石吉後小説

sageでお願いします。
慣れないですが、宜しくお願いします。

「…だからさ、ヤダって言ってんじゃん」

「――いーじゃんか、別に」
「大体、ウチ一応彼氏いんだけど」
「アタシだって…」
「そっちは別れたもんね、もうかなり経つんじゃない？」
「………」

一番最近付き合っていた男と、後藤が別れたのは８ヶ月程前。
それから、何度となくこうやってお願いされている吉澤。
仕事が終われば、ほぼ毎日のようにトイレへ付き添って。

そのまま…後藤は、行為を要求するのだった。

いい加減にして欲しい、何度そう思ったことだろうか。

別に個人的には、後藤の事を嫌いではない。
素直に可愛いと感じるし、何となく自分に好意を
持っていることが分かっているから、吉澤はそれには
悪い気はしていなかったし、実際に気も合うのだ。

普通の友達として接するには、最高の友達。
彼氏がいる、と先ほど口にしたけれど。
その「彼氏」だって、後藤を惑わせるための虚しい嘘。
大体そんなもの、こんな忙しい毎日で出来るわけがなかった。

「大体さ、友達とかいっぱいいんでしょ？」
「…ぅ、ん…」
「そーゆうのに頼めば、いーんじゃん」

こんな事していたら、必然的に他のメンバーもそのうち気付くだろう。
後藤の場合は、半分気付いて欲しいという思いもあった。
しかし、吉澤の場合は真逆で。
メンバーに、特に石川や矢口などには気付かれたくなかったのだ。
特別な感情があるわけではない。
ただ、これから先がやりにくくなるという単純な思いだけではあるのだが。

少なからず、最近は。
後藤を、羨望の眼差しで見る新メンバー４人。
ひょっとしたら、気付かれてしまうのではないだろうか…と。

「……でも、アタシは…」
「…ん？」

段々と、顔が曇っていく後藤。
そのうちに、泣き出してしまうことだろう。いつも、そうだから。
それを見る度に、どうしてか愛しさに似たものを感じて。
吉澤は自分の中に矛盾を覚えるのだ。

「…ぅっ…ん、…ひっ、く……」
「ごっちん…」

また、泣かせてしまった。
自分の責任ではないはずなのに、なのに。どうしてか、罪悪感。
涙は純粋で無垢なものであるような気さえする。
外見とは違って、感情に素直で子供な後藤。
自分とまるで正反対。

「……ごめん」
呟いて、吉澤はその長い髪をグシャグシャと撫でてやった。
それに反応して、大きく首を振り。
そのまま、涙を溜めたままの目で上目遣いに自分を見つめる。

「ダ、メ…？」
「ん？何がダメなの？」
本当は、わかってるはずなのに。
尋ねてしまう。


「しようよぉ、……エッ、チ…」

「…昨日もしたじゃん」
「でもぉ、……」

「けど、ここじゃ…」
「ここだから！…ここで、したい」
楽屋は、隣。
スタジオは、この奥。
薄い壁を隔てて、そこには残りのメンバーがいて。
廊下にはスタッフも歩いている。

まして、いつ誰がここに入って来ようともおかしくない状況。

間違っても、トイレの個室からは絶対に声は漏れる。
特に、後藤の場合は――
必死で声を抑えようと、懸命に我慢しているもののその唇からは
悩ましげな吐息が漏れて、そのうちに理性を失い。
甲高い声で、喘ぐ。
勿論それは家でなら、まだ良い。

官能的で、自分をも興奮させてしまうその声。
自分から頼み込む癖に、なぜか恥じらうような仕草。

「…ん、はぁ……」
耐えきれなくなったのか、自分から吉澤の口内に舌を忍ばせる。
首元に腕を絡ませられては、逃れようもなかった。

「……ねぇ」
唇を離した途端に、さっきまでとは顔つきの違う後藤が…いた。
完全に「女」の表情をしている。
「…分かったから」
力なく、そう一言呟き。
半分ヤケになった気持ちで、乱暴に後藤を引き寄せて
今自分の居る、壁際へと追いやる。

