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54なげやり
夜中トイレに起きると会長の部屋から明かりが洩れてるのが見えた。
部屋に近づいてみると、中澤さんと会長が話しているのが聞こえた。
「やっぱ彼女には荷が重かったんかなぁ」
「・・・」
「・・・」
「会長・・・会長はどうしてあの子を娘に入れようと思ったのですか?」
「・・・ロックや」
「冗談はいいです」
「いや、そうとしか言い様がないんや。自分でもなんで入れたかようわからん」
「そんな・・・! そんないい加減なことで・・・」
「そもそも娘はそういうもんや。雑草の集まりや。お前もな」
「・・・」
「しかし、彼女は雑草の中の雑草やからなぁ・・・空手の経験があるとはいえ
 素質はこれっぽっちもない」
そんな。
これはきっと私の話しだ・・・
ああ、そうなのですね。私はやっぱりダメ人間なのですね。
やめよう・・・やっぱりやめよう。今すぐにでも荷物をまとめて出て行こう。
「だが・・・」
しかし私は次の言葉で足を止めた。
「何かあるんや・・・彼女には。今までの娘には無かった何かが」
「それは私にも・・・感じるところはありますが」
「正直言うと、新メンの中で俺はあいつに一番期待しとる。あいつが娘を変えてくれる気がするんや」
・・・
「だが、もう駄目か・・・やめたい言うならしゃーない・・・」
・・・
55なげやり:02/01/12 03:15 ID:lg9C0Xq3
朝。
「なんや、まだ帰ってなかったんか」
中澤さんが私の姿を見つけてそう言う。
「はい・・・私・・・」
「どうした?」
「もう少し・・・続けてみようと思います」
「そう・・・」
中澤さんは私の決断を聞いてもそっけない態度をとる。
「もう少し、とか、中途半端な気持ちやったら、やめた方がええんとちゃう?」
「え・・・」
「また次負けたら、びーびー言い出すんとちゃうん!?」
「・・・」
「帰れや!!!」
中澤さんが私を怒鳴りつけた。
そんな・・・そんなに怒らなくても。
「・・・」
中澤さんは私を睨みつけると去って行った。
私はそのままその場所を動くことができずに突っ立っていた。
他のメンバーの人達が冷ややかな目で私を見ている。
(なんでいんの?)(さっさと出てけよ)
そんな言葉が投げ掛けられてる気がする。
「ちょっと邪魔なんだけど」
ドンッ!!
矢口さんが肩で私を弾き飛ばす。
・・・昨日のことまだ怒ってるんだ。
・・・
どうしよう・・・このままじゃいけない。
どうにかしなきゃ。
56なげやり:02/01/12 03:15 ID:lg9C0Xq3
私は誰かに話し掛けようと、ある人に近づく。
その人は・・・

1 飯田
2 保田
3 安倍
4 矢口
5 後藤
6 吉澤
7 石川
8 辻・加護
9 同期の3人
10 つんく会長
11 やっぱり帰る
57名無しぃ:02/01/12 03:17 ID:l7eIVg+R
11。
58kago:02/01/12 03:28 ID:3SAascll
59なげやり:02/01/12 05:42 ID:ppYx1qeA
やっぱり帰ろう・・・。

「今までありがとうございました」
私は道場に頭を下げた。

そして、北海道へ帰った。

私は「モーニング娘。」を脱退した。

  ・
  ・
  ・

次の日のスポーツ新聞には
「爆笑!! 新人 紺野あさ美 電撃脱退!!」
という文字が踊っていた。

格闘系の情報番組では・・・
司会「いやー和田さん。なんで紺野さんやめちゃったんでしょうか??」
和田「アヒャヒャヒャ!! シラネーヨ!!」
60なげやり:02/01/12 05:42 ID:ppYx1qeA
「あさ美。ご飯よ」
「いらない」
私は家にひきこもるようになった。
「・・・」
することもなくパソコンの電源を入れる。
2ch。
そこが今の私の居場所だ。

モー板を覗く。
今日も私のことで「祭り」が行われていた。
『紺野脱退!15』
すさまじい勢いで書き込みが行われている。

「あんな無様な負け方したら、そりゃやめたくもなるよな」
「だからって即刻やめるなんてヘボすぎ」
「こんな潔い引退する奴イネーヨ! こんこんは神だ!崇めよ!!」
「どうせ矢口にでもイジメられてたんだろ」
「今ごろどうしてんだろ。やっぱ引き篭もってるのかなぁ」

私の人生は早くも「終了」した。

【THE END】
61なげやり:02/01/12 05:44 ID:ppYx1qeA
「後藤」
つんく会長が私を呼び出した。
めずらしいな。なんの用だろう。
「次の対戦相手なんやけどな・・・」
「はい」
「こいつなんだが・・・」
会長が一枚の写真を手渡す。
「こ・・・この人は・・・!!」
「・・・」
「会長! なんで私がこの人と!」
絶対に嫌だ。

