糞娘マジウザイ!氏ね!!!!!!!

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「ってか、怖いって、よっすぃ〜」
「へっ?」
いつもこのくらいの力で睨んでるじゃん……
なにが違うって言うわけさ……

――ハッ!!!!

そうだ、あたし、保田さんなんだ。
ただでさえ、怖い顔なのに――
う〜、やっぱり、早く戻りたいよ〜

「それで、その映画って??」
あたしが詰め寄ると、保田さんは困ったように頭をガシガシとかく。
いつもの動きだけど、姿がごっちんだからそれはすごくかわいく見える。
「それが、思い出せないのよねー」
「え――っ!!」

――――トントンッ

あたしが叫ぶと同時にノックの音がした。
247−−:02/02/18 09:48 ID:Jmq5FC4+

「ヤバッ、誰か来たっ!」
「いい、2人とも…ひとまずばれないように話するのよ」
「あたしは、けーちゃんの方が心配だけどね〜」
「私は、大丈夫よ。演技派お圭はちゃんとあんたになりきってみせるわ」
保田さんが、おおげさにズビシッとあたしを指さす。
「あ、あたし、保田さんチックに喋れませんよ〜」
「大丈夫だよ、よっすぃ〜、なるようになるって」
どこまでお気楽なんだ、ごっちんは――

あたしたちが、そうこうしているうちにノックをした本人が入ってきた。
「3人とも起きた〜?」
ドアの向こうからぴょこんと顔を出したのは、矢口さんだった。
「アハッ、起きてるよ〜やぐっつぁ、モガ…」
やっぱり、ぜんぜん自覚してないじゃん、ごっちん!
あたしは、慌ててごっちんの口を塞ぐ。
(保田さん、フォロー頼みます)
目で、保田さんにそう訴える。
ごっちんの顔をした保田さんは、不敵に笑って頷いた。
248−−:02/02/18 09:49 ID:Jmq5FC4+

「起きてるわよ、矢口っ!…じゃなくて〜、起きてるよ、やぐっつぁん」
「…あ、うん、そうみたいだね、ハハッ……」
矢口さんは、少しあたしたちから離れるようにして答える。

お圭すぁ〜ん、ぜんぜんダメじゃないすか!
矢口さん、思いっきりひいてるって……

「よっすぃ〜、いい加減、離して〜」
あたしの手で口を塞がれながらごっちんが言う。

――すっかり、忘れてた。
ゴメンね、ごっちん…窒息させちゃうところだったね。
あたしは、素直にごっちんの言葉にしたがった。
249名無し募集中。。。:02/02/18 15:03 ID:UILItTE1
バカかとアホかと正直オモロイ(w
しかも、更新はやくてイイ。ガンガレ
250 :02/02/18 17:53 ID:LsZ0i5U7
すごい才能だと思う。
むっちゃ期待しとるよ
251−−:02/02/18 23:04 ID:JmADV9Ox

「それよりさー、なんで3人とも倒れたの?やっぱ石川のせい??」
矢口さんが、気を取り直したように言う。
「そうなの、だよ、やぐち…つぁん」
保田さん、モーボロボロ……
「アハッ、梨華ちゃんの料理は凶悪だからね〜」
相変わらず、マイペースな。
しかも、さりげに毒吐いてるし…あんなのあたしじゃない……
やっぱり、あのまま窒息させとけばよかった……
っていうか、ここは、あたしがしっかり保田さんになりきらないと、ちょー怪しいよな〜
「全く、梨華ちゃ…石川も困ったもんです、イヤ、困ったもんよねー」
よしっ!ちょっと、とちったけどこんなもんでしょ。
「……3人とも、まだちょっと変みたいだね。
 もうちょっと、寝てていいよ…えっと、じゃ、じゃぁね」
矢口さんは、少しひきつり気味になりながらも、
精一杯、笑顔をつくってあたしたちのもとを退散する。

――なんで?
あたしの保田さん、完璧だと思ったのに………
252−−:02/02/18 23:05 ID:JmADV9Ox

「ふー、完璧だったわね」
保田さんが、汗をぬぐう仕草をする。
「どこがですかっ!矢口さん、いかにも不審そうにあたしたちを見てましたよ」
「ま〜ま〜、よっすぃ〜」
自分の身体になだめられるなんて――なんか変な感じだ。

「ともかくっ!!どうにかして、映画の題名をつきとめて元に戻る方法を探るわよっ」
「オ〜ッ!!」

……ってことは、それまでずっと――

「それまでは、お互いの役をしっかり演じること、いいわねっ!!」
「オ〜ッ!!!」
……やっぱり

「ホラ、吉澤、あんたも気合い入れなさいよっ!!」
「お、お〜……」

かくして、プッチの受難(吉澤だけという噂もあるが)は、始まるのであった。

                                   続く