仮面ライダーののV3

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555名無しんじー
いんたーみっしょん2

うちが稲葉や!編

アメリカFBI本部の一室
稲葉「部長、なんで私が日本に行かなきゃならないんですか?」
部長「稲葉君、君の気持ちは解る。しかし、決定事項なんだ。」
稲葉「もう少しなんです。あと一歩で奴らを・・」
部長「稲葉君、これは長官直々の指令なんだ。変更はない。」
稲葉「解りました。では、長官に直に交渉します。」
部長「・・・勝手にしたまえ。・・・」
そう言うと稲葉は部屋を後にした。
「稲葉さん。」
稲葉「ん、あー、石井か何や。」
石井「日本に行くって本当ですか?」
稲葉「いや、あんな命令は聞かれへん。これから長官に直訴や。」
そう言うと、稲葉は、長官の部屋へ向かった。
稲葉「失礼します。長官、今回の命令はどう言うことですか?」
長官「稲葉君か・・すべては、君の上司のモルダー部長の指示通りだが?」
稲葉「納得いきません。奴らだけは、私の手で逮捕したいんです。」
長官「なぜそんなにこだわる?」
稲葉「それは長官が一番ご存知だと思いますが・・」
長官「ルル・・か?」
稲葉「そうです。あの麻薬組織はルルと私でずっと追っていた。
   ルルがあんな事にならなければ今ごろ一緒に・・」
長官「そうか、しかし今回の件は君が一番適任だ。」
稲葉「私はルルと約束したんです。奴らをつぶすって。」
長官「解った、ではなぜ君を指名したか話そう。この件はルルの件と
   関わってるかもしれんのだ。」
稲葉「えっ?」
556名無しんじー:02/07/22 23:22 ID:u0bHJRRx
稲葉「犯人が解ったんですか?」
長官「いや、しかし今回君が担当する事件はまだ謎が多くてな、それを
   確かめて欲しい。」
稲葉「どう言うことですか?」
長官「君も、日本を中心に最近多発している怪奇事件は知っているだろう。
   どーも、その事件の裏に巨大な陰が潜んでいるような気がしてな。」
長官「そして、またその陰と戦っている連中が日本にいる様だ。」
長官「稲葉君、犯罪と言うのは、いわば陰の存在だ。しかし陰とは
   光がなければ存在しない。そして今回の陰はあまりに大き過ぎる。
   我々では、太刀打ちできそうもない。だが日本に僅かだが光の存在
   があるみたいだ。君にそれを確かめてほしい。」
稲葉「光・・いつもルルが言ってたことですか?」
長官「ルルは・・いや娘はいつも言っていた。私は犯罪の闇を照らす
   光になるんだって。」
稲葉「では、長官のおっしゃる、陰の組織がルルを・・」
長官「今は、まだ解らん。だが私はそんな気がしてならん。」
稲葉「解りました。稲葉貴子、これより日本に向かいます。」
長官「頼む。まず日本に行ってこれを中澤裕子と言う女性に渡して欲しい
   その後の行動は君に任せる。」
稲葉「了解!あっ、長官あとお願いがあります。
   私の後任は石井にして下さい。」
長官「うむ、私もそのつもりだ。」
稲葉「ありがとうございます。では、失礼します。」
稲葉は長官室を後にした。
「稲葉さん」
稲葉「石井、うち、日本に行く事にしたで。うちの後任はおまえや。
   あとたのんだで。」
石井「はい、お任せください。でも何で急に行く気になったんですか?」
稲葉「今回の件はルルと関係がありそうなんや。」
石井「だったら最初からそう言えばいいのに部長は・・」
稲葉「いや、部長も長官も言わんかったけどうちに私情をはさんで
   欲しくなかったんやろ。」
稲葉「よっしゃ、いっちょ光を求めて日本に行くか。」
石井「光?」
稲葉「いや、なんでもない。そんな事より石井リカ捜査官引継ぎするで。」
石井「はい!」