1 :
@名無し@:
タイトルのとおり誰か書いてください!
そして競い合ってくださいっ!
2 :
ねぇ、名乗って:01/12/23 13:58 ID:xVf610yy
>>1 まかせろ!
昔々ある所に・・・・・・
続きは任せた
3 :
名無し募集中。。。:01/12/23 14:06 ID:/NKy1QfL
辻ちゃんと加護ちゃんがいました。
昔の俺を見ている様だ…今もだけど…
5 :
名無し募集中。。。:01/12/23 14:08 ID:8wkT6+Ff
〜fin〜
6 :
ねぇ、名乗って:01/12/23 14:09 ID:OumvS6sD
そして、伝説へ・・・
7 :
名無し募集中。。。:01/12/23 14:10 ID:8wkT6+Ff
8 :
@名無し@:01/12/23 14:39 ID:12TwW18M
わくわく・・・・w
9 :
@名無し@:01/12/23 14:54 ID:12TwW18M
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10 :
フタ開けても何にもあらへん:01/12/23 14:58 ID:mgYBOyN7
辻はバス酔いしていた。
「・・・・・・」
11 :
名無し募集中。。。:01/12/23 15:07 ID:xxGznNfV
石川はネガティブだった
「・・・・・・」
12 :
@名無し@:01/12/23 16:34 ID:wcTCEMbJ
誰も書いてくれないのか・・・・・・・・・
13 :
@名無し@:01/12/23 16:45 ID:wcTCEMbJ
おぉぉぉぉーーーーーーい!
14 :
ねぇ、名乗って:01/12/23 16:49 ID:OumvS6sD
−孤独死−
15 :
@名無し@:01/12/23 17:32 ID:o8e30U/S
・・・・・修了・・・・・
キコエルノ。コエガキコエルノ。
部屋ではあまり音楽を聴かない。
あの声が聴こえなくなってしまうから。
私に語りかける見知らぬ存在。
その微妙な周波数にチューニングをあわせ、意識を集中する。
私がいなくなってしまわないように気をつけながら。
「なっちそれ絶対変だって」
「うるさいなー矢口は黙っててよ」
「ねーカオリちょっとこれどう思う?」
「それじゃそろそろ本番お願いしまーす」
その日はMusix!の歌収録で天王洲スタジオにいた。
やっぱり娘。が13人揃うと楽屋は大騒ぎだ。
リーダーは新メンバーのフォローもしないといけないし。
裕ちゃんが卒業してしばらくは「リーダー」という肩書きに違和感を感じていたけど、
最近はそれにもずいぶん慣れたと思う。
「はい、みんないくよー」
19 :
ねぇ、名乗って:01/12/25 01:16 ID:3OvbDclU
..
俺が書いてもいいですか?
>>24 「16-18の続き」なら書いてもよいかもね。
もう10日経つし、作者のエクスキューズもないし。
オリジナル作品なら他の「小説用スレ(活気なし気味)」があるので
そちらで書けば喜ばれると思うよ。
27 :
ねぇ、名乗って:02/01/05 11:37 ID:rahY8MhH
28 :
16-18:02/01/06 02:20 ID:9SOBzuAi
長らく放置スマソ。気が向いたんで再開しようかなー・・・
>>24>>26 また放置するだろうからここで書いちゃえば?
名前欄で区別できるようにすればいいんでない
収録は順調に進んだ。
見た感じ、今日はみんな調子良さそうね。
新メンもリハのときに注意した部分がちゃんと直ってる。
私の目の下の隈が目立ってないか、それだけが少し気がかりだった。
「はいOKです、10分休憩入ります」
「あーお腹すいたよー」
「ねー」
「辻も加護もさっきあんなに食べてたじゃん!」
みんなと笑いながら、私は少し気になることがあった。
さっきから感じていた誰かの視線を。
「カオリなにキョロキョロしてんの?」
「あ、圭ちゃんさぁ誰かに見られてるような感じしない?」
「うん。そりゃ見られてるよ」
「あぁ・・・そうだよね・・・いや・・・まぁいいや」
「ちょっとカオリ大丈夫?」
「ごめんごめん。また交信しちゃったかも」
「・・・そっかー」
納得されちゃったよ・・・
でも、本当にそうなのかもしれない。
気のせいかも知れないけど、なんとなく頭の芯が少し痺れるような感じがする。
あの声が聞こえるときと同じように。
「カオリ昨日ちゃんと寝た?」
「あ、もしかして隈目立つ?」
「ちょっとね」
・・・やっぱり。
おっと再開したのかい?
期待保全しとこ
33 :
名無し娘。:02/01/07 18:14 ID:MRb3sCTu
保全sage。1はレスしないのかい?
34 :
宣伝:02/01/08 15:45 ID:DtO8LZSz
昨日はちゃんと寝たんだけどな・・・
「目の隈をとるには、冷やすのと温めるのを交互にやるといいらしいぴょんよ」
「あぁ、それカオリも聞いたことあ・・・」
と返事しかけて気が付いた。この声は・・・
「え?なに、圭織なんか言った?」
圭ちゃんが不思議そうな顔で私を見ている。
その向こう側で、なっちと加護がじゃれあっているのが見える。
忙しく動き回るスタッフの人たち。
ダメだ、頭痛い・・・
「頭痛い」
「え?ほんとに大丈夫?」
そうだ。そろそろ巣に帰らなきゃ。
「私、そろそろ帰らないと。みんなが待ってるから」
「圭織ちょっと何言っ・・・」
ふいに意識が途切れた。
。 。 o 〇 〇
。
〇
o
o o 。
〇
o〇 〇 o
保全
途切れた意識は拡散しながら過去へと押し流されていった。
愛の種手売り5万枚。
オーディション。
札幌で家族と過ごした日々。
幼い日の淡い記憶。
私となっちが生まれた室蘭の病院。
私がどこにも存在しない過去・・・
私はどこにも存在せず、同時にあらゆる空間に存在していた。
そして私をかすかに引き寄せる声。
「おやび〜ん・・・いったらっきまー・・・お仕置きだぴょん・・・」
私の意識は星間ガスの海をかきわけ、10万光年の時空を越えて
その惑星に収束した。
41 :
三島マキ雄:02/01/15 00:03 ID:n48Ff3r1
静かな景色だった
何も無い
何も聞こえない
あたしは何をすればいいんだろう
左手の傷は疼くばかり
右手の傷は治らない
戦うこと
生きること
駄目かもしれない
許されないかも知れない
じゃあね
「さよなら、矢口真里」
いま矢口真里は死に絶えた
これからは違う女になるんだ
44 :
16:02/01/17 03:02 ID:vsugsIPn
45 :
名無しさん:02/01/17 22:49 ID:jnrl7bet
保全
46 :
名無しさんの親戚:02/01/18 07:05 ID:Q4J8bmQ+
もしもシリーズ(パクリでスマソ)もし娘がバンドだったら・・・・・
加護:やからウチがメインボーカル担当やる言うてるやろうが!
飯田:あんたには無理、せいぜいリコーダーでも吹いておけば?
辻:私がやるって!
保田:すべこべ言わず最年長に譲れ!
娘全員がメインヴォーカルを取り合う
もし娘が芸人だったら・・・・・
保田:えーこれからメンバーの吸う忍に物真似を疲労してもらいます。
飯田:漢字が違う!(つっこむ)
小川―アントニオ猪木の物真似 加護―ガクトの物真似 辻―後藤の物真似
続いてコント
加護;いやー最近どうですか?
辻:いやー最近どうでしょう?
紺野:最近は豚に会いました。
全員:豚?!
紺野:はい、それが喋る豚なんです。
安部:どんなんだべ?
全員が安部の方を指差し
全員:豚や!
もし娘が喧嘩を始めたら・・・・
保田:貴様等ごときこぶし一発じゃゴルァ!
新垣:やっぱ保田2ちゃんねらー説は実話だったんかよ!このばばぁ?!
辻:おいばばぁがでしゃばるな!おとなしくせんとあの世逝くぞ!?
加護:おい飯田!お前もリーダーやったら止めんかい!
飯田:そんな事言われても・・・・
吉沢:便りないリーダーだな!おい!(飯田に蹴りを入れる)
飯田:あ!そんな事したら・・・・
吉沢:何か文句あるのか!(もう一発きつい蹴りを入れる)
その時飯田が、正確には飯田の体が爆発した。
(ズゴーーーーン!!!)
娘達は全滅した
>>43良いですよ。宜しくお願いします。
47 :
小説練習スレが見つからない:02/01/18 14:13 ID:G7CP0v/N
「・・・・・・・・」
今、気になる女の子がいる。毎朝電車で見かける彼女はクラスメイトの石川さん。
一秒でも多く彼女を見つめていたいが、なんだか恥ずかしくて
いつもはチラチラと見る程度だった。
しかし今日はじっと彼女を見つめていた、何だか様子がおかしいからだ。
下を向き眉を寄せ、何かに耐えているような態度の彼女、これは・・・
やっぱり!人ごみの中かすかに見えた石川の腰あたりに、男の手があった。
痴漢だ。
A「石川を助けよう!」
B「痴漢!と叫ぶ」
48 :
名無し娘。:02/01/18 21:47 ID:lnLMbEc8
( ‘д‘)<Bやな
じゃ、Bで。
なんだろう、ここは。
太陽が出てるのに空が暗い。
体がすごく重い。
・・・あれ、私何してたんだっけ?
えーと、確かあの声が聞こえて、頭が痛くなって・・・
そうだ、撮影中だった・・・さつえいちゅうって?
なんだろう。
私、何かかんちがいしてるぴょん。
ぴょん?
私・・・
私は・・・
あ、そーか、私はつじぴょん。
早く行かないとまたおやびんがうるさいからなー。
・・・なんか私、今ヘンだったぴょん。
きっとおなかが空いてるせいぴょんね・・・
「つじぴょん!」
「あ、ミカぴょん」
「こんなとこで何してるぴょん?」
「ぴょ〜んクレーターの底に行って帰ってきたとこ。」
「あー、またアイスの森に行ったの?つじぴょんこれ以上太ったら・・・」
「うるさいぴょんねー」
「あ、つじぴょん目のしたにくまができてるよ」
「え、ほんと?やだなー。なんでだろ」
ひさびさの更新、なかなかイイんじゃにゃいにょ〜!
