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ほぜむ
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帆ぉーっ!!!
歩。
補
ほ
ホ
ゼ
ン
ノ
コ
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ロ
ハ
ハ
第十話『出会い part2』
「なあ……ってカオリ? あかん、この子目ぇ開けて寝とるわ。ほぉら、起きや!」
「ふうわぁぁあっ。……き、急に話しかけないでよ」
「……。
大丈夫か? 全然急やないで? わかるか?
ずっと話してたのに、そっちが急に無言になったんやで?」
大きい瞳をいっそう大きく見開いた飯田先生に、呆れ顔をした中澤先生が話しかけます。
「あれ、そうだっけ?」
「アンタちょっとおかしいで。電波でも受信してたんやないの」
「電波って。宇宙人じゃないんだしやめてよ。昨晩のことを、ちょっと思い出してただけだよ」
そう言ってハハハと笑い、中澤先生の肩をバシバシ叩く飯田先生。
実にあっけらかんとした表情をしています。
「じぶんまだ酒が抜けてないんちゃうか」
飯田先生と中澤先生の、何とも噛み合わない会話が続くなか、
背後にある窓から少々焦り顔の平家先生が、ひょっこりと顔を出しました。
「裕ーちゃん、こんなとこにおったんかぁ」
「なんやみっちゃんやん。どうしてん」
それを聞いた平家先生は、少し怒った顔をします。
「どうしたもこうしたも。もう給食の時間終わってんで? クラス行かんでええの?」
「げ、マジでかっ」
慌てて腕時計に目をやる中澤先生。
時計の針は確かに、クラスを受け持つ教師が、
その教室へと向わなければならない時間をさしておりました。
「ヤバッ」
さすがの中澤先生も、ことの重大さに気付いたのでしょうか、
飯田先生の手をとり職員室へ戻ります。
「さっきC組の子も来てたで」
「もぉー、そういうのは早く言ってくれへん!?」
急かす平家先生は、何故だか逆ギレされる始末。
「ウチはこんな先輩もういやですわ」
「そうだよみっちゃん、早く言ってよね」
不機嫌そうな顔をした飯田先生にも、怒られちゃいました。
「ウチこんな後輩もいやや……」
半分以上の先生が消えた職員室で、一騒動おこしたのちに、
嵐のように過ぎ去った中澤先生と飯田先生の、次の目標は三年C組です。
「ええか、こういうのは最初が肝心やねんで。ここでなめられたら、
1年間なめられっぱなしや。中学生言うてもビシィッと挨拶したらんと」
我が身はさておいて、教師の心得を伝える中澤先生。
道すがら貼ってある『廊下は歩きましょう』の標語など、目にも入らないご様子。
「ましてやカオリはちょっと天然やからなぁ」
「カオリ天然じゃないよ」
脱兎のごとく走る二人はようやく、C組の前に立ちました。
気配を感じたのでしょう、ざわついた雰囲気も今はなく、
あとは先生を待つばかりといった感じです。
「タッパはあるんやから。毅然とした態度でな」
最後にそう言って、元気よく中澤先生は扉を開けました。
と、途端に溢れる出る生徒の不満声。
「おそーい」
「センセー何やってんの?」
「初日からこれじゃーなあ」
しかし、そんな声は聞こえてないよといった表情で、すまして教壇に向う中澤先生。
躊躇しつつ、飯田先生も続いて入室します。
「あ、新しい先生だ」
「美人じゃね?」
「うん美人だ。中澤先生の百倍は美人」
「そこっ! 立て! もっぺん言ってみい! 百倍は大袈裟や! せめて1割増しくらいにしとき!」
相変わらずの中澤先生でしたが、遅れた申し訳なさもあるのでしょう、
あまり絡む事なく、始業式当日から宿題を与える約束だけして、着席させました。
「はーいはーい騒がない騒がない。それじゃ辻、号令」
