1 :
ねぇ、名乗って:
どうぞ
2 :
名無し募集中。。。:02/01/05 14:29 ID:0UO5n2t3
いえそちらこそ、どうぞ
3 :
ねぇ、名乗って:02/01/05 14:33 ID:0ZMomDv2
ニイニイがいない!!!
サンクス。
出来次第、掲載しますので、もうちょっとお待ちを…
5 :
竜崎ゴウ:02/01/05 14:43 ID:6cTycgo2
わかりにくいんで、一応作者名として…
ネタもとわかるかな?
6 :
竜崎ゴウ:02/01/05 14:54 ID:6cTycgo2
今日中には始めます。
でももう休み無いんで以後の更新は間隔空いちゃうと思いますけど。
7 :
ねぇ、名乗って:02/01/05 15:00 ID:DD1ADM+b
じゃ、その次俺がごまいしよしかお高橋小川小説を
川 ’ー’川<小川には負けません
「福井のみんな――――」
はっきりとは覚えてはいないけど、彼女は福井訛でそう言った。
去年――もう去年である。12月31日、NHKホールでの紅白歌合戦の時だった。
今年の8月に加入してきた新メンバーの一人、高橋愛ちゃんだ。
加入時のつんくさんのコメント通り、その訛がチャームポイントの1つだったりする。
当時、私は16ヶ月前の自分たちを思いだしていた。
そう、私たちが加入した時。緊張緊張で、もう大変だったとしか覚えていない。
彼女たちのソレをほぐすのは私たちの役目、そう思ったのだ。
2002年1月3日。吉澤。
私、吉澤ひとみには恋人がいます。とはいっても、1部で噂が流れているサッカー選手ではない。
てゆうか、男じゃないんだよね…。タクシーの後部座席、私の隣に
座っている彼女――後藤真希。
こうなるにいたった訳?それはちょっと時間を戻して――
「よっすぃ〜お疲れ〜!」
その日は、1日ライブ3公演という超過密スケジュールだった。
なんとか最後まで終え、楽屋へ
向かおうとしていたとき、後ろからごっちんが抱きついてきた。
「ちょっと…危ないって」
疲れた足取りできもちフラフラしていた私は、前につんのめりそうになった。
「へへへ… 」
照れたようなごっちんの笑顔――やっぱり可愛い。
「さすがに疲れたねー3公演だもんねー」
私の疲れた顔を見て取ったのか、ごっちんはそう言った。
「家まで帰れる?」
ごっちんは意味深な笑みを浮かべていた。そういえば…彼女の家族は今田舎にいってるんだっけ。
明日、4日は久々のオフである。1人でさみしーとかいってたのを思い出したのだ。
オフといっても明日だけ、5日から冬休み中、その後も土日にはライブが控えている。
あんまりはめをはずしても支障がでる。だから1日ゆっくりしようかなと思っていたのだけど…。
明日、4日は久々のオフである。1人でさみしーとかいってたのを思い出したのだ。
オフといっても明日だけ、5日から冬休み中、その後も土日にはライブが控えている。
あんまりはめをはずしても支障がでる。だから1日ゆっくりしようかなと思っていたのだけど…。
「ん〜。そうでもないけど…」
私は言葉を濁し、彼女を伺う――その視線。やっぱりね…。
「でも…そうだな〜。ごっちんの家泊まってもいい?」
とたん100万ドルの笑みを浮かべ頷く彼女。
「ね〜よっすぃー、トイレ寄ってこうよ!」
通り掛かったトイレに私は半ば強引に連れ込まれる。「連れ込まれる」な〜んて、ちょっとアヤ
シイかな?
トイレのドアを開けて中に入る。気遣ってか、普通の場所より多く洗面台が設置され、必然的に
広めのつくりになっている。片側に洗面台、それに対して個室が並んでいる。どれも洋式だ。奥
の1つが閉まっている以外は空いてるみたいだ。
私が手前の個室に入ろうとすると、
「ちょ、ちょっとごっちん!」
突然背中を押されたかと思うと、ごっちんまで同じ個室にはいって鍵を掛けた。
そして、
「ちょ…」
私の声が途中で途切れたわけは、そう、いきなり大胆なディープキスをされたから…。
『クチュクチュ…』
そっと目を開くと、軽く目を閉じ幸せそうな笑みをうかべている
ごっちんの顔が目の前。
そりゃキスしてるんだから近くて当たり前だけど……やっぱり可愛い。
そうして随分と長く唇をむさぼられ、漸く解放されたかと思うと、
「ごっちん!…もうだめ…あ…!」
今度は私が1番弱いところ、耳を――――あ、やば!
私はなんとか理性を取り戻し、
「こんなとこで駄目だって!」
なんとか彼女を押し剥がす事に成功。
「もう!ごっちんたらあんなこと言っちゃって!」
「んあ〜?何言ってんの?本気にするわけないじゃん」
のんびりと言ってのける彼女。――やっぱりだ。分かってないんだ。
「い〜から行くよ!」
ごっちんの手をひいて楽屋へ向かう。
私は前から気がついていた。彼女――愛ちゃんが、ごっちんに好意を寄せてる。
それも先輩への憧れとかじゃない。まぎれもない恋愛感情だ。3間女の館(女子中のコト)で生
きてきた私の目はごまかせない。まちがいない。
「も〜よっすぃーたらマジなんだもん」
クスクスと笑う、ごっちん。まったく分からないんだろうか?にぶちんめ…。
一方で、私も気になっていた、愛ちゃんのことが。
入ったときから可愛いなとは思ってたけど、なんか最近特に気になる。――いかん!いかん!私
にはごっちんと
いう可愛い恋人がいるじゃないか。
「はやくいこ」私は、ごっちんをせかし、歩みを早めた。
2002年1月3日(同時)高橋。
なにやってたんだろう――。
後藤さんと吉澤先輩。
モーニング娘。に入る前から、TVとか見て2人って仲がいいのかな〜?とは思っていたけど…
入ってみると、本当に仲が良いと分かった。親友同士以上にみえる。
はっきりいってアタシは後藤さんにあこがれてオーディションを受けた。最初は憧れだった。
けど、すぐにそれは恋に変わった。アタシは後藤さんが好き。
変な言い方だけど、最近それに自覚を持っている。
でもあのじゃれよう――後藤さんが好きなのって、やっぱり吉澤先輩だよね…。
吉澤先輩――。格好良くて男前で、それでいて可愛くて、背も高くて、スポーツ抜群で、明るく
て――
とてもアタシなんか勝てそうもない。そう考えると、なんだか突然悲しくなってきた。
アタシはモーニング娘。に入れさえすれば、後藤さんと親しくなれると思っていた。まったく馬
鹿だ。
――なんでアタシはこんなとこに居るんだろう?受験を控えている
というのに…。高校行っても合唱部続けるなんて思ってたが懐かしい。今は正月、去年までは、
こたつでのんびりみかんを食べていた。でも、もう戻れない――なんだか変に悲しくなってくる。
思いっきりネガティブモード。2人が仲良く
してるのを見ただけなのに――石川先輩のネガティブが移ったのかな?ハハ…。
「愛?」
我に返ると不思議そうにのぞき込む彼女の顔。
「まこ…」
「どうしたの愛?そんな顔して」
小川真琴。1つ年下だが、一緒に加入したメンバー。4人の仲では多分アタシたち2人が1番仲が
いい。ていうか、彼女はアタシに恋してる。うぬぼれなんかじゃなく本当だ。
「ううん…別に」
アタシはなんとか涙をこらえると無理矢理笑顔を作った。
「本当に…なんか悩みとかあったら…わたしでよけりゃ、相談にのるよ」
まこの優しさが痛いほど嬉しかった。でも相談するのは酷だ。だってそうでしょ?彼女がアタシの
コト好きなのは間違いない。恋の相談なんて出来るわけが――
「今日、家泊まってかない?」
「え?」
意外な言葉で一瞬とまどった。
「今日さ、叔母さんたち家族旅行いっててさ、1人なんだ」
彼女も私と同じく地方の出。親戚宅に下宿している身だ。相当寂しいハズだ。
「うん。いいよ」
アタシは「友達」として頷いた、多分…」
18 :
竜崎ゴウ:02/01/05 17:57 ID:nlZFLuku
とりあえずここまでです。
19 :
竜崎ゴウ:02/01/05 18:02 ID:ZPADPQq8
抜けちゃった。
>>13と
>>14の間。
「なんでよ…ごとーのこと嫌いなの?」
と、ちょっとばかし涙目で言う。コレには私、弱いんだ。冗談と分かっていても。
「そうじゃなくって、はやく楽屋もどらないと。全部終わってから、ね?」
コクっと頷いたごっちんの肩をポンと叩き、一緒に個室をでる。
――――あ!
「あ、愛ちゃん?」
そこにいた――多分さっき閉まってた奥の個室に入ってた――高橋愛ちゃんだった。
「…何をしてらしたんですか?」
彼女のいつにない馬鹿丁寧な言い方。やばい!かなりやばい!!
「ちょっとふざけてただけだよ」と、言おうとしたんだけど。
「よっすぃーとラブラブしてたんだよ〜!」
ごっちんの声でかき消されてしまう。
「ごっちん何言ってんの!」
大きい目を更に大きくして驚いている愛ちゃんにむかって、
「冗談だから〜」
と、言いながらごっちんを外に連れ出す。
20 :
名無し:02/01/05 18:29 ID:etofDCYJ
良い。
良い!後藤と吉澤のエロシーンもきぼんぬ。
もし放置する場合があれば、漏れに続き書かせてくれ!
続き楽しみにしてます。
お気に入りに追加…と。
(・∀・)イイ!
(・∀・)イイ!
24 :
名無し募集中。。。 :02/01/06 17:12 ID:ZIelv+vy
優良小説期待age
25 :
竜崎ゴウ:02/01/06 17:53 ID:2lcoN9+e
どうも。
少しづつ書いてはいるのですが、バイトが忙しくて、もうすぐ大学も始まるので、
更新は遅めだとおもいます、ご理解を
こりゃあイイ!
高橋→後藤、吉澤⇔後藤の関係がいい!!
――私は空を飛んでいた。
ごっちんと仲良くタケコプターを付けて…ごっちん?いや、愛ちゃんだ…やっぱりごっちんかな?
まあどっちでもいいや。2人して前の青ダヌキ(みたいなの)についていく。
「あれがバードピアだよ」
と、ソレは言った。
あれ?バードピアってこんな方法でいけたっけ?なんて思っていると後ろから声がした。
「行くな!」
そうだ、三途の川を渡ったら生きては帰れない。当然死だ状態でも帰れないけど…。それは死後の世界
話か。
「ごっちん行っちゃ駄目だよ!」
私は先に行こうとしていた彼女に声を掛けた。
「来て!」
「駄目だって!」
「おお、来て!」
「いったら死んじゃうよ!」
「おお、来てったら!!」
「…なんかごっちん言葉使い変じゃない?」
「おお、来てったらよしこ!」
バチン!と頬をたたかれた。
「なにすんの〜ごっちんが来てって行ったのに…」
「おお、来てったら!」
――私はごっちんに肩を揺すられ目が覚めた。
「おお、来て(オオ キテ)起きてったら、よっすぃー!」
「なるほどね」
「何言ってるの?着いたよ」
「もう?」
「よしこったら何の夢見てたの?」
「え?」
「なんか、駄目とか、死んじゃうとか…」
「べっつに…」
「エッチな夢みてたの〜?」
全く見当違いのごっちんを無視してタクシーを降りた。料金は乗る前にマネージャーが多めに渡して
あるのだ。芸能人を乗せたとペラペラ喋らないようにするためにもなるので。
「う〜ん疲れた…」
私はグッと伸びをした。中途半端に寝てしまったため、体が痛い。しかもあの変な夢だ。
なんだってドラえもんだったんだろう。「翼の勇者たち」だったけ。今度テレビでやるらしいけど、
1度映画館で見ているやつだ。「サトラレ」と一緒に見たんだったかな…。
「――でいい?」
何となく回想にふけっていたが、ごっちんの声でわれに返った。
「え?何?ごっちん」
「聞いてなかったの?どっちがいーい?」
「何が?」
「もーよっすぃーホントに人の話聞いてなかったでしょ〜?」
と、ふくれっ面……かわいい。
「めんご、めんご」
…………………………
「よしこ…ソレとっっっくに死語だよ」
「…だよね」
「だからね、お腹へったでしょ?コンビニで何か買ってくる?それともごとーがオムレツ作ろうか?」
こんな時間に…太るよと思ったけど、口に出すのはやめておいた。
「そ〜だな〜ごっちんの手料理食べたいな」
すると、満面の笑みを浮かべて
「よっすぃーの為だもん!すんっっっっごくおいしいの作るからね!」
と、私の手を引き、手を引き……て、手に胸が…じゃなくて!手を引かれて、玄関に入った。
31 :
竜崎ゴウ:02/01/06 20:19 ID:xJueTb3X
ここまでです。
32 :
竜崎ゴウ:02/01/07 20:42 ID:kiE1Tlrw
多分エロには行かないと思います。
シーンの描写をしないと言うことです。きれいに行きたいので。
切ない感じにする予定です。
まこあいの関係
オーディションでは
高橋⇒小川⇒木下(⇒高橋)
のライバル発言
加入後も体力測定での意地の張り合いや、逆にヘイへイでの
ケーキ食べさせシーンなど 高橋が年下の小川に甘えるという感じらしい
負けず嫌いな発言も多く、向上心の高い高橋が同期で
当面のライバルと見こんでる小川にムキになる
一方の小川は加入後、ホームシックで1人泣いたりするらしく
見た目の強そうな感覚とは裏腹にもろい性格のよう
高橋にはそのライバル心をただの敵愾心にしないように
小川には高橋のライバル心に答えることで寂しさを
まぎらわしてほしいところ
期待保全
「まこ」
あたしたちは、ファミレスで遅い夕食をとっていた。コンサートの合間に軽く摘んではいるのだが、
育ち盛りのあたしたちは、やはりお腹がすいてしまう。
「ん?」
前でせっせと大盛りカレーを食べていたまこが顔を上げた。
あたしはカルボナーラをクルクルとフォークでとりながら、
「後藤さんってさ…どう思う?」
と、言って1口食べる。
「後藤さん?可愛い人だよね。人気もあるし、うちの目標みたいなひとかな」
「そう…だよね…うん。じゃあ吉澤先輩は?」
「そーだねー…やっぱ格好いいよね!うちセリフ言われるときマジで照れちゃったもん、最初」
まこが言ってるのは新曲のフリのことだ、間奏の時のセリフは、吉澤先輩がまこを口説くといった
もので、あたしはそれを後ろで見ている位置にいる、ちなみに。
「なんで?」
「え?」
「どしていきなり?」
「うん……ちょっと……なんだか、あの2人仲が良くてうらやましいなーって…」
「そうだよね!ほら!うちプッチモニに入りたいって言ったじゃん?ずっとプッチのラジオ聞いて
たんだけどさー。ちょー仲いいんだよね。後藤さんも全然クールじゃなくて、テンション高いの!
