なかよしのフィギュア全種

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123品川 34

とりあえず家には帰ったけど、なんか話せる雰囲気じゃないし・・。
なっちはソファに座り込んで顔を伏せて泣いてる。
紅茶を入れて、オレも隣に座った。
「ん」 と差し出すと黙って両手で受け取った。

なっちもオレも静かに紅茶をすすった。
テレビをつけることも、無論話しかけることもできない。

でも・・いたたまれなくなって
「なっち、どうした??」
幼い子のように、涙だけを流して泣いてる。
「あのねぇ・・・」
言葉と同時に大粒の涙がボロボロこぼれた。
「ごめん。」
頭から抱き寄せた。