会い、兄姉のように育ち、そして恋人同士になった。 しかし今では自由というものを手に入れるため、俺は組織を裏切り、みちよをも裏切ってしまった。 裏切り者に待っているのは、『死』だ。 今周りで騒いでいるのも、俺を殺そうと組織の人間が俺を捜しているのだ。 当然、目の前にいるみちよも・・・。 ポツ ポツ− 雨が降り出してきた。 「あんたは今では裏切り者、私は組織の人間。だから私はあんたを殺さなあかん」 「・・・」 「なあ、もう一回訊くわ。・・・組織だけじゃなく、なんで私まで裏切ったん?」 ザーザー 雨が強くなる中、俺はみちよに目を向け、話し始めた。 「・・・言い訳になるかもしれんけど、俺は怖かったんや」 「・・・」 「組織を裏切ったら死ぬ。そんな危険な道に、お前を連れて行くわけにはいかへん。 俺はみちよが好きや。離れるのは辛い。でもな、それ以上にお前には死んでほしくないんや。 ・・・・・・死ぬんやったら、俺一人でいい」 「・・・」 「さあ、俺を殺してくれや。お前に殺されるんやったら、悔いはないわ」 俺はそっと目を閉じた。 「・・・」 コツ コツ コツ みちよの足音が近づいてきた。 カチッ 撃鉄を起こす音が耳の側で聞こえた。 (さよなら、みちよ) 俺は死を覚悟した。
157 :
関西人Z :02/03/18 17:03 ID:C5ORo4xN
ガツンッ 「痛ったー!!」 グリップの所で思いっきり頭を殴られ、俺はその場で悶えうった。 「お前アホか!殴るんやなくて撃てや!」 「アホはどっちよ!一人でカッコつけて!!」 先ほどまでの緊迫した空間が、一瞬にして変わった。 「大体さっきから聞いてたら、何一人で分かったようなこと言うてんねん!! 私はな、死ぬ事なんて怖くない!私が怖いのは・・・」 ギュッ 「目の前から、あんたがおらんようになるんが、一番怖いんや!!」 みちよが俺の身体に手を回し、胸に顔を埋め、叫んだ。 「お願い・・・、私を一人にせんとって。私は、あんたがおらなあかんねん。 あんたと一緒なら、私は何も怖くない・・・」 身体を震わせ泣くみちよが愛おしくなり、ギュッと抱き返した。 「ホンマにええんか?死ぬかもしれへんねんぞ」 こくりと頷くみちよ。 「・・・よし、わかった。どんなことがあっても絶対離さへんから。絶対に」 「うん」 顔を上げるみちよに俺は、 「―ん」 誓いの口づけをした。 そっと唇を離すと、みちよが涙を浮かべながら笑顔でこっちを見ていた。 「約束やで」 「ああ」 その時! パンッ!! 乾いた音が聞こえると同時に、俺の肩に衝撃が走った。 「ぐっ!!」 後ろを振り返ると、黒服を着た男二人が立っていた。 一人は銃をこっちに向けている。 「裏切り者めが」 男二人の後ろから、声が聞こえた。 「頭領か!?」 俺は肩を押さえて痛みを堪えながら訊いた。 現れたのは、サングラスをかけた白髪混じりの中年男。 それが頭領だった。 「まさかみちよまで儂を裏切るとは。覚悟は出来ているんだろうな?」 改めて、二人の男が銃をこっちに向ける。
158 :
関西人Z :02/03/18 17:04 ID:C5ORo4xN
「どうするん。このままやったら私ら・・・」 袖をギュッと握って心配そうに俺を見たみちよ。 (さて、どうしたもんか?) この状況を打開する方法は一つだけあった。しかし・・・、 「みちよ、俺を信じてくれるな?」 改めてみちよの決心を聞きたかった。 その方法がかなり危険だけに・・・。 すると、みちよは笑みを浮かべ、 「今更何言うてんの。私はもうあんたしか信じへんで。何があっても」 嬉しいことを言ってくれる。 もう俺にも迷いはなかった。 頭領は右手を挙げ、二人の男に撃つ用意をさせた。 「さあ、死んでもらおうか」 「・・・殺されてたまるか」 呟くと同時に俺は、素早く銃口を頭領達に向けた。 俺のクイック&ドロー(早撃ち)は組織内でもトップクラスだ。 だから相手が銃口を向けていたとしても、それ以上早く撃つ自身はあった。 だが、撃った瞬間相手もこっちに向かって撃ってきたら危険を伴う。 しかし俺は賭けてみた。 相手が一瞬でも怯むことを。
159 :
関西人Z :02/03/18 17:19 ID:vt/tvKUh
パンッ パンッ パンッ 乾いた音が3発連続で響いた。 頭領達を狙った弾は、見当違いの方向へ飛んでいった。 それはそうだろう。なにせ怪我をした右で撃ったのだから。 しかしそれで良かった。 俺は殺すために撃った訳じゃない。威嚇するになるならそれでいい。 頭領達は一瞬怯み、物陰に急いで隠れた。 (よし!) その一瞬の隙をつき、俺はみちよの腕を取り、急いで路地へ逃げ込んだ。 「チッ、ただの威嚇か。お前達、早く追え!」 頭領の一声に、男二人が走って追いかけた。 「アカン、行き止まりや」 俺達はしばらく逃げていたが、なかなか組織の手から抜け出せないでいた。 「!?」 急にみちよの顔色が変わった。 「どうした?」 「人の気配が、近づいてる」 俺は周りの気配を感じ取るため集中した。 「・・・4,いや、5人か。あと弾何発残ってる?」 「私のは2発しかない」 俺の銃はもう1発しか残っていない。 撃ち合いになればこっちが振りだ。 「とりあえず、そこの建物の中に入ろう」 俺達は近くにあった廃れた2階建ての建物に入った。
160 :
関西人Z :02/03/18 17:20 ID:vt/tvKUh
「肩、大丈夫?」 みちよは自分の服をひきちぎり、怪我をした俺の肩を縛ってくれた。 「ああ、大丈夫や。しかし・・・」 床から立ち上がり、窓際へ移動する。 「いつまでもここにおったら、いずれ見つかるやろな」 遠くを見ると、街の光が輝いている。 「なあみちよ」 俺は目を外に向けたまま尋ねた。 「ん?」 「ここから抜け出したら、どこへ行きたい?」 「そうやなあ・・・、USJかな?あ、でもディズニーも捨てがたいなあ」 まるで子供のようなみちよの答えに、俺は少し笑ってしまった。 「よっしゃ、ほんなら二つとも行こう」 「ホンマに?」 「ああ、1週間かけてUSJ〜ディズニー遊びまくりツアーやるぞ!」 「おおー!」 ・・・・・・。 「「・・・ハハハ」」 俺達は顔を見合わせて笑った。 そんな場合じゃないのはわかっている。 しかし、みちよといればどんな状態でも笑っていられる。 それは、みちよも同じだ。 その時! 「「!!」」 俺達はかすかな物音に気づいた。すると、 「くたばれ!」 チンピラ風の男が拳銃を持って現れた。 俺は素早く反応して銃を手にした。 しかし、 「痛っ!」 肩の痛みのせいで狙いが定まらない。 パンッ その一瞬の間に男は俺を狙って撃ってきた。
161 :
関西人Z :02/03/18 17:21 ID:vt/tvKUh
「う・・・う・・・」 ドサッ チンピラは前のめりに倒れた。 頭から血が流れていく。 「みちよ!!」 俺の前にみちよが立っていた。 彼女がチンピラを撃ったのだ。 「大丈夫か、みちよ!?」 ふらついたみちよの側に駆け寄り、肩を支えてやる。 「ごめん、へマしてもうたわ」 見ると、お腹から血が流していた。 「お前、撃たれたんか」 「見れば、わかるやろ・・・」 ゆっくりと床に降ろす。 みちよがかばってくれた。そのせいで怪我を・・・。 俺が早く撃っていれば。 「みちよ、俺のせいで・・・」 言葉が見つからない。頭の中は後悔の念でいっぱいだ。 「なんやあんた、泣いてんのか?」 「・・・」 「泣かんといてよ・・・、私まで悲しくなるやんか」 そう言われ、俺は目をゴシゴシと拭った。 そうだ。今は泣いている場合じゃない。 後悔するのは、この場を脱してからだ。
162 :
関西人Z :02/03/18 17:21 ID:vt/tvKUh
「しかし、今の銃声で完全にここの場所がバレたやろうな」 とにかく今はみちよを抱いてここから抜け出すのが先決か・・・ 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 よほど苦しいのだろう、みちよの息づかいが荒い。 「早く行かな」 俺はみちよを抱きかかえ、廊下に出ようとした。 その時、 「観念しろ、お前達!」 外から頭領の声が聞こえた。 俺はみちよをソファに寝かせると、素早く窓際から見下ろした。 「お前達に逃げ場はない!あきらめるんだな!!」 頭領を筆頭に、組織の人間が何人もいる。 多分全ての出入り口を塞いでいるだろう。 「今から5分後にお前達を殺しに行く!それまでに二人で心行くまで話すといい!」 「5分って、もうちょっと時間くれてもええやろ。クソッ」 俺は冷静に考えた。 (確かに今はピンチや。俺の銃とみちよの銃を合わせても2発しかない。 しかし、『死中に活あり』っちゅう言葉もあることやし、あきらめたらあかん) しかし思いつかない。どう考えても殺されてしまう。 俺は自分の銃を取り出した。 (・・・これしかないんか) そんなことを考えていると、みちよも自分の銃を取り出した。 「これしか、ないみたいやな」 俺は驚いた。 みちよは一緒のことを考えていたのだ。 「いいんか?俺は、約束を破ることになるんやで? 生き抜いて、遊びに行って、いつまでも一緒にいるという約束を」 みちよの側に寄ると、俺は静かに問いかけた。 「なに、言うてんの・・・。私の、一番の願いは・・・、あんたといつまでも一緒におることだけやねんで」 みちよは静かに答えた。 「死んだかて、多分、一緒にはおれるやろ?」 苦しみながらも、笑顔で言ってくれる。 そんなみちよに、俺は優しく口づけした。 「後3分!!」 外から頭領の声が聞こえた。 唇を離すと、俺達は互いのこめかみに銃を当てた。 「準備はええな?」 「いつでも」 お互い笑みを受けべた。 撃鉄を静かに起こす。 「俺達は、いつまでも一緒や」 「うん」 お互い目を閉じる。 「・・・1・・・」 「・・・2・・・」
163 :
関西人Z :02/03/18 17:23 ID:vt/tvKUh
「頭領、もう行って始末しましょう」 横にいた筋肉質の男が、うずく腕をさすりながらやってきた。 「まあそういうな。時期にその時は来る」 そう言って、2人が立てこもっている建物を見上げた。 その時! パンッ!! 銃声が2発同時に聞こえてきた。 「な、なんだ!!?」 周りにいた男達はうろたえた。 「中から聞こえたな。誰か中に入っていったのか!?」 頭領の怒鳴り声が響く。 「いえ、誰も入っていません。みんな待機中です」 黒スーツの男が慌ててやって来て報告した。 「なんだと!?ということは・・・」 頭領はもう一度建物を見上げた。 「確認しに行きますか?」 筋肉質の男が自分で殺れなかったからなのか、少し残念そうに言ってきた。 「・・・いや、いい。・・・帰るぞ」 『へい』 男達はその場から立ち去っていく。 その中で頭領だけは1人、建物を見ていた。 「・・・・・・」 黙って見ていると、冷たい風が全てを包み込んできた。 「いつまでも、2人仲良くやるんだぞ・・・」 その眼は、組織の頭領ではなく、父親のような眼をしている。 冷たい風を受けながら、頭領は静かにその場を去った。 ・・・・・・。 〜END〜
164 :
関西人Z :02/03/18 17:25 ID:vt/tvKUh
あかん、巧く書けんかった。 ・・・反省。
みんな更新早いですね… まずそれに驚かされました。 言えることは「(・∀・)イイ!!」だけです、本当に(w 自分はちょっと本編でも行き詰まってます… 第9章の締め方が思いつかない(w どうしようかなぁ? >我犬さん 細かい話で申し訳ないのですが、飯田さんの名前は「圭織」です。
お。さっそく、newHNですね。 やっちゃった・・・ 友達の名前の方にしてしまった。 この前メールで友達の方に圭織って書いちゃったし。 花粉症で鼻水と一緒に脳みそも出てしまいました。 実験作品 「 」を使わない、会話なしです。 では。
〜本当の理由〜 私がモーニング娘。に入ったのは自分を変えたかったから。 ─うそ。 半分だけウソ。 モーニング娘なんて良く知らなかった。 興味を持ったのは、私が好きな男の子がモーニング娘のファンだった。 だからTVもたまにチェックしていた程度。 その男の子が引っ越しちゃった。 お父さんの仕事の都合で東京へ いままでだってお話あんまりできなかったのに─ だから好きって伝えられなかった。 東京に行きたかった。 親にも伝えられなかった。 だって東京の高校に行く言い訳が見つからなかったから。 大学だったら、東京って理由も使えるけど、高校じゃ。 そんな時、見たの。 ─モーニング娘。追加オーディション─ 親は反対しなかった。 だって受かると思ってなかったから。 自分でも自信なかった。 でも東京に行くにはコレしかないと思った。 人前とかで一人で歌ったりなんかしたことないのに。 でも受かった。ギリギリで。 それでも良かった。 東京に行けるから。
辛かった。 レッスン。 でも頑張った。 あの人の近くがいると思えたから。 でも忙しくて訪ねて行く事も出来なかった。 住所はわかるけど、電話番号は知らない。 恥ずかしくて聞けなかった事を後悔した。 コンサートの時とか控え室であの人が好きな 安倍さんの写真をいっぱい撮った。 サインも貰った。 久々のオフにあの人の家を訪ねてみた。 まだあの人は学校から帰ってないらしい。 お母さんが部屋で待ってくださいというので待たせてもらった。 初めて入るあの人の部屋 ポスターが張ってある。 ぎこちない私の笑顔も映ってるメンバー全員のポスター ちょっと恥ずかしい。 悪い事だと思っています。 でも、フタのない箱の中にカードがあるのが見えた時 見てしまいました。 モーニング娘のトレカ。 乱雑だけど、たくさん入ってた。 でも私のはなかった。 期待していたわけじゃないけどないけど ちょっと寂しかった。 その横にアルバムが一冊。 今のあの人の写真があると思って見てしまいました。 私のトレカだけがそこに入っていた。 涙が出た。 オーディションが受かった時よりうれしかった。 あの人が帰ってきた。 ─紺野! 〜終わり〜
169 :
ななしで :02/03/19 10:48 ID:gl8IM3vI
>167 (・∀・)イイ ! あと、( `.∀´)の話もエガッタ!
寂れた動物園はどこか動物達がリラックスしていて 本当の姿に見える。 だから年に何度か平日の昼間、天気の悪い人がいなそうな時を 見計らってやってくる。 都会で仕事に追われている自分の現実逃避のようなもの。 嫌な事から逃れて動物園にやってきた。 そんなところにオレみたいな物好きがたまにいる。 真っ白なワンピースと大きな帽子。 それとサングラス。 動物園ではかなり浮いている気がする。 オレはなんとなく順路を無視して動物達を見て回る。 周りに人がいなければ声なんて掛けてみたりする。 伝わってはいないのだろうけど、声を掛ける。 反応してくれる動物、してくれない動物いろいろだ。 そんなオレをさっきの女の人が後ろで笑っていた。 オレは振り返って、大きなお世話だと文句の一つでも言おうとしたが その顔からこぼれる屈託のない笑顔に肩をすくめるだけで辞めておいた。 「動物好きなんですか?」 彼女の声に反応してからかっている様子もなかったのでオレは素直に答えた。
彼女は納得した様子でオレに聞かせるのか、それとも独り言なのか 動物に語りかけているのかわからないが、ポツリポツリと話し出す。 「なっちねぇ。ここにいる動物さん達と同じ。 四六時中、誰かに見られてる。 好きでやってる分だけ私のほうが幸せなのかもしれないけど 狭い世界でしか行動できないのは一緒だね。 嫌な事とかあるけどさ、期待している人もいるし、 こうやって愛してくれる人もいるんだよ。 だから頑張れる。 ね。頑張るべさ。」 そう言うと一つ微笑みをくれて歩き出した。 その後姿は寂しさと、どこか自身に満ちた背中をしていた。 そう言えば、なっちって言ってた。 なっち・・・安倍なつみ? モーニング娘か? テレビで見る彼女の明るい笑顔の秘密がわかった気がした。 ─終わり─
>>169 さん
ありがとうございます。
( `.∀´) 編は本当は長編の予定だったんですけど
短編の方が向いてるかも?って思って
急遽書き直したものです。成功かな。
今回のなっち編は一度ボツにしたんですけど
無理やり仕上げちゃいましたので、完成度低いです。
一番書きたかった( ´D`)編も上手くいかなかったしなぁ。
そろそろ本スレの番外編を書き始めるかな。
新作は行き詰まっちゃったし。あははは
173 :
関西人Z :02/03/19 18:02 ID:PdGLrmRo
>ラムザさん
最初誰だかわからなかった(w
>我犬さん
相変わらず調子良いようで羨ますぃー
・みっちゃんの小説の誤字訂正
>>159 ×威嚇するになる
○威嚇になる
>>162 ×笑みを受けべて
○笑みを浮かべて
最近色々と辛くなってきたなぁ
ここで書き始めた「情熱い気持ち 涙の跡」も思うように書かれへんし
みっちゃんの小説もなぁ・・・・・・
(;-_-)<んー、どうしたもんだろ・・・テイウカコレナキゴトダネ
( -_-)<とりあえず今こっちでやってるやつを完結することだけ集中しよう
泣き言はそれからや
関西人Zさん どうした? 大丈夫かぁ? オレだって調子良い訳ちゃいますよぉー たっくさん、たっくさんボツにしてるんだから。 そんでボツのを組み合わせてまた練ってボツにして・・・ そのかわり時間もたくさんあるんだけどね。 今月いっぱいぐらいは本スレは繋げられそうだから 慌てずマイペースで進めてくらさい。
175 :
関西人Z :02/03/19 20:57 ID:boEOMw2a
我犬さん ギリギリのところで大丈夫。 崖っぷちで踏ん張っとります。 とりあえず本スレのほうに短編載せときます。 急に思いついたアイデアを、今日1日で仕上げてみました。 さて、そろそろこっちのやつを書き始めるべ。
我犬さん 関西人Zさん (・∀・)イイ!! ガムバレ!!
177 :
我犬。 :02/03/20 00:49 ID:1xMHMovk
年代物の古い古いPCで家から始めてのテスト書きこみ
WIN95のメモリ16Mで通信速度は28K出ない(泣
関西人Zさん本スレの短編読みましたよ
全然調子悪そうにみえないよー
全て会話の物語ですか・・・ヤラレタ
ヒマだから雑談。
本スレの方を更新するのがちょっと怖い。
内容的に受け入れられるのだろうか・・・
あまりにも前回の話しと全然違うな。
とりあえず次の話しも明日には出来あがる予定だけど
その次がまったく浮かばない。
誰を主人公にしようかな?
設定も他の作者さんと被らないようにしないといけないし
>>176 さん
ありがとうございます。
( ´D`)<がんばりまっす!
178 :
こうもり :02/03/20 01:02 ID:KLvZHZiD
「ピリリリリリリリリ」彼の携帯の音で私は目を覚ました。 彼は誰かと話をしているようだった。 「分かってる、今仕事先だからもうすぐ帰るよ 浮気、そんな事してるわけないだろじゃあ切るな」 彼は私に聞こえないように小声で話しているようだったが この小さな部屋ではすべて聞こえてしまう。 1DKの小さな部屋、この部屋だけが彼と私を繋ぐ一本の細い糸。 もし私が彼と別れたくなったら、この部屋を引き払ってしまえばいいだけだ。 でも私にはそんなことが出来ないのが分かっている。 なぜなら私は彼のことが好きだから、そうそれが不倫であったとしても。 「なつみ、そろそろ帰るわ」 彼は私の耳元でそう囁いた。 その声を聞いたとき、私は少しいじわるを彼にしてやろうと思った。 「やだ、帰らないで私まだあなたと居たい」 私はそう言いながら彼の腕を取った。 彼はうろたえて「そ、そんなこと言うなよ、 ただでさえ最近女房が俺に疑いの目を向けてくるんだから」 私はそう言う彼を見てどうしてこんな男を好きなんだろう? と思っていた。 金も持っていないたいしてかっこいいわけではない だだの子持ちの三十男のことを。
179 :
こうもり :02/03/20 01:04 ID:KLvZHZiD
彼と始めてあったのはちょうど半年前、私は付き合っていた彼に振られて 一人、居酒屋で普段は飲まない酒を飲んでいた。 その時、彼も一人で飲んでいて隣に座っていた私に声を掛けてきたのだ。 『お姉ちゃんなんでそんなに飲んでるんだい?』 『おじさんには関係ないじゃない』 私はそう言ってまた酒を飲んでいた。 『あんまり飲むと体によくないよ』彼はそう言うと私のグラスを奪い取った。 『なにすんのよ』私は彼からグラスを奪い取ろうとした。 『お姉ちゃんなんかあったのかい? もしかして彼氏に振られたとか?』 『だから関係ないって言ってるでしょ』 私は本当のことを言われて、腹が立って思わず大きな声で叫んでしまった。 居酒屋の注目を集めてしまった私は急に恥ずかしくなって 気がつくと椅子から立ち上がって、店から出ていた。 『お姉ちゃんちょっとまちなよ』 彼は私のことを、追いかけて来た様だった。 そして私の腕をとり、そのまま抱き寄せた。 私は抱きしめられたその腕をほどそうとしたが 『お姉ちゃん泣きたければ泣いた方がいいよ 人間つらいとき悲しいときがあったら溜め込まないで泣いた方がいい』 そう言われて私は彼の腕の中で大きな声で泣いていた。 私が泣いている間中ずっと抱きしめていてくれた。
180 :
こうもり :02/03/20 01:05 ID:KLvZHZiD
そのときから私は彼のことが好きになっていたのかもしれない。 その後の事はあまり覚えていない私は結構お酒も入っていたし 気がつくと私はホテルのベッドの上で寝ていた。 その部屋に彼はもういなくて一枚のメモに 【つらくなったらいつでも連絡してくれ】と携帯の番号がそこには書いてあった。 それから2,3日たった後、私はその番号に電話をしてみた。 そして前の居酒屋でお酒を飲み、そのあと私の家に誘ったら 『いや、それは出来ないよ俺には妻も一歳になる子供もいるんだよ』 彼にそう言われて私は『それでも構わない』と言って彼の腕を引っ張っていた。 彼は戸惑いながらもそれについてきた。 それから彼は週に一回くらい私の家に来るようになった。 彼は一切私のことを聞かなかったし、私も彼のことを聞く気にはなれなかった。 そんなこんなで、もう半年くらいこの関係が続いている。 その間私は彼のことをどんどん好きになっていく でも彼は私のことをどう思っているのだろうか? 「なつみ、わがまま言ってないで腕を離せよ」 「じゃあ私と奥さんどっちが好きか言ってくれたら離してあげる」 私がそう言うと彼は物凄く困った顔をして 「そんなの分からないよ、優柔不断かもしれないけど俺はどっちも好きなんだ」 と言って私の手を無理矢理振り解いて部屋から出て行った。 嘘でもいいから『私のほうが好き』って言って欲しかった。 私はそう思いながら枕に顔を埋めて泣いた。 胸にあるどうしようもない気持ちを抱えながら。
181 :
こうもり :02/03/20 01:11 ID:KLvZHZiD
スレ汚しかもごめんなさい。 本当に短編は難しい。 >我犬。さん どんな話でもOKですよ 我犬。さんが納得してればそれでいいと思います。 最近の悩み 本スレの話のペースが遅い。 早くいきたいのだがそうもいかないし・・・。 まったく文章力がないとこういうとき困るな。
>>こうもりさん ペースなんか気にしないでOK。 気にして進めると後々後悔するかもしれないし。 オレも自分の読んでみて気になったんだけど 物語の最初はどうしても長くて単調というか つまらなくなっちゃう。(あくまでもオレの場合) 原因は物語の登場人物から場所的なものまで すべて説明しなくてはいけないからだと思う。 物語の中の一日は別にどんな多くても少なくても 問題ないと思いますよ。 だって時間って人によって、さらにその時によって 感じ方が違うんだから。 まぁ、気楽にいきまっしょい。
183 :
関西人Z :02/03/20 21:51 ID:xvf0xoAF
4日後 3年生はダンスと曲を大体決めた。 それに併せて放課後の練習も厳しくなる。 ・・・俺以外。 (今日も練習あるのか。怠いな) 「ふぁ〜」 自分の席で大きな欠伸をしていると、森下がやってきた。 「おい、一年何人か集まってるゾ」 「どうせ3,4人くらいだろ?」 ここ最近1年生の間でサボる奴が増えてきた。 それが、あまりにも厳しくて止めていったのか、単に面倒くさくなったのかはわからない。 ま、そんな奴相手にする暇があるならちゃんと来てる奴に教える方が時間的に有効だろう。 と、俺は考えていた。 「よくわかったな。今日は斉藤と柴田と外井の3人だ」 「・・・ま、いいけど」 何かもうどうでも良くなってきた。 溜息をつきながら、シューズを履いていると、森下が 「あのな、今日はマンツーマンで教えようと思うんだ」 と言ってきた。 「は?」 何言ってんだこいつ。 「外井は大体覚えたから良いけど、斉藤と柴田が今ひとつなんだ。だからここはじっくり教え込もうかと」 「で?」 「俺は斉藤を教えるから、お前は柴田のほうを教えておいてくれ。教室使っていいから」 いつの間にか仕切っている森下。 (別に良いんだけどさ・・・) 俺の中で1つの不安があった。それを取り除くためには・・・、 「外井、ちょっと来てくれ」 「なんですか?」 俺は森下に聞こえないよう、外井に一つ頼み事をした。 「森下が斉藤にダンス教えるらしいんだけど、あいつだけじゃ不安だからお前も付いててくれないか?」 それを聞くと外井は笑いながら、 「わかりました。ククク」 笑いを堪えながら森下達がいる廊下に出るのと入れ違いに柴田さんが教室にやってきた。 「じゃ、柴田さん入って」 「は、はあ」 俺は教壇の上に椅子を置きそこに座った。 「森下から聞いたと思うけど、俺が柴田さんを教えることになったから」 「はい」 「それじゃまず踊って貰うから準備して」 そう言って俺はラジカセの用意をした。 「それじゃ始めます」 音楽をスタートさせた。 淡々と踊る柴田さん。途中ちょっとぎこちないところもあるが踊れている。 カチッ(スイッチを押した音 「うん、ちゃんと踊れてるよ」 そう言ってやると、柴田さんは少し笑顔になって 「ありがとうございます」 と言った。 俺はその笑顔に、心臓がドキッとした。
184 :
関西人Z :02/03/20 21:53 ID:xvf0xoAF
その日の夜。 連日のダンスで身体が疲れているのか、まだ九時を回ったところで睡魔が襲ってきた。 「・・・寝よ」 ベットに倒れ込む。 ・・・・・・ しばらくすると夢らしきものを見た。 女の子が後ろ姿で立っている。 俺はその女の子の肩に手を置くと、女の子は笑顔でこっちに振り返った。 その女の子は、柴田さんだった。 ・・・・・・ ガバッ 目を覚ますと、そこは真っ暗な部屋だった。 「夢、か・・・」 心臓がバクバク鳴っている。 (何でこんな鳴ってるんだよ) 時計を見ると午前4時。 目が覚めてしまった俺は、台所へジュースを飲みに行った。 ゴク ゴク 「ふー」 少し落ち着いたので、先ほどの夢を考えてみた。 (何で柴田さんが出てきたんだろう???) 考えた末、一つの答えが導き出された。 (・・・恋?) 俺はこの18年間、恋愛をしたことがない。 可愛いと思ったことはあっても、恋愛に発展したことがなかった。 それが夢にまで出てくるようになるということは・・・。 (いや、まさかな) 何となく認めたくなくて、その考えを頭の中から追い払い、部屋へ戻った。
185 :
関西人Z :02/03/20 21:54 ID:xvf0xoAF
これからおもしろくなっていく(予定!