そこんとこど〜なのよ?久保プロデューサー!
やまだひさし久々ハケーン保全
54 :
47:02/01/22 15:53 ID:Z7c4JZ+2
「痴漢!」
車内が一瞬動揺した。痴漢、という単語と、そう叫んだのが男という事に。
かなり恥ずかしかったが効果はあった、
石川の腰あたりを触ってた手が、気まずくなったのか離れたのだ。
よかった・・・
一瞬、石川と目が合った。
叫んだのが俺だとバレたのだろう、俺は彼女を助ける為にやったのだが
石川がそんな事知るハズもない、
本当に俺が痴漢にあったんだと思っているのだろう。恥ずかしい・・・
目的地へと電車が着きドアが開くと同時に俺は駆け出した、
多分生まれて初めてだろう、こんなに全速力で走るのは。
だから石川が「待って!」と言い自分を追いかけているなんて、
その時の俺は知らなかった。
55 :
47:02/01/22 16:14 ID:Z7c4JZ+2
昼休み、友人のつんくが話し掛けてきた。
つんくは気さくでいい奴なのだが、将来の夢が
「可愛い女の子を沢山集めてアイドルにするプロデューサー」というのが痛い。
「おい、石川から伝言だぜ」
「え!?」
石川から・・・伝言?一体何を?あの朝の痴漢騒動の事か?それともまさか告白
・・・いや、これはないだろう。
「で?何て言ってたんだ?」
「ええーっと、確か聞きたい事があるから電話して、だとよ」
そう言ってケータイ番号の書かれた可愛らしいメモ帳をつんくは出した。
A 今すぐ電話する
B 家に帰ってから電話する
じゃ、Bで
同じくBで。
A希望
59 :
47B:02/01/25 19:42 ID:K6fzCIou
「何だよ、今電話すればいいじゃん」
「いや・・・帰ってからにするよ」
きっと俺は石川に電話すると緊張してしまうだろう、
そんな所をつんくに見られたくない。
「恥ずかしいのかー?ププッ中学生みたいな奴だなオイ」
「中学生がどうかしたんれすか?」
「あ、辻・・・」
辻は部活(調理部)の後輩だ。
「先輩は中学生だったのれすか?」
「違うって!・・・で?何か用かい?」
「あっさては忘れてますね?今日はののにお菓子の作り方を教えてくれる
約束だったじゃないれすか」
忘れてた。
正確に言うと朝までは覚えてたけど、痴漢騒動ですっかり忘れてしまった。
「先輩は嘘つきさんれすか?ののを騙したのれすか?」
「いや違うんだ、ちゃんと教えるよ!・・・明日」
「やっぱり嘘つきさんなのれす、ののはショックれす」
「辻・・・」
今日辻に付き合うとなると、石川に電話するのは早くても8時・・・
・・・8時なら別に遅くはないか・・・
「そうだな、じゃあ辻・・・」
約束通り教えるよ、と続けようとした俺の目に、
さっきのメモ帳がチラリと見えた、そこには
「PS・なるべく早く電話してほしいな」と書かれていた。
A 辻との約束を守る
B 「ゴメン、やっぱり明日にしよう」
じゃ、Bで
ののを悲しませちゃイカン!
よってA
Aです
63 :
名無し:02/01/28 01:59 ID:prihlEeu
Aにする。
64 :
47A:02/01/28 20:10 ID:0IJ6DKcD
石川に早く電話したいが、約束は守らなければ。
「じゃあ辻、放課後調理室で待ってるよ」
「はい!今から楽しみなのれす〜、早く授業終わってほしいぞ〜っ」
嬉しそうに教室を出た辻は、ドアの前で振り返り俺に手を振った。
「あの子なかなか可愛いやん、ちょっと子供っぽいけど」
「ちょっと、というよりかなり子供っぽいぞ辻は」
「お前に懐いてるなぁ、もしかして好かれてるんか?」
「ま、まさか・・・辻は異性より食べ物が好きな奴だぜ」
「へーえ?でも万が一好かれてても悪い気はしないんやろ?」
「・・・悪い気は、しないだろうけど・・・」
(俺は石川が好きだから、辻に好かれても困るだけかもしれない)
ふと窓を見ると、窓越しに見える廊下で辻が誰かと喋ってた。
辻の友達だろうか、その子が俺に気付き辻の肩を叩く、
振り向いた辻はニッコリ笑い、また手を振ってきた。
じゃ、Aで
って更新ナシかよ!
66 :
47:02/01/30 20:21 ID:1ENzsJBi
放課後、調理室に行くとすでに辻は来ていた。
隣には先程窓越しの廊下で辻と喋ってた女の子と、なぜかつんくまでいた。
机にぺったりと右頬をくっつけて足をブラブラさせていた辻が、俺を確認すると
パッと起き上がり、満面の笑みで「せんぱーい!」と叫んできた。
「それじゃ、俺達は帰ろっかあいぼん」
「私は一人で帰れるよ!じゃあねのの、頑張ってや」
「あい、頑張るれす。あいぼんさよならなのれす」
「つんく、お前何でここに・・・いてっ」
ニヤニヤ笑いながらつんくは俺の横っ腹を小突いて、そのままニヤニヤ出ていった。
「なぁあいぼん、アイドルになる気はないか?」
「しつこいなー!ウチあんたみたいな男嫌いやねん!」
(つんく・・・何やってんだアイツは)
「せーんーぱーい!早くー!」
「あ、そうだな、お菓子作ろうか?」
「はい!」
放課後の調理室で俺達2人はお菓子を作りはじめた。
67 :
47:02/01/30 20:35 ID:1ENzsJBi
ボフッ!
「あれ〜?先輩、スポンジが変形してきましたよ」
「え?早く出せ!」
「はーい・・・・あーあ、ボコボコになってるれす〜」
「まあいいよ、スポンジなんて後で形を整えればいいんだから」
・
・
・
ブチャッ
「先輩〜!生クリームが袋から飛び出てきたのれす!」
「強く押しすぎなんだよ、もっとこう優しく・・・」
辻の手の上に俺の手を乗せてゆっくりと押す。
「・・・・・・・」
「ほら、今度は飛び出ないだろ?」
「・・・・・・・」
「辻?」
「は!はい、美味しそうれすね!」
「何言ってるんだお前は、食べる事ばかり考えてただろ」
「違うれす・・・あっ違わないれすよ!は、早く食べたいれすね〜!」
「?じゃあちゃんと俺の言う事を聞いて、さっさと作ろうな」
「はい」
のの(・∀・)イイ!!
保全した
70 :
47:02/02/02 17:32 ID:pYxx3mdv
お菓子作りもようやく終わりを迎えた。
「後は切って終わりなのれす・・・えい」
「ちゃんと四等分に切れるか?」
「切れますよ〜っほら見てくらさい、4つに切れましたよ」
(確かに4つだが大きさがバラバラだ)
「ケーキ完成、れすね!食べましょう食べましょう!」
「え、ここで食うのか?」
「2人で作ったケーキなんれすよ、2人で食べるのがケーキに対する礼儀なのれす」
「なんだそりゃ・・・」
「どうぞ先輩、フォークれすよ」
A フォークを受け取る
B 石川が気になる、もう帰ろう
じゃ、Bで
どんなことがあってもののが大事
よってA
Aかな
74 :
47A:02/02/04 10:09 ID:ImehT/QS
「先輩!食べましょう」
「ああ」
ニコニコと楽しそうに笑う辻を見てると、とても「帰ろう」などとは
言えなかった。
「果物が何も乗ってないのがちょっと寂しいれすね〜パクッ」
「果物か・・・」
「あっ美味しいれすー!さすが先輩・・・先輩?冷蔵庫の前で何してるのれすか?」
俺は冷蔵庫からイチゴを取り出し、辻のケーキの上に乗せた。
「わぁ・・・お店で売ってるケーキみたいになったのれす・・・でもこれは部の
イチゴれすよ?いいんれしょうか・・・」
「一個くらいバレないだろ、秘密にしておけば」
「秘密・・・先輩とののの2人だけの秘密れすね?えへへ」
「そうだぞ、絶対内緒だからな」
「はい!ナイショなのれす!パクパク」
外はすでに暗くなり、歩道にはライトの細い光が点々と散っていた。
暗い校内、普段なら誰も近づきたくない雰囲気のそこに
ただ一つだけ明かりの付いてる教室は、とても楽しそうだった。
75 :
47:02/02/04 10:22 ID:ImehT/QS
「ごちそうさまなのれす」
「残りの一つは持って帰るか」
「はい、晩御飯のデザートにするれす」
「じゃあ帰るか、暗いから送ってやるよ」
「えっ送ってくれるんれすか?てへへ・・・何だか恋人みたいれすね」
「バーカ、何言ってるんだよ、ほら行くぞ」
「あ〜バカって言った方がバカなんれすよー!先輩はバカれすー」
「小学生みたいな事言うなよ・・・うわっ暗いな」
「わぁ・・・廊下の電気、消されてたんれすね・・・」
「電気のスイッチは・・・と」
「あっ待ってくらさい!のの、このままがいいれす」
「ええ!?どうして」
「真っ暗な学校・・・いつもは皆がワイワイ騒いでる場所なのに今はシーンと
してて・・・何だか神秘的だと思いませんか?」
「怖くないのか?」
「・・・・・・・・・」
「先輩が一緒だから・・・怖くないのれす・・・」
ののが(・∀・)イイ!!
暗闇に包まれる二人に何が起きるのか……
78 :
47:02/02/07 20:52 ID:3T93OwqM
暗い校舎の中を、俺と辻は手を繋いで歩いていた。
「先輩が怖くないように、ののが手を繋いであげるのれす」
辻はそう言って俺の手を握ってきた。
カツン・・・
カツン・・・
真っ暗な廊下に、俺達の足音だけが鳴り響く。
辻は何故か黙っている・・・繋がれた手が熱い。
(いつもは無駄に元気なクセに、やっぱ暗いのが怖くなってきたか?)