いつだったかなー?2人して素っ裸で寝ちゃったことあるんだってさー!笑っちゃったよ!しかも
その時娘関係のホームページ見てたんだけど、それ聞いた人たちがへ〜んな想像してんの!なんか
ね〜――愛?どしたの?」
――『素っ裸』
それを聞いたあたしは再びネガティブモード…。裸で寝るって……何してたんだろう…。
そりゃ、仲が良いのは分かってるけど、そこまでだったなんて…。あたしはなんだか後藤さんが
どんどん遠くへ行ってしまう様な気がした。馬鹿みたいだって言われるかもしれないけど、あた
しは、その時改めて実感した。「あたし、後藤さんのコトが好きなんだ…」そして少なからず、
吉澤先輩へのジェラシーも……。
「愛?愛!ア〜イアイ!…もしも〜し!」
「はえ?!」
我に返ったあたしは随分と素っ頓狂な声を出してしまったらしい。まこが大笑いしている。
「キャハハ――どーしたのー?まさか吉澤さんに惚れちゃった?」
「ち…ちがうよ」
幸い、まこはそれ以上突っ込んではこなかった。
「そ」
それだけ言うと、再びカレーにとりかかった。
(――ハァ。)
あたしはそっと、ため息をついた。――まこがうらやましい。まこがあたしのコトを好きなのは
知ってる。そんなあたしとこんな風に接っせられるなんて…。
「――あの」
気がつくと、近くで食事していた3人の男の子――高校生くらいかな――が話しかけてきていた。
「はい?」気がつくと、まこが対処していた。
「モームスだよね!?新メンバーの。え〜と小川…さんと高橋さんだよね?サインもらえない?」
「いいですよ」
最近こんな事がたびたびある。あたしたちも認知され始めったって事。喜ぶべきなんだろうけど、
ソレとは別にあたしの心は沈んでいた。
「ほら愛も!」
「う…うん」
あたしは渡された手帳にサインを書いた。
「がんばってね」
「ありがとー」
まこはこういう時対応がうまい。なんていうかクラスの男子とみたいな話し方が普通にできるのだ。
「そろそろ出る?なんか愛調子悪そうだし…」
「うん…ちょっとね。でよっか?」
「大丈夫?」
ごめんね、まこ。心の中でそっとそう言った。
40 :
竜崎ゴウ:02/01/08 20:42 ID:xI70AJjT
最初題名ミスっちゃった。
更新どえす
いい。応援しる。
でも俺は後藤→吉な感じより吉→後藤の方が好きだな
42 :
名無し:02/01/09 00:27 ID:SWdG675W
エロがいいな〜。
でも良い。
なかなかよさげだね
「よっすぃー見て見て〜!!」
「ん〜?」
私は家に入ったあと、「出来るまで待ってて」と、言われてソファーでくつろいでいた。
その声に振り向くと、
「ごっちん!なにやってるの?」
「へへ〜は・だ・か・に・エ・プ・ロ・ン」
彼女は言葉の通り、裸の上にエプロンだけを着ている。
「ほら〜ピースの時の梨華ちゃんみたいでしょ?いろっぽい〜?ハ、ハ、ハックション!!」
「…風邪引くよ」
「寒いよ〜!」
と言いながら、奥へ戻っていった。
全く何やってんだか、と、パタパタとすぐに戻ってきて、
「寒いから…暖めて!」
ガバと抱きついてきたのだ。
「ちょっと〜ごっちん!オムレツは〜?」
「こっちのおむれつのがいいな〜」
ってそこは耳だよーって!
「だめだって…もう…ちょっと…あん!」
だめだ…耳だけは本当に弱いんだ…
「ごっちん…もう…キャ!!」
「よしこ〜何も悲鳴あげることないじゃない」
「そうじゃなくて足!なにかさわった…」
「んあ〜?」
みると1匹の犬がじゃれてきている。
「も〜邪魔しないの!」
「もしかしてこの犬?私に似てるとか似てないとか?」
「そ〜だよ〜」
「えー!似てないじゃん!」
「そ〜お〜似てると思うけどな〜、特にここなんか!」
と、また耳…
「ほ〜ら、その顔!かわい〜よ。ハックション!!」
「服着てきなよ〜。時間はあるんだから」
「は〜い」
漸く私から離れ、服を着に行った。
「まったくもう…」
――数十分後
「出来たよ〜!!」
私は見ていたテレビから目を離し、
「う〜ん。いい匂い!」
いかにもってセリフだが、そう言ってあげるとごっちんはすごく喜ぶのだ。
私は付けていただけのテレビを消し、「おいしそ〜」と近寄った。
その時、私はある決意を胸にしていた……。
48 :
竜崎ゴウ:02/01/09 17:03 ID:yRh4RnwO
>>41 どうも。吉→後もある予定です。
>>42 エロの描写が苦手なもんで…(汗)
やってはいるけど、細かい描写はないといった感じです。普通の小説程度と
お考え頂ければと思います。
>>43 ありがとう御座います。
もうちっとアップしときやす
ファミレスを出て、タクシーを拾うため広い通りに出た。
とは言ってもこの時間。タクシー乗り場でまとうとしても列が出来ている。
「う〜〜〜寒いね〜。愛、大丈夫?」
「うん」
あたしの愛想のない返事にも、まこは何も言わなかった。
(ごめんね)
あたしは今日もう何度目か、心の中で謝った。
小1時間程待って、ようやく乗り込むことが出来た。
「愛?ほんとどうしたの?」
終始俯き加減だったあたし。そんなまこの声は本当に心配そうで…優しくて…
――今夜だけ。今夜だけ、甘えちゃおうか…
「あのね、まこ――」
「着きましたよ」
運転手の無愛想な声で話は中断された。まこがマネージャーから貰っていたお金から料金を払う。
「さ、あがってよ」
まこに促され、あたしたちは中に入った。
簡単に荷物を片づけ、あたしは、ソファーに座っていた。
「おまたせー」
着替えてきたまこが、紅茶を持って来てくれる。
「ありがと」
あたしは短く言ってカップを受け取った。
まこも自分のカップを手に持って、あたしの前に座った。
――「で、悩み。聞こうか?」
まこはあたしのことが好き。あたしはソレを知っている。
だけど、まこがあたしを好きだということを、あたしが知っているということを、まこは知らない。
ややこしいけど――分かるかな?(松浦さんのアルバムの曲みたく。なんて)
(ごめんね、まこ)
あたしは言った。
「好きな人…出来たんだ」
51 :
竜崎ゴウ:02/01/09 17:05 ID:yRh4RnwO
ここまでです。
次はちょっとした佳境の予定です。
52 :
:02/01/09 19:30 ID:valpIrcb
オガタカマンセー
てか、
竜崎ってあの竜崎か?
萌え保全
あぼーん
56 :
ねぇ、名乗って:02/01/11 00:33 ID:emKu5oTp
まこ→あい っていうのは結構新鮮。
俺の中では あい→まこ だから。
でもイイ!!
「行為」を終えた後、私は裸のまま仰向けに寝ていた。電気の明かりは小さくしてあるものの、
窓から入った月明かりにより、部屋の中ははっきり顔が見えるくらいの明るさが保たれている。
ごっちんのダブルベットは大きいので、彼女は私の左隣に同じようにして、寝ていた。
私は、1つ心を決めて言った。
「ごっちん」
「んー?」
「最近…思ったんだけどさ」
「うん」
ごっちんが促す。
私は何度も考え、慎重に言葉を選びながら言った。
「あのさ…こういう……なんていうか…エッチってさ、普通男と女がやるものだよね?」
ごっちんは何も言わなかった。私は続けた。
「だからさ、女同士でこういうのって…やっぱおかしいと思うんだよね」
「――ごとーのこと嫌いになった?」
「違う!そういうんじゃなくて!ごっちんは好きだよ!でもそれは、親友として。『ラブ』じゃな
くて『ライク』なんだよ」
「……………」
「やっぱりおかしいでしょ?女同士で――」
「よっすぃーの言ってることよく分かんない」
「…ごっちん」
「いいじゃない!女同士だって!お互いが好きなら関係ないじゃない!」
ごっちんのいつにない激しい口調に少しとまどったが、
「だけど…へんな話だけどさ…2人とも同じ物っていうか……その……穴…しかなじゃない…
やっぱりさ、男の人とするようになってるていうか…」
私は赤面しながらも続けようとしたが、
「そんなの関係ないよ!好きな2人が、肌を寄せ合って、気持ちよくなれればそれで良いじゃない」
「気持ちよく?」
「そーだよ!よっすぃーだって、ごとーが耳舐めてあげると感じてるじゃない。わたしだって、
よしこにだったらドコ触られたって感じちゃうんだよ!」
「だったら!私が思いっきり乱暴にしても?!それでも気持ちいいって言えるの?!」
私はつい強い口調になっている自分に気が付いた。
「うん!よっすぃーにだったら――」
私は最後まで聞かずごっちんに襲いかかっていた。
ごっちんの胸を荒々しく揉み、口を付け噛んだ。歯で、強く、何度も、痕が出来るくらい。
空いた手は、彼女の体のあちこちを強く揉み、つねった。
前儀もせずに、指を3本、一気に膣に押し込んだ。
「ん!!」
我を忘れて殆ど聴力が無くなっていた私の耳にもその声ははっきり聞こえた。
――15分後。
私は肩で息をしながら、ベットの上に座り込んでいた。
さっきからごっちんは声を出していない。
失神してるかも、と思い、やっと我に返った。
なんとしてしまったのか!どうかしていた!
慌ててごっちんの顔をのぞき込む、顔に掛かっていた彼女の長い髪をそっと掻き上げてやると、
「はぁはぁはぁ…………よかったよ、よっすぃー」
少し涙目になったごっちんはそう言った。
「何で?」
「……はぁはぁ……何が?」
「何で………乱暴にしたのに……何で」
「だからね……はぁはぁ……ごとーはね?…はぁはぁ……よっすぃーにだったら、何されても
気持ちいいの」
「ごっちん…」
私はいたたまれなくなって、寝たままのごっちんを抱きしめた。
「よっすぃー?」
「ごめんね…私…どうかしてた」
「……もうヤダからね」
乱暴したことかと思ったが、すぐに違うと判った。
「あんなこと言っちゃヤダからね……よっすぃはー、わたしのものなんだから…」
「ごっちん……なんで?」
「だ・か・ら、何度も言ってるじゃない。ごとーは、よっすぃーが好きだから。大好きだから」
「ごっちん…」
私は流れようとする涙を見られまいと、ごっちんの肩に顔を埋め、抱きしめた。
「誰にも渡さないからね」
「何が?」
「梨華ちゃんにも、やぐっつぁんにも…渡さないから」
「なんでその2人なの?」
「だって、2人ともよっすぃーの事好きじゃない。よっすぃーはわたしのものなの。絶対渡さないから」
「…ごっちん」
「今度は――」
ごっちんはやおら起きあがると、体制をかえ、私を下にした。
私がとまどっていると、
「今度はごとーのばん。いっっっっっっっっっぱい、耳クチュクチュしてあげるからね」
そういうと1回キスをしたあと、私の耳に下をはわせた。その空いた手は、私の胸を優しく揉んでいた。
「ごっちん」
私は、体の力を抜き、彼女にまかせた。
――「ごっちん?」
はたと、その動きをやめた彼女に私は聞いた。
――泣いていた。
耳を攻めていた途中なので、当然耳元でその言葉ははっきり聞こえた。
「……ぐすっ……あは、…っくぅ…えっく…よっすぃ、のバカ…バカ…もうあんな事言っちゃヤダだよ…
んっ…く、だって…、だって…ごとーは、よっすぃのコト大事なんだもん……大好きなんだもん……」
そういうと、私の胸に顔を埋め、泣いた。
私は罪悪感に襲われた。ごっちんの気持ちも考えず。あんな事をしてしまった。
しかも、彼女が泣いているのはその事でではない。私の言葉に泣いているんだ……。
たった今自分がした事が信じられなかった。まさか本当に襲いたい衝動にかられた訳ではない。ただ、
あんまりの彼女の感情に押し流されそうになり、怖くなったのだ。
でも――
(ごめんね、ごっちん。私が馬鹿だった)
「ごっちん?」
口に出して言おうとしたが、彼女は私の胸に顔を埋め、スヤスヤと赤ん坊のように眠っていた。私は起こ
さないように、優しくそっと、頭をなでてあげた。
64 :
竜崎ゴウ:02/01/11 21:10 ID:uQsaUUwL
以上、更新しました。
65 :
名無し:02/01/11 21:24 ID:z2x3q4gx
SMチックですね。
66 :
名無しきぼんぬ:02/01/12 12:20 ID:wHgmpolc
>26もっと激しいのきぼんぬ
67 :
ななし:02/01/12 14:17 ID:9BwscCVp
最高としか言いようがない!!
