☆☆業務連絡☆☆

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272第9.5章 決意

木にもたれかかり大きなため息をつく。
その眼前に広がるのは、ある1つの村の残骸。
前日に自分の隊が制圧したテロリストの村。
その中には一般の者たちもいただろう。
だからといって、制圧をくい止める術はない。
どうしようもない苛立ち。血にまみれた両手。


『今度、ANGELっちゅーんを発足するんや。お前に隊長になって欲しいんやけどな』

つんくさんの誘いが頭をかすめる。

――社会を変えるための部隊。

――戦争をなくすための部隊。

もし、そこに入ったなら矢口のいうような世界ができるんやろうか・・・
矢口が安心して暮らせるような世界ができるんやろうか・・・
あんたがそのまんまでいられるような世界ができるんやろうか・・・

273第9.5章 決意:02/02/04 23:17 ID:P+Y+zLp9

そのためなら、これから、どれだけうちの手が汚れてしまってもええ。
そう、うちの命を賭けてでも、あんたの望む世界をつくってやる。

やから・・・

やから、あんたを置いていくうちを許してや――