紺野のエロ小説書いて〜

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152遅すぎた吉澤のサンタ
クィー…バタン。
ロッカーの閉まる、乾いた音がした。
カシャン…
少し動くとロッカーの中にある金網が高い金属音を奏でる。
ロッカーの通気窓から3筋の蛍光灯の光が中を照らしていて、
その中に吉澤の顔がある。紺野の手は吉澤の肩のあたりに
位置しているらしく吉澤のやわらかいカールヘアが紺野の手の甲に触れた。
自分の腿のあたりがすーすーする。スカートがめくれあがっているらしい。
内腿に吉澤の着ているモヘアニットのふあふあとした感触があった。
ロッカーの中に2人ですっぽりとはまっている、その体勢は
居心地がよくて何だかとても落ち着いた。
この、普通でない状況、は確かに紺野をドキドキさせた。
これから起こるであろう事態を体が予感して、何だか股間が
落ち着かないような感覚になっている。
けれど何だか心地いい、そんな感じもあった。暗いからであろうか。

「紺野。」
突然まじめな顔で吉澤が紺野を見つめた。少し男っぽい顔立ちの
吉澤に、女の子としてのドキドキを紺野は感じられずにいた。
「はいっ」
紺野が少し上ずった小さめの声で素直にそう返事を返すと
吉澤の表情がふにゃっとして
「かわいいなぁ〜」
と言いながら、紺野の顔にかかっている髪をすっとその耳に
かけた。
「紺野、彼氏とかいるの?」
「えあっ、いないです…」
「そっか、好きな人は?」
「あ……っ微妙です。」
「へぇ〜微妙かぁ…ハハ」
可笑しそうに、でもいとおしそうに吉澤がちょっと笑った。
「吉澤さんは?」
間を埋めるように、社交辞令に近い口調で、紺野もそう聞いた。
「わたし?さぁ〜」
何かを考えているのか、それとも何も考えていないのか、そんな
紙一重の笑顔で少しからかうように吉澤が首をかしげる。
紺野は吉澤のペースについていけない。というより紺野を
まったく無視しているかのような吉澤のペースに、紺野はすっかり
はまった。
153遅すぎた吉澤のサンタ:02/01/13 17:35 ID:xuei+6Vl
「紺野」
吉澤が呼んだ自分の名前に言い知れない切なさみたいなものを
感じながら、紺野がまた素直に返事をしようとした。
「は…ぁっ…!」
「ここ…気持ちいいっしょ?」
いつのまにか吉澤の手が紺野のスカートの中をまさぐっていた。
ぴちゃ…ぴちょっ…
紺野自身、まったく意識していなかったのにパンツの中はその
上から触っただけでもぬるぬるとした感触を感じることができた。
それを分かっていたかのように吉澤がそれをもてあそぶ。
「紺野〜濡れてんねぇ?うわすっげぇ」
すっかり敏感になっているその場所に1番近いところから
紺野のパンツの中に吉澤の指が入る。
指先で絶え間なく蜜を流れ出している辺りをなぞりながら、違う指で
もうすでにひくひくと快感を待ち受けている突起にも触れてくる。
「んはぁあぁぁ…っ!あんんっ…はぁぁぁ」
「たぁ〜のしぃ〜フハハ」
耳元をささやくような吉澤の声が刺激した。
紺野は自分にまとわり着いている快感に追いつくのが精一杯で
何も考えず、ただ考えることといえばその快感を追うことだった。
極力声を押し殺してはいるものの、そのいやらしい吐息は止まらない。
(はぁ…もっとしてほしい…はぁあ…やだ…おかしい…)
「紺野、ここも気持ちいいんでしょ?」
気づかないうちに服の上から吉澤の指が乳首の周りを、円を描くようになぞって
いた。一瞬にしてそこに神経が集中してしまう。
「ほら」
そう言って1度だけ乳首に吉澤の指が触れる。
「ほら」
「はぁぁぁぁ…んんぁ…っ」
「ほら。乳首硬くなってんじゃん。や〜らし〜ぃ」
吉澤の妙なペースと威圧感は、あの…思い出したくないけれど…高橋の
時とは違う、不思議な安心感があった。紺野はとにかく何も考えずに、
他の事は考えたくなかった、いやらしくなっていった。

