1 :
辻っ子のお豆さん:
2 :
辻っ子のお豆さん:01/12/14 14:00 ID:XjCYTG6t
(プロローグ)
彼女との出会いで、平凡だった私の人生が大きく変わったんだ。
本当は臆病で怖がりで泣き虫のくせに、皆の前ではいつも強がって、
自分の身を犠牲にしてでも、誰かを助けようとする思い。
そんな彼女の覚悟に、私は少しずつ変えさせられていった。
私は彼女に勇気という名の決意を教わった。
だから、私は彼女を助ける。
たとえ世界中の全てがそれを認めようとしなくても、私は止まらない。
もう一度彼女に会うんだ。
もう一度彼女の笑顔を見るんだ。
だって、約束しただろ・・
一緒に8段アイス食べに行こうってさ。
3 :
辻っ子のお豆さん:01/12/14 14:00 ID:XjCYTG6t
自分でもわからない。
どうしてあんな事をしたのだろう。
気が付いたら、体が勝手に動いていたんだもん。
「いまのうちににげるのれす、あいぼん!」
「重〜い、てめえ離れろ!」
「はやくいくのれす、あいぼん!」
「お前を置いて行ける訳ないやろ、のの!」
「どけーコノヤロー!」
「あいぼんをたのむのれす、よっすぃー。」
「のの・・やだよ、私。」
「勇者は死なねーのれすよ。」
「はなせ、はなすんや、よしこ、ののを見殺しにするんか!」
「のの〜!」
よっすぃーがあいぼんを抱えて逃げていく。
これでいいんだよね、私はよっすぃーもあいぼんも死なせたくないから。
私一人が犠牲になって二人が助かるんだから、これでいいんだよね。
これで私、少しは勇者に近づけたかなぁ・・
ねえ、よっすぃー?
4 :
辻っ子のお豆さん:01/12/14 14:00 ID:XjCYTG6t
将軍矢口は体を振り回し、しがみ付く辻を振りほどいた。
「このデブ、重いんだよてめえ!」
「デブって言わないでくらはい。」
「うるせえ、おいらにこんな真似してただで済むと思うなよ!」
あお向けに地面に転がる辻に向かって、あの構えをとる。
「セクシービーム!」
避ける暇もない程の近距離でのセクシービーム、当然直撃だ。
辻は死んだ。
そう矢口は判断していた。
だから死体を確かめることもせず、急いで吉澤と加護の後を追っていった。
だが辻は生きていた。
セクシービームが直撃したのは、辻の腹だった。
バイ〜ン!
セクシービームは辻の腹に衝撃を吸収され、遥か上空へと跳ね返ったのだった。
吉澤達を追うためすぐに振り返った矢口はそれに気付かなかった。
こうして辻は一命を取り留めたのだ。
だが、のんびりはしていられない。二人に危機が迫っている。
そして勇者ののは再び立ち上がったのだ。
5 :
辻っ子のお豆さん:01/12/14 14:01 ID:XjCYTG6t
「よっすぃーーーー!」
加護の悲鳴が風の吹きすさぶ荒野に響く。
「これで邪魔者はいなくなったね、キャハハ!」
矢口の笑い声がその悲鳴を掻き消す。
辻が殺され、吉澤までもが断崖絶壁に叩き落とされた。
加護亜依は一人きりになってしまった。
「さてさてアイちゃん、一緒に来てもらえるね。」
「うっさいボケ!誰がお前なんかと一緒に行くか!」
生まれた時から孤児として育ち、幼くして盗賊に身を落とす。
盗賊団のリーダーになっても、心から信頼できる相手等いなかった。
誰もが自分の保身だけを考え平気で周りを蹴落とす様な奴等ばかりだった。
いつしかうちも、それが当たり前だと思う様になっていた。
あいつ等に出会うまでは・・
ののとよっすぃーは、自分の身を犠牲にしてうちのために戦ってくれた。
初めてできた、心から信頼できる仲間だった。
「初めての仲間やったんや!それをお前は!許さん!絶対許さへんで!」
気丈な加護が、誰にも見せた事のない涙を流した。
ダガーを手に反抗の意志を剥き出しにする。
6 :
辻っ子のお豆さん:01/12/14 14:01 ID:XjCYTG6t
「しょうがないね、力ずくで来てもらうよ。」
腕の一本でも奪えばおとなしくなるだろう、と矢口はあの構えをとる。
狙いを定め腕だけに当るように焦点を絞りこんで、セクシービームを放つ。
その時、小さな影が矢口と加護の間に入りこんだ。
バイ〜ン!
なんと、セクシービームが矢口目掛けて跳ね返ってきた。
間一髪で避け、矢口は前方を見上げる。
殺したはずの辻が、威風堂々と立ち尽くしていた。
「のの!」
加護は生きて舞い戻ったライバルの姿に狂喜の声をあげる。
「嘘だろ、どうして生きてんだよ!」
信じられない事態が矢口に混乱を招いた。
何より信じ難い事が、自分の決め技が跳ね返されたことだ。
あらゆる魔法の中でも最大の威力を誇るこの魔法に、矢口は絶対の自信を持っていた。
あの勇者なっちや大魔導師飯田すらも一目おいていた魔法だ。
それが、このトロそうなガキには効かない。
初めての遭遇する未知の相手に、矢口は不覚にも恐れを抱いた。
一度引いて体勢を立て直した方がいい、そして矢口はそう判断した。
7 :
辻っ子のお豆さん:01/12/14 14:08 ID:XjCYTG6t
「覚えてろ、次はこうはいかないからな!」
捨てぜりふを残し、矢口は姿を消した。
助かった。辻と加護はその場にへたり込んだ。
だが、すぐに大事な事を思い出し顔を見合わせた。
「よっすぃーは!?」
「崖の下や!」
辻と加護は大慌ててで崖を降りる道を見つけ、吉澤を探すため駆け下りた。
しかし、吉澤の死体はどこにも見当たらなかった。
「ろういうことれすか、よっすぃーは死んらんれすか?」
「いや死体が一人で歩くはずないで、いないゆうことは・・」
「生きてるんれすね。よっすぃーも無事なんれすね。」
辻はまるでお願いする様に、加護に迫った。
「そうゆうことや。」
そうだよね、あのよっすぃーが死ぬ訳ないよね。
1.まだ近くにいるはず、この辺りを徹底的に捜そう。
2.当初の予定通りハロプロ城を目指そう。
3.とりあえずはらへったのれす。
\(^▽^)/新スレおめ!
3かな
9 :
のてせ:01/12/14 14:12 ID:7rNhkN1X
新スレおめ(略
体調と影武者には注意してね(w
自分もおなか空いている現状なので「3」。
\(^▽^)/新スレおめでとうございます♪
なるほどぉ〜。こうやってののは助かった(?)のですね。
恐るべし!ののぽんぽん!
んで、3で♪
新スレおめ!
ってゆーか、昼から泣かせて笑わせてまた泣かすんじゃねー、ゴルァ!
こういう選択肢のときはシチュエーションに関係なくこれを選ぶのれす。
3で。
と書こうとしたら鯖落ちしてたよ。
ついでに復活おめ!
3!
( #´D`)<ぽんぽんでふぇんすはおなかがへるのれす
@ノハ@
( ‘д‘)<モリモリ食べてパワーアップや!
3でよろしくお願いします。
お腹で跳ね返すなんて、ちょっとほのぼの。
14 :
ねぇ、名乗って:01/12/14 15:46 ID:BwCg95p6
1で
2
辻腹最強だね!3で!
空腹を満たさねば・・・3
ッシャー! 新スレ来たぁー! 待ってましたよ。
つーことで3
19 :
ねぇ、名乗って:01/12/14 17:04 ID:DOrCRczI
では三
っしゃあ!待ってました、このノリ。
ののたんサイコー\(^O^)/
当然3です。
新スレおめ!
1で。
う〜ん…シナリオ上無事だとわかっていてもよっすぃ〜を
ほっておいて飯なんて食えないっす。
1で、ぶりんこはよっすぃ〜の無事を確認するまで頑張って探すのだ。
23 :
ねぇ、名乗って:01/12/14 18:28 ID:X50qaKrD
3がいいれす。
24 :
23:01/12/14 18:29 ID:X50qaKrD
sage忘れスマソ
25 :
夢幻夢:01/12/14 19:34 ID:UDItyDk4
新スレおめ!
1でお願いします。
26 :
ざわ…:01/12/14 19:38 ID:0DIGnep3
2〜
やっぱりまずは腹ごしらえでしょう。
3で。
28 :
ねぇ、名乗って:01/12/14 20:15 ID:MPHWMdVX
( ´D`)<不覚にも偽物のほうに投票してしまったのれす
てことで3で
「街れす」に続いて大活躍の辻の腹(w
当然3
1。
31 :
ねぇ、名乗って:01/12/14 21:33 ID:/bPpRAyh
本物さんですね〜!新スレおめです。
1でおねがいします
辻豆さん新スレおめ。
ハマミエも弾いたあの腹は健在だった訳ですね(w
ん〜ここは3しかないでしょ。
新スレおめでとうございます。
しかし、辻の腹も凄いが、「威風堂々と立ち尽くす」って表現も凄いよな。W)
普通、威風堂々としてたら、立ち尽くさないだろ。立ちはだかるとかさぁ。
しかし、辻にはこの表現が妙に似合うんだよな〜。
というわけで、名刀ハマミエも効かないのではないかと期待のふくらむ辻の腹を
もっとふくらましましょう。3で〜。
今日はお昼かららったんれすね〜。
今夜は更新されるんれすかぁ?
とっても楽しみなのれす〜。
3れ。
35 :
辻っ子のお豆さん:01/12/15 01:02 ID:RgGE7Vqo
「とりあえずはらへったのれす。」
「お前なぁ、吉澤がこんな時に何言うとんや、急いで探すで!」
「いやなのれす、はらへってうろけないのれす!」
辻はダダッコみたいに手足をジタバタさせた。
「(いや、めちゃめちゃ動いてるがな。)」
加護は心の中でつっこんでおいた。
「しゃーないな、近くの町か村探して飯にしよか。」
「アーイ、あいぼんらいすっき♪」
辻は加護を抱きしめて、ほっぺにチュッってした。
「やめい、何すんねんボケ!」
真赤な顔して加護は辻から逃げるように離れた。
なんでうちがこないドキドキせなならんのや。
「ほら、行くならとっとと行くで!」
照れを隠す為に、加護はわざと大声で呼びかけ歩き出した。
辻はポンとお腹を叩いて後に続いていった。
無理に探さなくても、よっすぃーとはきっとまた会える。
そんな不思議な確信が辻の中にはあった。
らって離れていても私達の目的は同じなんらからね。
36 :
辻っ子のお豆さん:01/12/15 01:02 ID:RgGE7Vqo
三日後、帝国との国境近くの町ミラコーに二人の姿があった。
「も、もう駄目や・・」
「腹へって死にそうなのれす・・」
路地の壁にもたれかかり、瀕死の状態に陥っていた。
二人は所持金0である事をすっかり忘れていたのだ。
もう丸三日、何も食べていない。
「おなかとせなかがくっつきそうれす。」
勇者ののの物語に幕が下りようとしていた。
「あかんあかんで、うちらが死んでどないすんねん!」
加護は死力を尽くし立ち上がった。
「待ってろや、のの、うちがなんとかしたるわ!」
「あいぼん、たのむのれす。」
痩せ細った辻が地べたに伏せて、か細く答える。
加護はよろめきながら、表通りへと出ていった。
吉澤が地下牢獄で絶望に陥っていた頃、辻も絶望の中にいたのだ。
「待って、返してくださーい!」
表通りに出た加護は、一人のおかしな娘を見つけた。
それは、半泣きでノラネコを追いかける紺野だった。
37 :
辻っ子のお豆さん:01/12/15 01:03 ID:RgGE7Vqo
谷で襲われた時は、加護は直接紺野の顔を見てはいなかったので、
まさかそれが帝国将軍とは夢にも思わなかった。
「笑ってないで、誰か捕まえて下さい。」
どうやら、魚を盗まれて困っている様だ。
こいつは使える!加護の頭が素早く回転を始めた。
「あいぼんの前でケチな盗みは許さへんで〜。」
加護は得意の盗み技で、ノラネコから魚を奪い取った。
「ほら、あんたの魚やで、今後は気ぃ付けろや。」
そして涙ぐむトロそうな娘に手渡して、天使の様に微笑んだ。
「お助け料1000モニや。」
「え?え?でも・・あの・・」
「まいどあり〜!」
紺野の財布から勝手に1000モニ奪い、加護は走り去った。
「やったで、のの、金やで、これで飯食えるで!」
路地裏に戻って来た加護は、大はしゃぎで辻に1000モニ札を見せびらかした。
「く、食えるんれすか・・!?」
朦朧とした意識の中で辻は飛びついた。
「コ、コラ!のの!お札を食うんやない!やめろー!」
38 :
辻っ子のお豆さん:01/12/15 01:03 ID:RgGE7Vqo
なんとか一命を取り留めた二人は、食堂で今後の事について話し合った。
「やっぱ世の中ゼニやな。」
「れすね、身にしみて感じたのれす。」
また丸々とした体に戻った辻が、お腹をさすりながら応じる。
「しゃあない、仕事探そか。」
「へい。」
二人は仕事を求め冒険者のギルドへ向かった。
現在行なう事ができる仕事のリストを見上げる。
「のの、ええ仕事あるか?」
「これがいいのれす。」
1. ピョーン洞窟のお宝探し
2. とある大富豪令嬢の護衛
3. オット山脈に巣食う魔物退治
令嬢が気になるので、2。
辻豆さんのののは最高だね。
就寝前にスレをチェックして良かった…。
おかげで、いい夢見れそうです。
あいののペアなら、3がいいなぁ。
令嬢って誰だろう・・・?
2で。
新キャラ登場に期待して、2。
2で。
3は…ねぇ。
だから「2」でおねが―いふらっしゅ!
新スレおめでとうございます。
2かな。
1で
死ぬ心配が無い今としては
3かな
誰が出てくるか期待しつつ、2!
1で新たな力を
辻っ子さんのザッピング・テクニック大好き♪巧すぎです。
ってなわけで、2がおもしろそうれす。
( ´D`)ノ<Aれ!
2で。
辻にはやせほそったままでいてほしかった。
でもそうすると鉄壁の腹が…。難しい。
53 :
名無し募集中。。。 :01/12/15 07:19 ID:sS07EZ3t
確かに2が、より楽しめそう
ってことで弐。
すまん。あげてもうた。
2を選ぶと面白くなりそう。
56 :
Q:01/12/15 07:42 ID:a0L1Dnc/
2でお願いします
1で
58 :
のてせ:01/12/15 09:38 ID:Oow9DbN5
まずは「2」。
(1は2が片付いてからでないと勿体無い気が)
3で♪
前章での「紺野VSノラネコ」選択は間違っていなかった!!
3
2でいこう
62 :
ざわ…:01/12/15 12:23 ID:273ZBnsh
2で
壱
( ´D`)<辻豆さんしんすれおめでと〜なのれす!
2でいくのれす
2でおねがいします。
令嬢って誰だ。
66 :
夢幻夢:01/12/15 17:28 ID:jNYAxUk1
アークザラットでも大富豪の令嬢はおもしろかった。
よって2。
でもオット山脈の魔物ってあの二人じゃないですよね?
どっちにしろ金になるなら2で。
1
2。加護豆さんのRPGもがんばれ!
>>68 ちょっと〜
良い出来なんじゃないのぉ
これぇ
>加護豆さん
すばらしいですね。期待していますよ。
2で新キャラ期待!
>>68 おぉ〜!面白そう!!