揚げ
69 :
保全人:02/01/13 21:22 ID:0LtSUF67
あげますかね。
70 :
ななし:02/01/14 11:02 ID:65aBMPa2
あげませう。
71 :
名無し募集中。。。:02/01/14 23:35 ID:cAMgcYeS
ほぜむ
保全するならsageだろ
作者sageで書いてるんだし
73 :
通行人:02/01/16 13:28 ID:1+CAy+YX
がむばれ!竜崎ゴウさん!
75 :
ななし:02/01/16 22:12 ID:lVwZUVhS
期待age
76 :
age:02/01/17 21:35 ID:CtyZ15P1
age
77 :
ねえ。:02/01/18 22:55 ID:lvdqZ0QV
放置ですか?
78 :
名無し:02/01/19 15:11 ID:yAVm922K
>>77age続けている間は更新しにくいんじゃない?
ageたって続き読めるわけでもないのにね。
80 :
竜崎ゴウ:02/01/20 13:35 ID:lEqIF3W+
すいません。もうちょっとお待ち下さい。(汗)
センター試験受けてたもので…(ホント)
>>74どうぞ、宜しくお願いします。
この時期、更新が遅れる作者って受験生だよね……ってこれからが本番では!
保全はしとくからメインイベントのほうに重点を。
なんらかの事情で更新が活発にならないように祈るよ(w
82 :
ななし:02/01/21 15:43 ID:RTZOsQzU
保全sage
保全
84 :
ほぜんにん:02/01/22 22:24 ID:EaXmuW8U
保全sage
85 :
ななし:02/01/23 21:32 ID:k6LB0u5y
保全sage
86 :
age:02/01/24 00:39 ID:7Jy/jDDD
age
87 :
sage:02/01/24 01:09 ID:wldEutkA
竜崎ゴウって・・・。あのドラマね。良い良い。おもしろかったよ。
88 :
nj:02/01/24 19:54 ID:rWg2EmBw
更新待ち保全
保全
うっかり保全
ぽっかり保全
しっかり保全
みっちり保全
てっきり保全
96 :
名無し募集中。。。 :02/01/31 23:07 ID:SXQPIuRP
age
どっきり保全
きっちり保全
すっきり保全
ばっちり保全
くっきり保全 竜崎さんが受験うまくいきますように。
まったり保全 101はエエ人やなw
もっちり保全
まだまだ保全
ぽっきり保全
107 :
名無し募集中。。。 :02/02/11 21:47 ID:GhmnQZY3
age
108 :
名無し募集中。。。 :02/02/11 21:51 ID:GhmnQZY3
?
109 :
名無し募集中。。。:02/02/12 01:30 ID:Yprq8Cnw
めっきり保全
作者受験生につき更新不可期間中(ageても無駄です)。
保全の際はsageで行いましょう。
受験がんがれ!
ぴっちり保全
113 :
保田:02/02/16 12:53 ID:zmkuTwRJ
( `.∀´)<待ってるわよ!
2002年1月3日〜4日。高橋。
「新しい学校で?」
「うん――え?」
返事をしてしまってからあたしは気が付いた。同じ学校?
…そりゃそうか、中学生の女の子が「好きな人」なんていえば、アイドルじゃなけりゃ、同じ学校の男の子に決まってる。まああたしの場合、前者に当てはまってる気もするけど…。
「で、どんな人なの?」
えー…えー…。どうしよう…。いまさら後藤さんがなんていえないし、
「し…身長が170センチくらいで、体重が63キロ、足は27。で、けっこうガッシリしてて腹筋とか割れてて、え〜と、成績は…、国語と英語と社会と技術と体育と音楽が5で、あとが4だったかな?んで…で…、卓球部のエースで県大もいってる」
あれ?なんでこんなスラスラでてくんのよ?あたしってそんなウソの旨い女だったけ?そうじゃないよね、
エイプリルフールに友達なんかについてもすぐ見破られちゃうし…。
なんでこんなスラスラと?あ!そうか…
「なにそれ、完璧ってこと?顔は?かっこいい?」
「うん、あたしは好きだな…」
そう、このあたしの口からペラペラとでた男子は実在する、福井に居たとき、同じクラスだった…
だからいまここは東京の学校なのに『県大』とか言っちゃった。もっともまこは気が付いてないみたいだったけど。
あの人…いまどうしているんだろう…。あたしが転校するときどうしてたっけ?最近の生活が忙しすぎて
ついこの間のことが、何年も前のことに思える…。――やっぱり…泣いてはいなかったよね…。
「へ〜そっかあ〜」
そういうまこの口振りは軽かった、………そう聞こえるだけなのかな?
それとも、あたしへの想いってのはやっぱり幻想?――そんなことないと思うんだけどな…。
「ちょっと待っててね、お風呂沸かしてくる」
まこがいってしまい、あたしは1人残された。
――はぁ…どうしたらいいんだろ?
2002年1月4日。吉澤。
――チュン、チュンと鳴く小鳥の声で私は目が覚めた。
部屋の窓からは眩しい朝日が射し込んでいる。もそもそとベットから出て窓を覗く
と、庭似植わった樹木に雀だろうか?小鳥が数羽止まっていて、可愛いらしい鳴き
声を奏でていた。それはマンション住まいの私にはなかなかお目にかかれない光景
だった。
ベットを振り返る。ごっちんはまだ寝ている。ちょうど私の方を向くようにして、
淡い水色の枕を抱えて、(深夜に突然頭が引っ張られたかと思ったら、彼女が私の
枕を引っ張りだし、抱えてしまったのだ。おかげでそれ以降は枕なし…)すこしばっ
か口を開けて、ちょこっとよだれが垂れている。
――当分起きそうもないな…。そう思った私は、そっとレース・カーテンを引き、静
かに部屋を出ようとした。静かにってのがそう容易じゃない。なんてったって散ら
かり放題。
足の踏み場もないとはこのことか。不意だ服やら、とっくに空になったピスタチオのフクロから、何時の物やら判らない雑誌などが所狭し(!)と散らばっている。
(まったく…一度私が片づけてやるかな)
そっと部屋を出た私は階下に降り、バスルームを拝借した。
シャワーを浴びながら考える。
――昨日はごっちんにひどいコトしちゃった。怒ってないみたいだったけど…。朝食でも作ってご機嫌とるかな…
そう決めた私は、次に献立を考える。
――ベーグル…は無かったか。じゃあ、ゆで卵と、ごっちんの好きなオムレツと、ゆで卵と、パンを焼いて、ゆで卵をつけて…あれ?なんかおかしい?
ゆで卵と、オムレツと、ゆで卵と、パンと、ゆで卵……あ、いいんだ、うん、あってるあってる。
さてと!そろそろ作りはじめよっか。
2002年1月4日。???。
「――で?」
「とにかく極秘でやってほしいんだ。なんといっても…騒ぎになるとまずいからな」
「かえって話題になっていい気もしますけどね」
若い男はそう言うと、座っている椅子をクルっと180度回転させて、初老の男の方を向いた。
「ふふ…まあそうかもしれないがな…まあともかくだ。君が1番若くて的確なんだ。よろしく頼むよ」
「判りました」
若い男は手にした書類を、空いた手の指でピンッはじいた。
「しかし偶然なんだな…まさか君がその子と知り合いだったなんて」
「昔の話ですよ。――昔…もう……4年…いや5年になるのか…早いもんだな」
「新年早々悪いね…」
「いえ、なに言ってるんですか。仕事ですよ」
「そうか。じゃあまず周辺調査から当たってくれ、実行は2月からか?」
「――そう…ですね。上旬くらいには」
「じゃあ…すこし長くなるだろうが…たのんだぞ」
そう言うと、初老の男は座ったデスクに肘をたて顔を預けた。
「了解」
若い男はそう言うと部屋を出ていった。
119 :
竜崎ゴウ:02/02/16 21:21 ID:xcZENEzj
皆様。保全&応援ありがとう御座いました。
本日のH大学法学部の受験を持ちまして、全部の試験が終了しました。
今後は少しづつアップ出来る予定です。が!また止まってしまうかもしれません。
何故って?自殺しちゃうかもしれないから……。
120 :
ななし:02/02/16 21:28 ID:DLgMlN6x
受験,お疲れさまでした。
これからもがんばってくださいな!
>作者様
死なないで〜寸止めでこっちが悶死するぅぅぅ!
……楽しみにしておりました。いろいろお疲れでしょうが、続き期待しております
2002年2月8日。吉澤。
ハロプロコンに加え、レギュラー番組の撮りも再開し、再び鬼のようなスケジュールが
始まった。先日福岡でのコンサートを終え、昨日加護の誕生日を祝い、明後日は仙台で
のコンサートだ。
あの日から、私はごっちんとの距離は更に縮まったといえる。楽屋で2人でいること
が多くなり、ちょっとばかし梨華ちゃんなんかの視線が痛かったりする。矢口さんは時
々抱きついてきたり、ほっぺにチュっとされたりはするが、その程度ならごっちんも許
してくれている。ちなみに矢口さんは最近松浦亜弥ちゃんがお気に入りのようで、キス
を強要している(ように少なくとも私には見える)。矢口さんには完全に中澤さんが移
っているみたい。
その亜弥ちゃんなのだが、このコはどうやら私に憧れているらしい。私自身はそんな
こと微塵も感じないのだが、安倍さんの話だとそうらしいのだ。まあ、大丈夫でしょう。
それより気になるのが愛ちゃんだ。あの日目撃されて以来、どうもよそよそしい。真
琴ちゃんと最近仲がいいみたいなんだけど、どうも態度が変…。
「よっすぃ!!」
振り向く間もなく後ろから抱きつかれる。勿論ごっちんに。
「な〜にしてんの〜」
相変わらずの間の抜けた声を耳元でささやくなんて、可愛いことをしてきやがる。
「べつに〜…ちょっと重いよ!」
前屈みになった私の背中にふつーにのっかてるごっちんはかなり重い…。
背中に胸が〜なんて感じてる余裕なし。
「なんかボ〜としちゃってさ…」
「考え事してただけ」
「ごとーのコト考えてたの?」
「そーじゃなくってー」
「じゃあ他のオンナのこと?だれなのよー?!」
と、冗談じゃなく首をしめてきやがった!
「ぐ…ぐるじいって!」
「じゃあごとーのコト考えなさいね」
「ハイ」
って意味わかんねーー!!まったくもう。バカじゃないかしら。
「あ!いまバカっていったな?バカて言ったほうがバカなんだぞ〜」
なんて、今時小学生も使わないような言葉をいって首に腕を回してきた。
「ちょ…ちょ…しんじゃう……ぐふ」
「ギブ?」
「ギブ!ギブ!」
「よーしごとーの勝ち!つーわけで今日うちに泊まりね」
意味わかんねーっすよ!というつっこみを飲み込み、
「今日からホントの泊まりだよ」
とマジ突っ込み。明後日のコンサートに備え、今日仙台に立ち、ホテル泊まりだ。
明日リハをやって、又泊まって本番、でトンボ帰りという日程だ。
「んあ?そうだったけ。じゃあよしことオイラ相部屋ね」
相部屋って…あれ?確か――
「どーしたの?」
「えっと確かさ…」
私は昨日配られたプリントに手を伸ばす。
「今日は2人部屋じゃないよ。こんでたからって。6人べやだって」
「え〜そうだっけ?」
私たちモーニング娘。は大抵1〜2人部屋だが、しょっちゅう泊まりの私たち。
こういうこともたまにある。
「だれと一緒?」
「え〜と…え!?」
「だ〜れと?」
ごっちんが私の肩越しにのぞき込む。
『202号室(6人):安倍、矢口、後藤、吉澤、高橋、松浦』って……。
なんじゃこりゃーー!!!誰がきめたんじゃーー!!どうなっとんじゃーー!!
――なんだか波乱がありそうな予感がする気がするように思う。
やばい、にほんご変じゃん。
「なっちに、やぐっつぁんに、あ!一緒だよ!一緒!」
ノー天気ごとーさんは、ただただ無邪気に喜んでおられるようで。
はあ…そうなるんだろう…。波乱ノヨカーン。
126 :
竜崎ゴウ:02/02/17 02:12 ID:h0n5RSZl
復活記念連続更新及び自殺防止キャンペーン実施中(?)
127 :
ななし:02/02/17 14:06 ID:zvUY7d6e
よしよし。プラス思考でがんばるのだぞ。
すいません、まだ生きてます…
更新はまだなんですが、今度からトリップ付けますです。
感想レスが付かなくてちょっと寂しかったりする…復活したの知らないのかな?
自分であげちゃった
フカーツしてる〜♪(w
おおお続きが気になる。
マジですげー楽しみにしてます。更新頑張って下さい。
131 :
l:02/02/18 12:10 ID:DCtJWLkf
見てるよ。復活おめでとう!
小川高橋が好きなので、小川が気になる。出てくるかな?
沢山の人が楽しみにしてるんやから
生
き
ろ
!
次の更新楽しみにしてます。
133 :
ななし:02/02/19 22:59 ID:y96mECmC
竜崎ゴウ氏よ,がんばって!保全。
>作者
お帰り。
レスつかないのはスレを汚したくない読者が多いのかもしれんね。
2002年2月8日。高橋。
「…ねぇねぇ」
うとうとしていたあたしは、コンちゃんこと紺野あさ美ちゃんに声を掛けられて目が覚めた。
「――ん?何?」
「聞いた?」
「何を?」
「脅迫状の事」
「きょうはくじょう?」
コンちゃんはコクっと頷いた。
「何ソレ?」
「なんか事務所に届いたんだって。コンサート襲撃するって」
「まさかあ」
「でも前からちょこちょこ似たようなのがあって、一応警備が付くんだって」
「警備?」
「そ。警察」
警察!けっこう大事なんだろうか?