「…ぁ、はぁっ……ぅ、ん…」
非常に雑なやり方だ、と思った。
衣装のシャツの下から徐に手を入れて、下着を上にずらす。
そのまま乳首を指で摘んで、転がす。
なのに、それだけでこんなにも感じる後藤が。

やっぱり、少し愛しいと感じていた。

「んっ、…んぁっ…」
「声、もーちっと抑えて」
「…ごめん、……でも…」
止まんなくて、なんて表情で。

後藤と行為をする際に、一番好きな瞬間は
彼女が果てる時だった。
ギュッと腕にしがみついて、必死で目を閉じて。
「よっすぃぃー…」
と、鼻から突き抜けたような甘い声で喘ぐ。

それを聞く度に、自分まで理性を失っているかのようだった。

とりあえずここまでです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
一応、更新後だけは上げておこうかな。意味ないか。

（･∀･）ｲｲ!
バンガッテ

（　＾▽＾）＜ブックマークしとくよ！

(　´�D｀)ﾉ 　＜なかないいれすよ。がんばってくらさい！

小説総合スレッドで更新情報掲載しても良いですか？
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000493808/

更新後もsageの方がよいと思われ。
sage保全された直後に意図的にageる人間がいたりするので
作者の本意に関係なくいつかはageられてしまいがちです。

読者を特別に欲していなければ別ですが
>>13に登録？しておけばそのスレ経由で読者は増えるはずなので。

きゅぅ、っと指が締め付けられる感触がして。
吉澤はハッと顔を上げて、後藤の表情を確認しようとした。

「…ぅ、…ふぅっ…」
「ごっちん…」
「ぁ、んはぁっ……ゃ、ぁ…っ」
もう後少し、指の動きを早めれば。
目の前の後藤は、直ぐにでも果ててしまいそうな勢いだった。
けれど。
何となく、変な意識が芽生えて。
そこでそのまま、指の動きを止めてみる。

「や、ぁっ…ん…」

途端に、今まで目を閉じていた後藤はうっすらと目を開けて
吉澤を確認しようとしている様子だった。
頬を紅潮させて、荒い息を吐いているその姿は余りに色っぽい。
「止め、ちゃ…ヤ……」
微かに呟き、吉澤の腕の肘のあたりを掴んで
そっとそのまま導かせようとする。

そして自らも、もっと感じようと腰を動かす。
「ね…ぇっ…」
「うん」
「…お願、い……」

「よっすぃ…」
「……うん」

仕方なく、もう一度指を動かそうと。
その、瞬間だった。

ーーーカチャッ、キィ…


”やばいーーー”
咄嗟にそう判断できたのは、冷静な吉澤の方。
後藤の方は、吉澤の様子でそれに気付いたのか首を傾げる。
目だけをキョロキョロと動かして。
挙動不審、とは正にこんな状態を言うのではないだろうかと。
場違いな事を考えたり、していた。

普通に考えて、ここはトイレなのだから。
誰が入ってきてもおかしくない場所で、状況である。
しかも楽屋は隣なのであって。

問題は、誰が入って来たか。

「って言うかさぁ、あたしも絶対そうだと思ったんだよねぇ」
「だよね、それっぽい雰囲気だったもんね…」
「愛ちゃんはショックだったんじゃないの〜？聞いて」
「……ううん、別に」
「ふぅん？」

高橋と、小川の声。
自分の耳が正しければ、多分この二人だ。
後藤もさすがにまずい、とでも感じたのかじっとしたままで。
動かないまま。
そしてすがるような目で、ただ吉澤を見つめて。

