1 :
萌え男。 :
02/01/28 20:18 ID:B2SJcir7 同じ名前のスレッドがいま複数存在するのでアピールしようと思って タイトルに今回とりあえず♂を付けました。 由来はつんくです。 もしかしたら強烈にすべっているのかも知れませんが、そういうツッコミは しないで下さい。 今までの話は『Meicos』と『娘。小説保存庫』に整理されて載っています。 (いつも本当にありがとうございます。) ここまで読んでくださっている皆様、またよろしくお願いします。
トリップ。 下がるのを待ちます。
3 :
宗男 :02/01/28 20:20 ID:apote9QE
こんなスレの事、私は聞いていない。 許可しないし、君は生意気じゃないか!
がんばって〜
わ〜い♪萌え男さん新スレですね?ガンバ!!
6 :
6 :02/01/28 20:48 ID:O/jZeOf2
6
ここでの生活はまるで止まるくらいゆっくりと流れ、それはどこか温かな水中を 緩慢に漂っているようでした。 保田さんのおかげなのでしょうか。私達はここでとても良い扱いを受けています。 使わせてもらっている和室は最上層から一段下りた階にあって、この層はきっと 賓客用なのだと思いました。真希ちゃんの最上階に比べたら、それは控えめで、 やっぱり常識的だけれど、ここだってずいぶんな品格なんです。 ちょっとしたホテルみたいです。 はじめの数日が平和に、やや怠惰に過ぎて行って、ひとつ意外だったことは、真希 ちゃんが結構、時間をもてあましていた事。真希ちゃんくらい有名で-----って言 うよりなにかと渦中のヒトです、-----寝る間もないくらいに忙しいんじゃないか なって私は思っていたんですけど‥。真希ちゃんはなぜか、家にいることがほとん どでした。 ひとみちゃんと真希ちゃんは、同い年なんです。私達にとって現在の状態で、接す る人間の絶対数は決して多くありません。だからそれも手伝って、真希ちゃんたち とは必然的に打ち解けることができました。 お当番の信者の方を除くと、真希ちゃんとひとみちゃんと私。多くないどころか、 本当に少ない。加護ちゃんはその頃お仕事がいろいろ忙しかったみたいで、昼間 はいないことがよくありました。でもちゃんと仲良くなれた。とてもいいコで、 かわいいし、すごく頼りになる。
ある朝、食事を済ませた私達がいつものように上層へ上がると、真希ちゃんはも う起きていました。壁紙の部屋の真ん中で、寝転んで本を読んでるんです。 「おはよう。」 って、ひとみちゃんが声をかけると、うつ伏せのまま顔だけ上げて、 「おはよう。」 真希ちゃんはやわらかく笑いました。 「何読んでるの?」 私が覗き込むと、真希ちゃんはぼーっとしたカオで手もとの表紙を確認して。 「んー‥、『智恵子抄』‥。」
TVなどから受ける印象とは違って、とても予想外だったけれど、実際の真希ちゃん は普段から、本をよく読む子でした。 それこそ一日中ずっと、というわけでもないけれど、一日のうち決まって数時間、 かならず読書をしています。感心した私はいつだったか、一度聞いてみた事 がありました。 「ほんとうによく読んでるよね。」 真希ちゃんはその時も本を、片手に持っていて。 「ま、でもコレはマンガだよ。」 「何?」 「スケバン刑事。」 「真希ちゃんが本好きだなんて、私、意外だったな。」 「うん、最近ね。なんかちょっと、世の中をいろいろ知りたいなー、なんて。」
真希ちゃんは、あまり積極的に自分のコトを話さないから、ちゃんとハナシをした のって、あの時がたぶん最初でした。 真希ちゃんは、もう 「派手に遊びに行ったりするのは、さんざんやり尽くしたからイイ。」 のだそうです。自信に満ちた横顔は、とても大人びて見えます。 「そうよね、まさにそんな感じ。」 私はヘンに納得してしまった。だって今みたいな真希ちゃんの雰囲気って、ちょっとや そっとじゃ出せそうにないもの。 ちなみに、 豪華で快適な居間ではなくて、決まっていつも壁紙の部屋で、固い床の上で本を読むの は、広い部屋でぽつりと、ストイックな感じが気に入っているから。 なんだそうです。 これを言う時の真希ちゃんはでも、ちょっと照れて笑っていました。
その日の午前中、真希ちゃんは少し離れたところで高村の詩集を読んでいました。 私達も同じ部屋にいてTVを点けていましたが、真希ちゃんに遠慮をして、音量は 当然控え目です。 「平気だから気にしないで。」 って、そう言われたから、まあいいかなってつけたんですけど‥。真希ちゃんは 本当にテレビの音とか気にしなさそうだったけれど、やっぱりちょっとでも邪魔は したくないし。 ケーブルのミュージックチャンネルに合わせて、ミュージックビデオをぼんやり と眺めていました。すると、 「も〜、疲れたッ!!」 本に没頭していたはずの真希ちゃんが、バタリと床を響かせました。振り返ってみると もう本は閉じていて、仰向けになって、手足を投げ出しています。 やがて床を転がり始めて、真希ちゃんはそのままゴロリゴロリと、私達の側までやっ て来ました。 ていうか距離、けっこうあるのに‥。 流石カリスマなだけある‥。って、ちょっと思いました。
天真爛漫なところはでも、TVでのイメージとほとんど同じ。て言うより、もっと 奔放?そのぶんとやかく人にも言わない、真希ちゃんのそんな優しさを既に私達 は愛しはじめています。 「もー限界。とりあえずカナふって欲しい。漢字に。」 「でもさ、ずっと読んでたじゃん。すごいね。」 「私も。詩、ニガテ‥。いっぱいは読めないな。おもしろかった?」 こういう時の真希ちゃんて、本当に素直でかわいいんです。 グイグイと首を捻って。 「わっかんない。とりあえず『アタタラ山』ってドコ?ってなぐらいの感想。高尚 過ぎた。アタシには。」 「あたし的には真希ちゃんが『高尚』っていう言葉知ってるコト自体が、ちょっと したオドロキかなー。」
もちろん大好きなんだけれど、真希ちゃんとは思った以上に波長が合うようで、 ひとみちゃんは時々、真希ちゃんをからかったりするようになりました。 「よっすぃーはさ、心底バカって思ってるでしょ、あたしの事?」 「そんなことないよ。学校行ってないからって、あんまり気にしないほうがいいよ。」 真希ちゃんは笑いながら掴み掛かって、ひとみちゃんもニコニコ応戦。
あまり仲良くなりすぎて次のステップに発展されても、私としては困るんです けど、でもこうやって時々じゃれ合う2人は、子犬みたいでちょっとカワイイ。 私と2人でいる時の、しっかりしててカッコイイひとみちゃんもすごく好きなん だけど、こういう姿を見るのも、やっぱり嬉しいものです。 ファンだという事をひとまず置いておいても、ひとみちゃんにとって真希ちゃんは、 久しぶりの同い年のコだったし、2人の様子を見ていると、本当に楽しいんだろうなー と思います。真希ちゃんも、多分。触れあう人間の絶対数なんて、私達よりもむしろ、 真希ちゃんの方が少ないような気もするし‥。 プレッシャーをかけないように、ひとみちゃんは黙っているけど、もともと真希ちゃん のファンなんです。もちろん一概には言えないけれど、お互いこのまま良い理解者に なってゆくのは、2人にとって幸福な事かも知れません。
お昼を食べた私達は、真希ちゃんの居間で午後を過ごしていました。隣の壁紙の、 開放的な部屋の雰囲気とは対照的。この居間の四方に窓はありません。なのにきら きらとキッチンが輝いているのは、その上に明かり窓があるため。 近頃の私達は本当にTV番組に詳しくなっていて、日中では3人とも、午前の番組の 方が好きでした。午後のものよりも全体的に、雰囲気が気楽なのです。 「トランプでもしようか。」 「いきなり?3人で?」 再放送のドラマなども特にチェックすべきものがなかったので、そう真希ちゃんが 提案しました。聞き返したひとみちゃんは少し訝しげで、真希ちゃんはへらへらと 時計を見上げます。 「ん〜?加護が多分そのうち帰って来るよ。今日はちょっと早いみたい。4時頃。」 「そう。じゃ、やりながら待ってるか‥。」
ここに逃げ込むまでの随分長い間、ひとみちゃんは真希ちゃんのファンだったから。 だからそんなひとみちゃんがその本を目にとめたのは、やはり必然だったのだと思 います。 むせかえるように白く咲き誇る大きな百合の花束の隣の、文具棚の引き出しをひとつ ひとつ開いては閉じて行きます。真希ちゃんの示す通りに、トランプケースを探して。 「ここ?」 「あー、その上だ。そこの上の引き出し。」 場所的にひとみちゃんは一番近いところに座っていたから、自分から立ち上がってくれ たんです。 「あった。」 取り出した黄緑色のケースをかざして。笑って見せるひとみちゃんどこか得意げ。 そのまま戻って来ようとして、足を一歩踏み出しかけた直後。 「ねー‥、これは何?」 何かを見つけてしゃがみこんだんです。
脇にある花瓶台の下に、ひとみちゃんは顔を近付けてなにやら探っていました。作り 付けの棚に、台の下はなっていて、そこには数冊の大きな本があまり堅苦しくなく並 べてあります。 「コレ、ちょっと。見もていい?」 その中から一冊、重そうな本をひとみちゃんは取り出し、軽々と持ち上げて、私達を 振り向きます。愉快そうに瞳を2、3度、瞬いてみせたりして。 「もー、いいよそういうの出して来なくって〜。」 真希ちゃんは、ちょっとした悲鳴を上げます。おおげさに顔をゆがめている。 本の濃いピンク色の表紙には、布地に教団のロゴが大きく型押しされていて、一見それ は卒業アルバムを彷佛とさせました。 ひとみちゃんの目の輝きに真希ちゃんも抵抗を諦めたみたいで、 「G教の歴史と、まあ教典みたいなのを、一冊にまとめた本。それは。」 などと、苦笑しながら付け足しました。
ひとみちゃんはいそいそとテーブルまで戻って来て、私の横、つまり真希ちゃんの正面 の位置にやけにぴったりと私にくっついて座り、そして、喜色満面のおももちで表紙を まずめくりました。 「写真とか載ってるワケ?」 目次を開いたところで、ひとみちゃんは尋ねます。 (アンタ一体何者なの!?) って、ちょっとツッコミたいような口調でした。 「うん、ちょっとだけ。」 真希ちゃんは肩をすくめて。 「水着とか?」 「ないよ。」 外見がアルバムっぽいせいもあって、中身もさぞ写真が豊富なのだろうと、私もひとみ ちゃんも期待をしていたのでした。けれど実際はそうでもなく、細かな文字の文章が ほとんど。写真は挿し絵程度に時折入っているだけ。 それでも巻頭の数ページには真希ちゃんのポートレートをはじめ、カラーでけっこう 載っていたので、私達はそれなりに楽しむ事が出来たんです。
真希ちゃんは初め嫌そうに顔をしかめていたけど、もともとあまり物事にこだわらない タイプなのでしょう。困ったような呆れたような。そんな特有の笑顔を作って、私達と ページとを、交互に見比べたりしています。 「この写真すっごい若っけー!ぽっちゃりしててかわいいったら!!」 まだ黒い髪の真希ちゃんを見つけて、ひときわ高い声をひとみちゃんは出しました。 すると、真希ちゃんは机に、ガバッと顔を伏せてしまった。照れちゃって。ほうり出さ れた、豊かでつやつやとした髪が、柔らかく光をたたえていました。 「なによりそれを見られたくなかったんだ‥。まあね‥、どうもありがとう‥。」 真希ちゃんはモゴモゴ呟き、そのとてもシャイな仕種に私もちょっと吹き出してしまった。 「ねえ、どうして表紙の色、こんなに派手なの?教典なのに‥、いいの?」 少し気の毒になってそう話をそらすと、 「あたしの襲名記念だから‥。好きな色にさせてもらった‥。」 両腕の陰から真希ちゃんは上目づかいで、そして耳が少し、赤いの。
そんな真希ちゃんを尻目にひとりページをめくったり、また前後したりして、ずいぶん 気ままだったひとみちゃんはやがて、 「おッ!!」 って叫んで、視線を固定させました。新たな標的を発見したみたいで、隅に載っている 中くらいの写真を指差し、恐る恐る口を開きます。 「コレって‥、保田さんでしょ‥?もしかして。」 真希ちゃんは顔を上げて、指の先を覗き込んだ。 「ん、そうそう。」 さっきまでの動揺はどこかに消えてしまったみたい。確かめるように2、3度、懐かし そうに頷いています。 「そっか、本当にG教だったんだね‥、保田さん。」 「そ。努力家でさ‥。偉かったんだよ。チカラあったし。」 感心する私達に、真希ちゃんは言いました。目を細めて、とても穏やかな表情。うって かわって急に大人っぽくなった真希ちゃんの笑顔を見たら、私はなんとなく、父と母と 3人で暮らしていた日々の事を思い出したりしました。
保田さんの、チカラ。それはつまり、過去や未来に行ける‥、といった、ああいった 能力のことでしょうか。私はもう一度、写真に目を落としました。そこに映っている のは、溌溂とした笑顔。3人の少女。一人は保田さん、もう一人は真希ちゃん。 ひとみちゃんは飾り気無く、率直に聞きました。 「ねえ、どうしてフラフープなんか回してんの?こんな山奥で‥。」 真希ちゃんをまっすぐに見つめる。 確かに私にもそれは、少し奇妙な風景に映りました。あいかわらず輝く保田さんの表情。 は、ともかく。真希ちゃんの笑顔が、あまりにも無垢‥。 写真‥。 背景には枯れた雑木林。水色の空とフラフープ。 白い、山荘。 真希ちゃんは少し、考えてから言いました。 「そこは教団の別荘。秘密だから山の中にあんの。フラフープはまあ、ちょっとした 修行みたいなモン‥。って言ってた。」 やわらかな笑顔を真希ちゃんはまったく崩していません。 「この、もうひとりのヒトは‥?」 更に続いたひとみちゃんの質問に真希ちゃんは特別、表情を変えなかったけれど。 笑ったままで結局、何も答えてくれませんでした。
その時。 「ジョニーにハートブレイクッッ!!」 「ばかじゃないの!?オマエ〜!?」 「おぉ‥!!お帰り〜。」 けたたましい音を響かせ、帰って来たのは加護ちゃんです。この、居間まで続く2重 の廊下を全力で駆け抜けてきたみたいで、加護ちゃんは前髪がパラリと上へめくれて しまっています。息を切らしながら加護ちゃんが叫んだ言葉の、その意味を私達は まだ理解していないかったけれど。一生懸命な顔色とか眉毛の上がり方などが微妙に 可愛いらしくて、私もつい、くすくすとつられて笑ってしまったんです。加護ちゃん の言動にまっ先に、すごい勢いで反応を返した真希ちゃんは、それからひとりだけ、 一番笑っていました。 私達4人ではその後、トランプをして過ごしました(トランプケースはしばらく の間すっかり放り出されていたので、『どこだっけ?』と探すのにまたひと苦労 しました)。七並べ、ババ抜き、そのあたりの気軽なゲームをずいぶんやったなか で、意外に、‥って言っていいのか、加護ちゃんが、素晴らしい強さを発揮してい たんです。
彼女のの勝つ確率がだいたい半分を越えた頃、 「タイム。」 って、一度中断して真希ちゃんは立ち上がり、そのまま柱の電話器へとおもむろに 歩き出しました。ゲームに熱中してそれまでのはしゃいでいた姿と違って、すんなり 受話器を掴んだ真希ちゃんの様子がことのほか冷静だったので、加護ちゃんは慣れて いるのかそうでもなかったけれどひとみちゃんと私はなんだか注目してしまった。 「あ、どうも。」 受話器を耳にあていくつかのボタンをプッシュした後、真希ちゃんはすぐに話し出し ます。 「今夜、夕ごはん要りません。ハイ、皆。お菓子を結構食べちゃったので、あんまり おなか空いてないです。」 確かに机の上にはトランプと、そして開けられたいくつものお菓子の袋が散乱した 状態でした。そう、だいぶ食べてしまった。私達はとっくに、お腹がいっぱいでした。 (気をつけないと太っちゃう。最近運動してないし。) そう思う側から、私はまたひとつ、スナックをつまみ上げます。 (だって、おいしいんだモン。) 解っているけど、なかなか。目が食べたいの!
「はい。すみません。要らないですから。」 最後に一言謝って、真希ちゃんは電話を切りました。 「毎回そうやって、電話を入れてるの?」 なにくわぬ顔で戻ってきて、再び座りなおす真希ちゃんに私は聞きました。 「うん。」 「なんだ。もっと勝手にやってるのかと思ってた、教祖だし。」 ひとみちゃんも同調します。 「だって、悪いじゃん。もし作っちゃってたらさ。私、料理するの好きだけど下の人に つくって貰う時も、まああるし。なんかさ、そゆとこ。キチンとしないと嫌なのワタシ。」 「へー‥。」 なんていうかすごく‥、道徳的でした。返す言葉も発見できず私はひとみちゃんと目 を見合わせます。テーブルの中央にトランプのカードは、ざっくばらんにまとめられて いて‥。スナックのお菓子の汚れが、ちょっとついちゃったかな‥。なんて。
「あのー‥、なんかごめんね? トランプ。ちょっと、油ぎっちゃった‥、よね?」 ひとみちゃんもちょうど同じ事を思っていたようで、ぎくしゃくした口調でなんとなく 謝ります。 「ああ、」 真希ちゃんは言いました。 「別にいいよ。また買えばいいじゃん。ねえ?」 悪意のみじんも感じられない、明るい笑顔を浮かべて。 加護ちゃんは私達のそういったやりとりに全く興味がないようで、ひとりテレビのリモ コンなどをキョロキョロと探し始めています。 たとえば雲の上の存在なのだと、私は改めて思いました。私達よりもきっと、一段高い ところにいる。実際、雲の上などといった世界が本当に存在するとしたら、それはこの 建物の、今いる最上層かも知れません。 白い羽衣を持った、華やかな死者の世界‥。そういう快楽的な、少し陳腐な想像が頭の 中に浮んできてしまって、私は慌てて、速やかに打ち消しました。 突然。 『ワッハッハ』 って、聞き慣れた音声であたりが包まれ、退屈した加護ちゃんが、TVをつけたようでし た。
読んでくれていつもありがとうございます。 本当に感謝しています。
27 :
:02/01/28 23:05 ID:EYgZRFr7
28 :
そーちゃん :02/01/28 23:22 ID:WlsKMzmZ
>>26 期待してたyo!
ガーンバレ!マケンナ!!続き激しくキボーン!!!