「じゃあ捜査一課の来るの拳銃持って」
あたしは結構ドラマ好きで「あぶない刑事」「刑事貴族」などみてた世代だ。ってちょっとませてたけど。
「違うよ」
「そーなの」
「仙台とか神奈川とかあちこち行くから、警視庁じゃないし、それに刑事でもないよ」
「どういうこと?」
「警察って所詮地方自治体の元だから、都道府県を越えてはそう動けないの。で、今回は警備だから警備局」
「けいびきょく?」
あたしは耳なれない言葉を聞いて、聞き返した。
「そう、正確には警察庁警備局警備課。私服だから拳銃は携帯してないよ」
「く、くわしいんだね…」
聞くところに寄ると、一応内密にそこの警察官が1人常任するとのこと。でもなんでコンちゃんがそんなこと知ってるんだろう…まあいいか。
「そういえば、出発って何時だっけ?そろそろだよね?」
そう、あたしは準備が終わり、呼ばれに来るのを待ってたのだ。
「すぐ。だから愛ちゃん呼んで来いって」
「ちょっと!早く言ってよ!」
あたしは慌てて部屋を飛び出した。
2002年2月8日。???。
…眠い。
多忙のため、今月布団で寝たことが無いので当然か…。
合間の時間だけで睡眠をとること1週間。今は新幹線内なので、久しぶりのつかの間休息だ。
もっとも東京−仙台間はせいぜい2時間ちょっとだ。ゆっくりも出来ないが。
ここは本店が気前よく予算を出してくれたおかげでグリーン車の為、彼女たちの姿は確認できない。
まあ車内ならなにも起こらないだろう。
俺はそのまま睡魔に負け、深い眠りの床についた。
2002年2月8日。吉澤。
「とうちゃ〜〜く」
6人で使うだけあってかなり広い部屋だった。家具が置いていない15畳の部屋はかなり広く見える。
「いや〜広々してていいね〜」
「オールナイト終わってすぐだ来たからクタクタだよ〜」
「失礼しま〜〜す!」
「………」
順番に安倍さん、矢口さん、亜弥ちゃん、愛ちゃんである。
ってか本当にこのメンツ?いくらハロプロだからってねぇ……。
大丈夫かしら?
「ねぇねぇ!どうやって寝るの?」
早々に寝る場所を気にしているのはごっちん。
「ちょっとみんな聞いて〜〜!!」
ここじゃない、あっちだ、こっちだとうるさくやっていた私たちは、飯田さんの声で中断された。
「どうしたんだべ圭織?」
「――あんま大きな声で言えないんだけど、これからしばらくワタシ達のライブに警備が付くことになってるの。え〜と。警視庁の…なんだっけ?」
「警察庁警備局」
と助け船を出したのは、愛ちゃんだった。
「なんで高橋が知ってるのよ?」
「あの、さっきコンちゃんに聞いて」
「紺野?」
「はい」
「まいっか。で、あんま目立たないようにしてるみたいだけど、みんな承知しておいてね〜」
飯田さんはそれと、集合時間なんかの確認をすると行ってしまった。
「ね!ね!なっち。なんでわざわざ警察が来るの?」
「脅迫状のことじゃないべか?いままでは無視してたけど、なんかそういう変なグループがいるって誰か言ってたべ?」
「そのひと格好いいのかな?」
「さあ?でも…これかな?」
安倍さんは、コンサートの資料のスタッフ欄を見て、
「多分この人だべ」
除いてみると、なるほど後から手書きで書き足した所がある。多分全部が全部に書いてあるわけじゃないんだろう。
「22歳?若いじゃない!名前は…イトウナオキだって」
イトウナオキ?
「どしたの?よっすぃ?」
思わず口に出していたらしい。ごっちんが不思議そうに顔をのぞき込んでいる。
「知ってるの?」
それには答えず、
「どんな字ですか?」
私は安倍さんに見せて貰ったその字を見て息をのんだ。
――『伊藤直季』
22歳?あのとき彼は高校3年だから18歳だった。あれから5年。いやまだ2月だから4年か…とすると22歳だ。間違いない。
「この人今どこか判りますか?」
「さあ?スタッフといるんじゃない?」
「ねえよっすぃ知ってるのこの人?」
「ごめんごっちん後で」
私はそれだけ言うと、部屋を飛び出した。
まだまちがってあげちゃいました。
警察がでてくるからといって、ドタバタ&オドロオドロにはなりませんので
必要な描写です、はい。
そういえば、この小説タイトルが未定だった…
仮タイトルはあんだけんどもね…
といわけで、たいとる募集しちゃいます。
採用者には何もないけど、何かイイのあったらおせーて
144 :
ななし:02/02/20 22:35 ID:UDTGpcrC
更新ご苦労さまです。これからもがんばってくださいな!
145 :
名無し:02/02/20 23:15 ID:nOyYvdkO
おぉおん(´Д`)また良いところで…。
続き楽しみにしてまーす。頑張って下さい♪
眼が離せなくなってまいりました
まだまだ寒いので皆々様も身体には気をつけて
かしこ
2002年2月8日。????。
――あと2日。
あと2日で運命が決まる。2日後の平成14年2月10日が運命の日だ。
僕はふと新幹線の窓から外の景色に目をやった。出発時とは随分代わり、東京郊外が目に入る。
乗車後何度目か気を引き締め直し、明後日のことを考える。
…大丈夫だ。絶対に!
成功する。運命の女神は必ず微笑む!
あと2日。2日だ!
2002年2月8日。高橋。
どうしたんだろう、吉澤先輩。
警備の人の、名前を聞いた途端、我を、忘れていた様に、見えた。
「どうしたんだろうね?」
松浦さんが、あたしに、話しかけてきた。松浦さんは、芸歴は多少あたしより上の物の、同い年の為、結構仲良くしている。最近は「亜弥でいいよ」と言われ、亜弥ちゃんと呼んだりしている。
「ねえ高橋」
と、矢口さんが言った。
「はい」
「よっすぃーってこの人のこと知ってるの?」
「さあ…」
「紺野に聞いてないの?」
「警備が付くってことだけなんで、聞いたのは」
「ふーん」
と、余り関心は無いのか、矢口さんは、それ以上、突っ込んでこなかった。
「どーしたんだろー」
それとは対照的に、後藤さんは、かなり気にしているみたいだった。
――後藤さん。お正月に、まこの家に泊まった、あの日から何となく疎遠。なんだかとても寂しい。(デタラメの)好きな人発言を、まこは、全く気にしてなかった。言ってしまったのが夢だったなんて、今は思う。
「ま、いいべさ」
安倍さんの一言で、吉澤先輩の話はおしまいになり、荷物の片づけに戻った。
あたしはキレイ好きなので、荷物は比較的まとまってるので、片づけと言っても、対してやることはない。後藤さんや矢口さん辺りは、既に散らかし始め、安倍さんにブツクサ言われていた。
「愛いるー?」
まこが顔を出す。彼女の部屋はあたしの隣で、確か、平家さん、保田さん、石川さんと、あと、コンちゃんと、里沙ちゃんが一緒だったはず。
「まだ時間あるからさ、散歩いこーよ」
チラと安倍さんの方を見ると、
「いいよ、行っといで」
矢口さんも、
「時間までには帰ってこいよー」
近くのコンビニに行くと言うと、私も、と付いてきた松浦さんを含め、3人でぞろぞろと行くことになった。
2002年2月8日。吉澤。
部屋から出た私は、すぐにスタッフルームの方へ向かった。
と、言っても、方向音痴気味の私、10分も掛かってしまった。
スタッフルームと言っても、当然旅館の中の一室で、マネージャーの他、多分大多数は会場だろう、数人しか残っていない。
「あの――」
見渡してみても彼の姿は見えない。
「せ…警備の人って何処にいますか?」
「警備?」
「はい、あの警察庁の…」
「多分ロビーだろ」
「ありがとう御座います」
真っ直ぐに階段に向かい(目の前なので迷わなかった)駆け下りる。
旅館と言ってもホテルに近い作りになっていて、フロントとその前にかなり広いロビーがある。時間的にチェックインする客が多い。
――あ!いた!
すぐに判った。4年ぶりになるけど、後ろ姿は変わってない。
私は、そっと、彼の、背後にまわり、
「わ!」
と、背中を押した。
更新でし。
次の更新はちょっと先かもしれませんです。
期待せずに待て。
期待して待つ。気長に待つ。
ヤットキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
>>151 マターリ読むべさ
お疲れです
保全
2002年2月8日。伊藤直季。
「はい。え?――いえ、そのようなことは――はい――はい――そうです、そうです――はい、ではよろしくお願いします――失礼します」
宮城県警察本部警備部警備第一課との電話を終えると、俺は、ロビーのソファから立ち上がった。俺の任務は明後日と、前夜の警備。明日の午後から入るため、今夜十分睡眠をとっておく必要がある。おそらく明日は徹夜になるだろう。
コーヒーでも飲もうかと思い、入り口近くの紙コップ式の自動販売機を探した。小コップ1杯なのに、200円という代物だ。宿泊地だからといって高すぎると思ったのを覚えている。
――迷う。買うべきか、飯まで待つべきか…。
くだらないことを考えていると、ふと、後ろに気配を感じた。――殺気はない。だいたい検討が付いていた俺は、無視していたが、
「わ!」
と背中をもろに押され、振り向いた。
「お前か」
と、それだけ言い、出口に向かって歩き始めた。確か近くにコンビニが在ったはず。
そっちの方が断然経済的だろう。どうも刑事ドラマ等で誤解されがちだが、そう簡
単に経費で落としたり出来ないのだ。特にレストランでの張り込みや、タクシーで
の尾行時の代金は自分持ちで、勿論3食以外の食費は出るわけがない。
「ちょ!ちょっと待ってよ!」
ひとみは当然だろうが、追いかけてくる。
「なんだよ?俺忙しいんだよ」
わざと突っぱねた言い方をしてやると、ひとみはプーと頬を膨らませ、
「ヒサブリに合ったのに、何よその態度ぉー」
「ヒサブリ?何語だよソレ」
「何って…娘。の曲聞いてくれてないの?」
「そんな暇なくてね」
「つまんないの」
「なんで付いてくんだよ?」
「何処行くの?」
「コンビニ」
「私も行く」
「来なくて良いから」
「いいじゃん別にー」
「いいのかよ勝手に出歩いて」
「リハは明日だから」
「ふーん」
旅館――といかホテルだねこりゃ――を出て、コンビニ向かい始めても、ひとみは、まだ付いてきた。
「そんなことどーでもいいからさ、なんで、あなたがいんの?」
「警備の仕事だよ。聞いてんだろ」
「そーじゃなくて!警察官になったなんて知らなかったから」
「言ってないから当然」
「連絡くれれば良かったのに」
「何で?」
「何でって…結構心配したんだからね!あの時」
あの時――1998年2月の事だ。その頃、俺は埼玉県入間郡に住んでおり、ひとみの
家庭教師をしていた事がある。通っていた、電車で数十分の県立高校で、慶應義塾大学
に指定校推薦により進学が決まり、私立中学を受験するひとみに国語と算数を教えてい
た。彼女の場合、スポーツ推薦という形だったらしいが、周りの子に後れをとらないよ
うにと、彼女の母親が、昔から付き合いのあった俺のお袋に口を利いたのだ。そして慶
応に受かったということで、小学6年生の終わり、俺は彼女を教えていたと言うわけだ。
家庭教師と言っても近所のなじみで、大したバイト代は貰っていない。
「どーしたのさーあの後、ほら!私が淑徳学園に正式に決まって、その後、ほら…あのさ…」
「4年も前の事だから」
「教えてよ!気になるんだから、ほら、急に消息不明になっちゃって」
はやくにアプでけました。
中途半端だけどここまで、ゆるちて。
タイトル募集は続けてるんで、いいのが合ったら教えて下さい。
159 :
ななし:02/02/24 22:05 ID:MVZn/kjQ
連日のアプ,ご苦労さまです。
焦らずマイペースにがんばって!