マジ期待しちゃう♪頑張ってね〜
74 :
ねぇ、名乗って:01/12/15 22:54 ID:SRQTUNDb
2
頼むから、あげないでくれ、、
期待してみてしまう。。。。
2で。
76 :
ねぇ、名乗って:01/12/15 23:39 ID:XWpbjtQ5
2で願いします。
2でよろしゅ〜。
加護豆さん頑張ってね〜楽しみにしてるよ。
>>68 うわっ。すごっ。
なんか、いいね〜、こういうの。
最近ゲームやってないから、すげぇ懐かしい。
加護豆さん、頑張ってください。
とりあえず、1かな。
∋oノハヽo∈ ポンッ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´D`),∩)) < 2がいいのれす
/ ⌒ヽ \_______
(人___つ_つ
80 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 02:38 ID:mx44NwrK
>>68 うおー、すげーよ加護豆さん。(軽く興奮気味)
こんなドキドキ初めてだ。本当に自分の小説がゲームになってる。
おもしろそー!(自分で言うのも何ですが)
あらためてよろしくお願いします。
本編の方も今から更新します。
ちょっと強烈な新キャラ出てます。
一部問題発言もありますがご了承下さい。
81 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 02:38 ID:mx44NwrK
辻は、大富豪令嬢の護衛を選んだ。
冒険者ギルドに登録し、しばらく待つと金持ち風の親子が現れた。
大富豪令嬢は辻加護を見て不機嫌そうに罵った。
「あんだよ、こんなチビどもで護衛なんてできんのかよ!」
「まかせてくらはい。」
「(なんや、口の悪い女やな。)」
彼女こそ大陸一の大富豪アミーゴ財団の一人娘、鈴木あみその人であった。
アミーゴ財団の当主でもある、あみの父親が二人を脅した。
「君達、もしあみに何かあったら裁判起こすからなゴルァ!」
「うるせー!親父は黙ってろ!ゴルゴ13のごとく黙ってろ!」
「(なんれすかこの人達は、頭いってるのれす。)」
「(まあまあせっかくの金ヅルや、とりあえず話合わせとこ。)」
あみの口から直接、依頼の説明が始まった。
父親はハードボイルドで固まっていた。
依頼の内容を要約すると、彼女が親元を離れハロプロ城下町にある別荘で、
一人暮らしを始めるからそこまでの護衛を頼みたいという事だった。
「つー訳だ、私の美貌に傷の一つでもつけたら海沈めるかんな!」
金もらったらこいつ沈めようと誓った辻と加護であった。
82 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 02:39 ID:mx44NwrK
のの、あいぼん、ヤンジャ・・いやアミーゴの旅が始まった。
緑広がる草原を歩く美少女三人。
「おいハゲ、てめえだよ弟顔、暇だからなんか芸でもしろ。」
「(あーうっとしいわこいつ、ほんましばきたいわ。)」
「ちょっと待てデブ、黙ってると思ったらさっきから何食ってんだよ!」
「プハーうまかったのれす。」
「それ私の昼飯じゃねーか!なんでお前が平らげんてんだよ!」
「あみちゃんの分、ちゃんと残しておいたのれす。」
「パセリと黒豆だけ残してんじゃねーよ!私は残飯処理かよ!」
「安心せい、うちはちゃんと残さず平らげたで、お前の夕飯。」
「さすが、あいぼんはえらいのれす。」
「本当えらいね、じゃねー!そういう問題じゃねー!勝手に人の弁当食うな!」
「らって、うまそうらったんらもん。」
「うるせー!ほっぺにご飯粒付けて炉利心くすぐってんじゃねえよ!」
「なあなあ、明日の分の飯はどこや?」
「まだ食う気かよ!お前等自分の腹見たことねーの・・オボッ」
あみは辻加護の腹に挟まれて圧迫死しかけた。
こんな感じで私達はあっという間に仲良しになったのれす。
83 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 02:39 ID:mx44NwrK
「もう冷蔵庫からっぽやで。」
「めしもっれこ〜い!」
「いいかげん出てけよ、いつまでうちに居座る気だよ!」
無事、ハロプロ城下町にあみを送り届けて1週間が過ぎた。
辻加護は寄生虫の様にあみ宅に居座っていた。
「alone in my roomじゃ寂しいやろと思った優しさやないか。」
「にぎやかなほうが楽しいれすよ。ビートゥゲーザビートゥゲーザ」
「全然楽しくない、頼むから出てってくれ〜!」
「まだ仕事の報酬もらってへんもん。」
「てめえ等、一日五食おやつ付きで一週間も滞在してまだ金取る気か。」
「嫌ならしかたないのれす、払うまでいるのれす。」
「わかった、払うよ、払うから出てってくれ。」
あみは泣く泣く二人に報酬を渡した。
(私なんで弁当とられて部屋荒らされて金払ってんだろう・・?)
その後しばらくの間、鈴木あみは対人恐怖症に陥ったという。
「やった、1万モニもせしめたで。」
「冒険者の仕事って楽なもんれすね。」
すっかり自信のついた二人であった。
84 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 02:44 ID:mx44NwrK
あみの家を出ると、街中がやけに慌ただしかった。
「なんやろ、兵士達が駆け回っとるで。」
「お祭りでもあるんれすかね?」
つんく暗殺計画当日だなんて、当然二人は知る由もない。
「どうしよか、のの?」
1.「お城に行ってみるのれす。」
2.「あそこの女の人に事情を聞いてみるのれす。」
3.「メシにするのれす。」
85 :
名無しさん:01/12/16 02:45 ID:OazHepMc
3
やったーリアrタイム!新キャラ期待の2で!
2かね
食えば食うほど強くなる、3で
89 :
新参:01/12/16 03:07 ID:J9M9kKHi
2で。
ところで、ヤングジャパン?て何?
( ´D`)<はらがへったのれ3がいいのれす
2でお願いします。
出会いがありそう・・・弐で
94 :
ねぇ、名乗って:01/12/16 06:17 ID:7Z9J+IEy
鱸あみとのやりとりはげしくワラタ
てことで2
95 :
のてせ:01/12/16 06:22 ID:/cxFBh3i
シングル2曲がさりげなく…(w
今回ほど「ヤラレタ」と感じたことはかつて無かったよ>作者
そういや、ふたりはレベル上がってるのかな?
「らって、くってるらけなんらもん(w」
…あみに関わってる場合では無かったのかもしれん!
もう戻れないことを悔やみつつ「3」。
また新キャラ追加してほしいから「2」で
しかし…辻豆さんもBobスレ読者だったとは(藁
ボブネタ面白い
ヤンジャンの出番はこれで終わり?
とりあえず話を聞こう。
2で。
ヤンジャン最高!
2で
前スレの鬱憤を晴らすかのように鈴木あみ登場
2
辻豆さんヤンジャンをご存知だったとは…2で。
101 :
夢幻夢:01/12/16 13:51 ID:9x1hpV0A
2de
2で
2で♪
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ここはAで! |
|__________|
∋8ノノハヽ.||
( ´D`)||
/ づ Φ
いや、次にはよっすぃ〜の危機を救わねばならないので、
とりあえず腹を満たしておかねば心許ない。
3だ。
3で
@ノハ@
( ‘д‘)<ここは2やね
2です!
参だな。
2で。
111 :
ざわ…:01/12/16 21:14 ID:RnvFOlvw
2〜
3DE.
113 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 22:07 ID:7EOFXWm/
「あそこの女の人に事情を聞いてみるのれす。」
辻と加護はカフェテラスで食事をとっている女性に近づいた。
彼女のテーブルには、十人分はあるかという皿の山が積まれていた。
「あ、あれ全部一人で食べたんやろか?」
「すごい量なのれす、ののよりすごいかもしれないのれす。」
するとその声に気付いて彼女が振り向いた。辻はその顔を見て驚きの声を上げた。
「ふぁ、勇者なっちさんれす!」
「え、この人があの有名な!ほんまか、のの!」
「なーに君達、私のファンだべか?」
「へい、ののもなっちさんみたいな勇者をめざしてるのれす。」
「フーンそうなんだぁ、がんばんな、ちっちゃい勇者君。」
「アーイ。」
勇者なっちは最後の皿を平らげて、満足そうに微笑んだ。
二人も同じ席に座り、話しをすることにした。
「なっちさん、今日どうして街がこない騒がしいか知ってますか?」
「う〜ん、実はなっちも詳しい事はわかんないべさ。でも・・」
「でも、なんれすか?」
なっちが空を見上げる、二人もそれに合わせて顔を見上げた。
114 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 22:08 ID:7EOFXWm/
厚い雲が空一面に広がっていて、太陽は姿を見せていない。
「邪悪な空気が流れている、嫌な予感がするべさ。」
「空気?うちにはいつもと同じに感じるで。」
「フフフ、これが勇者と凡人の違いれすよ、あいぼん。」
「ウソツケ、お前もわからへんやろ!」
「てへてへ。空気は食べれないから分からないのれす。」
「兵士達がお城を中心に配置されている所をみると、
何かが城を襲撃に来るんじゃないかって私は予想しているべさ。」
「なんやて、そりゃ一大事やがな。」
「大変なのれす。のの達も戦わなきゃいけねーのれす。」
「そうだね、さすが未来の勇者さん。」
その時、巨大な影が上空を横切った。
「な、なんやあの怪物は!」
「でっかい化け物なのれす!」
「暗黒竜!嘘でしょ、信じられないのが来たよ。」
驚く三人を尻目に、暗黒竜はハロプロ城の右壁に突撃していった。
城、そして街全体が一気にパニックに陥る。
難攻不落のハロプロ城に最大の危機が訪れた。
115 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 22:08 ID:7EOFXWm/
この事態に、二人の勇者が立ち上がる。
「いくらここの騎士団といえど、あいつの相手は荷が重すぎる。」
「勇者の出番れすね!」
「ちょっと待てー、うちも行くでぇ〜!」
安倍、辻、加護はハロプロ城へと駆け出した。
「おかしいな、左側が静かすぎるべさ。」
「ろうしたんれすか、なっちさん?」
「これは罠かもしれない、辻ちゃん加護ちゃん二手に分かれよう。」
「罠やて、ほんまか!」
「おそらく反対側に真の敵がいるはずだ。君達はそれを頼む。」
「よっしゃ、了解や。」
「暗黒竜は私がなんとかしてみるよ。」
「大丈夫れすか、あんな化け物相手に・・」
「たぶんね、一応経験者だし。そっちこそ頼むよ。」
「勇者は負けねーのれす!」
辻は笑顔でVサインをして、加護と共に駆けていった。
勇者なっちはその後ろ姿を見て物憂げに呟いた。
「(・・それは嘘だよ。)」
116 :
辻っ子のお豆さん:01/12/16 22:09 ID:7EOFXWm/
「道に迷ってしまったのれす。」
「この城広すぎやでぇ!」
二人はお城の中で迷子になっていた。
「真の敵ってどこにいるんやろなぁ、なあのの?」
辻の返事はない。
「どうしたんや急に立ち止まって。」
「今、よっすぃーの悲鳴が聞こえたのれす。」
「ハァ、こんな所に吉澤がおる訳ないやろ。」
「あれはよっすぃーの声れす。まちがいないのれす。ののにはわかるのれす!」
辻は走り出した。
よっすぃー、待っててね、今行くからね。
そして、その光景が辻の瞳に写し出される。
1. 知らない奴によっすぃーがいじめられていた。
2. 梨華姫がトイレから出てきた。
3. 外で雪が降っていた。シロップかけて食うとおいしいのれす。
117 :
ねぇ、名乗って:01/12/16 22:12 ID:7Z9J+IEy
リアルタイムや〜2はしないので
1で
新ネタが(w
3で
( ´D`)<よっすぃ〜をたすけるのれ1なのれす!
こういうのリアルタイムで読めるのは実は凄いことなんじゃないかと気付いた今日このごろ。
おい、過去ログで読んでる奴、羨ましいだろ。ニャハハハハハハハ!
ふぅ。ところで、選択は3で。
なっち、生きてたのか!?
・・・松浦に負けたのか??
ちょっと頭が混乱中
3にしたいけど、ここは真面目に1
ちなみに、しないよ
ここは真面目に1で。
ね〜。辻豆さんってすごいリアルタイムネタ入れてくれるからすごいと思う。
この間の石川アイロンネタとか今日のミュージックスネタとか。
ところで選択肢は・・・真面目に1かな?
3で。らっておいしいんらもん
2ニしよう
3にしたいが、やっぱり2で
2で
1でお願いします!
昨日のMUSIXで、雪にシロップなんつっちゃってるののたん見てて、おいしいネタだよなぁとは思いましたが、
やっぱきましたね。
ここはネタが早いからなぁ。W)
当然3です。
ご馳走様でした。
>>129 そういう事ね。
地方の俺にはどれがそのネタなのか分からなかった。
1でよっすぃーをきゅうえ。
落し穴みたいな選択肢なんだけど、穴に落ちてみる。
3で。
俺と同じ感覚を受けた人たぶん多いと思うんだけど、最近このスレ(シリーズ)
知ったのね。どっぷりハマって毎晩シリーズを一つ読むのが楽しみになってた。
だんだん読んでいく内にカキコ時間がリアルタイムに近付いてきて、なんか
辻豆さん(&娘達)を追いかけている様な錯覚に陥っていた。過去の記憶の中
を走りぬけてるような。そしてようやくリアル辻豆さんに辿りついた時、思わず
感慨にふけってしまったよ。応援してますので、これからも頑張って続けてくださいね。
では・・・2で!!
2にしたいけど、正統派な1でおねがいします。
時間の飛び方が急な気もするけど・・・
なっちは生きてたんだね。
3で。
( ´D`)ノ<3!
1で。
MUSIX見逃したから
氷ネタには気づかなかったよん。
3にしたいけど、ここは1で♪
138 :
ざわ…:01/12/17 10:41 ID:A2uEPcAN
2で
やっぱ2でしょ。
うんこかな???
2
さっきの四択で、めしを喰いっぱぐった分、何か喰っとかないと不安じゃないかっ!
3だぁっ!
1で
3で
144 :
名無し募集中。。。:01/12/17 15:43 ID:AssSsB91
迷うけど1で
3
3
147 :
ねぇ、名乗って:01/12/17 17:42 ID:3R5EzzlY
2です!
2
149 :
辻っ子のお豆さん:01/12/17 18:30 ID:8Qo5bD5i
主な技・魔法一覧
セクシービーム(矢口)強大な破壊力の単体攻撃魔法
アチョー(矢口)自ら敵に突撃する打撃技
ねえ笑って(飯田)敵全体を笑わせて行動不能にする
ねえ眠って(飯田)敵全体を眠らせる
ねえ燃えて(飯田)敵全体を炎で燃やす攻撃魔法
チュッビーム(保田・石川・加護・松浦)威力中の単体攻撃魔法
ウインクA(保田)水属性の全体攻撃魔法
ウインクB(保田)緑の腐食で敵全体にダメージ
ホイッ(石川)初歩的な回復魔法
かっけー(吉澤)攻撃力を上げる
うらやますぃー(吉澤)防御力を上げる
飛行機(吉澤)素早さを上げる
とんずら(吉澤・辻・加護)確実に戦闘から脱出する
ばい〜ん(辻)あらゆる技・魔法を跳ね返す
盗む(加護)敵のアイテムを奪う
100回のDEATH(松浦)極悪の全体攻撃魔法
ぶりんこう○こ(辻&加護)禁呪
なっち偽者?「それは嘘だよ」ってのが気になる
3
@ノハ@
( ‘д‘)<何か起こりそうな3やね
ばい〜ん(辻)あらゆる技・魔法を跳ね返す
( ´D`)ノ むてきなのれす、1で。
3で
ぶりんこの禁呪だけはリアルにしすぎないでください(w
せめて例の物はアラレちゃんにでてくるようなあの程度で…
選択肢は1です。
155 :
辻っ子のお豆さん:01/12/17 23:07 ID:Sl1M52i+
外で雪が降っていた。シロップかけて食うとおいしいのれす。
イチゴにメロンにレモンにみぞれ、うっ、食べ過ぎて頭がツーン。
ああ、もうすっかり冬れすね。
吐く息も白いのれす。まるで綿菓子みたいでおいしそう・・
「アホかーのの、んなことやっとる場合やないやろ!」
「ほえ?」
あいぼんに怒られて私は我に返った。
「あ!そうらったのれす。よっすぃーが危ないのれす。」
私は窓から再び城内へ戻り、声のした方へ走った。
「よっすぃー!無事れすかー!」
廊下の奥に一人の娘がいた。その足元に吉澤ひとみが転がっていた。
「遅かったね、お嬢ちゃん達。」
「嘘やろ・・よしこ。」
よっすぃーはすでに殺されていた。
私が、のん気に雪を食べたりしていたからだ。
大切な幼なじみを、かけがえのない相棒を、私は失ってしまった。
THE END
あらあら。やはり食べ過ぎは良くないのね。
( ;´D`)ノ おわってしまったのれす・・・
158 :
ねぇ、名乗って:01/12/17 23:12 ID:qyZVbYH8
あぁよっすぃ〜・・・・(涙)
だから1だっていったのに…
やはり2を選ぶべきだったか〜。
それにしても福田明日香、強いのに必殺技も無しとは地味すぎる。
2にしておけば、こんな事にはならなかったのに。
よっすぃ〜が・・・
辻豆さーん1で続き書いてくれますよね!?
