モーニング娘。の小説書きます。

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343ごっつぁむ ◆USDAplHQ
川o・-・)ノ『前回までのあらすじ』
クラスメートにいじめられた紺野あさ美は、得意の『コレ』で逆にやりかえす。
こうして、“無事”和解することとなったのだが、勘違い早口娘・高橋愛は
屋上で外を見つめるあさ美が自殺しようとしていたと勘違いする。
そこで、あさ美の口から語られる事件の真相。
あさ美の深夜帰宅の真相が、今語られる!!!

……。
な、何?この大事な時に、頭の中に不思議なナレーションが響いたわ!!
なんだか、違うノリになっちゃったみたい。
…って、今はそんな場合じゃなくってぇ。
私は、あさ美ちゃんの口から昨晩の出来事を語られるのを待った。
なぜ、彼女はあんなに遅くに帰ってきたのだろう…?
「あの…実はですね…」
「……」
とても言いにくそうな彼女。
まさか、やっぱり何かあったんじゃ…!!
「実は、昨日の夜…。
 図書館で本を読んでいたら閉じ込められちゃって…」
「あ?」
「あの、だから…図書館に閉じ込められちゃって〜…」
「ああ?」
「警備員のオジサンに見つけてもらうまで、外から鍵がかかってたんで出られなかったんです」
「あああああ??」
「…愛さん?」
「……」
「あ、あの…?」
「……」
「……?」
「この、人騒がせがぁぁぁ〜〜〜!!!!!」
「ご、ごめんなさい〜キャァ〜〜」
ちゃんちゃん♪
344ごっつぁむ ◆USDAplHQ :02/07/25 23:15 ID:h9LsDhKP
「も〜、ホントにそんな理由なんでしょうねぇ」
「本当ですよ」
はぁ〜…。心配して損した。
本当に図書館に閉じ込められてただけなんて…ねぇ?
また、いじめっこたちにロッカーにでも閉じ込められてるのかと思った。
「あ、ところで…」
「はい?」
「ホントに大丈夫なの?その後」
「はい。もともと、クラスのボス的な存在の人とその付き人だったんですけど。
 昨日の『コレ』でずいぶん懲りたみたいですよ」
あさ美ちゃんは、もう一度ジェスチャーでパンチの素振りをした。
「そうなんだ…ん?どっかで聞いた話…」
クラスのボスに付き人、ねぇ…。
自然に同じクラスの『あの女』が浮かぶあたり、同じような状況だったんだなぁ。
「ね、あいぼんたちは大丈夫なの?」
「え…。あいぼんはそうでもないですけど、ののちゃんはよく言われてましたね。
 だけど、彼女の場合はそんなに気にしてないみたいでしたけどね」
「ふぅん…」
ののちゃんの場合、気にしてないっていうか…。気づいてないんだろうな。
なんか、教室でそのコたちにバカにされてものほほんと微笑んでる彼女の姿が浮かんだ。
「でも、私の『コレ』でおとなしくなったみたいですけど…」
ふふふ、と怪しげに口元をにやつかせて、彼女は微笑んだ。
「そ…そう…」
「はい」
・・・・・・。
微妙な沈黙が流れた。