無言になる室内。
「辻ぃ、どうしたん」
クラスの視線がののちゃんへと集まります。中澤先生と飯田先生も、そちらに目を向けました。
またののちゃん自身も、これもまた一点に、視線を集中させております。
そうです、ののちゃんが凝視する先にいるのは、飯田先生です。
おかしな様子に気付いた前の席の子が、机の上に置かれた手を揺り動かし、
小声で呼びかけました。
「ののちゃん、号令だよ」
ハッと我に返ったののちゃんは、それでも飯田先生と目を合わせたまま、号令をかけました。
挨拶が済み、皆が着席したあともなお顔を伏せがちにしつつ、
ののちゃんは飯田先生を見ます。
体育館において、遠目で見ていた時には確信が持てなかったけど、
こうして間近で見た今、ののちゃんははっきりと思いました。
彼女は間違いなく、かつてののちゃんを、宇宙船と称する不思議な建造物に連れこみ、
それだけでなく、ののちゃんの自宅にまでやってきた、あの自称宇宙人です。
でも、なんで? ……ののちゃんの頭には疑問符が浮びました。
地球の環境をどうこう言っていた覚えはありますが、それが教師とどう結びつくのか。
それに、先ほど自分を見つめていた目は、既知の人間を見つめる目ではありません。
初めて見る人に対してのそれです。
一回きりの間柄とは言え、親友と呼び合ったのに、号令の際に目を向けただけで、
今はもうののちゃんの方を見ない飯田先生。
絶対また会えるって、約束したのに。
「ほなそろそろ入学式やな、静かに廊下に並んで体育館行くで」
ののちゃんの不信を他所に、式は淡々と進み、真新しい制服を着こんだ新一年生は、
緊張と期待をその顔に映し、着飾った衣装で居並ぶ父母達は、我が子を晴れがましい表情で見つめ、
窓から射し込む日の光が、午後の麗かな雰囲気を盛り立て、体育館脇を走る県道から、
ときたま車の走る音が聞こえ、やはり床へ直座りだったことに腹を立てるあさ美ちゃんが居て、
まこちゃんの可愛いボブが遠くで揺れ、何だか楽しそうなあいちゃんが時たまこちらを向き、
ニッコリと笑いかけた。
それでも、壁際に整列する飯田先生は、こちらを見るそぶりも、見せず。
>>247-286 いつもいつも^たくさん、保全していただき、
感謝だけしか僕には出来ません(っつ書けよ!)
ホントにホントにありがとうございます。
>>262 私用です、ごめんなさい。これからまた更新してきます。はい。絶対。
更新お疲れ様です。
作者さんのペースで更新していただければけっこうなのでこれからも
がんばってください。
作者さんキテタ━━( ● ´ ー ` ) ゜皿 ゜) `.∀´) ^◇^) ´ Д `) ^▽^)0^〜^) ‘д‘) ´D`)!!!
楽しみに待ってましたよ!これからも頑張って下さい!!
因みに262書いたの俺です。1ヶ月越しのレス、どーも。(笑)
保全
( ^▽^)ホゼ美 1032273058
hozen
ho
明日は祭りだ保全
あのバーナーいつまで続けるの?保全
保全
そろそろ「( ^▽^)ホゼ美」登場か?
そろそろ月に一度の交信が来る…、カモ?
♪保っき〜がーるず!
307 :
名無し募集中。。。:02/10/03 18:00 ID:CJnpu+nS
hozen
( ^▽^)ホゼ美 1033885991
保全
保Zこう。
保。
312 :
名無しさん:02/10/14 15:53 ID:JRC8t+Ip
保っ!保っ!保っ!保っ!
313 :
谷:02/10/14 16:14 ID:gAnfK5Y6
『無問題』乳貧・乳巨、穴有。
子産可能。
314 :
:02/10/14 16:56 ID:g5JtFkhA
巨穴はいやだな。
全開間違えてageてしまったので、ちょっと変な事なっちゃいましたね。
ごめんなさい。
ho
h
補選。