>>176 ありがとう。そう言ってくれるとやる気が出ます。
>我犬さん
調子悪いよ。ここだから話せる裏話。
あの短編、苦肉の策とでもいうのでしょうか。
というのは、情景描写を考えそれを書くのがあまりにも面倒になったので、
「よし、それなら会話だけで話を進めよう」と書いた次第で。
まあそれでも今までの短編の中で、最速かつそれなりに納得できた作品です。
これは是非第2弾も考えてみたい(余裕が出来たときに
>こうもりさん
気にしない気にしない。
ウチが本スレで書いてるやつなんてまったく更新してないんやから(w
186 :
関西人Z :02/03/21 12:33 ID:GVTrTcnU
放課後 バシッ 「ん?」 誰かに頭を叩かれ、俺は目を覚ました。 「俺の眠りを妨げるのは誰だ?」 「何言ってんだ」 目の前にいたのは森下だった。 「今日はお前一人で教えなきゃいけないんだからしっかりしてくれよ」 「あ?お前は?」 「俺今日バイトあるから」 「あっそ」 「じゃ、頼むな」 森下は小走りで教室を出ていった。 「ふあ〜」 重い体を起こし、立ち上がる。 と同時に、外井がやってきた。 「先輩」 「ん?外井か、どうした」 「今日も人少ないし、練習止めましょうよ」 確かに、相変わらずサボる奴がほとんどだ。 今来てる奴は大体踊れているから練習する必要もあまりない。 俺も面倒くさがりなので丁度いい。 「そうだな。今日は練習止めるか」 「やった。さすが佐伯先輩、森下先輩と違って話が分かる」 大げさにガッツポーズをする外井。 「せっかくですから、近くの公園で喋りましょうよ。親交を深めるためにも」 「・・・俺は別に構わんが」 「俺らだけじゃなんなんで、あの二人も誘いましょうか」 そう言って廊下にいる柴田さんと斉藤さんを指さした。 「ん?んん、いいんじゃないか」 「じゃ、俺今から言ってきます」 そう言って外井は二人を誘いに行った。 正直、俺は内心喜んでいた。
187 :
関西人Z :02/03/21 12:35 ID:GVTrTcnU
夕暮れ時の公園、まだ昼間の暑さが残っている。 俺達は公園で遊びながら、色々な話をしていた。 「へえ、柴田さんってバスケ部に入ってるんだ」 「はい」 「何で入ってんの?」 すべり台の上から外井が訊いてきた。 「身長伸ばすため・・・かな」 少し照れながら答える柴田さん。 「ふーん。ところで話は変わるんだけど」 すべり台から降りてきた外井は俺に訊いてきた。 「先輩は今まで女と付き合ったことありますか?」 「な、なんちゅう質問だ」 思いもしない質問に一瞬戸惑った。 「いいじゃないですか、それぐらい答えて下さいよ」 「・・・ないよ」 少し恥ずかしかったが、正直に答えた。 「マジっすか?」 外井は少し驚いていた。 「ウソついても仕方ないだろ。そう言うお前はどうなんだ?」 「俺っすか?3人くらいかな?」 それを聞いて、俺は別に驚かなかった。 何となくそんな感じがしたから。 そして質問の矛先が、当然あとの二人に向けられた。 「柴田と斉藤はどう?」 「そんなの言えるわけないでしょ」 少し怒り気味で答える斉藤さん。柴田さんは何も言わない。 「いいじゃん。人間正直になろうぜ」 退かない外井に負けたのか、斉藤さんは溜息をつき、 「2人。これでいいでしょ」 と言った。 「2人ねえ。柴田は?」 「・・・いないけど」 「けど?」 「・・・やっぱり言えない」 柴田さんは後ろを振り向いた。 「お前、好きな人がいるんだろ」 「(ドキッ)」 「・・・図星だな」 外井の読みは当たってるらしい。 こうなってくると最後まで訊きたくなる。 「先輩、誰か当ててみましょうか」 「そうだな」 正直、すごく気になった。 一体誰が好きなのか。 俺は心の奥で、少しの期待をしていた。
お久し振りです(w >我犬さん 相変わらずの精力的な活動にただただ感心するばかりです。 見習いたいけど簡単じゃないんだよなぁ。 >こうもりさん 自分の本編も時の流れがめちゃめちゃ遅いですよ。 まだ1週間もたってない。 まぁそれはそれでいいと思い込んで頑張ってます(w >関西人Zさん 「情熱い気持ち 涙の跡」いいですね。 こういうの自分にも経験あります。 頭に情景が浮かんできますね。 頑張ってください! さて、自分も書かなきゃな。 どうしたものか(w
>>関西人Zさん 苦肉の策でもあれだけの作品が出来るんだからすっごいね。 実はオレも作っていたんだけどボツになっちゃったもん。 2日悩んで作ったのに(泣 そのかわりセリフなしの紺野編は30分 なんだかな? >>ラムザさん 精力的な活動って・・・ あのね。ヒマなんですわ。正直言うと。 仕事場で書いてるんですけど、仕事がヒマでねぇ。 それに書き貯めしてあるから、コピペだけするだけだからさ。 オレもそろそろココに載せたいんだけどネタがない。 本スレの番外編を作っているんだけど、 今、ここに載せたらネタバレになる恐れもあるし。 それにしても最近本スレの読者の方の感想が 自分のことじゃなくても、うれしいです。 自慰行為で(書き始めた部分が)あるけど 見られていると思うとうれしい。(変態か?) さてさて、また番外編の作成でも再開するか。 書けなくなる位、仕事が忙しくなりたいよ〜
>我犬。さん 短編書いてみたんですけどね、まとめようとしたらどんどん話が長くなりまして、 ここに載せるとしたら10回以上連続投稿になりそうなんで、仕方なく諦めました。 次はもっと簡潔にまとまるものを書いて、その時こそはここにアップしようと思います。
>>L型さん ガンガンこっちにも遠慮なしに自由に使って〜 連続投稿に引っかかったら、翌日でも規制解除されてからでも いいですから、自由に使いましょうよ。このスレ。 HPにあがったのでもここに載せてもOKですし。 私は両方チェックしてるけど。
>我犬さん いやいや、暇=いい作品を書ける、てわけじゃないでしょう。 >自慰行為で(書き始めた部分が)あるけど >見られていると思うとうれしい。(変態か?) ワラタ けど禿同!w >L型さん お久し振りです。 10回以上でも別にいいんじゃないですか? 自分の前回の短編もどきも10回でしたし。 ただ、めちゃめちゃ連続投稿規制にかかりましたけど(w
〜雑談〜 このスレは何人ぐらいの人が見てくれているんだろう? そもそも本スレ見ていてくれる人数もわからないけど。 それにしても関西人Zさんは引き出しが多いね。 いろんなジャンルが書けるんだから。ごいすー 明日の更新はまだいいんだけど・・・ 明後日の更新の内容に不安を感じてしまう。 それと自分の読み直したら文末の「た。」の多い事 後半は大分手直ししたつもりだけど 最近更新した奴は直しが甘かった。
194 :
こうもり :02/03/22 23:02 ID:ZvY7E/WY
>我犬。さん 確かに一人称でかいてると「た。」が多くなってしまうのは しょうがないような気もします。 俺も書いてて多いなと思っても、直しようがなかったりで・・・。 ああ悲しい。 次書くときは三人称でやろうかな。
>ラムザさん どうも、本編の方最近更新してないんでご無沙汰してました。 今回書いた短編は、もし誰も話を書かない時が続いたときにつなぎとして出そうと思います。 >我犬。さん 「た。」の多さに悩むこと自分もありますよ。同じ言い回しが続いて、どうにか変えることも多いし。 それから自分の場合は、タイトルや主人公の名前を考えてると、きりがないです。
>>こうもりさん >>L型さん やっぱり「た。」の悩みは有りなんだ。 ちょっとホッとしました。 あ。そういえば・・・本スレのタイトル決めてなかったんだ。 前回も決まらなくて、番外編を書いている時の 飯田さんのセリフを元に決めたんだっけな。 ちなみにオレの主人公の名前の決め方は、 机の上にある名刺を組み合わせています。 なんとも、いいかげんな・・・
『one more time』 寒い。 身震いで目が覚めると、達也は何もかぶっていないことに気が付いた。 すぐ隣では真里が達也の腕を枕に、布団を独り占めしたまま眠っている。 真里の元から半分だけ布団を奪い取ると、達也は昨夜の出来事を思い返した。 小さい頃から達也の隣の家に住んでいる真里は、お互いの部屋が向かい 合わせだということを利用し、昔から玄関を使わずベランダ伝いによく 達也の部屋に遊びに来ていた。共に高校生となった今では、真里が 達也の部屋を訪れる機会はいくらか減ったものの、依然真里の癖は 直らず、達也がいくら文句を言っても、ベランダから勝手に部屋に上がり 込むことを止めなかった。 昨夜は、達也がテレビを見ている最中に真里が突然やってきたのだ。 「おっす」 と言って真里は、いつものようにベランダから達也の部屋に入って来た。 裾の部分にブルーのラインが入っている白いニットのワンピースを着た真里を、 達也はじっと見つめ、座ればとテレビ前の特等席を譲った。テレビには 携帯電話のCMが流れている。真里は当たり前のように達也の隣に 座ると、テーブルの上にあった達也の飲みかけのコーラを一口飲んだ。 「テレビで何見てたの?」 「映画。ゴッドファーザーT」 「面白い?」 「それなりに。今晩中にUとVもやるみたいだから、まとめて見ようと思って」 「明日学校休みだからって、あんたも暇人ね」 と言って真里は呆れたように笑った。 CMが終わり映画が再び始まると、達也は視線をテレビに向けた。 真里も一緒になって映画を見始めたがすぐに飽きてしまい、ベッドの上 に横になると、本棚の中から男性向けファッション雑誌を出して読み始めた。
真里が後ろから達也の首にしがみついてきたのはそれからしばらくした後だった。 「どうした、真里?」 「いいから、振り返らないの。 あんたはテレビを見てて」 真里の手に力がこもる。達也は黙ってうなづくと、そのままテレビを見た。 「あたし……今日、下駄箱で見ちゃったんだ。あんたが梨華ちゃんに告白されたところ」 「えっ?」 「どうする、つき合うの? 達也はああいう大人しい子がタイプでしょ?」 「別にお前には関係ないだろ」 と達也が振り返らずに言う。 それを聞くと、真里は小悪魔っぽい笑みを浮かべ、達也の耳元に唇を寄せて囁いた。 「どうしてそういう言い方するかな? 初・体・験の相手に向かって」 「真里!!」 達也が慌てて振り返る。真里は再びベッドに横になると、困惑した達也の 顔を指さして笑った。 「大丈夫よ、誰にも言ってないから……まだ友達には処女で通ってるし」 「当たり前だろ、つき合ってもないのに『お互い好奇心でしちゃいました』 なんて言えるか?」 「あの時はまだ中三だったよね。若かったなぁ」 と言って真里は両手を頬に当てると、どこか遠くを見つめた。 「ところでもう一回聞くけど、梨華ちゃんとつき合うの?」 「多分、今のところそのつもりでいる」 「梨華ちゃんとつき合っても、あたしをこうやって部屋に入れてくれる?」 真里は急にまじめな顔をすると、上目づかいに達也の顔を覗き込んだ。 「ああ。お前は特別だからな」 「あたしも達也のこと、特別だと思ってるよ」 と言って真里は嬉しそうに達也の首に抱きつき、そして再び耳元で囁いた。 「ねぇ、ひさしぶりに泊まっていい?」
再び眠ろうと思いながらも、なかなか眠りにつくことができず、達也は ベッドの中でぼんやりとしている。ベランダの外にはいつのまにか雨が 降り始め、まだ起きる気にはなれなかった。 午後に駅前のミスタードーナッツで約束をしていた。今日返事を聞かせて 欲しいと梨華に呼ばれているのだ。昨日まで嬉しかった告白も今となって は困惑の種にしか感じられない。 しばらくすると真里がもぞもぞと動き出し、達也のいる方に寝返りを打った。 「あれっ、もう起きてたの?」 「ついさっきな、寒くて起きた」 「もしかして、あたし布団独り占めしちゃった?」 「ああ」 「マジで? ごめんね」 「いいよ別に、風邪引いたわけじゃないし」 達也は真里の顔にかかっていた髪をすくった。真里はくすぐったそうに首を振る。 「そういえばさ、達也のおばさんとかいきなり部屋に入ってきたりしないよね?」 「大丈夫。もう二人とも仕事に出かけてるよ」 「そっか、じゃあまだこうしてても平気だね」 と言って真里は少しはにかんで顔の所まで布団をかぶった。 達也は真里の頭の下から腕を抜くと、肘をついて真里と向き合った。 「実は今日、会って返事を聞かせて欲しいと石川に言われてるんだ」 と言うと、達也は再びベランダの外に目をやった。まだ鬱陶しげに 雨が降り続いている。 「それで? つき合うつもりだって昨日の夜言ってたじゃん」 「実はまだ迷っているんだ」 「なんで?」 真里は不思議そうに達也の顔を見ている。 「何でって……つき合ってもないのに、お前とまたこんなことしちゃったから」 「いいじゃん別に。気持ちよくなかった?」 「そんなことないけど……」 「だったらもう一回して、それから考えてみれば」 と言って笑うと、真里は何も身につけていない身体を達也にすり寄せた。
こんな時間にこんなものを書いてすいません。 >我犬。さん セリフを元に決めるっていいですね、参考にさせてもらいます。
書き忘れましたが、『one more time』はこれで終わりです。
202 :
こうもり :02/03/23 12:19 ID:54KV9rDR
>L型さん いや、読めるなら何時でも構いません。 タイトルは俺も悩んでます。 本スレの決めようともしてないし・・・。 まあ主人公の名前は、家に三千冊ほどある漫画の 名前を組み合わせて作ってます。
>L型さん キャー!大人の雰囲気だわ!w いや、矢口さすがセクシー隊長ですねー。 自分には絶対書けない文章だ。 よかったです。 遅れ馳せながら「た。」について。 自分の作品の場合、会話部分が多いので特に気にならないんですが どうでしょうか? むしろ「俺は〜」「真里は〜」というのが多くて困ってます。 あと ○○「おはよう」 の○○の部分(発言者の名前)ってどうですかね? とりあえず本編ではずっとこの形なんで最後まで行こうと思うんですが。 リレー小説は(今止まってるなそういえば(w)意図的になくしてみたり したんですけどね。 主人公やら登場人物の名前は知り合いとかから適当にとってます(w タイトルは言うまでもなく曲名ですね。 そういうの考えるの苦手みたいです。 HNも適当だし(w
204 :
:02/03/23 16:17 ID:YHkQutB/
>お互いの部屋が向かい合わせだということを利用し、 昔から玄関を使わずベランダ伝いによく達也の部屋に遊びに来ていた よくあるシチュエーションだけどこれって凄く羨ますぃ・・
205 :
ラムザ :02/03/23 20:48 ID:ntxj2VK2
>>204 幼馴染の女の子がいるってだけでも羨ましいです(w
本スレの関西人Zさんの作品の感想をなぜかここで書いてみる。
>関西人Zさん
正直、新垣物って初めて読みました。
「天使」って時点でなっち物だと思っていたんで、
予想を裏切られて面白かったです。
ほぼ「ラブラブ♪」のみで短編を一つ書けるなんて
すごいですね、本当に。
娘。全制覇にまた一歩前進しましたね(w
206 :
:02/03/23 20:56 ID:kmBzvM78
>>205 いやいや俺は一応幼なじみいるけどそれはそれはブサ(略
娘。みたいな可愛いのが欲しい
吉澤と別れてからというもの 俺の中で何かが変わった。 石川にも後藤にも言われた。 始めて気づいた、あいつがこんなに俺の こころの中に居るなんて・・・・ あれから何日か眠れない日が続いた。 頭の中は吉澤のことばかり。 忘れようとしても、忘れたくないと思う俺がいる・・・
〈一方吉澤は・・・・〉 吉「あじぃ〜!!何でこんなに暑いのよ〜部屋の中なのに」 吉澤のいった所は赤道に近いため暑い。 父「ちょっとぐらいは我慢しろ」 吉「人間には限度ってもんがあんの!わかる?限度」 吉「しかも、この素晴らしい私の英語が 通じないなんて、あ〜帰りたい〜」 父「(それはお前に問題があるんじゃ・・・)」 そのあといろいろだだをこねる吉澤 吉「ひまだー!・・・あっ、そうだ」 すると吉澤は部屋の隅で何かをし始めた。 父「何してるんだ、ひとみ」 吉「ひ・み・つ」 こんな事をしていて吉澤の弟に見つからないわけがない。 弟「(チョイチョイ、と父の腕を引っ張る)教えてあげよっか?」 吉「あっ!!こらー!!言うなー!!!!」 弟「日本の彼氏とメールしてんだよね」 吉「あーーーーー!!!!」 弟「言ってやった」 そう言うと弟は逃げ出した。
本スレ盛り上がってますね〜 みんな個性的な作品が面白いですね。 今日も今本スレに書いている奴の加筆作業。 直すところがいっぱいだ。 いつまで経っても新作に取り掛かれない。 自分のHPも作ろうと思ったんだけど いつになるやら。 HPに載せる時はリメイクしたいし。 そういえば、オレも新垣物は初めて読んだ。
>こうもりさん 三千冊の漫画ってすごいですね。 自分は最近ネットで見つけた、「有名人名前だけデータベース」 っていうのを使ってみたのですが、本人のイメージばかり浮かんでしまい あまり役に立ちませんでした。 >ラムザさん >>の○○の部分(発言者の名前)ってどうですかね? ラムザさんの小説のように複数の人間を同時に出す場合、 そっちの方が読者として誰がどの発言をしたのかわかりやすいですし、 いいんじゃないでしょうか。 >204、206 自分も書いていてベタなシチュエーションだと思いました。 かわいい幼なじみが欲しかった…… >我犬。さん 自分もHPを作るきっかけになったは、 今までアップしたものを書き直したかったからです。 是非HP作ってください。楽しみにしています。
212 :
関西人Z :02/03/24 02:35 ID:2iME19hk
こうもりさん、我犬さん、ラムザさん、感想ありがとうございます。 新垣物は初めて読んだ・・・ふむ、確かにそうかも。 新メンは正直書き辛いところがあります。 いまいちイメージが掴めないというか・・・。 まあそんなことを言いながらも、残る新メンは小川一人。 内容は新垣の作品よりも悪いかもしれませんが、見捨てないでね。 しかし、ウチって色んな人出してるな。 本スレやこのスレを見れば分かるけど、 カン娘。に太シス、メロンに平家のみっちゃん。娘。は短編。 ・・・その内本当にハロプロメンバー全員出し切るんじゃないか?(w
213 :
関西人Z :02/03/24 13:05 ID:7vY+xT2f
>>187 の続き
「ち、ちょっと待ってて。瞳ちゃん、ちょっと来て」
柴田さんは斉藤さんを連れて、奥へ入っていった。
俺と外井は、誰か考えた。
「誰だと思います?」
「う〜ん、あの照れ具合からすると、俺達の知ってる奴っぽくないか?」
「ということは、応援団の中にいるってことですか?」
「多分な」
「佐伯先輩だったらどうします?」
(もし俺だったら・・・?)
もし俺だったら・・・。
「・・・願ったり叶ったりだな」
思ったことを俺は口に出して答えた。
「え?まさか柴田のことが好きなんすか?」
「ああ、大好きだけど」
またもや俺は正直に答えた。
「へえー、ふーん」
ニヤニヤしながら俺を見る外井。
「何だよ」
「いや、別に何もないっすよ」
そんなことを話していると、奥から二人が帰ってきた。
「お待たせ」
「どう、言う気になった?」
そう訊くと、躊躇いながらも頷いた。
214 :
関西人Z :02/03/24 13:06 ID:7vY+xT2f
「実は私、好きな人がいるんです」 「それって、応援団の人?」 「・・・はい」 やっぱり。 俺と外井は目で頷いた。 「一体誰?」 意を決して俺は訊いてみた。 「私の好きな人は・・・」 一瞬の間。 (もしかして、俺って事も。・・・いやまさか。でも・・・) 俺はドキドキしていた。 「あの、私・・・」 柴田さんが口を開く。 「・・・森下さんが好きなんです」 (――――――――――!!!?) その瞬間、俺は真っ白になった。 横では外井が笑いを堪えている。 「ど、どこが好きなんだ?」 黙っているのも何なんで、とりあえず言葉を発してみた。 「あの、背が高いし、格好いいから」 「あ、ああそう」 確かに森下はそれなりに背が高い。170pくらいか。 「佐伯先輩、お願いしたいことがあるんです」 「・・・何?」 嫌な予感が・・・。 「その、相談役に、なって欲しいんですけど」
すみません!>207,>208書いた後になにも書いてませんでした。 一応ここで番外編を書かせていたたければな、と思いまして。 よろしければ続けさして下さいますようお願い申し上げます、
>関西人Zさん あぁ、あるねぇ。 どう考えても自分の方がいい男なのに!って時(w この後の佐伯くんの行動に期待! >chickenさん あの続編ですね? 書いちゃって!書いちゃって!!
吉「どこいったー!」 と必死で弟を捜している。 結局見つからず部屋に戻る。 吉「なにすんのー!!」 部屋に戻ると父が勝手にケータイをいじっている。 吉「ちょっと!」 吉澤は父からケータイを取り戻す。 吉「まさか見てないでしょうね〜」 父「見せられないようなモン打つ方が悪い」 吉「人の勝手でしょ(赤面)」 父「でも、すごいな」 吉「何が〜!?(もしかしてすごいメール打ってた?)」 父「こんなに離れていてもメールできんだな」 吉「(ほっ)そ、そうだね」 安心しているのもつかの間、新聞を広げながら 父「好き、好きってあんまり言うモンじゃあないぞ」 (0T〜T)<う、うん (ばれてる・・・)
書いちゃった(w 番外編として短くいくつもりなのに・・・・長くなりそうで恐い(w (0^〜^)ノ白魔道士、かっけー
〜雑談〜 今、本スレを見てきた。 みなさんの好意的なコメントにホッした。 良いスレに書き続けてよかった。 小説の真似事を書くようになってから 3ヶ月ぐらいかな? 書き始めの頃の文があまりにも幼稚で我ながら恥ずかしくなる。 今でも決して誉められる文章ではないけど。 今日の反応が恐くてアレからリメイクを始めたんだけど キリがない。酷すぎる。 イライラしてウインドウを閉じたら保存し忘れた。 それにしても前作と今回はまったく違うジャンルだな。 次回の物もまた全然違ってるんだな〜
>我犬。 なんでもありなんだから何でも やっちゃっていいではないかと思います。 俺も展開しだいではそっちの方に行くかもしれない。 まだ分かりませんが・・・。 >関西人Zさん 同時進行するんですね。 頑張ってください。 そしてハロプロメンバー全部出し切ってみてください。 俺も始めて書いたのはきつかったな 呼んでいて明らかにおかしいところがある。 それに飼育で書いてるやつも最近滞っててるし。 今のも全然だめだし・・・。
【本スレのレスです。】
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1014922137/ >>600 さん 601さん 602さん
確かにこのような展開は昔は望まれていましたけど
最近はすっかりなかったので不安でした。
ありがとうございます。
>>我楽多さん
ありがとうございます。
良識ある読者の皆様のおかげで
作者陣も盛り上がっております。
>>chicken さん
道は切り開きました。
エロもドンドン行っちゃってください。
それにしても一部被る展開になってきてしまった。
書き上げているので、変更しないけど
パクたって言わないでね。
>>ラムザさん
ガンガン行くぜ。
同じ登場人物でも全然オレと違うね。
娘。達も大変だ。
>>L型さん
書いている途中であらすじ変更したんですか?
まぁ、良くある事だと思います。
短編もチカラ入ってましたもんね。
>>こうもりさん
そう言っていただけて助かります。
絵が書けて料理が上手くて
バイク乗りそれでつんくが叔父か。
そして娘。とパーティーうらやまし〜
〜雑談〜 前回のUPで不安でいっぱいだったので 昨日はUPした後、スレは覗きにいけなかった。 それで今日見たら幸いにも「消えろ!」「逝け!」とかなくて ホッと胸をなでおろしております。 で。今日の方がよりハードだったりするんですけどね。 本当はもっとリアルに書いたんですけど、 どうしても自分のクセが出てしまうのでボツにしました。 恥ずかしいからね。 でもここら辺のシーンはとても重要なので 全部カットするわけにも行かないし 最低限のラインで書き上げました。 ただのエロ物にしたくなかったから かなり悩んじゃった。 まぁ、これから後半戦に入りました。 主人公の心の変化などが上手く表現できているか 不安もありますが頑張ります。 それと番外編も2本書き終えました。 本編終了次第に本スレかこちらにUP予定です。 どっちにUPしよう・・・
>我犬。さん 読ませていただきました。率直に言います・・・・ ・・・・ありがとうございました。この一言につきます。 エロについて変な幻想を抱いていた自分が情けなくなりました。 小説に説教されているみたいで、なんか読んでてうれしくも悲しくも なりまして、レスしちゃいました、俺も人に感動、夢、勇気、希望、 口じゃあ伝えられない何かを伝えられるようになりたいです。 ながくなりましたが、本当にありがとうございました。 >関西人Zさん 全員出すなんて異例のことを実現してみて下さい。 応援してます。
>関西人Zさん 佐伯先輩はいいキャラクターですね。 思わず応援したくなります。 >我犬。さん 一人称で話が進んでいるのに、主人公が喋るセリフの部分と、 描写の部分で個人の呼び名が変わるのはおかしいかなと思いまして 書き直しました。あらすじは特に変わっていないと思います。 本編の話は、主人公に名前を付けずに話を書き始めたことを、今更になって後悔してます。 でもこればっかりは最初から書き直さないと、どうにもならないのでこのままいくつもりです。 本編の方、まさかと思いましたが、石川とやってしまいましたね。 経緯はどうあれ、吉澤と修羅場を迎えるのでしょうか? 続きを我犬。さんがどう書いていくのか期待しています。 >chickenさん 折角書いた文章が消えてしまった経験、自分にも何度かあります。 すぐには立ち直れないですよね、気長に続きを書いてください。
>>chickenさん そんな大袈裟な! 性的行為はもっとも人間味が出る場面だと思うんですよ。 本能ですから、ただそこに理性ってものが 人間にはあるから面白いんですよね。 >>L型さん はい。梨華とやってしまいました。 男の弱い部分だと思います。 修羅場・・・ いい意味で期待を裏切るように頑張ります。
>我犬さん そうだねぇ、似たような設定なのにね。 自分の作品はコメディドラマっぽくイメージして 書いてるから、その辺の違いでしょう。 エロ(?)の部分は読んでても別に気になりませんでした。 それよりも主人公の心理(葛藤・自己嫌悪)なんかに リアリティがあって、読んでて 「そうなんだよなぁ…」と思えました。 しかし自分の本編は話進まないわ(w (作品中ではまだ1週間しかたってない…) 一体終わるまでに何章までいっちゃうのか…? トトカルチョでもする?w
>我犬。さん たしかに大袈裟すぎました、でもそれに近いものがあったんで・・・・ 書いた後に俺なんか夢だとかくさいことかいてるなぁ〜って恥ずかしくなりました。
>>chickenさん 夢はくさいことじゃないぞー そう思ったら生きていけないぜぇ 寝ている時だけの夢なんてつまんなーい。 さて、久々の短編でもUPしちゃおうかな。 オレ最近雑談しかしてないし、 もっとも思い入れのあるデビュー作 【波のように、風のように 番外編3 】です。
〜 波のように、風のように 番外編3 〜 ─バタン チャリン 「はぁ〜、疲れた」 思わず声が出る。 いけない。 アレックスが見ている。 もう動かないけど、アレックスは見ている。 まだ私の顔が丸い時に、現場で撮ってもらった写真。 二人の写真 私は帰ってからまずアレックスの写真と御骨にお線香をあげる。 そして今日の出来事をお話する。 一緒にいた時間が短かったけど、一人でこの部屋は寂しすぎる。 私は今でも散歩に行く。 アレックスの首輪を手首に巻きつけて ランニングシューズに履き替えて、公園まで走る。 一緒に過ごしていた日々より別れた日の方が多くなったけれど いまだに色褪せることなく、姿が浮かぶ。 そして、地面を蹴る爪の音も聞こえてくる。 今日はアレックスと初めて出会った日 丁度一年前の今日。 私は散歩の途中で花を買った。 そして、アレックスと出会った場所に行く。 花をお供えする。 そう、アレックスと出会った日はアレックスの 前の飼い主さんの命日。 事故で亡くなった。 手を合わせる。 アレックスと暮らしたおかげで私は成長しました。 でもアレックスを・・・ あんな目に遭わせてしまった事をお許しください。 許されなくても、私は感謝しています。
その後、また走り出す。 あの時行ったペットショップで犬用のオヤツを買う。 そして、散歩から帰ってくるといつものように 写真の所のお水を替える。 そして出会った1周年の記念にオヤツをお供えする。 そして、一人でアレックスの好きな曲を歌いながら踊る。 涙が零れる。 それでも最後まで踊る。 途中で声が出なかったけれど 最後まで踊った。 「ごめんね、アレックス。 もう泣かないって思っていても まだ涙が出ちゃうよ。 だから、まだののと一緒にここにいてね。」 私は今日も写真に毎日同じ事を繰り返し言っている。 アレックスのお墓はまだ作りたくない。 ずっとこのまま。 〜 波のように、風のように 番外編3 〜
あとがき 強くなった「のの」として、番外編で出ていたんですけど 実は、まだダメなんです。 人間ってそんなに強くないですもんね。 でも、物凄く成長しつつまだ弱い「のの」を書きたくて作りました。 今だから言えるけど、愛犬家の自分として、この作品 「波のように、風のように」は本当に思い入れが強くて、 書く前の妄想状態で涙を堪えていました。 モデルの犬も存在するし。 ただ、悔やむのがスキル不足で自分の妄想を超えられかったこと。 いつか納得の行くような、リメイクを目指して。
232 :
関西人Z :02/03/25 21:55 ID:3Xmc8rFS
>>214 の続き
「・・・ただいま」
家の中に入ると母親が台所から出てきた。
「遅かったわね、ご飯暖めようか」
「・・・いや、今日はいいや。食欲無い」
靴を脱ぐとそのまま部屋に入った。
「ハァ・・・」
鞄を無造作に放り投げ、寝間着に着替えた。
そのままベットに身を委ねる。
「俺って、バカなやつだよな・・・」
柴田さんの口が開く直前まで期待してしまった。
(そんなこと、あるわけないのに)
それに、あの言葉。
『相談役に、なって欲しいんですけど』
俺は、その答えに、頷いてしまった。
いわゆる、良い人。
本当に、俺はバカなやつだ。
(・・・もう忘れよう)
好きになったこと、忘れた方がいい。
自分が苦しむだけだ。
そう自分に言いかけた。
233 :
関西人Z :02/03/25 21:57 ID:3Xmc8rFS
それからの俺は、柴田さんが相談に来るたびに親身になって答えた。 柴田さんへの思いを忘れるように。 しかしその考えとは裏腹に、柴田さんに対する思いが余計に募っていく。 そんなある日の下校中。 「森下」 「なんだ?」 「柴田さんのこと、どう思う?」 何の脈絡も無しに尋ねてみた。森下の気持ちを・・・。 「そうだなあ」 少し考えて、一言で答えた。 「好きかな・・・」 「・・・そうか・・・」 俺はもう、何も言わなかった。 気が付けば、俺の心の中に2つの人格が宿っていた。 一つは柴田さんと森下、二人のことを応援する自分。 そしてもう一つは、柴田さんをあきらめたくない自分。
234 :
関西人Z :02/03/25 21:59 ID:3Xmc8rFS
一応これ、一通り書き終えたんですが、 (夜中2時までやってました。ちなみに今日3時間しか寝てません) 納得いかないので再度書き直しております。 ちなみに、体育祭の応援団とありましたが、体育祭の模様はカットさせていただきます。 書いてみてあまり意味がないとわかったので。 >ラムザさん 期待に答えられなかったら申し訳。 >こうもりさん とりあえず松浦・藤本の話は頭の中では作りました。 後は終わりどう終わらせるかを考えて書くだけ。 あとは娘。8人くらいにココナッツ・・・。 ってどこまで(誰まで)がハロプロなんだ? キッスの世界は違うだろうし(w もしシェキドルとか出すことになったら、脇役だろうなぁ。 >chickenさん 無謀にも頑張ります(w あ、ちょっと遅れましたが、m-seekのほう読みに行きました。 というか最初、あれ?BETTER.THE,BESTって確か前に見てたような気がするな、 と思い過去ログ見に行ったら、やっぱり見てました、去年まで(w 100レスくらいまで見てて、それからしばらくして見に行ったら無くなってた記憶が・・・。 まあまたこうやって見れて良かった。 >L型さん ウチも応援したくなります(w >我犬さん 難しいよねぇ、自分の思い入れがある分良い作品を書きたいと思う、 でも巧く書けないっていう事。 でも我犬さんなら出来ると思うよ、納得行くリメイク。 頑張って。
235 :
こうもり :02/03/25 23:41 ID:izxNxT2g
>関西人Zさん この話も松浦、藤本の短編も期待しております。 俺はどうも短編はだめなんで・・・。 >ラムザさん 皆そんな事気にしてないと思いますよ。 俺だって時間の経過がいいかげんだし。 >我犬。さん いろいろ書いていますね。 見習いたいです。
>関西人Zさん 3時間しかねてないんですかぁ〜大変ですね。俺には無理だ。 それと見ていただいてたとは、、、嬉しいです。 1月にまず自衛隊の試験があったので、それまでは、と思い止めたんですが、 つぎ行ったら過去ログいちゃってて、本当に申し訳なかったです。 すみませんでした。 >我犬。さん すごいね、番外編また期待してます。 それと本スレ見たんですが、今から書き込もうかな〜と思っていたやつが、そっくり だったんで、また考え直します(涙)
>我犬さん 相変わらずいいですね。 アレックスにもモデルがいたのか。 だからあんなに活き活きと描かれてたんですね。 しかし、この作品は読者を辻ヲタに洗脳する作品にも見えるな(w (実際、自分の中で辻の評価上がりました(w) >関西人Zさん ぶっちゃけると期待云々よりも自分の書きたいものを書いてください! それを見てこっちは期待するだけですから(w いい感じの展開っす^^ >こうもりさん 本人が一番気にしてるのかもしれませんね(w ちなみにラストは(本編の中で)6月を予定。 本当は夏にしたかったけど、そうするとまた長くなりそうで… まぁこの後構想にあるのは「ボディガード(後)」と あと3つくらいの章なんで、「幸せの環」みたいに思いつきで 入れる話がなければ結構すぐ終わるかも… 絶対横へ逸れると思うけどね(w
>>こうもりさん 数と文字数だけは多いです。 でも多ければ良いってもんじゃないですから マイペースで。 私は繋ぐのが仕事〜〜〜 >>chicken さん あら被っちゃいましたか。 でもいいと思いますよ。 同じ設定で書いても書き手が違えば 個性も出てくると思うし。 でも、被りそうな気もしてたんですけど もうオレは書き直せないので 被っても突き進みます。 >>ラムザさん やっとHNなれてきた。 なかなか完全に作成する能力が無いから 現実の物を題材に膨らませる方法で書いてます。 >しかし、この作品は読者を辻ヲタに洗脳する作品にも見えるな(w そりゃ、ののヲタが書いてますから、そう思ってもらえれば 大成功です! オレもそういえば、本編の時間感覚は・・・ まだ2,3日しか経ってないんじゃないかな? いいのさ、気にしない。気にしない。
239 :
関西人Z :02/03/26 20:16 ID:2ezmj1uG
>>233 の続き
一ヶ月後
体育祭も終わり、俺達は普通の生活に戻った。
夏休み間近のある日
「佐伯君」
「・・・んあ?」
呼びかけられ、俺は現実に戻ってきた。
どうやら意識がどこかに飛んでいたらしい。
「どうした村田、何かあったか?」
「どうしたじゃないよ。何か顔色悪いよ」
「そうか?」
「風邪でも引いてるんじゃない?」
村田の後ろから大谷もやってきた。
俺は少し笑って、
「大丈夫だって。俺は全然元気だよ」
そう言ってやった。
「・・・ならいいんだけど」
村田はそう言うと、大谷と廊下に出ていった。
「・・・ふぅ」
あれ以来、本気で柴田さんのことを忘れようとしていた。
が、余計に柴田さんへの思いが強くなる一方だった。
その証拠に、授業中はもちろん飯を食ってるときも、
柴田さんの笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。
それに、毎日のように夢に出てくる。
(俺、一体どうなっちまったんだ・・・)
俺は、苦しんでいた。
240 :
関西人Z :02/03/26 20:18 ID:2ezmj1uG
昼休み。 「佐伯先輩」 廊下を歩いていると、後ろから呼び止められた。その声だけで誰だかわかる。 振り返ると柴田さんと斉藤さんがやって来た。 「ん、どうしたの?」 柴田さんを直視できない。 「訊きたいことがあるんですけど」 「何?」 どんな顔をすればいいのか分からない。 「森下先輩って、本当に彼女はいないんですか?」 「あ、ああえっと・・・」 何度も訊かれた質問。 慣れたはずなのに、自分のペースが掴めない。 「いないって本人が言ってたから、いないんじゃないのか?」 「そうですか。・・・よかった」 『よかった』。小さく聞こえるその言葉が、俺の気持ちを複雑にさせる。 「・・・じゃあな」 二人にそう言って俺はその場を立ち去った。 「あ・・・」 斉藤さんが何か言いかけていたが、今の俺に喋る気は無かった。 教室に戻り、机に突っ伏す。 俺は柴田さんが大好きだ。 でも今、柴田さんの気持ちを知った今、俺にはどうすればいいかわからない。 その間にも、彼女は俺に相談を持ちかけてくる。 そして俺は、その相談に親身になって答える。 その答えに、柴田さんは森下のことをもっと好きになるだろう。 なぜ俺は親身になって答える? 別にその必要はないはずだ。 柴田さんが好きだから、親身になってしまうのか? いや、少し違う。 親身になって答える限り、俺は嫌われることはない。 そう、俺は柴田さんに嫌われないために良い人になってるだけだ。 それでいいのか? 苦しい・・・。 この気持ちはどうなるんだ? 一体俺はどうすればいいんだ? 誰か、俺を、この苦しみから助けてくれ・・・。
241 :
関西人Z :02/03/26 20:19 ID:2ezmj1uG
うーん、難しいなぁ・・・ >こうもりさん 松浦・藤本はもしかしたら長編になるかも。 まあまだ企画段階やし、マターリ考えさせてもらいます。 >chickenさん いや、全然いいですよ。一気に完結まで見れましたし。 おもしろかったです。 >ラムザさん 書きたいもの、それは、少し苦い思い出・・・。 ( ^▽^)L<どうも、チャーミー石川でーす ( ´ Д `)<Zzz・・・
>>661 の続きです。
一瞬ドッキリした。
昨日の事がバレたのか?