もう一回言うぞ。
1でよっすぃーをきゅうえ。
食うだけでなんもしてないじゃん。
もっと前の分岐点からやりなおさなあかんのじゃない?
おや、技、魔法一覧が。
早速反映させていただきます。
本物ですか?
>>149 ゲーム用ですね
この物語バッドエンドいらないような気がしてきた、
みんなバッドエンド気にせずに「面白そうな選択肢」を選んでるみたいだし・・・。
>>167 確かに。お遊び系の選択肢ばかり選ぶのって
作者さん的にはどうなのかなあ?
げ、バッドエンドになっとる・・・。
辻豆さん、お願いだから続き書いて〜。
悔いはない。
>>155の頭4行は名文だ。
それに、サウンドノベルはバッドエンドが醍醐味だろ。
バッドの無いノベルなんか味気ないぞ。
だが、バッドエンドはリトライあってのもの。
頼む。いつものように、もう一度やり直しを願う。
おりょ。バッドになってるよ。
エーッ!だって、勇者の章のラストで助けてたじゃん。
よっすぃ〜をいじめる奴は許さねーんじゃなかったのか?
172 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 01:34 ID:GNbkZb7/
知らない奴によっすぃーがいじめられていた。
今にもとどめをさそうとしている、そんなの許さない!
私は全体重を乗っけて、そいつに後ろから思い切り体当たりした。
流石の福田もそれには不意をつかれ、廊下の端に弾き飛ばされた。
「よっすぃーをいじめる奴は許さねーのれす!」
怪我を負ったよっすぃーが虚ろな目で私を見上げる。
まるで私が生きていたのが信じられないといった感じだ。
「勇者は死なねーのれすよ。」
別れ際に言ったあのセリフをもう一度言う。
今まで辻は吉澤に嘘を付いた事は一度もない、そして今も。
「生きてたの・・?」
「へい!」
私は大きくピースマークを作って返事した。
「うちもいるでぇ〜。」
私の後ろから、あいぼんもひょっこりと顔を出した。
「あいぼん!」
もう我慢できなかった。ずっと平気なフリをしていたけど本当はね、
本当は会いたくて、寂しくてしょうがなかったんらよ、よっすぃー。
私は感極まって、よっすぃーの胸に飛び込んだ。
173 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 01:35 ID:GNbkZb7/
旅を始めて成長したとはいえ、ほんとはたった14の少女だ。
愛に続いて最後の親友までも失うかもしれなくなって、怖くて仕方なかった。
でも加護に心配かけたくなくって、ずっと我慢していた。
小さな体に、でっかなでっかな悲しみを押え込んでいた。
加護やあみの前では、無理して作り笑いやイタズラなんかをしてごまかした。
ホントの自分を隠して強い勇者を演じていた。
そんな辛さや悲しみが、よっすぃーの腕の中で泡になって消えていく。
もうはなればなれはいやなのれす。るっといっしょにいるのれす。
辻はずっと堪えていた涙を吉澤の服に擦り付けた。
その気持ちは、加護も吉澤も同じだった。
「良かった、本当に良かったよ・・」
三人は抱き合って泣いた。
しかし、再会の感動に浸れる時間はそう長くはなかった。
「皆殺しだ!」
不意打ちをくらい、弾き飛ばされた福田がゆっくりと起き上がる。
その顔は激しい憎悪の色に変わっていた。
喜ぶのはまだ早い、あいつをやっつけてからだ。
私は立ち上がり敵を見据え、大声で叫んだ。
「勇者は悪い奴には負けないのれす!」
174 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 01:36 ID:GNbkZb7/
「勇者は負けない?そんなのは何の根拠もない戯言だ。」
3対1という状況になっても、福田にはまだ余裕すら感じる。
「嘘じゃないのれす!ののも勇者なっちさんも負けないれすよ!」
「勇者なっち?アハハハハハハハハハハハ!」
これまで冷静な口調を続けていた福田が突然笑い出した。
吉澤達には、その笑いの意味がわからなかった。
「なにわらってるんれすか!」
「ハハハ・・いやいや、なんでもねえよ。」
なんなんだ、こいつが勇者なっちの何を知っているというのだろう?
吉澤が考えを巡らしていると、堪えきれず辻が動き出した。
「ののはともかく、なっちさんをバカにするなー!」
雄叫びをあげながら、こん棒を振り上げ突っ込んでいく。
また、福田は避ける気配すらみせない。
辻の会心の一撃が頭部にヒットした。真っ当な人間なら即死する一撃だ。
だが、破壊されたのは辻のこん棒の方だった。
「え?」
「死ぬのはお前からか、自称勇者ちゃん。」
福田の目つきが変わった。殺る気だ!
175 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 01:36 ID:GNbkZb7/
ののが危ない。
この女は違うんだ、普通じゃないんだ。
先の格闘で吉澤はそれを身を持って痛感していた。
福田の軽いジャブ一発で、あの辻が大きく吹き飛ばされた。
「ののー!」
加護が身を呈してクッションとなったおかげで、辻は壁への激突を免れた。
「あいぼん、助かったのれす。」
「へへ、後で飯おごれや。」
「後はない、お前達はここで死ぬんだ。」
福田明日香が静かにそう言い放つ。
それは重く、深く、絶望として三人の心に染み込んで行く。
冗談じゃない、せっかく再会したってのにいきなり殺されてたまるか。
でも、どうする。このままじゃやられる。
1. 三人同時に攻撃を仕掛ける。
2. 逃げ足なら負けない!
3.その時、あのペンダントがわずかに揺れた。
3で〜
わーい。3で
やっぱ、この場面は泣けるぜ。
3でよろしく。
同じく3。
( ´D`)<3がいいのれ〜す!
3で。
この危機を乗り切るには未知の力やで。
182 :
ざわ…:01/12/18 02:05 ID:HD7ZbbW8
3〜
わくわく。
3でよろしく。
って言うか、この辻豆さん本物?
一回やられたから疑ってしまう
と言いつつ3
脱線選択によるバッドエンドを見るたび、「娘切草」のことを思い出さずにはいられない。
今は辻豆さんがストーリーやり直してくれるからいいけど、
あのときは、脱線選択が本当に怖かった(w
「むすめたちの夜」とか、ビビリまくりながら選んでたっけ・・・
そういえば、今やシリーズの名物キャラ「松浦」も、
元はと言えば脱線から生まれたんですよね。
3. ずっと気になってたんです、このペンダント
なんか福田はまずいな。
ここは確実に戦闘から脱出できる「とんずら」で。
2。
やはり3で。・・・わくわく。
3でお願いします。
>>170 確かにすごく可愛らしく、ほのぼの感漂う文章ですね。
三身一体攻撃という事で1
でも3に勝てないだろうな。
わーい! 3でよろしくです〜
>>185 だよな。いつの間にか殺し屋に変身しちゃったし(w
娘切草〜むすめたちの夜のあの緊張感はなかなか楽しめたよ、うん
この作品はRPGチックってこともあっておちゃらけ選択肢選んじゃう
風なとこがあるよね
3で♪
192 :
のてせ:01/12/18 13:06 ID:2VwcpS3S
ノベル4では初のバッドエンドか…
立ち合えなかったのが残念(w
他力本願だけど
無意味に揺れはしない、と信じて「3」。
3で
194 :
名無し:01/12/18 16:42 ID:QN0XcsZD
3de
195 :
名無し:01/12/18 16:43 ID:QN0XcsZD
sagewasure,sumaso
@ノハ@
( ‘д‘)<しもたことしてしもた バッドエンドを選んでしもた…
頭がツーンで必殺技でも編み出すかと思たんやけどな…
ほな気を取りなおして…ここは3やね
3
3かな。
おとなしく3を選んでおこう・・・。
無難に3
3じゃのぅ
うーん。あえて2を選んでみる。
203 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 20:44 ID:oxjgUUG4
その時、あのペンダントがわずかに揺れた。
だがあまりに小さな揺れなので、吉澤はそれに気付く事はなかった。
この微かな揺れはペンダントの奇跡が起きた証。
ペンダントの向こう側で、一部始終を見ていた娘がいたのだ。
石川梨華は自室で目を覚ました。
「た、た、た、た、た、た、大変!よっすぃーが!」
梨華は起きてすぐ部屋を飛び出した。
このままじゃよっすぃーと見知らぬ子供二人が殺されちゃうよ。
早く助けにいかなくちゃ。
でも、私が行った所でどうにもならなそうだし・・
そうだ、お父様の部屋にカオリンがいるはず、カオリンならきっと助けてくれる。
考えをまとめた私はお父様の部屋へ走った。
「あれ、梨華姫じゃない、どうしたのあわてて?」
だが、王の間の前には市井さんの姿しかなかった。
「カオリは?知りませんか?」
「ああ、あいつなら今頃、暗黒竜と戦闘中だよ。」
「市井さんでもいいです。よっすぃーを助けて!急がないと殺されちゃうの」
「なんだって?」
204 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 20:45 ID:oxjgUUG4
石川は走りながら、市井に見た事を説明した。
「なんてこった、こっちに本命がいたとはね。」
「あ、見えました、あそこ、よっすぃー!」
窮地に陥っていた吉澤の耳に救いの声が聞こえた。
「梨華ちゃん!それに市井さん。」
「よくやったね、後は私に任せな。」
市井が槍を構え福田の前に立ちはだかった。
「あんたが帝国将軍の福田明日香か。ここからは私が相手よ。」
「市井?貴様があの、おもしろい、雑魚の相手は飽き飽きしてた所だ。いくぞ!」
福田は吉澤辻加護の三人から市井の方へと体を向ける。
「・・と言いたい所だけど、残念ね。」
そのまま後ろに大きく跳び窓のへりに乗りかかった。
「もう目的は終ったみたいなんでね。」
「!」
「どういう意味だ!」
吉澤は大声で問い掛けた。
「かしこいお嬢ちゃん、私もオトリとまでは頭が回らなかった様だね。」
吉澤、石川、市井に衝撃が走る。事情を知らない辻加護は頭を傾けた。
そして福田明日香は城の外へと姿を消した。
205 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 20:48 ID:Wp29pdNN
吉澤も市井も飯田も、今、王の間の前には誰もいない。
「しまった、戻るぞ!」
市井さんを先頭に全員が走り出す。
すると廊下の反対側から飯田さんと石黒さん、そして勇者なっちがやってきた。
「おい、何を、している?」
「向こうに将軍が現れたんだよ、そっちはどうした?」
「紗耶香、暗黒竜が急に逃げ出したんだべさ。まるで目的を終えた様に・・」
「え!?」
私は、死んだと思っていた勇者なっちが生きていたことに少し驚いたが、
市井さんはまるでそれが当然の様に普通にしゃべっている。
もっとも、今はそんな事で驚いている場合ではないが。
「まさか、お父様が・・」
梨華の言葉に、全員の背筋が凍る。
「そんなはずはない、私がここを離れたのはほんの数分だよ!」
市井の反論をよそに、涙ぐんだ梨華が王の間の扉に手をかけた。
扉の向こう側から血の匂いがした。
重々しく玉座に座る姿はいつものつんく王、そのままだった。
ただ、その胸を一本の刃が貫いている事を除いて。
206 :
辻っ子のお豆さん:01/12/18 20:49 ID:Wp29pdNN
「いやああああああああああぁ!!!」
梨華の悲鳴が城内をこだまする。
「王ぅーーー!!!」
石黒さんと飯田さんが、玉座にもたれかかるつんくに近寄る。
脈をとる飯田さんが静かに首を振る。
つんく王が殺された。
安倍も、市井も、飯田も、石黒も、辻も、加護も、吉澤も、誰も、守れなかった。
つんく王の暗殺を防ぐことができなかった。
梨華の鳴咽の声だけが、その場にいつまでも流れていた。
ハロプロ王国史上最悪の一日はこうして終りを告げた。
1. 福田、闇の凱旋
2. 後藤、孤独な戦い
3. 新垣、新たな旅立ち
やった!初リアルタイム!
ここは1で
2でお願いします
@ノハ@
( ‘д‘)<2のごっちんやね
210 :
ねぇ、名乗って:01/12/18 20:54 ID:rg4//Rpg
初めてリアルタイムに読めたよ。ここはあまりふれてない後藤で。3
>>210 @ノハ@
( ‘д‘)<何か間違ってへんか?
( ´ Д `)<んあ〜、2がいいなあ
214 :
ねぇ、名乗って:01/12/18 20:57 ID:rg4//Rpg
3が見たい
216 :
名無し:01/12/18 20:58 ID:2oHCATUW
2で
218 :
名無し:01/12/18 20:59 ID:2oHCATUW
wasure
1で
久々にごっちんの出番だ。
2 しかないっ!
中澤側も見てみたいけどやっぱりゴチーン
2
( ´D`)<13がいいのれ〜す!
( ;´D`)<ウワーン!3のまちがいなのれす・・・
誰が王を?・・・
だがゴチーンで 2
どうやってつんくを殺したのか知りたいので、1。
…まぁ、3じゃなきゃどっちでもいいけどね。
2
つんく王は誰が殺したのか…ちょっとだけ「娘たちの夜」な雰囲気ですね。
2で♪
228 :
ざわ…:01/12/18 23:16 ID:HD7ZbbW8
2で
私も3で。
2で
この物語にどう絡んでくるか楽しみ
殺したのは誰か想像つくね。
だから2のごっちん逝ってみよう
2。
( `.∀´)2よ!2!
2よ!
( ´D`)<2れす!後藤さん…
1
2でお願いします。
2で〜
2
出てくるのは、前章から後藤が追っていたあの人か?
240 :
のてせ:01/12/19 07:41 ID:AhKq06B1
さよなら、つんく…
真犯人(?)がわかっちゃうと勿体無いので
「2」にします。
2で
たぶん帝国側に寝返った新垣が……ってことで、3。
243 :
名無し:01/12/19 11:52 ID:rLDOJ/wS
3で
3で。
2!
246 :
ねぇ、名乗って:01/12/19 21:04 ID:wxm3FMq1
新垣はこれ以上みたくないので、「1」で
sageでいけよ!
3もいいけどやっぱ一かな…。一で。
249 :
名無し:01/12/20 00:17 ID:KDrlmBRc
2で!!
何か可哀相だからBで
1でお願いしまっす。
252 :
辻っ子のお豆さん:01/12/20 01:06 ID:MplXctSS
後藤真希は一人、荒野を走っていた。
ようやく奴の居所を掴んだ。この機会を逃す訳にはいかない。
あいつは普段その気配を完全に消し去っているので、探すこともできない。
戦闘体勢に入るわずかな時間にだけ、あの邪悪な気を発するのだ。
光の末裔である私だけがそれを知ることができる。
闇を打ち滅ぼす事のできる唯一の武器、聖剣ハマミエだけが私の味方。
たった一人の孤独な戦い、それも今日までだ。
今度こそ、全てを終らせてやる!
真希は目をつぶり、戦いに向け精神を統一させた。
ゴッチ〜ン!