その人は・・・

1 市井沙耶香
2 ジェシカ・シンプソン
3 募集(名前書いてください)

4 紺野終了さすなボケ。なめとんか。
62なげやり:02/01/12 06:12 ID:MG+qS/dP
紺野外伝


「ねぇねぇ、雪祭り見に行かない?」
友達が家に引き篭もっている私を心配して、大通公園の雪祭りに誘ってくれた。
正直外に出るのは怖かったけど、せっかくだから行くことにした。

相変わらず色んな雪像がある。
これを作ってる自衛隊の人達はすごいなぁと思う。
「あっ・・・」
私は思わず立ち止まった。

それはモーニング娘をあしらった雪像だった。
12人の娘達の勇姿だった。
当然、その中に私はいない。

辛い練習の日々が走馬灯のように頭をかけめぐる。
私は・・・私は・・・

「っ・・!!」
私は逃げ出した。その場所から。

もう戻れない。戻れないんだっ・・・!!
63なげやり:02/01/12 06:22 ID:/J8yXBvo

やっぱりつまんない・・・無様だ・・・
64なげやり:02/01/12 06:23 ID:/J8yXBvo
      ||
     ∧||∧
    ( / ⌒ヽ
     | |   |
     ∪ / ノ
      | ||
      ∪∪
65なげやり:02/01/12 06:40 ID:o6LytKH9
選択肢やめます。
思いつくままに書くことにします。

1の市井で続き書きます。
66なげやり:02/01/12 07:27 ID:YoSUMr7E
「ごっちん! なんかあの人が来てるよ!!」
「え?」
よっしぃーが慌てた様子でやってきた。

行くとそこには・・・
「久しぶりだね・・・後藤真希」
「い・・市井ちゃん・・・」
間違いない。市井ちゃんだ。
「どうしてここに・・・?」
「いや、なに・・・挨拶に来たのさ・・・あんたにね」
なんだか様子がおかしい。私の知ってる市井ちゃんではない。
「次のあんたの対戦相手・・・私だよ」
「知ってる・・・」
二人の間に何故か緊張が走る。
「相変わらずあんたは強いよねぇ・・・」
「・・・」
「私がいない間も一度も負けてないんでしょ?」
「う、うん・・・」
「だけど・・・」
「!!」
「次で終わりだ!!」

ドォォォォォォォォン
67なげやり:02/01/12 07:27 ID:YoSUMr7E
市井の体から白い糸のようなものが放たれた。
一瞬にして道場中を包み込む。
「きゃああああぁぁぁぁあぁぁぁぁーーーー」
悲鳴。

「フフフ・・・」
そんな。
道場がガレキの山になってしまった。
市井ちゃんの手によって。
「・・・」
二人で一緒に汗を流してきた道場。
そんな思い出の場所を壊してしまうなんて・・・
「どうして・・・」
「フフ・・・なに、その目?」
私の目は潤んでいただろうか?
「あんたは私を恨んでいるのではなかったの? ユウキのことでさ」
「!!」
チャリ・・・
私は自分の武器である「鎖鎌」を取り出した。
「ふん・・それでいい。やっと本性を現したか」
「・・・」
ユウキはお前のせいで・・・!!
そして、道場をこんな風に・・・許さない!!
「市井ぃぃぃぃぃぃっ!!!」
私は奴に鎖を放った。
しかし、市井はさらりとかわした。
「ふん・・・遅いよ」
「待てっ! 逃げる気かっ!!!」
「そういうこと」
市井は瞬く間に消えてしまった。
「ちっ・・・!!」
68なげやり:02/01/12 07:28 ID:YoSUMr7E
「いたいのれす、いたいのれす・・・」
「のの・・・」
辻が重傷のようだ。加護が看病をしている。
「あーっ・・・腕が・・・上がらない」
「よっしぃーまで・・・そんな」
落下したガレキによって、ほとんどの娘達が負傷してしまっていた。
そんな・・・シリーズが近いのに・・・
そういえば、一人姿が見当たらない。
「あれ? 圭ちゃんは?」
「そういえば・・・」
「まさか、あの中とか・・・」
ガレキの山が一層すごい所がある。
確かさっきまで、あの辺りでトレーニングをしていたような・・・
「圭ちゃん!」
私は駆け寄ってガレキの中を覗きこむ。
中に肌の色が見えた。
「辻! このガレキどけて!!」
「無理だよ・・・ののは動けない」
「くっ・・・!」
私は仕方なく、鎖でガレキを粉砕していった。
「圭ちゃん! 圭ちゃん!!」
中から圭ちゃんを助け出した時にはすでに遅かった。
69なげやり:02/01/12 07:28 ID:YoSUMr7E
「そんな・・・」
元娘、紺野あさ美はその事実をニュースで知った。
ハロプロ道場の崩壊で、娘達が大ケガ・・・
中でも保田さんは意識不明の重体・・・
意識が戻る可能性は万が一にもないらしい。
「あさ美・・・電話がきてるの」
「出たくない」
「それが・・・つんく会長からなの」
「!!」

「よう、紺野か。元気にしとったか」
「なんですか・・・」
「ま、お前に頼みたいことがあってな・・・」
70うんこ:02/01/12 15:30 ID:mHx9mecS
カシャッ!!カシャッ!!