そんなはずない。
梨華が言うわけない。
言う時間もないはず。
ましてや見られるわけもない。
「はぁ?なんだそれ?」
思わず大きな声で言った。
「あはは、一年の時に女の子の中で付けたヒロキ君のあだ名。
さっき思い出したから。あは。」
「なんでだよぉ?オレ、違うぜぇ。
一年の時だってマジメに付き合っていたんだぜ、
ひとみと付き合う前だって─」
実際オレは、「女ったらし」なんて言われる程モテる訳でもないし
ナンパなんかもしない。
だけど、昨日梨華を一回抱いた。
そうまた嘘をつく
「なんでだろうね?誰が言い始めたか、わからないけど
そう呼ばれてたんだよ、知らなかった?」
知らなかった。クラスの女の子とはあんまり口を利くほうじゃなかったのに─
「はぁ〜、怖いなぁ。そう言うのってさぁ。」
「だね。女の子はさ、ウワサとか好きだから。
ヒロキ君って落ち着いてるじゃん。
だから、年上の女の人と付き合ってるんじゃないかとか、
保体の中澤に食われたとか。
それでも、よっすぃー気にしないでヒロキ君が好きだったんだよ。
だからよっすぃーを泣かすようなことしちゃダメだよぉ」
ごっちんは、からかうようにオレの目を覗き込んだ。
ひとみの名前に動揺した。
裏切っている自分。
最悪だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜 大誤爆 すべて投げたしたい気分です。 申し訳ございません。
244 :
こうもり :02/03/27 00:31 ID:GL165S1P
>我犬。さん 繋ぐのが仕事なんて事はないですよ。 俺は我犬。さんの作品を楽しみにしてますから。 きっと他のみんなも楽しみにしてますよ。 >関西人Zさん いやーこういうのっていいですね。 俺は学生時代女と無縁の生活を送っていたから 今凄く後悔しています。 だからこういうのは読んでて凄く楽しいです。 松浦、藤本の作品はゆっくり考えてください。 >ラムザさん もっとまったりいきましょう慌てずに。 俺のは多分一ヶ月で終わると思うけど・・・。 でも俺のもそれるんだろうな。
245 :
関西人Z :02/03/27 20:07 ID:gmrhP7CY
>>240 の続き
プルルルル プルルルル・・・
「・・・」
プルル 『はい?』
「もしもし、俺だけど」
『恵太か、どったの?』
「いや、翔にちょっと相談したいことがあって・・・」
『何かいつもとテンション違うな、相談って何』
「実は・・・」
・・・・・・。
『・・・なるほどな』
「・・・」
「お前とは10年以上の付き合いあるけど、まさかそんな恋愛相談を受けるとはなぁ」
「・・・」
『で、一番の悩みは何なんだ?』
「・・・告白するべきかどうかで、悩んでる」
『そうか、もう夏休みだもんな・・・』
「・・・夏休みに入る前に、この気持ちを何とかしたい」
『・・・』
「わかってるんだ、彼女は俺の友達が好きなのも。それに、友達も彼女のことを・・・わかってる」
『・・・』
「それに、彼女にとって今の俺は相談役にしか過ぎない。それもよく、わかってるんだ」
『・・・』
「でも、俺は彼女のことが好きなんだ。・・・どうしようもないくらい」
『・・・』
「・・・でも、俺は相談役を引き受けた。俺がもし告白すれば、
何か彼女との約束を破るような感じがする。
それが、怖い。・・・嫌われたくないんだ」
『・・・』
『あのさ・・・』
「・・・」
『気にしすぎなんじゃないのか。お前は重く受け止めすぎだと思う』
「・・・」
『いいじゃん、好きなら好きで。告白すれば良いんだよ。
自分でも分かってるだろ、このままじゃ後悔するって』
「・・・」
『もしフラれたとしても、男として一歩前進するんじゃないかな。それだけでも、十分な事だと俺は思う』
「・・・」
『嫌われたっていい。後悔したくないんだったらな』
「・・・ああ、わかった」
『よし・・・。じゃあな、俺は応援してるゾ』
プッ ツー ツー
(・・・)
(・・・覚悟、決めなきゃな)
246 :
関西人Z :02/03/27 20:09 ID:gmrhP7CY
やっぱ難しいや。 >こうもりさん ( ´D`)ノ<あーい 次回最終更新(予定
小説とは関係ないのですが、皆さん(我犬。さんL型さん)HPお作りになったんですね〜 行かせていただきました、(suzukaさんのはしってたけど・・・・) 別に感想はないんだけど、うん、なんかね、口には出せないんだけど、うん・・・ 伝えたいことは明確に頭の中にあるんだけど、うん、別に悪口ではないんで気にしないで下さい 変なレスしてゴメン、なんかね、、俺もわかんないや(w
終業式。 成績表を貰い喜ぶ者、悲しがる者、様々だ。 しかし今の俺にとってそんなのはどうでもいいことだった。 ドキ ドキ ドキ 既に緊張していて、心臓が高鳴る。 あの電話以来、悩んだ結果昨日覚悟を決めた。 しかし覚悟を決めてから、高鳴る心臓が治まらない。 「大丈夫か?」 川田が成績表を持ちながらやって来た。 川田にはすでに今日告白することを言っている。 「あ、ああ。大丈夫。俺は冷静だ」 「どう見ても緊張してるようにしか見えないぞ」 「・・・」 「まあなるようになるさ。大丈夫、俺と外井で告白する環境は整えるから」 「ああ・・・」 言葉とは裏腹に、心の中では不安が渦巻いていた。
放課後。 とうとう告白をするときがやってきた。 教室には俺しかいない。 俺は俯き、先ほどの会話を思い出していた。 成績表を配り終え先生が教室を出ていった後、俺は森下の所に行き俺の気持ちと今日告白することを話した。 すると森下は、 「そうか、わかった」 と一言だけ。 あいつは、どう思っているんだろう・・・。 ガララ 教室のドアが開く音が聞こえた。 顔を上げると柴田さんが少し不安げな顔をしながら入ってくる。 俺の心臓の音は最高潮に達した。 「あ、と、とりあえずそこに座って」 あまりの緊張に言葉が詰まる。 柴田さんは言われたとおり座った。 「ちょっと話があるんだ。ゴメンね、わざわざ」 「いえ。全然平気です」 出来る限り明るく振る舞うと、柴田さんは笑顔で答えてくれた。 俺は告白する前に、柴田さんの気持ちを確かめた。 「あの、柴田さんは森下のことが好き、なんだよな?」 「はい」 その顔は、言葉に表現できないほどの嬉しそうな顔だった。目を伏せる。 俺は既にこの時、心のどこかで後悔していたのかもしれない。 しかし、もう止められない。 もう一度、俺は柴田さんの顔を見た。 「あの、さ・・・」 「はい」 「・・・実は俺、柴田さんのことが・・・好き、なんだよね」 「え!?」 驚く柴田さん。 「柴田さんの気持ちはわかってる。森下のことが好きだって。 でも、俺は相談役で終われない・・・。終わりたくない」 「・・・」 「もし良かったら、俺と付き合って下さい」
251 :
:02/03/28 14:33 ID:QP7qtPkC
言い終えたこの瞬間の何とも言えない気持ち分かるぜ・・
とうとう言ってしまった。 嬉しいような、怖いような、何とも言えない気持ちになった。 「・・・」 どれくらい経っただろう。 1分、いや2分くらいか。 柴田さんは俯き悩んでいた。 その間も俺は柴田さんを見ている。 どういう答えが来てもいいよう、覚悟を決めながら・・・。 柴田さんは、ゆっくりと重い口を開いた。 「・・・ごめんなさい」 一瞬の静寂。 「ふぅ〜」 俺は一つ溜息をついた。 「やっぱり無理だったか。ま、仕方ないよな」 明るい口調で喋る。 でも、辛かった。 泣きたかった。 でも出来ない。せめて、彼女の前では・・・。 「ゴメンね、わざわざこんな事言うために呼びつけちゃって」 「いえ・・・」 「ありがとう。夏休み、満喫しろよ」 「・・・はい」 柴田さんは複雑そうな顔を浮かべ、教室を出ていった。 俺は一人教室から外を眺めた。 ザー ザー 雨が降っている。まるで自分の今の気持ちのように。 ガララ ドアが開く音 「佐伯・・・」 川田の声。 俺は無理に笑顔を作り、明るい口調で喋り始めた。 「いや〜、やっぱダメだったよ。森下のことが本当に好きらしい。 元々俺の入り込む隙が無かったみたいだな。アッハッハ」 川田は何も言わず、俺の隣に座った。 俺は外を見ていると、同じく外を見た川田はこう言った。 「彼女、泣いてたよ」 「え?」 思いもしない言葉に、俺は川田の顔を見た。 「お前に対してすまない気持ちがあったんだろうな。ちょっと辛そうだった」 「な、お、俺のせいなのか・・・?」 頭が混乱した。 俺はなんて事をしたんだ・・・ 彼女を泣かした、とても大好きな彼女を・・・ 俺が告白さえしなければこんな事にはならなかった・・・ 軽率な行動を取ったから、彼女は泣いた・・・ 全ては俺のせいだ・・・ 俺のせいだ・・・ オレノセイダ・・・ 「俺は、なんてことをしたんだ・・・」 俺は、いつの間にか涙を流していた。 フラれた悲しさ 自分への怒り、悔しさ 色んな物が混じった涙が頬を伝う。 自分を殺したくなった。 柴田さんの、森下の、二人の気持ちを分かってたはずなのに、 ちゃんと考えなかった自分が許せなかった。 どんなに謝ろうが、柴田さんを泣かせたことに変わりはない。 俺は、後悔していた。
どれくらい時間が経っただろう。 「・・・川田、森下はまだいるのか?」 「ああ、廊下にいる」 「ちょっと、呼んできてくれないか」 川田はゆっくり立ち上がると、森下を呼びに行った。 「・・・」 あることを決意しながら、待つ。 少しして、森下がやって来た。 「・・・」 「森下、お前に頼みがある」 「・・・」 「柴田さんを、幸せにしてやってくれ」 頭を下げる。 「彼女が笑ってくれるなら、俺はそれでいい。それが出来るのは、お前しかいない」 「・・・いいのか、それで」 「ああ」 俺は彼女を泣かしてしまった。 俺では彼女を幸せにすることは出来ない。 そんな俺が最後に出来ること。 それは彼女の思いを叶えること。 せめてもの償い。 「森下、お前も本気で彼女のこと好きだったんだろ?」 「・・・」 「だからお前にしか頼めないんだ。お前以外の奴だったら頼まない」 「・・・わかった」 短く答えると、俺は頷いた。 「俺、もう少し教室に残るから、川田と先に帰っててくれ」 「ああ、じゃあな」 森下は軽く手を挙げ、教室を出ていった。 俺は一人、外を眺める。 ザー ザー 「ハハ、相変わらず俺の気持ちが現れてるな。今日の天気は」 誰に言うわけでもなく、少し笑いながら俺は呟いた。
エピローグ あれから一ヶ月が経った。 柴田さんと森下も付き合って丁度一ヶ月になる。 付き合ってからの柴田さんは、いつも笑顔でいる。 それくらい森下といるのが嬉しいんだろう。 いつまでもその笑顔が絶えることがないよう、俺は影から見守る。 本当に好きになった人が幸せになるなら、俺はそれが一番嬉しく感じられる。 たとえ、自分の近くにいなくても・・・。 〜END〜
255 :
関西人Z :02/03/28 22:20 ID:515OMT0V
>我犬さん
ゴメン、終わっちゃいました。
いや、最後は一気に載した方がいいかな、と思って。
>>251 わかってくれると嬉しいです。
さて、では「情熱い気持ち 涙の跡」の裏話(?)を・・・。
書き始める前にも述べましたが、この作品はウチの実体験を元にした物語です。
最初は書きやすいかなと思ってたんですが、これが以外に難しく・・・。
今までの作品は、自分の頭で作り出して書けばいいのが、
今回の作品は、当時のことを出来る限りリアルに書かなければならない。
もう何年も前のことなので、忘れてることも多く苦労しました。
で、主人公佐伯君のことも少し。
最後の方の彼の考えは結構独特&多少の矛盾があるかもしれません。
正直、掲載する直前まで少し迷いました。その時の考えを鮮明に書くかどうかを。
まあでもそれが真実やし、そこを変えてしまったら色が無くなるなと思い、
当時のありのままの考えを書いてみました。
もしかしたら、「なんだこの考え、おかしいんじゃねーの」と言う人がいるかもしれません。
しかしそう言う人がいても僕は別に構わないです。
だってこれが真実ですから。
でも正直、もうちょっと巧く書きたかったなぁ・・・。
以上で「情熱い気持ち 涙の跡」を終わります。
さて、休まることなく本スレの長編と娘。短編に取りかからなくては。
256 :
こうもり :02/03/28 23:29 ID:l2f5n5je
とてもいい話でした。 好きな人に幸せになって欲しいと言う気持ちは やっぱり誰にでもあると思います。 実体験でこんなことを経験してるなんてうらやましい。 長編も短編もお待ちしております。 頑張ってください。
>関西人Zさん こうもりさんと同じです、本当によかったです、俺も今本スレで実体験に近いようなこと 書いてるけど(ホントはもっと汚い(笑))難しいよね、だから我犬。さんはすごいと 思いましたし、関西人Zさんもすごいと思います、実体験だから人間の汚いところを書かないと いけないし、それを書いてると自分が惨めになってちゃうから、難しい。 俺、正直疲れてきたから俺の分まで頑張って下さい、期待してます!
>>関西人Zさん オレが見た未来はなんだったんだ〜 って言うのは別に良いんですけど。 いい話じゃないっすか。 純愛ですね。 その気持ちわかりますよ。 相手の幸せを願うってことは、 なかなか勇気の居る事だと思います。 ある意味、告白するより大きな勇気じゃないかな? でもいろいろ自分の中で矛盾が出て自分を嫌いになったり。 人それぞれの感覚で・・・それが面白いんですよね。 それにしても実体験は書きやすいけど、ちょっと恥ずかしいですよね。 ネットだから書けるってもんだけど。
>関西人Zさん お疲れ様でした。 >本当に好きになった人が幸せになるなら、俺はそれが一番嬉しく感じられる。 よく分かります… でも心のどこかでは「近くにいてほしい」と思ってる自分がいたり(w 少なくとも自分は「佐伯くん」に強く共感できました。 >我犬さん HP開設おめでとうございます^^ 後で伺いますね。 実体験については…自分は絶対無理(w 恥ずかしすぎる…
260 :
関西人Z :02/03/30 01:11 ID:kXRkYTZD
こうもりさん、chickenさん、我犬さん、ラムザさん、ありがとうございます。 皆さんの感想を見ると、今回の小説本当に書いて良かったと思います。 この小説を書いてる途中、色々なこと思い出しました。 良かったり辛かったり甘酸っぱかったり。 ちょっと懐かしくなりました。 今となっては、良い思い出です。
長編を書き始めてしまったから ここに載せるものが無くなってしまった。 今書いているものが一段落すればまた短編書きたいな。 今まで書いてきた短編とちょっと変わった感じにしたいんだけど どうも同じようになちゃうんだよね。 でも今、書いている長編が書いてて楽しいので いつになるやら・・・ 息抜きで書けたらいいんだけど。
262 :
関西人Z :02/04/02 00:50 ID:9NvwuBSs
少しの間ここ及び本スレの活動を休止します。 色々と訳はあるんですが、一番の理由はウチのサイトで連載している 小説に力を注ぎたいから(最近全く更新してないから危機感が・・・ あまり長く休むつもりはありませんが、いつ帰って来れるやら・・・。 まあ最近本スレも安定しているのでしばらく離れてても大丈夫かな。 目処が付けばすぐに帰ってくるので。 でわ・・・。
>>関西人Zさん なんや〜! HP持っとるんか? まぁ、とにかく1段落したら 戻ってきてください。 がんばれ!!
>関西人Zさん 複数の小説を同時進行ってすごいですね。 できるだけ早く帰って来てね。 コンボさんに続き関西人Zさんも休憩か… ちょっと寂しい…
>関西人Zさん 自分も最近更新が遅れているので、危機感を感じています。 とてもじゃないが本スレの勢いについていけない今日のこの頃……。 関西人ZさんがHP持ってたなんて知りませんでしたよ。 連載中の小説に一段落したら戻ってきてください。 のんびり待ってます。
266 :
:02/04/04 00:31 ID:BOM4wXg1
childrenたんの続きが見たい!
保全。
268 :
関西人Z :02/04/05 00:06 ID:rKnlaVNd
(〜^◇^)ノ<やっほーい♪ ということで(謎 ども、Zです。 >我犬さん 从#~∀~从ノ<よ、絶好調! >ラムザさん ( ●´ー`)<コンボさんが帰ってきたからもうさびしくないっしょ 从;#~∀~从<そういう問題じゃないやろ >L型さん ( `.∀´)<確かに本スレの勢いは凄すぎるわ ( ´ Д `)<わたしもついていけな(略
>>266 さん
ありがとうございます、そう言っていただけると本当に嬉しい限りです!
私事で申し訳ないのですがすごい悲しいことがありまして、
最近はほとんど寝れない状態が続いております、その起きている時間に書けばいいの
ですが・・・・少し待っていただけないでしょうか?
必ずけじめはつけます!小説とは関係のない文でしたが、これをごらんになった方々
本当に申し訳ございませんでした。
( `д`)<絶好調ちゃうわ! 書き溜めているから タイムラグがあんねん。 >>chickenさん 待ってくれている人がいるって事は 幸せな事なり。
_____和寿アングル_____ 吉澤が去った後いつもどうり学校が始まった。 和「はぁ〜〜〜〜〜だるい〜〜・・・」 後「そんな新学期そうそう『だるい』って・・・・」 石「そうだよ、毎日 ハッピー♪だよ」 和・後「「(それは違う気が・・・)」」 石「よっすぃ〜とは話してるんでしょ」 和「まぁ話している事は話していることは話しているけど・・・・」 後「別に良いじゃん、それじゃあ」 石「よっすぃ〜元気ぃ?」 和「元気みたいだよ、いつも通り」 後「よっすぃ〜は元気だね〜どの国に行っても」 石「たしかにね・・・・」 ___吉澤アングル____ 吉「うわぁぁぁぁぁぁーーーー!」 弟「また叫んでるよ、姉ちゃん・・・」 父「今度はどうしたんだ?」
吉「ベーグルがなくなったーーーーー!」 父・弟「「・・・・」」 それから・・・・ 吉澤はいつも通りメールを打っていた。 ぽちぽち・・・_ 吉「ねぇねぇ」 父「なんだ?」 吉「明日ってあっち(日本)に帰れる日でしょ?」 吉澤の両親は吉澤の事を考え何ヶ月に何回か日本に帰るようにしている。 父「そうだな。それがどうかしたか?」 吉「何時間ぐらいあっちにいられるのかなぁー?って」 父「うーん・・・・別にお前だけは1週間ぐらいいても良いぞ 父さん達は一回帰ってまたお前を迎えに行くから」 吉「まじで!1週間いるいる!!」 父「そっか・・・_」 ____混合アングル____ そして1度吉澤が帰ってくる日がやって来た。 メールでその事を知った、その日空港まで迎えに行こうかと考えたが その日は平日、授業があったため空港に行くことができなかった。 授業が終わるぐらいには家にいるとの事だった。 その日俺はうかれていた、妙に授業が長く感じられた。 授業も終わり俺は家に向かった。 チャリをこぎながらいろんな事が頭に浮かぶ。
また更新します
274 :
七資産 :02/04/06 21:56 ID:9EWr0O1G
ブラヴォー
275 :
:02/04/06 23:43 ID:F5v+qruO
続編キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
「海と風に思うこと」 ピュゥッ 潮風を纏いながら、強い風が通り過ぎていく。 後に残るのはそのほのかな甘い香り。 左手をハンドルに残しながら、右手で髪をかきあげる。 ただそれだけの操作で、彼女の長い髪は以前の様相を呈した。 やっぱり海には風が似合う、そしてこの国にも…… そうひとりごちつつ、彼女はまた両手をハンドルにかざす。 ふとメーターに目をやると、針は60をぴったりと指しており、 そこからまったく触れる様子もない。 まあそれは彼女の腕ではなく、勿論足という意味ではなく、 純粋に車の機能のおかげである。 アクセルロック……この国の中級以上の車には大抵ついている機能である。 ましてや彼女の乗っているのは、真っ赤なオープンカー。 ついていない訳がなかった。
それにしても…… 彼女はまたひとりごちる。 なんでこの道が55mph制限なんだろう…… 彼女の走っている道路は、いわゆる高速道路であり、片側三車線の道路である。 ほぼまっすぐで曲がることも殆どなく、地面の状態も大型トラックなどがあまり 通らないせいか、すこぶるいい。 その上、見渡す限りでは彼女以外に走ってる車は一台もない。 日本でこの道路なら、普通の人なら120キロぐらいだすだろうし、 馬鹿な若者たちは160キロぐらいはだすだろう。 中でも金を持っている輩なら200キロでも300キロでもだすだろう。 そんな道である。 彼女がそう思うのも自然なことである。 まあ、別にいいか。 今回は別に急ぐ理由もないしね。
ちょっと息抜きに書いてみます。 そんなに長くならないと思います。 自分の苦手な三人称、及び風景描写をメインにしてみようと…… 風景描写の得意な人、駄目だしもらえるとうれしいです。 1つ質問ですけど、ハワイ編でパンしか食べられなかったのって 辻でしたっけ、加護でしたっけ? まあこの質問は彼女の答えを教えてるようなものなんですがw その答えによって一行ほど変わってくるので教えてください。
もうちょいとうp 彼女がここ、ハワイに来たのも特にこれといった理由が あったわけではなかった。 7,8年程前、彼女はアイドルグループに属していたのだが、 その時番組の企画で二度ハワイには来たことがあった。 当時もたいがい忙しいと思っていたのだが、その考えは間違いであった ことをすぐに教えられた。 一年後の自分たちの状況を持って。
それでも当時は若かったし、仕事自体も楽しかったので 忙しさ自体はさほど気にはならなかった。 それでもたまには休みたい時もあった。 まあそれが大きな理由というわけではないが、ともかく 彼女はそのアイドルグループを18の時にやめた。 5年間やっていたことになる。 現在では、その時のメンバーは殆どいない。 いや、殆どという言葉は間違っているだろうか。 何しろ、13人いたうちの一人しか残っていないのだから。 その一人も、新曲を出した時にTV番組に出るくらいで、他の番組はおろか コンサートにさえ、グループとしてでることはない。
ともあれ、そんな状況だったので、彼女には特にハワイには 思い入れがあったわけではなかった。 ただ海のあるところでドライブをしたい、とマネージャーに告げたところ それならハワイにでも行ってきたら、という返事が返ってきたのだ。 昔見られなかったところもあるし、また同じ場所でもあの頃とは 感じ方もちがうだろう、そんな風に考え、彼女はハワイ行きを決めた。
282 :
:02/04/07 11:19 ID:1P4RCuNB
確か泣いていたのは加護だった気が
久々に見たら大量更新されてるなぁ… >chickenさん なんか私生活で大変みたいですけど、無理しないで頑張ってね。 この話好きなんで応援してます。 >IEEE1395さん おぉ、なんかかっこいい話ですね。 続き期待してます! ハワイ特番は…自分は覚えてないなぁ。
from
>>281 海岸についたので、車をとめて歩くことにした。
先ほどよりも一層強くなった潮の香りに多少ムッとしつつも、
改めて海を実感する。
気温は日本に比べるとかなり高いのだが、湿気が意外と低いのか
日本特有のあのじめじめした感じはあまりしない。
それとも、外国にきているという事実がそう感じさせるのであろうか。
真っ青な海を眺めながら砂浜を歩いていると、前方から自分を呼ぶ声が
聞こえてきたのでそちらを振り向いた。
見ると、明らかに日本人のカップルである。
>>284 について
なんかミスって一人称になってしまった(^▽^;)
慌てて書き直します。
やっぱり自分は一人称が書きやすいらしいw
やりなおし
from
>>281 海岸について、彼女は車をとめ歩き出した。
先ほどよりも一層強くなった潮の香りに多少ムッとしつつも、
改めて海を実感する。
気温は日本に比べるとかなり高いのだが、湿気が意外と低いのか
日本特有のあのじめじめした感じはあまりしない。
それとも、外国にきているという事実がそう感じさせるのであろうか。
真っ青な海を眺めながら砂浜を歩いていると、前方から彼女を呼ぶ声が
聞こえてきたのでそちらを振り向いた。
見ると、明らかに日本人のカップルである。
「あの、ののさんですよね」 「ええ、そうですよ」 「俺、モーニング娘。の頃からずっとファンだったんですよ。 よかったら写真とってもらえませんか」 「私は別に構わないけど。でも彼女が怒っちゃうんじゃない」 「いえ、大丈夫です。私もののさんのこと好きです。 だから会えてうれしいな、って思ってて」 「そう。ありがとう。じゃあ三人で撮りましょうか」 彼女の言葉に、そのカップルは歓声を挙げる。
彼女は、そこを通りかかった白人の男に声をかけた。 "Hi! Would you take our picture?" (ねえ、写真とってくださらない) "Sure. Where's your camera?" (構わないよ。カメラは) "They have it." (彼らが持ってるわ) "Okey." (分かった) そう言ってその白人は彼らの方に右手を差し出した。 が、カップルはきょとんとしている。 「ほら、カメラ。撮ってくれるって」 「あ、本当ですか。じゃあこれ、お願いします。please」
その後、彼女はカップル達と三枚ほど写真をとった。 彼女は、真中に立つのは仲を裂くみたいで縁起が悪い、と言って 断ったのだが彼らに強行に主張されたのでおとなしく 真中に立つことにした。 撮り終わった後、その男が話し掛けてきた。 "Do you enjoy staying here?" (楽しんでるかい) "Yes. I'm having fun." (ええ、とっても) "You're not their friend, right?" (あなたは一緒じゃないの) "No. Why you know?" (そうよ。でも、どうして) "Because you said, they and I. Didn't say, we" (『彼ら』、とか『私は』、とか言ったから。普通なら『私達』、って言うだろ) "I see. I'm a TV personality and they asked me picture with me." (なるほどね。私は芸能人で、それで写真頼まれたのよ) "So you are Japanese star like Hollywood" (じゃあハリウッドスターみたいなもんだ) "I hope so. Thank you very much." (そうだといいわね。写真ありがとう) "You're welcome. I hope you enjoy your stay." (どういたしまして。楽しんでね)
訂正
>>289 "I see. I'm a TV personality and they asked me picture with me."
って書いたけど、a picture か pictures ですねw
でもそれより
they asked me to take my picture
とかの方が自然かも知れないなあ……
さてと、仕事仕事w
>>IEEE1395 さん かっこいい、かっこいい 突撃英会話を嫌がっていた、ののとは思えない。 そうそう他の人もレスしてたけど ハワイ特番で食べられなかったのは、あいぼん。 ののが泣いたのは、シャッフルの時の焼きソバ。 でも、小説だからそんなの気にしないで行っちゃえー エピソードなんて作ったって削ったていいんだから。
292 :
ラムザ :02/04/09 04:49 ID:KQYf2cgB
>IEEE1395さん (0^〜^)<英語かっけー!むしろ辻かっけー!w 英語は読む分にはそこそこ読めるけど、 書く時に自然な英語ってのが分からないからなぁ… TOIECでも受けようかな。 少なくとも英検2級は何の役にもたたない…w
そう言うと男は去っていった。 彼女がカップルの方を振り返ると、二人ともぽかんとしている。 「どうしたの」 「いえ、別に。ののさんって、英語できるんですねえ」 「そんなことないわ。あの程度だもの」 「すごいですよ、ぜんぜん!私、正直言ってののさん頭悪いと思ってました。 ごめんなさい。」 「随分、『正直』な意見ね。私ってそんな風に思われてるのね」 「で、でも、これからは考えを改めます。友達とかにも言っときます」 「いいのよ。気にしないで」 「いえ、言っときます。あ、写真、ありがとうございました」 「どういたしまして」
「ののさんはお仕事ですか」 「ううん。これは遊び。だからこれからどうしようかな、って思ってるところ」 「そうなんですか。じゃあ俺らが昨日行ったレストランで、魚介類が おいしいところがあったんですけど、よかったらどうですか」 「行く行く行く!絶対行く!何処にあったの、ねえねえ……」 彼らの言葉をさえぎって急に大きな声で言ったので、カップルは驚いたらしい。 女性の方に至っては、目を白黒させている。 「ご、ごめん。おいしい、って聞くとつい……」 「大丈夫ですよ。それでお店の方は……」 「分かった、行ってみる。ありがと」 「いえ、こちらこそありがとうございました」 そう言ってカップルは去っていった。
場面転換なのでいったん区切りを置きます。
短すぎるので夜にでもまた更新します。
そういえば今日はmusixですねw
ちょっと今迷ってるんですけど、例えば
>>293 で、
「随分、『正直』な意見ね。私ってそんな風に思われてるのね」
苦笑いしながら彼女がそう言うと、カップル達は慌てて答えた。
みたいな感じで、会話の間に状況説明入れるのってどう思いますか?