読んではいたけど書き込みは初めてっす。
タイトル案としては、作者のペンネームに因んで
「LOVE COMPLEX」!…なんつって(w
つーことで更新期待sage
「はい、はい。お前は何処まで知ってるんだ?俺の両親が交通事故で死んだことは?」
「知ってる。合格発表の後、家に帰ってから聞いた」
「そ。その後、生命保険金もすべて、借金返済、ローン返済に消え、それでも、バカ親
父がサラ金で作りやがった借金はぎょうさん残り、奨学金をもらってもとても大学なん
て行ける状態じゃなくなった、ここまでは知ってるだろ?」
「うん」
「で、残された道は就職。俺は東京に出て、3月に警察官採用試験を受け、無事合格。
4月に警察学校に入り、翌99年4月に水上署警備課配属、で、しばらく水上署にいて、
去年の夏の連続婦女暴行及び殺人事件の犯人を偶然見つけて緊急逮捕、その功績で去年
の10月1日付けを持って警察庁警備局警備課に栄転。以上、おしまい。判った?」
「全然」
………。
「つまりだ!あの後警察官なって、犯人逮捕して、出世したの!」
「なーんだ、最初からそう言ってよ。ケイビとかボウコウとかコウボウとか、トンチン
カンなことばっかり言うから」
ベラベラとくっちゃべっている間にコンビニが見えてきた。運の悪いことにちょうど信
号が変わり、横断歩道の前で、信号が青になるのを待った。たぶん県道であろうその道
は、結構通りが激しく、待たないと渡れそうもない。
「でもさ」
「何だよ」
「なんで警察官に?検事になるんじゃなかったの?」
「あのまま慶応法学にいってりゃあな。でもさっき言ったように借金返すのがやっとだ
った。だから完全全寮制の警官なら家賃が安くて住む、3日に1回は泊まりだから、署
の設備を使えて、電気・ガス・水道料金の節約にもなる」
「それだけ?」
「そゆこと」
「単純」
「お前が言うな」
「何よ」
「青だ渡るぞ」
俺は足早に、道を渡り、正面のセブンイレブンに入った。結構でかい所だ。
「待ってよ!」
自動ドアじゃなく、手動の、あのちょっと重いドアだったので、開いて待っててやる。
「ありがと」
「なんか買うものあるのか?」
「別にー。直季は?」
「その呼び方はやめろ」
「なんでよー。今更先生ってのも変じゃん」
「そりゃそうだ」
「直季で良いでしょ」
「勝手にしなさい」
とりあえず、置くの冷蔵庫っていうんだろうか、飲み物の売場へ向かう。菓子売場で騒
いでいる中学生ぐらいの女の子の声が後ろに聞こえた。ふと見ると何処かで見た顔が3
人。誰だっけと思っていると、
「あれ?来てたの?」
ひとみが彼女たちに声を掛けた。
そうだ、課長に渡された資料に彼女たちの写真があった。確か、松浦亜弥と、高橋愛、
それと小川真琴だったかな?
ま、いい。俺は視線を戻し物色する。でかいだけ合ってあるある。ジャスミン茶に、玉
露入りのサッポロのお茶。どちらもご贔屓のお茶なのだが、意外と置いてある店が少な
いのが玉に瑕なやつだ。
お茶と、カレーパンなどを数個取り、レジに向かう。――一応領収書貰っておこう。
「どちら様宛で?」
「警察庁警備局の警備課会計係」
店員がチラと顔を見る。警察を名乗ったときの万人共通の反応だ。あまり気持ちのいい
ものではないが、もう慣れてしまった。
「もう行っちゃうの?」
領収書と釣り銭を受け取り、さっさと帰ろうと思っていた俺に、ひとみが声を掛けてきた。
「仕事中なんだ」
「そんな急がなくても良いじゃない」
さっきの3人の子達と話していたらしいが、すぐこっちに来た。流石に、3人とも俺を
見ている。…3人の美少女に見つめられるという物は人生そう無い経験だろう。悪いも
んじゃない。思うところがあり、ちょっと笑い掛けてやる。
「俺は行くから、あの子達につき合ってやれよ。後輩なんだろ?」
「ちょっと待ってよ!私が終わるまで待ってて」
「え?ああ。ま、いいけど」
そう言うと、ひとみは、「ちょっと待ってて」と、3人に声を掛け、パン売場でなにや
ら探し始めた。
3人の中の1人、確か小川とかいいった子が、俺に近づいてきた。
「あの…吉澤先輩のお知り合いですか?」
「昔ね」
「はあ」
「あいつが小6の頃、家庭教師やっててね、ま、詳しくはひとみに聞いて、なんだ?」
最後のはひとみに向かっての言葉だ。なにやらパンを幾つか抱えている。
「財布忘れちゃった」
「ご愁傷様」
「おごってよ」
「貧乏だって言ったでしょ」
「合格したら、ご飯おごってくれるって言ったじゃない、4年前」
そういえば、そんな約束したかもしれない。
「くだらないこと覚えてるのね」
「まだおごって貰ってないよ」
「もう時効」
「そんなこと言わないで!」
「わーたよ」
しょうがない。変に借りを残しておかない方がいいだろう。パン数個だったらせいぜい
500円くらいだろう。
「6772円になります」
「は?」
俺は店員の声に耳を疑った。ろくせんななひゃく?ちょっと待て!
「パンだけじゃないのか?」
見ると、さっきの3人が持っていた買い物かごもレジに乗っていた。見るとスナック菓
子の袋やら、ポテトチップだろう、筒状の物などが沢山、コンビニの袋に入れられてい
るのが目に入った。どうりで…。
「ちょっと待て!お前の分だけだろ」
「いいじゃない」
「いくない」
「もう1度正しく」
「よくない」
って何を言ってんだ俺。
「吉澤先輩、わたしたち払いますから」
と、3人の1人が言っている。よしよし、えらいぞ。
「ほら良いって言ってるじゃないか」
「けちけちしないの」
ったく。これ以上ここで争っても醜いだけだ。仕方なく俺は財布を出し、4人分の代金
を支払った。
「俺の月給いくらだと思ってんだよ」
「いくらなの?」
「手取り20万ちょい」
「やすっ!」
「悪かったな」
警官の、しかも20代のなんてそんなもんだ。
「じゃ、俺急ぐから」
これ以上奢らされたらたまったもんじゃない。俺はさっさと旅館へ引き上げた。
更新です。
――浪人がケツテイしちまい真下
ですので、以後の更新はかなり不定期になります。
それでも読んでいただける方がいらっしゃったら、
過去ログに放り込まれるまでは続けますので。
追伸
更新が止まったら、時察したと思って下さい…
169 :
ななし:02/02/26 21:07 ID:QlBItdgH
更新されていますね。今後の展開も気になりますなあ。
受験は本当に残念でしたねえ。気を落とさずがんばってくださいな!
死んじゃオシマイ。生きてこそ!
氏んじゃやだよ
>作者殿
小せえことだよ、浪人なんて。死ぬほどの大事じゃない。まぁ予備校の
説明会にでも行ってろってこった。マジに勉強するのはいわゆる二学
期くらいからでいいんだよ、ゴツいこと狙い以外なら。いわゆる秋を
待って取り組むってヤツ?根を詰めすぎて潰れるなら、遊んでた方がま
しだよ。バイトとか入れといて、9月くらいになったら捨て台詞残し
てバイトブッチ、これ最強。勉強の集中力なんて、3ヶ月もてば十分
ましな方なんだから…その代わりいざ始めたら、もう完全ヒキーになれよ!
すべての友人とPCと娘。に一時の別れを告げてな。がんがれ!
はじめまして。実はいつも楽しく読ませてもらっていましたよ。
これからもがんばってくださいね!死んではいけませんよ!
2002年2月9日。高橋。
ふと、寒さで目が覚め、枕元に置いた腕時計を手に取った。リューズの少し上にあるラ
イトキーを押すと、ほんのりと、淡い青色のライトで、アナログの文字盤を照らす。フ
ァンの方に誕生日に貰った(まだデビュー前だったのに高価な物を貰い、感動したのを
覚えている) ハミルトンの時計は、午前1時15分ちょうどを指している。
(まだまだ眠れるな…)
あたしは寝返りをうった。
明日のリハは調整の後、平家さんやカントリー娘さんなどが先に入り、私たちモーニン
グ娘。のリハは昼過ぎになる。したがって午前は少しゆっくり出来るため、8時起床と
なっていた。
あたしたち6人は麻雀の六索子の様に並んで寝ている。片側が入り口側から後藤さん、
吉澤さん、矢口さん。もう一方は、あたし、松浦さん、安倍さんの順。
(くぅ…寒いな…)
私は思わず身震いした。さすが2月の東北は寒い。あたし自身北陸出身のものの、寒さ
にはあまり強くない。雪が降れば楽しいんだけど、その様子はないし、寝るときは関係
ないし。
ふと尿意を覚えたあたしは、腕時計を付けると、そっと布団から出た。この部屋はよ
く修学旅行なんかで使う部屋の作りで、ドアを開けると、前に襖、左手にバスとトイレ
右手にスリッパ用の下駄箱がある。去年の今頃、福井の中学の修学旅行で、京都の旅館
に泊まったときもこんな感じだった。
ジャージのズボンと下着を一緒におろし、ちょこんと便座に腰を掛ける。保温タイプ
なので、あの冷やっとした感触は無かった。
「ふぅ…」
と、息をもらした。さっき――といってももう昨日だけど――の事を思い出す。あの伊
藤さんとか言う人。吉澤さんといい感じに見えたんだけど、恋人ではないみたいだし。
吉澤さんと伊藤さんがくっついてくれたら、後藤さんはあたしが――なんて考えたりし
ちゃったのだ。
…………ムリだろうな。
それに、松浦さんだが、彼女はどうやらあの伊藤さんに一目惚れしちゃったらしい。
コンビニで別れた後、しきりに「かっこいい、かっこいい」を連発し、吉澤さんにもど
んな人か聞いていた。
松浦さんが、伊藤さんに迫ろうとして、吉澤さんがやきもち焼いて、伊藤さんとくっつ
き、残された後藤さんはあたしと――
そんなシナリオがあたしの中には出来上がっている。
なんて浅はかな、と自分でも思う。まこに、後藤さんに、吉澤さん、それに松浦さんと
伊藤さんと2人も加わってきて、いったいどうなるんだろうか。そんなことバカみたい
に心配しているのはあたしだけだろうけど…。腕時計を見ると、すでに1時40分を回
っていた。もうそうんなに経ってしまったのか。
(戻ろう――)
不意に睡魔が戻ってきて、あたしは、立ち上がりズボンを履いた。そっと、水を流しト
イレから出る。
寒い――はやく布団に――布団に…あれ?間違えた?
目の前の布団には誰か寝ている。慌てて横を見ると、松浦さんが寝ている。反対側は、
たった今あたしが入ってきた出入り口。…あってるよね。
(まさか!後藤さん!)
まさか…まさかあ……ありえるわけないじゃない。
ほんのかすかな、ほんとにかすかな望みを持って寝顔をのぞき込む。あれ?
「――あ、たかはしぃ」
その人、どういう訳か、あたしの布団に寝ているその人は、吉澤さんだった。
更新です。
前述のように更新は不定期になるので、順調にアップ出来るのはこの辺まで
だと思います。
それでも読んでいただけたら、過去ログ逝きまでは書かせていただきますので、はい。
そうそう、あと、今のところは生きてます。
どこかに新しい小説書くスペースないかなー
ここはいいのかなー
無理だろうなーー
>>作者
自分のペースでマターリいきまっしょい。
更新無いようだったら保全しとくし。
>>177 下のほうの死にスレを再利用するのが良いかと。
リンク貼ってくれれば読みに行くよ。
>>178 あ、なるほど、ありがとう
でも小説スレじゃなくても書いていいのかな?
小説を思う存分書きたいのなら、狩へ行きましょう・・・
生
き
ろ
!
が
ん
が
れ
!!
( `.∀´)<ほ!
(0^〜^)<ぜ〜♪
( ´ Д `)<んぁ?
183 :
名無し娘。:02/03/03 15:31 ID:phcInUdO
hozemu
更新待ってるぜい、竜崎ゴウ!
ほほう
更新待ってます
2002年2月9日。吉澤。
その時、なかなか寝つけずに、布団の中でごろごろしていた私は、誰かが起き上がる
気配に気が付いた。足音は近づいて来る。
誰だろうと思っていると、
「よいしょっと」
と、それは私の布団へ入ってきた。
「――矢口さん?」
「へへ…よっすぃー寒いからさ、一緒に寝よ」
と、あろう事か、更に私にくっついてくる。
「…何してるんですか?」
「恋人ごっこ〜。何ちゃってキャハハハ!!」
「ちょっ…矢口さん声大きいですよ」
「だから一緒に寝よ」
「『だから』って私の言葉の何処に掛かってんですか…?」
「まあいいじゃない。オイラとよっすぃーの仲なんだし」
「っってダメですよ。ちゃんと自分の布団で寝て下さい」
「や」
「わがまま言わないの」
「よっすぃーってお母さんみたいキャハハ!!」
「…ハァ」
もう…笑い声で誰か起きちゃうんじゃないかしら。と思っている矢先、誰かが起き上が
る気配がした。
「ほら、誰か起きちゃったじゃないですか」
「んー?」
――私の布団への侵入者第2号は…ごっちんだった。
「よっすぃー一緒寝よー……んん」
もぞもぞと私の布団にはいってくるごっちん、しかし3人も入っていてはいい加減狭い!
「よっすぃー誰かいんの?」
「ごっつぁん邪魔しないでよ!」
「静かにして下さいよ」
「ごとーがよっすぃーと寝るの!」
「たまにはヤグチとだっていいじゃん」
「2人とも…」
「だーめ!」
「いいじゃんないのさ」
「ちょっと」
「よっすぃーは、ごとーのものなの!」
「1人占めはだーめ!」
「もう…」
ほんと私は2人の会話の内容よりも、みんなが起き出さないか心配だった。
「いいもん、オイラなっちのトコいくから」
小説はsageろ
ふぅ…やっと矢口さんがいなくなったと思ったら
「なっち一緒に寝よ」
「ちょっと矢口…」
「新婚さんみたいにさ」
「はずかしいべさ」
「よっすぃーとごっつぁんなんかエッチしてるんだからぁ」
「まさかぁ」
……もうなんて会話しちゃってるんだか…
「よっすぃ」
「ん?」
「わたしたちエッチしてないよね?今」
「あれは矢口さんが勝手に…」
「だからしよ」
「状況考えてよ」
「いいじゃない」
「いい子だから寝なさい」
「ちぇっ…」
なんだかんだ言ってはいたが、結局眠かったのだろう、ごっちんはそれから間もなく寝
息をたてはじめた。しかし――
ごっちんが寝てくれたのはよかったんだけど、よりにもよって私の布団の真ん中でねや
がって。しゃあない。別の布団に移動しよう。
え〜と、いまごっちんがここにいるから、矢口さんは多分後でもどるだろう。だからご
っちんの布団へ…あれ?どこだっけ?え〜と。
あ。ここ空いてる多分ここだ。
眠い…。私は良く場所を確かめず、見つけた布団が空いていたので、そのまま寝てしまった。
更新です。
ちょこっとだけど許ちて
更新ご苦労さまです。
密かに感じるなちまりの香り・・・(ワラ
これからもがんばって下さいね。
最近アプは勿論、執筆も出来ない毎日を過ごしております。
そこでくだらないクイズをお一つ。
吉澤に、伊藤直季が現れたように、もう1人の主演、高橋にも
とある娘。以外の人物が関係します。
すでに(1回?2回?)出て居るのですが、それは誰でしょう?