29 :
名無しさん :02/01/28 23:54 ID:1YMrk7yV
完結するまでずっと応援するよ。 頑張ってね。
30 :
どらい :02/01/29 00:01 ID:DhZHA8Ii
新スレおめでとさんです。 頑張ってちょ。
読み返したら誤字脱字が多かったです。
>>16 『むせかえるように白く咲き誇る大きな百合の花束の隣の、文具棚の引き出しをひとつ
ひとつ開いては閉じて行きます。』
↓
むせかえるように白く咲き誇る大きな百合の花束の隣の、文具棚の引き出しをひとみ
ちゃんがひとつひとつ、開いては閉じて行きます。
>>22 『私達4人ではその後、』
↓
私達4人はその後、
>>23 『彼女のの勝つ確率』
↓
彼女の勝つ確率
でした。
気をつけようと思います。
すみません。
励ましありがとうございます。 完結させるし、また面白くしてみせるッ! といういきごみです。 がんばります。
保全
35 :
保全 :02/01/30 02:57 ID:JfFWOd47
保全
保全
>>32 また面白くしてみせるの意味がわかんない
ずっと面白いですよ?
>38 そのうえ、とかいう意味の「また」だろ
40 :
名無しさん :02/02/01 00:02 ID:vPk4HnVR
ほぜん
hozen
ほぜん
保守
保金
ほぜん
本物?
47 :
保全 :02/02/04 05:10 ID:GwF0tmco
あゆあみ板から愛を込めて(w 楽しみにしているぞ保全
↑(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
どうした?おい…死んでんのか?
さめざめと泣きたいです‥。 ありがとうありがとうございます。 最近本当に、書いててノれなかったので。 でももう平気になりました。 物語もやっと進みます。
52 :
4-2.9 :02/02/05 10:24 ID:Ejtd4PBo
その後に沸き上がった空気、あれは果たして、事件と呼べるものなのか。 次の日になると2人は、まるで何ごともなかったように仲良くしていましたし、私も敢えて 追求をしなかったので、今回の事がその後の私達にどういった作用を実際にもたらしたの か、私は結局、知る事ができませんでした。 テレビを点けた加護ちゃんはもともと、前回選択されたまま設定が残っていたチャンネル を、しばらく眺めていました。 その時放送されていたのは、他愛のない、でも割りと人気のあるバラエティ番組のひとつ です。 なんとはなしに見入ってしまった番組でしたが、その意図にのせられ、私も真希ちゃんも ひとみちゃんも、小さく吹き出したりしていたんです。 やがて5分程たった頃、次の展開を期待させて、番組はコマーシャルを挟みました。 すると加護ちゃんは当たり前に、(って言うよりまるで何かに憑かれたみたいに)、他の 面白い番組をパチパチと探し始めています。手の中あるリモコンはずっと、握りっぱなしで いたようでした。
私達が4人でいる時、チャンネルの主導権はたいがい加護ちゃんに集中していて、それが 日常の流れでした。特に見たいモノでもなければ、誰も何も言わない‥、って、言うより、 気難しい末っ子さんの可愛いワガママとして、むしろ好意をもって、迎えられていたんです。 ひとみちゃんも真希ちゃんも、その時の番組にはこれといった未練がないようでした。 2人はすでに顔を見合わせ、ちょっとした談笑を始めています。 時間帯の関係かコマーシャルの局が多く、加護ちゃんのチャンネル選びには、しばらく時間 がかかっていました。 だから私も、真希ちゃんとひとみちゃんの会話の輪に、とりあえず入ろうとしていたんです。
『許さない方がいい、』 冷静ですが、断定的で、鋭い口調が耳に入って、私は画面を向き直りました。 『やはりあの集団は解散、少なくとも教祖を改心させるべきだ。心ある媒体がこれだけ 糾弾をしている状況だと言うのにですよ、彼女は未だ、露出を続けている訳です。なんら 反省もなく。まず憂慮すべきは、安易な人気取りで彼女を持ち上げるメディアが、いまだ 多く存在すると言うことです。また彼女ものうのうと顔を出すんだ‥、未来が不安ですよ。』 出た。 と、私は率直に思いました。 ひとみちゃんの表現を借りるところの、いわゆる、『鼻の下の溝』の、人。彼は最近本当 にこまめに、いろいろな番組へ出演していたから、こんな、真希ちゃんのいる状況で彼の 論調を聞くような日が、いつかきっと来るんだろうな、と、少しは私なりにも気構えていた たりもしたんです。
芸能評論家(自称です)は、真希ちゃんへの呪詛ともとれる発言を、ひたすら続けていて いました。 固まった-----私が個人的に、そう感じた、空気。けれどやっぱり、それを破って ゆける力を、無邪気で純粋な強さのような物を、私は持っていませんでした。一度ひとみ ちゃんが、私のことを『強い』って言ってくれた事があって、その時は嬉しくて『そうかな』 なんて気軽に笑っていたけど‥。 でもやっぱり、弱い。 加護ちゃん早くチャンネル変えてよ、って、私はひたすら願っていました。けれど、彼女は いっこうに、まわすそぶりを見せません。 ひとみちゃんに負けないくらい、加護ちゃんは真希ちゃんを真剣に愛していて、そして、 すごく憧れているんだろうなっていうのは、普段の様子から私にも解っていた事です。 画面に見入る加護ちゃんの感情は、私が座っていた位置から、わずかな角度の横顔でしか 窺うことができませんでした。何かを推して計るにはその条件が足りな過ぎたし、実際 いつもの加護ちゃんの様子と、そう変わらないようにも見えました。
「真希ちゃんがさあ、」 おもむろに、呟くようにそう言ったのは、ひとみちゃんでした。 意外に冷静な声が、救世主だと確かに感じられて、私は期待をこめた視線をひとみちゃん へと向けました。 いつも偉いひとみちゃんの第一声のおかげで、なんとなく場の雰囲気がフッとゆるんだ気が したんです。 けれど。 違いました。振り向いた私はひとみちゃんの表情を見て、そのカンが間違いだった事に、 すぐ気が付きました。冷静さを必要以上に、全面へ、押し出そうとしている感じ‥。 だいたいにおいてひとみちゃんはとても穏やかでしたが、ごくたまに、こういうカオをする 時がありました。 「今けっこう暇そうに家にいたりしてるのって、例えば、こういう叩きとかに、関係あるって 感じなワケ? ちょっとさあ、聞きたいんだけど。」 「ん〜。まあそれもある、ちょっとは。 なんてネ!」 細心の注意を払って、気をつかって、重くならない言いまわしを選んでいながら、ワザと つっけんどんで、冷たい言い方をして見せるのは。 矢口さんを意識して、ちょっとみならっているような。
真剣で、その言葉の裏に悲壮なくらいの覚悟を、じつは秘めてひとみちゃんが投げかけたのは、 彼女なりの渾身な問いかけだったのですが、真希ちゃんは全く気が付かないのか、ニコニコと 笑って答えました。 いつものように、もしかしたらそれ以上に明るくあっさりした物言いだったので、真希ちゃん の真意がこのときいったいどこにあるのか、私には判断がつきませんでした。 2人の間にある決定的な温度の違いをひとみちゃんは軽く受け流せるほど割り切った考え方 をしていません。もっとウェットで、ナイーブでした。 矢口さんを見習っていても、彼女のような洗練されたスマートさをじっさい手に入れるまで、 まだ少し時間とか、経験などがひつようなのです。ひとみちゃん本人もそれをよく解っている はずだったけれど、もしかしたらここへ来て、一人で気に病んでいたのかもしれません。 ひとみちゃんはしばらく反応を返さず、真希ちゃんをぼんやりと見つめていました。 そしてやがて我にかえって、画面を見つめ直します。まるで覚醒した暗い目を、悪魔から いったん反らすみたいにして。
私の目から見ても、あの時の絢爛な居間での光景は少し、異常な感じがしました。 前方に座る加護ちゃんは、微動だにせず、食い入るように画面を見つめています。 きつく腕を組んだひとみちゃんは、高く立てた膝でそれを覆い隠すように縮こまって座って、 神経質な、鬱屈した表情をしている。 テレビの中の男は、声が既に張り裂けんばかりでした。 私の後方の位置からは真希ちゃんの笑い声が、「アハアハ」と、絶えまなく聞こえている のです。 とにかく我々はG教、なかでも後藤真希の存在が平然と罷り通る世の中を、なんとか 改善しなければいけない。腐っているんだ!存在が、根本的に! あからさまな悪意で執拗に罵倒され、その存在を、全て否定されているも同然な言葉 なのに、真希ちゃんがそれを聞いてこんなに笑っているのは、経歴から来る余裕や自信の 果たしてあらわれなのでしょうか? 私はなんだかすごくタブーな気がして、真希ちゃんを見れませんでした。
『皆さんが一体どういう見解をお持ちになってるか知らんが、売春、薬物、詐欺! 彼女は必ず、尻尾を出しますよ!いつか、近いうちに必ず!実際もう、ちょっとずつ 見せて来ているんじゃないんですか!?僕はそう思いますね!』 着席した机を叩いて、男は口上を終えました。 いつの間にか番組が終わりに近付いているのか、ディスカッションに参加していた 数人の出演者たちの中から、年長者の俳優が意見を求められて、もっともらしく、 そして公平なコメントをしています。 私が時計を見上げると、2本の針は確かにそういった時刻を示していて、 『後藤真希さんッ、見て居ますかッ?私は君の反論が是非とも聞きたいッ!』 と、司会者の、誠実そうに溜めた言葉を最後に、番組は締められエンドロールが 流れました。
画面にまたコマーシャルが流れ始めたころになって、ひとみちゃんは今度は、吐き 捨てるように言いました。 「反論すればいいじゃん。」 口調には険があり、不快さを、もう隠そうとしていません。真希ちゃんの笑い声は すでにその時止んでいましたが、でも彼女の顔には笑いのなごりのようなモノが まだ充分に残っていました。 少しきょとんとして。 「‥なんで?」 「マゾですか?あんなに言われて平気なの?おかしい。真希ちゃんが何も言わないから アイツら調子にのるんでしょう!?」 「よっすぃー。」 ひとみちゃんはその激しい憤りのせいで、顔の色を反対に失くしています。 対する真希ちゃんは苦笑していて、やさしい声音でひとまず、なだめようとしました。 「相手にするだけ、無駄なんだよ? てかヨッスィ〜知ってんでショ?わかってて ブリッ子してんなよ? きゅ〜ん?」 途中から剽軽な、いつもの調子に真希ちゃんが戻ると、ひとみちゃんは、また黙った。 けれどこの噛み合わせてもらえない状態に、ひとみちゃんがずいぶん苛立っているのは、 一目瞭然だったんです。 真希ちゃんだってそんなひとみちゃんの心理を、本当は解っているはずなのに。て、言うか、 わかっていなかったらちょっとおかしいと思います。
背後で起こっている事態に、一体気付いているのかどうか、加護ちゃんは一度もこちら を振り返らず、次の番組を見始めています。 居間にある、大きいけれど一枚板のテーブルに、私達4人は、着いていました。 ニコニコとあくまで罪のない顔で真希ちゃんが笑っていて、その正面のひとみちゃんは 激昂で唇を震わせている。 加護ちゃんはそれを完全無視。そういう密室だったんです。 私はでも、その雰囲気を無理に立て直そうと思いませんでした。 ひとみちゃんの言うことは全然間違っていないと思うし、かといって真希ちゃんの ----- 挙動はともかく、言葉は現実の正当性に、みちあふれているんです。 この衝突の行き着く先、それを最後まで見続ける事が、ここで私に与えられた最大の役目 だと思いました。2人は妥協することなくもっと仲を深めて欲しい、と、思ったのは、 ひとみちゃんを思う親心なのでしょうか。 万が一決裂したとしても、それはそれで私達のさだめで、仕方がないなと思っていました。
「あのねー、ヤなんだよね。あんだけボロクソ言われて、それをヘラヘラ笑って見てる アンタが。具合悪くなる。そのうち皆信じちゃうよ?いろいろ叩かれて書かれてる事。」 「だっていいもんそんなの。なに言ってんの?有名税だってば。ん、有名って、自分で 言っちゃッた。ワハハ。」 ひとみちゃんが体制を立て直してもう一度議論を再開しても、真希ちゃんは決して土俵 に上がらず、受け流しているばかりでした。真希ちゃんにとってひとみちゃんは、やっぱり 本気を出す相手では、ないのかも知れませんでした。 少なくともこの時点では、ひとみちゃんが一方的に、振り回されていました。 それでも、食い下がること30分。 そして。 「私、知ってるんだよ。」 とうとうかなわないと思ったのか、ひとみちゃんが弱々しく呟くと、真希ちゃんはとても 楽しそうに、ひときわ大きく笑いました。 「も〜〜〜、なにを?ワタシの何をよっすぃ〜が知ってるの? ありえね〜〜!」 ひとみちゃんは首を振って。 「違う‥、そういう訳じゃ、ないけど‥、」 「じゃあナニ?」 真希ちゃんは目を細めて、笑顔のままで尋ねました。
「ここに来る前、バーで、働いていたんだけど‥。」 ひとみちゃんの言葉と同時に私も頷いたりしました。 ひとみちゃんがこれから言う事、私にはもう、だいたいわかっていた。 (言っても、どうにもならないと思うけど、それでも言いたいなら、言えばいいと思うよ。) そう考えていました。 「うん、知ってるよ‥。」 いつのまにか真希ちゃんは、どこか労うような、優しげな表情になっています。まるで聞く 姿勢を積極的に示すように。 「そこにはさあ‥、」 「うん。」 「マリファナ吸ってる人が、たくさんいたんだ‥。」 「‥それで?」 やさしくて、あたたかな声。真希ちゃんは続きを、待ち望んでいました。 「それにもっと、ツヨいのをやっているヒトもいたよ‥。だから知ってるんだ‥。ああいう のを長く使い続けて‥、そのヒトたちが最期に、どうなってしまうのか‥。」 ちょうど一瞬だけ舞い降りた、真希ちゃんは幸福を自覚したみたいに。 ひとみちゃんが言葉を区切ると、微かに、でも本当に、やわらかく笑ったのです。
けれど。 「で、なんの関係があるんだろ、ソレ。ワタシと?」 それはすぐに消えてしまった。ひとみちゃんはあの顔を、きちんと見れたのでしょうか? 言いにくそうに目を伏せていたから、やっぱり無理だったのかな‥。 ひとみちゃんは、続けました。 「だから、週刊誌とかに、書かれているコト‥、あの評論家が言っているコト‥。」 「クスリ‥、やめなよ。」 「ぶ〜〜〜〜ッッ!なんだそりゃ〜〜〜〜!!??」 すると、真希ちゃんはおおげさにおどけて、ひっくり返ってみせたんです。 「なにソレ?なに言ってんの?ヤメテヨね〜〜〜。」 でもひとみちゃんは、ちっとも笑わない。 「腕を見ればわかるよ‥。もう、そういうのも、やめよう。真面目に、答えて欲しいよ。」 真希ちゃんは本当におかしくてたまらないみたいで、目の涙を拭っています。
「あーもう。コレの事でしょ?もしかして?」 そうして真希ちゃんは軽々とソデを捲りあげ、私達へと突き出しました。至近距離で見た 痛々しい腕に、私は思わず、息を殺した‥。 「あたし、こないだ病気してさー。だから点滴なんだってコレ。病院で、辛かったよ。 注射なんてキライだもん。小っちゃいトキからず〜っと!ほんとカンベンしてよね〜。」 って、また笑いはじめたけど、ひとみちゃんはやっぱり、かたくなに黙ってしまって いるのです。 2人がこれ以上続けるコトに、もう私は、意義を見出せませんでした。あの腕は確かに 疑わしいし、真希ちゃんを思うひとみちゃんの気持ちもわかる。でも現場を見たわけでは ないから、もしかしたら本当は、真希ちゃんの言う通りかもわかりません。アヤしいケド。 でも、コトの真偽はともかく、真希ちゃんのような立場の人に私達が本当に意見をすること などできないのかも知れないし、そもそもひとみちゃんの頭に、こんなに血が上ってしまっ ては、望んだようなよい成果など、得られるはずないと思いました。 (そろそろ仲裁なんかに、入ってみた方がいいのかしら‥?) 上手くおさめる自信なんて、毛頭なかった。けれど。 それでも私なりになんとかやってみようと、思い立った時でした。
真希ちゃんの素直そうな笑顔が、いつもと変わっていた訳ではありません。 口調だってやわらかだったし、どちらかと言えばのんびりしていた‥。 なのにそのときの一連の動作は、支配者たる誇らしげな威厳と風格を、何重にも 纏わせていたのです。 オイオイよっすぃ〜。信じるべきはアタシ?それともアイツら?どっちなんだよ、ん? ゆっくりと身を乗り出して真希ちゃんが掴んだのは、目の前に座ったひとみちゃんの胸ぐら。 引き寄せる腕はむき出しでちからづよく。
「とりあえずマキちゃんて、呼ぶのやめるトコから始めな。」 ぶつかるくらいに顔を近付けた真希ちゃんはさらにそう言ってから、ゆっくりと手を離し ました。ひとみちゃんは迫力にのまれ、瞬きを忘れているようでした。それでも肯定も否定 もせずに、ただ緊張していました。 「は〜いよっすぃ、じゃ、仲直りしよ? ね?ここにチューして。チュッて。」 突然、真希ちゃんがそう言ったから、更に私は呆気にとられて。 かわいくって、甘えた声。 一瞬、出遅れてしまったから、止めるのがぎりぎり間に合わなかったんです。 「それはダメ!」 って思った時、ひとみちゃんの唇は、もう真希ちゃんのバラ色の頬へ‥。 悲しいね‥。
ちょっとひとみちゃん!何つられてんのよ! って、私がムッツリしていると、真希ちゃんは今度はなんと、私のほっぺにキスをしました。 「これでだいたいOKじゃない? 梨華ちゃんも、ありがとうね。」 ほとんど口を挟まずに、じっと2人を見守っていた私への、それは真希ちゃんの気持ちなので しょうか。 クチビルのカンショクはやわらかかったけれど、それどころじゃない気が、もの凄くする。 これで決着して良いのか。 わかりませんでした。 一連のできごとは真希ちゃんのペースで進んでいたし、最期にはひとみちゃんもやり込め られたカンジだけど、どうかな‥。正確には‥。 そういう事を考えていた時、加護ちゃんがいまさら振り返りました。本当に興味がなさ そうでしたが、眉間に皺を寄せていました。 「ジョニーがウンコなんが悪いんやで。」 加護ちゃんが顔をしかめている時、それが必ずしも不機嫌を指しているとは限りません。 そんなトリックスターは、またひとつ謎めいた言葉を残し、立ち上がって、部屋を出て いってしまった。 「じょにーちゃんはウンコじゃないよ〜!何度言ったらわかるのよ? ちょっと加護!! 訂正してゆけ!」 と、言った真希ちゃんの叫び声が、ウサギみたいな加護ちゃんの後ろ姿を廊下のほうまで 追い掛けましたが、でもやっぱり無駄でした。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
71 :
名無し娘。 :02/02/05 19:44 ID:Sjk8V6/E
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 真希ちゃん恐ぇ!!