「電気、やっぱり付けるか?」
「え?ダメれすよー、こんなに綺麗なのれすから」
綺麗だって?こんな真っ暗闇の中で何が綺麗なんだ?
そんな俺の考えが分かったかのように、辻は窓の方に指をさした。
「ほら見てくらさい、お月様の青い光が綺麗だと思いませんか?」
「月ねぇー・・・」
「綺麗なのれす・・・」
窓の前でぼーっと辻が月を眺め始めた。
「のの、この窓は好きれす」
「何で?」
「ここからだと綺麗なお月様が見えるし・・・先輩も見れるかられす」
「え?」
月を見ていた辻の目が、別の場所に移った。何気なく俺もそちらを見る。
そこは、俺の教室だった。
「そういえば今日もここから手を振ってたな」
「はい・・・」
教室から視線を外さず辻が答える、その姿を見て俺は少しドキリとした。
月の薄い光だけを浴び、どこかぼんやりしてる辻がすごく綺麗に見えたのだ。
79 :
47:02/02/07 21:05 ID:3T93OwqM
いつも元気一杯で食べる事が大好きな「後輩」、今までそう思ってきた。
しかしこの瞬間、俺は初めて辻を「異性」だと認識してしまう・・・
(お前に懐いてるなぁ、もしかして好かれてるんか?)
何故かつんくの言葉が脳裏をよぎる。
・・・何を考えてるんだ俺は、俺は石川が・・・
「辻、もう帰るぞ」
「あ・・・はい」
A こうして俺達は夜の学校を後にした。
B まさかこの後あんな事が起きるなんて、この時の俺には想像出来なかった。
80 :
名無し娘。:02/02/07 21:34 ID:2wzf9gxp
何々?Bがいい
Bでしょ
B、って実質一択では(w
83 :
47:02/02/08 18:16 ID:4ggYyPjM
今は何時だろう・・・腕時計を覗いたが、暗くてよく見えなかった。
俺の真似をして辻も時計に目をやる。
「え?」
すると突然辻が驚いたような声を漏らした。
「どうした?」
「ののの時計、もう9時になってるれす」
何だって?まさか、調理室を出たのは確か7時頃だぞ・・・
「辻の時計が壊れたんじゃないか」
そう思ったが、一応自分の時計も見直してみる。
さっきの月明かりの窓に戻り腕を見る、今度はハッキリ見えたそれは、
9時を示していた。
「9時だ!嘘だろ、さっき7時になったばかりなのに」
「うー・・・部室の時計が壊れてたのれしょうか」
(石川、怒ってないかな)
そんな事を考えてると、ふと視界が真っ暗になった。
どうやら雲が月を覆い隠したようだ。
「真っ暗れす〜!」
そう叫ぶ辻の姿さえ見えない程、廊下は真っ暗だった。
繋がれた手に自然と力が入る。
胸あたりに軽い衝撃がきた。
どうやらそれは辻の頭のようだ、抱きついてきたのだ。
「先輩・・・のの、ちょっと怖くなってしまいました・・・」
「辻・・・」
(辻に何て声をかけますか?文章を入力してください)
84 :
ねぇ、名乗って:02/02/08 18:26 ID:XyQJpAhe
「俺、デブ専じゃないんだ…」
「足、踏んでる…」
「正直、俺も怖い…」
「だ…大丈夫…俺がいるから安心しろって…」
88 :
47:02/02/12 21:34 ID:5I/qG/gt
「だ…大丈夫…俺がいるから安心しろって…」
「・・・先輩、声が震えてますよ」
「何言ってるんだよ、どこがふ、震えてるって・・・ゴメン、正直、俺も怖い」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「クスクス、先輩可愛いのれすー」
「そう言われても嬉しくないな」
「あ!後ろに何かいるれす!!」
「うわぁっ!!」
「あははは、嘘れすよ〜!引っかかった引っかかったー!」
「こ、このやろー!」
俺は辻の頭を両手でかるーくグリグリした。
「あーっやめるのれすー!あっあっ!もう、のの反撃するれす!」
辻が両手で俺の体をバシバシ叩く。
「いててててっ少し手加減しろ辻!」
「まいった、と言えば許してあげますよー」
「うーん・・・まいらない!」
両手を上げて無防備になってる辻のわき腹を俺はくすぐった。
「いやあぁっ!くすぐったいのれすー!」
「まいった、と言えば許してあげるぞ?」
「あっやっ・・・嫌れす・・・!」
辻が俺の手から逃れようとクネクネ動く、俺もしつこくわき腹を手で追っていた。
不意に辻のバランスが崩れて倒れそうになり、慌てて止めようとした。
が、予想以上に辻が重かったので俺も一緒に倒れこんでしまった。
89 :
名無し:02/02/15 20:38 ID:5FC0cIsx
期待保全
90 :
女の子だよ!:02/02/15 22:28 ID:kE4S9xrz
(狼)の「ののたんいじめ」というのに、小説を載せました。良かったら読んでみて下さい。私は初心者なので、飛ぶやり方がわかりません。一度、のぞいてみてね。
91 :
47:02/02/16 01:49 ID:VhKvo8yB
素早く辻の後頭部を手で押さえたため、辻が廊下に頭をぶつける事はなかった。
「大丈夫か・・・?」
「あう・・・先輩ひどいれす」
「背中打っただろ?痛くないか?」
左手で背中を撫でてみると、痛かったのかピクリと辻が動いた。
「痛いのか?」
「い、痛くないれすよ・・・くすぐったいのれす・・・」
少し顔を赤らめながら答えるその姿に、俺は少し欲情してしまった。
よく見れば
俺が背中に手を回してるせいで少し腰が浮び上がり
そのせいで胸の膨らみが強調されている。
さらによく見るとスカートがめくれ上がっており、太ももが晒け出されていた。
92 :
145:02/02/16 18:31 ID:aRVzAskw
age
93 :
n:02/02/19 22:12 ID:nIYR5b7x
age
94 :
梨華おた ☆:02/02/19 22:12 ID:AXAjd0MH
♪
⊂ノノハハ()) ♪
♪ (〜^◇^〜) <こういうの妄想して書いてる人って・・・・
__○___ξつヾ_
| 拾ってください |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
95 :
47:02/02/20 00:50 ID:QZbzMOtz
「先輩、ののの足を見てるんれすか?」
「え?!み、見てないよ・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「何だか、先輩に押し倒されてるみたいでドキドキします」
「バ、バカ言ってないで起きろ、もう帰らないと」
「はーい」
ふう・・・
さっきの月明かりの辻といい、今の太ももといい、
何だか今日は辻を女として意識してばかりだ・・・調子が狂う。
俺達は今度こそ学校を後にした。
「先輩、家まで送ってくれてありがとうなのれす」
「どうせ近所なんだし、別にお礼なんていいよ」
「でも嬉しいれすよ、先輩に家まで送ってもらえるなんて。あ、良かったら
上がりますか?ののが紅茶を入れて上げるのれす」
「いいよ・・・もうこんな時間だし、家の人に迷惑だ」
「・・・・・・」
「何だよ・・・」
「今日、お父さんもお母さんもお姉ちゃんもいないんれす・・・」
「え?」
「のの、一人で家にいるの・・・怖い・・・」
辻の目には薄っすらと涙が滲んでいた、多分本当に怖いのだろう。
しかし辻しかいない家に上がりこむのは、正直やばいと思う。
先程の太ももや胸などが脳裏に浮かんだ。
「先輩・・・一生のお願いなのれす・・・今日はののの家に泊まってくらさい」
オイオイ・・・
96 :
47:02/02/20 01:05 ID:QZbzMOtz
泊まれと言われても、簡単に「いいよ」とは言いにくい。
男が女の所に泊まったらどうなるか辻には分からないのだろうか。
・・・分からないんだろう・・・・
「先輩・・・」
「あ、今日部室にいた女の子誘ったらどうだ?女友達の方が色々楽だろ?」
「あいぼんの事れすか?・・・でも急に泊まってなんて言えないれすよ」
(俺には言ってるじゃないか)
「それに、女の子同士だと悪い泥棒さんが入ってきた時、負けちゃうれす」
確かに、もし強盗なんて入ってきたら辻は・・・
「先輩・・・ダメなんれすか?」
「・・・・・」
A「お前一人じゃ危ないしな、泊まってやるよ」
B「友達を誘った方がいいよ」
(Aを選んだら石川とは結ばれません)
97 :
ななし:02/02/20 01:12 ID:7CJE6lZ6
ぜんぜんA!
98 :
名無詩:02/02/20 01:41 ID:vCKuko5Q
正直Aを見たいが、Bで。
じゃ、Bで
いよいよ明日
念願の大金が手に入る
101 :
ののすきすき〜:02/02/20 22:31 ID:Z6OdF8nX
Aでおねがいします!今更ののをみすてるなんてひじょいなり。
それならはじめから一緒にいるなぁ〜
Bでしょ
103 :
sage:02/02/22 03:20 ID:zy0lfxlD
作者さんの思惑とは違うんだろうけど…
でもAを見てみたい…。
104 :
age:02/02/22 23:16 ID:6IB9hZXa
age
105 :
age:02/02/24 21:05 ID:LfEDp2fA
age
106 :
145:02/02/24 23:10 ID:ilc2bL3d
age
107 :
age:02/02/25 15:50 ID:23a4lLqF
age
108 :
age:02/02/25 19:08 ID:jrqVIBC/
age
109 :
A希望:02/02/25 19:11 ID:jrqVIBC/
A!A!A!
泣きそうなののを放っておけるかい!
つーことだがあえてBとか言ってみる
111 :
( \o\ ):02/02/26 02:25 ID:wye9MarM
Aキボ〜!
