糞娘マジウザイ!氏ね!!!!!!!

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943−2 後藤真希

「・・あ・・・えっと〜、その・・・いいの?」
飛び出していった石川を追いかけて
同じように飛び出していった保田を見つめる後藤に吉澤が気を使いながら言った。
「・・・いいの」
後藤は、短くこたえる。

「あー、ほらっ!圭ちゃんは石川の教育係だったしねー」
静まりかえってしまった楽屋内を盛り上げようと、矢口が明るい声を出す。
それにつられるように飯田と加護も口を開いた。
後藤は、そんなメンバーの優しさにふれ少し微笑む。

(梨華ちゃんか・・・・・・)

本当は、一番に言わなきゃいけなかった人。
この間、保田にも謝りに行こうと言われていた。
あれだけのことをしてしまったんだから、それは当然のことで
---だけど、あれだけのことをしてしまったから
顔を合わせるのも声をかけるのも怖くて・・・・・・
結局、今まで逃げていた。
石川は、きっとものすごく自分のことを怒っている。
謝っても許してもらえないかもしれない・・・

(それでも---)

けーちゃんが戻ってきてから、梨華ちゃんのこと聞いて
それから、ちゃんと謝りに行こう・・・

後藤は、そう決意していた。