「きゃ!」
「痛ったーい!」
目をつぶったまま走っていたので、誰かとぶつかってしまった。
「んあ〜ごめんなさい、ボーっとしてて・・」
「このマリーにぶつかっといて、ごめんで済むと思うの!?」
真希がぶつかった相手、それは帝国将軍矢口真里であった。
「あの、急いでるんで通してくれませんか。」
「やーだね、フン!」
この人なんか怒ってるよ、相手してる暇ないのに、困ったなぁ。
253 :
辻っ子のお豆さん:01/12/20 01:07 ID:MplXctSS
矢口はいつまでたっても加護を見つけることができず、イライラしていた。
「マリーは今機嫌が悪いの、あんたでストレス発散しよーかなー。」
「な、何でですか、嫌ですよ。」
「ずいぶん立派な刀持ってるじゃない、いーなーマリーも欲しいなー!」
「これは駄目です。触らないで!」
真希は刀に近づく矢口の手を払った。
「フーン、そういう態度ななんだ。それならマリーにも考えがあるピョーン。」
矢口が例の構えをとる。セクシービームの構えだ。
「辞めて下さい、私は貴方と戦う気はないです。」
「そんな立派な物持っててよく言うよ、抜きな。」
矢口が真希を挑発する。しかし真希に刀を抜く気はなかった。
「これは人を斬るために使う物ではないです。」
「キャハハ、何よ御料理にでも使うっての、冗談は辞めてよね。」
「私は冗談は言わない、本気です。」
真剣な表情の真希に、矢口のイライラは頂点に達した。
「ああそう、じゃあいいよ、勝手に死ね!」
セクシービームが真希に向かって一直線に放たれる。
真希は静かに目を閉じた。
254 :
辻っ子のお豆さん:01/12/20 01:07 ID:MplXctSS
高速の抜刀術によってセクシービームが真っ二つに裂かれる。
真希の後ろで大きな二つの爆発音が響いた。
カチン
光を帯びた日本刀が再び鞘に戻る。
「名刀ハマミエに斬れないものはないよ。」
その一振りで、矢口はこの娘がただ者でないことに気付いた。
「お前何者だ、帝国の者じゃないね、ハロプロ王国の手先か!」
ようやく目を開けた真希が、静かにそして強く答える。
「帝国とかハロプロ王国とか、そんなの関係ない。」
「は?何よそれ?」
「本当の敵は別にいる、誰も気が付いていないだけ・・」
「キャハハおもしろい話ね、どこのどいつよ紹介して欲しいわ。」
「案外あなたの近くにいるかもね。」
「え?」
その言葉を最後に後藤真希は再び走り出し、あっという間に姿を消した。
「矢口さーん、遅れてごめんなさい、またおかずを盗られ・・うわ!」
反対側から走り依ってきた紺野が石ころに引っかかって転ぶ。
地面にうずくまる紺野を見下ろして矢口は思う。
「(まさかこいつ?・・な訳ないよなぁ。)」
255 :
辻っ子のお豆さん:01/12/20 01:08 ID:MplXctSS
結局この時後藤は、矢口に邪魔されたおかげで間に合うことができなかった。
後藤真希、その孤独な戦いの終焉はまだ見えない。
だがこの誰にも心を開かない少女にも、後に運命を共にする仲間ができる。
すれ違うもう一つの光、吉澤ひとみ。
彼女にも一つの転機が訪れようとしていた。
舞台は再び、ハロプロ城へと戻る。
つんく暗殺のその翌日・・
早朝、目が覚めてすぐに吉澤は市井の元へと向かった。
「市井さん、ちょっといいですか。」
「ああひとみちゃんか、おはよう、どうした?」
1.「私を弟子にして下さい!もっと強くなりたいんです。」弟子入り
2.「私を勇者なっちのパーティーに入れて下さい。」辻を捨てる
3.「一緒に犯人を探しましょう。」推理編スタート
とりあえず3で。。。
257 :
のてせ:01/12/20 01:13 ID:NHVWZWK8
楽しそうなのって「3」だよね(w
3で〜
3で
1で。
正統派なんで1で
1。いいかげん強くならんとヤヴァイだろー
ここで推理しちゃったら加護豆さんはどうなるんだろう?1で。
犯人がわかっても、今のままでは勝てないだろう
1で
実力伴わなければまたバッドエンドの予感…
1でよろしう
3だー
やはり周りの人を守るためには…。
1で。
3もすてがたいが、話の方向性が変わるとおもうので、
1でお願いします。
新スレおめでとうございます1。
ぶはは!後藤がぶつかってゴッチ〜ン!だってさ(w
これってわざとしこまれた子ネタっすよね?
選択肢は1で
以前後に師弟関係になるということだったからそろそろ。
@ノハ@
( ‘д‘)<4番「さーやかっ、SEXしよっ!」で。
1で♪
273 :
ざわ…:01/12/20 10:56 ID:oKHrXbFX
1で〜
楽して強くなるには2だ!!
1で
「何でですか」は、うたばんのときの?
何となく犯人はわかった気がするので 1
>>268 どうせ、脱線してももどるだろ。
どうせなら、おいしいネタは総ざらいしておきたいもんだ。
3でより道。
@ノハ@
( ‘д‘)<いち
壱で
推理系好きなんで。3。
282 :
ねぇ、名乗って:01/12/20 18:00 ID:xz9K0LsE
絶対「1」で
@ノハ@
( ‘д‘)<
>>282さん sageろや!ゴルァ!!!!
先が気になるので1で
推理したいから3で。
やっぱ辻豆ノベルには推理がないと!!
絶対3でしょ!みんな立ちあがれ!このままじゃ1に負ける
1で
1で、
1だろ
( ´D`)ノ<1がいいのれす!
291 :
ねぇ、名乗って:01/12/20 22:45 ID:MXuYIzNU
3
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノハヽヽ _ < 1しかねーのれす
( ´D`)(・> \_____
( つ||
( (___)  ̄ ̄)
(_________)
3で
294 :
辻っ子のお豆さん:01/12/21 00:54 ID:WwI+tKEr
「私を弟子にして下さい!もっと強くなりたいんです。」
吉澤は市井に頭を下げ、弟子入りを申し込んだ。
「どうしたの急に?」
突然の申し出に市井は戸惑いを見せた。
「私が強ければ、つんくさんが殺されることもなかったんだ!
市井さんの助けなしで一人で戦うことができたら、つんくさんは・・」
吉澤はつんくの死は自分の責任だと、自責の念にかられていた。
地べたにしゃがみ込んで頭を下げる吉澤を見て、市井の心も痛んだ。
「ひとみちゃんだけの責任じゃないよ、悪いのは私の方だ。」
市井もまた同じ気持ちでいたのだ。
「わかったよ、顔を上げな。」
市井が槍を構え歩き出す。
「先に言っておくけど、私の修行は厳しいよ。手加減しないからね。」
向き直り構えをとる市井の姿に、吉澤は顔をほころばせた。
「はい、市井さん。いや、師匠!」
戦闘の未熟者吉澤ひとみが偉大な先輩にご指導を願う。
「そもさん!」
「せっぱ!」
こうして、吉澤の修行は始まった。
295 :
辻っ子のお豆さん:01/12/21 00:55 ID:WwI+tKEr
一方その頃、城の会議室では重い空気が流れていた。
あってはならない現実に直面し、城の重鎮や大臣の誰もが困惑していた。
ハロプロ王国の全てをプロデュースしていた指導者が消えたのだ。
その被害は想像を絶するものである。
一向にまとまる気配のない会議に業を煮やし、石黒は部屋を退出した。
廊下で近衛騎士のりんねとあさみが、石黒を待っていた。
「会議はどうでした?」
「話にもならん、皆当惑するだけで解決策の一つも出ん。」
石黒は顔をしかめ苛立ちを露わにした。
「それより、梨華様の様子はどうだ?」
梨華の侍女でもある二人は、顔を見合わせ首を横に振った。
「相変わらずです。未だ泣き止んでいません。」
「そうか、今度ばかりは無理もないか。」
ただでさえ落ち込みやすい娘だと言うのに、今度の一件はあまりに重すぎる。
幼い頃に母を失い、そして妹の亜弥がいなくなり、
最後の肉親であった父のつんく王までもがこの世を去ってしまった。
この若さで天涯孤独の身となってしまったのだ。
嗚呼、可哀想・・
296 :
辻っ子のお豆さん:01/12/21 00:55 ID:WwI+tKEr
「騎士団の士気も落ち込んでいます、今帝国に攻め込まれたら・・」
あさみの指摘は石黒も理解していた。
国中の士気を取り戻すには新しい王を立てるしかない。
しかし王族の血を継ぐ唯一人の娘は、今とてもそんな重荷を背負える状態ではない。
「くそっ、王国はどうなってしまうのだ!」
八方塞の状況に、石黒の苛立ちも積もるばかりである。
それは、あの飯田が昨日から部屋に篭もり、姿を見せない事も原因の一つであった。
あいつまで落ち込んでいるというのか、こんな時に・・
「あ、そういえば団長・・」
場のムードを変えようと、りんねが別の話題を出す。
「あのガキの姿が、昨日の夜辺りから見えないんですけど。」
新垣、彼女の事を思い出し、石黒はさらに気分がわるくなってきた。
「ほっとけ、怖くなって逃げ出したんだろ!」
どうせならこのままいなくなってくれと石黒は切に願った。
ハロプロ王国に落日の影が射す。
人々は悲しんだ、偉大なる王の死を・・
人々は恐れた、残虐な帝国の侵略を・・
人々は望んだ、救国の英雄の登場を・・
297 :
辻っ子のお豆さん:01/12/21 00:56 ID:WwI+tKEr
石川梨華、彼女の小さな肩を重い責任と使命が押さえつける。
敬愛する父の死、その悲しみはあまりにも深すぎた。
城内の庭園にあるベンチに座り、未だ泣き続けていた。
こんな時いつもはげましてくれた飯田も吉澤もそばにはいない。
飯田は部屋に閉じこもり、誰にも姿を見せない。
吉澤は責任を感じ、修行に明け暮れていた。
たった一人、梨華の孤独と悲しみは増すばかりであった。
「私、死にたいよ・・」
顔を膝と膝の間に押し付けて、梨華は小さく呟いた。
「死ぬなんて言うもんじゃないべ。」
その声に気付き梨華は蹲っていた顔を上げた。
隣に、あこがれのあの人が座っていた。
「なっちさん!?どうして?」
「謝りに来たの、御父上を救う事ができなくて、本当にごめんなさい。」
安倍が、梨華に向かって静かに頭を下げる。
「やめて、あなたが悪い訳じゃないから!」
顔を上げたなっちが大きな瞳で梨華を見詰める。
「梨華姫、それと一つ忠告をしに来ました。」
298 :
ねぇ、名乗って:01/12/21 00:56 ID:1wcxDpTJ
修行の成果は究極天技かよ。
299 :
辻っ子のお豆さん:01/12/21 00:58 ID:WwI+tKEr
人気のない庭園のベンチに二人の影が伸びる。
「貴方はもう人々の前で悲しい顔を見せてはいけない。」
「え!?」
「貴方は王となる人、王は常に毅然と振る舞わなければいけません。」
「無理だよ、私が王になるなんて・・」
梨華は思った。
勇者なっち、彼女の様な英雄こそが王に相応しいと。
なっち様と私がケコーンすれば、それが実現する。
今ここで、その想いを全て打ち明けてしまおうか。
神様、私に勇気を下さい。
「なっち様…」
「え?」
「あ、あの、私…」
1.「私、あなたが好きです。」
2.「私と結婚して下さい!」
3.「や、やっぱり何でもないです。」
3de
1で
3!!
なっちとはイカン、イカンぞ・・・
なっち婿養子ってことで2
304 :
のてせ:01/12/21 01:05 ID:Bmy6yEW/
モノには順序…
まずは「1」から。
1ですね。
306 :
ざわ…:01/12/21 01:28 ID:IIfygY5F
1かな
( ●´ ー `● )>2だべ!
( ´D`)<なんかあやしいのれ3でいくのれす
1で
1人で強く生きるのだ。
3で。
2でお願いしたい。なっちはどう反応するんだろう?
3が捨てがたいけど・・・りかっち的には1で。
悩むところだが・・・3
2で
1からはじめましょう
飛躍して2。
2
2でナッチの反応を見たい
梨華にはコクる勇気はないでしょ…3で
嗚呼、可哀想・・になりそうだけど、1で♪
3で〜
3でしょう
@ノハ@
( ‘д‘)<断られるやろうけど2
安倍は何なんだ?本物なの?
とりあえず1
上げちゃった
スマソ
326 :
名無し:01/12/21 15:43 ID:U0mZI/jB
1で。
1でし。
328 :
名無し:01/12/21 18:24 ID:S5rITN9g
いしごまが(・∀・)イイ!!から3!
と初めは思ったけど、1じゃないと書きにくそうなので1
2
1
331 :
ねぇ、名乗って:01/12/21 20:11 ID:6BNqC92T
2
断固3!
辻豆さんはどうも今まで読んできた感じよしごま・いしよし推しみたいなので
なっちに断られると思う。だから1
334 :
名無し:01/12/21 21:01 ID:czwEzsdr
1de
3だろ
3
3
石川強く生きろ
338 :
:01/12/21 23:10 ID:JvJMxSbj
3
339 :
名無し:01/12/22 00:18 ID:cU2SRsii
1
340 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 00:28 ID:GyeIoeSG
「私、あなたが好きです。」
私は精一杯の勇気を振り絞って、愛しの王子様なっちに告白した。
ドキドキ・・怖くて顔が見れないよ。
一体、勇者なっち様は今どんな顔をしてるのだろう。
やっぱり迷惑かな、いきなりこんな事言うなんて・・
梨華が俯いて返事を待っていると、なっちは何も言わずベンチを立った。
「なっち様!」
「悪いけど、今の私にその返事をする資格はないべさ。」
え、それはどういう意味?
「だけどこれだけは約束するよ、貴方の父上の仇は私が絶対にとってみせる。
勇者なっちの名に掛けて中澤帝国は倒す。そしてそれが実現した時こそ・・」
勇者は振り返り、悲劇の王女の手を取った。
「その返事をする為に、貴方の元に帰ってくるべさ。」
「は、はい。」
梨華は感動で、また涙が出そうになった。
「だから、それまで泣かないで待ってて。君は一人じゃないから、ね。」
「うん、待ってる。梨華、待ってるから。」
私は一人じゃない。よっすぃーが、城の皆が、そしてなっち様がいる。
勇者なっちの励ましで、梨華の心にまた勇気と希望が戻った。
なっちありがとう( ●´ ー `● )
341 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 00:29 ID:GyeIoeSG
そうだよもう泣いてられない、私は生まれ変わるんだ。
もう弱虫の梨華とはお別れするんだ。強い梨華になるんだ。
なっちと別れた梨華は走り出した。
「あれ、お姫さんやないか?」
「そうれすよ、元気になったみたいれすね。お〜い。」
すると、城門付近で小さな女の子二人が声を掛けてきた。
「あ、こんにちは。えーと、あなた達は確かよっすぃーの・・」
「へい、よっすぃーの幼なじみの、ののれす!」
「あいぼんやで〜、こんちわ。」
石川は、以前吉澤に話を聞いていたので、二人のことを知っていた。
「こんな所で何してるの?」
「せっかく会えたのに、よっすぃー修行れあそんれくれないのれす。」
「せやから、またヤンジャンでもからかって遊ぼ思てな。」
「へーそうなんだ。(ヤンジャンって何?)」
「姫さん、あんたも来るか?」
「きょ、今日は忙しいから、また今度ね。」
「ふぁい、まらこんろいっしょにあそびましょう!」
辻と加護は元気に城下町へと駆けていった。
342 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 00:29 ID:GyeIoeSG
そして、つんく暗殺の日から一週間が過ぎたある日。
ついに中澤帝国の軍勢がハロプロ王国に進軍を始めたとの情報が入った。
予想していたより遅い動きだったが、それでも脅威に違いない。
ハロプロ城の皆に緊張が走る。石黒を中心に騎士団出撃の準備が始まった。
この時梨華の心の中にある決意が生まれていた。
そして同時刻、城の裏手の空き地では、
「どうやら、相手できるのは今日が最後になりそうだね。」
「今日であなたを越えますよ、師匠。」
「ぬかせ。」
二人の修行もいよいよ最終段階へと入っていた。
吉澤の成長率は、師である市井の予想を遥かに上回るものであった。
まさに最強の超上昇志向娘である。
「よし、今日中に新しい技をマスターしてもらう。」
「新技っすか、待ってました!」
そして、その技とは・・
1. 威力極大の単体攻撃技「よっすぃー乱舞」
2. 効果不明の召喚魔法「サンタさ〜ん!」
3. その他(募集します)
この時間に30分ぐらいレスつかないなんて珍しいですね。
みんな悩んでるのかしら。
なんか魔法を学ぶのも変な感じなので1で。
でもいいのがあれば3かな。
んづぁ、3で。「どっす〜ん」で。
武闘家が魔法に頼っちゃーいけません
でも適当な技も思いつかないから
1ってことでごめんなさい
2でどうです?