112 :
47A:02/02/26 09:09 ID:zutLqNE2
「わかった、お前一人じゃ危ないしな、泊まってやるよ」
「・・・・・ふぇ・・・えっ」
「な、何だよ?泊まるって言ってるんだから泣くなよ」
「あ、安心したのれす・・・先輩が泊まってくれるから・・・うっうっ・・・
のの、ホントに一人じゃ怖かったんれす」
両手で目を覆いながら辻は涙をポロポロ流す、その姿を見て俺は、一瞬でも
泊まりたくないと思った事を後悔した。
こんな状態の辻をほおっておいていいワケがないだろ。
「・・・ちゃんと泊まるから、もう泣くなって」
辻は泣きながらコクコクと頷く。
「家に入ろうな、体、寒いだろ?」
ヒックヒックと泣きながら、辻がドアを開ける。
俺達は家に入り暗くなっていた室内に明かりを付けた、
そしてリビングらしい部屋に行き、そこのソファーに辻を座らせる。
「えーっと、それじゃ俺は一旦家に戻って着替えとか持ってくるから」
辻が涙を溜めた目で不安そうに俺を見た。
「大丈夫だって!近所なんだからすぐ戻る、その間テレビでも見てろよ」
「・・・はい」
一応返事はしたものの、やはり不安そうな目だ。
いっそ辻を連れて家に行こうか?
・・・ダメだ、こんな時間に女を連れて帰ったら何事かと思われる。
正直に理由を話すワケにもいかないし、やはり俺一人で行くしかない。
「あー・・・そうだ。辻、携帯貸して」
「?・・・・はい、どうぞ」
ピッピッピッピ・・・・・
「よし、俺の番号登録しておいたから、怖くなったら電話しろよ」
「先輩の・・・番号・・・」
これじゃ気休めくらいにしかならないだろうが、
少しでも辻の不安がやわらいでくれれば・・・
そう思いながら辻に携帯を渡す。
その時にぶら下がっていたストラップが目に入った。
(あ、コレ・・・)
「ミニモちゃん」とかいうそのストラップは、前に俺が祭りの射的で当てたやつだ。
特にいらなかったから次の日辻にあげた・・・その時のアレ、まだ付けてたのか。
「じゃあ行ってくる、すぐ戻るからな」
「はい・・・」
携帯を握り締め、早く帰ってきてくらさい、と呟く。
不安そうに見つめる辻、しかしその瞳には、もう涙はなかった。
113 :
47:02/02/26 09:11 ID:zutLqNE2
「はぁっはぁっ・・・」
俺は家を目指し全速力で走った。
こんなに本気で走ったのは生まれて初めてじゃないだろうか、
そう思うくらい一生懸命走った。
家が見えた、あと少し・・・あと少し・・・
玄関の前まで来た。
「つ、着いたぞ・・・!」
俺は勢いよくドアを開けた。
「きゃあ!!」
「うわっ!?」
ドアを開けると同時に女の悲鳴が聞こえてきた。
「な、何・・・?あ、お兄ちゃん!」
「愛か、驚かせるなよ・・・ふぅー・・・」
悲鳴を上げたのは俺の妹の愛だった、まったく・・・どうしてドアの前になんか
立ってたんだよ。
「どうしたのー?今の悲鳴、何ー?」
「ひとみちゃーん、お兄ちゃんったら凄い勢いでドアを開けて入ってきたんだよ、
ビックリしちゃったよぉ」
「あー!お兄さんやっと帰ってきたんだ!遅かったねー、何してたのさー」
彼女、ひとみは帰国子女で、ワケあって今は一緒に暮らしている。
ひとみと愛は気が合うのか、すぐ仲良くなった。
仲がいいのはいいが、よく2人で俺にイタズラをしてくるのはよしてほしい。
「お兄ちゃん、帰りが遅いから心配してたんだよ?
さっきも少し外を見てこようと思ってたんだから」
「ああ悪かったな、それじゃ、俺急いでるから」
「えー?ちょっと、お兄ちゃん!?」
何か言いたげな愛とひとみを置いて、自分の部屋に駆け込んだ。
そして近くにあった紙袋に着替えを無造作に詰めていく。
「お兄さん何してるのー?」
「お、お兄ちゃん?気でも狂ったの?」
勝手に部屋に入ってきた2人の横を通り、今度は玄関へと俺は走った。
後ろで何やら愛が叫んでるが構ってるヒマはない。
「俺今夜はつんくの家に泊まるから!!」
これで後は辻の家に戻るだけだ、早く行こう!
・・・と思った俺の腕を誰かが思い切り掴んだ。
114 :
47:02/02/26 09:12 ID:zutLqNE2
「ちょっと待った!」
ひとみだった。後から追いついた愛も一緒になって俺の腕を掴む。
「こんな遅くに帰ってきて、またどこかに出掛けるなんてダメ」
「ダメじゃないって、離せよ!急いでるんだって」
「急いで友達の家に泊まりに行くの?変なのー、何か怪しいー」
「あ、怪しくないって・・・早く行かないと、怖がってるんだから」
「え、つんくさんが!?」
「あ、ああ・・・アイツ結構怖がりなんだよ、だから離せって」
「どうしようひとみちゃん?離す?」
「・・・・・」
「は、離してくれよ」
ひとみがずいっと迫って俺を下から覗き込む。
「な、何だよ」
「・・・もしかして、女?」
(!!)
「えーっ!そうなのお兄ちゃん!?」
「遊び人ー、行かせないぞー」
(ああもうしょうがない、正直に言うか)
「・・・というワケなんだよ、やましい気持ちで泊まるわけじゃないんだ、
女一人じゃ心配だろ?」
「お兄さんが泊まる方が心配だよね」
「うん」
「あのなぁ、だから本当に俺は・・・」
「アハハ、分かってるよー」
「うんうん、お兄ちゃんに襲う度胸なんて無いって分かってるモンねー」
「お前らなぁ・・・とにかくこれで納得しただろ?もう行くからな!」
「そうだね、おじさん達が帰ってくる前に行った方がいいよ」
「あ、そういやさっきから姿見ないと思ったら、どっか行ってるのか?」
「コンビニにおつまみ買いに行ったよ」
「そうか、じゃあ行くから」
「・・・あっちょっと待って!」
「何だよ?まだ何かあるのか!?」
パタパタと愛が台所へ向かって走っていった、一体何だ?
早く辻の家に戻りたいのに。
「おまたせー!はい、コレあっちで食べてね」
「サンドウィッチ?」
「ああ、それ愛ちゃんと私が晩御飯に作ったヤツだね」
「結構自信作なんだ、美味しいよ」
「サンキュー、愛、ひとみ・・・それじゃ、ホントに行くから」
「いってらっしゃ〜い」
愛とひとみの手作りサンドウィッチを持って俺は駆け出した。
115 :
キタ:02/02/26 17:50 ID:2hNQ3q8x
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
116 :
よし!:02/02/26 21:42 ID:EQIptXOu
ナイス!!!!!乾杯!!!!!!
出来た妹だ…
118 :
age:02/02/27 23:01 ID:sfGrDjAX
期待age
どこかに新しい小説書くスペースないかなー
ここはいいのかなー
ここもダメっぽいなー
120 :
名無しさん :02/02/28 10:01 ID:JkyKsxt6
121 :
ななし:02/02/28 17:13 ID:wBigwglK
夢をあなたにさん新作を書くんですか?
それは楽しみです。でもマネージャー物語やめちゃうんですか?
できればつづけてください。
マネージャー物語は最高です。
>>121 いえいえ、全然そんなことはないですよ
同時進行でやろうかと思ってます
123 :
:02/02/28 19:46 ID:DoI3Wm9f
やっぱここはやめておこう
125 :
age:02/03/03 22:33 ID:j6yOlOZc
age
126 :
47:02/03/04 01:28 ID:ageL+dqm
もしかしたら仕事が忙しくなるかもしれないので、
更新が10日に1回、などになるかもしれません。更にもしかしたらこのままあぼーん
するかもしれません。
今まで読んでくれた方ありがとうございました。
>>126 10日に一回でもいいので連載を続けてくらさい
作者が戻ってこられた場合のため保全
129 :
age:02/03/05 08:02 ID:VQFrwQ88
age
130 :
sage:02/03/07 05:05 ID:xww6oiJS
sage
131 :
sage:02/03/08 11:56 ID:doMM5QPB
sage
132 :
n:02/03/08 22:48 ID:CBCeDbVi
n
133 :
sage:02/03/08 22:50 ID:dOzpOxlL
赤上げて
赤下げないで
スレ上げない
134 :
47:02/03/08 23:11 ID:k/b7nfPq
仕事は大丈夫でした。
早速明日からまた書こうと思います。
>>127 優しいですね・・・ありがとうです。
135 :
sage:02/03/09 00:40 ID:pNmIbRDS
kitaisage
136 :
さげ:02/03/09 19:07 ID:jEnOXuDZ
sage
137 :
47:02/03/09 21:39 ID:LR1tKZwN
「はっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
家に帰った時と同様、俺は全速力で辻の家を目指して走った。
また泣いてないだろうか、怖がってないだろうか、
そんな事を考えながらただひたすら走った。
「はっ・・・つ、着いた・・・ぞ」
やっと辻の家に着いた、玄関の前で息を整える。
「はぁはぁ・・・」
pipipipipipipi!
・・・何の音だろう・・・俺は息を整えるのに神経を集中してたので
それが何の音なのかすぐには分からなかった。
pipipipipipipi!
・・・そうだ、携帯だ!もしかしたら!
「もしもし!?」
「あ・・・先輩」
「やっぱり辻か、どうした?怖くなったか?」
「ちょっとだけ怖くなったのれす、先輩・・・今どこにいるのですか?」
「はは、玄関の前」
「え!?」
ダダダダっと走る足音が携帯の向こうから聞こえる、
そしてすぐにその音は目の前の方からも聞こえてきた。
俺が家のドアを開けた時のように、辻が勢いよくドアを開けた、
その時の辻は、嬉しさと不安さが混じりあったような表情だった。
「・・・おかえりなさい」
「えーと、た、ただいま?」
すっかりののがヒロインになってますな(w
ikeeeeeeeee
ののがいいですね、続きに期待!