私は会話の間に状況説明(心情描写以外の)を入れるのは
あんまり好きじゃないんで、会話のシーンは鍵括弧だらけになってしまうんですが。
読む分にはあんまり気にならないんですけど、自分で書くと、どうも
冗長な気がして。
この台詞みたら苦笑いしているののたんとか、あせってるカップル達を
普通は思い浮かぶだろうし、そうするとちょっとうるさいかな、と。
会話シーンって結構難しいですよね。
>>我犬。さん
大丈夫です。ちょっとしたことなんで。
あいぼんが泣いた事実を使います。
>>ラムザさん
私は英検3級ですw
まあ中学時代の遺産ですから、もうちょっと上がってるでしょうけど。
ただ単語を知らないんで、アメリカでも苦労してましたw
>>IEEE1395 さん 同じ疑問にぶつかった事があります。 無理やり状況説明を突っ込んだらワンパターンになったりウザくなったりしちゃうんですよね。 だからまったくの無視の方向でいくか、会話が始まる前か すべて終了したときに情景説明をしたりしちゃいます。<最近のオレの場合 2人きりの会話だとコレが出来るんだけど3人以上になると これまたこの手が使えなくて困っちゃうんですよね。説明くさくなっちゃうし。 その場合は、もう会話のシーン無くしちゃう。 って荒業を使った事があるような・・・それは今書いているものなんですけどね。 状況説明に要点だけのセリフを織り交ぜちゃう。 どの場面にも使えるかわからないけど経験ありです。 会話シーンて難しいし、得意じゃないけどオレは好き。 たくさん書いているけど、まだ試行錯誤だし、それが味だと思って書いています。 考え出したら進まないから。 答えなんて無いと思うよ。そこら辺が、それぞれの個性になるんだもん。 長々偉そうな事書いてすんません。
>>我犬。さん なるほど。参考になります。 私も会話シーン、好きなんですけどね。 本スレの石川の奴なんて、会話のみですしw 漫才ならそれでいいんだろうけど、今回のみたいなのだと ちょっと書き込みたくもなる。 どうしても要ることは書くつもりですけど、それ以外は やっぱり省きがちになっちゃいますね。 状況説明がいらないくらい読み手の想像を書き立てられるような 会話を書けるように頑張ってみます。
from
>>294 変わらないなあ、私って
彼女は先程の会話を思い出しながら考える。
外見は確かに変わった。
身長は170cm近くあるし、足やおなかも随分細くなった。
今ではスタイルのいい女性芸能人、なんてランキングにも
上位に入っている。
髪型も変えた。
以前は頭の上で『おだんご』を作っていたのだが、
それをほどいてストレートにし、徐々に伸ばしていって
今では昔のメンバーだった、そしてあこがれだった飯田さん
と同じぐらいの長さになっている。
飯田さんかぁ。相変わらず綺麗だなぁ 彼女が一番慕っていたのは飯田圭織だった。 勿論、いつも一緒に扱われていた、『あいぼん』も好きだし、 他の自分と同い年ぐらいのメンバー達とも息があった。 『おばちゃん』と言ってもいつも笑ってくれた保田圭も好きだったし、 尊敬もしていた。 実際、彼女自身はおばちゃん、だとは思っていなかったし そう呼びたいとも思っていなかったのだが、そう呼ぶことで垣根がなくなる と言って喜んでくれた保田の顔を見てると、保田さんと呼べなくなって しまったのだ。 だからそう呼びつづけていたのだが、番組や他のタレント達が そんな風に扱うのには閉口していた。 保田さん、私はおばちゃんだなんて思ってなかったんですからね 彼女は右足に力をこめた。
彼女が一番尊敬していたのは保田だった。 自分に対しては非常に厳しく、練習でも一番頑張っていた。 振り付けも一番早く覚え、一番うまくなっていた。 しかし、最後まで練習していたのも彼女だった。 その一方で、他のメンバーに対しては優しかった。 新旧老若関わりなく全員に同様に優しかった。 だからみんな彼女のことを好きだった。 そしてそれに甘え、驕らなかったところも彼女のいいところだろう。 そういう面では、飯田圭織は正反対だったのかもしれない。 飯田は明らかに新しいメンバーとそれまでのメンバーを区別したし、 ダンス等の練習も自分が合格と言われるとさっさと終わって帰ってしまう。 若いメンバーが楽屋で騒いでいると露骨に嫌な顔をしたし、 それを保田に指摘されて騒ぐのをやめる、という場面が幾度もあった。
だから、今の元メンバー達に誰が一番好きだったか、と問い掛けたら 一番多く挙がる名前は保田だろうし、飯田の名前はあまり挙がらないだろう。 辻希美を除いては。 飯田は、彼女がモーニング娘。に入った時の教育係だった。 教育係と言っても、実際に全てを指導するというわけではなく、 ただのTV番組上の話の種にしか過ぎなかった。 しかし彼女達はそれ以上に考え、積極的に話し合い、様々なことを教えた。 飯田は、彼女と同期の三人の中でも、彼女に特によくしてくれた。 彼女のことを一番愛してくれた。 保田にえこひいきしすぎ、と注意されることもあったが、 それでも彼女のことを特別に扱ってくれた。 自分だけが特別に扱われている、という感覚は中学生当時の彼女にとって 何ものにも変えがたい快感であったし、それに対して何ら疑問を抱くことはなかった。 だから彼女はそれに答えるために努力したし、誉められたこと、怒られたこと、 その他どんなことでもまず最初に飯田に話をした。 モーニング娘。をやめてしまった現在でも、飯田は彼女と会った時は 他の元『娘』と会った時よりもよく喋ってくれる。
とりあえずこんなところで。 ちょっと長かったかなw 今見てみると改行もないから、同じ行数にしては詰まりすぎてる。 まあこういう描写もいいかな、なんてねw ちなみに飯田がわりと悪者になっていますが、 別にあんちではありません。 をたの人、ごめんなさい。 保田がかなりいい人になってるのは、私がヤスヲタだからですw まだ最後まで書ききっていないから、どう終わらせるかヒヤヒヤしてます
303 :
ラムザ :02/04/10 12:56 ID:rW9wM9uj
>IEEE1395さん いや、やっぱすごいっすよ<文章力 自分基準で申し訳ないけど(w 会話については自分の場合は全く逆の考え方で、 かっこが連発しないようにいつも苦労してます。 なんかかっこばかりだと小説っぽくないかな?と思いまして… (それでも本スレの作品の中では一番かっこが多いと思う(w) 我犬さんの言う通り、個々人の自由でいいのではないでしょうか?
>>ラムザさん 誉めてもらえてうれしいです。 私はラムザさんの見ててうまいなあ、と思いつつ書き始めたんで。 私は江国香織が好きなんですけど、彼女の作品では 一言ごとに細かく、「……」と言った、「……」とうなづいた、 みたいに書いてあるんですねぇ。 だから確かに気にしなくていいのかもしれません。 読んでるときは気にならないのに、いざ書いてみると めちゃくちゃ気になるんですねw しかし彼女の突きつけられるような情景描写と それにともなう心理描写にはあこがれます。 心理描写をせずに心理描写をしてしまう、といった感じが(逆説的ですね) たまらなく好きで、それを目指して書いてるんですけどね。 あと、女性の心理描写はやっぱり難しい。 これは無理かもしれない、と思っています。 3日ぐらい女性になっていみたいですねw この次は女性一人称で、笑いでごまかさないw ものを書いてみることにします。
from
>>301 そういうこともあって、彼女は飯田を一番したっていたし、
彼女の真似をしてもいるのだが、影響を受けたのは彼女だけ
というわけではない。
彼女にもう一人大きな影響を与えたのは、紺野あさ美だろう。
紺野は、モーニング娘。に入ってからもよく勉強していた。
学校の成績も、落ちるどころか寧ろよくなったのではないか
と思わされるほどであった。
彼女は一度、騒がしい楽屋の中で勉強している紺野に尋ねたことがある。
何故それほど勉強するのか。私達には必要ないのではないか、と。
その時の彼女の答えはこうであった。
大事なことだからです。それに、好きだから
その言葉は、非常に衝撃を与えた。
彼女がモーニング娘。に入ろうと思ったのも、元々は勉強が嫌だったからだし、
オーディションに合格した時も、これで勉強しなくてすむ、という
想いが一番大きかった。
だから、紺野の言葉は理解できなかった。
その言葉を理解できるようになったのは二年後のことである。 ある番組で、他の出演者の一人の何気ない一言が彼女に突き刺さった。 こんなことも知らないんだ それは発言、というよりは独り言といった程度で、言葉自体も彼女だけに 向けられたものではなかった。 紺野と保田、矢口に向けられたものではないことは明らかであったが。 頭悪そうに振舞うのと、実際に知らないのは違うんだよね それは彼女がその時から今に至るまでずっと思っていることである。 知ってるのに知らないふりはできるし、それはキャラクターでもある。 しかし、知らなくて知らない、と言うのはキャラクターではない。 『知らない』という事実を晒しているだけである。
ただ、そんな考えを持つようになったのはこれもまた紺野のおかげである。 他の番組で、その時はクイズコーナーだったのだが、彼女が答えられた問題で 紺野が間違っていたことがあった。 番組収録後に、 「あさ美ちゃん、あんなことも知らないんだねえ」 と言ったところ、彼女としては冗談のつもりだったのだが、 思わぬ反論を浴びた。 「知ってました。でも、辻さんが合ってたから、間違えた方が面白いかと思って。 それに、面白いボケも思いつきましたし」 彼女は驚いた。紺野は見栄を張るような子ではないし、嘘は絶対につかない。 だから、彼女の言うことは本当なのだろう。 確かに番組では、彼女の正解に対しては感嘆の声があがったが、 その後の紺野の答えで会場は大爆笑だったのだ。 そして彼女は決心した。いろいろなことを知ろうと。 知っている上で、知らないふりをしても構わないのだから、と。
ここまでです。 最初の方で、ちょっとだけ、って言ったんだけど 結構長くなってきましたねw 大人なののたんを想像していると面白いので もう少し引き伸ばしてみるか、などと思ってみたり。 でもこういう娘。のその後、みたいなのを考えるのって ちょっと緊張しますよね。 それに本当はもっと浮き沈みとかあるべきなのに、 いいようにいいように書いてしまうw ちと反省。
このすれではお初のgattuです。 一緒に暮らすならシリーズに今まで見た中ではないと思われる。 お笑い路線で新しい風を作っていきたいと思っています。 みなさんの作品を見て研究しようと思ってますが。 状況説明の極意とか教えてくだせい。 小説買って見てくれなどと言うことは言わないでね。 多分失敗するだろうと思いますが完結はさせます。 長い目で見てね。 ・・そういえばここの作者さん達の年齢層聞いてもいいですか? ちなみに私はこうにです。
310 :
:02/04/11 18:38 ID:KgkrhDyx
壁にぶち当たった。 >>IEEE1395さん オレはシリアス路線じゃないよー まぁ、いいや。 それにしても楽しんで読まさせてもらっています。 浮き沈みはあんまり気にしなくてイイと思うよ それと長くなってるのは気にしないで 書きたいように書いたほうが絶対面白いから、 無理して縮めないでね。 良いように良いように書いて萌えさせてくれー<ののヲタヨリ >>gattuさん お笑いは難しいですよ。もちろん反対もしませんし大歓迎です。 オレも何度か挑戦しようとしましたが挫折しました。 笑いはテンポや表情やらが大切だと思うんですよ。 文字をどのように脳内で変換させるかは読者次第ですから。 あと状況説明は、オレも苦手です。 苦手だから極力書かないで他の手段で表現させたりします。 オレは去年の暮れに初めて書き始めてテクニックもないし、 国語も得意ではなかったので我流で書き続けていますから 偉そうな事はいえないんですけど。 あとは試行錯誤でとりあえず書いてみて2,3日したら読み返します。 書いているときは(・∀・)イイ! と思っても冷静になるとヤベーとか思って 恥ずかしくなります。(1人羞恥プレイ) オレの場合は最後まで書き切ってから何度も構成を校正して更正します。(なんのこっちゃ) とにかく無駄が多いですね。5千文字書いても4千文字捨てたりしますから。 それでも誤字脱字が多いのはご愛嬌。 ごめんなさい。 新作が行詰ってハイテンションなもんで。
312 :
:02/04/11 20:05 ID:tBHOy75M
IEEE1395 (・∀・)イイ!
わかりました一度全部書いてから手直しして 書けばいいんですね、とりあえずモー娘。はお笑いでしょやっぱり。
314 :
:02/04/11 21:59 ID:GvxYtCR+
ちょっと待て! 新参は半年R(r 我犬。さんがあんなに書いてくれているのに オマエはそれしか読解力がないのか? M-seekでも読み漁りそこで修行しれ それとセンスを磨け それからデビューだな
俺って敵多いなあ(汗 修行しないとやっぱだめっすか? いいじゃない素人が居たって 新ネタで行こうか? 残り4個あるで 絶対完結してやる そのためにはどうすればいいのかなぁ・・・・・ そうだな性的描写入れてみるか・・・ そうすりゃみんな納得するか よし明日は性的描写だ。やってやるぜー
素人でいいから空気と過去ログを読め。 笑いを狙っているならそれを狙ってると言うな。 演技では、観衆を悲しませるより笑わせる方が難しいと言われている。 そしてお前に生みの苦しみというものが理解出来るか? 今のままじゃお前ただの荒らしだぞ
from
>>307 その後、彼女は勉強した。
いろいろな本も読んだし、学校の勉強にも精をだした。
仕事が忙しくて時間はあまりとれなかったのだが、その限られた時間のなかで
できるかぎりいろいろなことを学ぼうとした。
英語は英語検定の3級を持っている。
それ自体別に自慢するほどのことでもないし、実際のところ
先程海岸でした会話をできる程度なのだが、それでもカップル達は驚いていた。
それは結局、彼女が知っているのに知らないふりをしていた、
という事実を知ったからである。
そこからは尊敬が生まれることはあるが、決して卑下や嫌悪が生まれることはない。
なぜなら、彼女は嘘をついていたのではなく、キャラクターを演じていた
に過ぎないのだから。
あれっ、何考えてたんだっけ…… ああ、そうか。私って変わんないなぁ、とか思ってたんだっけ。 外見が変わっているのは言うまでもないが、内面も随分変わってるところもある。 知識の量は明らかに増えているし、理論的な考え方もできるようになった。 それはきっと紺野に張り付いて数学を勉強したからだろう。 そういうこともあり、今ではお子様向けの番組よりは大人向けの番組に 出ることの方が多いし、まじめな議論をするような番組に出ることも たまにはある。先程のカップルはそういう番組は見ていないのだろう。
だから周りの人間は口をそろえたかのように、変わったねえ、 などというのだが、彼女はいつも首をかしげるばかりである。 彼女自身は何も変わっていないつもりだった。 一番変わっていない自分らしいところ、『くいしんぼう』なところ が変わってないからである。 今では流石に昔のようにはできないが、それでも食べ物の番組だと聞くと わくわくするし、やる気が変わってくる。 前に一度『どっちの料理ショー』にでて食べられなかった時は、 流石に泣きこそしなかったが、本当は泣きたいぐらい悲しかった。 つとめて冷静な顔をしていたので、他の出演者には分からなかっただろうが。 尤も、マネージャーだけは分かってくれていたようで、収録後、彼女が 食べ損ねた明太子スパゲッティを一緒に食べに行ってくれた。 その時のスパゲッティが一番おいしかった、と今でも語っている。
ここまでです。
>>312 それが一番うれしいかもw
次はキターがでるまで頑張るぞ!
>>我犬。さん
我犬。さんのがシリアスじゃなかったら、私にはシリアスは
一生かけないですよw
我輩は犬である、のようなほんわかした感じと比べて
あまりにも違ったのでびっくりしましたし。
浮き沈み、ってのはメンバーに対する見方のことで、
どうしても全員のことをいいように書いてしまう、ってことです。
過去回想書くなら平等に悪い面も書くべきでしょう。
そもそも悪い思い出というのは印象が強いものですから。
飯田をちょっといけすかない奴にしてしまいましたが、
それも飯田の掛け値なしの愛情を描いてみたかったからですし。
メンバーを悪人にできる人たちがすごいと思いますよ。
今度推理ものを書きたいとか思ってるんですけど、
ちゃんと殺せるのか不安ですw
>>gattuさん
>>314 や
>>316 の言ってることは、厳しいですけど
その通りだと思いますよ。
特に
>>316 の「狙ってるというな」というのは正しいと思います。
私は坂田利夫の「ありがとさーん」っていうノリは好きですし、いいと思います。
加護が「男なんてシャボン玉〜」とか言いながらゲレンデを
転げ落ちていってもいいと思いますし。
でも、あくまで「さりげなく」が必要ではないかと。
もしくは、最初から最後まで狙いつづけるとか。
漫才やコントというのは、確かに笑いをねらっていますし、笑うところを
最初から準備しています。
でも、あくまでそれに気づくのは観客ですし、芸人は笑われている時でも
さりげなさを装っています。
もしくは、吉本のように完全に狙っていることまでアピールして、
笑う場所も全部強調して伝えてしまうという方針もありかもしれません。
どちらでもよいかと思いますが、後者は予定調和のない
ネット上では相当の技術がいると思います。(ボブなんかがそうかな?)
あと、性的描写はまず受け入れられないでしょう。
そういう点も含めて、
>>316 は空気を読めと言っているのだと思います。
長すぎるコメントですいません……
gattuさんよ、別に俺は文句を言う訳じゃないんだけど
性的描写入れるなら他のスレに行った方がいい。
ここでも本スレでも明らかに叩かれるよ、今のままじゃ。
あとさ、名前の所で(ネタだけなら他には負けない)ってあるけど
みんなのレスを見る限り負けてると思う、全てね。
>>316 さんじゃないけど、素人でもいいからとりあえず空気読もうよ。
書き方は下手じゃないんだからさ。このままじゃ廃れちゃうよ?
まあでも分かってもらえないんだろうな、多分。
昨日ほとんど寝ないで他の作者さんの作品を研究しました。 おかげで状況描写という物を覚えました これで文句の言われない物ができたと思います とりあえず成長したねって言ってくれると嬉しいです。 眠いので本編の方にやったらすぐ寝ます。 それでも他の作者さんよりは質が悪いけど努力しているとほめてください。 今回から笑いはさりげなく小出しで行くと思います。 荒らしと言われないようがんばりますよろしくね。
323 :
一読者 :02/04/12 16:18 ID:8kDH7HyJ
>「もうちょっとがんばらなければだめっすか?」 頑張る事が出来ないのなら辞めた方がいい 他の作者はアンタより頑張っているし努力している ここのスレの作者達は優しい人が多いからと言って甘えるな。 それと素人目から見ても句読点があまりにも酷すぎる
ドキッ >それと素人目から見ても句読点があまりにも酷すぎる ヤバ・・・ オレも反省。 、。だいすっきだからな。 HNにも入れているし 昔からの癖なんですよね。 息抜きしに来たら、なんかちょっと >>IEEE1395さん すごいペースで書いていますね。 メンバーをどうしてもいいように書いてしまうのは 共感できます。実際オレもそうだし。 もし、かわいそうなキャラの場合とかは 番外編でフォローしたりしちゃうんです。 殺すなんてとんでもない・・・ でも、そろそろ悪人になってもらいます。 今書いているものは悪人です。 悪人の概念は人それぞれですけど。 善と悪は表裏一体 さてつづきでも書くかな。
なんか本スレも含めて2chぽい雰囲気になってますね(w とりあえずリレー小説の続きを書いたので後で推敲してUPしよう。 >gattuさん もうみなさんから激しい突っ込みが入っているので恐縮なんですが、 自分の考えをひとつ。 努力とは影でやるものであって他人にアピールするものではない と思うんですよ。 あくまでも読者の皆さんに見せるのは結果(作品)だけ。 そしてその結果がどういう評価を受けようとも、 それを糧に努力していくべきものだと思います。 誉めてほしいというのも悪いことじゃないと思います。 自分もそれをひとつの目的に努力していますし。 ただ、ちょっときつい言い方になるけど、 「誉めてもらうこと」だけを求めて「批判されること」を 否定するようなら2chには向いていないと思います。 (2chは明らかに批判の方が多い) それに時には批判の方が作品のためになることもあるんですから。 これからのgattuさんに期待します。 以上、長文失礼しました。
327 :
こうもり :02/04/12 18:29 ID:exA9Hv/R
なんか本スレ雰囲気がよくありませんね。 最近いい感じだったのに・・・。 >ラムザさん リレー小説楽しみにしてます。 >gattuさん 勉強不足は御互い様だと思いますが、あなたの場合は なんか変ですよ、誰かに頑張っているのを認めて欲しいのは 分かりますが、それは作者本人が言う事ではなく 作品を読んでくれた人がいってくれるもののような気がします。 えらそうに言ってすいません。
たしか2chっぽいですね〜、本スレで書いたことを覆すわけではないですが・・・
地位と名誉のためにやってたら駄目だと思います。小説というものの中で何かを伝
えたいと思うのが一番じゃあないでしょうか?私の場合は時々メモ帳に書いてて
「早くこれを皆さんにお見せしたいな」と思うときがあります。
伝えたいことはなんなのか、それを読みとってもらえる、感情移入して頂けるのが
小説のメリットではないでしょうか?正直私自身
>>266 さんのこのレスがあったとき
すごくうれしかったんです。
とにかくなんのために書いてるのか?って事を考えていただきたいです。
15歳の高校生に言われてむかつくかもしれませんが、これが本音です。
from
>>319 そんな風にとりとめのないことを考えているうちに、目的の
レストランに着いた。
外壁は真っ白で、ハワイの抜けるような青空と森の緑に
非常によく溶け込んでいる。
形もいわゆる『西洋風』であり、(ハワイなのだから勿論西洋風なのだが)
『お洒落』なレストラン、として紹介されそうなおももちである。
が、彼女がそれを見て最初に思ったのはまったく違うことであった。
昔来たじゃん……
そのレストランには、確かにモーニング娘。時代に来た事があった。 カップル達がレストランの名前を言わなかったこともあり、 その当時は皆と一緒に連れられてきたため道を覚えていなかった ということもあるが、そもそも彼女はこのレストランの名前を覚えていなかった。 覚えていない、というよりは知らなかったのかもしれない。 昔は食べることにしか興味がなかったから、名前なんて気にしなかったもんなぁ 彼女は少し迷ったが、昔と同じところでというのも面白いかと思い、 そのレストランに入ることにした。
店内は、思ったより広い。 その上時間のせいか、他に客は誰もいないようだ。 落ち着いて食事ができることに彼女は満足した。 "Hello. Do you want something to drink?" (いらっしゃいませ。お飲み物はどうなさいますか) "Water is OK. I have to drive." (水でいいわ。車運転しなきゃいけないから) "OK." (かしこまりました) うーん、流石にボーイの顔まで覚えてないなあ。 あのおひげのコックさんなら覚えてるんだけどなあ。 もういないかなぁ。7年ぐらい前になるわけだもんね。
マターリとちょっとだけ更新w ここって(本スレも含めて)あんまり人いない、って思ってたから いろんな人のレスがでてきてチョトビクーリ いろんな人が見てる、と思うとまた緊張しますね。 それがまた嬉しくもありますが。 こっちはあんまりいないけど、本スレの方はいろんな人がいるし、 リレーもまた動き出したから、ちょっと休んじゃおうかな、とか思ってたりしてw 別に忙しいから、ってわけじゃなく単に続き書いてないからあせってる だけなんですけど。 でもあんまりほっとくとまた放置リストに入れられてしまいそうだし。 ( ● ´ ー ` ● )頑張るべ ところで、私(USB)が書いてた、矢口が朝起きたら大きくなってた、 って話覚えてる人います? 書け、って言われたら先にこっち書こうと思うんですけど、 シラネーヨ、ってことならとりあえず他に2作ほど書きたいのがあるから そっちを先に書こうかな、とか思ってたりするんですけど。
>IEEE1395さん 自分のペースでいいですよ。 無理することはない。 ……一読者として言うと休んでほしくないけど(w 矢口の話覚えてますよ。 お母さんのキャラがよかったやつですよね? たしかシークレットブーツがどうのこうのってところで 終わっていたような… どっちの続きでも気が向くままにどうぞ^^ (放置は嫌よ(w)
>>IEEE1395 さん オレはとにかく今ココの載せているのが 止まらなければいいなぁ 今の凄く楽しいし。続きが気になるから。 それと前に書いてあった物を今から続けると 多分なんか上手くいかないような気がするな。 生意気なこと言わせてもらえば、 IEEE1395 さん、ここ最近で凄く伸びてるもん。 前のを続けるなら完全にやり直したほうが 絶対良い作品になると思うな。(大変だろうけど)
☆祝☆ 図書館で小説を借りました。 だから一週間ぐらい間をおいて新作行こうと思うてます。 作品も時期外しているし・・・(汗 小説のどんな所に気をつけて読めばいいのかできれば教えてくださいな。 私が書き始めたのは妄想だけでどこまで行けるかを検証したかったからです。 ちなみに2ちゃんでやるのは批判を受けるためです。 良くても悪くても勉強になるからね。 だから無視されるのが一番怖い。 まあ今回のことで勉強してこいという指摘がありましたけど。 全くそのとうりだと書く前にすでに思ったんだけど。 やった後に考えた方がいいなーと思ったので。 書いたらこんな始末、全く持って恥ずかしいわ。 まあ顔が見えないだけましか・・・ 最後に言いたいのは 他の人は思いつかないような世界を書きます。 個性と着眼点とアイディアは他の作者には負けないつもりでいるので がんばるでー 次の予定は黒紺野で行きます。
>>ラムザさん Thanks. もう一回書き直しますよ。 そして必ずやうpします。 因みにあのやぐままのモデルは私自身だったりしますw (突っ込み方とかが) >>我犬。さん やっぱり書き直しですかねえw そんな気もしてたんですけど。 既に書いたのだけで22kBもあるんだけどなぁw 私の場合串規制で書けなくなって放置せざるを得なくなったため、 一旦書くのを止めて他の人の作品を呼んで考える、 という時間があったのが+になってるのかな、と感じます。 そう考えると串規制もよかったのかも(寂しかったけど) 前の作品、ちょっと自信があったんですけどね。 表現とか視点とか、その他細かいところも読み直して書き直してみます。 >>gattuさん 何借りたんですか。それの感想とか、よかったら聞かせてください。 私のおすすめは江國香織です。(そればっかり言ってますけどw) 小説にもよりますけど、大抵の小説は人物の心理描写に重きを置いているので (それが直接的か間接的かの違いはありますけど) 登場人物のココロの動きを追っていくのが一番いいのではないかな、と思います。 私の場合は完全に主人公になりきりますけど(ドラマとか映画でもそうですが) そして終わったあとで「おいおい」泣きましょうw 私信:今日は秋葉でビデオとサウンドカードを買って、OSを2000からXPに うpする予定ですので、更新は早くても夜になるかと。
自分に対して言われたことを20回繰り返して読みなさい。 君は言われたことの1割も理解できていない。 君が嫌がられている最大の理由は2chに対しての勉強不足。 小説の書き方云々ではなくて。 君のレスの付け方は叩いてくれと言わんばかりだ。 これでも丁寧に対応しているつもりだから これ以上神経を逆なでするような真似はしないでくれ
338 :
:02/04/13 14:41 ID:TLxWzCdX
そう言えば我犬さんの作品でごっちんとヒロキの問題は解決したけど 梨華っちはどうなったのかな。また番外編があるんだろうか。
>>gattuさん >小説のどんな所に気をつけて読めばいいのかできれば教えてくださいな。 オレの場合ですけど、小説の読み方は文字を読むのではなくて 行間を読むことだと思っています。 書く側も読む側もすべて文字だけを読んでおしまいじゃなくて 文字を頼りに頭の中で想像して妄想しながら読んでいると思うんです。 抽象的な書き方しか出来ないですけど、こんな感じかな。 それと最後の4行は書かない方が良かったですね。 読者の方が判断する事ですから。 それを見たら読者は構えて読んでしまいます。 一番の効果的なのは何事も不意打ちです。 わかりますか? 例えば読んでもらう前に黒 紺野と書いて読者の方が gattuさんよりダークな紺野をイメージしていたら 読んでいて物足りなくなっちゃうんです。 他人には思いつかない世界を書きますと言っても 読んでる方がオレもそんな事思っていたよ。って思われたら─ ですから予告は恐いですよ。 この前までやっていた娘。のレギュラー番組みたいになっちゃいますよ。
>>338 今、書いてます
ええ、まさに今。
書いている途中の息抜きでここ覗いています。
吉澤編を載せ終わったらHPに載せたいと思っています。
間に合うかな・・・
341 :
:02/04/13 15:15 ID:TLxWzCdX
>>340 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
楽しみにしてるっす
>>341 本スレにも書いたけれど、石川編を書き終えたから吉澤編の後、必ずUPします!
納得できる形になったか、わからないですけれど、読んでやってください。
家に帰ってすぐさま鞄を放り投げた。 吉澤が使ってた部屋に行く。 ドアノブに手をかける・・・・・___ __・・・・何か緊張する 深呼吸する・・・・・・・・・・ 手に力を込める がちゃ 和「??」 あまり手に加えてないのに・・・ 和・吉「「うお!!」」 はち合わせに・・・・ 和「久しぶり」 なんか妙に照れる。 吉「・・・うん」 吉澤も俯いた。 「「・・・・」」 和「どうだった?むこう」 吉「楽しかったよ」 和「そっか・・・・」
本スレとこっちとどっちを書けばいいんだ〜ーー!! 更新終わりです、少しですみません。
346 :
346 :02/04/13 23:50 ID:UtLYWWYJ
>>gattu ま、精々頑張りな。 HNだって、gattuって言うぐらいなんだし(w
347 :
:02/04/14 02:03 ID:T/W+QIqw
>>344 続編キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
348 :
ROM :02/04/15 22:34 ID:U+uDzbZ+
最近、ブクマしてたスレが5個ぐらい dat落ちしました。 悪夢になりそうなので保全
「ただいま」 誰に言うでもなく呟き靴を脱ぐ 足元には自分のものではない でも、見慣れた靴が一足 (あいつ来てるのか・・・) リビングにはテレビに向かう人影 鮮やかな金髪、小さい後姿 俺は呆れ気味に声をかける 「お前、人の家に入り浸るなよ」 「あ、おかえり」 そっけない返事 彼女は黙々とゲームを続ける よくもまぁ飽きないものだ 彼女の隣に腰をおろして雑誌をめくる 内容が気になるのだろう ときおり彼女が覗き込んでくる しばらくすると彼女は手を止めて いつものように言う 「おなかすいたからなんか作ってよ」 「はいはい」 冷蔵庫の中のもので夕飯を作る たいした料理は出来ないが 彼女はいつもおいしそうに食べてくれる 二人で囲む食卓 付き合い始めてすでに一年 見慣れた風景、他愛のない会話 何一つ変わらない でも今日はいつもと違った 「なぁ真里・・・」 「なに?」 「一緒に暮らさないか?」 〜 Fin 〜
某所で勧められたのでとりあえず書いてみました ご意見よろ
from
>>331 そんなことを考えていると、そのボーイがパンをもってきた。
ああ、そうだそうだ。パンだ。
あれってひどかったよねえ。
あいぼんなんて本気で泣いてたもんなぁ。
彼女は思い出して微笑む。
それは番組の企画の一部で、その前のクイズやらなんやらで
点数の高い順にいい料理が食べられる、というものだった。
加護のいた黄色、6、(ぐらいだったかな?)チームは点数が一番低く、
料理もなくパンが一個だけ、というものだった。
その時はあまりの違いに当時最年少だった加護が涙ぐむ、という
事態になったわけだが、今考えると加護か辻のどちらかを
泣かせることが目的だったのだろう。番組としては。
そんなことを思っていると、ボーイが注文を取りに来たので、
彼女はちょっと聞いてみることにした。
"May I ask you something?" (ねえ、ちょっと聞いていいかしら) "Yes. What's the matter?" (ええ、どうかなさいましたか) "I came here about 7 years ago. On that time, I saw a cook having great beard. Is he still working here?" (私、7年ぐらい前にここに来たことがあるの。 その時、おひげをたくわえたコックさんにあったんだけど、 彼ってまだここで働いているのかしら) "Yes. Maybe you mean John. Call him?" (ああ、多分ジョンのことですね。呼びますか) "Thanks. So please call after finishing his work." (ありがとう。じゃあ手が空いたらお願いするわ) "OK. By the way, what do you want?" (かしこまりました。ご注文の方はどうなさいますか) 『おひげのコックさん』に会えることに満足した彼女は 適当に注文を済ませ、窓の外を流れる雲に眼をやった。
運ばれてきた料理はどれも好みにあっていて、彼女は なんの不満もなくそれらを平らげた。 デザートもほぼ食べ終わろうとしたころ、『おひげのコックさん』 が彼女のテーブルにやってきた。 "Hello.How's it?" (いらっしゃいませ。どうでしたか) "Everything's fine. I like fish and shrimps." (とってもおいしかったわ。私、魚介類、大好きなの) "Thank you. By the way, I've heard from him you know me. Welcome back and thank you very much!" (ありがとうございます。ところで先ほどあなたは私のことをご存知だと 聞きましたが。以前にも来てくださったことがあるんですね) "Yes. Last time I came here about 7 years ago. On that time, I came with 10 of my colleagues..." (ええ、7年ぐらい前だったかしら。10人ぐらいで来たんだけど……)
めちゃくちゃ中途半端だけど、ここまでですw
理由は、ここまでしか書いてないから。
昨日新人歓迎会で激しく飲んだ後、徹夜で麻雀打っちまいました。
おかげでちょっとつらいw
何もなきゃ寝てるんだけど、今日は教授と話す予定が……
仕方ないから行ってこよう。
>>349 ご意見、と言われても流石にコメントのしようがないですよ。
というわけで、もうちょっと書いてください!是非!