>>71 つーか強いね
さすが萌え男。式の後藤
抜群の個性がでている
おおお、ヒサブリに話が急展開!
されるがままの吉澤チト萌え
>>66-67 は俺ん中で久々の名シーン入り
後藤さんの恐さに読んでて緊張しました・・・ やっぱオモロイ
うむ
77 :
名無し娘。 :02/02/06 05:14 ID:f0yzTRod
>>76 どっちに書いたっていいよ。
もともと『つぼ』は感想用スレじゃないだろ。
語りたいやつが語るスレでしょーがッ!!
むこうが1行感想だらけになるのも嫌だし、ここが保全レスだらけになるのも嫌だ。
まだ食べてる途中でしょーが!!
写真に写ってた三人目はやっぱアイツなのか?
「とりあえずマキちゃんて、呼ぶのやめるトコから始めな。」 コワ━━━━━━(((( ;゚Д゚)))━━━━━━!!
やべぇ〜完全にはまっている… 萌え男。ガムバ 保全
82 :
名無し募集中。。。 :02/02/07 21:10 ID:ai5++X14
600台になったので一旦age
保全頻度減ってるし、上げても誰も迷惑しないんだから 油断してdat逝きするよりはマシと思われ
85 :
保全 :02/02/08 09:42 ID:B3QLn5NB
保全
保
保全
89 :
ねえ、名乗って。 :02/02/10 20:20 ID:I0IPMmgB
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
矢口さんからの連絡が再び入ったのは、前回の電話からだいたい半月が過ぎた頃 だった。 「もしもし?」 と言った声はいつも通り高かったが、少し掠れていた。忙しくて疲れているの かと思ってそう尋ねたけれど 「風邪気味だったんだよ、でもそんなに重症じゃない。」 と言って彼女は笑った。 「とりあえず、時間があいたから、預かってたモノ、渡そうと思う。急で申し 訳ないんだけど、明日は、どうかな。出て来れる?」 上手くいけば明日、私達は荷物を受け取る事になるわけなのだけれど、中でも もっとも場所を取る車については、前もってあらかじめ、真希ちゃんに聞いて おいた。 「ねえごっちん。車を、さ。保田さんから買った車‥、ココに持って来たと して、置き場所とか‥、ある?」 「お、とうとう来るんだねー。いいよ。地下に駐車場があるからそこに置け ばいいよ。広いよ〜?5台でも10台でも。」
ごっちんというのは、あの翌日に決まった呼び名だ。ごっちん‥、ゴッティソ‥。 真希ちゃんにとって、『真希ちゃん』、そう期待を込めて呼ばれるのは、あまり嬉 しいことじゃなかったみたいだ。それはつまり親近感の問題らしかった。 「真希〜、‥。ヘイ、真希〜‥。んーなんか違う。じゃあ、いっその事『ごとう』 でどう? ‥おい、ごとう!! ‥ごとうこら!!」 いろいろ考えては口に出して、私は模索した。真希ちゃんはその姿をずっと見守っ ていてくれたけれど、私は決定打を、いつまでたっても出せずにいる。 「うーん‥。でも、」 梨華も首を捻る。 「なかなか難しいよね。今まで『真希ちゃん』で、長い間慣れてたんだモン。」 でも、もともと梨華は、私に任せるつもりだった感じ。自分の案はあまり出さずに、 私の事を笑って見てる。
「真希‥、ごとう‥。いや、真希‥。はたまた、ごとう‥。」 そう繰り返して呟いていた時だ。加護亜依が口を挟んで来たのは。 「じゃあ、もう、中間をとって『ごっちん』でいいですよ。はっきりいって聞い てらんないです。ボケりゃいいと思ってクソが。」 加護亜依の言葉が珍しく難解ではなかった。ダイレクトなぶん余計に説得力を もって届き、罵倒されたことすら忘れた。 とりあえず 「ごっちん‥。」 そう呟いてみる。すると真希ちゃんは笑った。 「うんうん。そのほうがちょっとしたトモダチって感じ。雰囲気出てる。 イイ、イイ。」 胸のすく広い部屋の、パノラマの中央で真希ちゃんはその日『ごっちん』になり、 加護亜依もその後『あいぼん』になった。 梨華は、そして人知れず呟く。 「でも。いったい何と何の中間だっていうのかしら‥。 ウフッ。」 そんなおハナシ。
危険なのは知っていた。矢口さんと外で会うこと。物品の受け取り場所。もしくは そこまでの道のり。 今、外に出て、あの開襟シャツの男が追って来ないとなぜ言える? ここは安全。あの男の手はおそらく届かない。なにもかもは真希ちゃんのおかげ。 真希ちゃんの懐にいれば、全ては安らかに。 「はい。なんとか大丈夫だと思います。明日、会いましょうよ、外で。」 なのに私は承諾した。 1. 矢口さんならきっと、本人が直接来なくても誰か人を通して、車とお金を ここまで運べる。 2. でも直接会いたい。矢口さんの顔を見て話したい。 3. ココまで来てもらうのは、忙しいのに悪い。それにG教にいるって、矢口さんに はまだ言っていない。だいたい言って良いものなのかも、よくわかってない。 そういう心理が強くはたらいたのだった。一度息をしないと、私は、ダメになっ てしまう。 「出来ればなるべく、人目の欺ける場所がいいです‥。お願いします。」 また我が儘。私がその時出した声は、やっぱり情けなかっただろうか。 「あー、それは勿論。」 いかにも聡明そうな相づちを、矢口さんはうってくれた。 「じゃあ、明日。ヤグチの学校が終わってから。あ、でも。ちょっと用事が あるかも知れないんだ。だから‥、7時‥頃かな、カンペキなのは。じゃあ 7時に『きぼうヶ丘』で。そ。駅に着いたら一度連絡ちょうだい。 くれぐれも気をつけろよ。わかんないけど。」
「ハイ。じゃあ明日、7時に。」 そう言って電話を切ったあと、私は理由もないのに、辺りをそっと見回した。 誰もいない。梨華ですら。あたりまえだけど。 なんとなく一人になりたかったから、私はわざわざ和室の階の、誰もいない 洗面室で話していたのだ。 (明日はタクシーで行こう。それも何台も乗りかえて。ココの裏口まで、呼んで もらえば-----、てゆうか自分で呼べばいいか。できる事は自分で。) ここの車を使わせてもらうのも、なにかと都合が悪い。 タクシー代はどうしても真希ちゃんに借りることになるし、別にこのハナシを 梨華はおろか、真希ちゃん、加護、あと教団の人たちにだって特に内緒にする 必要はないのだけれど、私は電話中なぜか背筋をまるめ、手で通話口を覆 って話した。そしてそんな自分の姿が豪華な洗面カガミに映ったりしたので、 我ながら少し可笑しかった。 梨華は連れて行く。2人で行くのはもしかしたら目につきやすくて、より危険 なのかもしれないけれど、でも万が一、ひとりで行ったうえに何かが起こって、 離ればなれになってしまう方がもっと嫌だからだ。 これは脱出じゃない。大好きだからこそ、ほんのちょっとの間、出てくるだけ なんだよ。 オオゲサか。ゴッチン。
翌日。 「時間だわ。ごっちん、そろそろウチら行く。」 「ぬぁ〜、気をつけなよ〜?」 真希ちゃんは3万円貸してくれた。札入れではなく、折りたたみ式のきれいな おサイフからナマで直接くれたので、それらはピン札ではなく、普通に皺が寄 っていた。 「え、いいよこんなに。」 「うん。使わない。」 梨華も頷く。 「だってさあ、なんかあったらヤじゃん‥。」 そう言って真希ちゃんは顔を顰めた。 「そんなのぜんぜん足りないぐらいだよ、‥50万くらい渡そうか〜?だって どうすんのよ、帰って来れなくて‥。路頭に迷ったりしたら〜?」 「へいき、へいき。だってワタシがついてるモン! ね、ひとみちゃん。」 「そうとも言うね!」 身震いをしてみせたゴッチンに梨華はハシャいで言った。私の手を取って。 まるで、遠足へ出かけるみたいに。 「不安だよ〜〜〜。」 (ずいぶん前に、あったな。こんなコト。センセー元気かな。) そう、漠然と思っていた。もっとも今回は、ちゃんと帰ってくるケド。 すると、真希ちゃんは急に笑顔に戻った。 「けど今回は、なんか平気な気がする。カリスマの勘でわかる。」 気楽そうな、のほほんとした。 真希ちゃんがその時どんな気持ちでじっさい言ったのか、私にはまだわから なかった。けれど確信した。 「でしょ?やっぱり?」 真希ちゃんがそういう顔で言うなら、余裕ってカンジだった。
96 :
名無し娘。 :02/02/10 21:33 ID:30kMyeYJ
なにやら胸騒ぎが… ドキドキの展開です…
ヤグ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
98 :
名無詩 :02/02/11 01:32 ID:K/ZgU6vg
次あたり期待大、、、
うむ
100
「50万ぐらい渡そうか〜」って・・・スゴイネ
103 :
保全 :02/02/12 15:20 ID:fJxprQuJ
うむ
保
全
で
す
ね
ん
て
・
・
保
田
刑
圭だよ
以上、萌えタンの自作自演でお送りしました
ノノノハヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ´ Д `)__________<保全…と。 ./ つ_|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \_______________ (, |\|| VAIO | '\,,|==========|
121 :
名無詩 :02/02/18 02:23 ID:OkpX+y0V
まだかな?保全
続きが読みた〜い・・・保全、っと
軽い変装をほどこした私達はG教の北側、地下駐車場の出口脇にタクシーを呼び つけた。梨華が被っている帽子と私がかけているセルロイドのおしゃれ眼鏡は 出がけに真希ちゃんが貸してくれたもので、それぞれ私達によく似合った。 私達は今日、外に出る為の用心として服装にも気を使っていた。いつもと違った 雰囲気を出すために梨華はスカートをやめて、ストレートのGパンと固いスニー カーで足元を隠している。逆に私はオバサンみたいな長さのスカートを履いた。 長くない髪をムリヤリ2つに縛って、横でわけた前髪をピンできつく留めたら、 ほんの少しの事だけど、これでずいぶん違った。 「別人。」 「ね。」 今朝、着替えた時に私達は呟き合って納得したのだ。 結局、タクシーは3回乗りかえた。どの車もそれほど渋滞でつまずく事はなく、 目的地への道のりをするするとうまく進んだ。野良犬でもいそうな場末の安い 路地やネオンの大通り、それから古い住宅地のうっそうとした木立の中をタク シーはわけへだてなく進み、私と梨華は座席の中央に寄り添って座ったりある いはそれぞれ窓のほうへ、分かれて座ったりした。 大きな交差点で止まった時に窓から外を覗くと、歩道をゆく大勢の人々の中に 真希ちゃんの姿がてんてんと混ざっているような気がした。それも何人も。ただ その存在のひとつひとつが希薄で、どれを目で追い掛けても決してつかまらない。 真希ちゃんに借りた眼鏡の奥で、私は目を閉じた。ひそやかな昂揚にしばらく身 をまかせていた。車は動きだしたが、私達はあまり話さなかった。
『ゴメン、ほんのちょっとだけ遅れる、5分か10分。悪い、ほんともうしわけ ないケド、先行ってて。大丈夫。安全。ヤグチを信じて。』 「そろそろじゃない?」 「うん。」 希望ヶ丘の駅にほど近くなった頃、梨華がそう言ったので、私は携帯を取り出 した。駅についたら電話をする、そういう取り決めだ。 タクシーの中から電話を入れると矢口さんはすぐに出た。けれど、遅れるみた いだ。 「えー、マジっすか?」 携帯を握った私の返答に梨華も不安そう。 「矢口さん、なんて‥?」 (ちょっと待って、) そう身を寄せて来るのを、手と目で私は制した。 「ハイ、あ?駅から走れ‥?でもそれじゃ、余計に目立つんじゃ‥?」 「アハハ、なら歩いてきな。駅からは近いよ。店自体は安全、よく知ってるところ。 働いてる知り合いに頼んでおいたよ。入ったら、ヤグチの名前言って。」 矢口さんと話しているあいだにタクシーは駅に着き、ロータリーに入った。 受話器を耳にあてたままで私は車を降り、お金は梨華が払った。
指定された店の入り口、赤い鉄の扉に手をかけた時、私達2人はハァハァと息を 切らしていたし、そのうえ笑っていた。 電話で矢口さんに言われるままに、私達は道のりを早足で歩いていたのだった。 「あー、そのコンビニを左に曲がって、真直ぐ行ったところ。3〜40メートル。 じゃあ、あとで。」 電話で店の近くまで誘導して、そう言って矢口さんは切ったのだけれど、周囲は その時点で、すでに人通りがほとんどなかった(駅から3分くらいの距離だった のに!)。 なんだか心細く感じながらコンビニの角を入ると、道は更に細く、ひっそりとして いる。もともと競歩選手のように私達は歩いていたのだけれど、怖さに負け、つい に走り出してしまった。それはまるで100メートル走のように。 そんな行動は本来恐怖心から出たものだったけれど、2人して猛烈に加速していく うちに、本末が転倒した。 夜の街、と言うか、外じたいに出るのがずいぶんと久しぶりで、やっぱり興奮して いたせいもある。暗い夜の道を全力で一直線に走ると、その疾走感からか、途中 からなにもかもが全て可笑しく思えた。 スリルとストレス。或いはトレイン・トレイン。 前をゆく梨華はスニーカーだからすごく早い。でも、笑ってる。 ショシ〜〜〜だか、ひょひ〜〜〜〜だか、あんまり覚えてないけど、私達はそんな 怪しげな嬌声すら上げ、暗い夜道を爆走した。 10秒もたたないうちにそして見つけたのは、言われた名前の小さな看板。 (edenというその名前が、矢口さんは好きなのだそうだ。) 「はぁ、はぁ。ひとみちゃん、ココだよ‥。」 「うん‥。だね‥。アハ、アハハ、‥。」 肩で息をしながら私達は止まった。走ったから苦しいのか、それとも笑った から苦しいのか。知らない。感情の糸が、完全に絡まっていた。
力を入れて扉を開けたとたんに、とても懐かしい空気に私達は触れた。白く霞んだ 室内の、そのところどころに浮き上がる暗いネオン管の色彩。 「IDを。」 「あ‥、矢口さんと、待ち合わせを‥、」 ドアマンは頷き、私達は通された。 音楽と喧噪が解け合って、意志を持って押しつぶそうとするみたいな、やけに濃厚 な洪水や、そして、昼間は一体どこに隠れているのか、明るくて暗い、顔のない 群集の、ひと、人、ヒト-----。もっともバーなんて、どこも似かよっているのか も知れなかった。このエデンという名の店は、あのバーに似ている。 「ゴメンほんっと、悪い!!大丈夫だった!?」 それから予告通り、きっかり10分遅刻して、矢口さんは現れた。良かった、無事に 会えた。とりあえずホッとする。 (でも制服だ‥。いいのかな‥。いいのか。) お化粧はいつものようにすごく決まっていて、抱き締めたいほど可愛い。 「はい。平気でした。でも結局、走っちゃいました。ね、りかっち。ウケたよね。」 「うん、なぜか。矢口さん、お久しぶりです。」 「なんだよソレ。」 矢口さんは、笑うのを隠すように短く言って、ガタリと椅子をひく。 「げんき?」 なんだかキレイになって。少し痩せた?
ほんの気休めでしかない観葉植物の厚く不健康な黄緑いろの葉が、それでも ちょっとした目隠しのように周囲の視線から私達の肩を少しだけ隠していた。 奥の方まで伸びている通路にほど近いこの席へ、ドアマンではなく彼に耳打ち をされた店員によって私と梨華は通されたのだが、矢口さんは案内をつけずに、 フロアをひとりで横切って来たみたいだった。 「えーとさ、」 矢口さんは話し出す。 飯田さんたちと海に行った日、あれを最後に矢口さんとは会っていなかったから、 およそ3ヶ月弱。電話で話していたせいもあるのだろうけれども、そのブランク を感じさせない矢口さんの口調だ。表面的には。 「とりあえず、その格好はどうしちゃったの? しばらく会わないウチに2人とも 趣味変わった?よっすぃはヤケに女の子っぽいし、梨華ちゃんはすんごいボーイ ッシュだし。マジ最初わかんなかったんだけど?」 と、笑った。それが照れ隠しなのだと、私も梨華もちゃんとわかっているけれど。 「席はいちおう入り口で聞いたけどヤグチ背低いしー。近付かないとわかんないしー。」
すると、梨華が、 「少し変装しようかなって‥。似合います?」 パーカーのフードを立てつつ、キャップを被ったまま、服装に合わせて低い声を 出そうとした。けれど甘いシャーベットのような感じは、やっぱりどうしても 残ってしまった。 「うん、‥まあ似合う。そう、新鮮だけどね。」 「ひとみちゃんも、ホラ。なんか、カワイイでしょう?見てこのヒザ小僧!そして この前髪!」 「うん、キャワイイ〜よっすぃ〜。なんかオトメって感じ。ホれちゃいそう!」 そう言って矢口さんは私にキッスを投げた。そして私も。 「OH, マ〜リ〜。よせよせ真理〜。じゃ今夜(きょんや)待ってます。このコには ナイショで。」 なんつって。いつもの事だ。 「キッツー。」 と、矢口さんが言った。 「大変だな、ワタシは。‥ほんっと、どこ行っても。」 と、梨華も言った。 そんなのはほんとに、いつもの流れだからべつに。
「矢口さん、飲み物は?」 「2人とも何飲んでんの?」 「私も理科ッ血もウーロン茶です。」 「真面目だねー。矢口もそれでいいや。」 「私達、お酒はまだちょっと‥。ね。それにひとみちゃんは今日、運転して帰らなきゃ だもんね。あ、免許持って来た?」 「持って来たよ。すみませんウーロン茶もうひとつ下さい。てゆうか矢口さん今日制服 じゃないですか。」 3人とも、テンションが高かった。というかここでは音楽と人の話し声で会話が紛れ てしまうので、普段よりも大きな声で話さないと伝わらない。それでも30分もする と耳が慣れるのか、それともお互いのむやみな緊張がほどよくトッパラワレテくるのか、 次第にトーンを落として、私達は真面目な話へ入っていった。 「今日は遅れちゃって本当にごめん。絶対間に合うと思っていたんだけど、ちょっと、 思った以上に時間かかっちゃってさ。」 「いえ、大丈夫ですよ。なんだかんだ言って、スパイみたいで楽しかったんです。」 「本当に、矢口さんには何から何まで‥。ひとみちゃんといつも言ってるんです。 悪い、悪いって。ね。」 「スイマセン‥。」 「いいよ。」 矢口さんには一体何回謝っているんだろう?でもこんな非生産的な私の態度もつっぱ ねる事なく、いつだって聞いてくれて、根気よく笑ってくれる。矢口さんは受動的な 優しさにあふれている。
「今日は、学校から直接来たんですか?それとも、何かお稽古ごとですか?」 半分ほど減ったウーロン茶をまた一口飲み、顔を上げて矢口さんに私が尋ねた。 矢口さんはいつもの少し悪ぶった笑顔で、わざと目を輝かせて答えた。 「お稽古って? 花嫁修行のこと?」 「まあ、平たく言えばそうです。」 「いやー、いろいろ聞いてんだねー。どうせなんかガラの悪い連中がいろいろ言い ふらしてんでしょ。どうでもいいけど。 今日は、違う。警察に行って来た。」 「警察!?」 梨華の声と私の声が重なった。その後少し、私はむせた。 「け、警察‥、ですか。」 と、梨華。 「ちょっと2人とも。そう警戒すんなって。クラスの子が、昨日万引きで捕まっ たの。お嬢だけど常習者でさ。いろいろ余罪が出て来ちゃって、改めて調書とる から今日も来いって言われたんだって。なんか知らないけど、『一緒に来て、 お願い。』なんてヤグチに泣きながら言うからさあ。付き合ってあげた。」 「そこの親は‥?」 「知らない。忙しいんじゃないの?」
萌え男。タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
133 :
:02/02/19 18:06 ID:pYDbeij5
キタキタキタキタ――――!!!