142 :
がっつ:02/03/14 22:16 ID:V3bkEXYk
最高です
143 :
137続き:02/03/14 22:29 ID:QHMHtgw5
「どうしたんだよ!?」
俺はちょっとの焦りと喜びを顔に浮かべて答えた。
「だって……」
子猫のような愛らしい目で俺を見る辻。
本当にこの子はまだ無垢なんだと思った。
「先輩に会うために今日はがんばって早く帰ってきたんらもん」
涙目になりながら訴えてくる。
「だからずっと会いたくて、たまんなかったんらもん」
俺は本気で辻を愛したくなった。
144 :
sage:02/03/15 04:08 ID:+7ueLz4n
>「先輩に会うために今日はがんばって早く帰ってきたんらもん」
この発言の意味がわからん…
誰かおせーて
>>144 赤の他人が小説をアタマから読まずに続きを書いたため説が濃厚。
146 :
らっぱらっぱ:02/03/16 00:47 ID:gWLgNUQu
そうだったのか!
俺も読んで意味判らなかった・・・。
作者を語るなっ、143!!!
147 :
名無し募集中。。。:02/03/16 01:02 ID:UUf2yXkP
良スレ発見 (・∀・)イイ
「とりあえず、家にいれてくれない?」
俺が言うと、辻は真顔でこっくりと頷いた。
前から思っていたことだが、彼女は幼い言動や仕草など、常に年齢よりも
若いイメージが先行しがちだが、その分ふっと気を抜いた瞬間など、時々
見せる素の表情は、ずっと年上の俺がぎくっとするくらい、大人びている
ことがある。
「あんまり、片付いてないれすけど」
そう思ったのは刹那のことで、辻はいつものようにてへてへと無邪気な
笑みを浮かべながら、俺を招き入れるように小柄な体を目一杯に大きく反
らして、玄関のドアを開けた。
「悪いね」
「んふふふ」
俺が小さく呼びかけるのに対し、辻は何を考えているのか、ただ笑った。
こういう態度は、全くのノーリアクションよりもその心境が予測しにくい、
俺にそうそうこういったオイシイ経験があるわけではないが、ただニコニコ
と笑っている辻は、本当に幼いのか、それとも幼いように見せかけているの
か、分からない。
「? 入らないのれすか?」
きょとん、とした表情で辻が俺の顔を覗き込んだ。思った以上に長い睫毛
に内心驚きつつも、俺は「何でもないよ」と平静を装って靴を抜いた。
ああ ――― 靴を脱いでしまった。
次は服か? 服を脱いでもいいものか。それとも辻を脱がすのが先か?
いやいや、その前に、そんなムードになるようシチュエーションを仕向け
るのが先決だ。いくら男が狼だと言っても、まさかここでいきなり押し倒す
訳にもいくまい。
俺ははやる気持ちを抑えて、「こっちれすよ」とバスガイドの様に奥へと
案内する辻の後ろを、遠足で引率される生徒よろしく大人しく着いていく。
もちろん、この先のプランを練りながら、だ。夜はまだ長い。
149 :
47 ◆fDWc6N82 :02/03/16 09:46 ID:KQohEfF2
137続き
もう日付が変わろうとしている、
いつもなら部屋のベットで眠くなるまでゴロゴロと本を読んでいる時間帯。
だが今日はいつもとは違った・・・
後輩の辻の家で、一緒にかなり遅めの晩御飯を食べていた。
「こんな時間に食ったら太るぞー」
「ムッそれは先輩も同じれすよ!」
「だって俺は晩飯食ってなかったし」
「それはののも同じれす!」
「俺がいない間に食べてたんじゃないかー?辻は食いしん坊だもんな」
「食べてないれすよ!先輩こそお家でコッソリ食べてきたんれしょー」
そんな他愛もない会話を俺達は楽しげに繰り広げた、
夜中という事で少しハイになっているのか、どちらもテンションが高めだ。
「怒ったれす!えい!」
「あっ俺のパン!」
言葉とは裏腹に笑顔いっぱいの顔で辻は愛の作ったサンドウィッチを奪い口に運んだ。
驚きはしなかった、実は先程から辻が俺のパンを狙ってたのは知っていたからな、
こういう風に辻が可愛らしく奪うのを予想して俺は自分から「食べるか?」とは言わなかった。
「ムグムグ・・・おいしいのれすー」
辻が上手そうに食ってるのを見てると、俺も食欲をそそられたので最後のパンを手に取った。
パンの間からはチーズだろうか、黄色い物体やトマトらしきモノ、緑色のモノなどがある、
どんな味だろうか・・・まあ愛の作る料理は全部上手いんだけどな。
パク
「このサンドイッチすごく美味しいれすね、どこで買ったんれすか?」
「・・・・・・」
「先輩?顔が変れすよ?」
「・・・わざびだ・・・」
「?わざびってなんれすかー?先輩面白い顔れすー!アハハハ!」
パンにはワサビが大量に塗ってあった!愛!?愛のイタズラか!?
いや、愛は料理には愛着があるからこんなマネしない・・・すると・・・
(ひとみちゃんと一緒に作ったんだよー)
アイツかー!!
150 :
sage:02/03/16 10:27 ID:+2WnXC7g
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
151 :
保全:02/03/16 19:01 ID:nW8kFR2T
トリップ採用おめ&更新感謝
ひとみ恐るべしw
153 :
:02/03/18 18:28 ID:jK9hG5uV
154 :
age:02/03/19 21:08 ID:PBw4z3X3
age
155 :
まるむす:02/03/19 21:17 ID:ID24ZVW9
わざびがののたんにあたんなくてよかったざげ
156 :
sage:02/03/21 00:54 ID:tSuVVPFJ
hozenn
157 :
:02/03/22 18:46 ID:tBI00kHm
158 :
sage:02/03/24 00:36 ID:Wjw/WwPZ
sage
159 :
sage:02/03/25 14:57 ID:DEerefhb
sage
160 :
:02/03/26 21:05 ID:YNacuXso
161 :
名無し募集中。。。:02/03/26 21:09 ID:SZgERmPy
なんだ?ココ。
162 :
zzz:02/03/26 21:41 ID:sPaPzXzw
zzz
163 :
sage:02/03/28 21:51 ID:6Dri0qHC
sage
164 :
:02/03/29 12:30 ID:0A99aGCm
165 :
カリスマ亜依:02/03/29 13:29 ID:cbMf3qlg
RH掲示板ってとこに小説置いてあったな。
誰か場所知らないかな?知ってたら教えてください。
166 :
nono:02/03/30 13:14 ID:PEBV7YIW
090-1278-1-4889-nozomi stuzi
167 :
?:02/03/30 13:46 ID:7hwNMswe
>>166 "nozomi stuzi"って誰ですか?
age
169 :
sage:02/04/02 03:55 ID:Io6o+Ag9
ほぜ
170 :
age:02/04/02 06:59 ID:GfAL3WFq
ageyo
171 :
sage:02/04/04 03:10 ID:+RCVawrm
sage
172 :
sage:02/04/06 13:16 ID:OV4JIH+e
sage
173 :
sage:02/04/07 23:43 ID:zo47bkBe
sage
174 :
sage:02/04/10 02:30 ID:ngIWm3Or
ho
175 :
sage:02/04/12 03:36 ID:RieToxwI
hoz
176 :
chino:02/04/12 15:08 ID:iOq+zU+S
はじめまして。
唐突ですがいしよし小説書きたいと思います。不評なら途中でやめます。
サドンデスの小説という事で。
パラレルで学園物という設定で。
でわでわ
177 :
chiho:02/04/12 15:21 ID:QNFawqrL
>176
設定つまんねー。やめろ。
178 :
chino:02/04/12 15:29 ID:iOq+zU+S
高校生活最後の3年。クラス変えなどどうでもよかったひとみだが一応自分
のクラスを確認するため後藤と共に掲示板を見に行った。「よっすぃーまた
一緒だね」後藤の声の後、見上げると3組だった。一通り目を通すとそこには「石川梨華」の
名前が。石川梨華それは1年の時からかわいいと密かにひとみは思っていた。
友達になりたいと思っていたがかわいい事では有名だがおとなしくそれほど目
立った存在ではない梨華と、遅刻欠席が多く、いつも騒いで目立った存在の吉
沢が友達になる接点などなかった。それだけに、高校最後のクラス編成に心の
中で雄たけびをあげるひとみなのだった。「よっしーてばそんなに後藤と同じ
クラスがうれしいの?」 「えっ!?」 「顔がにやけてるよ」 笑いをかみこら
えて下をむいて歩いた。出席番号順に座った。「い」と「よ」では遠すぎた。それ
に耐えかねて「先生席替えしたーい」と吉沢が叫んだ。「吉沢さんは窓際に座りた
いだけでしょ?」というとクラスのこの笑い声がとびかった。ひとみは梨華のほ
うをチラッとみた。彼女も微笑んでいる。「じゃあ明日しましょうか」と中沢先生。
2年目の担任とあってものわかりがいい。
なんだかひとみは学校へ来るのが楽しみになってきたのだった。
179 :
chino:02/04/12 15:38 ID:iOq+zU+S
次の日ひとみは珍しく早起きだった。少しでも早く教室に行って梨華ちゃん
と友達になろう!帰り道からそう決めていたのだ。
足早に教室へと向かうともう何人かの生徒は来ていた。石川の姿もない。
しばらくすると、「おはようーよっすぃー」と元気に矢口が入ってきた。
「おはよう」と交わし適当に談笑していた。後藤が入ってきた「おいっす!」
そしてその3分後に石川が!
キーンコンカーンコーン♪
チャイムだ。それと同時に中沢先生が入ってきた。
「おはようございます」
もっとはやくこいよー・・・。吉沢は気を張っていたのか気が抜けてしまった。
180 :
chino:02/04/12 15:51 ID:iOq+zU+S
「先生席がえー!!」ひとみはいつもから考えると考えられないテンションで
中沢先生に叫んだ。「ずいぶん元気ねー。まぁ進路の話も席がえするまでは
耳に入らなさそうだから・・・。」くじ引きの紙が配られていった。
梨華ちゃんの左右前後!頼む!心の中でそう唱えた。
黒板に書かれた番号を確認する。こうなれば場所なんてどこでもいい。
ウロウロするフリをしながらそっと梨華の番号を盗み見した。「21」
ひとみは8番だった。「よっすぃーどうだった?」後藤が覗き込む。
「よっすぃー窓際の一番後ろじゃん。いーなー後藤なんて20番。
だから前から3番目・・・。」 「!!!」 ひとみは咄嗟に
「ごっちん!目悪いから変えて!!」 「よっすぃー目わるかったっけ?」
「最近ゲームしすぎでさぁ」 「いいよ」
181 :
chino:02/04/12 15:55 ID:iOq+zU+S
>>176 前フリはかなりつまらないです。でも、途中からおもろくなっていくんですけど
途中の話から思いついたのでつまらなくてすいません。
修行して出直してきます。
夏ぐらいには最初からおもしろいものかきたいと思います。
スイマセン・・・・。
182 :
ヲ多田ヒカル:02/04/12 16:15 ID:piDE+pFy
183 :
chiho:02/04/12 16:40 ID:ijAVYRFk
ジョークだ!がんばれ!