付き合って一年経った、ちょっとマンネリ化した空気、
それを破り、もうちょっと先へと進もうとしている男の意識、
そういったものが短い文章の中にうまく含まれている、とは思います。
が、ちょっと感想は持てません。
続きに期待したいですね。
>>IEEE1395 さん 一応あの話はあそこで終わりです 言い訳がましいですけど その後の生活を書きたかったのではなく 矢口がテレビに向かっている画像を見たとき 脳裏に浮かんだ映像をどれだけ伝えられるか それが目的でしたから雰囲気が伝わっただけでも十分です ずぶの素人なもので シチュエーションが決まってたり 何か画像を見たりしないと書けない気がします 暮らすか暮らさないか後日談は 各々の想像におまかせしますけれども とりあえず思い浮かんだ後日談を一つ お言葉に甘えて書かせていただきます
あの日から半年 ようやく穏やかな日々が訪れた 「ただいま」 俺はあの日と同じように呟く 「おそ〜い!」 玄関を開ける音で気が付いたのか 扉の向こうから怒声が飛んでくる あいつは気が短い ほんの5分程度遅れて帰っただけでもこれだ 扉を開けると小さな体で飛びついてきた 「おそ〜い!せっかくご馳走用意して待ってたのに」 「ご馳走?」 「今日あんたの誕生日だろ〜」 ここ最近の忙しさですっかり忘れていた 少し嬉しく思いながらも顔には出さずにいると 「早く座って」 せかされてリビングに向かうと テーブルにはケーキなんかが所狭しと並んでいる 二人は向かい合わせにある自分の席につく いつものように食事、結局片付けるのは俺 食事の後のひととき 「もう半年経つんだね」 感慨深げに彼女は言う 彼女の見つめる先には左手の薬指 小さな指輪が輝いていた 〜Fin〜
こんな感じです。ご意見よろ
まずはHN出さなくてすみません。
早速本題。
ここと本スレの作品は、色々な要素が他よりもあると思う。
例えば、笑えたり萌えたり切なかったり悲しかったり。
自分の作品はこれらには微妙に当てはまらない。
でもそれは自分でわかっていた。わかっていてあえて今までやってきた。
しかし本スレ
>>474 さんのレス。
正直な話、これをどういう意味でとらえればいいかわからない。
萌え要素をふやせればいいのか、それともキャラクター作りをしっかりすればいいのか。
そうなると自分の中で迷いが生じてきた。
果たしてこのまま続けていっていいのかと。
はっきり言って自分が書いているキャラはしっかり立っていない。
それに作品自体、萌え要素が大してない。
いくら<何でもあり>と言っても、不安になる。
だからといって、自分のやり方を曲げるのは嫌。
やはり自分の色は持っておきたい。
これは全て本音。
果たしてどうするべきか・・・。
ってすみません、無駄にこんな事を書いて(しかもまとめられてない
はっきりしてることは、自分の道を見失っているのと
このままの状態が続けば2度と書かない、ということです。
もう一度、自分の小説と向き合った方がいいかな・・・
359 :
:02/04/16 18:20 ID:tlTZisUV
そんなに悩まなくても良いんじゃない? 元々皆軽い気持ちで始めたスレだしね。 読者に必要とされているのなら続けるべき。
>>CHICKEN さん お忙しそうですけど 無理をせず、がんばってください! 待っている読者の方もいらっしゃいますよ。 >>名無し募集中。。。 さん どこから勧められてきたのかな? 素人のオレの感想としては、そういう作風好きです。 良い所、悪い所とかはまだまだ評価できる人間ではないので・・・ >>IEEE1395 さん 英語が約半分であんまり進んでない・・・ 英語を操るんだけど「おひげのコックさん」って 言い方がアンバランスで(・∀・)イイ! もっと!( ´D`)を!! >>悩んでいる作家さん どなたか詮索しないで、同じ書き手として一言。 本スレ474さんのレスは『あくまでも一意見』ですから。 読んでいる方、全員の意見ではありませんからね。 あんまり474さんのレスで大きく悩むのは474さんも望んでいるとは思えないし、 今書いているものがダメと言っているわけではない オレはだからと言って「萌え」要素を強くこれから書こうと思わない。 というか、「萌え」を狙って書けるほど能力ないし、「萌え」の定義もわからない。 人それぞれだと思うから。 それと無理にやり方を曲げる必要はないですよ。 今までの「悩んでいる作家さん」の作風が好きな方もいらっしゃると思いますし、 悩んでも辞める必要はないと思いますよ。 100%の支持は無理ですよ。どんな作家だって。 一言といいつつ長いな。ついでに、ふくろうが何故夜鳴くかを話するか。 支離滅裂なレスでごめんなさい。 独り言。 以前どこかでも書いたけど、オレは「萌え」を狙って書いていない。 それは「萌え」の存在が良くわからないから。 結果もしオレのものを読んで「萌え」と感じた場合は作り手の意思に反している。 でも、それでいいと思う。 自分が作った物が全てでなく、読み手に渡り、読み手の理解とか 想像力とで作品はまた大きく変わるって思うんだけど、どうかな? オレも以前、書いていて不安になってあ゛〜って思ってたけど 悩んでも答えでないから書き続けていろんな書き方に挑戦しています。 それでいいと思うんだけど、嫌なら読まれないだけだし。 良いと思ってくれている人が居れば励みになるし。 公開オナニーの羞恥プレーで楽しんでます。この書き方2回目だな。
>>我犬。さん あなたが最もよくご存知の場所です >>悩んでいる作家さん あなたは萌えさせるためにお書きなのですか それとも何かを伝えるためにお書きなのですか 本来小説にはいろいろな要素が含まれていて その中で作家の趣味・嗜好などの個性はもちろん 書いた環境の違いもあるでしょう もしかすると体調も関係するかもしれません そういったさまざまな要素が複雑に絡み合い 結果として笑えるもの、切ないものなど いろいろな作風が生まれると考えます ここと本スレにいろいろな作風や要素があると感じるのは 作家の数が多いということがまず第一でしょう 当然その中にはあなたも含まれますし 他の作家さんとは違う個性をお持ちのはずです 当てはまらないと考えるのは間違いのような気がします あのレスは数ある読者の意見の一つに過ぎません 待ち望んでいる読者もいるはずです 他人に物を提供する立場にある以上 出来るだけ多くの人に満足して貰いたいという気持ちはわかります ですが人間ですから完全に満足させることもすることも不可能です ですから必死で試行錯誤を繰り返し 今あなたが提供できる最高の物を提供すればいいと思いますよ それが読んでくれる人に対する礼儀でしょうしね 結局あなた自身に全てを委ねてしまいますが 萌えさせることに拘るも自分のカラーに拘るも そこは全て書き手であるあなたの自由だと思います 見当違いの事を書いている気がします 申し訳ない。参考になれば幸いです
>>我犬。さん いまとりあえず友達と飲んできた直後で、モニタがみえていませんw これから麻雀にでも行って、頭をきりかえてきます、 我犬。さん、は萌え的な要素を意識する必要はないと思います。 萌え、っていうのは読者がいうならともかく、作者が言った場合、 言い訳でしかないと思っています。 それと、英語と日本語訳のせいであんまり進んでいないのは、ごめんなさい。 でも、誰も萌えるヤスを書いてくれないんですもの。 正直今、めちゃくちゃよってて画面がほとんど見えてないのと、 musixを見逃すぐらい飲んでたことを悔やんでいます。ヤッス〜、愛してるよ。 それと、悩んでいる作家さんへ 私がレスするのが気に入らなければ、好きなだけあおってください。 ただし、このスレだけは荒らさないでください。 そのときは、私のメルアドからいpまですべてをさらしましょう。 すきなだけ私に嫌がらせをしてくださってt結構です。 あなたのうpしてくださった作品は、非常に短いものですので、 ヤパーリなかなか意図がつかみにくいと思います。 私は以前の通りの感慨をうけましたが、それはいくら言われてもかわりません。 確かにあなたは後日談としてうpしてくださいましたが、 それは私の感情を左右するものではないかと思われます。 また、あなたのおっしゃっていた「萌え」についてですが、 あなたの作品はちょっと萌えとは遠いと思われます。 あなたは我犬。さんやL型さんの作品を呼んでなんらかの感慨を 得ませんでしたか? 私は、あなたの作品には同じ類の感慨を得ます。 萌えとはちょっとはなれた、もっと登場人物の心情を掘り下げて欲しい、 そんな気のする作風だと思います。 だから、あなたが「萌え」という言葉を出していること事態。間違っているのではないでしょうか。 あなたは非常に風景描写にたけた人ではないか、と私は思っています。 ですから、登場人物の心情描写を、直接的ではなく間接的な風景描写によって 描くことができるのではないでしょうか。 一切の心理描写を交えずに、読者に心の動きを伝える、そういった 描写ができるのではないかと思います。 だから、あくまでも3人称で話を進めていって欲しいと思います。
よってるせいで、普段言えない大胆なことを言ってると思います。 本当に申し訳ございません。 明日になったらあらためてちゃんとした言葉でコメントするべきでしょうね。 +自分の作品の更新も。 自分でこう言ってしまうともうどうしようもないのですが、それを恐れずに言います。 私の今回の「大人ののの」の話は、割と頑張って本人の意識を削って間接的に その意識を表しているつもりです。 それは我犬。さんやL型さん、さらには名無しさんにもおよばない、とは思っていますが。 それは、やっぱり小説というのは読者が共感できなければ意味がない、 といった視点に立ち、その点から読者の共感を得られるものをかけるだろうか、 といった思いから書き始めたからです。 そういったところに着目してくれ、尚且つだめだし(訂正)してくれる人がいれば いいだろうと思って書いていたのですが、我犬。さん達はやさしい方々ですので 否定はしてくださいませんでした。 その分勇気を持って書くことはできましたが、成長は見られなかったことでしょう。 やっぱり、小説というtのは作者の思いついた情景は心理、といったものを 読者に伝える手段ではないでしょうか。 例えば、我犬。さんの小説で、ヒロキ君が梨華を抱く、というシーンがありましたが どれだけの人がそのときの二人の感情を理解できたのだろうか、と思います。 (別にそれは私が理解できている、と主張しているわけではありません。 私の考えと、我犬。さんの考えは違うかもしれませんし) そういったものをなるたけ多くの人に伝えよう、というのが本来の小説のスタンス ではないでしょうか。 ですから、悩んでいる作家さん。 私は、あなたにHNをさらせ、とは言いません。 自分の作品についていろいろ述べろ、とも言いません。 ただ、書いて欲しいです。 あなたの考えを私達に教えて欲しいです。 その時に、人に受ける、受けない、というのはまったく意味がないのではないでしょうか。 少なくともあなたの作品によって私達はあなたの考えを知ることができるのですから。 最後にひとつ。 私は、あなたのような方の作品を見てみたいと思いますし、 リスペクトしたいとも思いますので、HNをつけてくださるとやっぱり 便利だし心地いいと思います。(これはあくまで私の考えで、強制するものではありません)
>>IEEE1395 私の作品に意見をいただけて大変嬉しいです 確かに私は他人に萌えることを求めて書いたわけではありません 萌える要素を何一つ含んでいないこともわかっていますし 自分がそのような作品がかけないことは百も承知です そんな私が語ったのはお門違いだという指摘はもっともです 反省しています 私はそれぞれ単独で短編として読んでいただければと思いました そして、あれが私なりに完成させた娘。題材の作品です 短編ゆえに淡白な文章でキャラに個性を持たせず 出来るだけ読者のイメージに頼ることができればと考えて書きましたが 考えが伝わりきらなかった、感動を与えられなかった それは私の力量が足りないということです 精進いたします 作品を書かず自分でいろいろと述べて申し訳ないです もっと勉強してから出直すことにします ただ、私(349・356・361)と「悩んでいる作家」さんは別人です あの作品も「悩んでいる作家」さんが書いた物ではありません ご意見を拝見したところ混同なさっているようにも見えますので 取り急ぎそのことだけは伝えたく書き込ませていただきました では、失礼します
>>349 ・356 さんへ
>>364 を読んで気が付いた事を言ってもいいですか?
これは考え方の違いだから『あくまでもオレの考えです』
短編だから、こそキャラの個性をもたせるべきではないかな?って思うんです。
長編だったら物語が進むにつれ感情移入ができるから楽しめるけど
短編はキャラを持たせないと娘。を題材にする意味がないと思うのですが・・・
例えば、349の作品は矢口じゃなくても圭ちゃんでもなっちでも
成立しちゃうと思うんですよ。
短い間に娘キャラの個性が光るとグッとなんか心に残るというか・・・
短い文章でもイメージしやすいのではないかな?
356は名前出てないから特に誰でもいい感じがします。
なぜ矢口を使うか?を考えてしまいます。
娘じゃなくても・・・
それが狙いなら創作文芸板に載せる物になってしまうような。
オレは娘の短編を書いたとき、なるべく一発キャラの個性を入れるように心がけています。
この娘だから成立する作品にしたいな。って思いながら。
それが成功した時、作品も成功したな。って自分では思うし
個性が入りきれなかった時、情景が上手くかけても納得いかないですね。
正直349・356の作風って物凄く好きなんですよ。
淡白な文章は情景をイメージしやすいからキャラに個性が欲しいな
って思うのがオレの感想です。
でもまったく逆のやり方ももちろん有りだと思いますよ。
最初に言いましたけど『あくまでもオレの考えです』
生意気な事書いて気分を害したら申し訳ございませんが
なにか役に立ってくれればいいなと思っています。
なんか寝て起きて冷静になってみてみると
ものすごい文章を書いているwしかも長いし。
ところどころ変なところがあるし。
昨日はやっぱりめちゃくちゃよってたんだ、ということで
許してもらえませんか。
>>349 ,356さんへ
悩んでいる作家さんと間違えてすいません。
私のレスは、あなたが自分の作品では『萌えられない』と悩んでいる
のだと思った上でのレスです。
やっぱり、小説というtのは作者の思いついた情景は心理、といったものを
読者に伝える手段ではないでしょうか。 (
>>363 )
と私は書きましたが、あなたの作品からはあなたの考えは伝わってきていると思います。
「もう半年経つんだね」 という矢口の言葉からは、半年、という時間の長さを実感させますし、
実際の矢口の感慨も伝わってきます。
「おそ〜い!」 という最初の言葉では気が短いだけ、ということしか
見えてきませんが、次の「おそ〜い!せっかくご馳走用意して待ってたのに」
とその後のやりとりからは、矢口の相手に対する思いが十分読み取られると思います。
ただ、これらのことは娘。でなくても伝わります。
矢口が鈴木花子でも、私はまったく同じ印象をうけるでしょう。
もし矢口である必然性があるのでしたら、それは私の読解力不足でしょう。
それがいいのか悪いのか、と言われると多分悪いのでしょう、このスレでやる以上。
でも、私はあなたの上記の作品は好きですし、表現を盗ませていただきたいと思っています。
『萌え』というのは、例えばなっちの心の底から笑っているような笑顔や、
後藤のちょっとはにかんだような笑顔、石川の不安げな顔、
吉澤の屈託のない笑顔、ヤスの「ちゅっ」とかやっているところw(私は萌えるんですけど)
なんかが思い浮かんでくるようなものじゃないでしょうか。
勿論、それが内容と関係なく浮かぶのなら、わざわざ小説を読まなくても
テレビとかラジオでいいと思います。
内容にぴたっとあって、それらを思い浮かばせられるようなものなら「娘。小説」
の意味があるのではないでしょうか。
私の話で、料理が出てきたときに舌なめずりしているののたんを想像してもらえれば
これ以上嬉しいことはありません。
そういった様々な彼女達を説明することなしに読者に思い浮かばせることができる、というのは
「娘。小説」だからですし、その点では本職の小説家たちより有利だと思います。
小説家達は完璧になっちの笑顔を表現することはできないのですから。
我犬。さん、そういう意味ですよね?
(もし一人だけ考え方がずれているようだとちょっとコワイ
長々と駄文書いてる暇があったら早く更新しないと……
IEEE1395 さんへ >我犬。さん、そういう意味ですよね? 何について?萌えについて? ん〜どうなんだろう?萌えについては・・・ オレ「萌え」の意味わからんのよ。何度も書いているけど。 理解できれば頑張って萌え萌えな物書きたいんですけどね。 でもIEEE1395 さんは、オレに萌え的な要素を意識するな って言ってましたからねぇ。 なんで??オレが書く物に萌えは望まれていないの? 作者が萌えと言う、言わないってのと、萌えを狙う狙わないは違いますよね。 オレは望まれれば狙いますよ。(萌えを理解できた時にはね) その為の本当は本スレでしょうし。 まぁここは議論をするスレではないので、うちのBBSででも。
読んでいただけたうえに 貴重な意見をいただけて大変光栄に思います どのメンバーでも成立する話だったということは 書いている段階である程度解っていました 以前画像を見て書いた旨を明記したと思いますが 矢口になったのはただそれだけが理由です 無理があるとは気付いていましたが それでもあえて書こうと思ったのは 一つの実験と受け取って頂いて結構です 我犬。さんが「キャラを持たせて書くほうがいい」 と考えることもよく解ります 私はキャラが確立した作品を読むことは好きですし その方が作品の世界や登場人物の人物像が伝わりやすい その世界に入りやすいとも考えます 短編だからこそそれを留意して書くべきだとも思いました ただ、今回載せた作品について私なりに狙いがありました それが「キャラを固定しない」書き方です 作品で思い通り伝えきれなかったのは 前の書き込みでも言いましたが私の力不足が原因です 以下私なりの考えなどを全て述べさせていただきます 自分の作品を正当化するための詭弁にとられてしまうかもしれません ですからこれを読んだ上でどんどん批判して下さって結構です むしろいろいろな考えに触れる機会が出来ることを願っています
では、本題に入ります なぜ個性を殺しているかという点について 当然私にも矢口を始めとして娘。各メンバーのイメージがあり 多分それを表現しようと思えば出来たのではないかと思います それをせずにキャラが個性を持たないように書いたのは 「各読者の持つ『矢口』のイメージを最大限に生かす」 ことはできないかと考えたためです 前述のように私なりに『矢口』のイメージは当然あります そして読者側にも各々の『矢口』のイメージがあると思います あのような書き方をすることで各個人の持つ『矢口』が動いてくれればと思いました 自分で表現しきれないことに対する逃げだったかもしれません それだけ私には表現力が不足していたということで その点について否定はしませんしするつもりも毛頭ありません 話を戻します 例えば登場人物の男に名前を付けたとします その時点で男はその名を持つ一人の人物として認識されますよね そしてその男の個性を肉付けするのは書き手の腕だと思います またその肉付けを如何に行うかが小説の根幹を成すものだと考えています では女性に「矢口」という名前を付けたとしましょう 娘。を題材に書いている以上無個性の矢口を想像することは少ないはずです 読者はまず最初に自分の矢口のイメージを思い浮かべるでしょう そのイメージを払拭、上書きし書き手の持つ矢口のイメージをかぶせていく それが娘。の小説を書く醍醐味であり、最も重要かつ難しい点でしょう ですから私はあの作品において小説の根幹、娘。小説における醍醐味 この二つを放棄したといわざるをえません その意味で小説としても娘。小説としても成り立ってはいないでしょう 私はどうやって書いてみようかと考えたとき 情報をすべて排除し、ただ「一緒にいるという情景」を提供するだけ そういう作品を書いたらどうなるだろう そんなことを考えてしまいました おそらく読者は読者の持つ矢口のイメージで読み進め 提供した景色の中でそれぞれの生活を想像するだろうと想像し 後日談はそれぞれにお任せすると書いたのは その後の返答、生活は読者によっていかようにもあり 本来なら小説としてそこを我々が書くべきなのでしょうが 読者に委ねるとどうなるだろうと考えそのまま掲載した次第です 自分の力量のなさを棚に上げた発言であるうえに 日本語が不自由で申し訳ありません 以上があの作品を書いた経緯のとその考えのすべてです 今これを書きながら見つめなおしましたが あの作品は娘。小説としては成り立たないかと思います IEEE1395 さんのおっしゃるようにこのスレでやるべきものではないでしょう 荒らしたような感じになって申し訳ありません 勉強を兼ねてしばらく埋もれることにします では、失礼しました
>まぁここは議論をするスレではないので、 なんか無駄にスレ消費してしまって申し訳ないです 顔向けできないです。ホントすいません
>>368 キャラを固定させない書き方なら
オレは今回の作品は成功だと思いますよ。
オレもまだまだ試行錯誤だから、少しずつご意見を聞きながら
書いている状態ですけど、止まるより進んだ方が切り開けると思いますよ。
だから迷わずガンガン書きましょうよ。
我々はプロではないんだから。
楽しさ優先でね。
そうそう、それと実験作品なんかはガンガンこのスレに載せてくださいね〜 そのためにオレはこのスレをジャックしたんですから。 ただ感想は読者次第ってことになりますが・・・ オレは感想文が、昔っから苦手でねぇ〜 それに基本もなってないからオレの意見はマジにとらないでね。 よく見ればわかるでしょ? オレの本スレの物。 デビュー作は、( ´D`)と犬。 次は、いろんな娘とやっちゃう作品。 本スレの本質から反れているんですよ。 だから異端児ですから、そんな言葉、鵜呑みにしちゃダメよ〜
373 :
:02/04/17 19:54 ID:e4ssMVS/
何の作者サンなんだろう? いつも読んでるのだったら終わって鬱
from
>>353 "Oh, I remember that! Because you have come with great number,
we were terribly busy, but you all have eaten completely, saying good.
Yes, I remember it.
You were all TV pesonality, right?"
(ああ、覚えてますよ。たくさんでいらっしゃったから、すごく忙しかったんですけど
皆さんおいしいおいしい、って言いながら残さず食べてくださって。
ええ、思い出しました。
確かタレントさん、でしたよね)
"Yes. And now I AM still TV personality...or actress.
There are some girls still works as TV personality."
(ええ。私は今でもタレントなんだけどね。いえ、女優といったほうがいいのかしら。
今でも何人かはまだ芸能界に残ってるわ)
"Really? It's great.
I didn't think that time you become actress, but now you are very beautifull.
Does the girl much alike as you work as actress, too?"
(へえ、それはそれは。正直私はあなたが女優になるとは思っていませんでしたよ。
でも今はそれも納得できるぐらい綺麗ですね。あなたに似ていた女性も女優をやって
らっしゃるのですか)
"Like me? ... I see! No, she is now comedienne.
Yes, that time we were very close."
(私に?……ああ、分かったわ。彼女は今は芸人をやってるの。
確かにあの時の私達って似てたわね)
ジョンは彼女達のことを非常によく覚えていて、(確かに人数も多かったし、 それが全員芸能人だといったのが印象的だったのだろう) その後もいろいろなことを語った。 勿論ジョンは彼女達の名前は一切知らないのだが、彼の言う外見の特徴から 彼が誰のことを指しているのか大体理解できた。 しかしこれほどまで覚えている、ということはよっぽどよく騒いでいたのだろう。 彼女がいたかどうかも忘れていた、稲葉やアヤカなどのことも彼は覚えていた。 まあアヤカは英語ができた分、印象に残りやすかったのかもしれないが。 彼女は彼の話を聴きながらこれからは言動に気をつけよう、と心底思った。 帰り際ジョンと握手しながら、彼女は先程紹介してくれたカップル達と 運命のめぐり合わせに感謝した。
ホテルへの帰り道、潮風にあおられながら彼女は先程のことを思い出していた。 すなわち、レストランのジョンとのことである。 彼女は普段、周りの人間からよく「変わった」と言われていた。 そこに内面的な意味は含まれていないし、外見は意識していたものでも あったので、そう言われることに納得していたし、嬉しくもあった。 だが、ジョンは違った。彼は彼女のことをはっきりと認識していたのだ。 確かに昔からは想像もつかないほど綺麗になった、と言ってくれたが それでもどこかに昔の彼女の面影がある、ということなのだろう。
それにもう一つ、ジョンに言われたことがある。 それは、「昔みたいに綺麗に食べてくれたことが、一番うれしい」という 一言である。 現在の彼女は、仕事でものを食べることがあっても、周りからは 「あんまり食べてるとイメージに合わないし卑しく見えるから、 ある程度のところで箸を置いてくれ」 と言われていたし、それが女優のイメージなのだろうと納得していたので 彼女は以前のようによく食べることはなかった。 一緒に出演した中澤らには、「ぜんぜん食べなくなったんだねぇ。病気なの」 などとからかわれることもあったが、「大人になりましたし」 などと答えていた。
しかし今日はテレビの収録ではなかったし、そういったことを 気にせずに食べることができたので、綺麗に全部たいらげてしまった。 鏡をみてはいないが、普段の収録の時と違ってニコニコしていたことは 容易に想像がつく。 多分改めて「おいしかった、満足した」などという必要もない位に。 彼女のそういった部分を見て、ジョンは喜んでくれたのだろう。 そういう素の自分をだせる、ということは案外重要なことなのかもしれない。 今日の料理が、テレビの収録で行く高級料亭などとは比べ物にならない ぐらいおいしく感じたのも、そういう気負いなしに食べることが できたから、という側面も否定はできないだろう。 値段にすると何倍も安いのにもかかわらず。 なんか、今日一日で一段と昔の自分に戻っちゃったな そんな風に感じながら、彼女は車をホテルへと向かわせた。
彼女が空港に着くと、マネージャが迎えに来てくれていた。 「わざわざ迎えに来てくれなくてよかったのに。ごめんね、ありがとう」 「いえいえ、それが仕事なんで」 そう言いながら、マネージャは彼女の鞄を受け取った。 「向こうに車、とめてありますんで」 「ありがとう。それで? わざわざ来たってことは、何か急ぎの用でも あるんじゃないの」 彼女がいたずらっぽい笑顔を向けると、マネージャは慌てて首を横に振った。 「大丈夫ですよ。今日は仕事入れてないですから」
「そう、助かるわ。そうすると、明日からなわけね」 「え、ええ。そうです。明日は『どっちの料理ショー』があるんですけど」 「ふうん、そうなんだ」 彼女はただそう答え、そのまま歩いていく。 あっけにとられたマネージャは、ちょっとの間その場にとどまって 彼女の背中を眺めていたが、慌てて鞄を転がしながら追いかける。 「大丈夫ですか」 「大丈夫もなにも、もう入ってるんだったら、行くしかないでしょ…… あ、そうだ。一ついいかな」 そう言いいながら彼女は目をきらきらとさせる。 それを見たマネージャは、加護と二人でいたずらをしていた時の顔だ、 と思った。今ではあまりすることもなくなった顔だが、時折するその顔からは とんでもない言葉がでてくることが多い。 恐る恐る、マネージャは口を開いた。 「はい、あの〜、なんですか」
「明日ね、私全部食べるから」 「えっ」 「おかわりもするから」 「いや、あのですね……」 「もし食べられなかったら、泣くから」 「ちょっと待ってくださいよ、そんなこと……」 「もう決めたことだから」 「ちょ、ちょっと。私が怒られるんですよ〜」 明らかに言葉では反対しているものの、その顔の答えは正反対である。 あきらめたような、それでいてどこかほっとしたような顔をしている。 その顔を見て納得した彼女は、さらに続けた。 「なんだったら、『食いしん坊万歳!』とかとっといでよ。 あ、フードバトルでもいいかな」 「流石にそれはないと思うんですけど……」 そう言いながら鞄を転がしているマネージャを尻目に、彼女はどんどん歩いていく。 その足取りは今にも飛び跳ねようかというほど軽かった。 たまには、私らしくやってもいいじゃない、ねえ?
〜終わり〜 を忘れていました。 というわけで、終わりです。 なんか途中から急に書き方が変わっているかな、と猛省中。 随分とぞんざいになってしまってるかと思います。 ただ、ラストまで考えずに書いてきたせいで、続きをどうやっていいか 分からず、こんな形にしてしまいました。 期待してくださってた方には申し訳ないです。 ここんところ作品に関する姿勢等の論議が交わされていましたが、 それらのレスで私が言った事が果たして実際に自分の話のなかで 描ききれているのかどうか。 皆さんのレス、期待しています。 自分では明らかに最後のほうが考えが足りないと思うので、 少々痛いレスになるかなと恐れていますが。 我犬。さん、楽しみにしていると言って下さっていたのに こんな終わらせ方して申し訳ないです。 ただ、これ以上の言い訳は見苦しいのでやめて置きます。 自作で汚名挽回、もとい返上できるように頑張ります。
383 :
ROM :02/04/18 06:37 ID:aPgyC3Bk
>382 脱稿おめでとうございます。 いえ、そんなに自分がいうほど悪くもないと思いますよ。 ちゃんと完結してますし。 これからも、頑張って下さい。
IEEE1395 さんへ ご本人も書いていますけど 正直、もっと読ませろ!ですね。 もっと長編になるような気がして読んでいました。 (こっちの勝手でね) ( ´D`)物が少ない中で注目していたし。 でも書き手としては気持ちわかりますよ。 ただオレには本人が納得して終えたように見えないんだけど・・・ 作者本人が納得して終えたのなら構わないのだけど。
>>ROMさん ありがとうございます。 そう言っていただけると安心します。 これからもいろいろ書きますよ! >>我犬。さん そうですね。もっと読ませるようなものを書くべきです。 ののたんがレストランを出た後の独白がちょっと頼りないかな、 と思っています。 独白だけでも10レスぐらいは必要かと思いますし、 もう一つ何か事件があってもよかったかもしれないな、とも思っています。 ただ、伝えたいものは心の中にあるのにそれを表現できない、 という状態でもだえくるしんだ結果です。 書いたのは自分の伝えたい最低限のことだけで、これだけだと 伝わりにくいかな、と思いますしもっと効果的に伝える方法も 他にあったのではないか、とも思います。 空港からのシーンは、まあ短いといえば短いかもしれませんが あれでよかったかなとは思います。 それもいろいろなやり方があるでしょうが、結末の一つとして問題は ないと自画自賛。 あと一週間ぐらいしたら、自分の伝えたかったことを書いてみたい のですがどうでしょうか。 それで、表現し切れているかとか考えていければいいな、などと思うのですが。 未練がましいしみっともないからやめろ、という意見が多ければやめます。 ただ、このスレは作品発表の場であると同時に意見交換をして 学んでいく場であるとも思っていますので。 そういうのも面白いと思いませんか。
ちょとテストと久しぶりの短編です。 男は暗い部屋でパソコンに向かい、ときにため息を吐き出しながら不規則なリズムで キーボードを指先で叩く。 「ただいまー」 部屋から離れた玄関からの女の声が響いても男は身じろぎ一つせずにモニターを眺めている。 まるで女が帰ってくることが当たり前の事だからなのか、それとも集中していて気が付かないのか、 先ほどと変わらぬ姿勢で男はパソコンデスクの前から動かない。 パチン 乾いたスイッチの音と共に部屋に明かりが点る。 「もー居るんなら、おかえりーの一言ぐらい言ってもいいじゃん!」 女は疲れた体で悔しげに男に向かって文句を言う。 でもその文句の言い方にそんなにトゲがない。 半ば諦めたような口調は毎度の事と言わんばかりである。 「あぁ。ごめん、おかえり。」 男はクルリとイスを回転して女の方向へ向きを変えた。 女は持っていた荷物を床に置き不満気な表情のまま 置いたカバンを開き中から汚れた衣類を取り出す。 「ひとみ、今日はダンスレッスンだったのか?」 男は取り出した衣類が朝着ていた物で今着ている女の着衣が ジャージだった事に気がついたようだ。 「うん。疲れたよ。シャワー浴びてくるね。 出てくる前にパソコン終わらせておいてよ。」 「あぁ。」 女は取り出した衣類と浴室に歩きながら脱いだ衣類を ランドリーバッグに放り投げて浴室へ消えた。 男はその姿を見送った後、再びパソコンに向かい始め また不規則なリズムで指を動かす。
「まだやってんの!」 女はシャワーを浴び終えて、裸の体に大きめなTシャツ一枚に 袖を通した姿で割と短めの髪をタオルで乱暴に拭きながら男に向かって文句を言う。 男は首だけ女に向かけて笑いながら問う。 「ひとみ。お前の彼氏はJリーガーなのか?」 「はぁ?あんたいつからJリーガーになったの?」 男は笑いながら一度パソコンに目を向けて 「ひとみは石川ちゃんとできてるのか?」 「あんたはいつから梨華ちゃんになったの? 何言ってるの?」 男は黙って女を手招きして呼び込みパソコンの画面を指差した。 「あははは、何これ?すっげー おもしろいね。」 「だろ?」 「ヘー、他になんて書いてあるの?」 女は男の背後からの座っているイスの背もたれ越しに、 両手を肩から腕をまわし男の胸の前に手を組んで肩に頭を寄せて 画面を覗き込む。
「お前のイメージはクールな奴だってさ。」 「そうだよ。クールじゃん」 女はそう言い終えると男の頬にくちづけた。 「何言ってるんだよ。甘ったれのクセに。」 「うるさいなー、いいの!ここでは。早くパソコンなんてやめて あっちに行こうよ」 女は男の体をイスから剥ぎ取るように引っ張り寝室に連れ込もうとする。 男は飽きれた顔で立ち上がり意地悪するようにゆっくり歩く。 「クールな奴は腕枕なしでも寝れるはずなんだけどな。」 男の一言に女は照れた表情をしながら、小さな声で 「別に、腕枕無くても寝られるよ。」 「だったら、今日から腕痺れるからなしだぞ。」 「だめ。」 〜終わり〜
以上。 男の名前なしで三人称で書いてみました。といってみるテスト 腹減ったから昼飯食ってきまーす。
390 :
:02/04/18 21:14 ID:ARyO0lWT
なんかこれはこれでイイ!
391 :
名無し読者 :02/04/18 23:49 ID:3Ppqt6Lr
我犬さん。 いや、これよかったっす。これ、連載でき・・・・・ないですか・・・? 吉ヲタなもんで・・・・・。
>IEEE1395さん いや、面白かったっす。 自分はその終わり方でよかったと思います。 最後のマネージャーとのやりとりとかいい感じでした。 >我犬さん 激しく萌え!!w よすぃこかわいいなぁ…
>>390 イイ?ですか?よかった。
まぁ実験だったので。
>>391 名無し読者さんへ
れ、連載ですか?
今の所、予定は無いですけど
(0^〜^0)物は、また書きます。
>>ラムザさんへ
萌え。やった〜萌えですね。
妄想、願望200%で書いちゃった。
394 :
ラムザ :02/04/19 13:54 ID:PeHjuTZr
>我犬さん えぇえぇ、萌えですとも!w 自分ではまだよすぃこ物を書く自信がないので次作を期待してます。 とりあえずなんとかリレー小説の続きを書き終わりました。 なんか洒落にならない長さになってます(w 多分夜にはupするでしょう。 重大な書き直しがない限り。 ちょっと書き方を色々試してみたので読んだら感想もらえると嬉しいです^^
また書いてみたんですけど お邪魔でなかったらまた載せてよろしいでしょうか 進歩なくて前と似たような感じのなんですが・・・
>>395 さん。
どんどん書いてください〜
待ってます。
>>391 ラムザさん
言い忘れたけど、今(0^〜^)書いているけど
先に言っておきます。
萌え要素なしです。ごめんなさい。
お言葉に甘えて また誰でもいいような気がしますが・・・ 数日前に彼女から電話があった 『今度の日曜休み取れそうだから会いに行く』 要約すればそんな内容 そして今日は日曜日 Zzz・・・ 隣からは規則的な寝息が聞こえてくる 約束どおり彼女は会いに来たが 連日の仕事の疲れか、それとも習性か 昼を食べるとすぐに眠ってしまった 彼女の名前は「後藤真希」 言わずと知れたモーニング娘。のメンバーである Zzz・・・ 俺はこっそりと寝顔を覗き込んだ 彼女は子供のように眠りこけている 幸せそうな寝顔だ ときおり寝返りをうつ以外は動かない 悪戯心から彼女の頬をつついてみた 「ん・・・」 くすぐったそうに体をよじる 面白くなった俺は何度かその行為を繰り返した 「ん・・・ぁ・・・・・・」 どうやら起こしてしまったらしい しばらくボーっとしたあと寝ぼけ眼でこちらを向く 「あぁ・・・おぁよ」 寝起きでろれつが回っていない いつもの大人びたイメージがあるだけに たまに見せる子供っぽさがとても可愛い 「わるい、起こしたか?」 「ん〜・・・」 少し不機嫌そうな顔をしたが 彼女は黙ったままこちらへ擦り寄り 伸ばした俺の太ももに頭を乗せた 「おやすみ・・・」 そう言うと彼女はまた目を閉じた さらさらの長い髪を撫でてやる しばらくするとまた規則的な寝息が聞こえてきた ふと窓の外に目をやると そこにはさんさんと降り注ぐ太陽 そして、公園で遊ぶ子供達の声が聞こえる たまにはこんな休日もいいか・・・ そんなことを思いながら俺も眠りについた
>>397 さん
いいんじゃないですか。
その状況で寝られる娘。って後藤だけのような気がします。
400 :
ROM :02/04/20 12:13 ID:Z0SEIpuZ
400!