先着1名様に、同作品登場権を差し上げます。(そんな物いらない?)
つまり、本名でもニックネームでも、お望みの名前をオイシめの役でお出しします。
脇役ですけど…。
そんなこと、考えてる暇があったら書け?――はい、書きます。
誰だそれ
雄一で。コレでお願いします。
説明が足りなかったので補足します。
"前記のクイズの正解者先着1名"ということです。
>>999のココに出たヤツみたいな感じで結構です。
別に隠しては居ないんで、すぐにわかると思います。
本編は近日中にアップします。
>114-115で高橋の口から語られる、元クラスメート?
一応本人確認できた方がいいか…これでハズしたら逝くしかないな(w
作者さん、がんばって。続き、ゆっくり待ってます
201 :
名無し娘。:02/03/07 02:08 ID:/3nyR8JC
hozen
同日同時刻。高橋。
「あの…なんであたしの布団に?」
「え?ああ…いや。いろいろあってね…」
吉澤さんは、もそもそと上半身を起こして言った。
「はあ」
「ごっちんがあたしの布団に来て…あ、その前に矢口さんが来て、その後でごっちんが
来て、矢口さんが安倍さんのとこ行っちゃって、ごっちんに布団占領されて、私がここ
に来たの。わかる?」
「はい…多分」
「ごめんね。私どくからさ」
「いえ。いいです。あたし、他行きますから」
「他って…ああ多分ごっちんのトコが空いてると思うよ。でもいいよ私どくから」
「いいえ。お休みになってて下さい」
「…そお?悪いね」
「いいえ」
「じゃお休み。――チュ」
「はえ?」
ほっぺに吉澤さんの唇の感触に気が付いたときには、吉澤さんは、既に横になってしま
っていた。
メンバーの中にはふざけてキスしたりする人がいるけど、あたしが、吉澤さんにされた
のは初めてだった。
ところで、あたしは内心ドキドキしていた。寝場所を譲ったのは、良心からだけでは
ない。後藤さんが寝ていた場所で、寝られると思ったからだ。
布団に触ってみると、かすかに抜く持ちが残っていた。
――後藤さんのぬくもり。後藤さんの臭い。
あたしは、そっと布団の中に潜り込んだ。――気持ちいい。
(後藤さん…)
はぁ…。
あたしは息を漏らした。吉澤さんのさっきの言葉が蘇る。
『ごっちんが私の布団に来て――』
実を言うと、私の聴覚神経はそこで停止していた。
やっぱりと言う気持ちもある反面、わずかに残っていた妄想(吉澤さんが伊藤さんとく
っついて、後藤さんがあたしと、というもの)が消えるのも感じた。
最近、まこ達と話していると、後藤さんへの気持ちがことさら大きくなっていくのを
感じる。やっぱあたしのこの感情は恋だ…。
福井に居たときも、合唱部と、ダンスと、ピアノばっかりで、ろくに恋なんかしたこ
とのないあたしが。ろくにってのは大げさか。1人だけ好きになったことがある男の子
が居る。わかるかな?まこに話した『空想の男子』のモデルだ。幼なじみで、家族ぐる
みに近い付き合いがある。今どうしてるかな?もう受験だよね。
(あれ?)
あたしは誰かが起き上がる気配に気が付いた。みしみしっとかすかに畳みが沈む気配か
ら、こっちに近づいてくるのが分かった。
――誰だろう?吉澤さんじゃないし、さっきの話からすると矢口さんかな?
「もう…よっすぃなんでいないのよぉ〜」
その声…!後藤さんだ!
「んあ?」
後藤さんは、寝ているあたしに気が付き、とまどって居るみたいだった。
「ここ高橋だっけ?」
「いえ…あの…吉澤さんがあたしの布団に寝ちゃって…ここしか空いて無くて…」
しどろもどろになりながら、説明すると、
「え〜!何!?よっすぃ高橋んとこいっちゃってたの?」
「はあ」
「もう!浮気しやがって」
浮気って…。
後藤さんは何を思ったのか、そのまま布団に入ってきた。
「じゃあわたしも浮気しちゃお」
何がですか?と聞く前に、私の唇は、後藤さんのそれで塞がれていた。
「ん〜〜〜〜クチュクチュ」
後藤さんは、かわいらしい声を出しながら、文字通り、あたしの唇を――
「はえ?」
何?今何が起きたの?
「たかはすぃ〜かわいいねぇ〜」
後藤さんは、甘ったるい声で言うと、おもむろにあたしの背後に回り、胸に手を回して
きた。
何?何なのこの状況!信じられない…
「あの…後藤さん?」
「ふふ…高橋のおっぱい大きいね〜コレよっすぃのより大きいよ〜」
そういうと、手をやさしく動かし始めた。
(ああ…気持ちいい)
しばらくうっとりしていたあたしだが、何とか理性を取り戻した。
(っん…)
あたしは自分が濡れ始めていることに気が付いた。
――やばい。こんなの見られたら、危ない女って思われちゃう。
「あの…後藤さん」
「んぁ?」
名残惜しいけど…もっとやって欲しいけど…こんな状況じゃ…あきらめないと…。
「あの――」
「やっぱよっすぃーじゃなっきゃ駄目だ。ごめんね高橋」
「ええ?」
後藤さんは何事もなかったかのように布団から出ると、ふらふらと戻ってしまった。
――何で。
――何で。
何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。何で。
どうしてよ?!
あたしは、ちょっとでも期待した自分を、ちょっとでも感じた自分を呪った。
何期待してんのよ!ばかじゃないのアンタ!後藤さんは吉澤さんに一途だってわかって
たくせに!何で…。
その時あたしは初めて泣いていることに気が付いた。
――ひどいよ。
後藤さん…あんなえっちなことしといて、「やっぱダメだ」なんて。ひどすぎる…。
そりゃあ…そりゃあ後藤さんにとっては、ちょっとしたおふざけかもしれないけど。
他人に胸を揉まれたのなんて初めてだったのに…。
あたしは、バカみたいに期待して感じていた自分を、そして多分、後藤さんと吉澤さん
を、ほんのちょっとだけ恨んだ。
「もう無理だよ…諦めな」
あたしは、自分にそう言い、流れてきた涙を拭った。
あたしが眠りについたのは、それから1時間以上、布団の中で泣いた後だった。
竜崎ゴウ高校卒業記念大量アップ
もうお分かりですよね、高橋と絡むキャラは
>>1-206間に、3回出てきております。
3回すべてをご指摘下さいませ
卒業おめでとう&おつかれっす
>>199 あっています。
ですが、もう1カ所(計3カ所)に出ているの判りました?
近いうち、更新予定です。
>209
んあ〜、>114->115と、>204以外にも出てました?見つからなかった…
あと読み返してて思ったんだけど…作者さんの高校、昔「イモ中」って
呼ばれてなかったですか?こちらはハズす公算大ですが(w
211 :
名無し娘。:02/03/10 03:07 ID:gACpErvv
kitaiage
期待保全
a!ge!
ノノノハヽノノノハヽ
(0^〜^(´ Д `#)
(つ Y ⊂)
(_)_).(_(_)
2月9日早朝。吉澤。
窓から差し込んでくる朝日の眩しさと、遠くに聞こえる鶏の鳴き声で、私は目を覚ま
した。まだ焦点の定まらない目をこすると、隣で同じ様に目をこすってる亜弥ちゃんと
目があった。
「お早う御座います。吉澤さん」
「おはよう」
亜弥ちゃんは、半身を起こすと、不思議そうに周りをキョロキョロ見回した。
「あれ――?」
「どしたの?」
「皆さんが寝てる位置が――」
ああ。なるほど。私の所にはごっちん。ごっちんの所には愛ちゃん、愛ちゃんの所に
は私。そして、何があったのか、矢口さんと安倍さんは、逆の布団になっている。つま
り、ものの見事に亜弥ちゃん以外が入れ替わっているのだ。
亜弥ちゃんにとっては、さぞかし、世にも奇妙な物語で学校の怪談だろう。
「ん。まあね、いろいろあって」
私は、顔を洗おうと思い、洗面台に向かった。トコトコと付いてくる亜弥ちゃんに、
「他の人寝てるから起こさないようにね」
と、声を掛ける。
「吉澤さんって朝早いんですね」
先に顔を洗っている私に、亜弥ちゃんは言った。
「うんまあね。癖かな――――はい。いいよ」
私たちは場所を変わった。
「亜弥ちゃんも早いねー」
「はい。ぐっすり眠れて――――早く目が覚めたんです」
ぐっすりか…。じゃあ昨夜のことには気が付いていないだろう。
「まだ早いし、ちょっと散歩でもいってくんね――一緒に行く?」
「はい。行きまーす」
私たちは、寒くないよう簡単に着替えると、すっぴんのまま部屋を出た。
遅くなりましてすいません。(って誰も待ってない?)
>>210 お判りになりませんか?
じゃあ、ヒントを一つ。
「○マークの数が違う」
と、いったとこでしょうか。
次回の更新で大ヒント公開します。
問題:吉澤に、伊藤直季が現れたように、もう1人の主演、高橋にも
とある娘。以外の人物が関係します。
すでに(2回?3回?)出て居るのですが、それは誰でしょう?
正解者先着1名様に、同作品登場権を差し上げます。(そんな物いらない?)
つまり、本名でもニックネームでも、お望みの名前をオイシめの役でお出しします。
脇役ですけど…。
>>210 イモ中?
聞いたこと無いですね…
旧制中学時代こそあった学校ですけど、多分違うと思いますよ。
>作者様
ヒントを貰ってようやくわかりました…この伏線がそれでしたか。
でもこれ書いちゃうと、ネタ晴らしになりませんか?「256でも369でも
ないスジ」のレスですよね?確かに○マークが一つ多い…やられました(w
>217
すっかりその気になって暴走してしまいました。失礼しました
「待ってない?」と問われれば「待ってる」よ>作者
2月9日早朝。高橋。
その時まだ、まどろみの中にいたあたしは、肩にあてられた手が、優しく揺らされて
いるのに気が付くまで、少し時間が掛かった。
「――はし、高橋?朝だよ!」
――眠い。あの後、後藤さんが離れて行っちゃった時から、1時間くらい眠れなかった。
結局3時過ぎになってしまい、あたしは、まだ眠い目をこすった。
「んーー」
「お。起きたか」
目を開けると、起こしてくれていたのは矢口さんだった。
「お早う御座います。あの、寝坊しちゃいました?」
「んーん。まだ大丈夫」
「真里ちゃーん、まだ早いから良いっていったのに。高橋まだ寝てても良いんだよ」
「いえ」
あたしは、奥で布団を畳んでいる安倍さんに声を返事をし、布団から出た。
「寒っ」
あたしは身震いをして、とりあえずハンガーに掛けてあった、自前のダッフコートを着た。
「なに高橋もいくの?」
「はい?いくって何処へですか?」
「なんかよっすぃーと松浦が散歩いっちゃみたい」
と、教えてくれたのは矢口さん。
「いえ。ただちょっと寒かったので…」
あたしは、自分の荷物を引っ張り寄せ、昨日の家に整理しておいた着替えを出そうとし
た。今日は1日リハなので、軽装で動き安さを重視した物、といってもジャージだけど。
改めて周りを見回すと、あたしの他は、布団を畳んでいる安倍さんと、散らかった荷物
の中を、片づけようともせず、動物園のヒグマよろしく歩き回っている矢口さんしか居
なかった。
「後藤さんもお散歩ですか?」
「え?ごっつぁん?あそういえばいないねー何処行ったんだろ」
「ただいま〜」
矢口さんが言い終わるのを待っていたかのように、当の後藤さんが戻ってきた。
「どこいってたの〜」
「んあ?お茶買いに行ってただけだよ」
「なんだわざわざ、行かなくても昨日高橋たちが買ってきてくれたのに」
突然名前を出されて、あたしは戸惑った。後藤さんは昨日のことどう思っているんだ
ろうか。あたしたちが買ってきたというのは、昨日、伊藤さんに買って貰ったアレであ
る。お菓子の殆どは、昨日の夜トランプをやりながら、みんなで食べてしまったが、飲
み物はまだ、冷蔵庫に入れてあった。
大量に買ってきたのを見た安倍さんが「よっすぃが付いてそんなに買うなんて珍しい
ね」なんて行ってたのを覚えている。「たまには太っ腹にならなくちゃ」なんて言って
たっけ。
後藤さんは、あたしの方をチラと見て、
「な〜んだ。行ってくれりゃ良かったのに。ま、いっか」
プシュッと、まろ茶だろうか、缶のプルタブを空ける音がした。
「…………」
後藤さんは、顔を少し上に向け、目を細めて、お茶を飲んでいた。コクコクというかす
かな音と共に、のどが小さく動くのが見える。唇の辺りから、少しお茶が――。
――唇。本当に昨夜のアレは、現実だったのだろうか?