恐らく、果てる寸前で止められたものだから
欲求が満たされていない状態なわけである。当然、心地悪い。

「だけど、ホンットびっくりしたよね！まさか吉澤さんが石川さんと
　恋人同士なんて。女でもそんなことあるんだ、みたいな」

「しっ！まこっちゃん、誰か聞いてたらどうすんの」


……な、に…？
恋人？
あたしと、梨華ちゃんが―――？
不可解だ。
そんなこと、あるわけがない。
おかしい。

そんな思いばかりが、吉澤の心に波風を立てようと。
渦巻いて。同時に、後藤の感情にも。

何かと言えば、石川はそうだった。

冗談めかして
「私達、付き合ってるんです」
と楽屋で言いふらしてみたり。
気がついたら腕を絡ませていたり、見つめていたり。

吉澤の方も、満更ではない様子を見せたり
そうやってふざけあうことは楽しいことは楽しかったし。
別に石川の事は嫌いなんかでは決してなかった。
大切な存在。
同期で、同じ痛みを分かっている人間。
素直に信頼しているとは、まだ言い難いけれど。
それでも、仲間としての絆は他のメンバーと比べても強い方だった。

ただ、最近は少し度が過ぎているような気がする。
少しずつ、後藤との関係も気づき始めているような気配も見せるのだ。
石川は後藤のことをあまり好んでいなかった。
後藤の方は気にもしていない、という様子なのだが。

そんな矢先での、しかもこの二人の会話。

とりあえず、ここまでです。

>>13
はい、こんなので宜しければどうぞ宜しくお願いいたします。
>>14
ご忠告ありがとうございました。了解しました。
sageでいかせて頂きます。

保全

萌えるyo

age

続き待たせてね＞作者

ほぜむ

保全する

＞桜系作者。さん
小説総合スレッドで紹介＆更新情報掲載しても良いですか？
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000493808/
以前許可を頂きましたが、再確認させていただきます。

保全させて

保全させて

まさか、完結しちゃったんじゃないよね＞作者

保全させて

四位。

保全させて

保全させて

保全させて

保全させて

保全

保全させて

保全します

保全したよ

保全するね

保全のとき

age

ageたって続きは生まれない

こうなったら誰か変わりに続き書いてくれＹＯ！

123

>>44
偽者ﾊｹｰﾝ
本物はsageオンリーなのさ（ｗ

この小説は続かないの？？

続いてほしいんだけどね……

この3人がベスト3って人結構いるのかなぁ。
昔あったランキングスレではあまりいなかった気がするんだけど。

>>48
私は、この85年組みが大好きですＹＯ♪
いしよし、いしごま、よしごまのどれでも萌えるし（ｗ
とくにいしごまがお気に入りだけどね。

最近はいしごまが人気なのか？
スレも立ってるし。

負けるな、よしざわ！！

hozen

誰か続き書いて(　ﾟдﾟ)ﾎｽｨ…

圧縮切り抜け保全

保全age

「―――ねぇ、梨華ちゃんってば」
「……」
いつまでも俯いたまま、言葉を返さない石川に苛立って
思わず、吉澤は舌打ちをする。

「いい加減にしとかないと、ウチマジでキレるよ？」
「………」
ただ、沈黙。
いつの間にこんなにも身長の差が開いてしまったのだろうか。
石川を見下ろす形になる、吉澤。目の前の石川が、妙に弱々しく感じる。
そして再び、舌打ち。

「――何とか言えよっ！」
声を荒げて、吉澤がそう口にする。
同時にビクッと石川の肩が揺れ、怯えた表情をする。
「……あ、の…」
そして、ようやく口を開き。開いた瞬間に、唇からは溜息が漏れる。
消え入りそうなその甘い声が今の吉澤にとっては耳障りだった。
「何？」
幾分、先程より優しい口調でそう問い返す。

「私……」
相変わらず、石川は吉澤とは目を合わせずに
どこか焦点を合わせようと探して、目線が床を這い回っている。
「私、あんなこと言うつもりじゃなかったの」
本当は、と小さく呟く。
吉澤も今はとりあえず、「聞く」という事だけに徹していた。