何か凄い展開ですね(藁
2でお願いします。
Bでパイルドライバー
3でかわず掛け
Bでねりけし
結構悩みますね。3で「シャウト」なんて如何かと・・・
(アオッ!ってやつ)
3.ロックンロールアクション
(AU!の掛け声と同時に連続攻撃。周りの声援で攻撃力アップ)
3で「コロッケボム」。
354 :
352:01/12/22 02:35 ID:Z2N2qHMB
>351
ネタかぶっちゃいました。すみません
355 :
名無し募集中。。。:01/12/22 02:42 ID:6iCmqB8e
3の巨大コロッケ
ところでモーニング娘がサンタになった日っていつ放送??
356 :
351:01/12/22 02:53 ID:3DVfi8gS
>>352 かぶるくらいが良いと思います。レスの数で決定する訳ですし。
3.でもって被りまくりだけどミスムンのアオっでなにか…
(敵を全部虜にするとか?)
3、ちょこラブ伝授。これ最強。
少し考えた結果3。
秘技「プッチモニダイバー」で。
プッチを脱退した市井から新たに加入した吉澤に
引き継がれるのにふさわしい。
ちなみにV1からV3まで進化する。
どんな技かは使うときまでのお楽しみ(藁
ていうか秘技披露の時までに考えて。
あ、ついでに市井の最強魔法はちょこっとloveだと思ってみたりして…
>>359 面白いね。俺も加護豆さんの技に賛同。3で。
>>358 おもろいってことでおれも3ちょこラブ伝授で
363 :
のてせ:01/12/22 08:37 ID:/ZrhR3i3
問い詰めてみること7時間(気絶中断4時間を含む)
結局、良案は浮かばず。
「加護豆さんの3」を選ぶことにします。
自前で浮かんだ「YO!チェケラッチョ」
…吉澤愛欠乏症と診断(w
1
加護豆さんに同意〜
3でちょこラブ2001
367 :
ねぇ、名乗って:01/12/22 12:41 ID:dSWuqa53
1de
(0^〜^0)ξ⊃<3でハァハァ
もとい、加護豆さんに禿同。
3で♪
超高速抜刀術その名も「チラッ!」はどうでしょう。
2
3ホクロスターダスト。。
星のような(数)ホクロを素粒子に変換し敵に飛ばしつける。
その強さは神をも凌駕する。
372 :
リッキーマール:01/12/22 17:24 ID:E1QB4Tqh
3で
「スターライトサンバ」
サンバお踊りながら、無数の星で攻撃する。
3
「あちーんだよくそがぁ!!」
で、氷山が降ってくる。
>>372 あげんな!
それとごまもやすも居ないのにちょこっとLOVEはどうかと。。。
といいたい事だけ言って帰る。
>>374 そう!それが問題だ。1人でワンフレーズ、3人がけで全体殺戮魔法?保田…?
376 :
375:01/12/22 18:13 ID:TUYo1iGG
プッチを今更引きずり出すのはストーリー的に無理があるかな…?
@ノハ@
( ‘д‘)<加護豆さんに賛成
でもダイバーはV3になって退化したけどな(w
3で飛行機
3、秘技「にゅうてこなん」
380 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 23:16 ID:Uc84pqlJ
「私の最終奥義プッチよ」
「プッチ?何すかそれ。」
「今お手本を見せてあげるわ。少し離れてて。」
言われた通り数歩下がり、市井さんの動きをじっくりと観察する事にした。
槍が高速に回転し、それがいくつもの円を生む。
「まる、まる、まるまるまる!」
市井紗耶香最終奥義プッチ、バージョン1『ちょこラブ』発動!
複数の円が無造作に乱れ飛び、周りにある全ての物を切り刻んでいく。
「す、すげー、かっけー!」
そのあまりの破壊力に私は驚きの声をあげた。
「これがあなたに伝授する技、さあやってみて。」
「はい、やるぞー。奥義プッチ!」
ズドーン!
すると私の拳から強烈な衝撃波が、まるでショットガンの様に飛び出した。
「あれ、できたけど、なんか師匠のと違いますね。」
「プッチは使い手によって異なるの、それがあなたのプッチみたいね。」
「私のプッチ・・」
吉澤ひとみ最終奥義プッチ、バージョン3『恋にKO!』修得。
381 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 23:17 ID:Uc84pqlJ
「これでもう私が教えれることはないよ、後は自分で腕を磨くことね。」
「はい、ありがとうございました師匠。」
吉澤ひとみの修行が終った。
「もう終ったべか、紗耶香。」
何時の間にか勇者なっちが、陰で私達を見ていた様だ。
「うん、待たせてごめんね、なつみ。それじゃあ行こうか。」
市井と安倍が並んで歩き出す。
「なっちさん、師匠、どこ行くんですか?」
「帝国を倒しに行くべさ。」
勇者なっちはまるで散歩にでも行く様に、あっけらかんと答える。
「え、え!?」
「吉澤さん、それまで梨華ちゃんを守ってあげてね。」
「は、はい。」
そして二人はハロプロ城から旅立っていった。
城に戻ると、騎士団の出陣が行われていた。
団長の石黒を先頭に、騎士団総動員での行軍であった。
そして吉澤の心にも決心がついた。私も旅立とう、帝国へ。
愛は私の手で助けるんだ!
382 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 23:17 ID:Uc84pqlJ
「よっすぃー!」
呼ぶ声に振り返ると、そこには梨華ちゃんが立っていた。
「あ、梨華ちゃん。もう大丈夫なの?」
「うん、ごめんねいつも心配ばかりかけて。」
「平気平気、そんなの気にすんなよ。」
「ありがと、それでね一つお願いがあるの。」
「お願い?何?」
「よっすぃー帝国へ行くんでしょ。お願い、私も連れてって。」
その内容に私はびっくりした。
今回は以前とは事情が違う。彼女は国の頂点に立つ立場なのだ。
「え、だけど、お城の人が許してくれないよ、きっと。」
「いいの、もう待ってるだけは嫌なの、自分の力で生きたいの。」
「危険な旅になると思う、生きて帰れないかもしれないよ。」
「わかってる、それでも・・」
「梨華ちゃん。」
「こんな事頼めるの、よっすぃーしかいないから。」
その言葉に私は少し胸がドキッとした。
「わかった、一緒に行こう!」
私は梨華ちゃんの手をとって、城下町へと走り出した。
383 :
辻っ子のお豆さん:01/12/22 23:18 ID:Uc84pqlJ
「あいつら、どこ行ったのかな?」
私が修行に明け暮れている間、ののとあいぼんの姿はずっと見ていなかった。
「あ、そう言えばヤンジャンとか、なんとか言ってたけど。」
「ヤンジャ・・?何それ?」
「さあ、私もよくわかんない。」
相変わらず困った奴等だ、置いてく訳にもいかないし・・
途方に暮れていると、しかめっ面の女の人が向こうからやってきた。
「ちくしょう、なんで俺がアイツ等のために買い出ししなきゃなんねーんだよ。」
なんかぶつぶつ言っている。
「100段ケーキだぁ?売ってる訳ねーだろ、んなもん!」
ん、どっかで聞いた事ある様な?
まさか、この人?
1. 声を掛けてみよう。
2. 危なそう、近寄らないでおこう。
3. こっそり後を付けてみよう。
1で。更新お疲れさまどすぇ。
1で。
ヤンジャンと絡んでくれ。
3で
3.
100段ケーキの番組すごく面白くなかったね。
( `▽´)<1にしてよ!>(0`へ´0)
クリスマスSPの2人のけんかが面白かったのでこんな感じにしてしまいスマソ。
(本当は辻加護の方が面白かったけど)
3でお願いします。
とりあえず3で様子見、その後絡みキボンヌ
1で
おお!!すごく上手にまとめましたなぁ。
正直すごいと思いました。
バージョン2の使い手はもちろん(略。
今回は3で。
〜久々のRPG進行状況〜
ハロプロ王国の全体マップ等作ったりしました。
もう少しで一応バグチェックを兼ねて
キリのいいところまでうぷしたいと思います。
平穏に旅立ちたいかも・・・2
3.
こちらのヤンジャンも、現実のヤンジャンも大変みたいで・・・
( ´D`)<3がいいれ〜す!
397 :
sage:01/12/23 07:29 ID:1D9iQTjY
徹夜で娘切草から読んでやっとここまできたよ。
初めての選択は1で。
398 :
397:01/12/23 07:30 ID:1D9iQTjY
うう、sageミスった。
逝ってくる・・・。
@ノハ@
( ‘д‘)<1
3
1で。
過去ログのリンクで“ヤンジャン”の由来は判ったけど、
なぜ、“ヤンジャン”なの?
3で。
よくヤンジャンのグラビアやってたからやろ?
オーソドックスに3。
1で♪
今度はSO●Yレコードと争うみたいね。<ヤンジャン
405 :
辻っ子のお豆さん:01/12/23 16:19 ID:QW1rBhJy
こっそり後を付けてみよう。
「あの人がどうかしたの、よっすぃー。」
「しっ、もしかしたらあいつがのの達を監禁してるのかも。」
「えー!」
「大声出しちゃ駄目だって、尾行してみよう。」
そいつはやけに食べ物ばかり入った袋を抱え、とある家へと帰っていく。
「あそこが犯人のアジトか。」
「へへっ、なんだか刑事さんになったみたいだね。」
「よし、現行犯で取り押さえよう!」
鈴木あみはため息をついて、玄関の鍵を廻していた。
「そこまでだ誘拐犯!」
すると、突然後ろから二人の娘が飛び掛かってきた。
「うわー何だ何だ!」
「お前がののとあいぼんを誘拐したんだな、返せ!」
「はぁ?誘拐だぁ?訳わかんねーよ!イテテ離せこのホクロ七星!」
「うるさい、お前はもう死んでいる。」
吉澤のアームロックは完全に決まっていた。
「いやシャレならんて、マジ死ぬ、マジ死ぬって、ギブギブ!」
修行明け復帰第一戦を、吉澤ひとみは見事勝利で飾った。
406 :
辻っ子のお豆さん:01/12/23 16:19 ID:QW1rBhJy
「えー、勘違いですか!」
あみに事情を聞いて、私達はようやく勘違いに気付いた。
「そうゆうこと、あんたアイツ等の保護者ならとっとと連れてってくれよ。」
「はい、どうもすみません。二人は元気ですか。」
「元気すぎだよ、今も仲良く遊んでるんじゃねえか?」
すると、家の中から二人の怒声が聞こえてきた。
「いる!」
「おらへん!」
私達は顔を見合せた。
「喧嘩してるみたいですね。」
「みてえだな」
「いや、二人とものん気にしてないで、早く止めに行こうよ!」
私の呼びかけでやっと二人もそれに気付き、部屋へと駆け込んだ。
「いるもん!」
「おらへんよ!」
部屋の中では、あの辻と加護が互いに睨み合っていた。
「まあまあ、二人とも落ち着けや、一体何がいるのいないの?」
あみが二人の間に入って、喧嘩を止める。
407 :
辻っ子のお豆さん:01/12/23 16:23 ID:GZwLGPf0
「芸能界にアミーゴなんてアイドルおらへんよ!」
「いるもん、ソニーに訴えてるもん!」
「おらへんて!」
「いるもん!」
あみの額から徐々に血管が浮き上がってくる。
「いい加減にしろゴルァ!世界観の違うネタで揉めてんじゃねー!」
見かねた石川も止めに入る。
「そうだよ辞めなよ二人とも、正確には“いたもん”だよ。」
「しゃくれ三兄弟の長女は引っ込んでろ!中三コンビとまとめて串さすぞ!」
「いたもんれすか。」
「そうやな、いたもんやな。」
こうしてなんとか辻加護の喧嘩も収まった。
「あ、よっすぃーなのれす。」
「おっす、そろそろ出発しようと思って呼びに来たよー。」
「やっと旅も再開っちゅう訳か、待ちくたびれたで〜。」
「それでね、梨華ちゃんも一緒に行く事になったんだけど、いいかな?」
姫さんがいれば金に困る事はあらへんな。加護の頭が瞬時に結論を弾き出した。
「オッケ〜!」
辻と加護は振り付きでOKサインを現わした。
408 :
辻っ子のお豆さん:01/12/23 16:23 ID:GZwLGPf0
「ありがとう、辻ちゃん加護ちゃん、よろしくね。」
「こちらこそよろしくなのれす。」
「よろしゅう頼むわ(金銭面で)」
三人は互いに握手を交わす。新しい仲間の誕生だ。
「話まとまったんなら、とっとと出てけ。」
「ヤンジャンも一緒に来るれすか?」
「ぜってーやだ!」
「じゃあねヤンジャン、帰ったらまた来るで〜」
「いや、二度と来ないで下さい。」
吉澤、辻、加護、石川、4人の旅が始まった。
目的地は中澤帝国、待ち構えるのは強大な敵の軍団。
でももう迷う事はない。捕らわれの少女高橋愛を助け出すんだ。
さて、まずはどこへ向かう?
1. 帝国との国境近くの町ミラコー
2. お宝いっぱいピョーン洞窟
3. モーコーの町まで戻る
とりあえず2かな?
410 :
名無し:01/12/23 16:25 ID:nInciFZB
2がいい
2。いい感じのお宝見つけて、よっすぃー以外もある程度戦えるようにしたほうがいい
2ですね。2
@ノハ@
( ‘д‘)<2
2かな?
4期メンオンリーだね。
金には困らないんだから武器は梨華姫に買って貰えばいいでしょ。
先の展開が見たいので1でお願いします。
>402
なるほど。
ありがとう。
2でいこう
>>415 @ノハ@
( ‘д‘)<金では買えない(略
2かな、やっぱり。
3で!
ウチ的には小川ヒットなんだよなー
武器を手に入れよう。ついでに経験値も高めて…っと
3で。
ヤンジャンさようなら、最後まですげー笑えたよ(w
せっかく修行したのだから、物語を進めよう 1で
2だ。
激しく面白かった。
2
そういえばミラコーには小川いるんだな
俺も3
2で
427 :
ねぇ、名乗って:01/12/24 00:24 ID:+fy0E5Ax
1de
辻豆さん的にはしんどそうだが、加護豆さん的には新キャラやアイテムが出た方がよさげなので
2
>>38で行きはぐったぴょーん洞窟に是非!!
2で。
新たなイベントってことで、2でお願いします。
( ´D`)<2がいいのれ〜す!
