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31おーびたー1
とりあえずヤグチ小隊を惑星へ降ろす。
植民の為に開発途中の惑星である。
地殻がまだ安定していないため、砂漠と溶岩台地の比率が高い。
着地地点は広大な平野だが遠くにいくつも噴煙をあげる火山が見える。

ヤグチたちは2台のホバークラフトに分乗し開発事務所のある町へ向った。
先頭はヤグチとのの、あいぼん、兵士3名がのり、ミカ曹長以下5名の兵士が続く。
32おーびたー1:02/01/27 19:55 ID:ppoAme2A
「わくわく楽しいのれす。」
「のの、この大きなリックには何が入いってるんや?」
「おやつれす。バナナはお菓子の仲間に入らないのれす。」
「さぶっ、そのギャグ若い人には、わからへんて」
「てへてへ」

突然ののは頭上を指さした。
33おーびたー1:02/01/27 19:55 ID:ppoAme2A
「あの、上でぐるぐる飛んでいるのはなんれすか?」
「あん?とんびだな、あれは。」
ホバーを操縦していたヤグチがかぶりを振って見上げながら答える。
「とんびって何れすか?」
「とんびってのは、鳥だよ。ああやって餌を探し、みつけると一気に飛びかかってくるんだよ。」
「そやで、きっとののは栄養が良よくて旨そうやて思うとるで」
「ののは、とんびの餌ではないのれす。」
34おーびたー1:02/01/27 19:55 ID:ppoAme2A
開発事務所のある街が見えてきた。
街と言っても事務所を中心に伸びた放射状の道沿いに2階〜3階程度の
小さな建物が並んでいるだけの落ち着いた村という感じだ。
その外側を同心円状の道路がとりまいている。

う〜、待つ身はつらい。
べつにトイレを待っているわけじゃないわよ。
あ〜あたしが現地に行きたいぐらいよ。
じゅるじゅる、ズズズー。
ウィダーゼリーがもうないわよ。
35おーびたー1:02/01/27 20:00 ID:ppoAme2A
33.5

のののぽっペたがいっもの倍ぐらいふくらんだ。
彼女たちは、着陸地点から同じ「とんび」が後をつけていることに気付いていなかった。

34の先に2行ぬけました。

って読んでくださっている人いるのかな?