>>397 (・∀・)イイ!
たまにはシンプルに。
なんか心配だからとりあえず書いておこう。 ほぜむ、と。 一回やってみたかったよw
402 :
:02/04/22 17:25 ID:MnoLEdVg
childrenたんの続き・・忙しいのかな
本スレはいくら考えても進まないし・・・・優先順位は一応本スレなんで。 忙しくはないですよ、今日キャッチボールしてたんで(w >IEEE1395さん 俺もしてみたかった(笑) 悲願達成おめでとうございます(笑)
Fortune cookie さて、仕事も終わったし疲れたから、今日はもう帰ろう…… 私がそんな風に思いながら帰り支度をしていると、 なんだか知らないけどめちゃくちゃ黒い、もとい暗い顔をした 梨華ちゃんがこっちにやってきた。 うーん、どうしたんだろう?? 「ねえ、ひとみちゃん。今日これから時間ない?」 今日は特に用事もなかったんだけど、私は結構疲れていたから このまままっすぐ帰ろうかと思ってたんだけど。 でもそんな顔して見られると、そんなこと言えないじゃない。 「いやー、別にないけど。どうかしたの、梨華ちゃん?」 「もしよかったら、ご飯でも行かない、一緒に? ちょっと聞いて欲しいことがあるんだけど。」 そう言ってますます暗い顔をする。 この顔をハロモニのコントでできればいいのに…… そんな、ちょっと無責任なことを考えながらも、私は首を縦に振った。 「いいよ、今日はもう帰ろうって思ってただけだし。 お姫様のおおせのままにいたしましょう」
私は梨華ちゃんを元気付けようとそんな冗談を言ってみたのだが、 当の本人はそれどころではなかったようだ。 まったく表情を変えずに私の方を見つめている。 ちょっと、なんか梨華ちゃんより寒い、って言われてるみたいじゃん…… 仕方なく、私は口を開く。 「ご、ごめん。まじめな話なんだよね。 分かった、行こう! どこがいいかな?」 私がおずおずと尋ねると、梨華ちゃんはちょっと考えながら言う。 「そうだね。ひとみちゃん、あんまり肉好きじゃないし。 だいたいこの間、矢口さんに無理矢理焼肉に連れて行かれたばっかりだし…… じゃあ、中華なんてどうかな?」 あくまで梨華ちゃんは私の意見を聞いてくる。 梨華ちゃん、落ち込んでるみたいだし、梨華ちゃんの食べたいものなら なんでもよかったんだけどな、私は。 そういえば梨華ちゃんが積極的に自分の希望を言うことってあんまりないなあ…… 矢口さんみたいに強引なのもどうかと思うけど。 保田さんの無言の圧力よりはよっぽど気が楽だけどねえ。
まあでも、梨華ちゃんが言い出したことだし、少なくとも嫌ではないんだろう、 そんな風に思った私はそれに答えた。 「いいねぇ! 中華って久しぶりだし。 矢口さんや保田さんがいると焼肉ばっかりになっちゃうし。 せっかくだから、チャイナタウンにまで足をのばそうか」 私がそういうと、梨華ちゃんは心配そうな顔をしている。 「え、でも、ひとみちゃんの家とは反対方向だし。 ちょっと帰るのつらくなるんじゃない?」 「うん、そうだねえ。でも梨華ちゃんの家に泊めてもらえるなら全然問題ないよ!」 私がちょっと強引にそう言うと、梨華ちゃんはちょっと申し訳なさそうな顔をした。 「ありがとう、ひとみちゃん。じゃあ、行こうか」
ここまでです。 なんか全然話がなかったんで、あげてみることにしました。 つなぎ役ということでよろしくw まあ、これだけ読んでも分かることですが、いしよし物です。 別に内容からするといしよしでなくてもいいんですが、 よしこや石川のキャラをうまいこと生かせたらいい感じになるかな、 とちょっと思ったのと、個人的にいしよしが好きだからです。 ヤパーリこの二人は萌えるw 今回、(私としては)初めてのことに挑戦します。 一人称で視点入れ替え、です。 失敗すると話がとぎれとぎれになってしまうという諸刃の剣ですが、 いつも刀ばかりつかってるのは面白くないので、 こういうちょっと難しいことにも挑戦してみたいと思います。 無難に逃げているばかりだと上達できないですし。 ちなみに、最初のプロットでは会話オンリーでした。 後半の会話の部分はもうすでに書き上げてあったりします。 それを他の描写を含めて書き直すつもりです。 まあ、話の流れができているからそんなに苦労はしないかな、 などと気軽に考えているんですけどねえ。 あと、私のHPにも掲示板つけて置きました。 カウンタを見てみると何人か覗きに来てくださった方がいるようでしたので。 「2ゲットー」とか「ズサー」とか「逝ってよし」とかいろいろ書いてくださいw
>>344 の続き
二人とも照れがあってか会話ができない・・・・
吉澤にいたっては俺の顔さえ見ようとしない。
和「両親は?」
吉「なんか、帰ってきたついでに知り合いに会いに行くってさ」
和「ふ〜ん・・・」
吉「だからさー・・・・久しぶりに和君の部屋行っていい?」
和「別に構わないけど・・・荒らすなよ(笑)」
吉「荒らさないよー!!」
そう言いながら俺は吉澤を自分の部屋へ招いた。
結構片づいている俺の部屋_
吉澤はベッドに腰かけた。
すると吉澤が心配そうに聞いてきた。
吉「改札でさぁ〜・・・・」
和「??改札?」
吉「男を作るなよっていってたじゃんかー」
和「そういや言ったな〜、それがどうかしたの?」
吉「それって一応、、、あれだよね?」
和「“あれ”ってなんだよ!」
吉「ツキアッテルッテコトダヨネ、ワタシタチ」 俯きながら聞いてくる。 和「しらねえよ!そんなこと!」 吉「泣いてたくせに・・・・」 和「お前もだろ!」 吉「それより、作ってないでしょうね〜、彼女ぉ〜」 和「作ってねえよ!」 吉「ほんとぉ〜」 疑わしそうな目でこちらを見てくる 和「ホント!!」 吉澤がジーッとこちらを見てくる・・・・ 和「なんだよ、一応お前だけだからな・・・」 吉「マジで!?」 和「まあな・・・・」 ふと、目があった・・・・ 今度はそらさない・・・・ 吉澤がゆっくり瞳を閉じる・・・・_
久しぶりの更新ですぅ〜・・・・、 昔とは違うね俺(笑)更新ペースが(笑) 努力しないとね、すみません皆さん。
from
>>406 帰りのタクシーの中、ひとみちゃんはいつもにも増してはしゃいでいる。
それは多分、私が元気ないからなんだろう。
そんな私を元気付けようと、一生懸命今日あったことなんかを
おもしろく語ってくれる。
私はそんなひとみちゃんに完全に甘えてしまっている。
ひとみちゃんのその優しさに。
だめだよねぇ、私。私の方が年上なのに。
本当なら、私が彼女の力になってあげなければいけないのに。
そんな風に考えると、また気分が落ち込んでいく。
ひとみちゃんの明るさが、今の私には逆につらかった。
そんなこんなで一時間ぐらいしただろうか、タクシーはチャイナタウンに着いた。 ひとみちゃんは先に降りて周りをきょろきょろしている。 彼女のその真っ黒でくりくりとした瞳が、くるくるとめまぐるしく 動くさまは見る人すべてをひきつけるだろう。 少なくとも私は、かわいい、って思った。 私は彼女のあとを追いかけるようにして、運転手のおじさんに お釣りはいらないといいながらタクシーを降りた。
「うーん、やっぱりいいねぇ。結構久しぶりだよ、私。 前に来たのっていつだったかな〜?」 タクシーを降りた私の方を見ながら、ひとみちゃんはそう言う。 もうすっかり、私のことなんて忘れちゃってるみたい。 それとも、心配そうな顔をしたら私がますます落ち込むと思って、 わざとそんな顔をしてるのかな。 「そうだっけ?一月前ぐらいにロケで来なかったっけ? あれ、もしかしてひとみちゃん、いなかったのかな。」 私は、そんなひとみちゃんに答えるため、明るく振舞った。 「え〜、知らないよそれ。そんなのあったんだ。 梨華ちゃん、ずる〜い!」 ちょっぴり拗ねたような顔をしながら、私の腕に手を絡めてきた。 彼女と一緒に歩く時は、よくこんな風にしている。 「ご、ごめん。じゃあ、多分たんぽぽかなんかだったんだよ。 でも、ひとみちゃんだって、プッチでいろいろやってるでしょ〜」 「そっか。じゃあ、お互い様だね。 それはそうと、どこに行こうか?」
私は、正直どこでもよかったし、それにこういう『決める』というのは 苦手な性質だったので、彼女に任せることにした。 彼女はしばらく『梨華ちゃんの好きなところでいいよ』と言ってくれていたが 私が決められないから決めて、と頼んだのでしばらく歩いていた。 その後、軒先にぶら下がっていた豚の顔が印象的だった一軒の店に入ることに決めた。
こんなところです。 >>childrenさん よしこ(・∀・)イイ!!
416 :
:02/04/24 15:13 ID:OTMsPm1+
childrenたん更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
全
418 :
:02/04/26 23:47 ID:51GVFX0m
人いない
コテハン使うの忘れてた(別に必要ないんだけど)
すいません、ネタがないので保全だけ。
from
>>414 「うーん、何にしようかな。あ、これもおいしそうだね。」
梨華ちゃんはそう言いながら、手渡されたメニューをあれこれと
楽しそうに眺めている。
一方私の方はと言えば、梨華ちゃんのことが気になって選ぶどころではなく、
梨華ちゃんの言葉にいちいちうんうん、と頷くばかりだった。
なんか、気にしているのが馬鹿みたじゃん……
もっとも、梨華ちゃんのことだから気丈に振舞っているだけ、という可能性も
否めないんだけどね。
まあでも、梨華ちゃんがそんな調子なんだし、私もあんまり気にしないことにしよう。
もとい、気にしていない振りをしよう。
でないと、梨華ちゃん気にしてまた暗くなっちゃいそうだし。
「ねえ、ひとみちゃん。なんか食べたいのってある?」 私がそんなことを思っていると、梨華ちゃんが声をかけてきた。 突然のことだったから、ちょっとびっくりしたけど。 「そうだねえ、北京ダックとかはどうかな。」 梨華ちゃんが息を呑む音が聞こえてきたような気がする。 「いや、大丈夫だって。別にアヒルがそのままでてくる訳じゃないんだから。」 「そ、そうだよね。大丈夫、鳥"肉"は好きだから、私。」 「も〜、何言ってるの、梨華ちゃん。皮を食べるんだよ、北京ダックって。」 「えっ、そうなんだ。知らなかった〜」 梨華ちゃんはそう言ってちょっと微笑んだ。 それを見て私も微笑む。
でも梨華ちゃん、そんなことも知らなかったんだなぁ。 なんとなくそう思う。 そういえば梨華ちゃんって普段は結構知ったかぶったりするけど、 なぜか私と二人の時は素直に知らないって言う。 なぜかは分からないけど。 もしかして、私が馬鹿だからそんな必要ない、なんて思ってるのかな。 私のことを『ひとみちゃん』って呼ぶのも、二人の時だけだ。 誰か他にいると、絶対に『よっすぃ〜』って呼ぶ。 みんなと合わせているのかな。そんなこと、気にすることはないのに。 でも梨華ちゃんらしいといえばらしいけど。
そうこうしているうちに、頼んだ料理が運ばれてきた。 激しく運動していたため結構おなかがすいてた私達は、言葉少なめに がつがつと食べ始めた。 ( `.∀´)<<ここまでよ!!
426 :
:02/04/29 00:46 ID:L99ekiz3
梨華っちらしさが出てて(・∀・)イイ!!
427 :
がっつ :02/04/29 18:45 ID:Tnu+0Cmu
ここはもうそろそろやばいな 落ちる寸前だろ。
定期保全すれば大丈夫だと思いますよ。 狼だったらもうダメですけど(w
>>409 吉澤の息使いが伝わってくる。
初めての時のようなドキドキ感さえある。
あと・・・・1cm・・・・
がちゃ))
吉&和「!!」
吉澤の弟(略:弟)
「和兄ぃ〜、久しぶりぃ〜!」
そう言いおれに飛びついてきた。
俺達は一瞬にして離れた。
吉澤の弟も気づいていないのか話を続ける。
吉澤は、はずかしそうに聞いている。
もう言いたいことがなくなったのか、お土産話は。
しばらく兄弟で話している。
その間俺はボーッとその話を聞いていた。
保全ちょこっと更新(w
431 :
:02/04/30 18:36 ID:vEXJSo6v
更新(0^〜^0)ノキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
もっとこーい!!
>>429 からの
話が終わったらしく、静かになった。
弟「あ!?そうだ!!和兄ぃ?」
和「ん?」
弟「今日、晩ご飯みんなで食べようって、お父さんが」
和「うん、頂きますって言っておいて」
弟「うん・・・・そういえばさー」
和&吉「ん?」
弟「さっき、何してたの?俺が部屋に入ってくる前」
にやけながら聞いてくる。
保全ちょこっと更新。
まだまだああああああ!!!!
436 :
:02/05/02 22:48 ID:1/JFagXF
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! でも(0^〜^0)コナイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
437 :
名無し :02/05/03 13:55 ID:36zdAwAm
更新まで保全。
438 :
k :02/05/03 15:29 ID:XbrzzpUM
k
from
>>425 私達が料理を食べ終わると、ボーイがクッキーを運んできた。
フォーチュンクッキー、ってやつだ。
黄土色でひねられた形をしていて、割るとなかからおみくじになった
紙がでてくる。
そこには、こうするといいぞ……みたいなことが書いてあるって寸法だ。
「お、クッキーだ。うまそ〜」
ひとみちゃんはそう言いながら早速口に運ぼうとしている。
ちょっと驚きつつも、私は慌ててとめた。
「ちょっ、だめだよ、ひとみちゃん。そのまま食べちゃ。
これは、フォーチュンクッキーって言って、中におみくじが入っているんだから」
私はそういいながら、クッキーを両手で割った。パリッと乾いた音がして、
なかから一枚のこよりになった紙がでてくる。
ひとみちゃんはなにやら感心したような顔でこちらを見ている。
「うわー、そのまま食べちゃうところだったよ。」
そんなひとみちゃんの様子をみて笑っているのに気づいたのか、 彼女は少し頬を赤くしながら口を開く。 「ねえ、なんて書いてあるの?」 そう尋ねられて、私は改めて手の中の紙に目を落とす。 "Do not compare yourself with others. You will be happier." そんなことが書いてある。私がその文章をよめずにいると、ひとみちゃんが また聞いてきた。 「ねえ、梨華ちゃんってば。どうだったの、大吉だった?」 そんな冗談を言っているひとみちゃんに、私は紙の中身をよんで聞かせた。
「ふーん、そうなんだ……なんか梨華ちゃんにぴったりの言葉かもね。」 そう言いながら、彼女は笑う。私はそれを聞いて、思わず黙り込んでしまった。 ひとみちゃんの目が心配しているのが分かる。 「ごめん、悪かったかな。」 彼女の顔全体が「大丈夫?」と言っている。 ひとみちゃんって、いつもぼーっとしてるようだけど、こういう時は 凄く反応するんだよね。 そんな顔されちゃ、私も得意のネガティブを発揮できないじゃない。 私は慌ててひとみちゃんに言った。 「ううん、大丈夫。ありがとう。 確かに、この言葉は私にぴったりかもしれないね。 ところで、ひとみちゃんのは?」
私がそう言うと、ひとみちゃんは笑顔でクッキーをつまみ上げた。 「よ〜し、大吉出ろよ〜」 そんなことを言いながら、握り締めた拳をたたきつける。 後ろの人がちょっとびっくりするぐらい派手な音をたてて、クッキーは粉々になった。 まったく、恥ずかしいじゃない…… 大体、大吉なんて書いてないんだからね。 まあでも、それも彼女なりのジョークなんだろう。 世間的には、寒い、と言われているらしいけどそれでも私なんかよりは ずっと面白いと思う。 彼女がその笑顔で言えば、少なくとも場は明るくなる。 きっと、嫌な風に思う人はいないんじゃないかな。 私がとりとめもなくそんなことを考えていると、彼女は手の中をずっと にらめ続けている。 「ねえ、どうしたの。なんて書いてあったの?」 ( `.∀´)<<ここまでよ!! また英語使ってしまった
443 :
:02/05/04 11:07 ID:iS3Hz2AY
いしよし(・∀・)イイ!!
a-a
>>433 和&吉「ぶっ!!??」
思わず吹き出した。
弟「いいつけちゃおっかな〜、お父さんに」
吉「駄目っーーー!!絶対駄目ーー!」
和「・・・・」
弟「冗談だよ、冗談」
吉「冗談になってない!」
和「・・・・」
弟「友達と遊ぶ約束したから、
じゃあ、また夜、和兄」
吉「早く出てって!!」
弟「はいはい」
和「じゃあな」
弟「うん、絶対来てね」
和「ああ」
吉「ジャマしにきただけじゃん」
吉澤はムスッとしている。
【保全専用更新】
弟「では、ごゆっくり〜」 不審な笑みを浮かべ出ていった。 和「夕飯ね〜、今・・・_四時過ぎかぁー・・・・」 吉「夕飯どうせ七時ぐらいだよ」 和「結構時間あるなー・・・・」 吉「うん、結構あるね」 和「お前石川とかに会いに行かなくていいの?」 吉「そうだね、今からでも行ってくるね」 和「おう、じゃあ俺は寝とくわ」 吉「うん」 俺はちょいと寝るため、自分の部屋に戻った。 俺は疲れていたせいかすぐに寝てしまった。 _____ __ _ .... 吉澤の声で目を覚ました、 もう、六時半を過ぎている。 吉「もうそろそろ起きないとまずいよ」 和「そうだな」 俺は腰を起こし、部屋を出た。 でも、まだ夕飯まで時間があった。 ボーッとテレビを見ている。
from
>>442 「ねえ、どうしたの。なんて書いてあったの?」
梨華ちゃんが聞いてくる。
でも、英語なんだよねぇ……読めねえっつーの!
さっきのだって分かんないから、適当に相槌うってみたら
急に落ち込むし。
かと思えば、また元気になったり。
……なんて書いてあったんだろう。
あーあ、知ったかして適当に答えないで聞いてみればよかったなぁ。
私の沈黙を誤解した梨華ちゃんは、なんか心配した様子で聞きなおしてきた。
「ねえ、なんて書いてあったのよ。見せてよ〜。」
仕方なくおみくじを私が手渡すと、梨華ちゃんは素っ頓狂な声をあげる。
「あっ。これって私のと同じだよ! こんなことってあるんだね〜」
なんと、私のと梨華ちゃんのは同じことが書いてあったらしい。 さっきは聞かされただけで見なかったものだから、分からなかった。 ちゃんと梨華ちゃんが見せてくれてたら、流石に分かったんだぞ! ……たぶん。 それにしても、同じのが入ってるっておみくじの意味があるの、これ。 もしかして同じのが入ってるんじゃないの。 私が訝しんでいるのを知ってか知らずか、梨華ちゃんは続ける。 「ひとみちゃんも、私も、一緒なんだね。 一緒に頑張っていこうね、ひとみちゃん。」 なにがなんだかよく分からないけど、とりあえず梨華ちゃんは元気になったようだ。 ここい来るまでからは想像もつかないぐらい、いい笑顔している。 私もなんだか嬉しくなって、頷いた。 「うん。頑張ろう、梨華ちゃん!」
その後、二人でいろいろな話をした。 話といっても、殆ど世間話のようなものだったけど。 彼女も元気になったようで、私が最初に想像していた愚痴や泣き言 なんかはまったく言わなかった。 それを聞いてあげるつもりで来たので、ちょっと拍子抜けしたような 気持ちが少しはしたものの、彼女が元気になったことに異論はないので 私もあまり気にせず他愛もない話に花を咲かせた。 しばらく話をした後、私達は梨華ちゃんの家に向かった。 ( `.∀´)<<ここまでよ!!
(・∀・)イイ!!
450 :
名無し 募集中。。。 :02/05/06 15:35 ID:azsZuMwo
451 :
:02/05/08 22:14 ID:DnF9++U6
保全
保全。 ていうか、早く書かないと……
俺書こうか?
>>455 楽しみにしてます。
って私が決めることじゃないんですが……。
「クール?-2-」 朝、目覚めると隣には幸せそうな顔してまだ眠りの世界で 羽を伸ばしていると思われる ひとみの顔。 閉じている目には長いまつげが合わさって軽くカールしている。 とても日本人のとは思えないような整った顔立ちにため息が出そうになった。 柔らかな頬に触れたい衝動に駆られたが、オレはそっとベッドから起こさぬように降りる。 昨日の夜はいつもよりひとみは遅く帰ってきて疲れているのはわかっているし せっかく今日は午後からの仕事だからゆっくり寝かせてあげるために キッチンに立つ。 ひとみに以前言われた通りに卵を茹でる。 それと温野菜のスープ。 あんまり辛くないチリビーンズを作る。 ひとみはダイエットしているからあんまり余分なカロリーを摂取しないような メニューを考えなくてはいけない。それでも体が資本の仕事だから 栄養面を考慮しなければならないのは面倒だけど、作らないと何も食べなく なってしまうのが困ったもんだ。 おかげでオレのダイエットメニューのレパートリーが増えつつある。 元々作るのはキライではないからいいのだけれど オレ自身がコッテリしたものが食べられないのが辛かったりもする。 ゆでたまごが、茹であがったことを知らせるタイマーが鳴った時 開けっ放しのドアの向こうのベッドの上のひとみがモゾモゾと動き出した。 大体、動き出してから5分ぐらいすると起き始める いつものひとみの起床パターン。 でも今日はそのパターンとは違っていた。 「わぁ。しまった。 先越されたか・・・ 私が今日はご飯作ろうと思ったのに。」
大きな目がまだ開ききっていない顔してこちらにやってくる。 ひざ上までのTシャツからはみ出した色白の長い手足は窓の隙間から差し込む 陽射しを反射させている。 「疲れてるんだろ。いいじゃねーか。 オレが先に目が覚めたんだからオレがメシぐらい作るよ。」 「ごめんね。最近ずっと作らせてばっかりだね。」 ひとみはオレの背中に額を付けて申しなさそうにつぶやいた。 そんなひとみの体温を背中で感じるとオレは体を反転させて ひとみの額にキスをした。 「顔洗ってきなよ。もうメシできたからさ。」 「うん。」 再び背中を向けたオレに後ろから背中におぶさるように その返事と一緒に頬にキスされる。 「さんきゅー。顔洗ってくるね。」 「朝からなんだよ。」 照れ混じりの言葉に対して 「おはようと、ありがとうのちゅーぐらいいいじゃん!」 大きめのTシャツ姿のひとみは軽い足取りで洗面所に向かって行った。 どこがクールなんだか・・・ クール?-2- ─終わり─ ( ´D`)<つづく?
よっすぃ〜激しく萌え!!(・∀・)
460 :
:02/05/10 19:40 ID:81elSZTp
ツヅケ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
もっとおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・
from
>>448 私とひとみちゃんは、その店をでて少しの間チャイナタウンをうろついていた。
もうすっかり暗くなっていて、周りにはあまり人はあるいていない。
普通の人ならば、人が少なくなると不安に思ったりするんだろうけど
私たちにはちょっとぐらい人通りが少ない方がかえってのんびり歩けていい。
私は、さっきのことを思い出しながら、ひとみちゃんに言った。
「それにしても、意外だったな〜」
言われたひとみちゃんは、何のことだか分からないらしく、きょとんとしている。
そんな彼女も、すごく可愛らしい。
「なにが?」
「いやね、ひとみちゃん、英語できるんだなぁって思って」
よく考えたらめちゃくちゃ馬鹿にした言葉のような気もするけど、
彼女はまったく意に介さずに返してきた。
「何言ってるの?できるわけないじゃん」
今度はこっちがきょとんとする番だ。
「え、だって。さっきは言ってくれたじゃない。 あの言葉、私にぴったりだねって」 その瞬間、ひとみちゃんの顔が曇る。 やっちゃった、そんな顔だ。 「もしかしてひとみちゃん、意味分かってなかったの?」 私がそう問い詰めると、彼女は舌を出しながら釈明する。 「ごめん。分かんないから適当に答えたんだけど、梨華ちゃんが納得して 元気になったからそれでいいかな、って思って……」 私は心底あきれた。さっきは、うれしかったんだよ。 ひとみちゃん、私のこと分かってくれてたんだなって。 「もう……」 「本当に、ごめん。で、どういう意味だったの?」 彼女はまったく悪びれずにそう聞いてきた。 ごめん、って言えばなんでも許してもらえると思ったら、大間違いなんだからね。 「知りたい?」 「そりゃぁ、私へのメッセージでもあったわけだし」
「しょうがないなぁ、のびた君は」 「お願いだよ、ドラえも〜ん!」 「さっきのはね、 『他人と比べなくてもいいんだよ。あなたはあなたなんだから。 自分を信じて強く生きよう。そうすれば、きっと幸せになれる』 って、そういう意味だったのよ」 私はそう言ってひとみちゃんの顔を見た。 彼女なりに思うところがあったのか、頷きながら答えた。 「じゃあ、私の言ったことも、そんなに見当はずれじゃなかったんだね。 でも、日本語にすると長くなるんだねえ……」 そんなことを言う。そりゃまあ、まるっきりずれてるってわけじゃないけど。 後半はでも見当はずれね。 私がちょっと付け足したところがあるだけだもん。 付け足しの分が、私の成長の証、ってことかな。
私がだまってると、ひとみちゃんはへんな顔をしてこっちを見つめている。 「なに?」 「いやぁ、急に黙り込んだな〜って思ってたら、今度はニヤニヤしだすし。 やっぱりどこかおかしいんじゃないの、大丈夫〜?」 そんなことを言ってからかってくる。 も〜、ちょっとむかついたぞ〜。 「なによ〜、別にニヤニヤなんてしないよ〜」 「してるよ〜」 「しないよ〜」 ( `.∀´)<しないわよ! 更新はするわよ!
466 :
:02/05/11 11:20 ID:es7zfrXW
いしよし(・∀・)イイイイ!!
from
>>465 確かに梨華ちゃんは、人と自分を比べすぎるきらいがある。
そうして、自分は駄目だと思い込んで落ち込んでゆく。
全然駄目なことなんてないのに。
みんなが持ってない、梨華ちゃんだけが持ってるいいものも
いっぱいあるんだよ。
あれ、でも……
ひとしきり、「しないよ」「してるよ」で盛り上がった後、
私は梨華ちゃんに聞いてみた。
「ねぇ、梨華ちゃん。私のも同じメッセージだった、ってことは
私もそうしろ、ってことなんだよね。
私も、自分と他人、比べすぎなのかな……」
私がそう言うと、梨華ちゃんは顔の右半分だけ吊り上げて笑った。
「さぁ〜、どうかしらね。多分、神様が入れ間違ったんじゃない?」
なんかとんでもないことを言ってくる。
「ちょっと、梨華ちゃん。それってどういう意味〜?」
「さぁね。今度は自分で考えてみなさい。私からのフォーチュンテリング」
む〜。なんか悔しいぞ〜。 さんざん人のこと心配させといて、そんなこと言うか〜。 まぁでも、梨華ちゃんがそういう冗談を言う時って、元気な時なんだよな〜。 ネガティブな時はそんなこと言う余裕、全然ないもん。 とりあえず一安心、かな。 でも、ちょっと気になるな。どういう意味なんだろ。 分かんないです、先生! 「訳分かんないよ〜。私の場合は無神経すぎるから、 他人とちょっとぐらい比べろ、っていう意味ですか〜? それってあんまりじゃないですか〜?」 ( `.∀´)<<私もいしよし好きよ!
案の定、ひとみちゃんは分からなかったみたい。 うふふ、そうかもね。ちょっと分かりにくすぎるかもね。 でも、私はそんなマイナスの意味で言ったんじゃないのよ。 あなたは、もっともっと自分と他人を比べていくべきだわ。 でも、それは私みたいにネガティブに落ち込むためじゃない。 あなたんは自分と人を比べて、自分にないところを見つけて そのために前向きに努力をしていけるの。 今のプッチモニがあるのも、保田さんやごっちんと自分を比べて 彼女達に追いつこうと必死で頑張ったからじゃない。 だから、あなたには神様が入れ間違ったのよ、きっと。 ……ううん、間違ってないかもしれない。 きっとあなたには、自分と人を比べてるっていう意識なんてないんだわ。 自分が人に比べて劣っているんだ、なんて意識は。 自分にない、じゃなくて保田さんやごっちんのいいところを 直感的に感じ取れるのよ。 だから、あなたは今のまま、あなたらしく頑張っていけばいい。
しばらく黙っていたせいか、ひとみちゃんがこっちを覗き込んでくる。 「どうしたの?」 「いや〜、また黙っちゃったな、って思って。」 「あ、ごめん」 私がそう言うのも構わず、彼女は続けた。 「でも、最初と違って、黙っててもいい笑顔してる」 私は思わず彼女の目を見た。 いつものような、何も考えてなさそうな、穏やかな目。 それでいて、相手のことをいつも思っているのが伝わる、優しい目。 「泣きそうな顔してる梨華ちゃんも可愛いし、裸にエプロンの梨華ちゃんも たまんなくセクシーだけど、やっぱりそうやって幸せそうな笑顔の 梨華ちゃんが私は一番好きだよ」 私は何も言えなかった。 彼女の私に対する思いが伝わってくる。 私はなんて幸せ者なんだろう。
「ん。どうしたの、梨華ちゃん?」 「ううん、なんでもない。ありがとう、ひとみちゃん」 私は慌ててそう答える。ちょっと泣いてしまったらしい。 そんな私に、彼女は笑顔で答えた。 「ううん、本当のことだから」 そう言いながら、彼女は歩き出す。 私も、遅れないようにちょっと早足になって歩き出した。 ( `.∀´)<<ここまでよ!こっちは人少ないけど頑張るわ!
472 :
:02/05/12 15:42 ID:/IQbEBDh
ヽ( ・∀・)ノいしよしイイイイイイイイイイ!!
473 :
:02/05/12 18:36 ID:6Q7ZKFEF
ヽ( ・∀・)ノいしよしイイイイイイイイイイ!!
from
>>472 私と梨華ちゃんはそれからしばらく歩いた。
今日はフルムーン。いつもより少し、明るい気がする。
梨華ちゃんの顔も月の光に照らされて、凄く綺麗だ。
うん、いい笑顔してる。
そんなことを思いながら彼女の顔をながめてると、彼女は
急に思い出したかのように口を開いた。
「そういえばひとみちゃん。さっき本当のこととか言ってたけど、
ピースの撮影の時そんな風に私のことを見てたのね〜」
あ、やば。思わず口走っちゃった……
「い、いや。それはその……」
「裸にエプロンって何よ!ちゃんと後ろにも生地があるわよ」
いや、そりゃそうでしょ。梨華ちゃんがおしり丸出しだったら、
それこそヲタが何人も死んでしまうよ。
私も、鼻血ぐらいでちゃいそうだけど。
「それに、裸にエプロンが似合うなんて、私はAV女優じゃないんだからね」 「そんな、誰もそんなこと言ってないよ」 でも、あの格好は悩殺的すぎると思います。 私があの衣装着ても、多分意味ないでしょ。 梨華ちゃんだからこそ着れたんだし。 「同じようなものじゃない。セクシーって言葉の意味、ちゃんと分かってるの?」 うーん、また英語だよ。 いやまあ、流石にそれくらいは分かるけど。 今は答えたって火に油だからやめとこう。 それにしても、なんで怒られてるんだろう、私。
「まったくもう。それにしても……」 彼女が言い続けてる後ろで、流れ星が見えた。 私は思わず指差して叫んだ。 ……ごまかせるかもしれないし。 「あ、流れ星だ」 その声に梨華ちゃんは後ろを振り向いて、言う。 「あ、本当だね。流れ星なんて初めてみたかも」 そう言う梨華ちゃんの前で、私は両手を胸の位置で組み、言った。 「梨華ちゃんのネガティブがうつりませんように……」 「あ〜、ひどい。ネガティブはもう卒業したんだからね〜」 さぁ、どうなんだか。梨華ちゃんのことだから、明日になれば 復活してそうだけどね。 「その目、信じてない〜。本当だよ〜、本当だってば〜」 ( `.∀´)<<ここまでよ! 明日は衝撃のラストよ! 川o・-・)<<衝撃、ってことはないと思うんですけど…… (; `.∀´)<<う、うるさいわね。とにかくラストなのよ!
