仮面ライダーののV3

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59名無し1号
紺野は、驚くよりほかになかった。
友人達を殺し、自分にも瀕死の重傷を負わせたのが、
ゼティマという名の世界征服を企む悪の集団だということ。
そして、辻や加護達が改造人間や人造人間で、ゼティマと
戦っていること。
そして・・・自分を助ける為に改造手術をほどこしたこと。
つまりは、もう自分が人間では無くなってしまったという事に・・・。


「・・・」
紺野は再び、自分の腕を見た。
何度見ても、どこがどう変わったという事はない。
普通の人間の手だ。握ったり開いたりしても違和感すらない。
しかし・・・大怪我を負って死にかけていた自分がこうも綺麗な姿
でいる事を考えると、おそらく加護の話した事は真実なのだろう。
そう考えることにした。


「・・・ごめんな。それしか方法がなかってんや・・・。助けるには。
ほんまやったら、人間のまま蘇らせたかったんやけど・・・。」
加護が俯きながら話す。
「恨むんやったら、うちを恨んでや。恨まれたってしょうがない事を
してんやから・・・。」


そんな加護を見つめながら、紺野は優しく微笑み首を左右に振った。
「恨むだなんて・・・。あのままだったら、死んでしまったかもしれない
私を助けてくださったのに・・・。」
「むしろ、感謝してます。今の私なら、この間の化け物とも戦えるで
しょう?ゼティマの改造人間とも互角に・・・。
「私・・・討ちたいから、みんなの仇を・・。」
紺野はまっすぐな目で辻と加護を見た。


「一緒に戦ってくれるんれすか?」
辻が話しかける。
「はい。私なんかでみなさんが、よければ・・・。」
「おおきに・・・ほんまにおおきにな・・・。」
加護が嬉しそうに礼を言う。


「よかったやんか、ほんまに。新しい仲間が増えたしな。」
中澤も嬉しそうに微笑む。
「じゃ、とりあえず、ご飯にするのれす。お腹すいたのれす。」
「そやな、豪勢にみんなでパーティしよや、今日は」
「また、うちとあやっぺに作らす気かい!あんたらは・・・」
そんな様子を紺野は笑いながら、見ていた。
だが、そこへ・・・


「ゆうちゃん、大変だよ。街で人が襲われてる!例の怪人だと思う。」
石黒がかけこんできた。
「なんやて?もう動き出したんかい、あいつら・・・」
「行くのれす。あいちゃん!」
「ああ、行くで!のの」


辻と加護が部屋を飛び出そうとしたその時・・・
「待って下さい・・・私も、私も連れて行ってください!」
紺野が呼びかけた。
「・・・いいのれす、行くれす、紺野ちゃん!」
「はい!」
3人は部屋を飛び出して行った。
その後ろ姿を中澤と石黒はただ見守っていた。
60名無し1号:02/03/05 01:13 ID:48r+0qJd
「一緒に戦ってくれるんれすか?」
辻が話しかける。
「はい。私なんかでみなさんが、よければ・・・。」
「おおきに・・・ほんまにおおきにな・・・。」
加護が嬉しそうに礼を言う。


「よかったやんか、ほんまに。新しい仲間が増えたしな。」
中澤も嬉しそうに微笑む。
「じゃ、とりあえず、ご飯にするのれす。お腹すいたのれす。」
「そやな、豪勢にみんなでパーティしよや、今日は」
「また、うちとあやっぺに作らす気かい!あんたらは・・・」
そんな様子を紺野は笑いながら、見ていた。
だが、そこへ・・・


「ゆうちゃん、大変だよ。街で人が襲われてる!例の怪人だと思う。」
石黒がかけこんできた。
「なんやて?もう動き出したんかい、あいつら・・・」
「行くのれす。あいちゃん!」
「ああ、行くで!のの」


辻と加護が部屋を飛び出そうとしたその時・・・
「待って下さい・・・私も、私も連れて行ってください!」
紺野が呼びかけた。
「・・・いいのれす、行くれす、紺野ちゃん!」
「はい!」
3人は部屋を飛び出して行った。
その後ろ姿を中澤と石黒はただ見守っていた。