糞娘マジウザイ!氏ね!!!!!!!

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――昨夜 ダンスレッスン終了後 某スタジオ

「のの、一緒かえろー」
加護が、タオルで汗を拭きながら言う。
その肩には帰り支度の終わったバッグをすでにかけている。
「ちょっとまって〜」
亜依ちゃんは、ちょっとせっかちれす。
中澤さんもそうらったけど……かんさいの人は、みんなせっかちなのかな?
ののは、そのスピードについていけないのれす。
辻は、そんなことを思いながら、帰り支度をはじめる。

「加護〜、ちょっと来て〜」
シャワー室の方から、気怠げな声が聞こえる。
あのこえは、後藤さんれすね。
さいきん、亜依ちゃんと仲がいいんれすよね〜。
「はいな〜、師匠っ!!」
加護は、嬉しそうにシャワー室の方へ走っていった。
――あっ!!亜依ちゃん、のののそんざいわすれてる……ひどいのれす。
…しょうがないれす。ほかにいっしょに帰ってくれそうな人さがすのれす。


150−−:02/02/02 10:43 ID:uNYjxcGM

辻は、チラッと周りを見回す。
少し大きな体が、あくびをしながらドアにもたれかかっている。

あっ、よっすぃーだ。よっすぃーといっしょに帰ろっかなー。
「よっす……あっ」
辻が言いかけてやめたのは、吉澤にまとわりついている黒い物体…
もとい、石川の存在に気づいたからだ。

ののは、気がきくんれすよ。2人のこいじのじゃまはしません。
……とおもったら、よっすぃーは、梨華ちゃんをていねいにことわって矢口さんのほうに行ってしまったのれす。
しかも、矢口さんにヘコヘコしているのれす。
ん〜、おとなのせかいはよく分からないのれす。

…んっ!?
あれは、いいらさんれすね〜。1人でどこへ行くんれしょう??
よし、めいたんていのののかつやくのばめんれすね。

辻は、フラフラと歩く飯田の後を追うのであった。
151−−:02/02/02 10:44 ID:uNYjxcGM

いいらさんを、追っていたらおくじょうに来てしまいました。
いったい、なにをするつもりなんれしょう?

辻が、じっと目をこらして見ていると、飯田は、いきなり例のちょっとおかしなダンスを踊り始めた。月明かりの下で見るそれは……やっぱり、おかしかった。

……って、あれはなんれすかっ!!??

いいらさんのあたまのうえに大きな○。
UFOっ!!!!!?????
あっ、なかから人が出てきたのれす。
なんかあの人、平家さんにそっくりれすね〜。
平家さんのそっくりさんは、いいらさんと、おしゃべりしはじめました。

「――だからっ、カオリはまだ星には帰りたくないの」
「やけどっ王女、……が……して…み…ですよ」

飯田の声はハッキリと聞こえるが、平家もどきの声は聞こえにくい。

でも、星って?
王女って??

「ともかく、カオはまだ星に帰る気はないからね」

152 ◆KOSINeo. :02/02/02 12:36 ID:doXuB6QW
小説総合スレッドで紹介&更新情報掲載しても良いですか?
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1000493808/
153−−:02/02/02 20:30 ID:xP7iZ+pV

――現在 収録後 辻 小一時間問いつめられ中

「…ってところを、見たのれす」
「やっぱりねー、誰かいたと思ったんだ、カオ」
いいらさんは、おだやかにほほえむ。
おこってないみたいれすね。でも、それよりもきのうのこと聞きたいのれす。

「――いいらさんは、宇宙人なんれすか?」

辻の言葉に、一瞬イイダが固まった気がした。
でも、次の瞬間にはまたいつもの柔らかな雰囲気を醸し出す。

「辻、ヒミツは守れるよね」
「へいっ」
「じゃぁ、辻には特別に教えてあげるね」
154−−:02/02/02 20:32 ID:xP7iZ+pV

それから、いいらさんが教えてくれたことは、
ののにはむずかしくてちょっと分からなかったけど、
目の前のいいらさんは、ホントのいいらさんじゃなくて、
ホントのいいらさんは、目の前のいいらさんのいた星にいることが分かりました。
このイイラ(外人さんはカタカナにするのれす)さんは、
ハロー星の王女で、いいらさんのこうしんでんぱをじゅしんして2人は、知り合いになったみたいれす。それで2人は、同じ顔、同じようなたちばなのれ、
少しのあいだ、おたがいの世界をこうかんしてみたらしいれす。
でも、イイラさんは、もうすぐじぶんの星に帰らなきゃいけないと、少し悲しげにつぶやきました。
そうしないと、いろいろ星どうしのあいだでごたごたするからって……
ののは、イイラさんにちきゅうでのいろいろなおもいでをつくってほしいれす。

だって、ののは、いいらさんもイイラさんも大好きれすから。