2で♪
ヤンジャンにはまたどこかで出てきて欲しいですね。
434 :
辻っ子のお豆さん:01/12/24 13:51 ID:xzxNXVe+
お宝いっぱいピョーン洞窟へ行く事になった。
帝国に行く前に、良質の武器集めと腕試しを兼ねてだ。
ハロプロ城を出て真っ直ぐ北北西へと進むと、山間地帯にその洞窟はある。
その狭い入り口を私達は一列になって進んでいった。
「う〜ん、盗賊の血が騒ぐでぇ〜。」
あいぼんが一番やる気になっていた。
「ののも新しい武器がほしいのれす。」
辻がずっと使っていたこん棒も、先の福田戦で壊れてしまったのである。
あいぼんを先頭に、のの、梨華ちゃんの順番で、私は最後尾に付けた。
入り口で人の足跡らしき物をいくつか見つけた。
誰か先客がいるのだろうか?私は静かに気を引き締めた。
「梨華ちゃん、こうゆうダンジョン初めてだろうけど大丈夫?」
「うん平気、ほらトット洞窟でお泊りしてたから慣れちゃったみたい。」
「あーそっか。」
以前私が倒れた時、トット洞窟のソニンに世話になったことがある。
意外な経験が意外な所で役に立つ物だ。
そういえば、ソニンの奴元気にしてるかな。リベンジの約束をしたのだった。
私も強くなったからな、今度も絶対負けないぞ。
吉澤は知らなかった。すでにソニンは松浦の手によって殺害されていたことを。
435 :
辻っ子のお豆さん:01/12/24 13:51 ID:xzxNXVe+
「お宝発見!」
前を行く加護と辻が嬉しそうに声をあげ走り出す。
「おーい、あんまり慌てて転ぶなよ。」
注意しながら、私と梨華ちゃんも二人の後に続く。
だが、二人の顔は一転して暗くなっていた。
「空っぽなのれす。」
どうやらすでに、先客に宝箱の中身を奪われていた様だ。
「まあまあ、まだ奥にはきっと残ってるよ、ポジティブポジティブ。」
梨華ちゃんが落ち込む二人を励ます。
「そやな、姫さんの言う通りや、よっしゃほな行くで〜」
気を取り直して、私達は洞窟のさらに奥へと進んだ。
ところが、次の宝箱もその次の宝箱も中身を奪われた後であった。
「おのれー、どこのどいつや!許さへんで!」
あいぼんの怒りも頂点に達しようとしていた。すると梨華ちゃんの呼ぶ声が、
「みんなー、この宝箱は中身が入ってるよ!」
「ほんまか!でかしたで〜!」
私達は一斉に梨華ちゃんの元へ駆け寄り、宝箱の中を覗きこんだ。
「じゃーん、なべのふた!」
コケタ。
436 :
辻っ子のお豆さん:01/12/24 13:52 ID:xzxNXVe+
きっと先客もいらないから置いていったのだろう。
「ええよそれは、姫さんの好きにしな。」
「ほんと、ワーイ。」
石川はなべのふたを手に入れた。
「しかし本当に誰だろうな、ここまで根こそぎに奪ってったのは?」
「このままらムダアシになるのれす。」
「愚痴っててもしゃーないで、こうなったら急いで奥まで行こうや。」
「そうだね。」
私達はさらに奥へと進んでいった。
「おなかすいたのれす。」
さらに小一時間程進んだ所で、辻が空腹を訴えてきた。
「我慢せいのの、もうちょっとで奥まで着くんや。」
「・・へい。」
普段は一緒になって欲求する加護も、今回はお宝優先であった。
「待って、何か聞こえない?誰かの話し声?」
梨華ちゃんが私達以外の人の気配に気付いた。
「ようやく先客に追いついたゆう訳か、お宝奪い取ったる。」
あいぼんがダガーを構え走り出す。私達もその後に続いた。
437 :
辻っ子のお豆さん:01/12/24 13:54 ID:xzxNXVe+
ピョーン洞窟最深部は巨大な部屋になっていた。
そして最後のお宝を前に、異国の戦士が三人佇んでいる。
「お前等が、うちのお宝全部持っていったんかぁ!」
姿を見るなり、あいぼんが大声で怒鳴りつける。
すると私達の存在に気付いた奴等の内の一人が何かを投げつけてきた。
私は前に出て、黄金の爪でそれを弾いた。
「何だこれ、手裏剣?」
鎧兜を着込んだ異国の戦士は三者三様の武器を取り出し、戦闘モードに入る。
「上等や、相手になってやるで!」
あいぼんがダガーを、ののは素手、梨華ちゃんはなべのふたを構えた。
さて私は誰の相手をする?
1. 鎖鎌のミカ
2. 手裏剣のレファ
3. 日本刀のアヤカ
438 :
ねぇ、名乗って:01/12/24 13:58 ID:+Fy0iUAG
1で
3で
3で
鎖鎌が厄介そうだ。1で。
いちばん強そうなアヤカと戦おう 3.
3de
絶対に宝箱から江頭出てくると思ったのにな・・・。
バガボンドで宍戸バイケン格好よかったので1で。
ミカ強そうなんで、1で!
ダニエルはいないのね・・・。
鎖鎌VS黄金の爪面白そうなんで1。
@ノハ@
( ‘д‘)<3
>446
ダニエルは徴兵されちゃったからねぇ。
とりあえず、1。
近付いちゃえば勝てそうな2
強そうなのはアヤカか?3で
451 :
ねぇ、名乗って:01/12/24 17:08 ID:+fy0E5Ax
「3」がかっけー。
@ノハ@
( ‘д‘)<sageましょう
3ね。
3!
ポン刀じゃなんじゃってことは、後藤とつながりが・・・?ないよね。
しかしなんで毛唐があえて和の武器なんだ(w
で、3で。おもろそう。
456 :
名無しののぼん:01/12/24 18:31 ID:acYW91nU
3で♪
近距離決戦が面白そう。
ageてしまいました。
すみません。
アヤカ萌え〜3。
最終奥義プッチって飛び道具ですよね?
それなら2で!
3で
更新おつかれさまです。3でお願いします。
俺もバカボンド萌えなので、1。
3
今日更新があるかで辻豆さんが彼氏or彼女持ちかが・・・(w
3で。
あ、更新なさげ?
1。
466 :
辻っ子のお豆さん :01/12/25 02:56 ID:JWg+F2nr
吉澤は日本刀のアヤカを受け持つ事にした。
ぱっと見た感じこの娘が一番強そうだったからだ。
アヤカも吉澤を標的とみなす。互いに間合いを計って構えをとる。
そんな中、最初にぶつかったのは加護と鎖鎌のミカだった。
「おもろい武器やな、鎖鎌か、初めて見たわ。」
「鎖鎌を見たいなら見せてやるデス。」
「見たい。」
「ただ私は殺す以外に見せ方をシリマセーン。」
「それでええよ。」
次の瞬間、加護の目の前に鎖鎌の分銅があった。
「おわぁ!」
かろうじて薄皮一枚でそれを避ける事ができた。
もし加護の身長がもう少し高ければ、おそらく骨ごと砕かれていただろう。
「や、やるやないけ。こりゃうちも本気出さなあかんみたいやな。」
不敵な表情で鎖を振り回すミカに対して、加護はもう一度構え直した。
必然的に、残った手裏剣のレファの相手は辻と石川がすることになった。
だが辻にいつもの元気がない。
「おなかすいたのれす。」
467 :
辻っ子のお豆さん:01/12/25 02:57 ID:JWg+F2nr
離れた位置から、レファが辻に向かって手裏剣を放つ。
「アイタタター!うわーん!」
手裏剣が辻のお腹とお尻に命中した。
いつもなら、あらゆる攻撃をはね返す辻の腹も今は別だった。
勇者のの最大の弱点である空腹状態だったのだ。
「ホイッ!」
石川の回復魔法でなんとか傷は収まった。
だが武器をもたない二人にとって、この状況は絶望的であった。
遠距離からの手裏剣攻撃に近寄る事さえできない。
他の皆の状況が悪い事は吉澤も理解していた。
一刻も早く、目の前の相手を倒して加勢したい。
だが、どうやらそう簡単にいく相手でもなさそうだった。
プッチが当れば文字通り一発KOなのだが、もし外したら・・
大技だけあって、撃った直後は隙が多くなる。
そうなればリーチのある日本刀を持つ敵が圧倒的に有利。やられるのは私だろう。
プッチは確実に当る死角に入って出したい。
でも考えている暇もなさそう、急がないと皆が危ない。
私は意を決し、日本刀を構えるアヤカに突撃した。
468 :
辻っ子のお豆さん:01/12/25 02:57 ID:JWg+F2nr
黄金の爪での渾身の右フックは、刀の刃によって押え込まれた。
アヤカはすぐに刀を返し、そのまま真っ直ぐ吉澤に向かって斬りつけてきた。
吉澤は間一髪でそれを避ける。
しかしアヤカの攻撃は、それだけでは終らない。
息を付く暇もなく次々と斬撃が繰り出されてくる。
流れる様な剣さばき、その腕はまさに一流。
―見える―
だが吉澤はその全てをギリギリの所で見切っていた。
確かに速い。でも市井さんに比べたら・・師匠の槍さばきに比べたら全然見える。
私はずっと超一流を相手に修行してきたんだぜ。この程度じゃ…
「負けない!」
吉澤のジャブがアヤカの手の甲にヒットし、日本刀が宙を舞う。
もらった!私はとどめの態勢に入った。
「よっすぃー危ない!」
梨華ちゃんの声に、私は動きを止めた。
目の前を手裏剣が横切る。
アヤカのピンチを見かねたレファが、助太刀に入ったのだ。
危なかった、梨華ちゃんの声が聞こえなきゃ殺られていた所だ。
469 :
辻っ子のお豆さん:01/12/25 02:58 ID:JWg+F2nr
落とした日本刀を拾い上げ、アヤカが再び私の前に立つ。
そしてその後ろにレファが控える。
まいったな、いくらなんでも二人相手は分が悪い。
「どうしよう、このままじゃヨッスィーが・・」
ダメージを受け横たわる辻を介抱しながら、石川が苦渋の声をあげた。
「お、おにぎりのにおいらするのれす。」
すると辻が突然、奥に置かれた敵の荷物の方を指差した。
「え、何?辻ちゃん。」
「おにぎりたべたいのれす。」
えー、こんな状況で何言い出すの?
私どうすればいいの?
1. 無理だよ、手裏剣で刺されるよ。ここで応援してよう。
2. うん、わかった。なんとかおにぎり取って来るね。
3. 私が刀使いを引き付けて、よっすぃーに取って来てもらおう。
470 :
名無し???:01/12/25 03:00 ID:iEw8IYI9
2
471 :
ねぇ、名乗って:01/12/25 03:02 ID:nqBgI1ZD
1
遂にバガボンドネタまで・・・凄すぎる!!
3だと石川さん瞬殺されそう(w なので2
こんな時間にお疲れっす。
2で。
474 :
名無し???:01/12/25 03:09 ID:iEw8IYI9
>>472 本当だちゃんと読んでなかったから気づかなかったよ。
カッコいいよね「殺す以外に見せ方知らない」って台詞。
ちなみに辻豆さんはモーニング読んでないんですね。12巻のネタですし
475 :
名無し募集中。。。:01/12/25 06:22 ID:nLkO139G
2で。
2でお願いします。
2で♪
@ノハ@
( ‘д‘)<2
バガボンド萌え〜
2.
2じゃのぅ
2でお願いします。
2ネ
483 :
辻っ子のお豆さん :01/12/25 14:52 ID:I0/3SMM2
>>464 クリスマスだろーが正月だろーが、毎日更新しちゃるよコノヤロー!
ほんとは恋愛禁止なの♪
>>483 そんな辻豆さんに「第2回ミニハムず逆から読んだらずムハニミ大会」出場権をあげたい今日この頃。
3de!
腹いっぱいの辻は神をも凌駕する
1→吉澤あぼーん
3→石川あぼーん
2
487 :
ねぇ、名乗って:01/12/25 19:44 ID:tQif6OMT
2でしょうねぇ
2で。
関係ないが石川の魔法の師匠として島田珠代登場キボンヌ
( ´D`)<おにぎりくいたいのれ2れす
辻豆さん、みなさんメリークリスマスなのれす!
2でよろしく。
クリスマスだろーが正月だろーが、
ついて行きますよ辻豆さんに毎日オレは。
2で〜
やっぱり2でしょう。
493 :
辻っ子のお豆さん:01/12/26 00:49 ID:f9f/gkaP
「うん、わかった。なんとかおにぎり取って来るね。」
石川は敵に気付かれない様にこっそりと動き出した。
「お前何シテル!」
速効でバレた。レファの手裏剣が石川に直撃する。
「痛っ!・・くない。あれ?」
さっき手に入れたなべのふたが、手裏剣をガードしてくれたのだった。
へへん、なべのふたを笑う物はなべのふたに泣くのよ。
「ようし、今のうちに・・」
石川は猛ダッシュで敵の荷物袋の所まで行き、中からおにぎりを取り出す。
「行くよー!辻ちゃーん!」
そして横たわる辻に向かって、ありったけのおにぎり放り投げた。
食べ物の匂いに辻の目が、鼻が、口が、腹が、体全部が反応する。
飛び上がってキャッチし、あっというまにおにぎり三人分を平らげた。
「ぽんぽん、ふっかーつ!」
勇者ののは起き上がるなり、レファに向かって突進を始める。
「オ、オノレ!」
迫り来る辻に対して、レファが手裏剣を乱れ撃つ。
しかし、その全てが辻の腹によってはじき返された。
494 :
辻っ子のお豆さん:01/12/26 00:50 ID:f9f/gkaP
「どすこーい!」
「UWAAAAAAAA!!!」
のののお相撲体当たりでレファは5m程先の壁まで吹っ飛ばされた。
「すっごーい、辻ちゃん!」
「てへてへ、梨華ちゃんのおかげれすよ。」
辻・石川は手裏剣のレファに勝利を収めた。
「嘘でしょ、あんた達何者?」
その様子を見たアヤカが、始めて言葉を発した。
「あの子は未来の勇者のの、そして私はその相棒の吉澤ひとみよん。」
「成る程、我々はココナッツ国から強者を求めて海を渡って来たの。
いきなりあんた達の様な奴等に出会えて嬉しいぞ。」
「バーカ、この国にゃ私より強い化け物がゴロゴロしてるぜ。」
「それは楽しみね。あなたを倒して、次はそいつらと戦いたいわ。」
「いいよ、きっちりケリつけようか。」
もはや小手先の戦いは無用、互いの最高の技で決着をつけるのみ。
「ハッ!」
アヤカの突撃居合い斬りが吉澤に迫る。
次の瞬間、二人の間に閃光が走った・・プッチ発動。
BABY!
495 :
辻っ子のお豆さん:01/12/26 00:51 ID:f9f/gkaP
「恋にノックアウト!」
市井より受け継いだ吉澤の最終奥義がアヤカの体を撃ち抜いた。
衝撃で吹き飛ばされたアヤカは、そのまま気を失った。
「私の勝ちだね。」
この勝利で私はあらためて自分のレベルアップを感じた。
今ならあいつ等とも、にっくき帝国将軍とも戦える気がする。
「ワーイ、よっすぃーも勝ったのれす!」
「強くなったね。よっすぃー。」
「へへん、これも師匠のおかげだよ。」
「後はあいぼんれすね。」
最後の戦い、加護vsミカの形勢は一変していた。
「これが鎖鎌か、おもろいやん。」
ミカの武器であったはずの鎖鎌が、いつのまにか加護の手に渡っていたのだ。
「か、返すデス!」
「悪いね〜。これがうちの特技[ぶんどる]なんや。」
楽しそうに笑いながら、加護が鎖鎌を振り回す。
「やめなさい、その武器は素人が使えるものではアリマセーン!」
「ええで特別サービスや、もう一つの特技も見せたるわ。」
496 :
辻っ子のお豆さん:01/12/26 00:51 ID:f9f/gkaP
分銅がまるで生き物の様に動き、ミカの腹部にヒットする。
「ゲホッ、そんなバカなデス。」
「あんたの動きそっくりやろ、これがもう一つの特技[ものまね]や。」
ミカも倒れこむ。加護の勝利。
「勝者の特権や、この鎖鎌はもろとくで。」
「きゃー勝ったよ。これで私達の完全勝利だね。」
「さすがあいぼんはものまねが上手なのれす!」
「何だよ加護、お前実は強いんじゃねーか。どうして今まで隠してたんだよ。」
「隠してたんちゃうわ。今まで武器持った敵がおらへんかっただけや。」
なるほど、そう言えばそうかも・・
「さてと。それじゃあ、お宝回収といこか。」
「あのさぁ・・」
「ん、どした、よしこ。」
1. 「彼女達から奪うのはなんか可哀想だから、取るのは最後の宝箱だけにしよう。」
2. 「なんか悪いから、奪うのは半分くらいにしよう。」
3. 「根こそぎ取っていこう。毛の一本まで見逃すな!」
497 :
ねぇ、名乗って:01/12/26 00:59 ID:oL6G33Gq
ん〜・・・3!
残り物には福がある。
1で〜
3で
3!奪え!!
取れるものみんなとらんかい
ゴラァで 3
3で一時魔性
ためらいなく3で
ココナッツ組は死んではいないわけで、温情をかけて仲間にしよう。
てなわけで、1。
ここで恩を売っておけば、後々良いことがある・・・カモ 1で
それにしても、加護は「ぶんどる」と「ものまね」持ってるのか・・・最強?
すまん、3で身包み剥ぐ
508 :
名無し:01/12/26 03:57 ID:4KKy6+du
3で。
ノータイムで3。
後からしっぺ返しが来そう…<3
1で。
1。3で総取りってのがあればいいんだろうけど。
513 :
ねぇ、名乗って:01/12/26 09:19 ID:wBozfT57
懐かしのロマサガ2、武装商船団問題は欲張らないほうが
後々の為になった。
今回も欲張らずに1で。
sage忘れごめん
1で♪
3は気が咎めるので、1でお願いします。
2で多分死票☀ฺ☁ฺ☃ฺ☂ฺ☠ฺ♞ฺ☝ฺ☣ฺ
518 :
ざわ…:01/12/26 11:08 ID:Kt2+vj6k
1〜
2
@ノハ@
( ‘д‘)<あいぼんかっけー!