「ただ、どうなんですかって何度も聞かれて…」
そのもどかしい口調が、返って吉澤の神経を逆撫でる。
「忌々しい」そんな言葉が過ぎった。
疑惑を確信へと変えて、あたかもそれが事実であるかのように。
しかも自分の意志など無視されて、相手の口から偽りの事が話された。
自分のいない場所で。他のメンバーの前で。
その石川がとった行動は、吉澤にとってはあまりにも腹立たしい事。

「そう言われたら、さ。何か、否定できなくなっ…ちゃっ、て…」
語尾が震えている。
石川の肩も、小さく震えていて。
ぱた、と涙が床へとこぼれ落ちた。
「何でそんなこと…」
「だって！」
言い終わる前に、石川の甲高い声に遮られる。
突然の石川のその大声に驚いて、吉澤はハッと目を見開いた。
「……だって、だってね…」
「だって、何？」

「否定するのも、間違ってると思ったの」

―――否定するのも、間違ってる？

石川が何を言いたがっているのか、吉澤は理解に苦しむ。
「何で否定すんのが間違ってんの？…付き合ってなんかないじゃん」
「……それは、そうだけど」
掌を擦り合わせて、唇を尖らせる。
「でもね」
そう言って、石川はふと視線を上げる。
今度は真っ直ぐに、吉澤の目を見つめていた。
その表情があまりに美しくて。思わず吉澤は、ドキッとする。

「付き合ってはいないけど、別に好き同士じゃないわけじゃないもん」
好き同士じゃないわけじゃない…？
何を言ってるんだ、この女は。
「―――じゃ、好き同士ってこと？」
「…そ」
得意げな表情で、石川がこくりと頷く。

「……何でウチの気持ちが、アンタに分かるわけ？」
「それは…」
ほら、言えないじゃん。
吉澤は即座にそう感じる。
「それは、ひとみちゃんが私を好きだから」
一瞬戸惑ったのかと思えば、直ぐに出てきたその言葉。

「――――は？」
余りに、馬鹿げている。
吉澤は呆れを通り越して、鼻で笑った。
「本気だよ、私」
その吉澤の行動に、石川は相も変わらず真っ直ぐに見つめて。
笑おうともせずに。あくまでもそれを通そうと。

「本気だよ、とか言われても――」
「じゃぁ、ひとみちゃん…私のことキライ？」
潤んだ瞳。
見上げる目線。
指通りの良い髪と、甘い声。
錯覚する。
今、目の前にいるこの女は私の―――
「キライ、なんかじゃないけど…」
「じゃぁ好き？」
「そんな好き、とか言われても。さ」
「好きか、嫌いか。私の中にはどっちか一つしかないの」
何故そうまでして言い切ることが出来るのか、吉澤は不思議だった。
いちいち確信を持ったその言葉も、自信たっぷりの表情も。

「結局人間の気持ちなんてそれ一つじゃん。間とかあり得ないよ」
「……」
「そうじゃない？」
それは、そうかもしれない。
いや。この分野は自信がない吉澤にとってはただ分からないだけかもしれない。
「って言うかさ…」
「何？」
「そりゃ、梨華ちゃんのことは好きだよ？……好き、だけど…」
「そうでしょ？…だったらそれでいいじゃない」
いつの間にか、立場が逆転したのかとさえ思うほどだった。
差すような石川の視線と、それに戸惑う吉澤。

「や、好きって言ってもそれは友達としてだよ？仲間とか、そんな感じの」
「……分かってるよ、そんなの。でもそれは今だけ。好きは好きなんだもん」
「何？」
言っていること全てが不自然だ。
石川の口にすることは理解不能で、リアクションすら出来ない。
呆れることも出来なければ、妙に真剣な表情故に茶化すことも出来ない。
「要するに、いずれは…変わるってこと」
「――待って、梨華ちゃんの言ってることウチ意味わかんない」

