今日のイイラさんは、なにやら矢口さんのそうだんにのっているようれす。
ののも、イイラさんのとなりの席キープなので、
矢口さんのはなしもちゃーんと聞いてます。
「…でさー、よっすぃーをあたしが尻にしいてるとか、石川に言われちゃったわけ。
ひどくない?矢口、尻になんてしいてないよねー」
そうだんと言うよりは、グチれすね。
でも、ホントにじかくがないんれしょうか、矢口さんは。
ののは、このあいだ、2人のかんけいをもくげきしたばかりだからなんとも言えないれすけど、チラッと見たかんじだけど、
思いっきりよっすぃーは、矢口さんのシリにしかれてる気がします。
――イイラさんは、なんて言うんれしょう??
163 :
−−:02/02/04 08:55 ID:YjV5hOEv
「矢口の相談ってそれだけ?」
イイダは、自分よりも目線がしたにある矢口を覗き込むようにみる。
「それだけ?…って、そうだよ、ワルイかよーっ」
矢口さんは、イイラさんに見つめられてちょっと照れてるみたいれす。
「それなら、カオに任せてよ」
「えっ!?」
「吉澤を、もっと頼れるオットコ前キャラにしたらいいんでしょ?」
イイラさん、ちょっとにんげんにはふかのうなことを言ってるような……
あっでも、にんげんじゃないんれしたね。
なら、だいじょーぶれすね。のの、なっとくしました。
「そうそう、よっすぃーはかっこいいんだけど、ちょっと頼りないんだよねー。
カオリもよく見てるじゃん」
矢口が、イイダに笑いかける。
「じゃ、さっそく、吉澤をもっと頼れるオットコ前でいこう作戦開始するから楽しみにしててね」
「へ?…うん」
そう言って、さっそうと立ち去っていくイイだを呆然と見上げる矢口。
だが、突飛なイイダの言動にはもう慣れてしまったのか、
なにごともなかったかのように雑誌を読み出した。
ののは、もちろん、イイラさんのあとを追いましたよ。
164 :
−−:02/02/04 08:56 ID:YjV5hOEv
イイラさんが、いちばんに向かったのはもちろんよっすぃーのところ。
そのとき、ちょうどよっすぃーは、後藤さんとじゃれ合っていました。
それを、まんなかからムリヤリわりこむようにして、
すれちがいざまよっすぃーのかたひじをつかんでよっすぃーごとひきずっていく。
そのスピード、さすがなのれす。
とりのこされた後藤さんは、キョトンとしたかおで
ずるずると引きずられていくよっすぃーと、イイラさんのうしろすがたを見つめていました。でも、すぐにソファに横になってねむりの世界へ――って、いいんれすか、後藤さん?かりにもともだちをラチされたのに……
亜依ちゃんならきっと「そこが師匠のすごいところやねん」とか言うんれしょうね〜
ハッ!!
それよりも、イイラさんたちのあと、ついていかなきゃ――
165 :
−−:02/02/04 08:59 ID:YjV5hOEv
イイダが、吉澤をひきずってたどりついたところはトイレ。
「ちょっと、なんなんですか〜」
さすがの吉澤も、ちょっと不機嫌そうな声をあげる。
「吉澤、これから聞く質問に答えてね」
しかし、イイダは、そんなのお構いなしにきっぱりと言った。
「は?はぁ…」
やや押され気味に吉澤はうなづく。
「第1問!吉澤は、矢口の尻にしかれている、○か×か?」
って、イイラさん、それまんまじゃないれすかーっ!?
よっすぃーも、かたまってるし――
「さぁ、答えて」
さぁって…こたえられないれすよ、ふつう。
たとえ、そうでも、そんななさけないこと……
「あ、あの、それは飯田さんにどうゆう関係があるんですか?」
あー、よっすぃー、せいろん言っちゃいました。
これは、ぜったいヤバイれすよ、イイラさん…
んっ、イイラさん、よゆうのひょうじょうれすね。
「吉澤の未来に関係あることなの」
「えっ!?」
もしかして、このさくせんは……ののもかけられた『大きな瞳はさいみんじゅつ!?』れすか?
そうなんれすか、イイラさん。
イイラさんは、よっすぃーの瞳をじーっと見ている。
あっ、よっすぃーのかおがだんだん、うつろになってきてる。
やっぱり、『大きな(以下略)』さくせんらったのれすね。
さすが、イイラさんれす。
166 :
作者:02/02/04 09:05 ID:YjV5hOEv
・なんでオレ、こんな話を思いついたんだろう
っつーか、思いついただけならまだしも、
あっちのヤツを終わらせる前に、なんで書き始めちゃったんだろう(w
さらにいうと、短めとか言いながらなっげーよ
んでもうちょっというと、オレが力をいれた(らしい)
シリアスな山ナシオチナシ意味ナシの話は、いつ書きだそう・・・・・・
167 :
読者:02/02/04 11:32 ID:kVLucizE
けっこうイイと思いますよ。ほのぼの系も
力を入れた(らしい)話しもお待ちしています。
168 :
糞野郎共よ!!!:02/02/04 11:33 ID:f52jgMWN
169 :
--:02/02/04 16:52 ID:OA42ONbG
「……しかれてるっていうか、まぁ、主導権は矢口さんですね〜」
吉澤、破れたり!という感じで、吉澤は虚ろな顔をしたまま訥々と喋り出す。
ないようは、あまりにもよっすぃーがかわいそうなんでののには言えないのれす。
にしても、なんれよっすぃーはそれでも矢口さんと付き合ってるんれすかね〜。
ののには、そっちの方がナゾなのれす。それが大人なのかもしれません。
「――分かった」
よっすぃーのはなしを聞いたあと、
少しかんがえこんだ(こうしんした)イイラさんがニコッとわらう。
「カオに任せてね、吉澤」
「は、はぁ…」
こんどは、なにするんれすか?
ののは、イイラさんのうごきみててドッキドキれすよ。
170 :
−−:02/02/04 16:53 ID:OA42ONbG
「吉澤、背中向けて」
「…こうですか」
吉澤は、案外、素直にイイダに背中を向ける。
まら、さいみんこうかがのこってるのかもしれません。
「いっくよー!!」
そう言って、イイダは片手を振り上げる。
「行くってどこにです、ぐぁ――っ!!」
その手は、台詞の途中でよしざわの首筋にクリーンヒットした。
吉澤は、そのまま顔面から前のめりに倒れる。
……ここ、トイレなのに、ちょっとかわいそうなのれす。
ふこうちゅうのさいわいは、そうじしたあとやく3じかんけいかごの
かわきかけのゆからったことれすね。
これが、そうじまえやそうじしたあとやく1じかんけいかのゆからったら、
もうたまったもんじゃねーのれす。
「…イイラさん、いまのはなにしたんれすか?」
「ん?見たら分かるよー」
たった今、よっすぃーを倒したイイラさんは、ニコッとキレイに笑うのれした。