2で
師匠かっけー!
でも1で
1じゃのぅ
523 :
1:01/12/26 13:00 ID:ajq39rFn
1
欲張らないほうが良い場合が多いはず。
1.
3やね、うん。
ここは1で
527 :
名無し:01/12/26 17:20 ID:z9g0iDfH
1de。
2で。
⚕
529 :
夢幻夢:01/12/26 17:28 ID:XdKcuKce
迷わず3。
530 :
ねぇ、名乗って:01/12/26 18:04 ID:aRihN7fG
2
1で
532 :
531:01/12/26 18:06 ID:JcuV48vn
…ってもう答えたの忘れて書き込んじまったよ!
カコワルイ!
531は無かったことにしてください。
別に常時接続というわけではありません(w ケーブルです。
1で。
よっすぃー かっけー!
1で
3で
537 :
ねぇ、名乗って:01/12/26 21:56 ID:WVvy5arU
3でしょ
>>535 面白いね
感動した♪
選択は3で・・・
540 :
:01/12/26 22:56 ID:nRWtRT4O
541 :
名無し募集中。。。:01/12/26 23:32 ID:gxbn6a39
>>535 すげぇーよ。続きが見てみたい。
1でお願い。
543 :
のてせ:01/12/27 02:00 ID:e4aCmebG
コ娘に貸しを作っとこう、というわけで「1」。
>>535 「15秒とか30秒のCF風ムービー」希望
…なんて無理、だよね(w
>>535 まじいいわ
感動
このスレ住人すごいわ
545 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:25 ID:1WHEgFtU
>>535 プロローグでもう涙が出てきた。
だって俺、そのシーンがどんなシーンか知ってるんだもん。
待ってろよ!みんなにも絶対この感動を味わせてやっからな!
535さん良い物作ってくれてありがとう。
全部とは言わないから、名場面だけ抜粋してまた作って欲しいです。
546 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:25 ID:1WHEgFtU
「彼女達から奪うのはなんか可哀想だから、取るのは最後の宝箱だけにしよう。」
私の提案にあいぼんは首を傾けて反論した。
「ハァ?何言うとんねん。うちら勝ったんやで、総取りに決まっとるやろ。」
「でも加護ちゃん、それじゃまるで強盗みたいだよ。」
「ののもよっすぃーと梨華ちゃんに賛成れす。」
やれやれ、そーやった。こいつらはこういう馬鹿な奴等やったんや。
だから、うちも一緒に行こうと思ったんやったな。
「わかったよ、それでええよ。」
加護もため息をついて、皆に合意した。
嗚呼、うちもだんだん馬鹿になってきてもうたみたいやな。
「ポジティブポジティブ、きっと最後の宝が一番すごい物が入ってるよ。」
「ののがあけるのれす。」
私達は固唾を飲んで、最後の宝箱に手をかけるののを見守った。
「ちっちゃいつるぎがはいっているのれす。」
辻が最後の宝箱から取り出したのは、小さなつるぎであった。
「なんやなんや、しょぼいお宝やな。」
「これじゃあ、戦いには向いてなさそうだね。」
私は辻を慰めようと近づいた。だが、そのつるぎを握った辻の様子がおかしい。
547 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:26 ID:1WHEgFtU
「のの、どうした?」
「へんなかんじらするのれす。なんかね、ピョーンってかんじ。」
すると、突然その小さな剣がピョーンと勢い良く伸びて長くなった。
あっというまに洞窟の天井に届くくらいの長さにまで伸びた。
「すげー、かっけー!」
「これはピョーンソードれすね。」
ピョーンという言葉に反応して、伸び縮みする幻の剣だった。
「やっぱりすごい宝だったんだね。」
辻は嬉しそうにピョーンソードを振り回して遊んでいる。
「おもしろそうやな、のの、うちにも貸してや。」
「いいれすよ。」
だが渡された途端、加護はその重さによろめいた。
当然だった、すでに10m近く伸びた剣は普通の人間が扱える重量ではなかった。
「お前、なんちゅうパワーしとんねん。こんなん使えるか!」
「つかえるれすよ。」
それを辻は片手で軽々と振り回している。勇者のののパワーは半端ではなかった。
「どうやら辻ちゃん専用の武器みたいだね。」
「アーイ!」
勇者ののはピョーンソードを手に入れた。
548 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:27 ID:1WHEgFtU
「まあええわ、うちはこの鎖鎌手に入れたし・・」
「うん、私はなべのふたを手に入れたしね。」
「それじゃあ、そろそろ地上へ戻ろうか。」
目的を果たしその場を後にしようとすると、私達を呼び止める声が聞こえた。
「待って!あなた達、どうして私等から宝を奪っていかないの?」
それは、なんとか意識を取り戻したアヤカのセリフであった。
「う〜ん、ちょっと可哀想かなって思ったから。」
「武士に情けは無用よ、さあトドメを刺せ!」
アヤカが自分の日本刀を差し渡してくるので、私は困り果ててしまった。
「いいよ、私に任せて。」
すると、梨華ちゃんが日本刀を手にしアヤカに向かって振り上げる。
「り、梨華ちゃん!?」
彼女の意外な行動に、私は驚きの声をあげてしまった。
「本当にもう、この世に未練はないのね。」
「ああ・・敗北は死に値する。」
「わかったわ、死になさい。」
石川が刀を振り下ろす。
赤き返り血が、辺りに吹き散った。
549 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:28 ID:1WHEgFtU
「お前、何を・・!?」
アヤカが信じられないといった表情で、石川を見上げる。
日本刀が切裂いたのは、梨華自身の腕であった。
深く切裂かれた傷口から、止めど無く血が溢れ出てくる。
「これでくだらない志を持ったあなたは死んだわ。」
目を覚ましたミカとレファも、その様子に気付いて驚き慌てている。
「死ぬのはこんなにつらくて痛い事なんだよ、だからもうそんな事思わないで。」
身を賭して説得する梨華の姿に、異国の武者三人は心を揺さ振られた。
「今からは新しいあなた達で生きて、ね。」
最後に梨華は優しく微笑んで気を失った。
私は梨華の元に駆け寄り、彼女を後ろで支えた。
「梨華ちゃん・・」
三人はずっと地に頭をつけたままで、その意志は固まっていた。
生き長らえたこの命を彼女に為に行使しようと。
ののとあいぼんに急いで傷口の応急手当てをさせる。
私達は梨華をおぶって、洞窟の外へと出た。
地上に出た所で、梨華も目を覚ました。
「うーん、いい天気だね。」
550 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:31 ID:1WHEgFtU
「梨華様!我ら三人の命、貴方を守る為に使う事を誓います。」
目が覚めていきなり、あの三人が土下座してそんな事言うから梨華は驚いた。
「いいよそんな、恥ずかしい。」
「もう決めたことデース。」
「せっかくやから、何か命令したればいいやん。」
おもしろがる加護に促されて、梨華は渋々考えた。
「そ、それじゃあハロプロ騎士団を助けてあげて、私の国の兵士なの。」
梨華は騎士団が帝国との戦争中である事を説明した。
「この手紙を騎士団長の石黒さんに渡せば、わかってくれると思うから。」
「御意。」
直筆の文書を三人に手渡した。
「ていうか、帝国に行くなら私達も通るんじゃない。」
戦争は、トット山脈とこのピョーン山地に挟まれた大草原で行われている。
戦地を避けて、帝国に向かうのは不可能である。
「いややで〜戦争なんかに巻き込まれたないで。」
「それならば、我々の船をお使い下サーイ。」
ミカの言葉に私達は顔を見合わせた。
「船!」
551 :
辻っ子のお豆さん:01/12/27 04:33 ID:1WHEgFtU
「海らみれるのれすか、ワーイ!」
「私、海って初めてなの。嬉しい、本当にいいの。」
「もちろんです。私達が使うことはもうないですし・・」
なんと船をもらう事ができた。身包みはがさないで良かった。
そして、私達はココナッツ国の三人と別れを告げ、海岸へと向かった。
「うみらみえたのれす。うーみー!」
「あそこに船があるで、結構ええ船やないか。」
広大な海を前にし、ののとあいぼんがはしゃぎ出した。
梨華ちゃんも楽しそう。私だって胸がドキドキしている。
1. さっそく船に乗りこもう。
2. ちょっと海で遊んでいこう。
3. 海は怖い、やっぱり歩いて行こう。
おっ更新されてる!
なまこ合戦(W 期待して
2
リアルタイムで見れたよ。
いろいろと妄想できる2で。
俺にとっての今年一番のスレはこのサウンドノベルシリーズです。
たいくつな生活の中に楽しみが一つ増えました。ありがとう。
選択は2です。
石川カッコイイ!
海といえばあれかな? しばしの休息ということで2
>>552 なまこ合戦いいね。
それでは2でお願いしたい。
2でお願いします。
@ノハ@
( ‘д‘)<2。なまこ合戦
2
石川が飯田だったらサイパン組だな
2で♪
>>535 さん
良い作品ですね。是非続きを♪
561 :
近藤武蔵:01/12/27 11:15 ID:cBSfwHcY
船の名前は情熱行き未来船かな(W
2で
>>535 素晴らしいですね!ぜひ続きキボーン
1
de
mottoつめて!とっとと終われってわけじゃあないけん
563 :
のてせ:01/12/27 13:49 ID:e4aCmebG
「とくばん」「ANNS」かあ…
辻豆シェフのお手並み拝見、となりますように(w
「2」でワンクッション。
@ノハ@
( ‘д‘)y-~~~<2やね
2。
辻ちゃんは当然イルカでしょ。
1で。
( ´D`)y-~~~~<2なのれす
568 :
ざわ…:01/12/27 19:54 ID:mHE8C6vX
2で
2でしょう!
2で、よっすぃーのブチ切れ&暴言に期待。
571 :
辻っ子のお豆さん:01/12/28 01:34 ID:BP5WtV0c
せっかくだから、ちょっと海で遊んでいくことにした。
「うわーい!」
さっそくののとあいぼんは服を脱ぎ捨て、パンツ一枚で海へ飛び込んだ。
「うわ、しおっからいのれす。湖とはちがうのれすね。」
「よしこー、姫さん。気持ちいいでぇ〜!」
あいぼんが砂浜で見守る二人を誘う。
「水着持ってくれば良かったね。」
「うん。」
流石に吉澤と石川は裸で泳ぐのに抵抗を感じていた。
仕方ないので砂浜に横たわる丸太に腰掛け、海を眺めている事にした。
「梨華ちゃん、傷大丈夫?」
「あ、平気平気。」
梨華は強がって腕を振り回す。だが無理をして血が滲んできた。
「うっ!」
「やっぱりね。ほら、腕こっち出して。」
吉澤は新しい包帯を取り出し、傷口の包帯を取り替えた。
「私の前でまで無理すんなよ、痛いなら痛いって言っていいんだから。」
「うん、ごめんね、よっすぃー。」
572 :
辻っ子のお豆さん:01/12/28 01:34 ID:BP5WtV0c
「でもびっくりしたよ。どうして、こんな真似したの?」
私の問いかけに、梨華はしばらく沈黙をおいてから口を開いた。
「もう嫌なんだ。周りの誰かが死ぬとか、殺されるとか、そういうの・・」
そこで私は、梨華の父親つんく王の死を思い出した。
「だから決めたの、誰かを助ける為に私に出来ることは何でもしようって。」
強い決意を胸に秘め、真っ直ぐに前を見詰める彼女の顔は、
今まで見てきたどんな表情よりも鮮やかに美しく、私の瞳に映った。
「梨華ちゃん・・」
そんな風に梨華を見つめていたら、なんだか胸の中がもやもやしてきたんだ。
自分でもよくわからない、こんな気持ちは初めてだったからさ。
好きだとか惚れたとか、そうゆうんじゃないんだよなー。
私だってわかってないんだから、うまく説明なんてできないよ。
でもこれだけは言える。
「この先どんな事が起ころうと私は梨華の味方でいるよ。」
「えっ、今何て言ったの?よっすぃー。」
「へへ〜、なんでもないよん。」
「もうーいじわる〜!」
海で反射された太陽の光が、二人の姿を金色に照らした。
573 :
辻っ子のお豆さん:01/12/28 01:35 ID:BP5WtV0c
「お二人さーん。プレゼントやでぇ〜!」
あいぼんの声と共に、突如上空から変な物体が落ちてきた。
「いやああーー!何これー!」
梨華ちゃんはその奇妙な生き物に脅えて、ひっくり返った。
私はそれを手掴みで拾い上げて顔に近づけた。
「なんだ。ナマコじゃん。」
「いっぱいあるれすよー!」
辻加護がおもしろがってナマコをさらに投げつけて来た。
「お前等ぁー!」
私は投げつけられたナマコを拾い上げて、二人に投げ返した。
「なんでみんな、そんなの触れるのー?」
脅えた梨華ちゃんは一人、草むらに隠れてその様子を見ていた。
結局、私達は日が暮れるまで海辺で遊んでいた。
夜になったので、頂いた船に入り出発することにした。
海岸線に沿って北上する。
船旅は快調に進み、翌朝には帝国皇城付近の海岸へと到着する事ができた。
帝国軍もまさか海から来るとは思わなかったのだろう。敵の姿は見えない。
ついに帝国の地へと足を踏み入れる時が来たのだ。
574 :
辻っ子のお豆さん:01/12/28 01:36 ID:BP5WtV0c
重々しく聳え立つ帝国皇城、ここに愛が捕らわれている。
ハロプロ騎士団との戦争中でほとんどの兵がいない今しかチャンスはない。
城は厳かに沈黙を保っている。
どうやら船を使ったおかげで、勇者なっち一行よりも速く着いたみたいだ。
なっちと市井さんの到着を待とうか。
しかし、もたもたして敵の兵士達が戻って来ては困るし。
どうしようか?
1. 船上で勇者なっちと市井さんの到着を待つ。
2. もう私達だけでいける!すぐに忍び込もう。
3. 一度近くの町によって準備をしよう
無難に3で
でたぁー!なまこ合戦!
ここは、先に行っても、待ってもやばそうなので
3で!
3で
3で。
とりあえず情報を集めるのだ。
先手必勝 2で
戦の前の準備はRPGの基本。3だ。
3でお願いします。
582 :
のてせ:01/12/28 07:18 ID:HfK50eOP
城下町じゃなさそうなので、安全かな?
「3」です。
3やね。
少しページ更新しました。
3で♪
3
3しか考えられないっす。
1,船上でいるかさんを待つぜ!
2で死んで
@ノハ@
( ‘д‘)<3
590 :
535:01/12/28 16:37 ID:R53rmR+d
2で
適当に作ったんだけど、意外と好評だったからうれしいかぎりです
もう、あれ以上作る気がなかったけど(あんな物でも六時間かかった)
辻豆さんが言うように名場面だけでも作っていってみたい
次はどのシーンを作りましょうかね・・・
3de
3でお願い。
594 :
辻っ子のお豆さん:01/12/28 21:48 ID:815epyhN
>>590 各メンバーの登場シーンをオムニバス形式でやるというのはどうですか。
映画の予告みたいな感じで。
無茶な注文ごめんなさい。
さん
3
598 :
辻っ子のお豆さん:01/12/29 03:55 ID:sd97BVVF
一度近くの町によって準備をすることにした。
うまい具合に、少し離れた所に街を見つけることができた。
帝国最大の商業都市インスピ
「はらがへっれはいくさはれきぬ!」
辻ちゃんの先導によって、私達はまず酒場で食事をとることにした。
ののとあいぼんは出てくる皿を次々と空にしていく。
「うまいのれす。」
「胃がでかなってもうた。」
「すごい食べっぷりだねー。」
「二人とも、そんなに食べたらまた太るぞ。」
「やせようと思ったらやせないから、太ろうと思ったら太りました。」
「あいぼんがいいこといったのれす。」
いいことか?と私は思ったがとりあえず頷いておいた。
二人はまだメニューを覗いている。どうやらデザートを探している様だ。
「8段アイスはないのれすね。」
「そりゃそうだよ、あれは月光亭のオリジナルだからね。」
「ねえねえ、その8段アイスってなあに?」
「うまいんか?」
梨華ちゃんと加護が興味深々に尋ねてきた。
599 :
辻っ子のお豆さん:01/12/29 03:56 ID:sd97BVVF
「私達の村だけで食べれる特製のアイスなんだ。すっげーうまいの。」
「ののがはつめいしたのれすよ。」
「へー、おいしそう。」
「うちも食べたなってきたで〜」
「そうだ!愛を助け出したら二人ともピース村に遊びに来なよ!」
「そうれすよ、みんなれいっしょに8段アイスたべるのれす!」
「行く行く、絶対行くで!」
「私も!それに二人の生まれ育った村見てみたかったんだ。」
「よーし、約束だぞ!」
私達はテーブルの中央に手を伸ばし、指切りをした。
端から見たらくだらない約束に見えるんだろうけどさ、
私達にとっては本当に大切な約束だったんだ。
絶対に生きて戻るんだ。この4人と、そして助け出した愛の5人で!
