【小説】 ★★ 『ハロプロ』バトルロワイヤル★★

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253デッドオアアライブ
★★ 『ハロプロ』バトルロワイアル★★

福田の歩く道の両脇にあった巨木が福田めがけて倒木した。
余裕で走り抜けて避けると目の前に仲居マサヒロが立っていた。
木の根元が綺麗に切断されているのを見て
「アンタがやったのかい?」と聞く。
ニヤっと笑い仲居は左手の人差し指を福田に向けた。
何かの糸に巻かれた様に福田の袴がシュルシュルと締まる、
ツカツカと歩み寄り右のボディブローを福田に叩き込む。
「うっ・・・」崩れ落ちそうな福田の袴の上から
胸をギュっと鷲掴みにし揉みしだき
「なかなかデカイじゃないか・・・」と仲居は今度は股間に手を伸ばす。
仲居の左人差し指から伸びる見えざる極細の妖糸は
福田を縛り動きを封じた。
「くっ・・・」立ったまま身動きできない福田は
胸と股間をまさぐられ、顔が赤みを帯びてきた。
「ははは・・・感じてきた様だな・・・それでは体を
見せて貰おうか・・・」
仲居の妖糸が今度は福田の袴と下着だけを締め付け切り落とす。
「ほう、素晴らしいねぇ・・・」
福田の体は全身が火照り、汗なのかローションを塗った様に
テカテカと光り輝いていた。
コリコリと勃起した乳首を弄り、股間に伸びた指が激しく蠢く。
歯を食いしばって我慢していた福田の唇から
「うっ・・・くぅう・・あっ・・ああぁぁああ・・・!!」
たまらず喘ぎ声が漏れた。
「オマエの体は凄いな・・・全身がぬめってるぜ・・・」
ヌルヌルと滑る肌は仲居を夢中にした。
福田を押し倒し、下半身を露出して覆いかぶさる。
「いくぜ・・・」と福田の秘貝に挿入する。
ちょっと遊びで弄るだけのはずだったのだが、
福田の体がそれを許さなかった。
「あぁぁああ!!・・・い・・いいぃぃいい!!」
身動きが取れず、仲居の思うがままに翻弄される福田は
腰を自ら動かし、お腹を波打たせ仲居を喜ばせた。
「ひゃはは・・いく瞬間にオマエを切り刻むぜ・・・」
仲居の腰の動きが早くなる・・・
「・・・いいわ・・・好きにして・・・あぁああ!」
縛られていた腕の妖糸が緩むと、福田は仲居の首に腕をまわし唇を貪った。
「い・・いくぜっ!・・・最後に昇天しながら・・・死ねぇぇえええ!!」
「ああぁぁああ!・・い・・いくわ・・いっちゃうぅぅうう!!!」
瞬間、仲居の妖糸が縛っていた福田の体を切り落とす・・・
だが、ボトリと落ちたのは仲居の首だった。
喘ぎながら仲居の首に廻した腕には見えざる仲居の妖糸が握られていた。
巨木さえ切り落とす仲居の妖糸・・・
しかし国分の『脂汗』に滑り、福田は切れなかった・・・
福田の体は最初から塗っていた国分の『脂汗』で滑り光っていたのだ。
「サンキュ・・・紺野・・・」
体に塗り込め、と嫌がる福田に
強硬に自分の意見をごり押しした紺野に感謝した・・・・・

   仲居マサヒロ  死亡

254デッドオアアライブ :02/02/14 18:03 ID:4aLaE3oQ
★★ 『ハロプロ』バトルロワイアル★★

「・・・!!!・・・」戦慄が背中を抜ける・・・
まだ少し快楽の余韻が残る福田は背後から浴びせられる強烈な殺意に
体が動かない・・・・
ゆっくりと振り向くと、そこには木村タクヤがいた。
背中の日本刀の柄に手をかけ「・・・吉澤は何処だ・・・」
仲居の死体には目もくれない・・・
「・・・知らないね・・・」
福田は日本刀を握る木村の手の筋肉だけを見ていた。
ピクリとかすかに動く筋肉を見て福田は後ろに跳んだ。
「・・・な・・・!」
着地した瞬間に左足首が無いのに気付き愕然とする福田・・・・
無言の木村の手には鈍い光りを放つ長剣が握られている、
木村の放つ必殺の『燕返し』は福田の反射神経をも凌駕したのだ・・・
フワリと跳んだ木村はそのまま長剣を福田の脳天に振り下ろす、
しかし、福田は跳んでくる長剣を両手でガシっと挟んだ。
『真剣白刃取り』で掴んだ刀を合気で捻ると木村は瞬間手を離す、
捻り終わった刀の柄を再び掴みそのまま福田の心臓に長剣を突いた。
「・・・ぐ・・・」血の泡を吹き
崩れ落ちる福田は木村にしがみ付き、胸に手の平をつけ
最後の合気を叩き込んだ・・・・
ピシリと木村の胸骨にヒビをいれて福田は絶命した。
(紺野・・・アンタに逢えるかな・・・・・)
薄れる意識の中に紺野と笑顔でお喋りする自分がいた・・・・

    福田アスカ  死亡


255デッドオアアライブ :02/02/14 18:04 ID:4aLaE3oQ
★★ 『ハロプロ』バトルロワイアル★★

かすかに痛む胸を押さえる木村が振り向く、
銀に煌めくバイクが爆音と共に加速してきた。
構える木村の頭上をバイクが飛び越えた。
木村は構えたままだ、痛む胸が長剣を振り込むのを躊躇させた。
停止したバイクに乗り込む仮面がチラリとこちらを向いた。
だがエンジンをふかし、そのまま学校に向かって消えていく・・・
見覚えがあるシルエットに
「アイツも来たのか・・・・」
木村も学校に向かう。
吉澤も其処にいる・・・・
妻の仇を絶対に取る・・・
木村の目的はそれだけになった・・・・

256デッドオアアライブ :02/02/14 18:06 ID:4aLaE3oQ
★★ 『ハロプロ』バトルロワイアル★★

「福田さんが死んだよ・・・」
辻がふいに声をだした。
「えっ、分かるの?ノノ・・・」
加護が聞いた。
「うん・・・なんかね〜・・・分かるの・・・」
自分の胸を指差し
「ここにね、アサミちゃんが居る様な気がするの・・・」
他の4人も、何も言わず黙って顔を見合わせて頷く。
「飯田さん、校庭にバイクの男が来るよ・・・」
飯田は辻の頭を撫でて
「分かった、やっつけてくるね・・・」
と美術室を出た。
記憶を取り戻した娘。達は各々武器を持ち
自分達の意志で美術室に立て篭もる。
「カオリ・・・アスカの仇をとって・・・」
矢口は先ほどの飯田の戦いを見て、飯田は無敵になったと思った。
生きていたと思った福田が死んだ・・・
このプログラムの過酷さを思い出して
唇をギュっと噛み必死で涙を堪える安倍・・・
「わっ!」加護がビックリした声を出した。
「・・?・・」とする矢口と安倍に
「な・・なんでもないです・・・」と手を振る。
辻が加護に向かって口に指をあて「シーー」とする。
クスクスしだした子供達に(またか・・・?)と呆れ顔の矢口と安倍。
《すごいね〜》 《おもしろいね〜》 《みんなには内緒だよ・・・》
辻と加護は、紺野が皆の為にと辻に託した能力を使い
辻のテレパシーで楽しいお喋りしだしたのだ・・・・・