ヒョヒ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
>>134 お、おおおおオイ!お、おちつけぁytfふjgvjkh・・?
なんか、キれてきたな最近。
ムヒョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
保全
139 :
保全 :02/02/22 04:01 ID:MNRZ0chu
理科ッ血には誰もつっこまないわけだが。
>>139 いや、あそこまで露骨だと、つっこむまでもないような気がした。
ちょっと面白かったし。
141 :
:02/02/23 04:54 ID:c8TZsP2Y
保
142 :
:02/02/24 23:58 ID:gHzRt/GB
全
み
144 :
名無し :02/02/25 01:11 ID:GybE3aGO
さ
え
キテナ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━イ!!!
コナイ━━━━━━(´Д`;)━━━━━━!!!
「お腹空いちゃった。なんか食べない?」 そう言って矢口さんはメニューに手を伸ばした。その、なかなか泣き止まない 友達をなんとかなだめて矢口さんはいったん家に戻り、そして、着替える間も なく車と荷物を持って、ここまで来たそうだ。 ‥と、いうことは。 「矢口さん、ここまでひとりで来たんですか?」 この店まで矢口さんは、運転を誰かに頼んだのだと私は思っていた。または あらかじめヒトに頼んで、車(と荷物)だけ先にこの辺りまで運んでもらって いたとか。今までの矢口さんのやり方からして、てっきり。 「そうだよ。フフ。」 矢口さんの目に俄な輝きが宿った。 「言ってなかったよねそういえば。ヤグチも取ったの。免許。」 「嘘、スゴーイ!!」 ぱちぱちと梨華が手を叩く。 「ホントですか!?早くな〜い!?」 「うん。まあね。なんていうか、花嫁修行の一貫? あ〜んなんか照れるケド。」
運転、なんかワタシ、置いてかれちゃったカンジだなー。 そう呟いた梨華はそれでも自分の事のように微笑んでいる。 「花嫁修行って、他にはどんなコトしてるんですか?」 続けてそれも楽しそうに聞いて、そっちにも興味があるみたいだ。はしゃいで瞳を 輝かせた梨華をあからさまに焦らすように、矢口さんは息をゆっくり吸って答えた。 「聞きたい?」 「聞きたい聞きたーい!」 「お茶、お料理、お花、免許。それから作法。‥それと、避妊。育児、授乳。四十八手。 ‥ プッ、その顔!!」 矢口さんの冗談に梨華は顔を赤らめていた。ということはつまり知っている ということだ。破廉恥。 うまくやりこめられたかたちの梨華にそ知らぬ振りをして(けれど本当はすごく 得意げに意識して)、矢口さんはメニューを眺めていた。ここに来るまで私は 気持ちが張り詰めていたから、食欲などはどこか頭の隅の方へと押しやられて いたのだけれども、無事、矢口さんに会って緊張もだいぶほどけて来た頃から、 じつは空腹を感じ出していた。矢口さんと同じで、梨華も私も、夕食をまだとっ ていない。けれど、それでも何かを頼もうと自発的にしなかったのは、先程羅列 された数々の習い事に加え、勉強でもそれなりに成績を取らなければいけない、 忙しい矢口さんの身を案じての事だ。 「矢口さん。これから、時間あるんですか?」 だから気を使って、メニューに目を落とす飄々とした矢口さんに訪ねると、 「うーん、そんなにはナイ。でも食事ぐらいしようよ?」 と、肩をすくめ、なんだかくすぐったそうな笑顔と返事が、矢口さんからかえっ て来たのだ。
チキンとサラダと揚げたじゃがいもを私達はそれから頼んだ。空気の良くない 店内は更に客数が増えている。料理を運んで来たウェイターがあの頃の私に よく似ている。と、粗い喧噪を聞き分けながら私は思っていた。暗いフロアを 颯爽と横切り、乱暴でもなく、そして丁寧でもない、良くなれた手付きで目の 前に皿を置いてゆく。 「カッコいいですか?」 と、聞いたのは梨華。大味で量が多いアメリカン料理を真剣にそしてもぐもぐと、 私達がおおかた、食べ終えようとする頃だった。私達は食べるのに集中して いたし、それでなくても梨華はあの後、発言を控えている感さえあったのだけれど。 「え、なんのハナシ?」 「 ン? だ・か・ら。矢口さんの婚約者。」 先程の失敗(?)にもめげず、再び反旗を翻した梨華は、テーブルに両肘をついた。 そしてそのまま、ニコニコと矢口さんを見つめている。無邪気なのか、計算なのか。 私にはわからなかったけれど、そんな梨華の姿はとても好ましいと思った。 「どんな人なんですか〜?気になる〜。ね、ひとみちゃん。」 「ウン。」 (梨華と私は‥、結婚なんて出来ないんだろうなー。どう考えても。) そんな事を考えつつ。 (というか、人並みのシアワセなんて、ウチらにはもったいないっすよ。) 「べつにいい!ってゆうかけっこう幸せ!」 脈絡も気にせず、思わず口に出してしまう。
私達のそんなやりとりを、すました笑顔で矢口さんは見ていた。且つそのすました 笑顔の矢口さんを、ひそかに私が見守っていた。 (どんな人と、結婚するのかな‥。) 今では私の一番の興味も、そこへ移っている。何故、結婚をするのか、と、いう ことについてはきっと私にはわからない、矢口家の由緒正しき事情のような ものがおそらくあるのだろうと、すでに納得している。 本当のことをいうと私は、こんな質問を矢口さんはいつもの声で笑い飛ばすだ ろうと考えていた。こういった一歩踏み込んだ質問に、矢口さんはこれまで、 答えた事がなかったから。 けれども違った。矢口さんはきちんと答えた。 「かっこいいよ?頭いいのに、けっこうワイルドでね? あと、すごい優しい。」 (特有の視線は混乱を促す。意地悪で可愛くて、スマートで瀟洒な。)
店を出る直前、店内の雰囲気にすっかり慣れた梨華は、一度手洗いへ立った。 店は一応IDをチェックしているし、なにより矢口さんが安全と何度も太鼓判を 押した。いくら安全とはいえ通路の奥までひとりで行かせるのはやっぱり少し 心配だったけれども、矢口さんと2人きりになったこの機会を利用して、私は 矢口さんに、ひとつ頼みごとをした。 「あの、クスリが欲しいんです‥、使ってみたいんです‥、一度。」 「ハァ?」 あの時矢口さんの顔には、一瞬だったけれど、明らかな蔑みの表情が浮かんだ。 考えてみれば矢口さんにあんなふうに見られたのは最初で最後だった。間違いなく。 「ちょっと待って、なんで?」 それでも一応は理解してくれようとして、笑顔を作って、諭すように。 「はっきり言って、くだらないよ?カッコわるいし。」 「お願いです。こんな事はこれっきりです。」
「あれ、矢口さんは?」 なにくわぬ顔をして無事戻って来た梨華は席に矢口さんがいないことに気がつき 不思議そうに尋ねた。 「ん、トイレ行った。会わなかった?」 私はシラを切る。そのついでに、隣に手を伸ばして、梨華の椅子を引いてあげる。 「うん‥。会わなかった、けど。」 すぐに矢口さんは帰って来て、また席についた。表情はいつもと同じだったし何も 知らない梨華は気がつかなかったと思うけれど、そんな無表情の仮面の下で矢口さん が苛立っている事が私にはわかった。 「おまたせ。」 梨華に向けて笑顔をつくりながら、矢口さんはテーブルの下で小さなプラスチック バッグを私によこす。 梨華には、黙っているつもり。
「ひとつ、聞いてもいい?よっすぃ達今、一体どこで暮らしてるの?」 店を出て車を停めてあるという近くの立体駐車場へ私達は向かっていた。暗い通りを 先導し、先に立って歩いていた矢口さんが視線を前に向けたまま聞いた。 うーん‥、ひとみちゃん‥? そういった感じで梨華が私を覗きこんでくる。居場所を言うか言わないか、判断を私に まかせるつもりだ。 「G教です。」 ことのほかあっさりと私が言ったので、梨華は少し驚いていた。矢口さんの表情は 影になって見えない。 「そっか。じゃあ、安全なんだね‥。警察も、入って来れない‥。」 「ハイ。」 「でも気をつけて。いろんな噂を聞く‥。テレビとかだけじゃなく、実際に、元信者 のコとか‥。うつろな目で、そのへん彷徨してるよ‥。」 「わかって、ます。」
駐車場は無人だった。暗い裏通りにそのうす緑色のライトが寒々しく際だっていた。 無音の音を辿っていると遠くでクラクションが鳴った。ぼやけている空には星がいく つか。三回建ての駐車場の天井のない最上部に、見慣れた赤い四駆はポツリと停まっ ている。 そこから私達は飛び出し、明るい方、つまり駅を目指しアクセルを踏んだ。駅で矢口 さんを降ろす為に。 本当は、 「家まで送って行きますよ?」 と、何度も誘ったのだけれど 「いいって。無事に帰らなきゃいけないんだから、遠回りなんかすんなよ。ホントなら ヤグチが送ってってあげたいぐらい。」 と、矢口さんは頑に断る。 「本当にいいんですか?ウチら平気ですよ?」 「いい。タクシーで帰る。」 矢口さんを家まで送っていってあげたかった。私の運転で。 梨華、矢口さん、ごっちん、そして自分。生きて行くうえで優先順位をつけなければ ならないのは仕方のないことだけれど、それはほんとうに辛く悲しい事だ。 「じゃ、せめて駅まででも‥。」 あくまでも笑って拒む矢口さんを私は無理矢理座席にのせた。ナンバーも、しっかり 変えられている車。けれど間違いなく私の車。
結論からいえばその外出は滞りなく終わり、私達は真希ちゃんの元へ無事帰り 着いたのだけれど、特筆すべきことがあるとすれば帰り道、検問をやっていた ことだ。 「梨華ちゃん、やべぇ!」 と、思った時には既に遅く、私達の2台先ではもう審問が始まっている。 「や、ちょっ、なにこれ?」 「怖え〜‥!」 今から逃げても逆効果。必ず捕まってしまう。 「どうしよう!?」 と、2人して青い顔でジタバタしているうちに、若いカンジの女性警官が2人、 コツコツとこちらに近寄って来る。その髪の長い方の合図に従い、私はドキドキ しながら窓を開けた。 「シートベルト、良し。お手数ですが、免許証を拝見。」 「ハイ‥、」 低いのに、どこか明く響く声に好感を覚えながらも私はぎこちない手付きで免許 をさし出す。 緊張しながら待っていると、女はいきなり笑い出した。 「ギャハハハハハ。なにこれマジ!?ちょっと来て〜〜〜!!」 そう言って、車の後ろに回っていたもうひとりの仲間を呼ぶ。 ハッとして私は顔を上げた。そう言えば‥、その写真‥。
『ヨユーよッ、むしろイケイケよッ!!』 あの時保田さんが言った通り、その普通じゃない写真は効力を発揮した。 「やべ〜、コレ。超ウケル。良くこんなん通ったねー、免許とる時。」 「ほんとー。マジブス。考えた方がいいよ〜?」 などと、その2人は口々に言いながら、結局そのまま通してくれた。 やけにほっそりとしている足。2人とも制帽で、顔がよく見えないけれど。 「行ってよし。」 私はミラーに充分気を配りながらしっかり右にウィンカーを出し、2、3度点滅 させてから、慎重に発進した。 付近に停まっていた一台の白バイ(白いスカーフをまいたそれも、どうやら女性 だったみたいだ)と、数台のミニパト、検問を構成するそれら組織の姿が完全に見 えなくなってから梨華はようやく口を開いた。 「焦ったー。本当。」 「ね。マジで。あいつらがバカで良かった‥。」 私も息を吐く。とても大きく。 「けどさー、見た?」 「何?」 「あの警官、鼻にピアス開けてたよ?いいのかね?」 「本当?でも、そう。そういわれればあの人たち、スカートやけに短くなかった?」 「うん‥。本当にいるんだね‥、ああいうの、いいのかな。公務員なのに‥。おっと。」 赤信号。車にあわせて、なぜか黙り込む私達。 やがてすぐに、青に変わった。 「まあいいよ。なんともなかったじゃん‥。」 「そうよ、ね。」
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
吉澤はクスリを使ってしまうのか・・・
クスリキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━ !!!!!
彩っぺキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
行ってよしキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
瀟洒ヨメナイ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚;)━━ !!!!!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ここでボケて! | |_________| ∧∧ || ( ゚д゚)|| / づΦ
保
禅っ
と
萌え男もっと早く更新しろな いいかげん切れんぞ?
>>170 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ここで切れて ! |
|_________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | もっと切れて ! | |_________| ∧∧ || ( ゚д゚)|| / づΦ
ハアァゲンダアアアァアァァァァッツ!!
>>170 ネタだよな?
マジだとしたらすみやかに消えてくれ
正直166は意味がわからない保全
>>177 瀟洒ってのは矢口の婚約者のことだろ?
ってことで=KATSUといいたいんだろ。
瀟洒の意味がわからないってんなら、「しょうしゃ」で辞書引け。
瀟洒=ショウシャ=KATSU=勝つ
2004年くらいまで続けてほしい。
181 :
有馬 :02/03/03 18:56 ID:nHFgVHK9
いいね〜、萌え男さんがんばってくれ!
保
田
写
楽
186 :
名無し :02/03/05 02:42 ID:3NM3Kryd
太
郎
師
今週、更新できません。すみません。 次回は土曜か日曜になります。 すみませんでした。
190 :
kkk :02/03/06 02:03 ID:19pTzfnw
なんてこったい、、、
191 :
有馬 :02/03/06 17:31 ID:j4rYlt3B
>>189 気にするなって!それでも俺は楽しみに待つぞ!
保
田
記
者
会
転
木
投
打
者
的
当
保田記者会転木投打者的当 ・・・・・どういう意味だ?