「ん?なに?高橋」
「え?あの…」
あたしの視線に気が付いた。
「あの…なんでもないです」
「へんなの」
と、別段気にした様子も無かった。
――やっぱり。後藤さんにとって、ちょっとキスするとか、ちょっとおっぱいに触ると
か、それくらいおふざけなんだ。それに後藤さんが好きなのは、あたしなんかじゃない
ってことも判ってる。判ってるはずだった。
だけど…やっぱり寂しすぎる。ただ、ただ憧れてるだけなんてやだったから…。だけ
ど、あたしなんかの方は振り向いてはくれない。
でも――もしかしたら、もしかしたら。昨日の夜の事は、あたしに本当に気があって
――まさかね。女の子同士での恋愛感情自体、そんな多い物じゃないんだから、都合良
く両思いなんて在るはずがない。
ああ…。吉澤先輩が羨ましい。後藤さんにあんなに思われて。
正直言ってしまおうか。昨日後藤さんに『やっぱよっすぃーじゃなっきゃ駄目だ』と
言われたとき、負けた…と思った。
格好良くて、男前で、それなのに可愛くて、明るくて…。後藤さんが惚れるのも判る
気がする。ああいう人は異性にも、同姓にも好かれるタイプだろう。現にあさ美や、亜
弥ちゃんは、吉澤さんが好きだなんて言ってたのを聞いたことがある。
もういい加減にしなさいよ!無理だって事は最初から判ってたんでしょ!あたしの中
で声が言った。
――判ったよ…。諦めればいいんでしょ…。
でも、でも、きっと、いつか、絶対に。後藤さんを振り向かせる。吉澤さんに負けな
いくらい、いい女になって、必ず。
「高橋?ちょっとどうしたの?」
我に返ると、安倍さんが、あたしの前に腰を下ろし、心配そうにのぞき込んでいた。
どうやら気が付かないうちに涙が出ていたようだ。
「どーしたの。急に泣き出して…」
後藤さんと、矢口さんもあたしを見ていた。そりゃそうだ。いきなり泣き出しちゃったらね。
「あの…ちょっと、恐い夢みちゃったんで…」
と、旨くごまかした。大丈夫。もう泣かないぞ。
「なんだ〜可愛い子だね〜」
安倍さんは、そう言うと、軽く抱きしめ、頭をなでてくれた。
「ふふ…。高橋ってかわい」
なんだか…お母さんのにおいがした気がした。
更新かもしれない。
>>218 多分正解でしょう…ネタばれにはならないのでご安心を、
次々回位に出る予定です。
>>219 どうも。そう言ってくれる方が居る間は書きたいと思います。
お暇でしたら、狩の方もどうぞ
更新されてると作者が無事なわけでホッとするよw
更新お疲れさまでっす。
毎回スゲー楽しみにしてますので
まったりとで良いので更新頑張って下さい。
狩でも書いてるのか……逝ってみるよ
229 :
:02/03/18 18:31 ID:jK9hG5uV
保全
狩りの方を書いていたら、こっちがおろそかになっちまった…
早めにアプできるようばんがります。
圧縮ないな、700スレ近いのに。
age
保全
2月10日。伊藤直季。
「なにも起こんないじゃねえかよ!」
と、俺は愚痴った。
コンサート会場内を、さっきから見回っているのだが、いっこうに何も起きる気配がな
い。舞台では、ひとみ達が、クライマックスに向かい熱唱している。
コンサート襲撃の犯行予告の信憑性はイマイチだったが、俺が出たあとも、公安が調
べているはずだった。まあ多分オタクかなんかのイタズラだろうが、『アイドルグルー
プなど、日本文化の羞恥であり、抹殺すべきものなり』なんて逝っちゃってる連中もい
るご時世だ。もっともアイドルの場合、ネット犯罪の被害が多い。合成写真の流出や、
3ちゃんねるとかいう掲示板などでは、誹謗・中傷は勿論、人権侵害ギリギリの発言も
在ると聞く。まあそんなのは俺の担当外だが…。
俺の腰部にベルトを通して取り付けられたホルスターには、実弾5発入りのリボルバ
ー、ニューナンブM60が装備されている。ワイシャツの上には、防弾チョッキ。
そもそもの経緯は小時間前遡る。
ケータイが鳴った。
「伊藤です」
『警視庁捜査一課の一倉だ』
一倉雄一。東大卒のキャリア組の1人だ。29の若さで捜査一課の管理官のポストにい
る。警備局の俺とは直接関係ないハズなのだが、何かあったのか。
『まだ裏はとれていない。だが、警備を厳重にして欲しい。宮城県警に応援要請をだし
た。警備課からけん銃携帯命令と、防弾チョッキ携帯命令を出した。捜査一課及び、警
備第一課より、捜査員が合流する。以後彼らと合同捜査をしてくれ。万が一の為、SA
Tも待機させる。それから、仙台署より、拳銃と防弾チョッキを受け取ってくれ』
「判りました」
そうんな、大げさな!!――映画じゃないんだから、コンサートが襲撃なんて、まず起
こるわけがない。まああってもイッってる奴が、暴れる程度だろう。
会場がワーと一段と盛り上がり、俺は視線を舞台に戻した。
全員が手を振りながら、舞台袖に戻っていく。
「終わりかよ」
お役目終了。ご苦労さん。
と言いたいところだったが、俺は思うところがあり、ダッシュで会場を飛び出した。
2月10日深夜。吉澤。
疲れて床についた割には、私は、なかなか寝つけないでいた。
昨日とは違い、まだ慣れきっていない愛ちゃんや、亜弥ちゃんは、すでに熟睡していた。
「よっすぃ起きてる?」
私の左隣に寝ているごっちんが、言った。安倍さんと、矢口さんは同じ布団で(!)スヤスヤと寝てしまっているところを見ると、起きているのは私たち2人だけのようだ。
「ん?」
「昨日さ…」
「うん」
「なんで逃げちゃったのさ」
「逃げたって?」
「昨日、一緒に寝ようと思ったのにさ。起きたらよっすぃいないんだもん」
ああ…あのことか…。
「だってさ。ごっちんがど真ん中で寝ちゃうんだもん。私のスペースが無くなってたよ」
「重なって寝ればいいじゃん」
そんな無茶苦茶な。と思っていると、ごっちんが「ああいうふうに」と指を指した。
目を向けてみて驚いた。安倍さんが寝ている上に、矢口さんが重なって寝ていた。
多分、お互いの胸は、つぶし合ってる…ってなに想像してんだ?私。
「よっすぃってさ」
「ん?」
「ごとーのコト好き?」
「――好きだよ」
「ほんとに?」
「好き」
「じゃさ、なんでごとーの愛受け止めてくれないの?」
ったくもう!何でそんなセリフを簡単にはけるんだごっちんは。
「あのね…みんないるとこでまずいでしょ。…あした帰ったら家きていいからさ」
「ほんとに?!」
「うん。だから今日は…ね」
「は〜い」
妙に聞き分けが良くて、面食らう思いをしたが、ごっちんは、やっとこさ自分の布団へ帰ってくれた。やっとこれで眠れる。
それからものの5分としないうちに、私は深い眠りの底に落ちていた。
更新だったような気がしないでもない
>>231 すいません…しぶとく残ってて
>作者
更新サンクス。
読ませてもらってるよ。
あっさり保全
あっさり保全
更新キター
狩の方も楽しみにしてます。マターリ進めて下さい
更新ご苦労さまです。
さりげないなちまりに萌えです。
これからもしぶとくがんばって下さいね。
244 :
ななし:02/03/31 22:07 ID:+r1Pxgvs
hozen
2月11日高橋。
国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった。という本は誰の著だったっけ。
仙台−上野間を走る東北新幹線は、あたしたちモーニング娘。のメンバーを乗せ(仕事
の関係で、他の人達より早い帰京だ)幾つかのトンネルを抜けながら、走っていた。
あたしは、3人がけの席の窓側に座っていた。隣はまこ、その隣は辻さん。向かい側
の3席は、180回転され、こちらと向かい合っている。
あたしのまえがあさ美、隣が里沙、もう1人は加護さんとなっている。最近年少メン
バーと呼ばれている6人だ。
通路を挟んで、向かい側の4席は、後藤さんと吉澤さんが隣り合って座り、前には石
川さん。そして、その1ブロック前に、飯田さん、保田さん、安倍さん、矢口さんが座
っている。
あたしは、通路の向かい側、後藤さんの方に目をやった。――吉澤さんの肩に頭を乗せ、
スヤスヤと眠っている。吉澤さんの方は、起きており、なにやら文庫本を読んでるみた
いだった。
――大丈夫。
そう、自分に言い聞かす。あんなの見たくらいで、もう、ネガティブになったりしない。
ふと右肩に重みを感じ、目を向けると、グッスリと眠り混んだまこが、あたしの肩に、
もたれかかっていた。
あらためて周りを見ると、みんなスヤスヤと眠っているようだった。特に里沙や、あさ
美など、まだ幼といえる年齢の上に、ハードスケジュールときて、疲れているのだろう。
辻さんと加護さんも、慣れているとはいえ、疲れは隠せないようだ。
そういうあたしも、いつの間にか睡魔に誘われ、深い眠りの淵についていた。
ちょこっと更新だったとしておくかもしれない
>>218 そろそろ採用しますので、お名前をお願いします。
ほぜ
あぅ、名前ですね…
ところで、名前を使って頂けるキャラは男性ですか?女性でも?
男だと、「嗚呼、どこぞのアフォがおのれの名前つけてハァハァしとるんか
ムガーふざけんな!」と思われるような気がする(漏れならそう思う)
ですが…
ガンヲタなので(w
女性なら、八嶋未来(「やじまみく」と読んで欲しいです。まんまはキツイので)
男性なら、松永真(「まつながしん」で。ここまでマイナーなら先入観もないかな?)
よろしくお願いします。マターリとお待ちしております〜
251 :
nanasi:02/04/09 20:37 ID:YJKs2or+
hozen
作者様がんがって下さい
すいません…まだ出来てないです
狩の方は結構進んでるんですが…なんか狩が変になってる
こっちに新スレたてちゃって、同時進行にしようかな…
254 :
:02/04/13 00:17 ID:CC0Ij52r
255 :
:02/04/15 19:05 ID:bqrsjrbK
保田
全開
おでん
258 :
:02/04/21 02:12 ID:vOCPSt41
保田
全速
保田
全力
261 :
:02/04/28 02:20 ID:15PWRCfr
262 :
名無し娘。:02/04/28 20:01 ID:sA+L1Kga
保
保田
全員
264 :
名無し娘。:02/05/03 23:55 ID:fJIv1Sak
===== 再 開 =====
再開予定
266 :
:02/05/09 07:03 ID:lcMTKNtO
まだ?
267 :
:02/05/11 09:06 ID:AFsh71qc
待ってるよ!
吉澤
「さ、入って」
私は玄関のドアを開け、彼女を通した。
「ただいま〜」なんて(何故?)言いながら入るごっちんの後に続き、鍵をしめる。
「なんか飲み物持ってくから、部屋で待ってて」
「あ〜いよ〜」
紅茶でいいかな?
Tパックを2つ取りだし、自分のと、来客用のカップを取り出しそれをそれぞれに入れる。
……何してんだろ?
ごっちんを、自分の部屋で1人にしてしまったことに気がついた。
――変なことしてなきゃ良いけど…
私は変な想像を振り払い、カップとお菓子を盆にのせ、部屋に向かった。
「お待たせ――何してんの?」
「んぁ〜?」
彼女は、こともあろう私のタンスを引っかき回していやがった(!)
「いや〜さ〜。ごとーとお揃いのいくつあるかな〜って。これでしょ…これも…このオーバーオールと…」
「お願いだから引っかき回さないで!――紅茶ここ置くよ」
「ありがとー。あ!これ格好いい!」
と、私のお気に入りの黒のパーカーなどを引っぱり出している。
「やーめーなさいって!」
ごっちんの手からそれを取り返す。
「紅茶飲もっと」
「砂糖とかいる?」
「いる」
「じゃ持ってくる」
「いいよ。台所でしょ?ごとーが持ってくるよ」
ごっちんが行ってしまうとの入れ替わりに、私のケータイが鳴った。
ディスプレイをみると、小川からの電話だと分かった。
「もしもし〜」
「吉澤さん?あの、すいません、いきなり」
「ん?どした〜?」
「あの…愛のことなんですけど」
「なに〜小川も、もう恋する年か〜?誰よ?クラスの男子とか?」
「…あの愛…高橋愛のことです…」
「え?ああ…あ。そりゃそうか、それで?」
「あっちで…仙台でどんな感じでした?」
「え?どんなって?」
やばい…キスしたことばれたかな?まいいけど。
「あの…さっきまで一緒だったんですけど、様子が変なんです」
「様子?――そう…」
「なんかご存知ですか?」
どうしよう…。愛ちゃんがごっちんに恋心抱いてるのは知ってる。でもそれを言うべきか…。
悩んだ末、私は言った。
「ちょっと、わかんないけど…。女として見て、恋してるように見えなくはないよ。小川、相談にのってあげな!」
「…はい、どうも」
「うん。頑張って」
何を頑張るんだか、と思いながら。ごっちんが階段を上がってくる音がしたので、電話を切った。
「誰から?」
部屋に入ってきて開口一番そう言った。
「小川。ちょっと聞きたいことって」
嘘はついてない。
「ふーん。はいよっすぃーの分」
「あ、私いいや」
「せっかく持ってきたのに〜」
といいながら、ごっちんは自分のカップにドボドボと入れている。
――あれ
「んぁ?どしたの、よっすぃ?」
「んん…疲れが出たのかな。ちょっと眠いかも」
「寝て良いよ」
どうしたんだろう…やっぱ疲れが出やすい体なのかな?
