糞娘マジウザイ!氏ね!!!!!!!

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「えーと、今日、泊まりに行ってもいいですか?」
仕事帰り、矢口にメールを打ってみる。
「メール送信、ズキュン・・・」
吉澤は、1人でぶつぶつと馬鹿なコトをしていた。

「なにしてんの、吉澤」
「ふへぇっ!!」
またしても、後ろから声をかけられる。
「なに、ふへぇって?」
保田だった。
「えっ、いや、あのその・・・」
しどろもどろになる吉澤を見て、保田はフッと笑う。
「また、矢口のことー?」
「あ〜、まぁ、そんなとこです」
「なに?相談にのるわよ」
保田は、けっこう相談相手としては適しているような気がする。
(ごっちんにも聞いたけど、ここは年の功って感じだし)
吉澤は、さっき後藤に話したことをそっくりそのまま保田に言ってみる。
保田は、少し難しい顔をして
「矢口って、あれでけっこう恥ずかしがり屋だからね〜」と、言った。
(おっ、さすが保田さん)
吉澤は、少し2期メンのつながりを見た気がした。
「まぁ、口でイヤって言ってもホントはイヤじゃないと思うわよ。
 そうね〜、暗闇とかあんまり顔が見えないとこだったらいけるかもね」
「はぁ」
暗闇か・・・でも、2人で暗闇ってそれはそれで怪しい気が・・・
それに、顔がすぐ赤くなっちゃう矢口さん見たいんだけどな〜
「ま、最初はそんな感じで攻めてけばいいんじゃない」
(そっか、最初はそうかもな)
で、だんだんとムフっ・・・ムフフ・・・
「吉澤・・??」
「へっ!!」
吉澤が気づくと、心配そうに保田が覗き込んでいた。
(やばいやばい、つい妄想が・・・)
「ともかく、焦りは禁物よ」
そう言って、保田は去っていった。
79--:02/01/23 12:50 ID:frpggU+Q

「焦りは禁物・・・うん」
吉澤が、納得したように1人うなづくと、メール着信を知らせる音が響く。

『いいよ。待ってるぴょん
 よっすぃーの愛しのハニー』

「よーしっいっくぞーっ!!」
月に向かって叫ぶと吉澤は矢口の元へと足をすすめた。


80−−:02/01/23 17:31 ID:tR8rL9dd

「いざ来てみたけど、緊張するな〜、二人っきりって・・・」
吉澤は、インターフォンを鳴らす。
中から足音が聞こえてきて、笑顔の矢口が飛び出してくる。
「よっすぃー!!」
ガバッて音が聞こえそうな勢いで抱き付いてくる。
「うわっ!」
思わず後ろに倒れそうになるのを堪える。
「もー、危ないですよ〜」
「そんなこと言って、顔、にやけてるー」
「えっ!!」
「ウ・ソッ」
そう言って、矢口は部屋の中へ入っていく。
「も〜、矢口さ〜ん」
吉澤も、情けない声を出しながら後へ続く。
81−−:02/01/23 17:33 ID:tR8rL9dd

しばらく2人でテレビ見ながら、矢口の買ったお菓子を食べてダラダラする。
しかし、吉澤の頭の中は矢口にどうキスするかで一杯だった。
「ねぇ、よっすぃー?」
吉澤が、いつにもましてボケーッと矢口を見ていることに気づき
矢口が声をかける。
「ふぁ、ふぁいっ?」
吉澤は、予想以上に驚いて奇妙な返事をする。
「なんか、今日変じゃない?」
「えっ?」
「なに考えてるの?」
矢口は、くりくりとした目を吉澤に向ける。
(うっ、マジやばいっす)
吉澤は、咄嗟に目をそらす。
「いや、その・・・」

『カップルは、話し合いだよ』
『暗いとこならいけるんじゃない』

後藤と保田のアドバイスが頭の中を駆け巡る。
(よしっ、暗闇で話し合いだっ!!)
吉澤は、その2つを合体させた。

82−−:02/01/23 17:34 ID:tR8rL9dd

隣に座って訝しげに吉澤を見ている矢口を後目に吉澤は立ち上がって、電気を消す。
「ちょ、よっすぃー?」
矢口の焦った声が聞こえた。
「--矢口さん」
吉澤は、再び矢口の隣に座る。
「な、なに?」
「実は、聞きたいことがあるんです」
「・・・うん」
吉澤は、深呼吸をする。
「矢口さんは、あたしのことどう思ってるんですか?」
「はぁっ!!??」
吉澤の言葉に、盛大に矢口が声を上げる。
それは、驚きというよりかは怒りに近かった。
「いや、そ、そんなに怒らないでくださいよ」
吉澤は、そんな矢口の様子にかなり慌てる。
「そんなこと聞く?普通っ!」
その口調から、矢口は、本当にキレているみたいだ。
(もう、カルシウム足りないんだから・・・)