なかよしのフィギュア全種

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124品川 34

そのまましばらく、時計のコチコチ言う音だけとなっちの吐息だけを聞いてたら、
なっちの吐息は寝息にかわったみたい。
オレもこの微妙な体勢がキツくなってきたな・・・。
寄りかかるなっちを倒さないようにフォローしながら身体を抜いたけど・・・
「ん〜・・・・・」
やっぱ起きた。
「おはようございます・・。」
目をこすったあとコクッとおじぎをして見せた。

ふたつのカップを持って流しに行った。

その日はもうずぅーっと元気がなくて、あんまり喋らなくて、
らしくないまま、眠りについた。

朝は、昨日ほどじゃないけど、元気がない。

今日は遅出らしい。 まだパジャマ姿でソファにひざを抱えて座って、コーヒーを飲んでる。
オレはもう行く時間なんだけど、どうも話し掛けにくいな・・・
「・・いってきます。」
ゆっくりこっちを向くと、小さな声で
「いってらっしゃい」
と言った。