「今はいいよ。わからなくても」
石川は、得意の薄幸そうな弱々しい微笑みを浮かべてそう呟いた。
「そのうちに、きっと分かるから―――」

吉澤は、もう酸素が不足してしまいそうな程だった。

果てていない後藤の事を、何とか宥めて。
高橋と小川を言いくるめて。
石川を呼び出して、問い質して。

そうしたら、意味の分からないことばかりを並べられてしまう。

みんな、みんなそうなんだ―――
あたしの気持ちはいつも無視されてばかり。
一方的に好きだ、とか抱いて、とか愛してる、とか。そんなこと言われて。
一体あたしはどうすればいい？
後藤とあんな行為に溺れても良いのだろうか？
石川にあんな事を言われて、黙ったままでいていいのだろうか？

あたしは誰のことも好きになんかなれない。
増して、女同士。
話していて楽しければ、それでいいんじゃないの？
仕事する時に、何気ない話をして。帰りには時々夕食を食べに行ったり。
久しぶりの休みに暇だったら、お互いに声をかけて買い物に行って。

気軽で、気兼ねなしに付き合える関係。
ただの普通の女友達。

それ以上に一体、あたしに何を求めているんだろう―――？
どこにでもいる１６歳。
何に惹かれているのだろうか？
あたし自身は誰にも執着していないのに、どうして相手に執着される？
一方的に好き、とばかり口にされても。
返って虚しいだけ。

果てのない、旅路の始まりだった。

待っていて下さった皆さん、有り難うございます。
本日より更新を再開いたします。
髪を切った吉澤が早く見たいものです。どこかに画像ないですかね？

ｷﾀ━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━！！！！！！

ﾏｯﾀ━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━！！！！！！


帰ってきてくれてあーがと

>作者
待ってた、ほんとにｗ
戻ってきてくれてありがとう。

うわーーーーーー。あと2スレでdat落ちしそうだったんです･･･。
よかった････駄目元で保全ageしてみて･･･。本当によかった･･･。
お帰りなさい作者さん。更新楽しみにしてます。

正直、待ってた・・・

>54
圧縮は「そのスレの最終書き込み時刻」によってdat逝きか否かを判別します。
「そのスレがスレ一覧のどの位置にあるのか」とは無関係です。
（一番底にあっても保全レスさえあればdat落ちはしません）
したがってdat逝きを避けるために行う保全レスはageである必要はありません。

「遅いよ」
「―――ごめん」
「…別にいーけど」
楽屋へ戻ると、既に中には後藤一人しかいなかった。
石川はスタッフに呼ばれて、そのままだ。
とりあえずこの楽屋内に三人にならなくて良かった、と吉澤は安堵感を覚える。

「梨華ちゃん…何て？」
「…何か、よくわかんない」
「何よ、それ」
後藤からの鋭い視線。
相変わらず、読めない後藤。結局の所、彼女の素性は未だに掴めていない。
自分を蔑むような目で見たり、下手に出て諂って来たり。
「だって何か…ホントにわかんないこと言うから」
吉澤はその変化にはもう慣れたものの、やはりその鋭い目で見つめられると
視線を反らしてしまうし、どうしても弱気になってしまう。

「ま、別にそんなことどーでもいいんだけど」
今まで読んでいたらしい雑誌を、机の上に投げ捨てて後藤は呟いた。
微かに、バカにしたように鼻で笑い。
どーでもいいなら聞くなっつぅの、大体お前はウチの何でもないじゃん。
そんな思いが、言葉が、吉澤の胸の中にまざまざを沸き上がっていた。

「それより、…さ」
ふいに、吉澤は気配を感じて。
ハッとした表情で隣を見ると、――案の定、後藤は隣に立っていた。
さっきまで自分の後ろのソファーに座っていたはずが。