184 :
辻ヲタ:02/04/13 19:12 ID:Lhq548GH
>>149>>47
俺と辻はその後どうなったんだ!?
はやく復帰してくれええええっ!!
186 :
ヤグスケ:02/04/15 01:13 ID:pRXXocSO
朝、俺は目覚し時計の耳障りな電子音で目を覚ました。
なんだか体がだるい。少々頭が朦朧としている。
(風邪かな?)と思いつつも学校があるので無理してでも起きることにする。
「ふぅ〜」あくびともため息ともつかぬ息を吐く。
そしていつものようにベッドから飛び降りる。
が、いつものようには行かなかった。
ベッドの下が収納スペースになった床との距離があるタイプのベッド。
いつもなら何事も無く飛び降りることができるのだが、今日は着地に失敗した。
けっこうな勢いでコケた。
「痛って〜…」と膝をさすりながら部屋を出る。
階段を降りるときも何かいつもと勝手が違う、何故かわからないが降りづらい。
熱から来るものなのか、眠気から来るものなのかわからないが、朦朧としたまま洗面所に向かう。
187 :
ヤグスケ:02/04/15 01:14 ID:pRXXocSO
洗面台の前に立ち歯ブラシに手に取り、それに歯磨き粉を付けて口にくわえ、
歯磨き粉のキャップを閉めながら「ボ〜っ」としたまま視線を前に向け鏡を見る。
そこで俺は鏡に映る自分の姿を見て硬直してしまう。
口が半開きになった為に歯ブラシはヨダレの糸を引きながら洗面台に落ちる。
「……ありえねぇ…」
そうつぶやきながら俺はツンツンとほっぺたをつつく、口を開けたりしながら色々な表情をする。
髪の毛をグイッと引っ張ってみる。鼻をムニュっとつまんでみる。
寸分たがわず俺とまったく同じ動きをする鏡に映る映像。
つぎに俺はマンガでしか見ないようなベタな行動を取る。
ほっぺたをつねってみる、痛い、夢ではなさそうだ。
実際夢の中で痛みを感じないかどうかはわからない、
だが今はその確認方法しか思いつかなかったのだ。
188 :
ヤグスケ:02/04/15 01:16 ID:pRXXocSO
とりあえず思いつく限りの確認方法は試してみた。
間違い無く鏡に映る映像は俺のようだ、そう認識せざるを得なかった。
「だがしかし…なぜ……なぜだ………なぜ俺が『矢口真里』に!!?」
そう、鏡に映っているのは俺であるが俺ではない
「モーニング娘。」のセクシーリーダーこと「矢口真里」なのである。
慌てて俺は自分の体を見まわした。手が小さい、腕も細い、足も小さい
いつもは腰までしかないTシャツも今は太もものあたりまで隠している。
体を覆っていた体毛等も無く肌は脱毛したかのようにスッキリスベスベになっている。
俺は再度顔を上げ鏡を見る。いつもなら俺の姿を胸のあたりまで映し込んでいた鏡も
今日は首から上、顔しか映していない。
「顔だけじゃなく髪型も、そして身長まで矢口に…どうなってるんだ?」
そこで俺は急に昨夜の出来事を思い出す。
189 :
ヤグスケ:02/04/15 01:17 ID:pRXXocSO
風呂上り、パンツ一丁の姿でその日届いていた郵便物に目を通す。
その中にあった差出人不明の封筒。
封筒の厚みから見ればさほど重量も無く、怪しいとは思ったものの何の危険も感じることなく
封筒を開封する。
中身を確認するも出てきたのはプチプチした弾和材に包まれた小さな物体のみ。
弾和材を取り除くと中からはヤクルトのビンほどの小さな透明の小瓶が出てくる。
小瓶の中にはなにやら粉末が見える。
小瓶のキャップを持ち目の前で左右に降ってみる。砂時計の砂よりも粒子が細かいように見える。
次に俺は小瓶を頭上に掲げ蛍光灯の光に透かしてみる。キラキラしている。
しばらくそのキラキラした不思議な粉末に目を奪われ光に透かしてジーっと見ていた、
ふと小瓶の底に何か文字がかかれているのを見つける。
その文字を読もうと頭上に掲げたままで瓶の底に顔を近づけた。
190 :
ヤグスケ:02/04/15 01:19 ID:pRXXocSO
その時だった。キャップを持ち左右に降るなどしていた為にキャップが緩んだのか
指にキャップを残したまま瓶本体は俺の顔めがけて落下する。
俺は頭からそのキラキラした粉末を被ってしまった。
粒子が凄く細かかった所為もあり空気中に蒔かれた粉末は俺の顔面はおろか
腕にも足にも体にもいたるところに付着した。
俺は慌てた、去年アメリカで騒がれた炭そ菌入りの郵便物の事を思い出す。
急いで体に付着したその粉を払いのけるものの風呂上りで少々汗ばんだ体に付着した粉は
思うように払えない、底で俺は急いでパンツを脱ぎ再度風呂場に戻りシャワーを浴びた。
そして丁寧に体に付着した粉末を洗い流す。
風呂から上がり体を見てみるものの特に変化も無く、一安心して部屋に戻り…
そのあとのことは覚えていない、着替えて寝たようだがそこから先の事は記憶に無い…
「そうか…あの瓶の粉をかぶったからこんな姿になったのか…」
確信は無い、だが現状を説明するにはそれ以外考えられない。
「そうだ!あの瓶の底に書かれた文字、なんて書いてあったっけ?」
俺は慌ててリビングに戻る。そしてテーブルの上に散乱したごみの中から瓶を手に取り
その中身の無い瓶をひっくり返し底を見た。
191 :
ヤグスケ:02/04/15 01:20 ID:pRXXocSO
『やぐち風味』
瓶底にはそう書かれてあった…
「これって、ラジオではがき読まれるともらえるとかいうあのやつか?」
「そっか、やぐち風味ってこういうのだったんだ…知らんかった」
空き瓶を片手に呆然と立ち尽くす俺。
何を考えるでもなくボーっと空間を見つめてどれくらいの時が経ったか、
俺はふとあることを思い出す。
「顔も、手足も、身長までも変えたこの「魔法の粉」ということは…そういうことだよな」
そう独り言をつぶやきいやらしい笑みを浮かべながら俺はTシャツの胸元へと目を向ける。
Tシャツ越しにかすかに膨らみがわかる。
俺はゴクリと生唾を飲み込み襟首を引っ張り目をその中へむける。
「…小ぶりだが…スゲェ…」
そこには確かに俺のものじゃない体の一部分があった。
192 :
ヤグスケ:02/04/15 01:21 ID:pRXXocSO
俺は洗面所の鏡の前に戻り、さも当然のようにTシャツを脱いだ。
鏡越しに見たり、直接見たり、ニヤニヤしながらしばらくの間
俺は矢口の手を使い矢口の胸の感触を確かめた。
使っているのは矢口の体でもそれは感触はすべて自分の脳に帰ってくる不思議な感覚だった。
そして次に俺はメインディッシュに目を向ける。
凄くドキドキする。初めて経験するタイプの興奮。
俺は焦らすようにトランクスのゴム部分からそ〜っと右手を侵入させる。
矢口の指がゆっくり下にさがり茂みに侵入する。
さらに俺は矢口の指を下のほうに進ませる。
そして大事な部分に指が当たる。
「あっ………そっか……粉かぶったとき、俺、パンツ履いてたんだ…」
そう、風呂上りとは言うもののパンツだけは履いていた。
故にその部分だけは粉をかぶる事は無かったのだ。
パンツのゴムを引っ張り中を確認する。
「はぁ………だからチンチン付いたままなんだ…………(鬱)」
そして俺は『やぐち風味』の効果が切れるまでの3日間
チンチン付き矢口の体で過ごす事になった。
『矢口風味』おしまい
193 :
ヤグスケ:02/04/15 01:26 ID:pRXXocSO
娘。の出てこない娘。小説でした。(w
スレ汚してスマソ
194 :
:02/04/16 21:25 ID:Tgx2I8hm
保全
195 :
:02/04/19 17:25 ID:IZNJGydy
保全
196 :
777:02/04/20 03:31 ID:YIzyNXR2
197 :
777:02/04/22 04:01 ID:s4KRSdI5
もういっかい
>>47 ◆fDWc6N82さんの復活希望
198 :
:02/04/23 23:45 ID:Ixt7MsC5
hozen
199 :
:02/04/26 01:32 ID:Hhpx7VS4
ほぜむ
200ゲトー
200ゲトー
次は500ゲトー
次も頑張る
ほ
202 :
代打名無し:02/04/27 22:55 ID:dSS6Kle7
2005年10月。
3勝3敗で迎えた中日と大阪近鉄の日本シリーズは、
この、ナゴヤドームでの第7戦で、全てが決定する。
最近の日本シリーズは、見所の全く感じられない対決ばかりだったが、
今回は、違った。
悲願の日本一を目指す大阪近鉄は、
昨年の2対2の大型トレードで獲得した
左ピッチャーの吉澤と、谷繁の獲得で一塁に追いやられたキャッチャーの飯田が
原動力となり、これにローズ、中村らの活躍で4年振りに、ペナントを制覇した。
飯田は中日の優勝が決まった後、チームに初めての栄冠を
もたらすため、そして、自らの存在意義を見出すために、
日本一を、叫んだ。
203 :
代打名無し:02/04/27 22:59 ID:dSS6Kle7
>>202
中日との2対2の大型トレード
204 :
代打名無し:02/04/28 08:16 ID:prnRhrSB
飯田は1988年のドラフトで、
高校時代にバッテリーを組んでいた安倍とともにドラフト3位で
大洋(現、横浜)に入団した。
当時「超高校級」と騒がれていた谷繁はその年に
ドラフト1位指名を受けていたので、
飯田が将来の正捕手の座を奪うのは
難しかった。
まずは2軍で正捕手を獲得すること、
それが彼の目標となった。
しかし、その目標は、儚くも、キャンプ中に
崩れ去ってしまう。当時の首脳陣は、捕手にしては
ノッポで、やや華奢な印象の飯田を、一塁に
コンバートしようとしていた。
飯田は慣れない一塁守備を懸命にこなした。
もともと捕手で、肩は強い方であり、
併殺を取るときにもこの強肩が随分役立ったが、
それで首脳陣の考えが変わる事はなかった。
マスコミは、この二人のことを「ライバル」と
喧伝していたが、実際は、戦わずして彼は敗れた。
飯田は2年目の90年、初めて1軍に昇格した。
3年目の91年には代打要員と控え捕手としてずっと1軍に帯同し、
この年、高校時代の盟友、安倍がノーヒットノーランを
達成した時も、飯田のリードが光った。
4年目の92年。
飯田の運命は、がらりと変わることになる。
205 :
:02/04/28 13:53 ID:WxNscVMD
206 :
:02/04/29 19:26 ID:KsFsiTjz
保全!