保田 記者会 転 木 投 打者 的 当 単語で区切ってみた 意味不明
保田 記(念日) 記者会(見) 「回」転 「天」気 てき投{とー} 投(手)→(連想)→打者→的中→的当(まとあて) ではないかと。
保田記念日に保田が記者会見で人生の転機(木)について語り(脱退?結婚?) それが大当たりな話題になるという意味だろう
保
田
が
212 :
名無し :02/03/12 13:18 ID:2p7G4nGM
更新ぷりーじゅ♪
前略、おふくろ様(と、お父さんと弟達2人。) 元気ですか。きっと、急にいなくなった私の事、とても心配しているでしょう。 けれど心配しないで下さい。私は姉と2人(----アッと、お母さんに対して こういう言い方していいのかな、)、元気にやっています。これからもできる 限り梨華を助け、2人して行けるところまで頑張るつもりです。 そんなことより、あの土手を覚えていますか?そうだよ、家の近くの。家族 みんなでよく行きましたな。 私がまだ小さい頃、川はまだ結構キレイで、夏は水に入って遊んだ。秋は枯れた 芝生の土手をダンボールとか、時にはプラスチックのそりで滑ったりして。 春はセリやヨモギをつんで、草餅や炊き込みご飯にして食べたね。あの冬の、 街中を騒がせた枯れ草の大火事、じつはあれが、たき火をしようとした私と 弟達の仕業だと知ったら、お母さんは怒りますか。 川に囲まれた平和な街から、私は、そして梨華も、ずいぶん遠くまで来てしまった。 もう2度と戻ることはないでしょう。 でもなにげに明日にでも捕まってしまって、もしかしたら案外すんなりと、 そこでまた暮らす日が近いうち来るのかも知れません。 わからない、わたしには。梨華を守って信念に従い、ただひたすらゆくだけです。 あの川、あの風。はっきりと覚えているんだ。幅の広い土手に架かった、大きな 鉄橋も。頭上を駆け抜けてゆく電車の轟音も。西の空に見える山脈、夕焼け。 そしてこっちがわで煌めく、小さな市街の明かりも。 お父さん、お母さん。 あの記憶を私が失うことは一生ありません。 幸福に、丈夫に育ててくれてありがとう。 そしてごめんなさい。 私は今日、薬物に手を出します。
地下の駐車場に車を停め、そのまま最上階に上がって、私達は真希ちゃんと再び 対面した。時間はだいたい、10:30頃。 真希ちゃんはさながら、広い体育館の真ん中にひとりでぽつりと座っているカンジ に、壁紙の部屋の前部にあるテレビの正面に座っていて、更にその反対側の隅では、 まだ起きている加護がうつ伏せになって雑誌を読んでいた。 「ただいま。」 「お〜、お帰り〜!!」 外出していたのはほんの2、3時間だけなのに、部屋に入る時私はなぜだか 人見知りをしてしまって、顔が少し赤くなっているのが自分でもわかった。 「よくぞご無事で〜。」 真希ちゃんは満面の笑みを浮かべ、どこか遠い国の親善大使のような口ぶりと身ぶり で私達を迎える。その笑顔が明るく眩しいので、私はやっぱり一瞬うろたえたけれど、 「おっ、あいぼん。コドモは寝ないとだめだぞ?」 なんて、向こうの加護に一言かけ、余裕を演出しながら真希ちゃんに近付いた。 正面に見えるサッシの奥には夜の暗い闇が広がり、川の向こうの高層ビルでは 避雷針が赤く点滅している。
真希ちゃんの目が赤く、まるで泣き腫らした後だということに私が気が付いた のは、梨華とともにテレビの前へ、真希ちゃんと並んで腰をかけた時だ。 「で、どうだったのよ?ちゃんと会えた?」 人なつこく覗き込んでくる真希ちゃんに、梨華と私はいろいろ答えていた。 と、真希ちゃんの頬が、いつにも増して赤い。良く見ればうっすらと涙の痕が 残っている。 「あれ、ごっちん、もしや泣いてる?」 「うーん‥、ちょっとね。あは、わかる?」 (もしかして、私達が帰って来ないと思って、心配して泣いてたのかな‥。なんて。) ありえないと私は知っていたけれど、いくらか自嘲の意を込めて、敢えてそう 思ってみた。 「どうしたの?」 いつもの生真面目な様子で聞いた梨華に真希ちゃんは、 「ちょっと〜。恥ずかしいからあんま見ないでよ〜。」 と、あくまでも明るく笑った。小脇のティッシュ箱に手をのばしてそのまま チーンとやり、それを丸めて屑篭に投げたけれども、距離があり過ぎて届か なかった。 「さてはごっちん、淋しかったんでしょう〜?ウチらがいない間〜?」 と、私は冗談めかして。 (‥わかってるけど。そんなワケ、ないって事。)
べつに何かが変わるだなんて思っているわけじゃなかった。こんなちっぽけな 私が、こんなに小さな罪悪に身を染めたところで、到底真希ちゃんを理解し、 並列な位置へ自分を導くことなど、そんなのできるはずはない。しっかりと 解っていた。 ましてや救うコトなど。 或いはそれは口実で単に私は逃げているだけなのかも知れなかった。真希ちゃん にたいしても、それに、なにげに矢口さんにたいしてだって感じるコトや言いた いコトが数え切れない程あるのに、肝心な事を言えない。と、言うより、何が 肝心な事なのか、気持ちの整理がおそろしくつかない。 2人から発せられる相当危険な信号だけは、ビリビリと敏感にキャッチできるのに。 理由もなく溢れて来るこの妄信じみた不安や焦燥を私が言葉にさえ変える事が できないのは一体何故だろう? 『彼等の為に何かをした、』 そんな免罪符が、ただ欲しいだけなのかも知れない。 梨華のように、2人を連れて逃げるわけにはいかない。
真希ちゃんと私の、一種のディスコミュニケーションは、思えば出会った時から 明確に存在していた。『私のヒーローは私に無関心でなければいけない』なんて、 あの頃は単純に考えていたけど、実際には真希ちゃんの無関心の対象はべつに私 のみではなく、そこから来るやさしさや素直さが、世の中の万物を照らしている、 そんな感じだった。 『淋しかったんでしょう〜?ウチらがいない間〜?』 と、いう、冗談めかした私の質問に真希ちゃんは笑ったり首を傾げたり、更には ふざけて「きゅ〜ん」などと言ったりして、特に何も答えなかった。別に私の方 もそれほど情熱的に聞いたわけでもないから、それなりに自分で何かを言って、 その場を流そうとしたのだけれども、すると、あいぼんが遠くから、あからさま に舌を鳴らした。 「後藤さんは、映画観て泣きまくってただけです。情報料、500まんおく円。」 ごっちんの代わりに答えてくれた。 (苛立っている声と突き刺さるような口調は、加護亜依特有の複雑な気づかいなの だと私が勝手に思うようになったのはこの頃だ。)
真希ちゃんが観ていた映画は、ちなみに、『グーニーズ』だった、そうだ。 あの話----洞窟の先に、片目の海賊の宝が眠っている話。 ハッピーエンドだし。泣くような内容かよ!? と、私は真希ちゃんに言及したけれど、梨華は 「なんだかごっちんらしい。」 と言って笑って、そして真希ちゃんも。 「でしょでしょ!?」 って。その笑顔はさっきまで泣いていたとは思えない程、健やかに、明るく。 「いや、でも結構心配してたんだよ?加護はあんなふうに言うけどさあ。」 「わかってるって。ありがとうね。」 ちょっと疲れちゃったんだ、今日は。 私達はそう言って、早めに和室に戻った。借りていた眼鏡と帽子とお金を返して。 「べつにいいよ〜、お金なんて。」 と、苦笑する真希ちゃんに微笑みながら、 りかっちは、いいよ?まだ話してても? と、私が言うと、梨華は真希ちゃんと私を見比べながら少し悩んだあげく、 結局、私と一緒に和室へ降りた。
矢口さんから渡された、ジップロック式の小さなビニール袋の中には、白くて、 正方形の形をした小さな紙片が、一枚入っていた。大きさ的には、一辺が約1cm弱、 およそ、7mm程度だと思う。画用紙みたいな厚さの紙に、成分を染み込ませた薬。 なんていうんだっけ、コレ。見た事は‥、あるんだけど‥。 壁紙の部屋を出る際、『おやすみ』と言った私達に、手を振った真希ちゃんの 笑顔を思い出しながら、手のひらの小さな紙片を私はしばらくながめていた。 梨華は洗面所に向かい、そのままお風呂にも入って来るみたい。 その隙をついて、飲む。 (私、1年くらい前なんて、バレーボール部のエースだったんだよなあ。生徒会 にも‥立候補するとかしないとか‥。そんな感じの生徒だったんだっけ。) そんな事を考えながら。 飲み方は、以前バーで見た事があるので、苦労はしなかった。小さな紙切れを 4つにさらに細かく折って、そのまま口の中に放り込むんだ。
やっぱり怖いから、お風呂はやめておいた。浴槽につかることで体内のクスリが 急激な変化を起こしたら嫌だし、それに万が一、入浴中に倒れちゃったりしたら、 皆に迷惑をかけて、目も当てられないからだ。 心境としてはなにかと複雑なのだけれど、意外と冷静だった私は、静かに布団に 横たわった。 (けっこう時間がかかるんだな‥。もっといきなり、くるもんだと思ってたけど‥。) クスリが効いてくるまでの間、目を閉じ動かずにいると、やがて梨華が帰って来た。 けれど、私がずっと目を瞑ったままだったので、梨華も隣の布団に入って、何も 言わずに眠ってしまった。 いろいろ近くで接するうちに、真希ちゃんの強さはすなわち痛覚の無さだと、私は 考えるようになった。何度もはがしたかさぶたは、最期には痛みを感じなくなる。 たとえばそういう感じじゃないかと、私は思っていた。 高速で回転する惑星みたいにはずみのつきすぎた自転を、真希ちゃん自身、どうにも できないのかも知れない。と言うか、そういう事自体、真希ちゃんは気付かないん だろう。だからこそ、カリスマなんじゃないだろうか。
しばらくしてそれはやって来た。 ずっと見上げていた天井が、まず、波を打ち出した。 ズンドコズンドコと、なんかウーハーのきつい音楽みたいに、多分、私の 鼓動に共鳴して揺れている天井の板の張り合わせの部分を、私はまるで 波乗りでもしながらあみだくじをたどるように、面白く眺めていた。 いくら眺めてもそれは飽きなかったので、波打つ天井を私はずーっと、 微笑さえ浮かべながら見張っていた(実際どれくらいの時間だったのか、 あまりはっきりと覚えていない)。 やがて胎動は部屋全体へと広がり、柱からフスマから、となりに寝ている 梨華の布団までも、よせてはかえし、よせてはかえしと、伸縮を始める。
とても自由で楽しい気分のはずなのに、私は無意識に口を閉じていて、奥歯を 何度も、きつく食いしばっていた。顎の痛みに気付いては、それを、つまりは 歯を食いしばるのを何度もやめようとするのだけれど、数分経つとすぐに忘れて、 また顎の痛みに気づく。 その繰り返し。 例えばどうだろう?真希ちゃんがカリスマ・スーパーアイドルでなく、普通の 一学生として、私の学校にいたら?矢口さんも真面目な先輩として、同じバレー ボール部にいたら? 矢口さんはちっちゃいから、マネージャーかな。面倒見もいいし、よく働くだ ろう。黒い部分もあるけれど、そこがかえって頼りになったりするかな。 ごっちんとは2人して、全国目指しちゃったりして。なんでもできそう だから、2人はチームの美少女エース!? でも悪いけど、人気NO.1の座は、そこでは渡せませんぞ! ‥その世界では、何も起きないんだ。梨華の父親も存在しない。だから殺人は 起こらない。銃と金とも無縁な生活。平凡に‥、平和に‥。
その時だった。 「ひとみちゃん、泣いてるの‥?」 暗闇の中から、梨華の声がした。もうずいぶん夜更けだったし、寝てるから、 何も気づかれていないはずだった。 「え‥、何!?あたし、泣いてる‥!?」 「うん、さっきから‥。」 手をやると、梨華の言う通り頬には涙が伝っていた。 「アレ‥?なんでだろ!?やだな‥。」 私は動揺していた。何から弁明すべきなのか、かいもく見当がつかなかった。 自分で気づいていなかったくらいだから、私の泣き声はきっとたいしたものじゃ なかったと思う。となると梨華はずっと起きていたのか。 「あ、起きてるの?」 「もしかして起こしちゃっ、た?」 などと、なんとかとりつくろうと二言三言弁解をしながら、私は梨華に背を向けて 慌てて目のあたりをこすった。けれども、咽をつく嗚咽は自分でも意外な程に しつこく、思う通りの呼吸が、なかなか戻って来ない。 電気をつけず暗いままでいるのが、せめてもの救いだ。 涙としばらく格闘していた。梨華が掠れ気味にそう言うまでは。 「矢口さんから、聞いてるの‥。『クスリ、渡した』って。」 なんだ‥。そうだったんだ‥。
「飲んだの‥?」 梨華の声に、責めている調子はなかった。それどころか静かで暖かだったので、 私の心と、肉体と、私を構成する全てのものが脱力し弛緩してゆくのを感じた。 「こっち、おいで。」 私が黙っていると、梨華は自分の布団を開けて隙間をつくってくれた。私は 逆らう事が出来ず、梨華の言う通りにした。梨華は布団に入った私を、そのまま やさしく抱きしめてくれた。 「気分は、どう‥?」 「どうって、ちょっとエッチな気分だよ。」 「真剣に聞いてるのに。‥もう、これっきりにしてよね。」 「わかってるよ‥。」 梨華の腕の中で、私はその後、泣いた。結構本格的に、大きな声をあげて。 初めっから、解ってた事だ。 真希ちゃんに、なれるワケがない。
226 :
名無詩 :02/03/13 01:03 ID:wm2uR+hj
アァ、セツナイ
227 :
:02/03/13 01:04 ID:xUP/pkAN
(∩Д`)゚。
あいかわらず読み終えるのがもったいないくらい…。
うむ
ヤバイよ・・ホント・・・切ないよ・・・
キテタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
萌え男さんは神だな (・∀・)イイ!!よぉ!!
。゜(゚´Д`゚)゜。
ホントに切ないのはこれからでしょ
235 :
お願い :02/03/13 15:57 ID:diDz23Vi
7 :4-2.7(前回の分) から見ていたのですが 1話は何処にあるのですか?教えて下さい
>235 sageろよ 新参は半(略
238 :
お願い :02/03/13 16:28 ID:Xt499apK
新参なので>>1を読んでもわかりません
涙で前が見えません
241 :
有馬 :02/03/14 13:19 ID:Ih8obVTG
吉澤だって泣きたかったんだよな・・・つらくないはずないよな・・・。 俺もこんな風に泣いた事、あるもの・・・。ぐすっ、思い出しちゃった・・・。
キエロ
この小説読んでると 今日のモーたい最終回での吉澤がなんか信じられません
保
安
倍
増
計
一文字保全を止めて悪いんだけど感想を書きたい 吉澤は寂しくなっちゃったんだね。クスリに手を出した時はまさかと思ったけど 本当につらかったんだね。歯を食いしばっていたのは本心では自分を見失いたく なかったからだろうね。クスリに対して精一杯の抵抗をしていたんだね。吉澤の 心境はそこそこ読めるけど、石川はなぜ察していたかのように吉澤を抱きしめた んだろう?石川の本心はどこにあるんだろう?
250 :
:02/03/16 23:58 ID:3r2wzFxq
>249 空気読め
251 :
名無し募集中。。。 :02/03/17 00:04 ID:91lmPmo6
>>249 そうおゆう書き込みが作品を陳腐=低俗にする
計画r丸つぶれや
第一、読み間違ってないか、それ。
哀
一文字保全は荒らしです 止めてください
謎
違
今週ももしや更新遅れる?
遅れてる
保
全
保全
保
田
268 :
:02/03/23 01:51 ID:vi0AVvXl
加護に助けられたあたりの話ってどこにあるの?
270 :
名無し :02/03/23 23:37 ID:92lnp6s7
271 :
:02/03/24 04:14 ID:lcEPUEUb
松岡
273 :
ナナシー :02/03/25 03:17 ID:OsL19+7Q
萌え男。様・・ 更新、心から待ってます! 必ず最後まで書いて下さいね! 更新が、一日でも早くされる日をお待ちしております。
>>249 の心境はそこそこ読めるけど、
>>250-
>>253 はなぜ察していたかのように>249を晒した
んだろう?>250->253の本心はどこにあるんだろう?
「一字保全で文章作るの楽しかったのに」
276
保
安
新
井
282 :
:02/03/27 03:37 ID:JYc8UDIk
注
は
加
護
大
臣
鎌
倉
山
崎
邦
正
スレよごしスマソ 1行保全の意味わかっていない房ども。いい加減ヤメレ ホントは保全リミットたっぷり残ってこんなこと書きたくないがムカつくわ、マジで 今は1日ほっといても消えんから無意味に書くな。以上
295 :
:02/03/28 23:36 ID:43e+m88R
>294 言葉は悪いが同意
できない
とまんないんです
>>294 これが羊の現状だな…、狩に避難する作者が増えるわけだ。
萌え男。は、どっかの作者と違ってこのくらいの事気にしないだろうけど、
ほどほどにしとけよ<一文字厨
長文ウザイ
300 :
名無し :02/03/29 14:17 ID:lRcQHvnf
わざわざ小説スレで、羊の現状とか言っちゃってるキモイ自治厨消えて。
名作スレで煽るな荒らすな喧嘩すんな
保
氏ねば
305 :
:02/03/30 23:19 ID:zKFvXpQJ
作者以外の1行以上の書き込みウザい。一文字がまだまし。
4月になりますた。
待
∧__∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ☣ฺ_ゝ☣ฺ) < シ ア タ ー ! /, / \ (n9 、゙ーsっ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / 〈 / ,へ、 ヽ / / `> ) / / ( '、 (___) ヾ、__)
310 :
:02/04/02 15:10 ID:V4B5Q7QL
ゼンーホ
( ^▽^)ホゼ美
春休みも終わるのぉ…
シラネ
保全
保全
保
萌え男。です。 しばらく放置してしまいましたことをまずお詫び致します。 すみませんでした。 うざいかもしれないのですが、自分の事を少し話したいと思います。 僕は、この春就職しました。 もともと長過ぎるこの話に自分ながら辟易していた事実もあるのですが、 それ以上に、仕事が忙しく続きを書く時間が全く取れない、という状況に 置かれています。 今までのように定期的に書いてゆくことが、(定期的でない事も過去に 何度もありましたが、)非常に困難になりました。 よって、ひとまず休載というかたちを考えています。 ですが、やめません。 3年近く書き続けて来ましたが、その間に、この話が自分の生活の一部 になっていました。恥ずかしながらモーニング娘。のパロディ小説ごときが! あまりにもシアターの事しか考えない日々がしばらく続いていたので 正直倦怠感が生まれていましたが、実際、他にやらなければならないこと ができてしまうと、改めて自分のこの小説への執着というか、執念というか、 もはや怨念みたいなモノが沸き上がって来ます。また、なんというか新生活の せいで風穴がひとつとおった感じで、新たな意欲なども、勝手ですが、再び 湧いて来るのです。 そこで、筆はしばらく置きますが、羊よりもゆっくりしたペースで書ける狩板、 またはサザエオールスターズさんのM-Seekで書かせて貰おうと考えている次第 です。愛着はありますが保全していただく必要のある羊よりも、皆さんの手を 煩わせず済むと思うのです。 それについて皆さんはどう思いますか? 一刻も早く続きが書けるように頑張ります。 が、今のところ見通しが全くつきません。 それでもどうか、どうか最期までつき合ってくれませんか? お願いします。お願いいたします。
いつまででも待てますよ。 もちろん最期まで付き合います。
いつも楽しませていただいてありがとうございます。 個人的な意見で僭越ながら書かせていだだきます。 確かに今の荒れ果てている羊で書くより、狩やseekで書く方が 作者や読者のためにはいいのかもしれませんね。 ただ、「シアター」は2chモー板の看板小説であると思っていますから 正直、余所に移られるのは寂しい気もします。 とはいえ、それを無理にとは言うつもりは毛頭ありません。 萌え男。さんの「シアター」にたいする真摯な思いがある限り どこへ移られようと完結するまでずっと読み続けていきますので これからもよろしくお願いします。
ここで続けて欲しいが、 作者がどこに逝くのも自由だと思う。 『進むしかもう‥、ないよねウチら。』 この作品で一番好きな台詞だ。 頑張れ。最期までつき合わせてもらう。
325 :
:02/04/08 03:28 ID:401Mo6EH
4126などのスレを見てると狩はやめたほうがいいかも。 読者の質を問題にして板を変えるわけじゃないから、 余計なお世話かもしれないけど・・ 自分のペースでがんがれ 待ってるぞ
もちろん最後までつき合わさせていただきます。 ここでみんなが保全を続けることが萌え男さんへの プレッシャーになる気がするので、私は狩、seekに賛成です。 まったりとお待ちしてますので、お仕事頑張ってください。
>325に同意。狩はやめた方がいい
狩で何があったの? 詳細キボン
名作集に来て♪
むしろ名作集にシアター専用板を(ry
どこに移動しても完結するまで付き合わせていただきます。 ですが、ここで続けてほしいと言うのも本心です。 保全はします。 現在、保全は1週間に1回くらい(圧縮直前に)でも大丈夫なので、 それほど手間にはならないと思います。 保全行為が萌え男。さんを圧迫するなら、移転も止むを得ないですが。
やっぱ、専用板が一番いいと思うなあ。 サザエさんに頼んでみたら出来るのだろうか?