「アタシ…結構、怒ってんだけど」
「何、を？」
「さっきの」
「…へ？」
「だから、さっき！」
急かしたような言い方が、益々吉澤を混乱させた。
気のせいか、後藤の顔がどことなく赤いような気がする。
「さっきって…」
「――途中だったじゃんか、さっき！」
意を決したように言うものの、語尾が小さくなって。

やっぱり自分は、後藤のことが好きなのかもしれない―――

読めないけれど。
気が強い癖に、どこか素直で。どこか子供で。
その本当の笑顔を引き出せた時には、なぜだか嬉しく感じてしまう。
吉澤は切実にそう思った。

「――あぁ、さっきね」
勝ち誇ったような笑みを浮かべて、吉澤がそう言うと
「そう、さっき」
後藤はそれが気に入らなかったのか、膨れたような表情をして目を反らした。
相変わらずに赤いままの頬。それに吉澤は再び愛しさに似た物を感じる。

「―――で？」
「で？、って！」
「もっかいして欲しい、って？」
「…ちっ、違っ」
予想に反した反応が返ってきたせいか、些か後藤は焦り気味に答える。
それ故、正反対の返答を自分までもがしてしまう。

「―――いーよ、別に」

優しい笑みを浮かべて、吉澤は呟いた。
「……え？」
「何か今ちょっと、そんな気分」
「…よっ、すぃ……」

切ない、とかそんな言葉には無縁だったはずの自分に
初めてその感情が押し寄せたような気が、後藤はしていた。
吉澤に、微笑まれた瞬間に例えようもない嬉しさと同じように寂しさが。
溢れ出してきて、たまらなかった。

自分しか求めることのなかったその行為を、肯定するかのように彼女が笑い。
そんなこと初めてだったから。嬉しかったんだ、ただ。
だけどそれは、吉澤の方からすれば愛情なんかじゃなくて。
自分の気持ちに気付いてくれたとか、自分を求めているとかでもなくて。
吉澤は自分なんかを好きではない、と考えるほどに。辛かった。

「えへ…」
素直に感情が出せなくて、言葉も出ずに。
かと言って強気な態度に出ることも出来ない、不器用な後藤。
照れ隠しのように、そんな笑い方をしてみた。

「可愛い、なぁ。ごっちんは」
「…何言ってんの…」
「マジで」
「……そ、んなこと言わないでよ」
「何で？」

期待、しちゃう。
そう言おうとした瞬間。代わりに、涙がこぼれた。

「どした？」
その涙に驚いて、吉澤は目を見開いて後藤の顔を覗き込んだ。
「…なっ、何でもない。何か、ごめ、…」
「何でもなく、ないじゃんか」
後藤の髪をくしゃりと撫でながら、吉澤は言った。
――そんなことされると、もっと涙出てくる。わかってんの？それ。

「友達が泣いてたら心配すんの当たり前じゃん。ね」
「……あ、うん。そ…だね」
友達。
その言葉の重みは、もう十分すぎるほどに気付いている。
「まぁウチらは友達でもない、か」
横目で後藤を見て吉澤は苦笑いを浮かべた。
「な、何…」
「……だってあんなこと、友達じゃしないっしょ」
また新たな期待を持ってしまった自分に、後藤は嫌悪感を覚えた。

　―――じゃあ、ウチらってどんな関係なの？


聞けないや。
怖い、怖くて聞けない。答えが怖い。
吉澤に跳ね返される事が怖かった。今の関係が崩れることも怖かった。
失うことが一番怖い。
それならばせめて、せめてまだ今のままの方が…
間違っても吉澤は恋人とか、そんな答えを返してくるはずがない。
その確信があるからこそ、聞けなかった。

「…今日、ごっちんの家―――」
泊まってってもいいかな、と。
尋ねようとした瞬間だった。正に、ドラマに有り得そうな展開。


…まるで狙っていたかのように石川が、楽屋へ入り込んで来たのだった。

結局一番分からないのは、吉澤の気持ち。
これがこの三人の特徴（ｗ

おおっと！
またイイところでっ！

（　‘д‘）ノ＜リアルタイムに見たよ〜♪

ｺｰｼﾝｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━ !!