「ごめん…ちょっと横になるね」
と言いながらベットに寝そべると、急激に睡魔がおそってきた。
「よっすぃーが寝てる間、お部屋荒らしてるね」
ええ?と思ったとき、私はすでに深い眠りに吸い込まれていた。
三十分後…。
ドシン、体に乗ってくる感触で一気に目が覚めた。
それは、勢いをつけて、私の腹部に乗り上がってきた。
「ぐへ!」
「いつまで寝てんのさ〜」
私は商店の定まらない目で時計を見やると、
「まだ三〇分じゃない」
ごっちんは、私に馬乗りになっている。しかもよく見ると、奥から引っぱり出したのだ
ろう、私の中学時代の制服を着ている。
「ちょっと!なんて格好してるの?」
「へへ〜よっすぃーのセーラー服」
そう言いながら、私から降り、ベットに腰を掛ける。
「よっすぃてさ、ずっと女子中で、やっぱレズとかいたんでしょ?」
「ちょ…何言ってんの」
「よっすぃーて可愛いし、格好いいからね〜もてただろうな〜」
「そんなことないよ〜」
「うそだよ〜こんな風にセーターの下に手入れて、もみもみっとか〜」
ごっちんは、私の手を取り、セーターとセーラー服の間に導く。
「でさ〜スカートめくちゃってエッチーとか〜」
と、今度は、もう一方の手を、自らの、足に…極端に短くしたスカートからスラリとの
びる足に…ルーズソックスが似合いすぎているその可愛い足に…
やばい!何考えてんだ私。ごっちんの誘いにのっちゃいそう…。
私はブンブンと頭を振った。
でも…私は制服を着たごっちんを改めて凝視してしまった。
――可愛い…。
ちょっとでごめんちゃい
273 :
:02/05/12 01:09 ID:xTszlmQ3
ガンガレ
待ってたで〜
275 :
名無し:02/05/12 12:22 ID:v4ONpcy0
制服ごま萌え
276 :
名無し募集中。。。:02/05/14 00:00 ID:sACm4aOO
ふ
狩は放置かね
279 :
:02/05/22 12:41 ID:JorUHfai
280 :
だから君も探してくれよほんの少しで構わないから:02/05/25 16:16 ID:DVmYFIg+
あらかじめ断っておくと、その時私の理性は完全にすっ飛んでいた。ごっちんの可愛すぎる姿によって…。似合いすぎてるセーラー服姿によって…。
気がついた時、私はごっちんの体を押し倒していた。
ごっちんはアハっとした表情を浮かべ、楽しんでいるように見える。――そんな余裕、
すぐにかき消してやる。
「ごっちん…」
私はそっと、ごっちんの…いい加減エッチの時くらい名前で呼ぼう――真希の額に手を当て、うっすらとかいた汗で張り付いている髪をたくし上げた。
そのまま、唇に私のそれを着陸させる。
ほんの少し開かれた真希の唇に舌を進入させ、彼女の舌を探して中をまさぐる。
「んん…んっふぃ〜〜」
そう言う真希の声は随分と情けない声だったが、おそらく「よっすぃー」と私を呼んだ
んだろう。まだまだ余裕があるみたい…。
私は一端、顔を上げると真希の目をまっすぐ見て、
「真希…可愛いよ」
「アハ、なにそれ…」
あらかじめ断っておくと、その時私の理性は完全にすっ飛んでいた。ごっちんの可愛すぎる姿によって…。似合いすぎてるセーラー服姿によって…。
気がついた時、私はごっちんの体を押し倒していた。
ごっちんはアハっとした表情を浮かべ、楽しんでいるように見える。――そんな余裕、
すぐにかき消してやる。
「ごっちん…」
私はそっと、ごっちんの…いい加減エッチの時くらい名前で呼ぼう――真希の額に手を当て、うっすらとかいた汗で張り付いている髪をたくし上げた。
そのまま、唇に私のそれを着陸させる。
ほんの少し開かれた真希の唇に舌を進入させ、彼女の舌を探して中をまさぐる。
「んん…んっふぃ〜〜」
そう言う真希の声は随分と情けない声だったが、おそらく「よっすぃー」と私を呼んだ
んだろう。まだまだ余裕があるみたい…。
私は一端、顔を上げると真希の目をまっすぐ見て、
「真希…可愛いよ」
「アハ、なにそれ…」
「よっすぃ〜〜。はずかしいよぉ〜〜こんなの〜……」
私はその言葉を無視すると、セーラー服を胸の上までたくし上げた。
手を回し、ブラのホックをはずしたが、取り退きはせず、乳房からずらして置いたまま
にした。
この方が萌えるのだってなに言ってんだ私。
そのまま、もう我慢の限界に来ていた私は一気に真希の胸にしゃぶりついた。真希の乳
房を口で味わうのはなんだか久しぶり。
依然、彼女の両脚は私の方に乗っかったままなので、真希の体は折れ曲がるように少
々きつい姿勢を虐げられたが、丸開きになった恥部を、私のスカートがこすれていた。
勿論そんなことも計算済み。
真希の大きな胸を交互に口に含み、乳輪をなでるように舌をはわせ、乳首をチュウチ
ュウと吸う。乳房の彼方此方にキスマークをつけながら、空いた胸を手で可愛がること
も忘れない。
実際の挿入はまだだというのに、真希の表情は完全にソレだった。
「よっっすぃ〜〜…んん…もう…もう…イかせて…おねがい〜〜」
「まーだ駄目」と言おうとしたが、さすがに可愛そうになり、右手の指を真希の入り口
にあてがった。
「――いい?」
私は、真希がコクンと頷くのを確かめた。
こんな時間に更新してみる
鬱だ…失敗。
ええい!やり直し。今のなし!
あらかじめ断っておくと、その時私の理性は完全にすっ飛んでいた。ごっちんの可愛
すぎる姿によって…。似合いすぎてるセーラー服姿によって…。
気がついた時、私はごっちんの体を押し倒していた。
ごっちんはアハっとした表情を浮かべ、楽しんでいるように見える。――そんな余裕、
すぐにかき消してやる。
「ごっちん…」
私はそっと、ごっちんの…いい加減エッチの時くらい名前で呼ぼう――真希の額に手を
当て、うっすらとかいた汗で張り付いている髪をたくし上げた。
そのまま、唇に私のそれを着陸させる。
ほんの少し開かれた真希の唇に舌を進入させ、彼女の舌を探して中をまさぐる。
「んん…んっふぃ〜〜」
そう言う真希の声は随分と情けない声だったが、おそらく「よっすぃー」と私を呼んだ
んだろう。まだまだ余裕があるみたい…。
私は一端、顔を上げると真希の目をまっすぐ見て、
「真希…可愛いよ」
「アハ、なにそれ…」
今度は標的を右耳に変えて、再び唇を着陸させる。耳の穴の中に舌を進入させつつ、右
手で頭をなでてやり、左手は指に髪を絡ませながら、空いた耳をやさしくいじくる。
頬伝いに唇を動かし、今度は首筋。既に右手はセーラー服をたくし上げ、ブラを捲り
上げた左胸に達し、すっかり固くなった頭頂部を指の腹でなでていた。左手は、真希の
頭を優しくなでる。
そのことになると、さすがの真希も余裕が無くなり、完全に「感じている」顔だった。
「よ…よっすひぃ〜〜〜……き…気持…気持ちい〜よぉ〜……んん…上手…ん…」
私はフフと笑うと、左手をいきなりスカートの中へ送り込んだ。――ショーツをはいて
いなかった。いきなり真希の大事なところに触れてしまい一瞬驚いたが、少しだけ、ビ
チョビチョになったそこをなでると、すぐに手を引いた。
案の定、真希は表情に?マークを浮かべている。
「なんでよぉ〜…もっとぉ…」
「ま〜だ。あとでね」
と、焦らすように言い、体を起こした。
ダランと力無くのびている真希の両足を持ち上げ、私の両肩にそれぞれ乗せる。ルー
ズソックスが耳をくすぐったが、そんなことは気にとめず、その状態のまま、体を引き
寄せた。
自然短すぎるスカートからは、彼女の中心が丸見えになっている。
「よっすぃ〜〜。はずかしいよぉ〜〜こんなの〜……」
私はその言葉を無視すると、セーラー服を胸の上までたくし上げた。
手を回し、ブラのホックをはずしたが、取り退きはせず、乳房からずらして置いたまま
にした。
この方が萌えるのだってなに言ってんだ私。
そのまま、もう我慢の限界に来ていた私は一気に真希の胸にしゃぶりついた。真希の乳
房を口で味わうのはなんだか久しぶり。
依然、彼女の両脚は私の方に乗っかったままなので、真希の体は折れ曲がるように少
々きつい姿勢を虐げられたが、丸開きになった恥部を、私のスカートがこすれていた。
勿論そんなことも計算済み。
真希の大きな胸を交互に口に含み、乳輪をなでるように舌をはわせ、乳首をチュウチ
ュウと吸う。乳房の彼方此方にキスマークをつけながら、空いた胸を手で可愛がること
も忘れない。
実際の挿入はまだだというのに、真希の表情は完全にソレだった。
「よっっすぃ〜〜…んん…もう…もう…イかせて…おねがい〜〜」
「まーだ駄目」と言おうとしたが、さすがに可愛そうになり、右手の指を真希の入り口
にあてがった。
「――いい?」
私は、真希がコクンと頷くのを確かめた。
ちょこっとエロに…
もっと逝った方がいいかしら?
289 :
名無し:02/05/25 23:45 ID:rt3ovIEH
その前に順番を確認しろ
291 :
名無し:02/06/02 11:29 ID:xwhlUVzb
どんどん逝っていただいて構いません!!!!
鬱だ…
書いたのが全部消えやがった………
――すいません。強引に終わらせます。
過民具素運
293 :
:02/06/09 02:52 ID:lbC26h5O
もう終わったの?
保田
全般
ほ
ぜ
ん
同時刻。高橋愛。
――「ふぅ」
あたしはケイタイの電源を切ると、今日何度目かのため息をついた。
まこと電車の中で別れ、駅を出てから、あたしは何度も同じ番号に掛けようとしては、躊躇い、を続けている。
後藤さんに掛けてみようと思う反面、何を話せばいいのか、多分吉澤さんと一緒なんだろうとか、いろいろな気持ちが入り交じっていて、どうしても掛けられなかった。
「――帰ろ」
いつもならタクシーで家まで帰るのだが、今日は、何となく歩きたかった。
結構暗くなってたから、気がつかれることもないだろう。
「寒っ!」
あたしは駅のロータリーを首を窄めながら歩いていった。
――1人なんて久しぶりだな。
あたしは空を仰ぎ見た。
星空が見えるがやはり都内、大きめの星しか見えないが、冬の星座の代表オリオン座を見ることが出来た。福井にいたときは、もっと綺麗に見えたな…
いけない、いけない。最近あたしどうも感傷的になりすぎだ。ツアーが終わったら一回帰ろうかな。
駅から今あたしが済んでいる祖母の家は歩いて15分くらいのところにある。自販機で買ったココアの缶で両手を暖めながらブラブラ歩いていた。
周囲を見回すと、アベックばかりが目に付く。寒いとか言ってここぞとばかりに彼氏に抱きついてるのかな…。
あたしは、後藤さんに対する気持ちの一方、男の人とデートしてみたいなんて普通の女の子の気持ちももちろん持っている。だからこそ、あの伊藤さんにも男性的な魅力を感じた。吉澤さん…どうするんだろう?
缶のプルトップをプシュと空け、あたしはちびちびとココアを飲んだ。
――おいしい
あたしが初めてココアを飲んだのは、忘れもしないあの日だ。
中学1年の冬。合唱部のコンクールの帰りだった――――――。
ひそかに更新。
狩のやつは、いずれ羊で復活させます。
ちなみに羊の沢山の作者さんがいらっしゃるスレで無名で書いてます。
よかったらご賞味を。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
作者さん、帰ってきてくれてアリガd。めっちゃ待ってたよ。
ところでタイトル「会合わせたら」ミスかいな?
狩の奴もたのしみにしてま。
>>302 …マチガイです。
某歌詞をそのまま使ってますんで…
>>303 この小説のタイトルはその歌詞を使ってる曲のじゃダメなのかな?
ま、何曲かあるみたいだけど。言葉の雰囲気からして。
って、こんなの無視して続きよろしくです。
よしごまエロ、もっと見たい!続き希望。
小川がもっと見たい!!
310 :
ななし:02/07/13 16:09 ID:8NjHnQb+
保全age
311 :
ななし:02/07/14 17:57 ID:3RQUEtvQ
age
312 :
名無し募集中。。。:02/07/14 17:58 ID:3isrB9gb
ツマラン
>>312 ならくるな。
ここは俺達にとって聖域だ!!
保全age
保全sage
ん
317 :
も:02/07/17 13:36 ID:hVdDyQRZ
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
318 :
名無し募集中。。。:02/07/17 22:24 ID:05mn1ntq
319 :
も :02/07/18 23:00 ID:5zZDSTxp
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
320 :
さ:02/07/19 18:21 ID:bf1PKRtY
しょうがないから保全でもしてやるか
321 :
も :02/07/19 19:39 ID:y+iJaDx5
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保田
全勝
323 :
も :02/07/22 20:18 ID:/OYtuLm9
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
そろそろ頼む.
夏期講習多様多忙期間なのでしばしお待ちを…
325 :
も:02/07/25 19:02 ID:7yQBgzfp
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全sage
保全だ!
保全書き込みを行います. 1028046906
こんな時だから保全
脱退はいいよ脱退は別に。
なぜ愛たんがミニモニ…鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
明後日久々の休みだから更新しようって気だったのに…ガンバル
LOVE保全
保全
名無し募集中。。。
すいませんです…
受験勉強本格化でかなーり時間ないです…
暇あったとき書くんで、よかったら待って手下さいませ。
ほぜん
335 :
:02/08/09 00:05 ID:FIQ9jWNF
336 :
:02/08/15 01:43 ID:I4xzNcST
336ゲット
337 :
:02/08/17 11:59 ID:DX8bkYbC
338 :
:
ほぜn