「できましたーっ!!」
石川は、勢い込んで3人のいる楽屋に飛び込む。
「…z…z…」
「z…z…」
「z…z…z」
「な〜んだ、寝ちゃったの〜」
石川は、少し拍子抜けしたように白玉セットを机においてソファに座る。
その時、楽屋に矢口・安倍をのぞくメンバーがぞくぞくと戻ってきた。
「お疲れーっす!」
「お疲れれす」
「「「お疲れさまです」」」
「乙カレー」
「あっ、お疲れさまです」
一気に賑やかになる楽屋。
344 :
−−:02/03/07 08:18 ID:/GECbmuj
「おっ!白玉やっ!!」
「テヘテヘ、食べるのれす」
「あっ!それは…」
テーブルの上にある白玉の存在に気づいた辻と加護は
石川の言葉も聞かずにさっそくそれを箸でつまむ。
「いいらさんっ!」
「…カオ、イラナイ」
辻が、飯田に白玉を持っていくが飯田はそれをあっさりと断った。
「ん?よっすぃ〜たち寝とるな」
「亜依ぼん……コソコソ」
2人は、白玉を持ったまま怪しげな内緒話をする。
「ちょっと、2人ともイタズラしちゃダメだよ」
そんな2人に気づいた石川が注意をする。
「えーから、えーから」2人は、新メンの4人にも白玉を持たせる。
345 :
−−:02/03/07 08:20 ID:/GECbmuj
「さー、みんなで好きな人に食べさせあおーっ!!」
加護が叫ぶ。
その声に保田が目を開ける。
「……もう、なに、加護、うるさ…モガ…んっん…」
後藤の姿をした保田に加護が白玉をムリヤリ放り込む。
喉を詰まらせる保田にすかさず紺野が水を手渡す。
「ちょっと、なにすんのよ、もうっ!」
そう言いながらも、保田は白玉を取り、紺野の口の中に入れる。
「あ〜、よっすぃーのためにつくった白玉がぁぁ…んっ…、ゴックン」
嘆きの声をあげていた石川にも白玉が放り込まれる。
「…んぁ、あっ、みんな帰ってきてたんだ……んっ、ごくん」
「っていうか〜…モガモガ…パックン」
そして、飯田をのぞく楽屋内メンバーの喉を白玉が通過すると同時に、
全員示し合わせたかのようにぶっ倒れるのだった。
「……コレカラガタノシミダネ」
1人、無事な飯田はにや〜っと不気味な笑顔を浮かべるのだった。
346 :
−−−−:02/03/07 08:21 ID:/GECbmuj
―――――――――
「――っていうか、放置かよっ!!」
「でも、よかったべ、巻き込まれないで」
「んー、まぁ、そうだね」
fin
「ちょっと〜、ごっちん、どこ〜?」
「あ〜愛しのよっすぃー、どこに行ったのかな〜?」
「あの…私……どうしたら…」
「ラブラブッ」
「お前が、あさ美ちゃんだ…違う?」
「腹減ったのれす〜」
「東京って怖いとごろだ…」
「加護は、どこよっ。あんたの愛しのお圭はここにいるわよっ!!」
「ど、どーゆーことやねん?おばちゃん…」
「んぁ…z…z…」
fin