ひとみちゃんは相変わらず疑わしげな目をしている。 そりゃ、今までの私はそうだったけど。 でも、ちょっとぐらい信じてくれたっていいじゃない。 私はネガティブになることをやめることにした。 特に、人と自分を比べて、そして落ち込むようなことを。 でも、一つだけ人と比べておきたいことがある。 それは、私にはひとみちゃんがいる、ってこと。 こんなにも私のことを大事に思ってくれて、 そして私にとっても大事な存在である、ひとみちゃんがいるってこと。 これは、他の誰にもない、私だけが持っているもの。
後はもう止めるの。 人と比べる必要なんてないから。 ひとみちゃんは、笑ってる私が好きだって言ってくれた。 だから、私はいつも笑えるように、自分だけを見つめるの。 ありがとう、ひとみちゃん。大好きだよ。 そして、神様。 あなたのフォーチュンテリング、ほんのちょっとだけ間違ってたみたいです。 FIN
479 :
:02/05/14 13:36 ID:W7GAURwe
最後の一言に萌え!
>>479 さん、ありがと〜。
萌えられるものを書いていけるように、頑張ります。
というわけで、新作です。
「加護ちゃんでっす」
「ふ〜しんど〜。やっぱりミニモニ。の歌収録はしんどいわぁ」
そう言いながら部屋に入ってきたのは、加護である。
手にはペットボトルを持ち、首からタオルをかけている。
そのタオルで吹き出る汗をふき取りながら、部屋の隅の自分の鞄のそばに座る。
中から漫画雑誌を取り出して読み出して数分も経たないうちに
部屋の音がけたたましい音を立ててあいた。
「ちょっと、矢口。中に誰かいたら怪我するよ〜」
「大丈夫だって〜。誰もいないし……あれ、加護、いたんだ」
「あ〜、お疲れ様です、矢口さん。おはようございます、保田さん」
加護は最低限の挨拶だけすませると、また手の中の漫画に目を落とした。
矢口と保田はちょっと驚いたものの、部屋が静かなのに越したことはない、
と考え、そのまま手近なところに座ろうとした。
「うわっ、ごっつぁん!いたの!」
矢口がまさに座ろうとしていたところには、スースーと寝息を立てる後藤がいた。
アレだけ矢口が大きな声を出したのにもかかわらず、後藤はまったく
起きる気配がない。
「疲れてるんじゃないの〜。そっとしといたげようよ」
保田のそんな声とともに、二人は反対側の壁際へと移動する。
改めて床に誰もいないことを確認した後、二人は肩を並べて座り込んだ。
「そういやさぁ、紗耶香今日、来れるって」 「そっか、よかった。元気でやってるのかな〜」 矢口がそう言った時、加護が少し漫画から目を離して矢口の方を見るのを 保田は見逃さなかった。 もっとも、加護はすぐに漫画戻ったので、保田も何も言う暇がなかったのだが。 「しかし紗耶香もよかったよね〜、ユニットって形になったけど ちゃんと復帰できて。」 「そうだね。ソロじゃない、ってのがちょっと引っかかってるかもしれないけど」 そう言って保田は少し首をかしげる。 矢口は値踏みするような目で言った。 「そんなこと言って、本当は圭ちゃん、羨ましいんじゃないの?」 「さぁ、どうだかね」 そう言ってはぐらかす保田を、加護の手前ごまかしたのだろう、と考えた矢口は それにはあまり踏み込まずに続ける。 「でも、ユニットって言っても、実質紗耶香一人みたいなもんじゃん。 とりあえずフルで一人で歌ってるわけだし。」 しかし、そう言う矢口の言葉に納得できないのか、保田はまだ首をかしげている。 「そうかなぁ……」 「まあ、いいじゃんいいじゃん。いいことには違いないんだし。 でも、ウチら3人で遊びに行くって久しぶりだよね。いつ以来だろう……」
そんなことを話していると、コンコン、とドアをノックする音がした。 保田がドアを開けると、そこには市井紗耶香が立っていた。 「おはようございます、保田さん」 そう言って市井は深々とお辞儀をする。 後ろで矢口がニヤニヤと笑っているのにも気づかず、保田は慌てて口を開く。 「ちょ、ちょっと紗耶香!なんでそんなに他人行儀なのよ。」 市井は後ろの矢口と目を合わせ、同じようにニヤリとして言った。 「はは、やっぱ圭ちゃんだねえ。ちょっとした冗談だよ。 矢口はちゃんと分かってたよ、最初から」 そう言われて、保田は思わず振り返る。矢口は今にも噴出しそうだ。 「なによ〜。二人して私を馬鹿にしてるのね〜」 保田が口を尖らすと、矢口は笑いながらそれに答える。 「いや、別に仕込んでたわけじゃないって。 だって普通、気づかない? 気づかないか〜、圭ちゃんだもんね」 「そうそう。私も出てきたのが矢口だったら、やらなかったよ」 そう言って二人で顔を見合わせて笑う。 保田は相変わらず憮然としている。
ひとしきり挨拶も済んだかという頃、それを見計らったかのように 加護の声が部屋に響いた。 「市井さん、お久しぶりです」 「おお、加護、いたのか。矢口がうるさいから気づかなかったよ」 「ちょっと紗耶香、どういう意味よ〜」 「そのまんまの意味じゃない?」 保田が先程の仕返しとばかりに矢口に向かって言う。 もっとも、矢口はあまり気に留めていないようではあったが、 少し口をつむぐ。 その間を縫うかのように、市井は口を開いた。 「なぁ、加護〜。今度のアイ〜ン!ダンスの唄っての、アレいいのか?」 @ノハ@ ( ‘д‘) <<ここまでや! ちゃんと読んでや、長いけど。
484 :
:02/05/14 20:16 ID:+X/b8Brc
新作も(・∀・)イイ! マターリがんがれ
485 :
名無し募集中。。。 :02/05/14 20:19 ID:+qAH3FfO
いく
川o・-・)。o0(ここといい、ラジヲといい、何であげられてるんだろう)
>>486 乗っ取りスレだから(タイトルと内容の相違)
from
>>483 市井の、多分悪意があるわけではないのであろうその一言が、
しかしその場には重く響いた。
加護は漫画を側に放り出し、顔を上げる。
その両の目で市井を見据えながら。
「市井さん、それはどういう意味ですか?」
矢口は、ミニモニ。として加護ともよくいたこともあって
一つ気づいたことがある。
加護は、普段は標準語でつつがなく話しているが、
怒ったり泣いたりと感情が高ぶっている時は関西弁に戻ることが多い。
今の加護はまさに関西弁。しかも、普段の加護からすると
驚くほど声のトーンが低い。
しかし、市井はその加護の様子に気づかなかったのか、 平気な顔をして続ける。 「いや、意味も何も…… 自分でも、『これはないなあ』とか思ったりしない? そもそも『じゃんけんぴょん』の時点でどうかと思ったけど、 今回は『アイ〜ン体操』だもんね。 今さらって感じもするし、だいたいお前の年でやることじゃないだろ〜」 それを聞いて、矢口は少し顔をしかめた。 「あのさぁ、紗耶香。私は加護より5つも上なんだけど……」 そう言って抗議する矢口を、市井はなだめながら言う。 「まあ、矢口はなんだかんだいって一番年上なわけだし。 みんなをまとめる役は必要なわけでしょ。 その辺割り切ってそうじゃん。 でも、加護とか辻ってなんか素っぽいし。 お好み焼きどんぶり〜なんて言ってる場合じゃないでしょ〜」 そう言いつつ、市井は笑う。乾いた笑い。 もっとも、それを見守る矢口や保田の方が乾いていたかもしれないが。
「なるほど。さすが、市井さんの言うことは違いますね〜」 加護は、矢口や保田の予想に反して冷静な声をだす。 依然、関西弁のままであったが。 「ソロになる、って言って娘。やめていった人だけのことはあるわ」 加護は平然と市井を睨み付けながらそう言った。 驚いた市井は、思わず声をあげた。 「加護、何言ってんだ?」 市井の詰問するような目に恐れることもなく、加護は続ける。 「シンガーソングライターになる、なんて大見得切って抜けていって、 でも自分で何もできへんからってたいせーとかに泣きついて ユニットとか組ましてもろて。 中澤さんまで巻き込んで、何の芸もないフォークソングのカバーアルバム なんか出して。 挙句の果てに、名前売っとかなあかんからってヲタの男どもに媚びてる以外の なにものでもない水着の写真集まで出して。 ほんと、私には真似できませんわ。 やることが違いますね、市井さんは」
「加護、お前誰にもの言ってるんだ?」 市井が怒りに声を震わせている。 「さぁ、市井なんて名前の人、そんなにぎょうさんおったかな。 縁起悪いわぁ」 対象的に、加護は涼しい顔で答えた。 「市井さんは未だに自分に人気がある、って思ってるんやろうけど。 井の中の蛙って、まさに市井さんにぴったりですね」 「加護、言いすぎだぞ。紗耶香は先輩だろ。謝れ」 矢口からはいつもの笑顔が消えている。 保田はそれを黙って見つめていた。 「矢口さん、保田さん。なんかここにいると貧乏神うつりそうですから、 先帰らしてもらいますわ。おつかれです」 加護は矢口の言葉には答えず、ただそう言って部屋をあとにした。 部屋には、鬼のような形相の市井と、不機嫌な矢口、それを静かに見つめる保田と この騒ぎにも起きることなく幸せそうに寝ている後藤が残されていた。 @ノハ@ ( ‘д‘) <<ここまでや! ( `.∀´) <<別にちゃむや加護に恨みがあるわけじゃないわよ! 川o・-・) <<別にアンチでやってるわけじゃないので、いじめないでくださいね。
492 :
:02/05/16 12:46 ID:Tqltz5EV
今までにないストーリーに注目
493 :
:02/05/16 19:36 ID:AYVbmrJv
結構注目作品
>>492 ,493
ありがとうございます。
なんかでも、緊張するな〜。
今日は休むつもりだったけど、ちょっと書こうかな
from
>>491 部屋を出た加護は、まだおさまりがつかないのかぶつぶつと
なにやら呟きながら歩いていたが、突如大声をあげた。
「しまった!英会話もつっこんどかなあかんかった!」
廊下を歩いていた人々は何事かと加護の方を振り返る。
周りの視線を感じ、ちょっと頬を赤らめ下を向きながら加護は歩く。
そのままエレベータで1階まで降り、玄関を出てタクシーに
乗り込もうとして気づく。
「あ、鞄忘れてもた。どうしよう、財布もあん中や」
しばしその場に立ち竦む加護だったが、取りに戻る以外どうにも ならないので、仕方なく戻ることにした。 先程は、もう今日は会うことはないと思い啖呵を切ったが、 いざもう一度顔をみるとなると正直居心地が悪い。 調子に乗っていろいろ言ったことを悔やみつつ、部屋へと戻る。 「あ〜、保田さんらどっか行くみたいやったし、 もう部屋でてたらええんやけどな〜」 そう呟きながら歩く加護の足取りは重い。 さっきは3分ほどで歩いた道のりも10分以上かけて歩く。 エレベータに乗り込み、5階までの途中の階のボタンを全部押して ため息をつく。
「別に、私だって市井さんが嫌いなわけじゃないんやで。 でも、出会い頭にあんな言い方はないやん、やっぱ。 ましてや自分の後輩やのに。 それに、めっちゃ図星やし……」 加護は、各駅停車のエレベータのなかで壁に背をもたせ 天を仰いだ。 @ノハ@ ( ‘д‘) <<ここまでや!長いの期待してくれてんのやったら悪いけど、 あと2,3回で終わってまいそうや。かんにんしてや。
お、もしかしてこれはIDに安倍ってやつですか?
(●´ー`)<ついでに500ゲットだべ。
ほげ
502 :
:02/05/19 01:59 ID:lsFqlLEJ
保全
>>445 a-a(b)
あまり社交性のない俺にとって、
お食事会的なものは結構辛い。
しかし、刻々と時間が近づいてくる。
和「行きたくないな〜」
吉澤がこちらを睨む・・・。
和「冗談だよ冗談」
笑いながら冗談めかしてみる。
でも・・・・ホントだったり・・・・。
結局に行くことになり、
二時間近く、話す事となってしまった。
その話の内容では、
吉澤は家族より遅れて日本を出ていき
後々家族と合流するらしい。
504 :
soh :02/05/20 15:06 ID:BmEHHRY9
突然スイマセン 今まで見ていただけの者ですがここに僕が書いた短編を載せてもよろしいでしょうか?
>>sohさん 是非お願いします。 長編も勿論オッケーですよ。
>>sohさん 大歓迎です!!是非御願いします。 本スレでも結構ですよ、“一緒に”が当てはまるのなら。
507 :
soh :02/05/20 22:57 ID:99YS4NKS
ではお言葉に甘えて。でも期待に添えれるものではないと思いますが失礼します。 初の試練 「ねぇヤス君って好きな人いるの? なつみ 」 僕はいま人生で最初にして最大の問題にぶち当たっている。 その問題とは、この僕が生まれて初めて異性に告白されたとゆうものなのだ。(メールだけどね) しかもその相手とは同じ陸上部の同級生である安倍なつみさんなのである。 「いや〜特にいないなぁ、そっちはどうなん。 ヤス」 ちなみに彼女とは入部当時からの付き合いで よくメールで練習の愚痴を言い合ったり(大体喋るのは彼女、僕は聞き手に回っていた。) していたが昨日の夜、いつもの様にメールをしていると徐々に話はそっち方向に流れていった。 「なっち?なっちはねぇ、好きな人いるよ。好きな人がヤス君って言ったたらどうする(笑) なつみ」 初め僕はおちょくられていると思いこっちもふざけた感じで返しました。 「きゃ〜マジでー ってんなことぁない(w ヤス」 現実だとこんなサブイ事口が避けても言えないんですがメールだと何故か気が大きくなって言う性格なんです。」 「あはは、ヤス君最高(笑)中学生のときはやっぱ付き合ってたんでしょう」 自慢にはならないが僕は小、中、高ともなったくモテた覚えが無い。よくて仲の良いトモダチどまりだ。 「まっさか〜(^^)悲しい事に全くもてた覚えなんかありませんよ(/_\) ヤス」 すると安倍さんはすぐにふっかけてきました。 「え〜意外。ヤス君って優しいからけっこーもてると思ってたんだけどな〜 なつみ 」 ・・・むお世辞とはいえ嬉しいぞ。(単純なんです) 「いやー最近はまったく青春してないっすよ ヤス」 「へーじゃあもし私が付き合ってっていったらどうする。(w なつみ」
508 :
soh :02/05/20 22:58 ID:99YS4NKS
えっ・・・一瞬ドキッっとしたが、どーせまたおちょくってるんだろうと思いまたふざけた返事をした。 「う〜ん難しい問題だなー。とりあえず三日三晩ほど考えさせて頂けないでしょうか?先生。 ヤス」 さすがにこんなメールばっかだと怒るかなぁなどと思っていると安倍さんから返事が返ってきた。 「うん(^‐^)解った。待ってるね(はぁと)それじゃぁおやすみー\(^▽^)/byebye(^^)」 」 ふぅ何かけっこードキドキする文章が多かったな。 僕が安倍さんさんと付き合ったら・・・考えれないや、僕が安倍さんの彼氏になるなんて・・・ 数日後、部活の帰り話をしていて 「そういえばヤス君この前返事聞かしてくれないかなぁ?」 「この前?」 「うん、その・・・私が付き合ってって言ったらどうする?ってやつ」 その言葉にドキッとした。僕はもう忘れかけていたし、どうせ安倍さんのシャレかなって思っていたから。 「先にこんな事言ったら悪いんだけど私、ヤス君の事好きなんだ・・・本気だから・・・ だから返事聞かせて?どうなったってなっちちゃんと聞くから・・・」 安倍さんが真剣な顔でこっちを見てきた。よく見たら小さな耳が紅くなってきている。 ・・・・・・カミサマ、時を止めてくれ・・・・・・
509 :
soh :02/05/20 23:01 ID:99YS4NKS
へたくそな文章でスイマセンでした。 つまんねぇと思ったら保全とゆうことにして読み飛ばしてください。 それでは失礼。
510 :
:02/05/20 23:14 ID:A+6+MxyB
>>503 a-b-c
話が終わり俺は自分の部屋のベットに横になった。
やることもなく、天井ばかり見つめている。
何度か目を閉じたものの寝れそうにない。
“コンッコンッ”
ドアをノックしていないのに
ノックされた気が何度もした。
その度、体を起こしては、
ドアの近くまで行き
ドアを開けチェックする。
和「・・・(どうしたんだろう・・・俺)・・・」
大きなあくびをし俺は眠りについた___。
・・。 ・・・・。 ・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・__。 和「ん?」 “コンッコンッ” 確かに聞こえた。 弱々しい「ノック」 俺は暗闇の中眠たい顔をこすりながら ノックのした方へ向かう。 「カズクン?」 _吉澤?!_ 俺は音を出さないようにゆっくりと ドアを開けた。
(0^〜^0)<寝てた? 和「・・・・。」 (0^〜^0)<ねえねえ。寝てたの? 和「・・・・。」 (0^〜^0)<寝て__ バタンっ!!!!!!!!))))))))) (0T〜T0)<・・・・。
更新終了♪ >>sohさん 面白いです。ドンドン更新しちゃってください。 待ってますんで。 「だべ」がついてなくてなにか新鮮。 また気になる所で止めてるのね・・(涙)
>>509 今までに無い感じで(・∀・)イイ!!
>>514 続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
516 :
soh :02/05/21 11:58 ID:JyB+FSSN
「つまんねぇ」などの言葉を予想してたんですけど皆さん暖かい言葉ばかりで
安心しました。
>>children さん
悪いんですけどあの先はまだ考えてません。とゆうかあれは半分実体験です(w
だから自分がなにか動きを起こさないと話も進まないんです(涙)
>>IEEE1395さん
長文は一応前に書いたのがあるんですが、無駄に長い上、かなり無理がある話に
なっているので・・・
>>510 >>515 ありがとうございます。一応2chなどにのせるのは初めてだったんで
受け入れられるかな と不安だったんですが(・∀・)イイ!!をみて安心しました。
期待の新人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
518 :
:02/05/21 19:00 ID:t6IP3+7t
soh(・∀・)イイ!!
意見スレが落ちたので保全
521 :
:02/05/22 22:38 ID:yrM1iYJz
ここと本スレ以外にもまだ何かあったの?? チェックしてなかった・・
>>521 「ラジヲ暮れ(羊)」というスレです。しばらくしたら読めるかも。
523 :
:02/05/22 23:59 ID:SpRUY1OQ
永田うざい
hozen
525 :
:02/05/25 11:46 ID:QS5Fjzlm
ホゼン _∧∧__ / ( ^▽^) /\ /|  ̄ ∪∪ ̄ ̄|\/ | 拾って下さい|/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ホゼン
>>513 俺は軽く怒りながらも吉澤を部屋に入れた。
折角寝れたのに・・・・。
和「で、何か用?」
吉「別に用ってわけじゃないけど・・・
寝てるかな〜と思って」
和「まあ、いいか、正直本当に寝れなかったし・・・・」
吉「どうしたの?体の調子が悪いとか?」
和「いや、別にそういうわけじゃ・・・・、
ただ寝れないだけだよ、
それよりお前もこんな時間まで起きててどうしたんだよ」
吉「・・・・」
俺は吉澤が小声で言ったので
聞き取れなかった。
和「え?」
意見のスレなくなったからここに書くけど 更新してくれるのはうれしいけどさ、たまにの更新のわりには短すぎるんでは? きつい言い方かもしれないけど短すぎて正直印象に残らないんですよ 他の作者はどこに行ったんだ?
>>528 羊の某氏にスレを乗っ取った者ですが、
ウチに来ますか?
>>528 だから保全って書いてるんです。(HNの所に)
保全に長い更新はいらないのでは?
( ´,_ゝ`)プッ マジレス、カコワルイYO
532 :
娘。 :02/05/27 21:30 ID:LAoaJHN3
でも、childrenさんが言ってることは正しいと思うけど。。。
>>529 そんなら自分で書けよ!!そんな知力もないくせに。
などと自分で言ってみるテスト(爆) 余計罵られそう(爆
>>533 罵 っ て 欲 し い ん で す か ?
ある小説が終わるまで待ってくれませんか? 御願いします。
( ´,_ゝ`)プッ マジレスの次は自作自演ですか?┐(゚〜゚)┌
>>532 自作自演のクズ野郎には言われたくないな。
(゚听)ノ<勝者 9番ライト!
>>537 などと言いつつsageてるところには好感が持てます。
保全、ありがとうございます。
ここで書いている作者様、誠に申し訳ございませんでした。
from
>>497 加護が出て行って少し経つが、矢口の腹の虫はおさまらなかった。
「あいつ、なんなんだよな〜。
紗耶香に向かってあんな口の利き方するなんてさ」
矢口はそう言って、加護が消えたドアを睨み付けている。
この三人は同期と言うこともあり仲がよかったので、
余計に矢口は腹をたててるのだろう。
「でもさぁ、やっぱり年のこと言われるとつらいよ紗耶香〜」
矢口は冗談っぽく言う。 それを見た保田は、そっと声をかけた。 「加護もさ、悩んでるんじゃないかな。 でも矢口も紗耶香も、分かってるでしょ?」 そう言って保田は笑った。自嘲気味な笑い。 まるで、自分のことをあざけってでもいるかのような、そんな笑顔。 「何言ってるのよ、圭ちゃ……」 矢口は言いながら保田の顔を見、口をつぐんでしまった。 決して冗談で言っているのではない、それは長年付き合ってきている 矢口にはよく分かった。 (圭ちゃんも、悩んでるんだね……)
そんな保田の様子にも気づくことなく、市井は言った。 「な〜に訳わかんないこと言ってるのよ」 そう言いながら市井はドアの方を見つめている。 いや、睨んでいると言った方がいいのだろうか。 「加護ってさぁ、あんなに生意気なやつだったっけ。 もっとちゃんと言っといた方がいいよ、矢口〜。 絶対今ミニモニ。で人気あるからって天狗になってんじゃん、あいつ。 だいたいさ〜、うちらの時なんて……」 パシッ 市井が言い切らないうちに、乾いた音が響く。 痛みよりも、その行動事態に驚いた市井は思わず口を閉ざす。 その目の前には、涙を流しながら立つ保田の姿があった。 「け、圭ちゃん?」 訳が分からない、といった矢口の声。 それにかぶせるようにして、後ろから泣き叫ぶような声が響く。 「ちょっと圭ちゃん、なにやってるのよ!」 @ノハ@ ( ‘д‘) <<ここまでや!侍たせてごめんな。
ちょっと聞きたいんですけど、後藤って市井のことなんて呼んでましたっけ? 2人称、3人称両方できれば知りたいんですけど。
>>537 さんへ
自作自演は知っての事です。IDが出ることは結構2chに居るので承知です。
わかってもらえないでしょうか?御願いします。遊び半分でした。
今回悪いのはすべて私です、確かにクズ野郎でした。
こんなマジレスして笑われるのは覚悟です。
ホントに申し訳ございませんでした。
>作者様
貴重なスレを潰してしまい、本当に申し訳ございませんでした。
546 :
:02/05/28 19:09 ID:WUUkSueY
>>544 モー板ではもっぱら
( ´ Д `)<いちーちゃん
なんだけど、本当はどうだったかな・・
>>545 気にする事は無いと思われます
>>546 永田ウザイ
って言われてるけどどうよ?
548 :
:02/05/28 19:43 ID:dJcfnGJL
永田ウザイ
マジレスすると回線切ったかなんかでID変わってたと思ったら変わってなかったってだけだろ 自演失敗なんかよくあることだよ ただここで自演する必要はないと思うけどね
>>549 なぜ氏にスレでテストしなかったのか
と言ってみるテスト
保全
552 :
soh :02/05/31 21:57 ID:g2YPFekN
保全
保全
554 :
保全 :02/06/02 23:36 ID:2ayYa6Gh
保全
以前に書いた「クール?」の続編です。
ちなみに、パート1は
>>386-388 パート2は
>>457-458 パート3はHPに載せてきましたが、今回はパート4です。
まぁ、ちょっと実験的な物なので、わかりにくいとは思いますが
ヒマ潰しにでも・・・
クール?-4-
「なぁ、ひとみ!オレのパソコン勝手にいじるなよぉ〜」
男はリビングにいる女に、そう言った後にバスルームに消えていった。
女は、とくに返事もせず男の姿を目で追う。そして、ニヤリと顔を崩す。
「なんか、そう言われちゃうといじりたくなっちゃうんだよねぇ〜」
女は、男が居ない事を確認するとそっとパソコンデスクに近づきイスに腰をおろした。
電源の入っているパソコンのマウスをそっと白く長指で軽く握る。
「なんとなく圭ちゃんに教わったからわかるんだよねぇ。
たしかこのボタンがインターネットやるやつだよなぁ・・・
よっ。」
女はたどたどしい手つきでマウスをクリックする。
時折バスルームに耳を傾け周りを確認しながら
パソコンの画面を見る。
その時、パソコンデスクに一枚のメモが・・・
http://members.tripod.co.jp/nonodog 「何にこれ? ホームページのアドレス?ちょっと見てみようかな…
えっと、http・・・アレ?この次のはどこ押すんだ?
あ。これか・・・
そんで、えっと、よっ、と。これか?えい。」
女はメモに書かれたURL少々時間を掛けて打ち込むとクリックした。
ちょっとソワソワしながら、時折男の気配を確認する。
「えっちなやつとか見てるのかなぁ?
うわぁ、のの じゃん!
何?この『我犬。の保存庫』って??
アイツ、なんでこんなページ見てるんだ?
なにこれ?小説なの?
長編物?短編物?
ん〜時間ないから短編物って奴見てみるか。
うわぁ、また ののだよ・・・
なんかいろいろあるな?
『クール?』いいねぇ〜
ちょっと見てみるか。」
─男は暗い部屋でパソコンに向かい、ときにため息を吐き出しながら不規則なリズムで
キーボードを指先で叩く。
「ただいまー」
部屋から離れた玄関からの女の声が響いても男は
身じろぎ一つせずにモニターを眺めている。
まるで女が帰ってくることが当たり前の事だからなのか、
それとも集中していて気が付かないのか、
先ほどと変わらぬ姿勢で男はパソコンデスクの前から動かない。─
「ん?なんかアイツみたいだな、この小説の中の男は・・・」 ちょっと苦笑しながら女は読み続ける。 そして、しばらくすると女の表情は大きく目を見開き 大きく息を吸い込むと硬直する。 パソコンの画面には「ひとみ」の文字。 そして、以前自分が交わした会話が綴られている。 ─「ひとみ、今日はダンスレッスンだったのか?」 男は取り出した衣類が朝着ていた物で今着ている女の着衣が ジャージだった事に気がついたようだ。 「うん。疲れたよ。シャワー浴びてくるね。 出てくる前にパソコン終わらせておいてよ。」─ 「こ、これって、この前の夜じゃん。 え?盗聴でもされてるの? もしかして、アイツまさか、ちょっとこの作者ってアイツなの? いつも何かパソコンでやってると思ったら・・・ も〜ちょっと信じられない。」 「あ!ひとみパソコンいじるなって・・・」 男がバスルームから戻ってきて、ひとみに言葉を言いかけて パソコンの画面を見て、男も硬直した・・・ 「ねぇ。コレって・・・何?」 女の驚きと困惑の目が男に向けられる。 男は冷静さを一生懸命装うが明らかに普段と違う トーンの言葉が口から漏れる。
「えっと、こ、これはな。 ん〜、小説? フィクション交じりだけど・・・あははは」 「フィクション交じりじゃないじゃん。 日記だよこれじゃ! どうすんの私達のことがバレたら!」 「バレるわけないじゃん。 大丈夫、一部で評判良かったぞ。 『よっすぃー萌え』とか言ってくれてたぞ。」 「も〜。ばっかじゃないの! 恥ずかしいじゃんかよぉ!」 女は立ち上がって恥ずかしさからなのか、 男に抱きついた。 そして、男が抱きしめ返そうとした瞬間。 するっとすり抜けて 「そのインチキ小説は良いとしても。 なんで、のの の写真ばっかりなんだよ! ばか! もう知らない・・・」 「ごめんって、ちょっとひとみ! あ? 小説の事を怒ってるんじゃないのか。 のの の写真ばっかりって・・・ え?それってヤキモチ? おい、待てって」 男は慌てて追いかけようとしたが、ちょっと立ち止まって 一瞬考えて、笑顔で寝室に向かった女を追いかける。 「まったく、どこがクールなんだか・・・」 クール?-4- ─終わり─ . ( ´D`)<続く?
559 :
:02/06/03 19:53 ID:5qiTlj6E
斬新な作品だ(笑) @ノハ@ ( ‘д‘)<続け!
560 :
_ :02/06/03 22:06 ID:SMsYHsQX
ここ最近更新が少ないね
保全。 6月14日までカナーリ忙しいんで更新厳しいっす。 @ノハ@ ( ‘д‘)<ほんま、すんまそん。忘れてくれてええで!
563 :
:02/06/04 19:53 ID:2Asv5qeI
564 :
soh :02/06/04 23:37 ID:kXOvlJIZ
家で・・・ 日曜の昼下がり、かなり遅めの朝食?を済ました俺達はソファーにねっころがって テレビを見ていた。 「ねぇ、今日はどうする〜?どっか出掛ける?」真里は窓際のソファーに寝転がり ながら気持ち良さそうな顔で話し掛けてきた。 「ん〜そうだな、どこか行きたいとこあるか?」ソファーにもたれながら新聞を 読んでいた俺は真里の声に耳だけ傾けて聞いていた。「う〜ん、映画もいいし ショッピングだってしたいなーあ、それに最近オープンしたお店にも行きたいよ〜。 それから・・・」(おいおい、そんなにも行けないよ・・・) 「あっ、でも今日はおうちでゆっくりしたいな・・・」「ん、別に俺は構わないぞ。 何処だろうと付き合うし。正直に言えよ。」(コイツが休みの日に何処か行きたがら ないって珍しいな・・・) 「うん、でもやっぱ今日はおうちにいようよ。そうだ、二人でお昼寝しない?」 (昼寝ってまた・・・もしや) 「お前さ、どこか体調でも悪いのか?」そういって俺は真里のおでこに手を置いて確かめた。 「って、なんだよ!私が家に居たいって言っちゃあ悪いのかよ!」俺の手を払いのけると真っ赤な顔をして 反論してきた。「なっ・・・違うよ!最近仕事忙しかったみたいだから疲れたのかなーと思ってだよ。」 「・・・私は大丈夫だよ・・でも今日は何処にも行かずに家に居たいんだ。ダメ?」 そう言うと真里は俺に向かって飛び掛ってきた。いわゆる馬乗りの状態だ。 「ねぇ・・・ダメ?」(いや、近いって、顔が・・・) 真里の吐息が頬や耳にあたる。 ゾクッ(うう・・・だめだ〜) 「わかった。昼寝だろうと何だろうとやりましょう。だから離れてくれ!」 「え〜おいらの事キライになった〜?」俺の上に乗っかり更におどけたを様子で聞いてくる。 (こいつ分かって言ってるな)「お前も知ってんだろ。俺が異常なほどの こそぐったがりって事くらい!」 俺のその言葉を聞くと真里はニヤリと顔を歪ませた。「キャハハハ、怒らない 怒らない。そこがダーリンの可愛いとこなんだから♪」 そう言って俺の首を抱きしめると頬擦りをしてきた。(ああ、髪の毛が顔に・・・) 結局、出かけるにしても家に居るにしても俺はコイツに遊ばれるのね ・・・嬉しいんだか悲しいんだか
565 :
soh :02/06/04 23:49 ID:kXOvlJIZ
少々読みにくいと思いますけど短編です。言い訳臭いんですけど、思いつきで書いた 物なので自信はありません(爆 まぁつまんなかったら保全用にしていただきたいです。
566 :
:02/06/05 19:35 ID:IuTqGbES
(・∀・)イイ!!
