「やっ…やっ、だめ…よっすぃ〜っ…!」
「はい?」
飯田がしっかりとローライズのウェスト部分をつかむが、それに対しても
動じない様子の吉澤は、あくまでなにげない冷めた返事を返した。それが飯田の
恥辱感を増させる。
「そういうことすると何にもしませんよ?」
「やっ………だぁ〜めぇ〜!」
飯田は赤い顔としばしの沈黙で吉澤の言葉に反応すると、子供のように矛盾した
わがままを言ってみせた。
半ばあきれたような表情の吉澤が飯田の手をつかむと
自分でそのホックを外すようにその手を誘導した。
吉澤の手と重なり合った飯田の手が自分の股間をまさぐり、
長い指がゆっくりとそのチャックをおろす。
ヂィ〜……
デニムの間から白いレースが覗く。
その中の人肌で暖められているであろういやらしい匂いが
吉澤の鼻に触れる。たまらない、といった感じで吉澤の横顔が
その白いレース地に埋まるのを紺野は変わらずしっかりと見つめていた。
「はぁ…んふっ…はぁあ…飯田さん…」
「んんんん……っ…よっす…ぃ〜…っ…はぁあっ」
その薄いレースの上に夢中で唇を這わせる吉澤と
その頭をしっかり抱きしめて少しの快感も逃すまいとする飯田。
「んん〜ん〜っ…んふ〜っ…はぁっ…すごいびちゃびちゃ…んはぁ」
「あっあはぁっあんっ…あぁっ…!」
飯田のすっかり熱くなった股間が吉澤の熱い吐息に反応する。
悶える飯田のおっぱいがぷるぷると揺れていやらしい。
何の刺激も加わっていないというのに薄茶色の乳首が固くおいしいそうに
起っている。
「はぁっ…はぁっ…んんはぁ〜…飯田さん…っ…」
吉澤が息も荒げにわき目もふらずそのデニムパンツをずり降ろした。
少し赤みが差している白い太腿と股間の辺りが
湿りきっているのが透けているパンティが露見した。
吉澤の顔が上気して、16歳の顔になっている。
すぐさまパンティに手をかけて溢れんばかりの蜜が滴っているであろう
その部分に口を近づけようとした。
「だめ。」
「へっ…」
とろんとした吉澤の目が上を見上げると、眉間にしわを寄せて唇を固く結んでいる
飯田と目が合った。その表情は快感と欲求に耐えている表情であった。
「だめ。」
「なんで…!」
吉澤が素直にそう反抗する。飯田さんあんなに気持ちよくなってたのにどうして!、と
でも言いた気であろうか。開ききった口から漏れる吐息が吉澤自身も興奮しきって
いることをあらわしている。
「だめ。よっすぃ〜は…かおりのおっぱいを舐めて。」
「えっ…」
「そこはおあずけです。」
耐え切れない興奮の中で必死に自制心を保っているような飯田が、いつもの
お姉さん口調でそう告げた。
「えっ…いや…っ」
今度は吉澤が駄々をこねる番となった。
今すぐにでも飯田の熱い部分にむしゃぶりつきたい吉澤は
泣きそうな目で飯田を見上げる。飯田は困ったような顔で、でも
きつく―飯田自身は精一杯きつく言っているつもりであった―言い放つ。
「だめです。早く…かおりのおっぱいをぺろぺろして下さい。」
何となく恥ずかしげにそう言うと、手を伸ばして吉澤の顔を両手ではさみこみ、
唇を吉澤の唇にあてた。
すると吉澤がすぐにそれに食らいつくように飯田の中に舌を
ねじ込ませて、舌から舌の裏、唇とありとあらゆるところを舐めまわした。
ちぅ、ちぅ…ちゅっ…
「んはぁっ…んっはぁ…んんんっ」
夢中になる吉澤の体を自分のほうに引き寄せ上げる飯田。
それに従うように、吉澤の舌は飯田の口元から首筋を這うようにして
白い、触ると吸い付きそうなそのきめ細かい肌の柔らかそうな首元に
移行し、舌先でつるつるとした鎖骨のラインをなぞると再び飯田の
背中に両腕を回して、胸元にむしゃぶりついた。