>328 4126のスレが荒れてるだけ。 つーか狩の読者の質がいいとは言わないけど、羊の読者もどうなのよ? 保田圭2011、魔鬼なつみなど・・・ ガキが多くて年齢層が低く、ネタに本気になるマジヲタで溢れ返ってる羊の方が よっぽどたちが悪いと思うけど。
>>332 現在、名作集は有志たちのカンパで運営されてるから、それなりに出資すれば専用板作ってくれるんじゃない?
>>333 やっぱり名作集しかないな。
厨房率はかなり低いしね。
結局の所、 読者というか、まとわり付いているアホどもが作者のやる気を 無くさしている様ですね。 4126て言うのが何なのか解りませんが、狩板、seekどちらに行くにしても 読者が、ここと同じ乗りでの書き込みは控えた方が良いと思いますが・・。 どちらも、保全の必要は無いんですから。 後は、萌え男。さんが、ゆっくり書けるところを選択すれば良いんだから
ここで、seekに専用板だの、 出資しているんだから作ってくれるだの言ってる人居るけど 何言っているんだか・・・。 seekが好きだから援助したんであって、意見を言う為にお金出したんじゃない。 あくまでseekはサザエの個人HPであるんだからごちゃごちゃ言う気はないし いっちゃいけないと思う。
337 :
名無し募集中。。。 :02/04/08 17:33 ID:NoiNcssX
>>335 >>336 何でいきなり切れてんのかわからないんで、放置させてもらいます。
>萌え男。
いっとくが、俺は遅い更新だろうが全く気にならない。
単純に面白いから。間が開いても印象が褪せないから。
保全レスだって息をするように出来る。
こういう読者はきっと俺だけじゃない。
何が言いたいかというと、要は
気軽に休んで気軽に帰って来い。どこにでもいいから。って事。
>>337 同意。
ここのスレで喧嘩まがいの発言はやめろ。
>>337 上げんな糞。同意はしてやっから。
他のスレちょっとだけ上げてきた。迷惑ゴメン。
上がってんの見てビクーリ。
>>337 見てマターリ。
>萌え男。
手を煩わすって。
煩わしくなんてないですよ。
とりあえずご苦労様です。大変だろうけど頑張ってね。
鳩(ずるい女)板も候補に入れてはどうかな? 現状では人がいないから保全頻度が長くていいし、厨が気まぐれに立ち寄る機会も少ない。 本家2chとしての、専用ブラウザへの対応や過去ログ保存状況も従来と同じだし。
飼育はかちゅ等で見れないから嫌なんだよなぁ。 まぁどこへ行くにも作者の自由だけど。 個人的には狩でお願いしたい。
俺も狩希望かな。 狩板の廚ちゃんは基本的には羊の廚のような気がするし。 鳩は行かない嫌かな。
>>342-343 ここは自分の意見を書くスレじゃないし、議論するスレでもない。
何なら形だけでもいいから萌え男。に対するレスしてくれ。
荒れるのはヤだからこん位にしとく。
一応萌え男。に対するレスなんだけどな
>344 >そこで、筆はしばらく置きますが、羊よりもゆっくりしたペースで書ける狩板、 またはサザエオールスターズさんのM-Seekで書かせて貰おうと考えている次第 です。愛着はありますが保全していただく必要のある羊よりも、皆さんの手を 煩わせず済むと思うのです。 それについて皆さんはどう思いますか? ってことだからいいんでない?荒れるようなレスでも無いし。
347 :
344 :02/04/08 22:58 ID:C3hdayHf
どこどこは嫌、みたいな書き方は良くないでしょ。
厨とかそういうのも。
>>335-336 みたいの来るからさ。
>347 そだね。スマソ
完結さえしてくれればどこで何年かかってもかまわないんで 決まったらちゃんと教えてください
小説人気投票でもわかるけど「シアター」は第三位の人気作品であり、 読者は必ず完結させてほしいと思っている(俺の主観なんですが)はずなので、 狩でも飼育でも、どんなに遅い更新でも続けてほしいです。 本当に「シアター」は娘。小説の代表的な小説だと思います。 更新いつまでも待っています。
言い忘れてたが就職おめ(略
352 :
:02/04/09 09:44 ID:BejpoZrD
ご就職おめでとうございます。 最初の半年は結構大事だと思うので本業へ集中されていいと思います。 更新についてはあまりシビアに考えなくていいと思いますよ。 なるようになるでしょ。( ´ー`)y-~~
正直、続きが読めればどこでもいい。 でもモ板はイヤだな。保全厨がウザイし、学校が長期休みに入るとアホな厨房が来るしね。 就職オメコ
まあ社会人の比率が異常に高い(狩)でヲサーンの仲間入りってのもいいけどな(w
どこだっていいと思う。他の多くの人と同じくシアターが生活の一部ってくらい大好きだから 萌え男。の好きなペース、場所でやれば良いんじゃない? 飼育に来たときは色だけ教えてくれればいいよ、なんていってみたり(w
356 :
:02/04/09 17:26 ID:Nq49qDl3
また休載するの? 娘が解散する前までには書き終えてね
このスレどうするの? 感想言うスレにしていいの?それとも保全続けるの?
レスいっぱい付いてたから更新かと思った。 どこかにスレ立てたらちゃんと誘導してくれ。 それまで保全するから。
∧__∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ☣ฺ_ゝ☣ฺ) < シ ア タ ー ? /, / \ (n9 、゙ーsっ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / 〈 / ,へ、 ヽ / / `> ) / / ( '、 (___) ヾ、__)
360 :
名無しさん :02/04/10 06:05 ID:eyJc/9uC
Founder and leader of the Nazi Party, Reich Chancellor and guiding spirit of the Third Reich from 1933 to 1945, Head of State and Supreme Commander of the Armed Forces, Adolf Hitler was born in Braunau am Inn, Austria, on 20 April 1889. The son of a fifty-two-year-old Austrian customs official, Alois Schickelgruber Hitler, and his third wife, a young peasant girl, Klara Poelzl, both from the backwoods of lower Austria, the young Hitler was a resentful, discontented child. Moody, lazy, of unstable temperament, he was deeply hostile towards his strict, authoritarian father and strongly attached to his indulgent, hard-working mother, whose death from cancer in December 1908 was a shattering blow to the adolescent Hitler.
>>360 ∋8ノハ8∈ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___ (´D` ) //| < ふぁいなるあんさー?
<──<\⊂ へ ∩)//||| \_________
\. \,>'(_)i'''i~~,,,,/
 ̄|| ̄(_) ̄~||~ ̄
362 :
名無しさん :02/04/10 09:18 ID:eyJc/9uC
This discussion is like one of those birthday candles , no matter how many times you blow on it it does not go out. This however is my final answer there will be no more. You are determined to show that Ron Greer deserved what he got, in other words he had it coming and all actions against him were justified. I was intrigued with your references and your reliance upon them. I have seen many references to articles on Hillary Clinton but I would never justify publishing them. The reference to Ron Greer calling the mob that attacked his church and his house Nazis was significant. Perhaps a little history is in order. One of the momentous days in pre-war Germany was Crystal Night. Nazi mobs roamed the cities attacking synagogues and Jewish owned stores. So much glass was broken that the moonlight reflecting off of the piles gave the impression that they were piles of crystal. Ron Greer's Church was trashed by a mob and windows broken. He probably used the analogy likening the destruction to his church to the nazi destruction on Crystal Night. Was it a good analogy? I do not know. Would I have used it? I do not know, probably not. Ron Greer saw the life he had worked on for 18 years taken from him and I have no doubt he lashed out in anger. Did he have it coming? I do not know. Did he and his family deserve what happened to them? I do not think so. Lloyd your tenacity dedicdated to proving Ron Greer get what was coming to him proves my point. Why did I take up the case of Ron Greer, when it was obviuously not a politically correct cause. Many years ago I was assigned to work on a project in Alabama. It was my first exposure to the South and it's people. A woman named Violet Luotzo, I hope I have spelt her name correctly, left her family and came down south to help register black voters. Her head was blown off by a shotgun blast beacause she had a black man in her car. I was apalled but that was nothing to what happened next. The responses that I heard from supposedly good Christians were incredible. She should have stayed in Detroit and looked after her family. She should not have meddled in our affairs. She had it coming and so on. I had never in my life heard the taking of a human life so trivialised but it made me determined to stand up and make my case no matter how unpopular. "Abhor the Sin But Love the Sinner", is part of our faith. Ron Greer believed that and so do I and many Episcopalians. We are told to love our neighbors not just the good guys. I can understand how this situation spiraled out of control but we must always remember who we are, Christians,Followers of Jesus Christ. That Lloyd is my final answer.
>>360 ナチ・パーティーの創立者およびリーダー、1933年から1945年までの
第三帝国のライヒ・チャンセラーおよびガイドする精神、軍隊の国家元
首および最高の指揮者、アドルフ・ヒトラーはBraunauの中で生まれま
した、1889年4月20日に宿屋(オーストリア)です。52歳のオーストリアの
税関吏、Alois Schickelgruberヒットラーおよび彼の3番めの妻の息子、
若い農夫少女(Klara Poelzl)、両方、未開拓森林地から、より低くオース
トリア、若いヒットラーは憤慨して不満だった子供でした。ムーディ、怠惰、
不安定な気質に、彼は、厳密な権威主義の父親に深く敵対しており、
彼の寛大な勤勉な母親(1908年12月?フ癌によるその死は粉砕だった)に
強く愛情を持っていました、思春期のヒットラーに吹きます。
>>362 それの上でそれを吹く多くの回がどれほど外に出なくても、この議論は、
それらの誕生日ろうそくのうちの1つに似ています。しかしながら、これは
私の最終的な答えです、そこに、もうないでしょう。ロン・グリーアが、彼が
得たものに相当したことを示そうと決心しています。言いかえれば、彼は
来て、それを持っていました。また、彼に対するアクションがすべて正当
化されました。私は、あなたの参照およびそれらに対するあなたの信頼に
好奇心をそそられました。私は、ヒラリー・クリントンの記事への多くの言及
を見ました。しかし、私はそれらを公表することを正当化しないでしょう。
彼の教会および彼の家ナチ党を攻撃した暴徒に電話する、ロン・グリー
アへの言及は重要でした。恐らく、少し、歴史は整っています。前戦争
ドイツの重要な時期のうちの1つは水晶の夜でした。ナチの暴徒は、シナ
ゴーグおよびユダヤ人の所有された店を攻撃する都市を歩き回りました。
非常に、痔疾を離れて反射する月光が、それらがたくさんの水晶だった
という印象を与えたグラスは壊れていました。ロン・グリーアの教会は暴
徒および割れたウィンドウによって破壊されました。彼は、水晶夜に破壊
をナチ破壊への彼の教会にたとえる類似を恐らく使用しました。それは
よい類似でしたか。私は知りません。私はそれを使用しているでしょうか。
私は恐らく知りません、ない。ロン・グリーアは、彼から連れて行かれて、
彼が18年間取り組んでいた生活を見ました。また、私は、彼が怒りの中で
むち打った疑問を抱きません。彼は来て、それを持っていましたか。
私は知りません。彼および家族は、それらに起こったことに相当しました
か。私はそのように思いません。ロイド、ロン・グリーアの証明にdedicdated
されたあなたの固執、あったものを来るとする、tohimは私のポイントを
証明します。それがobviuouslyに政治上正確な原因ではなかった時、
なぜ私はロン・グリーアの場合を取り上げましたか。何年も前に、私は
アラバマでプロジェクトに作用するために割り当てられました。それは
南部に私の最初のさらされている状態でした。また、それは人々です。
ヴァイオレットLuotzoと命名される女性ゆえ、私は、彼女の名前を正確に
綴っており彼女の家族を残し、黒人投票者を登録することを支援するため
に南を下って来たことを望みます。彼女の頭は、彼女が持っていた散弾
銃突風beacauseによって離れて膨れていました、彼女の自動車中の黒人人。
私はapalledだが次に起こったことにwasnothingするそれでした。
私が恐らくよいクリスチャンから聞いたレスポンスは法外でした。
彼女はデトロイトにとどまるべきであり、彼女の家族を世話しました。
彼女は私たちの事務に干渉してはなりませんでした。彼女はそれを来るしました、
など。私はしていませんでした、生活で、人命の魅力のあるものをそのように聞いた、
陳腐になられた、しかし、それは私になりました、立ち私の擁護をすることを決定した、
どれほど、不人気。「シンを憎悪しますが、その罪人を愛してください」は
私たちの信頼の一部です。ロン・グリーアは次のことを信じました、1つのd、
したがって、行う、私および多くの監督派教会員。私たちは、隣人を愛する
ように命じられます、ない、単なるよいガイ。私は、この状況がどのように
コントロールできずに螺旋状になったか理解することができます、しかし、
私たちは、誰か常に思い出さなければなりません、クリスチャン(イエス・キリストの追随者)。
ロイドは私の最終的な答えです。
これだもんなあ。羊はだめか
どこも厨房だらけ、完璧な所なんてないよ。
たくさんの人に読んでもらえるようなところがいい。
>>367 じゃあ、2chしかないよ。
狩なんて信じられないほど人いないぞ。
>>368 同意。
でも厨房に読まれてスレを荒らされるのは勘弁。
狩には厨房少ないんだっけ?
>>369 人がいないんだよ、人が。たぶん今ごろ8人くらい。
オレは狩住人では無いのだけれども、M-SEEKを外部から語るスレとか 見ると結構人いそうだけど。
ここでいいじゃん
373 :
ななし :02/04/11 04:17 ID:ekqXHSWb
どうせ萌え男はここに戻ってこないんだろ? このスレはもう落としちゃっていいんじゃない?
374 :
:02/04/11 07:00 ID:3RWFT1+L
ここ落とすと移転先の告知はどこでするんだよ
何より萌え男が今まで非社会人だったってのが驚きだ。 萌え男はプロ目指さないの? プロでもここまで文章で人の心を引き込める人って、なかなかいないと思う。 なんか普通に就職してしまうのがもったいない気が。。 何て、余計なお世話でした。 小説のほう、出来上がっていなくてもいいから たまには雑談でもいいから顔出しなよ>萌え男 ここはあなたのスレなんだから。
377 :
:02/04/11 10:34 ID:feXToMp7
厨房は自分がそれであると気づかないところが特徴 あと、雑談は止めろカス
ホントに羊の厨房率は高いな・・・
>>377 カスだとか言ってる時点で自分が厨房だと気づかないかね。
>>375 同意。
だけどスレがこんな状態じゃ書き込みたくもなくなるかも。
狩はだめかもしれんね
382 :
し :02/04/12 19:21 ID:j4kY3hKl
いっそのこと狼でやれば?
383 :
:02/04/12 19:55 ID:H/gZ8N2q
nandeyanen
>>382 下がりきる前に荒らし尽くされるがな(w
意表をついて創作文芸板で書くってのは?
