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27おーびたー1
惑星に接近して無線で呼びかけてもまったく反応がない。
陸戦隊を降下させるしかないか。
だれを出そう?ヤグチ隊かゴトー隊か?
今回は、状況調査が目的だし戦闘になる可能性は少ない。
ここは、速戦型のヤグチより冷静なゴトーだろう。
乱戦はヤグチに限るが腰を落つけた戦いはゴトーの方が頼りになる。
よし、艦長に意見具申しよう。

「艦長、陸戦隊出しましょう。」
「そうね、ケイちゃん。ヤグチ出して。」
28おーびたー1:02/01/26 16:37 ID:GsZ2XStY
あらま。あたしと逆の判断したよ。
もしかして、この工スパーはあたしの心を読んで逆を言っているんじゃなかろうか?
インター力ムでヤグチを呼び出す。

「ヤグチ二尉、陸戦隊降下準備。」
「おっ!オレの出番かい!オーィ!! みんなー出撃だよー。イックヨー!」
「「オー…」」

29おーびたー1:02/01/26 16:38 ID:GsZ2XStY
戦闘機隊長ヤグチはそのはつらつとした元気さとサバサバした性格それに
他人への篤い思いやリで部下からの信望は厚い。
身長145cmの小柄なヤグチがなんと大きく頼もしく見えることか。
インカムを通して戦闘機隊員の歓声が聞こえて来る。
こいつはあたしと同期だし、一尉に進級すると飛行長をさせられて自由に
飛べなくなるのはいやだって進級を拒んだぐらいの頑固者だ。
たのむぞマリっペ。
30おーびたー1:02/01/26 16:38 ID:GsZ2XStY
「陸戦隊降下準備できました。」

かん高いアニメ声がひびく。そんなに大声ださないでも聞こえるわよ。
彼女があたしの教え子で現在副官のチャーミー三尉よ。

「ヤグチきいてる?」
「あいよ、ケイちゃん」
「降下地点は開発都市の西20Kmの砂漠地帯。着陸したらホバークラフトで30分ほどね。
民間人が居るかもしれないから発砲は十分に気をつけて。状況は全く不明。
状況報告をまめにして。以上」
「はーい。ケイちゃん。いってきまーす。」