肉ソドム
「いやーみなさん! 今日こうして集まっていただいたのは他でもない!
 みなさんに重大な発表があります!!」
ゴクッ・・
「モーニング娘が我々の団体に来てからというもの
 会場内に悪臭が漂い! デブメガネ特攻服コスプレオタによる暴挙から
 観客同士のトラブルがつきません!! おかげで客層も女子供が減り
 マニア化が深刻化!! このままでは我等WAPは完全に腐って
 しまいます!! ですから、我々はモーニング娘の完全追放を
 考えています!! 以上!!」

かくしてモーニング娘VS反乱軍による
追放をかけた全面対抗戦が決定した。

『モーニング娘の入場です!!』
ウオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!!
13人総出で出てくるのは本当に珍しい!
あまりのレア度にお客さん総立ち!!

肉ソドム「おいモー娘ー!!」
ウオッ・・・
肉ソドム「お前らのせいで、バカな客な増えてんだよ!!
     落とし前つけろこらぁ!!!」
ワアアアアアアアアア!!!
ブゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
71うんこ:02/01/12 15:30 ID:mHx9mecS
肉ソドム「うっせー!! くせぇんだよお前ら!!
     死ねー!! うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
客「お前の方がくせぇぞデブー!!」
客「なんか言ってやれ矢口ー!!」
やーぐーち! やーぐーち!!
矢口「えー」
ゴクっ
矢口「まったくその通りだと思います」
ワアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!
やーぐーち! やーぐーち!!
非モーオタ「お前は神だ!!」
非「ファンを冒涜する! その心が必要なんだ!」
非「矢口サイコー!!」
ブゥオオオオオオオオオオオオオ!!!
モーオタ「ふざけるな矢口ー!!」
オタ「氏ね!!」
しーね! しーね! しーね!!
オタ達「しねーしねーしねしねしねしねしんじまえー!!」
矢口「黙れボケェェェェェェェェェェェ!!!!」

カーン!!

あー! 矢口がまだ何か言おうとしているのに試合が始まってしまった!!

          肉之燃念 肉ソドム 肉蔵 飯野賢冶 タツヒコ
モー娘    VS 堀江由衣 田村ゆかり 望月久代 榎本温子
(後藤は欠場)   王様 ディノKO マグナムちゃんこ
      
飯田が徹底的に狙われているーー!!
王様「よっしゃー!!!」
延髄斬りーーー!!
「ワン!ツゥ!スリィ!!」
オオオオオオオオォォォォォォォォ
リーダー取られたーー!!
和田「弱いよ!! (゚∀゚ )アヒャヒャヒャヒャ!!」

ナレーション「年上連中ばかりを徹底的に狙っていく反乱軍・・・」
72うんこ:02/01/12 15:30 ID:mHx9mecS
なっちありがとう!なっちありがとう!!
今日はポケットステーションが投げ込まれた!!
これで二人消えましたー!
和田「弱いよ!! (゚∀゚ )アヒャヒャヒャヒャ!!」

ナレ「そして−−−−」

肉「よっしゃー!!!」
なんだ? 何が起こったんだぁ??
モー娘達が大量に退場していく!!
和田「あーそうか!! 9時だよ!!」
ドーーーーーーーーン!!!

(゚∀゚ )アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

ナレ「9時になったため、18歳未満のメンバーは強制退場」

あーなんてことだ!! これまでダラダラとした試合をして
時間を引き延ばしていたのもこのためだったのか!!
そして年上連中ばかりを狙っていたのも!!
今残っているのはーーー矢口と保田!!
二人で12人相手にするのかぁーーーー!?

やーぐーち! やーぐーち!!

タツヒコ「無理だぁぁぁぁぁ!!!」
あータツヒコのSTO!! その他もろもろを食らって
矢口3カウントー!!
残るは保田だけーーー!!!
やーすーだ!! やーすーだ!!
モー娘完全追放なのかーーーーー!!!!
タツヒコ「うりゃああああぁぁぁぁぁ!!!」
ドラゴンクラァァァァァァッシュ!!!!
決まったーーーーー!!!
「ワン!   ツゥ!!   スリィ!!」
カン カン カン

ナレ「モー娘、追放」

ブウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!
オタ「きたねーぞぉぉぉぉ!!!」
オタ「そんなんで勝ったつもりかぁぁぁぁぁ!!!」

肉「みなさん!!」
ドーーーン
肉「これで悪は去りましたっ!! ありがとうございましたっ!!!」

ブウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