「紺野おっぱいふわふわ。いいねぇ〜」
そう言って吉澤が何だか楽しげに紺野の服をまくりあげた。
ロッカーの中を照らす3本の筋はその胸元を照らした。
紺野は急に恥ずかしくなってきて、その光に照らされないようにと
体をずるずるとロッカーの下のほうに沈めていった。
上目遣いで吉澤を見ている紺野の顔がほてっているのが
分かった。
「なぁ〜んだよ」
「はずかしい…」
先輩相手にタメ口になっている紺野のその口調は吉澤に
甘えていた。
「そっか。待ってな〜ぁ」
吉澤は紺野の上に四つんばいになるような姿勢になって、片手で
自分の体を支えながら紺野のブラジャーをずずっと上にずらした。
紺野の白くていやらしい、まだ思春期のおっぱいが姿をあらわす。
「はぁ……ぁっ…!」
「いっただきま〜す」
妙にうれしそうにそうつぶやく吉澤は紺野の上に体をしずめて、
その硬くなった乳首に舌を伸ばした。
154遅すぎた吉澤のサンタ:02/01/13 17:36 ID:xuei+6Vl
ガッッッタアァァ〜んんんっっ
「うぉっ」
「へっ…」
「きやぁ〜〜〜〜っ!!」
ものすごい勢いでロッカーの扉が開いて左右に揺れる。
明るい楽屋の中に、文字通りロッカー内から転がり出た
吉澤と紺野。おっぱい丸出しのまま、スカートはめくれあがって
そのうえに吉澤がおおいかぶさっている。顔は上気してほてって
いる。髪はぐしゃぐしゃ。いつもの5倍くらい大きくなった2人の目に
うつったのは、いやに明るい蛍光灯と机の前でブラシを片手に
泣きそうな顔で固まっているモーニング娘。リーダー、飯田圭織
の純白のブラジャー姿であった。
「なぁぁぁ〜にぃっ??!」
すっかりおびえきった顔の飯田のまっすぐですらっとしたデニムパンツ
の足が二人の目の前から天井に向かって伸びていた。
「なぁんなのよ〜〜ぉぉ〜!」
錯乱して泣き出しそうな飯田の茶色くてまっすぐな長い髪がブラシに
からんだままである。紺野は今まで味わったことのない類の恐怖と驚き
に息が止まりそうであった。さっと胸元を着ているニットでおおう。
(え…………………………)
快感にすべてを任せていた今までの自分を全否定したいような罪悪感に
すべてが覆われて、紺野の中は自分を殺したいくらいの恥ずかしさで
いっぱいになった。
(やだ…やだ…やだ………)
ぐぅっと腹の中をえぐるような鈍い痛み…全身が脈打つように体の底から
ドキドキしだした。
(私、なんで…どうして飯田さんが……)
「飯田さ〜ん!」
「よっすぃ〜!何してんの!…こ、紺野!!!」
吉澤が立ち上がって紺野から体を離し、飯田に近づいたとき、飯田はやっと
様子のおかしさに気がついた。
「あ、あんたたち!!」
飯田はまだおびえるような目をしていた。
「よっすぃ〜!あんた何したの??!」
少々ヒステリックな声で飯田が吉澤の視線にからむ。
「まぁまぁ。」
吉澤はひょうひょうとそう言い放ってへらへらとしている。紺野は
そんな吉澤が共犯者であることに自分の身を案じて、冷静にどうしよう
かと、言い訳らしきものを考え始めた。すると吉澤はそのへらへらした声の
トーンで、でも確かに飯田を圧するように言った。
「飯田さんも好きなくせに〜」
「なっ…!」
飯田の頬に赤みがさして、吉澤の視線に―紺野の位置からは見えないが
またあのたくらむような目つきに飯田はすっかり捕まっていた。