そもそも文学青年とはなにか、である。いや二万人にとって文学 とはなにか、と問い直してもよい。なぜ、東京である必要があった か、これも重要な問いだろう。釣り師二十万人はひとつの冗談だが、 とりあえずたいした目的意識もなく向学心に燃えたわけでもなく使 命感もなく上京し、そして余計者になった青年が二万人いた。そう 解釈するしかない。だがその余計者には奇妙な自意識があった。世 間の日常性から隔絶されていっそうみじめであり、同時に不安定な がらどこにも属さず隠遁者の身分でいっぱしの批評もできる。 彼らは貧しい自分を観察した。その姿を描いた。世間を観察した。 そのありさまを描いた。だがその世間はあくまでも自分を定点とし て眺めた局所的体験に過ぎなかった。多くは文学というよりはエッ セイであった。日記の延長でもあった。したがってつねに主人公は 私であり、私小説とでも呼ぶほかはない。作者と読者は同じグルー プないしは近接したグループをなしていた。ときに作者でありなが ら読者であり、読者でありながら作者でもある閉じた循環構造のな かにいた。
ちなみに、その頃シコシコ書いてた2万人の文学青年らは 影も形もなく消え去り、ただ太宰治や檀一雄や坂口安吾ら ごくごく少数の才能ある者だけが、作家として名を成した。 21世紀も同じことだよ。 いくら背比べしたって団栗は団栗、早目に夢からさめて まっとうな道を模索した方がいい、ということだろうな。。
デビュー前のアマチュアや、せいぜい1作か2作を出した程度で舞い上がっている馬鹿なド新人は、ヒット作には欠点がないと思っている。欠点のない作品などは存在しない。 特に、新人のデビュー作でメガ・ヒットというのは、あくまでも結果論に過ぎない。編集部は新人をデビューさせる場合、ヒット作にして売れっ子として文壇に定着させようと目論む。その内で実際にヒットに結び付くのは100作に1作程度の、極めて低確率なのだ。 だから編集部は、新人のデビュー作には、色々とイチャモンを付ける。自分の経験の範囲内で、どうにかヒット作に仕上げようと色々と工夫を凝らし、OKを出す基準も各社まちまちになる。 それを、馬鹿なド新人が「他社では、こうです」「ヒットした*先生の作品はこうです」などと、他人の作品の長所ならともかく、欠点を持ち出してきて、自分の欠点だらけの作品を押し通そうとする。 欠点がある作品でもヒットするのは、その欠点をカバーするだけの長所があるからで、それも、実際に出してみるまでは、長所と欠点と、どっちの比重が上かは判断が付かないのだ。 ヒットした結果論を、全ての新人の作品(特に自分の)に当てはまる金科玉条のように持ち出してくる馬鹿なド新人は、消え去る以外にない。
編集さんから、お怒りのメールが入る。「原稿が売れなくてヒステリーを起こしている2チャンネルの馬鹿集団なんか相手に遊んでいないで、真面目に原稿を書きなさい」と。ごもっとも(笑)。原稿がベタ遅れに遅れているから、何とか挽回しなくては。 2チャンネルの常識は出版界の非常識、出版界の常識は2チャンネルの非常識だから、2チャンネルの連中が躍起になればなるほど原稿は売れなくなるんだよな。全く哀れな集団である。 2チャンネル族に言わせると、私ほど無能な作家はいないらしい。はははは、と大笑いする以外にない。専業作家になって私は25年になる。兼業ではない、専業だ。 森村誠一さんの説だと、毎年500人前後の新人作家がデビューして、そのほとんどは生き残らずに消滅するという。25年間だと優に1万人を超える。私が無能なら、そういう連中の能力は何と形容するのだろう? その1万人の何%が2チャンネル族になって憂さを晴らしていることやら。草野球の連中が、いくらプロ野球選手の下手くそな珍プレーを嘲笑したところで、自分がプロ選手になれるわけではない、というのは自明の真理である。
さて、2チャンネル族に言わせると、私の初版の刷り部数は5千部だそうだ。大笑いである。それでは返本ゼロでも赤字ではないか。それに、輸送時の荷傷み本は必ず出るから、返本ゼロの本などは有り得ないのだ。 もっとも、5千部は、まんざら根拠のない数字ではない。ジュニア物のデビュー新人だと、最近は、その程度しか刷ってもらえない者がいる。赤字でも構わないから、版元としては読者の反応を見たいわけで、その赤字は広告費と考えるわけだ。 で、やっぱり売れず、その5千部の1作きりで放り出される。自分の経験と照らし合わせて、この私の刷り部数も5千部と推理しているのだな。まあ、他人も自分と同一レベルだと思い込みたい哀れな心情は理解できないこともないが。 プロ作家になりたくてなれない“作家になりたや症候群”の患者が日本全体で10万人いるそうで、1度はデビューはしたが、放り出された哀れなプロ作家失格者が、この25年で1万人強。 その何割が2チャンネル族となり果てたのか知らないが、こうやって考えると2チャンネルが死屍累々たる“墓場”であることが、よーく分かる。2チャンネルの書き込みは死霊・生霊の怨嗟の叫びなんだな。 しかし、どれほどプロ作家を酷評し、口を極めて罵倒嘲笑しようが、それで引きずり降ろせて自分が代わりにプロの座に就けるわけのものでもない。まあ、そんなことは、よほどの馬鹿でない限り分かっているだろうが、だから余計に八つ当たりするんだろう。 私は、需要のない作家というレッテルも貼られている。どういうレッテルを貼ろうが構わないが、需要のない作家に〆切はない。編集さんには「あ、いつでもいいですよ。脱稿したら持ってきてください」と言われるだけで、請求もされないのだ。 需要のない作家なら、もちろん全何巻などというシリーズ作品の依頼が入るはずもない。〆切が迫って急かされることもないから、連絡不能なホームレスでも作家面をしていることは可能だ。 しかし、作家仲間から寸借詐欺を重ね、版元からも寸借詐欺し、挙げ句の果てが弁護士からも見放されてホームレスになり果てたようなヤツが、過去に出版作があるというだけで作家の肩書きが付くというのも摩訶不思議な話である。そりゃ「元作家」だろう。 私は、傑作のない作家とも言われている。まあ、2チャンネル族の鑑識眼などは節穴か、目刺しの目程度だから、何と言われようが屁でもない。作家仲間や編集さんで「**は傑作です!」と言ってくれる人間がいるのだから、2チャンネル族の悪口雑言は馬耳東風である。 何を血迷ったか、私の元弟子を詐称する2チャンネル族まで出没しているらしい。私の本当の弟子なら、メールを寄越すだろう。メールを往復させれば、弟子か否かは即座にバレるから、怖くて出せないわけだ。 もっとも、メールは来ているのかも知れない。たいていの作家が、悪質メールや脅迫メールに備えて、妙なメールは作家本人に届く前にHP管理人が削除してしまって作家の目に入らない防御システムを採っているからな。 あ、また馬鹿話を長々と書いてしまった。編集さんの「遊ぶな!」と目尻を吊り上げている顔が目に浮かぶ……。
現在、文筆専業で生活が成り立っている作家が、およそ200人と言われている。驚くべきことに、この推定人数は、松本清張さんの頃と全く変わっていないのだ。 つまり、作家が死亡したり、老衰で引退したりの“自然減”の人数を埋めるだけの新人しか育たず、生き残っていない、ということである。 毎年ドラフトで大勢の新人が入団しながら、全体の選手数は変わらないプロ野球機構の構図と全く同じと言って良い。それほどに難しい職種で、稼ぎはプロ野球選手より数段も悪い。そう承知しながら挑戦するのは、ほとんど病気、狂人である。 もちろん、私自身がそうである。私が高校時代に作家を志すと宣言した時には周囲から狂人扱いされ、家族からは猛反対された。デビューしてからも15年間、父から「早く足を洗って正業に就け」と機会あるごとに言われ続けた。言われなくなったのは、この10年である。 今になって思うのは、そのくらい狂気に取り憑かれ、書きまくることに執念を燃やす人間でなければデビューできないだろうし、デビューできても生き残れないだろう、ということである。 私の門を叩くのは確かに“作家になりたや症候群”の患者なのだが、ほとんど軽症患者ばかりで重症患者が見当たらない。すぐに治癒して正業に就いてしまいそうな患者が大多数を占める。 いや、だから良いので、もしこれが重症患者ばかりだったら、次から次にデビューして、私は自分の手でライバルを作り出し、自分で自分の首を絞める事態になるだろう。とにかく文壇の“総定員数”は決まっているのだから。 そういう文壇事情を承知している同業者の中には、私の門下から時折り作家デビューする者がいるのを見て「何て馬鹿なことをしているのだ。ケーキの大きさが決まっているのに、切り分ける人数を多くしてどうする気だ」といった趣旨のことを言ってくる人も存在する。 私の「講師の職業が成り立っている」というのは、この人の誤解である。私が小説講座の講師として貰っている謝礼は薄謝で、年間をトータルしても私が2日ないし3日で書き上げる文章の原稿料にほぼ等しい。 全く採算がとれておらず、門下生との飲食で8割方は使い果たすから、ほとんどボランティアである。 それでも教え、雑誌でノウハウを提供して、ひたすら“自分の首を絞め”続けるのは、教えるのが好きだということと、昔の自分を振り返ってみて、狂気に取り憑かれて作家への道を驀進する、その道が間違って脇の獣道に逸れて欲しくないと思うからだ。 私も当初はノウハウを知らず、随分と回り道をした。 デビューできるに充分な“狂気の量”を持っているのに、ノウハウが分からずにエネルギーを逆方向に使ってしまうのは、あまりに惜しい。これが私の正直な思いである。
そろそろダイソーの100円ミステリーの全国配本が迫ってきた。ド素人の間では、たった100円ということで、笑い話になっているようだが、それほど生易しいものじゃない。簡単に攻略できると思ったら、ダイソーに原稿を持ち込んでみることだ。 まあ、九分九厘「こんな駄作を持ってくるな!」と門前払いで追い返される。ジュニア物や“やおい”物の採用基準より、よほど厳しい。一流の版元の元編集さんがフリーになって編集を請け負っているんだから、当然だ。 220Pもある、400字詰め換算で400枚近い分量の文庫本が100円で、それも手垢なしの新刊で売り出されるのだから、文庫本を出している版元は、どこも自社の売れ行きに甚大な影響が出るんじゃないかと戦々恐々となっている。 全く、怖い物知らずのド素人の思い上がった能天気さほど滑稽なものはない。
某社から第4版、3千部の重版通知が来る。そういえば、私が時たまベストセラーに入るのを「嘘だ」とほざいた馬鹿がいた。 ベストセラーは新聞・雑誌など媒体によってデータの取り方が違うから、上位のベストセラーでない限り、かなりの差違が出る。 この未曾有の出版不況の現在、重版が掛かること自体が希有で、重版=ベストセラーと解釈しても良いほどなのだ。 現に、プロ作家で重版経験なし、という作家が、どれほどいることか。 大沢在昌氏だって、かなりの長期間「初版絶版作家」と言われていたのは有名な話。 私の重版まで嘘だと言うのなら、店頭でチェックしてみれば良い。 もっとも、私の本を置いてない場末の小さな書店ばかり回って「若桜木(霧島)なんて作家の本は見たことも聞いたこともない」などとほざくのが、2ちゃんねる(どうも平仮名に外来語は馴染まない。やっぱり片仮名にしよう)に出没する2チャンネル族だからな。 今度は、推理作家協会員の偽者まで出現したようだ。推協会員で私を知らないとは、 本物なら、そいつ自身が知られていない存在で、パーティにも出たことがないんだろう。 会報は、推協のHPを開けば部外者でも読めるから、よーく読んで推協会員のフリをすることは可能だ。本物ならメールを寄越せ、メールを。但し、本物であることを証明できる内容を書くか、私と知り合いのプロ作家を経由してくれ。偽者の相手をするほど暇ではない。
さて、また2ちゃんねるのこと。2チャンネル族は、私が毎日、2ちゃんねるを見ていると思い込んでいるらしいが、 実は私は、2ちゃんねるを見たことがないのだ(笑)。 私のファンの中に物好きな“2ちゃんねる・ウォッチャー”がいて、こんなことが書いてありましたよ、と、ご親切にも知らせてくれるのだ。 で、私は、その情報を基にしてHP日記を書いている。 だから、2ちゃんねるに関しては「ようだ」「らしい」と伝聞・推測形で書いていたのだが、気が付いただろうか? その“2ちゃんねる・ウォッチャー”が、最近は鈴木輝一郎氏ばりに「本日の2ちゃんねるは特記事項なし」と伝えてくるので、私の2チャンネル族に関するコメントも終幕を引くことになりそうである。
395 :
:02/04/13 22:34 ID:RQ301WLe
作家をなめんじゃねぇ!!ゴルァ!! ってことじゃないの?
終わった? あーよく寝た
保全。
405 :
:02/04/17 15:23 ID:yua9b19v
このスレが1000逝くまでに萌え男は帰ってくるのか?
406 :
(=゚ω゚)ノ :02/04/17 22:10 ID:/Q+2vFGb
帰ってこないに5000ブラウザクラッシャー。
ageちゃってすみません。やってもうたー。
またスレを建てる それだけだ
羊の住人 萌え男。だけについていく 今日も スレを たてる 保全 そして 荒ーされーるー
412 :
:02/04/20 00:05 ID:ZzU1Hfxc
いつ頃ぐらいに戻ってくるのか位教えてほしい
>>412 だよな いつ戻ってくるか分からないの待ってるのは辛い
414 :
名無し募集中。。。 :02/04/20 01:01 ID:mklhg8e1
なにかあったのかもよ。 リストラとか、事故とか、病気とか、自殺とか。 もしかしたら破産してパソコンがないのかも。 つーか、もういいじゃん。 読者を馬鹿にしてるよ、この状態は
415 :
:02/04/20 01:06 ID:jnnsHtXU
またされればまたされるほど 冷めるのも確か
黙って待て
好きなだけ煽れ。 好きなだけ叩け。 俺は絶対萎えない。 萌え男。はだから出来れば何も気にすることなく 自分のペースで書いて欲しい。
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- <フフフ…、アフォ供が待ってるよ…
419 :
:02/04/20 01:34 ID:14cBL+bb
普通の意見まで叩きとか煽りっていうのやめようよ。 やっぱりあんまり待たされるのもきついよね。 辞めるなら辞める。 続けるならもうちょっとくらいアクションがほしい
420 :
:02/04/20 01:35 ID:14cBL+bb
偽者?に決まってるか・・・
>萌え男。 お前がこのレスを読んでるかわからんが。 再開するまで、アクションなどいらん。 そんな暇があったら執筆に費やしてくれ。 そして、何ヶ月でも待ってるから、自分のペースでやってくれ。 急かして書いてもらったシアターなんて逆に読みたくない。
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < もっとマンセーレスくれよ。 人気投票入れてくれよ。 でなきゃうぷしないぞ。
_ '´ ヽ ♪ ! i iハル)))〉 i!iiリ゚ ー゚ノij lliif]つつ◇―ミ、 |リ!く_〉リ し'ノ -=・=- -=・=- ↓ _ '´ ヽ ♪ ! i iハル)))〉 ♪ i!iiリ゚ ヮ゚ノij lliif]つつ◇―ミ、 |リ!く_〉リ (○) (○) し'ノ ヽ|〃 ヽ|〃
425 :
:02/04/20 17:51 ID:bbZ1U8Mx
まだかな?
いや、もう更新は二度と無いって。 作者はもう飽きたんだよ。 お前ら、何期待して待ってんだよ。
つーか、お前ら萌え男。が自演好きだと言うことを忘れるな
ほぜ
429 :
ななし :02/04/21 18:47 ID:MwYurIHV
ほんとに戻ってくるのか?
保
全
マターリ待つよ
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < フフフ…、放置だよ。放置…
今の状況は読者を馬鹿にしてるとしか思えない まあ、待つしかないんだけど
保
義務じゃないんだし 萌えの好きなようにやるでいいんじゃないの?
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < フフフ…、毎日チェックしてるよ… たまに名無しでカキコしてるよ…
今日久し振りに初めから読み返してみました。 いつまでも待とうと思いました。
442 :
:02/04/27 21:53 ID:jvcGrNk7
あげる
あんなトコで切れちゃってると待つしかなわな マターリ待と
444 :
あん :02/04/28 06:13 ID:ID2ciaDL
早く戻ってこいよ
>>422 ,434,440
が本物かも知れないと思い始めているのは
きっと漏れだけではないはず。
>>445 そして本物だったとしてもいいや、というか
むしろ面白いかも、なんて思ってるのも漏れだけじゃないはず。
本物でしょ 萌え男はよくこういう事やるよ
溜息のでるような小説 鮮やかにも程がある
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < フフフ…。お前ら、い
450 :
名無し :02/05/01 02:54 ID:Toxjm6kl
「お前ら、い」って何? オレらは試されてんのか?
もう、このスレはいらねぇんじゃねぇの? ログを保存したい奴は保存しただろ? 飼育でも狩でも再開したら総合で告知すればいい事だし。
それでも保全。
453 :
名無し募集中。。。 :02/05/02 00:58 ID:/XhZSNP8
削除依頼だしとくわ
保全=愛
456 :
:02/05/03 20:16 ID:H1L1sUtu
ほぜ
457 :
名無し :02/05/04 00:53 ID:7HOQZplr
保全
保全
( ^▽^)ホゼ美
保
保全
463 :
昔の名無しで出ています :02/05/08 00:36 ID:9tj5KRkz
昔の名無しで出ています
464 :
:02/05/08 02:52 ID:RvtydWR5
萌え男はここチェックしてるのかな? みんながどんな反応してるのか見て楽しんでるって事は無いよな?
保全
466 :
名無し募集中。。。 :02/05/10 00:21 ID:XyHlCpCP
>>466 Virtualは休憩だからまだしも、
魔鬼なつみは次から飼育らしいし、
シアターもどこかに行くかもしれないし、
神崎チャムは開店休業中で再開のめども立ってないし、
羊を代表する名作がどんどん少なくなるのは寂しいね…
このスレで言うべきことではないけど。
流れるような展開で時間が経つのを忘れてた 今もまだボーっとしてる 鮮やかとしか言いようが無い
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < フフフ… まだ気付かんのか?お前ら…
興味深々じゃねーか
なんだかんだで2ヶ月待ってるんだな まだかなぁ
472 :
名無し募集中。。。 :02/05/12 00:56 ID:zi1Q26NJ
ゲラゲラゲラ
473 :
:02/05/12 00:59 ID:X6MmLZf1
有害(キチガイ)スレに認定
かつての名作スレが厨房の巣窟になっていく様は見てられない。 これ以上シアターのイメージを台無しにされない内に、削除依頼出してきます。
>>474 もう出した後?もうちょっと待ってくれないかな。
このスレが消えると萌え男。とのラインがなくなってしまう。
どこかで再開したときも小説に興味がある人しか見つけられ
ないようでは、忙しい人にとって困る。
早い話、1000いくまで待ってほしい。
もう出してやがった。
狩あたりで名作探したほうがいいよ、マジで。
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人))
:::::::: -=・=- -=・=- <
>>474 (禿同
本当に厨房には困ったもんだ…
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人))
:::::::: -=・=- -=・=- < しかし、気付いたのは
>>470 だけか…
それも間違ってるし…
481 :
名無し :02/05/13 23:42 ID:lmTvIjp1
保全
>>480 お前が偽者ならば、つまんないからもうやめろ。
もしお前が本物だとしたら、救いようが無いな。
いったい何がしたいの?自分の作品を貶めて、単なる糞スレにして楽しいか?
もう帰って来なくて良いよ。2度と書かなくていい。
お前のような奴の書いた小説に一瞬でも感動した自分が恥ずかしいよ。
お前が本物かどうかなんて、俺には解き明かす技術もないし、詮索する気も無い。
ただお前に言いたいことは、偽者なら前文。本物なら後文であるということだけだ。
どこをどう見たって偽者じゃねーか。 トリップもろくに使えない厨房なんか相手にすんなって。
>>484 だな。
自分でも見事な釣られっぷりだと思う。
486 :
:02/05/16 09:04 ID:tzHr79yp
別にどんな奴が書いてても面白いもんは面白い
ここに来ている萌え男。が好きになり始めているのは漏れだけではないはず。
>>479 の本音には禿同。
488 :
:02/05/17 01:27 ID:OThprk0M
ほぜんだ
>>487 お前だけだよ。
っつうか自演ウザイ。
マジで消えてくれ。目障り。
490 :
名無し。 :02/05/17 13:16 ID:xipu+IVa
ゴールデンウィークも終わっちゃたし、社会人1年目が アクセスできる時間はもう当分こないね。 だから、夏までシアターはおあずけかな。
491 :
名無し募集中。。。 :02/05/17 21:10 ID:Mknu7i58
アフォばっかだな。ネットなんか5分もありゃ見れるだろ。 その5分の時間すらないほど忙しい人間なんかいねーよ。 名無しで書き込んでるか、反応見て楽しんでんだろ。 つまりもう書く気なんかねーんだよ。 初めて連れてってもらったキャバクラか風俗にでもハマってんだろーな。
保全
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < やれやれ… 荒らすなよな、お前ら… 黙って保全しとけばいいんだよ、ザコは。 俺様を崇め奉りながらな。フフフ…
494 :
雑魚 :02/05/19 22:38 ID:/zOzF2hV
ほぜむ
495 :
名無し募集中。。。 :02/05/20 01:31 ID:bZMXRJHf
確かにキャバとか風俗にはまったら こんなの書く気はおきなくなるな
好きにやらせろよ
うむ
豊満
hozen
幸運続き
ここのスレはネットで小説書いてる人(萌え男さんも含めて) は見てるんでしょうか?見てたらぜひ教えて欲しいことがあっ たんです。 あの、煽りとか思わないんで欲しいんですけど、ここで小説を 書いてる人はどういうモチベーションを持っているんですか? 僕みたいな人間からすると、これだけの質の高い小説なら 十分に商業ベースで出版されてもおかしくないと思うんです。 (とくにこのシアターなんかは)。まあ、萌え男さんは俺は出し 惜しみをするような尻の穴の小さい男ではない、というのかも しれませんけど。ただ、僕は下世話な人間なのでしっかりとした 媒体で出せばすごい得をすると思ったんですよ、ネット小説じゃ お金にならないだろうし。 だからこそ萌え男さんだけでなく、ここで書いている人たちに 興味がわくんですよね、僕は。どうしてこういう形で書くのか 聞きたいです。
>501 商業ベースでやるなんて、UFAが許さないでしょう。 かといって、登場人物がまったくの創作だったなら、たぶん俺は読まないと思う。
503 :
名無し :02/05/23 01:30 ID:SVTzYLqZ
うむ
ただ娘。に萌えてるから
>>501 萌え男。の「シアター」は一般人にでも5割方通用するんじゃないの?