出張中に宿泊先でうpしてみるw ちょっと思いついてみたので書いてみます。 書き方もちょっと変えてみました。 少しくどいかな。 本編の方は週末にでも続きを考えてみたいと思っていますので、 どうか馴れ合って暖かい目で見てくださいw
「ふぅ……」 私が鏡を見つめてため息をついていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。 「そんなに鏡ばっか見てたって皺はとれないよ〜」 「なんだと〜。皺なんてないやい!」 そう言ってちょっと語気をあらくしてみる。 しかしこの二人にはそんなことはまったく通じないらしい。 わ〜、おばちゃんがおこった〜、なんて二人で声をそろえて向こうへ去っていった。 二人の去っていく方向を少し眺めた後、私は再び鏡に向き直った。 大丈夫。今日の私、笑えてる。
「ふぅ……」 私が鏡を見つめてため息をついていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。 「そんなに鏡ばっか見てたってほっぺたほそくなんないよ〜」 「いえ、別にそういうわけではないんですけど……」 思わずそう答える。 そう、別にほっぺがちょっとふっくらしてるのを気にしているわけじゃない。 確かに美人にはなれないかもしれないけど、でもこれが自分なんだから。 二人の去っていく方向を少し眺めた後、私は再び鏡に向き直った。 大丈夫。今日の私、笑えてる。
「ふぅ……」 私が鏡を見つめてため息をついていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。 「そんなに鏡ばっか見てたってあごまっすぐになんないよ〜」 「私のあごはコンプレックスじゃありません!」 私がはっきりとそう言うと、二人はちょっとだけ驚いたみたい。 そう、欠点だとは思わない。 最近では、「あの猪木の子ね」なんていわれたりもするようになった。 覚えられるようになった、それは私の自信につながっているはず。 二人の去っていく方向を少し眺めた後、私は再び鏡に向き直った。 大丈夫。今日の私、笑えてる。
「ふぅ……」 私が鏡を見つめてため息をついていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。 「そんなに鏡ばっか見てたってほくろ減らないよ〜」 「あれ〜、ほくろって数えたら減るんじゃなかったっけ?」 そう言っておどけてみる。別にそんなこと信じてないし、数えてもないんだけど。 確かに私のほくろの多さは特徴的みたい。 悩んだこともあったけど、みんな「とった方がいい」とは言わなかった。 今では、これが自分なんだって納得している。 二人の去っていく方向を少し眺めた後、私は再び鏡に向き直った。 大丈夫。今日の私、笑えてる。
「ふぅ……」 私が鏡を見つめてため息をついていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。 「そんなに鏡ばっか見てたって白くはならないよ〜」 「そんな〜、別にそんなこと思ってないよ〜」 そう答える。 多少強がってないこともないけど、でも白さにあこがれているわけではない。 ……と思う。でもいいなぁ、ひとみちゃんなんて白くて綺麗だもんな。 でも、ひとみちゃんは私のことを「健康的な綺麗さ」って言ってくれた。 だから、私は健康的に、ポジティブにならなくちゃね。 二人の去っていく方向を少し眺めた後、私は再び鏡に向き直った。 大丈夫。今日の私、笑えてる。
「ふぅ……」 私が鏡を見つめてため息をついていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。 「そんなに鏡ばっか見てたって大きくなんないよ〜」 「うるせ〜。お前らもそんなに変わんないだろ〜」 思わずつっこんでしまった……最近自然とでるようになった気がする。 アイドルとしてはあんまり要らない技能かもなぁ。 でも小さいっていうこと、これは必要なことだ。 背が低いのをコンプレックスにしていた私に、つんくさんは言ってくれた。 「お前が背が低くなかったら、モーニングに入れてないぞ」 そう、だから私は必要なんだ。 二人の去っていく方向を少し眺めた後、私は再び鏡に向き直った。 大丈夫。今日の私、笑えてる。
昨日は久しぶりのオフだったから、朝寝坊をしてから街にでた。 平日だったから、当然そこには仕事をしている人がたくさんいた。 でも、みんないい顔をしている。 自分の仕事に対する自信と、喜び。 そういえばこの頃、忙しさにかまけて仕事の意義についてなんて 考えたこともなかった。 私が必要とされていること。 そして何より、私が仕事をできることに対する喜び。 忘れてしまっていた。 なんとなく足取りの軽くなった私は、あることを思いついていた。 そうだ。明日、仕事の前に自分の笑顔を確かめてみよう。 〜FIN〜 タイトルつけ忘れ。「笑顔」で。「それぞれの笑顔」でもいいかなぁ。 でてこなかった人ヲタの人、ごめそ。 今度全員分書いてHPにうpしようかなと思ってたりするので許して。 さすがに11人分は多いかと思いました。(13だともっとだし)
575 :
:02/06/07 20:29 ID:/hdXvbBo
これも(・∀・)イイ!!
576 :
soh :02/06/09 23:03 ID:Pozm2IFx
(・∀・)イイ!!←一回使いたかったので IEEE1395さん、やっぱイイですね。書き方が面白いし読みやすいし。 なんか俺えらっそうなこと言ってますね・・・すいません。 帰ってこられるまで保全しておきます。
hozen
Each Color 「おっはよ〜」 それ自体は普通のあいさつだったが、そこにいた12人の娘たちを これ以上ないくらい驚かせた。 「ちょっと、みんな元気ないじゃん。どうしたのよ?」 飯田は訳が分からない、といった顔でそう言う。 その何倍も訳の分からない顔をした12人が同時に口を開いた。 「お、おはよう(ございます)……」 「なに、何?何で朝からそんな暗い顔してるのよ、みんな」 「そりゃあ、びっくりするわよ。あんたいつもは気だるそうな顔して 入ってくるくせに、なんで今日はそんなに元気なのよ?」 12人を代表して保田がそう言うと、飯田は笑顔で答える。 まってました、といわんばかりの顔で。 「いや〜実はね〜、これ、買っちゃったんだよね〜」
そう言いながら飯田が取り出したのは少し大きめの箱。 大事そうに取り出す様子を見て、矢口が首をかしげる。 「なにこれ、ぱそこん?かおり、ぱそこんできたっけ?」 「ちがうちがう。じゃあ、見せたげるよ。じゃ〜ん!」 そういいながら飯田は箱を開けた。中に入っていたのは、50本はあろうかという 色とりどりのクレヨン。 といっても、小学校で使うようなものとは違い、高級感が漂っている。 「ねえかおり、これ高かったの?」 「うん、結構したよ。いくらしたと思う?」 「え〜、分かんないよ、そんなの」 矢口はそう言ったが、気に入っているらしい飯田に対し下手なことは言えないな、 といった顔をしている。 「う〜ん、\19,800ぐらいですか〜」 吉澤の声に矢口と保田は青くなったが、飯田はよほど上機嫌らしく そんなことはお構い無しに続けている。 「なんだよそれ〜。テレビショッピングじゃないんだからね〜。 じゃあ次、石川梨華!」
「ええっ、えっと……じゃあ、\5,0000」 いきなり振られて驚いた石川は、なんとかそう答えた。 「全然ダメ。だいたい石川、カンマの位置が違う!じゃあ、次。辻希美14歳!」 「あの〜、15……なんでもないです。じゃあ、100万円!」 飯田の迫力を恐れ、辻は自分の年齢を訂正するのをあきらめそう答えた。 しかし、予想に反して飯田の顔が曇る。 「あのねぇ、そんなの買えるわけないでしょ!まじめにやりなさいよ。 じゃあ紺野あさ美、頑張って行こう!もうボケはいらないからね」 「えっと、\112,000、ですか……」 おずおずと紺野はそう答える。 飯田は嬉しそうな顔でそれに答えた。 「惜しい、それは先週の値段。正解は\108,000」 飯田はそういうと、うっとりとその「クレヨンセット」を眺めた。 それを横目で見ながら、保田が紺野に尋ねる。 「でも紺野、よくそんなの分かったね」 「いえ、先週飯田さんがお店で眺めていたのを見てましたから。 値段が下がっているのは知りませんでしたけど」
それを聞いた飯田が得意げに答える。 「そうそう、聞いてよ。なんで4千円下がったと思う?」 「知らないよ、売れなかったんじゃないの?」 安倍の声を無視して、飯田は続ける。 「実はねえ、そこのショップの人がうちらのファンだ、っていってさあ。 私がサインしてあげたら値下げしてくれたんだよ〜。 ほんとラッキーだよね」 「安っ」 「ん?」 「ううん、なんでもない」 矢口は慌てて首を振ったが、周りの皆も同じような顔をしている。
「それにしても沢山あるんですねぇ。何色あるんですか?」 小川がそう聞くと、飯田はニコニコとして答える。 「全部でね、64色あるんだ」 「へぇ〜。でも、そんなに沢山の色、使い分けられるんですか?」 「そう、そこなんだよ。 クレヨンっていうのはね、絵の具と違って色を混ぜられないんだ。 だから、色の違いに応じたクレヨンが必要なんだよ。 知ってる?絵の具だと3色あればすべての色が作り出せるんだよ」 「あ〜、知ってる。赤、青、緑ですよね」 加護が得意げにそう言ったが、飯田は首を横に振る。 「ううん、それは光の三原色。 絵の具の場合は赤、青、黄色なの。 この3色があればすべての色を作り出せるんだよ」 そう言って飯田は微笑む。 そんな飯田に、保田はあきれながら声をかけた。 「かおりってほんと、絵好きだよね〜。 自分の職業、何か分かってる?」 「画伯」 「……」
「まあ、それは冗談としてもね、かおり思うんだ。 クレヨンとか色鉛筆とかって、私たちと一緒なんだよ」 飯田はそう言って皆の顔を見渡したが、飯田の意図がみえた娘はいなかったようだ。 皆一様に怪訝な顔をしている。 「絵の具だと、さっき言った三原色で全部の色が作れちゃうでしょ。 だから、緑も紫もいくらでも作れちゃう。 代わりがいくらでもきくし、用意しておく必要もない。 でもクレヨンは違う。 使いたい色が全部必要だし、代わりはきかないの。 かおりはみんなのことクレヨンだと思ってる。 みんな必要だし、代わりはきかないんだよ」
「なるほど、言いたいことは良く分かったわ」 保田はおもむろに口を開く。 その口調は非常に重い。 「でもね、かおり。 そんな感動的な話されても、2時間の遅刻をごまかすことはできないと思うの」 「え、いやその……」 「そうだよね、なんかいかにもごまかすためにいいこと言おうって 感じが見え見えだよね〜」 「あの〜、なっち?」 「よ〜し、辻、加護。罰としてこのクレヨン食っちゃえ!」 「おう!」 「いっただっきま〜す!」 「いやぁ〜、やめて〜」 「……あ、あの。辻さん、加護さんはクレヨンなんて食べても大丈夫なんですか」 2時間待たされた疲れも見せずにはしゃぎまわる娘たちの前に、 紺野の小さな疑問はかき消された。 以上、保全代わりの短編でした
585 :
ひとつ! :02/06/12 18:16 ID:/eeO3EdL
>「実はねえ、そこのショップの人がうちらのファンだ、っていってさあ。 >私がサインしてあげたら値下げしてくれたんだよ〜。 >ほんとラッキーだよね」 > >「安っ」 > >「ん?」 > >「ううん、なんでもない」 (W
586 :
ふたつ! :02/06/12 18:25 ID:/eeO3EdL
>「かおりってほんと、絵好きだよね〜。 >自分の職業、何か分かってる?」 > >「画伯」 > >「……」 (W
587 :
:02/06/12 18:34 ID:ODRkVEib
(・∀・)ウマイ!!
588 :
みっつ :02/06/12 18:40 ID:/eeO3EdL
>「よ〜し、辻、加護。罰としてこのクレヨン食っちゃえ!」 > >「おう!」 >「いっただっきま〜す!」 > >「いやぁ〜、やめて〜」 > >「……あ、あの。辻さん、加護さんはクレヨンなんて食べても大丈夫なんですか」 > >2時間待たされた疲れも見せずにはしゃぎまわる娘たちの前に、 >紺野の小さな疑問はかき消された。 (W
>>585 ,586,588
だめだしかと思ってビビタ
最初と最後がつながってないですね、やっぱり……
590 :
・ :02/06/15 23:11 ID:tXtexyDL
保全
hozen
from
>>543 そこには、寝起きらしくもなく目をぱっちりとさせた後藤の姿があった。
後藤の表情は、明らかに不満を表すそれだった。
「なんで圭ちゃん、いちーちゃんのことぶったりするのよ!」
しかし保田は、そんな後藤に対して冷ややかに言う。
「ちょっと後藤、黙ってて」
そのあまりの威圧感に、後藤は思わず口ごもる。
それを見て保田は、改めて市井の方に向き直る。
「紗耶香さぁ、本当に分かってないの?」 市井は何か言い返そうとしたが、保田のあまりにも真剣な目に、 何も言えなかった。 「加護もああ見えても14歳なのよ。 それでミニモニ。が素でできるわけないでしょう。 でもやれって言われるから、頑張ってやってるんじゃない。 本当の自分を押し殺して」 そう言うと保田は、矢口を一瞥した。
「ねぇ、私達ってさ、何をしたかったんだろうね」 保田はそう言って黙る。 あたりに重い空気がながれる。 少ししてその空気を押し破ったのは矢口だった。 「それは……歌うこと。歌手になりたかったんでしょ」 搾り出すように矢口が言う。 そんな矢口を、保田は黙って見つめている。 しかし、矢口にはそれ以上言葉を続けることができなかった。
「うん、そうだよね。だから私達、モーニング娘。に入ったんだよ。 で、歌手やってるんじゃない。すっごく満足だよね」 保田が再び口を開く。 「じゃあさぁ、なんで紗耶香は娘。やめる必要があったんだろうね? 折角自分のやりたいこと、できたのにさ」 市井も矢口も、何も答えられなかった。 ぼーっと口を空けている後藤を見ながら、保田は続けた。 「結局、自分の本意じゃなかった、ってことでしょ。 やたら叫び声ばかり入る歌うたったり、バラエティ番組でキャラがどうの としか言われなかったり。その上変なあだ名つけられたり。 そのおかげで同業者にまで『キャバクラ』なんて言われたり。 少なくともこれって、私達のしたいことじゃなかったはずだよね」
そう言うと保田は市井の方を見た。 優しい笑顔で。でもどこか憂いを帯びた笑顔で。 「その点では、紗耶香はすごいと思うよ。 私にはできなかった。 私もこれでいいのかな、娘。やめて一人でやっていけるんならやめたいな。 そんな風に思ったこともあったよ」 「ちょっと圭ちゃん。やめるなんて言わないでよ!」 後藤が慌ててそう言う。目には少し涙を浮かべながら。 「大丈夫よ、後藤。やめる気はないから。 ううん、やめる勇気がないの方が正しいかな」 保田は言いながら、哀しい笑顔で後藤を見つめた。 久しぶりの更新です。お待たせしてすいません。 え、待ってない? @ノハ@ ( ‘д‘) <<そんな殺生なこと言わんといてや。
597 :
:02/06/18 23:41 ID:NQvdkt0P
マッテタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
from
>>596 「でも、紗耶香はせっかくやめたのに、
状況は全然変わらなかった。でしょ?
加護の言ったこと、本当は痛いほど分かってるんじゃない?
悪いけど、私も同じこと思ったもん。
可哀想だな、紗耶香。せっかくやめたのに、って」
市井は何も言わず、ただ小さくうなずいた。
保田は暗くなった空気を振り払おうとするかのように、明るい声をだした。
「まぁ、加護と違うのは、紗耶香はやっぱり
人気があるなって思ってるけどね、私は」
そう言って笑う。
保田の精一杯の冗談に矢口も市井も苦笑した。
「まぁ、そういうこと。 加護も今、ものすごく悩んでるんだよ。 そんな時に急に現れた紗耶香に図星突かれたもんだから、 ちょっと腹がたったんでしょ。 許してやってよ、紗耶香。 あと、加護が来たらあやまりなさいよ」 「何、加護が来たらって?」 市井がそう言うと、保田は傍らに残されていた加護の鞄を指差しながら言った。 「これ。加護の鞄。 あいつよっぽど怒ってたのか、鞄忘れて帰っちゃったから。 財布も中に入ってるはずだし、家に帰れないから絶対とりにくるわよ。 だからその時は、あやまってやんな。 紗耶香の方が大人なんだから。17なんだろ?」 そう言って保田は笑った。 市井もつられて笑う。 「そうだね。大人の寛容さってやつを見せてやらないとね。 それにしても……」
物思いにふけりながらため息をつく市井を見て、保田は疑問符を浮かべた。 「ん、どうした?」 「いや、あいつも大人になったんだなって思って。 子供だって思ってたけど、いろんなこと考えてるんだね。 アイデンティティとか、生き方とか、そんなことも考えてるんだね。 私が腹たったのも、図星だったからかもしれない……」 「そうだよ。加護ももう子供じゃない。 いろんなことで悩む年なんだよ。 思いっきり悩めばいいと思う。加護も、紗耶香も。もちろん私も。 辻だっていろいろ考えてるんだし」 保田が穏やかな表情でそう言うと、矢口が驚いた顔をして聞いた。
「ええっ、辻も? あいつ、そんなに難しいこと考えてるか?」 「考えてるよ。 今日の焼きそばはいつもよりおいしそうとか、アイスはやっぱりバニラだねとか」 「あはは、今日の圭ちゃん最高! めちゃくちゃ冴えてない?」 「あたりまえだのクラッカー。 私だっていつも寒いわけじゃないんだからね」 そう言って保田はにやりと笑った。 「クラッカーは余計だったけどね……」
「さてと。じゃあお説教も終わったことだし、どこ行くかでも考えようか」 保田がそう言うと、矢口が反対する。 「とりあえず出たらいいじゃん」 矢口がそう言うと、保田は首をぶんぶんと振った。 「だめだめ、加護が来るまで待って紗耶香にあやまらせないと」 「そうだね。待たなきゃね」 市井がそう答えるのを見て、保田は頷く。 矢口もそれを見て納得したのか、座りなおした。 「じゃあどこ行く〜。やっぱ焼肉?」 「あんたいつもそれだね。私がいた時もずっと焼肉だったもんなぁ」 「おう、後藤も行くか?」 「え、いいの。じゃあ行くいく」 「ごっつぁんも行くのか〜。そうすると焼肉は駄目かぁ」 「そんなことないよ。私は構わないよ……」 4人は夢中になって話し始めたので、部屋のドアがそっと開くのにも気づかなかった。 ここまでです。
更新されてる〜! しかも、( `.∀´)が主!! さすがです。
604 :
:02/06/19 22:07 ID:7k8JHYpa
(・∀・)イイ!!
from
>>602 加護は迷っていた。
部屋の前まで戻ってきたのだが、先刻までの怒りも少し収まってしまい、
勢いよくドアをあけることができなくなっていた。
その上先程吐いた市井に対する暴言。
どう考えても怒っているであろう市井のことを思うと
少し首がすくむ思いがした。
「あ〜、みんなもう帰ってへんかな〜」
加護はそう独りごちると、ドアに耳をあててみた。
その瞬間、 「ちょっと圭ちゃん、なにやってるのよ!」 後藤のヒステリックな叫びが響く。 驚いた加護は一旦耳を離したものの、落胆しながらまた耳を当てた。 中の声は、耳を済ませてドアにあてているとようやく聞こえる程度だったが、 今の加護のように聞こうと思った者には聞けないことはない、 といったレベルである。 (今度からあんまり大きな声であほなこと言うの、やめよ……) そんなことを考えながら、加護はしばらくの間聞き続けた。
数分後、加護の頬には涙が伝わっていた。 声こそださないものの、明らかに泣いていた。 モーニング娘。の加護がドアに耳をぴたりと押し付けて、 しかも自分の楽屋のドアに、そうして泣いている姿はどこか異様であった。 が、そんなことにはおかまいなし、といった様子で加護は ひたすら中の様子を伺っていた。 「保田さん……」 誰に言うでもなく、そう呟く。 そしてまた大粒の涙がこぼれ落ちる。
保田は分かってくれていたのだ。 加護の悩みをすべて分かってくれた上で、何かあった時は うけとめてくれようとしてくれていたのだ。 だから、どれだけ加護や辻がふざけても優しく見守っていてくれていたのだ。 そう思うと涙がとまらなかった。 勿論、加護が抱えている悩みは保田自身のものでもあったし、 彼女もまだ解決していない問題だったが。 それでも、彼女はそれを乗り越えながらここまでやってきた。 それでも尚且つ、同じ悩みを抱えているのだ。 「保田さん、凄いな。矢口さんも。ううん、みんなや。 みんな凄いわ。 ……市井さんも。 みんな私のこと見てくれてたのに。 それやのに、私あんなこと言ってしもた。 どうしたらええんやろ……」
泣きながら戸惑う加護の耳に、得意げな保田の声が聞こえてくる。 「あたりまえだのクラッカー。 私だっていつも寒いわけじゃないんだからね」 (はは。そんなん言うから、おばちゃん言われるんやで……) 加護は笑った。笑いながらも、涙が止まらなかった。 私はなんて幸せ者なんだろう。 なんていい仲間にめぐりあえたんだろう。 あふれ出る涙が、そんな幸福感に拍車をかける。
部屋の中では、どうやら4人がどこに行こうか話し合っているらしい。 ……加護を待ちながら。 (ほんとは、みんな帰ってから鞄、とりに戻るつもりやってんけどな…… でも、はよ行ったらんと、みんな飢え死にしてまうしな) 加護はなかなかとまろうとしない涙を必死でぬぐいながら、 部屋のドアをそっと開けた。 ここまでです。 連続投稿規制がえらくきつかったんで、ルータ再起動してしまいました。 ID変わってるのは気にしないでください。騙りじゃありません。
611 :
:02/06/20 19:47 ID:wl2aF1Qe
(・∀・)イイ!!
612 :
・ :02/06/20 23:57 ID:YJQyQb3z
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!ツヅキキニナル―
613 :
名無し :02/06/22 07:44 ID:PSWMcVTj
保全
最近本スレ永田しかレスつけてないな
615 :
:02/06/22 21:06 ID:LDOfwB+l
永田ウザイから書き込む気になれない。 メール欄がこんなにウザイとは思わなかった。
616 :
名無し :02/06/23 09:23 ID:Qr/zGPtz
614=615バレバレw
永田って誰?
618 :
615 :02/06/23 17:56 ID:7/YQFdI1
>>616 ハァ?憶測でもの言ってんじゃねーよ。
証拠でもあるのか?
(作者さんこんなところでキレて申し訳ありません。)
>>618 こういうのって大体はハズレなんだよな。
wとか書いてる時点で(r
620 :
:02/06/23 22:21 ID:9M7rmfLf
∋oノハo∈∩ )) 。oO( まあまあ皆さんマターリいきましょう 川∩・-・)⌒⊃ 旦~~ ⌒ とノ
622 :
:02/06/24 18:30 ID:07Wd6pIM
>>620 半分はてめーのせいじゃねーか。逝っとけチンカスが!!
>>620 もう*** HOLLYWOOD WALKIN’…はやめてくれ。
from
>>610 ドアがそっと開き、こっそりと加護が入ってくる……
それに気づいたのは保田だった。
加護の顔を見た保田は、何でもないふうを装ってそのまま話し続ける。
そのため、ドアに背を向けていた3人は入ってくる加護には気づかなかった。
「お、ここにする?いい感じじゃん」
矢口は勿論背後に忍び寄る影に気づかずに言う。
「うん、いいんじゃない。
あ、なんか書いてるよこれ。
……4人まで割引券だって」
市井が目ざとく見つける。後藤もそれに調和した。
「ラッキーだね。ねえ、ここにしようよ、圭ちゃん」
後藤にそうふられた保田は、3人の背後に一瞥をくれてから言った。 その目の先には、手が届かんばかりの位置で仁王立ちしている 加護の姿があった。 「うん、いいかもね。でも1人分、足りないかもね〜」 言ってニヤリと笑う。 3人が思わず聞き返そうと口を開きかけた瞬間、後ろで大きな声がした。 「4人ってのはどういうことだ〜!」 「うわぁ!」 「ひぇぇ!」 「んぁ〜、加護?」 3人が思わず叫び声をあげる。 加護はそれをみて、してやったり、という表情をしていたが 保田と目が会うと市井の前に正座した。
「すいません、市井さん。 私、市井さんの気持ち考えんと……めちゃくちゃなこと言ってしもて。 なんか自分のことばっかりで。 みんな、私のこと見ててくれてたのに……私、それに気づかなかった。 ほんま、すいません」 市井はそう言って頭を下げる加護の肩に優しく手を置いた。 「顔あげなよ、加護。 悪かったのは私の方だよ。私の方が先輩で、年も上なのに。 それなのに、お前が悩んでるのに全然気づいてやれなかった。 それどころか、お前の気持ち踏みにじるようなことして。 ごめんな。悪かったな」 市井はそう言うと、加護の顔を持ち上げて笑った。
「で、なんだ?お前も来るってのか〜」 矢口がそう言うと、加護はきっと目を見開いて言い放つ。 「あたりまえだのクラッカー!」 それを聞いた保田の顔が思わず引きつる。 「いや、あのね。あれは場を明るくしようと思ったんであって。 別に普段から言ってるわけじゃないのよ」 保田が慌ててそう弁解したが、4人はまったく取り合わなかった。 「う〜ん、あんなこと言ってるけど?」 「どうする?」 「可哀想だし、そうしといてあげる?」 「ちょっと待ってよ。本当だってば!」
その後、ひとしきり4人で保田をからかった後、市井が立ち上がって言った。 「よし、じゃあこの5人で行くか!」 「「「お〜!」」」 「ふふ、このメンバーだとやっぱりいちーちゃんがリーダーなんだね」 後藤のその一言に、保田は苦笑いする。 「そうなんだよね〜。いっつも紗耶香にいいところ持ってかれるんだよね〜」 「なんだよそれ。リーダーってのも、大変なんだぞ」 5人がそんなことを言っていると、ドアの外から大きな声が聞こえてきた。
「遅い!何やってるんですか。早く行きますよ」 見ると、胸の前で腕を組んで待ち構えている辻の姿がある。 「つ、辻?何やってるのそんなところで」 矢口の問いに、辻は短く答えた。 「早く!腹減ってるんだから!」 まったく答えにはなっていなかったが。 「お、おい。ちょっと待てよ。お前も行くのか?」 市井の問いには答えず、辻はさっさと歩き出す。 代わりに保田が答えた。 「いいじゃない、紗耶香。 もうすでに邪魔なの、いくつかついてるんだから」 「え〜。私が邪魔だって言うの、おばちゃん〜」 「いくつかって、私も入ってるの? それ、ひどくない、圭ちゃん?」 「あ〜、もう。つべこべ言わないでさっさと支度する! 辻リーダーに置いていかれるぞ!」 そう言うと保田は自分の鞄を手に取り、歩き出した。 加護と後藤もそれに続いて歩き出す。 「ちょっと待ってよ。私まだ片付け済んでないんだから」 先を歩く5人の後ろからは、慌てて帰る準備をしている矢口の 声が聞こえてきた。
そして翌日。
ミニモニ。の収録にでてきた加護は、いつもよりも元気に
ハードなスケジュールをこなしていく。
「どうしてん、加護。なんかええことあったんか?」
普段でないようないい声のでている加護に驚いたつんくが、思わずそう尋ねる。
加護は、満面の笑顔で答えた。
「いえ、別に。これが私の仕事ですから」
あっけにとられるつんくやスタッフをしり目に、
加護は辻のもとへと走る。
「いくで、のの〜!せ〜の
かごちゃんでっす!」
〜Fin〜
>>626 の『顔あげなよ……』のところを変換した時
『顔ageなよ……』となってすごくがっくりきましたがw
ともあれ、終わりです。
ありがとうございました。
娘。の日常が覗けたようで良かったッス! 次回作も期待してます。
632 :
:02/06/25 18:58 ID:Vk2s8SLH
今までに無い作品で(・∀・)ヨカッタ!!
633 :
:02/06/25 19:51 ID:Ze+M5Z8Z
>>633 調子乗りすぎました。
正直スマンカッタ
635 :
:02/06/26 19:44 ID:GYprkx2A
Rainy Day 女はコインランドリーの薄暗いライトの下で雑誌をながめていた。 読みふけるといったふうでもなく、ただ眺めているといったスピード。 それでも、女の持つ雑誌はそれなりに分厚かったので そんなスピードでめくっていても結構な時間つぶしにはなるらしい。 「はぁ……」 『この夏流行のヘアー』と題打ったそのページで手を止め、 女は外に目をやる。 外では傘が水をはじく間もない程の雨が降っている。 「バケツをひっくり返したような、ってこんな感じかなぁ。 そのうち槍でも降ってくるんじゃないの」 そんなことを呟いていると、一人の男が入ってきた。 髪が少し濡れ、シャツもしわしわになっている。 男は不細工というわけではなく、むしろハンサムな部類に入る容姿だったが、 降りしきる雨のせいか少しくたびれた印象を受けさせられる。 目が合った男は、軽く頭をさげると洗濯機の方へと向かっていく。
「あれ?なんでこんなもんが売り気れてんだよ……」 女がまた雑誌に目を落とそうとした時、後ろから男の舌打ちが聞こえてくる。 見ると男は洗剤の自販機をうらめしそうに眺めている。 どうやらその洗剤が売り切れているのだろう。 確かに、運の悪い男だ。 女は男の方に歩いていくと、何も言わずに右手を差し出した。 「えっ?」 「これ、使いなよ」 女の手には、箱入りの洗剤が握られている。 男はそれを受け取りつつ、聞き返した。 「いいの?」 「別にどっちでもいいけど。また濡れるの、嫌でしょ?」 そう言って女は、顎で外を指した。 「ありがとう。じゃあ使わせてもらうよ」
男はそう言うと、洗濯機へと向き直った。 女はそれを横目で見た後、また先程まで座っていた椅子に 座りなおし雑誌を開こうとする。 と男が少し情けない口調で声をかけてくる。 「あのさ、これ。計量のさじとかついてないの?」 「うん、ないよ」 「いや、それだとどれだけ入れていいのか分からないんだけど……」 男の困り果てた顔を見ながら音をたてて雑誌を閉じ、女は立ち上がる。 「ったく、そんなの分かるでしょ。普段洗濯もしてないの?」 軽口を叩きながら、箱を傾ける。 洗剤はさらさらと軽やかな音をたててドラムの中へと流れ落ちていく。 「ん、これでいいよ。動かしなよ」 そう言いながら女は座りなおす。 男は慌てて『開始』と書かれたボタンを押しながら、小さく呟く。 「あ、ありがと……」
10分ほどして携帯をいじるのにも飽きたのか、男が雨の音を破った。 「ちゃんと洗濯とかしてるんだね」 あまりに唐突だったので、女はしばらく自分に話しかけられたのだと 気づかなかったが、それに答える声もなかったので、顔をあげて男の方を向く。 「あ、いや。さっきのこと。 計りもいらないぐらいだから、結構慣れてるんだなって」 「そりゃ、生きてたらやんないわけにはいかないでしょ」 何を言ってるんだこいつは?とでも言わんばかりの口調で女は答えた。 男は何か感心したような表情で、慌てて続ける。 「いや、そういうことじゃなくて。 その……アイドルとかって、そういうことしなくていいのかと思ってたから」 女はまっすぐに男を見つめた。 先程までは大きくてよく動いていたその目は、今は男を値踏みするかのように 動きを止め、少し細められている。 その目に気おされたのか、男の目には後悔の色が浮かんでいる。
しばらくそうやって眺めた後ー実際には5秒程度だったが 男には永劫に続くかのように思われたー女は口を開いた。 「なんだ、知ってたんだ」 「うん、まあ。普通は分かると思う」 「そっか」 女は短くそう言うと、もう興味を失ったかのように雑誌に目を落とす。 男はおずおずと声をかけた。 「あの、悪かったかな……」 「何が?」 「いや、アイドルってひとくくりにしたの、気悪くしたかなって」 「そういう商売だしね」 女は雑誌から目をあげずにそう答える。 降りしきる雨の音に、男の小さなため息はかきけされた。
その後、二人は何も話さなかった。 ただ黙って機械が止まるのを待ち、濡れた衣類を移し変えてコインを入れ、 また待つ。 10分ほど遅れて、男は同じ作業をした。 外では、ますます激しくなった雨が時を刻んでいた。 終わることのない砂時計で時をはかるかのように、一定のリズムで音をたてている。 その少し小さめの早い砂時計を何度ひっくり返した頃だろうか、 乾燥機が小さなビープ音とともに動きを止めた。 女は慣れた手つきで衣類を鞄に詰めた後、男の方を振り返った。 「じゃあね、かっこいいお兄さん」 「あ……ありがと、いろいろ」 男が搾り出すようにそう答えると、女は小さく頷いて傘を広げた。 そして男がまた口を開くより早く、夜の闇へと消えていった。 「がんばれ、よ……」 男の小さな呟きをあざ笑うかのように、雨が打ち消していった。 まだまだやみそうにない空を見上げながら、男はまた携帯を取り出した。 終わり 今日コインランドリーに行って乾燥機を使ったので思いついてみました。 とはいえ、保田にあってもないですし、かっこいいお兄さんでもないですけどw 梅雨の少し強めの雨が降る夜、私は結構好きです。
642 :
:02/06/27 21:41 ID:z5ilg0iD
俺も(・∀・)スキ!!
ひょっとしたらあるカモ? っていうシチュエーションが(・∀・)イイ ! ですね。
644 :
:02/07/01 12:37 ID:tHj9CrDT
保全
hozen
それはそうとお前ら、結局だれも一緒に行ってくれないのかよ!
647 :
:02/07/06 00:08 ID:WjgxcMW0
648 :
:
02/07/08 15:22 ID:CyVV0jV5 hozen