hozen
209 :
:02/05/02 21:16 ID:qEYEjpGP
ほぜ〜ん
211 :
:02/05/05 02:25 ID:x3pkwt1m
212 :
名無し:02/05/05 03:18 ID:6q3JG1eE
ここで書かせていただきます。
SFモノ。主人公辻。
タイトル『ハザマ』
213 :
ハザマ:02/05/05 03:19 ID:6q3JG1eE
その日は朝から憂鬱だった。
何があるというわけでもないのに、
まるでこれから不吉なことが起きる、
そんな不安を抱かせるように胸が
ざわついていた。
こんなことは滅多にないことだった。
押し潰されるような息苦しさを感じながら
辻希美はその体をよろよろと起こした。
苺模様のお気に入りのパジャマが汗でべっとりと
肌に張り付いている。
それは辻を不快な気持ちにさせるには十分だった。
時計の針はまだ朝の5時を指している。
キッチンからはなんの気配もしないところから両親はまだ寝ているようだ。
突然携帯電話が電子音をけたたましく上げる。
それはプライベートの為に購入したものではなく、事務所から渡された
仕事用のもの。
今日の仕事は学校がひけてからのはずなのに…。
こんなに朝早くから何だっていうんだろう。
辻は少々の不安を拭いきれないまま、携帯の通話ボタンをプッシュした。
214 :
ハザマ:02/05/05 03:20 ID:6q3JG1eE
「もしもし、朝早くからスマンな。つんくや」
「つんくさん?お、おはようございます」
「ああ、おはよーさん。ちょっとなぁ…辻に頼みたいことがあるんや。
あんまり大きな声では言えんことなんやけどな…。お前の家の前に
車手配してあるさかいにきてもらえんやろか。応接室ってわかるか?
そこにおるからな。できたらなるべくはような」
つんくからの突然の、しかも早朝、まるで自分が起きたのを見計らったかのような
電話に驚きを隠せない辻であったが、その頼み口調の中に感じられる
命令のようなものを敏感に感じ取った彼女がこれを断れるはずがなかった。
ただでさえ、つんくの言うことはある種の絶対命令のようなものである、
それが『娘。』内での暗黙のルールなのだから。
ちらりと自室の窓から表玄関の方を覗くと、そこにはつんくの言葉通り
に事務所で使われている見慣れた移動車が駐車していた。
辻は何か重苦しいものを拭えないまま、制服に着替えを始めた。
つんくの話しというのが終われば、きっと学校へ戻ることになるのだろうから。
ただでさえ学校へ行けない過密スケジュールなのに、朝から呼びつけなくたって
いいではないか。そんなふうに考え出すとますます気が滅入ってくる。
こんな時はあれを使えば気持ちが楽になる。辻は学習机の上に置かれた
電卓ほどの大きさをしたボタンが9個ついたものを手に取った。
555と5を三回プッシュすると辻はすぅっと息を吸い、目をつぶった。
ほんの瞬間頭にピリリとした刺激を感じながら、辻は気持ちが和らいでいくのに
気分をよくしていた。
目をあけたときにはすっかり気持ちは晴れ晴れとし、さっきまでの鬱々としていた
感情が嘘のようであった。
215 :
zzz:02/05/05 03:21 ID:IPrYQ4Nt
不幸のTEL
216 :
ハザマ:02/05/05 03:22 ID:6q3JG1eE
辻は、芸能活動を始めるに当たって事務所から一つの器具を支給されていた。
「情緒調整装置」通称ムードメーカー。
取扱説明書には実に膨大な数列の組み合わせとその効果が書かれていたが、
辻にはよく理解できていない。
それを見越してか、事務所は辻に適していると思われる数列の組み合わせと
その効果を書いた簡単なメモをよこした。
ムードメーカを手に持って任意の数字をプッシュすると、その数列に従った
情緒調整が行える。
いわば精神安定剤のようなものだ。ただ違うのは安定だけでなく激情までもが
ひきだせるという点だ。例えば鬱になりたければ469をプッシュすればいい。
それだけで、暗く陰鬱な気分にわけもなくなれるのだ。
普通は辻のような成人に達していないような人間は使わない装置である。
しかし、辻の立場は芸能人という特殊な環境に置かれている。
今をトキメクトップアイドルとしての重圧にいつ潰されないかわからないのだ。
従って、この装置を辻が使用しているのは不思議なことではない。
辻はそう、教えられたし、またそう信じている。
仲間内でムードメーカの話しをしたことはなかったが、同期の他の三人も
自分と同じ日に同じものを渡されていたのだからきっと同じような使い方を
しているのだろう。
やはり、自分の情緒が不安定であるということを露呈するのは気持ちのよいことでは
ない。だから皆ムードメーカのことには触れないのだ。
両親も時々使っているが、それはやはりこっそりとしたものだった。
辻はそんな場面を目撃していることからも、ムードメーカのことには
誰にも触れられたくなかったし、触れようとも思っていなかった。
217 :
ハザマ:02/05/05 03:24 ID:6q3JG1eE
台所へ行き、冷蔵庫をあけて朝食用のヨーグルトを取り出し、使い捨てのスプーンを
棚から出し、それらを通学鞄に入れると辻は玄関を出た。
ちょうど母親が目を覚ましたところで玄関のところで辻に声をかける。
「あら、希美。こんなに早くどうしたの?」
「急にお仕事が入ったの…。ちょっと事務所まで行ってきます」
「そう。無理しないようにね。いってらっしゃい」
母親は辻の頭をそっと撫で優しい笑顔で娘を送り出した。
辻は母親に見送ってもらえたことが無性に幸せな気持ちを引き起こしたのか、
ムードーメーカーの直後よりもより明るい表情で車に乗り込んだのだった。
218 :
名無し:02/05/05 03:26 ID:6q3JG1eE
ここまでが1ってことで…
がんがりやっせ!
新作だ!コツコツ保全繰り返してきたかいがあったなぁ
>>218 話し方が舌ったらずじゃない辻ってのが好感もてるわ
とりあえずガンガレ〜
221 :
ハザマ:02/05/05 22:18 ID:SxjY+gVU
2
移動車が事務所に着くと、運転をしていた若い男が辻の為に車のドアをスライドさせた。
「ありがとうございます」
辻がちょこんと頭を下げてお礼を言うとその男は心外と言ったように驚いた顔をした。
私だって挨拶ぐらいちゃんとできるのになぁ…。
辻は少し馬鹿にされたような気分になってもう一度その男の顔を見ようとしたが、
男はもう運転席に戻ろうとして背を向けていたので見ることはできなかった。
事務所のあるビルへ入ると、辻はうんと一つ伸びをしてからエレベーターの昇りボタンを押した。
エレベーターはすぐにやってくるとドアを開いて辻を待ち受けている。
乗り込んでから7の数字をプッシュするとエレベーターはドアを閉じ上昇を始めた。
辻はエレベーターを降りて応接室へと向かう。
事務所の内部はいつきても綺麗に整えられている。
エレベーター乗り口脇の観葉植物も丁寧に手入れされているようだ。
さっき葉が水滴を滴らせていたのを辻は見つけていた。
どうやら朝から誰かが水をやったようだ。
つんくか、それとも他の誰かがもうここへ来ているのか…。
いずれにしても辻には関係のないこと、そう思い応接室の扉をノックした。
222 :
ハザマ:02/05/05 22:19 ID:SxjY+gVU
「辻か?」
「ふぁ、はい。辻です」
「入ってええよ」
失礼します、と言いながらドアを開けるとガラス製で脚の低いテーブルを挟んで、茶色の革張りの
ソファが2対見えた。
その内、ドア側を向いた位置にある方につんくは前屈みで座っていた。
「朝からスマンな。まぁ、座ってや」
両手を顔の前で合わせて膝に肘を置いたポーズでつんく言った。
辻が恐る恐るソファに腰掛けると、思いのほかクッションが深く、辻は小さくうぁっと声を出した。
そんな辻を見てつんくは手を崩して愉快そうに少しだけ笑うと、やっぱり辻やな、と小さく漏らした。
辻はわけがわからないのと笑われた恥ずかしさと、一人だけ呼び出されたという恐怖感で身を小さく
してつんくの言葉を待っていた。
「そんな緊張せんでもええんよ。辻に頼みたいっちゅーことはだな……」
つんくは目を閉じるとしばらく沈黙した。
呼び出しておいて今考えるなんていい加減だ。
辻は内心、そんなことを考えていたのだがつんくに直接それを言うなんてできるわけがない。
「なぁ、辻はアンドロイドって知っとるか?」
「ふぇ?えっと…ロボット人間ですか?」
「近いようなもんかな…。限りなく人間に近いロボットってもんかな…。
それじゃ、クローンってわかるか?」
「あ、それはわかりますよ!ヒツジのドリーってテレビで見ましたもん」
「ふむ、そうか。そんじゃあな、サブパーソンって言葉は知ってるか?」
「サブ…サブ…なんですか?」
「サブパーソンや」
「サブ…パーソン…?わからないです…」
「そうやろうな…」
そう言うとつんくは下を向いて再び目を閉じた。
223 :
ハザマ:02/05/05 22:20 ID:SxjY+gVU
サブパーソン…英語かなぁ…。あ、そうだ今日は英語の辞書持ってるんだった!
