93 :
Y・185:
松浦はまたドキドキしはじめた・・・
自分の顔の10cmも離れていないほどの距離に
吉澤の綺麗な色白の顔が近ずいてきたからだ・・
吉澤の優しげな美しい二重まぶたの瞳は
星の光が反射され・・・潤んだ光彩を放っている
吉澤が息がかかるくらいの距離まで松浦に顔を
ちかずけてそして、またしゃべりだした・・・
「・・・それは・・ねえ・・あや・・」
「・・・なーに・・お姉さま・・」」
「さっき彼方がいっているよ・・・」
「・・・?・・」
「・・あや・・さっき死んじゃうて・・言ったでしょう?」
「・・・・ごめんなさい・・」松浦がまたあやまった・・
それを、聞いた吉澤は笑いながら・・・
「・・違う・・怒ってるんじゃないの・・彼方が死んだら
どうなると思う?・・おとうさんやおかあさんや
彼方を応援しているファンのみんなとか・・
友達とか?もちろんわたしたちも・・・・
もう、あなたに会うことは2度とできなくなるんだよ?
彼方はもうどこか遠くの世界にいってしまって・・・
もう2度とあえなくなってしまうんだよ・?
好きな人に好きになってもらえなくなっても
そんな事はたいしたことじゃないんだ・・・
人間にとって一番悲しいことは、・・・・・・
それはねえ〜・・・・・・・・あ、や・・」
「・・・・・・・」
松浦が無言で、吉澤を見つめる・・
「・・それは、ねえ好きな人が、この世界から
いなくなる事なんだよ・・わかる・・・あや?」
「・・・うん・・」
返事をする松浦の眼からまた、涙がこぼれおちた・・・
>>92 恋してんのかい?
どうしたらこういういい文が書けるんだろうねえ?
95 :
Y・185:02/02/05 00:45 ID:EGWsVaLl
96 :
Y・185:02/02/05 00:50 ID:EGWsVaLl
松浦のほほから、涙がつたわり続ける・・・・
「・・・わかった・・あや・・」
吉澤が松浦のほほの涙を優しくぬぐいながらそうやさしく
つぶやく・・
「・・うん、わかった・・」
松浦がヒクヒクしながら、返事をする。
まわりを見回し、吉澤は呟いた
「ああ、そろそろ戻ろうか?すっかり遅くなっちゃったねえ〜」
そうして、おもむろに立ち上がると
思い出したかのように・・
「そうだ、あや!一緒に歌おうか・・」
「・・何・・を?お姉さま・・」
松浦が問う・・・
吉澤は松浦の手をとりたたせると
松浦の頬の涙をふいてやりながらウィンクしてこう言った・・
「・・Mr.Moonlightだよん♪♪」
97 :
Y・185:02/02/05 01:03 ID:EGWsVaLl
吉澤に手をさしだされて立ち上がった松浦は吉澤に
どうしても自分の気になっていたことを、きいてきた・・
「ねえ・・お姉さま・・?」
「なに、どうしたの?」
あやのことは嫌いじゃないんでしょう?」
「もちろんだよ・・」
吉澤が即答する・・・
「・・あと〜・・」
「うんどうしたの?」
「男より女が好きッていった事は・・ほんとう・・?」
「・・?私そんな事いったけ・・・」
吉澤が素頓狂な声を発した・・・
「えっおぼえてないの?」
「・・うん・・」
その場の雰囲気でてきとうな事をいう癖のある吉澤は
今日、松浦にいったことを本当にわすれている・・・
松浦が更に尋ねる・・
「キスしたことは?」
「ああ、それはねえ〜」
そういいながら吉澤はこう呟いた・・
「おぼれてる子供を見れば誰でも助けようとするでしょう?」
「・・?・・」
「それと、同じこと・・・」
「・・・意味がわんんないんだけど?・・」
「今度説明してあげるよ・・」
吉澤が言う。
98 :
Y・185:02/02/05 01:15 ID:EGWsVaLl
まだ、妄想は尽きないんだけどそろそろ
とりあえず終わりにするか
次のレスで・・・
99 :
Y・185:02/02/05 01:21 ID:EGWsVaLl
「それより、歌おうあや!最高のステージじゃん!」
吉澤が声をあげる・・・
「いつまでも一緒だよね〜お姉さま?」
「もちろんだよ!彼方の私への気持ちも私は大切にするよ
あやに素敵な彼ができるまで〜・・」
そういいながらニヤニヤする吉澤・・
「そんな人できないよ!」
松浦が怒り出した・・
「そんなことわかんないじゃんまぁこれからも
何か困った事があったら私に相談しな・・
知らない事以外はなんでもしってるから 」
「うん・・わかった・・」
吉澤に対する松浦の気持ちは盲目的なものから
信頼の気持ちに変わってきた・・・
もちろん吉澤が大好き気持ちは変わっていない・・
「それより歌おう・・あなたは天才だから、
マスターしてるんでしょう?全部 」
吉澤が言う
「ウン、歌おうか!」
松浦が明るく答える・・・
満天の星空をバックステージにして・・・
二人は楽しそうに
Mr.Moonlight♪♪を一緒に踊りながら
歌いだした♪♪・・・楽しそうに・・とても楽しそうに・・・