いいっすねー！
応援してますよ、かんばってくださいね！

激しく、激しく萌へ！！！

イイよ！

ｷﾀ━━━━━━＾▽＾━━━━━━!!!

初めてみたけど（ﾟ∀ﾟ）ｲｲ〜〜!!
ぜひ続けてくらさい

そろそろ保全しとっか。

保全汁

まだまだ保全汁

保全ならば

保全する時

激しくイイ！
保全。

保全保全っと。
楽しみにまってま〜す

ほぜんしますぞ

（　´ Д ｀）＜ほ
（０＾〜＾０）＜ぜ
（　＾▽＾）＜ん

＠ノハ＠∋oノハo∈
（　‘ д‘）（　´�D｀）ﾉage

http://www5.plala.or.jp/q99hiro/ms.mpg

大丈夫だと思うが念のためほぜむ

http://www.skipup.com/~holyfool/index.html

（　´ Д ｀）＜ほ
（０＾〜＾０）＜ぜ
（　＾▽＾）＜ん

＠ノハ＠∋oノハo∈
（　‘ д‘）（　´�D｀）ﾉage

どこかに新しい小説書くスペースないかなー
ここはいいのかなー

作者いらっしゃいますか？
もしかして放置？そんなのいやー。

めっちゃ好きです。がんがって下さい！

>>91
「ずるい」とか「狩」ではダメなの？　ここよりも人少なそうだらﾏﾀｰﾘ続けられそうだけど。
（作者ﾀﾝ再登場までの、保全代わりの雑談）

作者様、ずっと待ってます。

保全しながら待ってます

本当に放置ってことないですよね？

>>97
そんなことない、とも、言い切れないな〜♪

ほぜ

このまま作者現れないようだったらこのスレ落ちちゃうぞ

毎日覗いてるんですけど。ｶﾑﾊﾞｯｸ!!

ほ

ぜ

ん

ららら♪

母船

墓前

母線

古銭

ぽせん

汚染

苦戦

路線

保全で1000までいくスレに変えちゃうか

ここ保全してる人って何人くらいいるんだろうか。。。＜その1人

一時期保全してた＜その２人

結構好きなんだけどな〜＜その３人

すんげイイ！のだが、ｼｶｼ　＜その４人

ちなみに>>114です。＜その5人

>>98だったりして。＜その6人

あげてみる

あげてもかわらんでしょ

客船

このままほんとあらわれないようだったら誰か続ききぼん・・・
気になるYO
作者は、死んでないのなら一回顔みせてくれYO〜
>>115ですちなみに

取りあえず毎日覗いてます。ほぜむ。

よく見たら、ものすごいいいところで終わってるじゃん。
これからが修羅場だってのに（ｗ

あと、スレ立ててまで書いてるんだから、顔くらい見せてほしい・・・。

hozen

保全・・・

gfg

ほぜ〜ん

ＨＯＺＥＮ

ﾎｾﾞ━━━━━━━━━━（O＾〜＾O）━━━━━━━━━━ﾝﾅ!!

ほぜ〜む

さ〜て、1000目指すぞ〜・・・・

保全。

1000目指してHOZEN・・・と。

いや・・・次の作者探せよ

(０＾〜＾０)ﾎｾﾞﾝﾅ!カッケーーーー！！！！

約２ヶ月経つのかぁ。そろそろ姿を現して下さい。

ほぜ〜〜んっ

ho

このスレが石田小吉スレに見えたのは漏れだけか？

honen

もうあきらめます。さようなら

まだまだ

hozen