辻は鞄から英和辞典を取り出すとパラパラとページをめくり始めた。
サブ…あ、私綴り知らないんだった…。
「あの…つんくさん。『サブ』ってどうやって書くんですか?」
辻の問いかけにつんくはすっと顔をあげると苦笑いをしながら
「サブはSUB、パーソンはPERSONやで」
と教えた。
「直訳しても意味は通じるな…」
辻が懸命に単語を調べている間につんくはそう呟いた。
「サブ…エス、エス…エス、ユー、ビー…あ、あった!えっと、下、
副、補欠、分割、細分、亜?類?塩基性?最後のやつはよくわからないです…」
辻は少し困った顔をしながら辞書をめくる。
「次はピー…、ピーイーアール…えっと…、人、人間、登場人物、人格…」
「くっつけてみるとどうや?」
「うーんと、補欠人間…とかですか?」
「そりゃあ的を得てるなぁ…補欠人間か」
つんくは鼻から息を出しながら皮肉そうに笑った。
そして辻に向ってサブパーソンについての説明を始めた。
それは決して笑えるような話ではなく、少なくとも辻を混乱させ、
その心に衝撃を与えるには十分な内容だった。
224 :
名無し:02/05/05 22:23 ID:SxjY+gVU
>>215 辻たんにとっては不幸の始まり…(;´Д`)…ハァハァ
>>219 ありがとうございます。
>>220 保全屋さんに感謝です。ひっそりと更新したいと思います。
続きに期待しつつ保全sage
hozen
227 :
ハザマ:02/05/08 02:16 ID:+U5IcMEj
3
つんくは足元に置いておいたビジネス鞄を膝の上に引き上げると、
そこから大量の紙を取り出した。
それはレポートのようで、大型のクリップで左端を留められている。
表紙には英語で「SUB PERSON PROJECT」と書かれていた。
「まぁ、中身は日本語に訳してあるからな…ほれ…」
つんくはドサっとその大量の紙の束をガラスのテーブルに放った。
そして目で辻に読んでみろと指示を出す。
辻は恐る恐るそのレポートを手に取ると、表紙をゆっくりとめくった。
228 :
ハザマ:02/05/08 02:23 ID:8lZIR6IP
[SUB PERSON PROJECT]
はじめに
我がヒューマノイド社は1960年代から人間型ロボットすなわちアンドロイドの
研究を開始した。この計画は極秘であり、これを社外に漏らすことは極刑に値すると
の認識を研究員全員に義務付けるものとする。
<略歴>
1981年最初の試作型アンドロイドが完成。しかし、欠陥品であったため実用的
とは言えない。
1985年2号機の開発に成功。しかし、感情コンピューターが単調すぎるため、
人間的とはいえない。作業用としての可能性は高いものと思われる。
1990年3号機完成。やはり、機械のプログラムによる感情装置が未熟である点は
否めない。外見はほぼ人間的なものが完成した。
1995年クローン技術との融合案が出される。ネクロマインクローン研究所との
コンタクトに成功。共同開発が開始。『サブパーソンプロジェクト』と命名。
1996年初のサブパーソン開発に成功。脳部分にクローン技術を使用することに
より、高度な感情プログラムが可能になる。しかし、感情コントロールの不具合により
脱走。その後廃棄処分。
1997年同時に3体のサブパーソン製造に成功。白色、黄色、黒色の肌を持たせる。
実験的に社会に送り込む。感情コントロールの不具合は解消。
1998年大量生産の体制を整えるべく日本企業に打診。日本バイオコーポレーション
との極秘契約が成立。
1999年大量生産の開始。
2002年クローン人間の禁止が世界各国で決定される。ネクロマインクローン研究所
に調査のメスが入ると共に、ヒューマノイド社にも疑惑が浮上する。
ヒューマノイド社、ネクロマインクローン研究所、日本バイオコーポレーション3社
の共同臨時会議において、サブパーソン製造の一時停止を決定。
尚、調査の手が及ぶ前にこれまで製造されたサブパーソンには廃棄処分決定を下す。
229 :
ハザマ:02/05/08 02:25 ID:8lZIR6IP
辻は2枚目をめくってここまで読むと困った顔をしてつんくを見た。
「どや?ちょっとはわかったか?」
無言で首をふるつんくは辻には難しかったか…と言いながらレポートを
辻から貰いうけ、レポートの裏に絵を描き始めた。
「せやからな…、サブパーソンっちゅー人間そっくりのロボットがこの世界の
どこかに何体かおるんや」
そう言って丸い絵を描いて地球と矢印をひっぱる。
「その内に日本にも何体かおるんやな」
次に日本地図を描くとそこに棒人間を何体か描いた。
「その日本にいるサブパーソンがモーニング娘。の中におることがわかったんや」
辻はつんくの言葉が何だか遠くに聞こえるような気がしていた。
あまりにも突然すぎるし、とても信じられるような話ではない。
サブパーソンとやらだって信じられないのに、それが『娘。』、すなわち
自分の仲間にいるんだなんて。
230 :
ハザマ:02/05/08 02:27 ID:8lZIR6IP
つんくはさらに棒人間を18体描いた。
ふとつんくの絵を見た辻はぼんやりとしたまま尋ねた。
「つんくさん?モーニング娘。は13人ですよ?」
「あぁ…。今は、な。今まで辞めてったやつもいれると18人なんや」
「じゃあ、辞めちゃった人の中にもいるんですか?」
「その可能性もあるっちゅーことや。まぁ俺なんかよりももっともっと
偉い連中が言ってきたことやから詳しくはわからん…」
「辻には…とても信じられません…」
「……そうやろうな…俺だって俄には信じられんかった」
でもな…、そう言いながらつんくは鞄の中から数枚の写真を取り出した。
そこには首のない女の人のような死体が寝ている写真だった。
「ひぃ!」
辻は驚きのあまり目を逸らした。
「これはな…、俺を襲ったやつの写真や…。これ、キャシーなんやで…」
「きゃ、キャシー…?」
キャシーはモーニング娘。のマネージャをしていた女性だ。
少し太めで、けれど包容力があり、辻にとっては結構お気に入りの大人だった。
おそるおそる写真を見ると頭がないため、それが誰であるのかはわからない。
「この、首のところよくみてみぃ…」
つんくはちぎれた首がアップになっている写真を辻に差し出した。
そこは、明らかに機械でできていた。
「こんな…、こんなのおもちゃです!作ってるんですよ!!
らららら、らって、らって!!」
辻は興奮して上手く呂律が回らない口で、この写真を必死に打ち消そうとした。
231 :
ハザマ:02/05/08 02:40 ID:8lZIR6IP
つんくはそんな辻をじっと見つめながら
「嘘やないんや…俺がやったんやから…」
そう小さく、けれどはっきりと呟いた。
「殺される。このままだとな…。みんな殺されちまうんだよ、サブパーソンに。
あいつらは自分らが廃棄処分されるってことに感づいてるんや。
せやから、その前に周り人間を消して逃げようとしとるんや…」
「じゃあ…つんくさん…」
「キャシーに殺されるとこやった…」
言いながらつんくは首を覆っていたスカーフをはずした。
そこにはするどいモノで切り裂かれたような傷が生生しく痕を残していた。
辻はそれを見て吐き気をもよおしたのだが、つんくはそんなことは気にも留めずに
話しを進めていく。
辻はただただそれを聞いていることしかできなかった。
いや、ただつんくの声という音が遠くの方からたくさん耳に飛び込んでは消えていく
ような感覚。辻には理解できていないのだ。
この特殊で異常な話しは辻の許容範囲を超えていた。
人が殺されるだとか、仲間に人間ではない人がいるだとか、そんな漫画のような
ことが理解できてしまう方がおかしいのかもしれないが。
232 :
ハザマ:02/05/08 02:42 ID:8lZIR6IP
辻の理解度など関係ないと言ったようにつんくは言い放った。
「辻、お前が一番適任なんや」
辻は半ば考えることを放棄した。
いや、辻が考え、理解できるよりも先に事態は進展していたのだ。
その波に捕まってしまった辻には、どうすることもできずに
ただ、言われたことを言われた通りにやることが流れに沿うことだったのだ。
辻が『娘。』で身に付けた、言われたことをこなす、そんな習慣が
こんなところでも発揮されているとは、本人は気付くはずもなかった。
つんくは辻に小型の判別装置とおもちゃのようなレーザー銃を手渡した。
その使い方は恐ろしく簡単なものだった。
首の5つ目の骨に判別装置を当て、緑のランプが付けば人間。
赤ならばサブパーソンであるというもの。
脊椎反射を利用しているのだそうだが、辻にその意味はわからなかった。
レーザーは安全装置を解除して引き金の代わりにボタンを押すというもの。
つんくはレーザー銃の練習だと言って、辻に装飾品の壺を撃たせた。
見事に中央に命中し、その壺は中央に大きな穴を開けた。レーザーの熱が溶かしたのだ。
それがサブパーソン、とは言っても人の形をしたものに当たって、さっきの
キャシーのようになるのだと思うと、辻は初めてモーニング娘。に入ったことを
後悔したのだった。
233 :
名無し:02/05/08 02:46 ID:8lZIR6IP
娘。って辞めてった奴合わせても17人じゃ…
235 :
名無し:02/05/09 21:02 ID:PC+7t1pR
>>234 間違えました(汗
18人→17人に訂正します。
>>235 訂正したは良いけど少し自信無かったんだわ(w
とりあえずほぜむ