あんまりヲタくさくないし、2chくさくもないしね。
んなとたあない。確かに上手いほうだけど、しょせんは素人だよ。 プロはこんなもんじゃない。ストーリーはともかく、文章力が、ね。
507 :
1 :02/05/24 01:55 ID:3wV7oCiz
いや、普通に面白い。 技巧だけに拘ったプロよりはね。
>>505 同性愛的なものを書いているだけでも、
一般人からすれば充分すぎるほどヲタくさいと思う。
飯田・辻編辺りまでは普通に面白いと思うけどね。
>>508 一般人が「シアター」を読んでヲタになってしまうんじゃないの?
1年ぐらい戻ってこなかったらお前等どうすんだ?
どうもしねー 一体どんな答えが欲しいんだ 保全くらい好きにさせろって
hozenn
>>509 割合の問題だな、それは。
ほとんどは受け容れられんと思う。
>>502 そっか、事務所が嫌がるって事まで萌え男さんは考えてたんですね
ただそんな事務所だと思うと、なんか鬱になってしまうな……
>>504 うん、たしかにそういうモチベーションは大きいですよね
そこで金の話なんかする僕があさましいのかもしれないけど
いろんな人に知ってもらったほうが嬉しいかなと思って
>>505 僕もそう思います。ヲタくさくないというより
文体の技術がしっかりしていますよね。
>>506 まあ、そういう部分もあるとは思いますけど。
でも個人的には、素人だからプロには勝てないというのは
なんかあんまり元気が出ないんです(笑
僕個人としてはネット小説作家さんが(例えば現在のように
出版できないかもしれないのに)娘ネタの小説を書き続ける
のは、事務所の規制(ヤな言葉だけど)とかに縛られないで、
書き続けたいという強烈なモチベーションがあるのかなと
思って、それが不思議だったんです。
ところで、ここはネット作家さん達は見ていないんですかね?
515 :
名無し :02/05/26 21:35 ID:HjjJf2CC
>514 娘。小説を書いてる人が、作品として出版したがってるってことを 前提に話してるみたいだけど、そうでもないんじゃない。 強烈なモチベーションってのはあるんだろうけど。 あと他の娘。小説書いてる人でも、シアター見てる人は沢山いるよ。 スレ汚しすいません
この小説のせいで仕事辞めたのに こんなとこで止められても困るんだけど
>>516 どういうことだ?
この小説が気になって仕事が手につかなくなって辞めたのか?
いつまで待ってればいいんでしょう
>>519 そういいながらこのスレッドをチェックしている
貴方は一体何者なのでしょうか。
さては一人占めする気ですね?
521 :
:02/05/29 01:41 ID:cYvFZX7F
保全
保全
524 :
1 :02/05/31 14:39 ID:DTHx/yEB
保全
525 :
:02/05/31 18:09 ID:r/YRs4C0
test
test
527 :
名無し :02/06/02 00:24 ID:uMYc6KJ/
保全
528 :
名無し( `.∀´) :02/06/02 00:33 ID:9+Jz/PV7
教えてくれ。なんのための保存は?
529 :
:02/06/02 00:37 ID:BoMqWIQH
シャタァー
530 :
名無し募集中。。。 :02/06/02 00:41 ID:rwfbYgUH
しょうがねぇな。 漏れがこの氏にスレ使って小説書いてやるよ。
531 :
名無し( `.∀´) :02/06/02 00:44 ID:9+Jz/PV7
532 :
名無し募集中。。。 :02/06/02 00:55 ID:rwfbYgUH
あげんなって
やめとけって。無駄に消費するだけ。 あ、俺のこのレスもか・・・逝ってくる
ちょっかいだしたくてたまんねーんだろうねぇ ほっとくのが一番。
>>536 いいんじゃねーの?どうせ復活したら次スレ立てるんだろうし。
>>530 いい加減スレ汚し馬鹿がうざいんで、ちょうどいいや。
書いてくれ。スレ汚し代表として。
多分滅茶苦茶厳しく批評されるけどな。それもそれでアリだろ?
540 :
:02/06/02 10:00 ID:iIUPv17H
541 :
( ´,_ゝ`)プッ :02/06/02 10:08 ID:mgCfyJvf
hozen
530期待保全
保全
保全
ほぜん
547 :
名無し :02/06/09 00:01 ID:9gKztFbQ
保全
548 :
ガーン!! :02/06/09 00:16 ID:a0km4B5t
・・・一瞬シアターが復活したと思って覗いちゃったよ。 あ〜ぁ、萌え男さん何してんだろ。 続き見た〜い!!
誰か萌え男の住所とか電話番号とか知らないのか?
>>550 いや、電話かけてさっさと書かせようかと思って
553 :
1 :02/06/12 08:11 ID:nnIn1+Yo
正直でいいねぇ。
>>553 萌え男か?
ここに来れるならさっさと書け
小説に限らずしっかりした文章の書ける奴って仕事ができそうだな なんか(旧メンヲタと違って)娘がすべてにならないところが気持ちいい
まだ保全してたんだな。萌え男来るまでがんがれー。 今って何時間で保全すればいいの?12時間経ったからしておくけど。
2日ぐらいは大丈夫だ
ほじぇん
559 :
萌え男。さん :02/06/16 01:13 ID:IZEFipy2
/) 、2)Y⌒ ⌒フ + ッ-i'´ ⌒フ (´ ,.-゙ー-、 ろ、 * * シ彡ノ"ミVv ) * ノノノノ"ヽヽヽミ シ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . ,l')∩ ∩ |)|ヾ ミ < ホイ♪♪ 从 ▽ ノjl| YY゙ \_____ (二二ニ⊃\ Yl"゙⌒lY | + ,ト|__/ハ i、 * ,iニiニiニユ ゙h,,) ノtYTYヾ\ /''フ''''ー<"ヽ、 /__ノ \ノヽ、 (__) ゞ__)
560 :
:02/06/16 01:23 ID:ooJmbxXf
糞スレツマンネ。(゚听)イラネ。
561 :
名無し :02/06/16 02:28 ID:b/JzMbWZ
sage
562 :
萌え男。さ〜ん :02/06/16 16:21 ID:IZEFipy2
_____ . /.-―ー-ヽ、 /☆" ̄ ゙̄ヽ/ __ .Y´ノノノ"ヽヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾcヽl(| ∩ ∩|)| < 復活待ってるよ〜♪ \ \、 ▽ ノjl| \________ `く ヾ=oノ_ブ゙i i (:) ,___| |___| .| | i| (,,ノ | 7 ノ |_l\ノ,> . | | |_ノ . (_)
563 :
乙 :02/06/16 16:25 ID:6+HJPAI2
まだ保全してたんだね。乙です。戻ってくることを願ってます。
564 :
:02/06/16 23:32 ID:QJJIXNh+
飼育で再開してんじゃん
568 :
名無し☆ちぃ :02/06/16 23:56 ID:Tja2nICZ
アゲてしまった… 申し訳ない…
桃だろ?
547 名前: sage 投稿日:02/06/17 00:08 ID:yaxGGBEa 飼育で再開してんじゃん
おかしいなあ ウチのパソコンでは鬱ってるんだけどなあ ( ´,_ゝ`)プッ
575 :
正ちゃん :02/06/17 00:58 ID:CsMnqISy
お前はドロンパか!? あーくやし。
正ちゃん お腹がすいたよ
577 :
正ちゃん :02/06/17 02:34 ID:dITXqTql
動きあったかと思ったらこれかよ… 朝から鬱だ 出勤準備するか…
580 :
だまされた・・・ :02/06/17 14:15 ID:KqZGWxEX
あぁ、シアターの続きはいずこ・・・ 作者さんは、飼育か狩で再開するとはゆっとったが。 ほんとに何処にあるんだ〜!?
581 :
ななし :02/06/17 16:02 ID:JkyKMWd/
>>530 結局、小説はどうなったの?
楽しみにしてたのに。
よ〜し、パパ530の変わりに小説書いちゃうぞ〜
581に期待
581まだ〜?
584 :
581 :02/06/19 04:07 ID:sebreE88
うげっ、レスがついてるw すいません、ここでなんて書けるわけがありません。 でも、萌え男さんも再開する時はスレ立て直すだろうし、 その連絡待ちがてらに誰かが保全小説書くのもいいんじゃないかと思ったんだけど。 保全、しか書いてないとなんか早く書けよゴルァって言ってるみたいで……
>>581 漢なら乗っ取れ
漢なら信者獲得
そして
漢なら山場で放置
586 :
名無し :02/06/19 15:35 ID:Kn3gbJ7J
俺の占いによるともう戻ってこないみたいだよ
保全
589 :
名無し募集中。。。 :02/06/23 00:04 ID:xPDksMHA
590 :
名無し募集中。。。 :02/06/23 01:23 ID:hn4cHuT9
_____ _____ _____ |書き込む|名前:| |E-mail(省略可):|sage |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∫ /) ↑ ↑ ↑ / ̄ ̄ ̄ ̄\ // /\ \ / | / つ^^ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | (・) (・) |/ テノノノ < こんな糞スレに書き込むときは (6-------◯⌒つ| r'^^´ \ メアド欄に半角で「sage」と書くのじゃ |∨ _||||||||| | ノ_____\____________ l / \_/ //| | ̄ ̄\ \ YOU!(⌒)____/ / | | | ̄ ̄| /,-r┤~.l l:l ( / | | |__| (rf .| | ヽ_ 、 Y |__|__/ / .lヽλ_八_ ,, ̄) | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 `ー┬‐-ー' ̄ | ̄
591 :
. :02/06/23 02:05 ID:suL6ms3G
>>590 そーゆーおめぇが上げんな!!
氏ねチンカス
ほぜーん
保全
この小説でモーヲタ5人増やしたよ
hozen
>>594 何も知らない奴にいきなりこの小説読ませて
ヲタになるのか?凄いな
なんか保全する奴減ってない? 何日ぐらいで落ちるんだ?
dat逝き、2日くらいは大丈夫っぽいね。 あと1日に1個、保全があればいいって 分かってるからレスも少ないんじゃない? 過剰な期待をしても萌え男がフカーツする訳でもないし。 マターリ
保
さっさとdatいかせて、しばらく経ってからまた「シアターの作者さん出てきてください」 スレでも立てたほうが早いんじゃないのか(w
601 :
名無し :02/07/03 22:10 ID:9cao5+2p
>>600 みんな保全がしたいだけなんだよ!
……いや、確かに待ってはいるけどねw
そろそろ禁断症状がぁ・・・モエヲコウリンキボンヌ
これだけ作者が来ないのに律儀に保全されてるスレってすごいな。 感心してしまった。
このスレまだあったんだ?! もうdat落ちしてると思ってたのに。 保全ガンガレ
: ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. ミ /彡 :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . ..ミ、|ミ //彡 萌え男。さんが早く帰ってきますように。 ミ.|.ミ/ ./.| :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . .|//|. [] ∧v∧ : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜ /. [] (〃゚ー゚) :::.゜。 ゜・。゜゜. . . . ┬┬┬┬┬-O∞O‐┬┬ ‐┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼ ┼┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼
安心保全
ほぜむ
小説なんかどうでもいいんだよ! 唯そこにスレがあるなら保全あるのみ
610 :
名無し :02/07/12 18:07 ID:8R1NVfI8
どうでも(・A・)イクナイ!!
611 :
名無し募集中。。。 :02/07/13 01:55 ID:qelHkzbH
あげてみる
ヴァカがageやがった
613 :
あ :02/07/13 11:34 ID:ETpNW20Q
ほぜn
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- <フフフ…
>>614 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
俺だけだろうか、密かにコイツを待ってたのは・・・
>615 たぶんそうだろ? 誰もビタイチ待ってねぇ
2ヶ月後に再開予定だってさ
まあ3月からだから、あいぼんのオソロよりはいいな
>>617 わざわざ報告しに来るぐらいなら、続き書けよ
シアターと保全がいなくなったと思って 泣きそうになった。 移転保全
621 :
名無し :02/07/16 03:50 ID:8tbwYHFD
墓前
622 :
名無し :02/07/16 23:14 ID:JH3EC6tt
このスレ、下から四つ目だ
623 :
奈々 :02/07/17 00:50 ID:4ObnfU/l
さげー
624 :
名無し。 :02/07/17 11:27 ID:CqlhFpgn
ageなくても削除されないのか?
されない
626 :
名無し募集中。。。 :02/07/17 19:25 ID:zq3jvYQz
危険!! ageとかねば!
628 :
626 :02/07/18 21:50 ID:GAJpGphG
>>627 オマエガナー
漏れがageたおかげでdat落ちは免れたようだ。
今日も危険なのでage
無知な奴め…ほぜニスト魂を知らんとみえる
最近はageないとdat落ちされるようになったのか?
別に上げてもいいと思うけどね 今更荒らす奴もいないだろ
上げてもいいけど、なぜそれで鬼の首をとったように喜ぶのかが謎
ほぜむ
保全してるのも、もう5人もいないんだろうね・・・・。
何で保全の必要があるのか分からん
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- <今日もいい時間だ… フフフ…
638 :
7氏 :02/07/20 23:34 ID:1o/pWevM
シアター初保全
2000年7月にロムり始め、2002年6月から保全参加にした 正直この保全が止まれば、どっかでシアター再開な気もする。 けど保全..ごめん萌え男。
>>637 何がいい時間なのかさっぱりわからん(w
641 :
萌え男。さ〜ん :02/07/22 01:53 ID:N2JyaVLw
早く復活して欲しい・・・ もう十分すぎるぐらい待ったよ! ここの事はもう忘れてしまったんでしょうか・・・ こんな偉大な作品を。 サビシイヨー>( T▽T(0T〜T0)<ウチラマッテルノニ・・・
実はあそこで完結していた罠
643 :
名無し募集中。。。 :02/07/22 04:21 ID:obImUAJg
俺が続き書いていい?マジで 大体どんなラストになるのか想像できるし 書いていいって言う人が多数なら続き勝手に書きます
1000まであと350はあるし、シアターと関係無いもんなら書いてもいいかもね。
でも
>>643 は氏ね
649 :
:02/07/22 21:21 ID:yuGRxWzZ
でも、このごろ暑すぎて保全魂も薄れてくるよね。
でも
>>643 は氏ね
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人))
:::::::: -=・=- -=・=- <
>>640 気付かんのか?
この素晴らしい時間を… フフフ…
>>643 ここは氏にスレだ、好きにしろ。フフフ…
651 :
あ!? :02/07/23 02:08 ID:9NqDm4JN
|
|
>>650 をお迎えに上がったべ。
\_ _________
V 凸\_________/,凸、
ノ´⌒`ヽ三三三三三三三i三.ノ´⌒`ヽ、
[二ノ´金`ヽ二]二二二二二二i仁ノ´劵`ヽニフ
,.-─┴┬┴─┐鬨鬩鬨鬩鬨鬨鬩鬨
/ //ノノノ人ヽ||L匳匳||卅||匳匯||匳||
/__ //(◕ฺ ´ー` ◕ฺ)|||丗卅丗卅丗卅丗卅丗
_,,,.-―''''"_,,,.-―''''"|コ ̄ ̄ ∪i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
i゙(}[王i王]I()0コ ―― |――─―=|――――――――――〕
|_∈口∋ ̄_l_l⌒l ノ ノ ___l⌒l_ソ
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー' `ー'
復活希望保全
( ´,_ゝ`)プッ
(゚Д゚)ハァ
保全 頼む、 おいらが生きている内に復活してくれ…
保全の邨
保全
保全
保守
もうええやん・・・空しいだけやで
シアター跡地
>>650 の再臨を待っているのは漏れだけではないはず。
ho
z
LOVE保全
hozen
668 :
名無し :02/08/05 17:23 ID:kjFTAyF3
ほぜーん
復活しないに2000チャーミー
670 :
名無し。 :02/08/06 23:36 ID:3F+nX12N
保全 時には保全職人のように・・・
正直、どうでもよくなりました。 最後の保全を 保
keep
drop it
ほ
ぜ
ん
677 :
名無し :02/08/10 02:25 ID:a8kN6PmU
だ
YO
!
萌え男帰ってくる前にこのスレ1000逝ったら、オマイラどうすんの?
そりゃあ新スレを立てるさ
Partいくつまでやんの?
いくつも何も、保全スレなんだよ?仮に再開しても続けるよ。
( ´_ゝ`) フーン
この前も保全で作者待ってたな
hozen
艶かしく保全
すげぇ。保全だけで400レス、ちょっと感動して保全。
まったーくきょーみない顔してー保全ー
690 :
名無し :02/08/16 23:05 ID:xxF/rJak
ほぜん
ほ★ぜ★ん
hozenn
保 全
694 :
:02/08/20 07:45 ID:1fy6B5pQ
ヤス
ダ
ケ
メ
コ
ゲ
ブラジャー
あれ?
ほぜん
シ
ア
タ
706 :
名無し募集中。。。 :02/08/28 23:59 ID:8QfvGYxo
萌え男が忘れてるといけないから上げてみるか
萌え男はageなくても毎日チェックしてるよ。 保全で1000までいったら続き書くと思う。
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人)) :::::::: -=・=- -=・=- < フフフ…、もちろん毎日チェックしてるよ… 一文字保全もオレの仕業だよ。 でも、1000いっても 書 か な い よ 。フフフ…
マジで?
:::(ノノノノノノノ人人ノ人人))
:::::::: -=・=- -=・=- <
>>710 フフフ…保全レスの数が1万逝ったら書いて「やっても」いいぞ…
頭の悪いお前等は一生懸命保全してればいいんだよ…。
金出すなら1話位書いてやってもいいがな…。
保全
まだ713か…
保全厨は金払って書いてもらえよ
代わりに保全してくれるなら金払ってもいいけど 保全
っていうか俺は続き書いてもらうために保全してるわけじゃないから。
717 :
名無し募集中。。。 :02/08/31 01:00 ID:qsN1cY0P
1000まで逝けばいいのか? ホントなら今日中に逝かせるぞ
小説が再開した時に、保全の邪魔すんな!と言う為だけに保全してるよ
俺は奇跡の復活を願ってるけどな
(ё)y-~~<バカばっかねぇ〜
hozen