この時の私はそうできると信じていたよ。
またあの楽しい毎日が戻ってくると頑なに信じていたんだ。
愛と、ののと、あいぼんと、梨華ちゃんと、皆で一緒に8段アイス食べるんだって。
だから思ってもいなかった。
あんな事になるなんて、この時は少しも思ってもいなかったんだ。
600 :
辻っ子のお豆さん:01/12/29 03:56 ID:sd97BVVF
ハロプロ王国でも、中澤帝国でもない場所。
闇に包まれた空間に彼女の姿があった。
帝国三将軍の一人、福田明日香。
そしてその前に一つの影が浮かび上がる。
「ここまでは計画通りという訳だな、明日香。」
静かに、それでいて力強い口調が、闇の中から聞こえてくる。
闇に包まれている為、福田の方からその姿を見ることはできない。
「はい、つんくは死んだ。後は・・」
「中澤か。」
「ええ、ですがあいつは私が手を下すまでもないでしょう。」
「・・それは、どういう意味だ?」
「私がやらずとも、勇者なっち辺りが勝手に片付けてくれるはずです。」
「フフフ・・勇者なっちか、それもそうだな。」
帝国将軍、その肩書きは偽りの物であった。
この闇に浮かぶ者こそ、福田明日香の真の主にして全ての元凶、魔族の王である。
「つんく、中澤、二人の王が死ねば世界は統べて我が物となる。」
王国と帝国の争い、つんくの死、全ては筋書き通りの物語だったのだ。
全ては闇の思うが侭に・・
601 :
辻っ子のお豆さん:01/12/29 03:57 ID:sd97BVVF
「そう言えば、もう一人勇者を名乗る者が現れた様だが…」
「ああ、あのガキのことですか。城で一度拳を交えましたよ。」
「どうであった?」
「我らの計画には何の障害にもなりません。ただの雑魚でした。」
「そうか、ならば良い。」
「では私はそろそろ帝国に戻りますよ、一応将軍ですので・・」
そう言い残し、福田明日香は闇を後にした。
福田は知らなかった。あの時の辻は空腹であったことを。
福田は知らなかった。辻希美の本当の実力を。
ただの雑魚と罵ったその娘が、後に完璧な筋書きを乱す存在となる事を。
闇に閉ざされたムードを、一変させ得る力を持った少女であるという事を!
福田は知らなかった。
そして、帝国の長い一日は幕を開けた。
1. 勇者のの一行は帝国皇城を正面から突撃した。
2. 裏口からこっそり忍び込んだ。
3. 二手に分かれて侵入した。
2かな
603 :
ねぇ、名乗って:01/12/29 04:07 ID:H1Kkic4K
2で。
絵として面白そうなので2で ああ、明日香・・・
意味深な言葉が沢山・・・
愛救出が目的だから、3がいいんじゃないかな?
2
んー
各々の活躍見たいので
3
戦力分散させると氏にそう・・・
2で
2でお願いします。
>だから思ってもいなかった。
>あんな事になるなんて、この時は少しも思ってもいなかったんだ。
願わくば、「ハッピーエンド」で。
2de
いよいよ核心に迫ってきたか!?
3でお願い
2で。。そろそろ収束するのか?!
たのしみにしてます
このスレは神をも凌駕するのは言うまでも無い
2で♪
614 :
無名でか・・・:01/12/29 12:17 ID:L8pwrzph
インスピでは、装備揃えたのかな?
話しの続きは「2」でお願いします!
あー先が読めない。
プロローグは、誰宛だろ。石川か?
こういう場合は、二手に分けたほうがいいでしょ。
3ですね。
3.
2で
3
3で
3の展開が気になる
621 :
ねぇ、名乗って:01/12/29 16:51 ID:sD9kO0Oa
3でお願いしますっ!!
622 :
621:01/12/29 16:54 ID:sD9kO0Oa
間違えてageてしまいました。
ごめんなさい。
@ノハ@
( ‘д‘)<2で
多分、プロローグは辻の事だろ。
何か先の展開読めるけど何も言わないでおく
3が面白そう
ののたんカッケー
2で。
626 :
ざわ…:01/12/29 19:54 ID:brA7V2Qt
2〜
2
あんな事になるなんて、ですか・・・。
誰か死ぬのはいやだなぁ、3で。
629 :
辻っ子のお豆さん:01/12/30 01:28 ID:PUaM8vor
私達4人は帝国皇城を裏口からこっそり忍び込んだ。
「うまいこと見つからずに忍び込めたな」
「気付かれる前に愛ちゃんをみつけるのれす。」
「よし、行こう。」
なるべく音を立てない様に、皇城の廊下を走る。
「待って、声がするわ。隠れよ。」
梨華の言う通り、前方から二人組の兵士が歩いてきた。
とっさに物置の様な部屋に隠れたので、なんとか気付かれずに済んだ。
「ったく、何で俺達が城で留守番なんだよ。派手に暴れたかったのによ。」
「まあまあ、落ち着いて大谷さん。これも大事な役割ですよ。」
どこかで見た様な二人だった。
「ちぇ、お前はいいよな。昇進して今やキャプテンだもん。」
「ヘヘー、あ、そう言えばさっき将軍が三人とも引き上げてきましたね。」
「ああ、なんでも勇者なっちが攻めて来るからって話だぜ。」
「例のスパイさんの情報ですよね、本当ですかねぇ?」
「さあな、まあ一応用心にこしたことはないだろ・・」
そんな雑談をしながら、二人組の兵士は去っていった。
スパイ?誰の事だろう?
630 :
辻っ子のお豆さん:01/12/30 01:29 ID:PUaM8vor
「私の情報に間違いはないですよ、中澤皇帝陛下。」
スパイ新垣里沙は笑みを浮かべて大袈裟に頭を下げた。
彼女は王を失ったハロプロ王国に素早く見切りをつけ、帝国へと渡っていたのだ。
ハロプロ近衛騎士時代に入手した王国の内部情報を売り渡し、
今度はそのコネで、帝国内でのし上がっていた。
「ああ、優秀なスパイが手に入って、助かったよ。」
その情報によって、この戦争も帝国に有利に進んでいた。
さらにいち早く勇者なっちの情報も入り、戦地から三将軍を呼び戻すことができた。
「勇者なっちごとき、私一人でも十分ですよ。」
将軍の一人、福田明日香が相変わらず不敵な態度で言い張る。
「バカが、お前はあいつの強さを知らないんだ。」
なっちの名を聞き、矢口将軍の顔に焦りが浮かび上がっていた。
矢口は以前なっちと共に戦ったことがあり、その実力は身を持って知っていたのだ。
「なつみが敵に回るとはね、厄介なことになったよ。」
「そんなに強い人なんですか、その人は?」
紺野がオドオドしながら尋ねる。
「ああ、それに紗耶香も一緒なんだろ。二人同時に相手するのは厳しいね。」
「心配御無用です。対策は考えてありますよ。」
そう発したのは、スパイ新垣であった。
631 :
辻っ子のお豆さん:01/12/30 01:29 ID:PUaM8vor
「ほう、何だ言ってみな。」
中澤に許しをもらい、新垣が前に出て発言をする。
「勇者なっちは現在、その剣を失っていて全盛期の力はありません。」
そう、勇者の剣は現在松浦の手にあった。
「さらに奴の弱点とも言うべき存在を見つけました。」
「誰よそれ?」
「ハロプロの王女、石川梨華です。」
「キャハハ、あんた馬鹿?今から姫様捕らえに行くっての?間に合う訳ないでしょ!」
新垣の発言に、矢口が文句をつける。
「いえ、それがなぜかいるんですよ今、この城の中に・・」
「なんだって!ハロプロ王国の王女がか!」
すると新垣は懐から、小さな受信機を取り出した。
「私はあの女に少し恨みがありましてね、超小型の発信機を付けておいたのですよ。
あいつが肌身離さず持ち歩いているペンダントにね。」
その反応は確かに帝国皇城の内部を示していた。
「なるほどね、そのお姫様を捕まえて人質にすりゃなつみも手が出せないって訳か。
よーし、そうとわかりゃすぐに行動だ。行くよ紺野!」
「は、はい!」
恐怖の参謀新垣の策により、吉澤達に危機が迫る。
632 :
辻っ子のお豆さん:01/12/30 01:30 ID:PUaM8vor
「愛、どこにいるんだろう?」
広い城内を進む4人には、危機が間近に迫っている事等知る由もない。
「とりあえず、片っ端から部屋を調べてみようよ。」
「そやな。」
「どこからしらべるれすか?」
目の前には三つの扉があった。
1. 武器倉庫
2. 食堂
3. 紺野の部屋
3で
| ハ@
|‘д‘)<3
|⊂
|
順序と言うか、敵地に攻め込むセオリーで
1
1は正統派で良いんだけど、3でお願いします。
3で
3
639 :
のてせ:01/12/30 02:59 ID:YU2sMW6A
手ぶらじゃないだろうし、ハラペコでもなさそうだし
「3」ですな。
2で。
ののを満腹にしておこう。
641 :
ねぇ、名乗って:01/12/30 04:20 ID:eILJe4KZ
2
紺野の部屋・・・気になる(w
3で。
3
644 :
夢幻夢:01/12/30 08:52 ID:OT1Ybitd
3で。
しかし武器倉庫・食堂・紺野の部屋が並んでるなんて
凄い城だな。紺野一応将軍なのに・・・。
3
646 :
ざわ…:01/12/30 10:54 ID:vXTpoEgZ
3で〜
矢口との対決が近い。ののを満腹にして戦闘体制を・・・と思うのだが・・・
今回は3で(w
3
3−。
3
絶対3♪
食堂もいいが、やっぱこんこんのお部屋が魅力的。
以前、野良猫をおっかけたこんこんに辻加護が救われたのを思い出して、3。
3で♪
3
655 :
。。。:01/12/30 17:52 ID:J5fuk5dD
昨日から娘切草以降全部読んでやっと追いついた。
読み応えがあって面白いです。
死んでるのは寺田とソニンだけか。合掌。
ってか「ハッピーエンド」で紺野ヲタになりつつあるのは俺だけっすか(w
そんなわけで3希望
( ´D`)<3がいいのれす!
2だろ。。オナかいっぱい辻ちゃんです・
あと年末忙しいと思うけど辻豆さんがんばってqq
658 :
辻っ子のお豆さん:01/12/31 01:29 ID:dcwA/QiI
紺野の部屋から調べることにした。
一見ごく普通の女の子の部屋に見えたが、よく見るとおかしな物が転がっている。
空手胴着、茶帯、瓦、サンドバック、金魚の水槽、ドラゴンボール全巻。
「にゃははは、おもしろいのれす。」
「あちょー!」
予想通り辻加護は、瓦を割ったりサンドバック叩いたりして遊び出した。
「クリリンが死んじゃったよ〜。」
梨華ちゃんは漫画を読み出すし、こんな事してる場合じゃないのに・・
と思いつつ、私もパクパクしてる金魚を覗き込んだ。
「二重飛びやで〜!」
するとあいぼんが今度は茶帯で縄跳びを始めた。
「ののにもかしてくらはい。」
「うわ、押すな押すな!」
よろけた二人が背中にぶつかった勢いで、金魚の水槽をぶちまけてしまった。
「やっべ、金魚が死んじゃう。」
「あー、水槽の水で漫画が濡れちゃったよ!」
「あいぼん、茶帯がちぎれてしまったのれす!」
紺野の部屋は地獄絵図と化していた。
「行こか。」
659 :
辻っ子のお豆さん:01/12/31 01:29 ID:dcwA/QiI
廊下に出ると、矢口紺野とばったり鉢合わせしてしまった。
「げっ!」
「あー!お前等はあの時の!」
「あれ、どうして私の部屋から?」
紺野は嫌な予感を察知し、急いで部屋を覗きこむ。
粉々に砕かれ散乱した瓦、穴の空いたサンドバック、水浸しの大好きな漫画。
まるで台風が去った後かのような自分の部屋の姿がそこにあった。
「ここ君の部屋なの、ごめん。金魚死んじゃった。」
プチ・・
「すまんなぁ、茶帯ちぎれてもうた。」
プチ・・
吉澤と加護の弁明に、紺野は固まって動かなくなった。
唯一の友達であったペットの金魚ちゃんが死んだ。
空手家の魂とも言える命より大事な茶帯が引き千切られた。
紺野の精神が崩壊してゆく。
プチン!
「キャハハ、何だよ紺野その変な顔は!」
変な顔して固まる紺野。彼女の中で何かが変わった。
660 :
辻っ子のお豆さん:01/12/31 01:30 ID:dcwA/QiI
ドーン!
大砲のような紺野の正拳突きで加護は吹っ飛んだ。
「あいぼーん!」
次の瞬間、吉澤にも紺野の正拳突きが入り、派手にぶっ飛ばされた。
「よっすぃー!」
石川と辻の叫び声が廊下に響き渡る。
あの吉澤と加護が一撃でダウンしていた。とてつもない破壊力である。
変な顔した紺野は、突きの態勢で固まっている。
「なんだよーお前、やればできんじゃん!」
見直した矢口が紺野の肩をポンと叩く。
ドーン!
大砲のような正拳突きが矢口にも炸裂した。
「こ、紺野・・お前、なんで私ま・・ゲホッ!」
将軍矢口も一撃KOされた。
気がふれた紺野には、すでに敵味方の区別はなかった。
近づく物を破壊し尽くす格闘マシーンと化していたのだ。
その動きは制御不能で、自ら壁に頭をぶつけている。危険すぎる。
そして次のターゲットが残る二人に定められた。
661 :
辻っ子のお豆さん:01/12/31 01:30 ID:dcwA/QiI
変な顔したままの格闘マシーンが、一歩一歩近づいてくる。
「13人が〜か〜りのク〜リス〜マス〜♪」
「訳わかんない歌うたってるよ、どうしよう辻ちゃん。」
「やるしかねーのれす!」
勇者ののと王女梨華に最大の脅威が迫る。
1. 勇者ののの新装備「ピョーンソード」
2. 王女梨華の新魔法「ハッピー!イェーイ!」
3. とんずら
662 :
辻っ子のお豆さん:01/12/31 01:32 ID:dcwA/QiI
これが今年最後の更新かな。
えらいシーンで終ったもんだ。
じゃあみんな、よいお年を。
やった、更新に立ち会えた。
ここはやっぱり1です。
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
辻豆さん、乙。
来年も楽しませてください。
1かな・・・。
2で。
667 :
のてせ:01/12/31 02:04 ID:FRDpdpqj
>辻豆さん
ご苦労様でした、そして「コンゴトモヨロシク……」
逃げ切れなさそうだし、イタそうな魔法だし、加護いないし……
「1」かな。
やはり紺野は只者じゃなかった・・・(w
FFでトンベリと遭遇したときのような恐怖感を感じます。
ここは2で。 辻豆さん、よいお年を。
2 見たい
1はもう少しとっておいて欲しいので、2で。
辻豆さん、来年も頑張って下さい。
辻豆さん、今年1年ご苦労様でした。
新年から、ののを見たいので
1
ピョーンソードをここで使うのはなぁ・・・
クライマックスで炸裂するのを期待。
2で!
よし。3だ。
2で♪
辻豆さんも良いお年を♪
| ハ@
|‘д‘)<1やね
|⊂ 良いお年を >>辻豆さん&みなさん
|
2でお願いしたい。なんか期待できそう。
2で
678 :
。。。:01/12/31 15:42 ID:BGgzVu9U
矢口までぶっ飛ばすとは・・・
完全に悟空の大猿ぢゃねぇか(w
やっぱ1はもったいないので2♪
ただコレやると紺野味方になっちまうかも。
2で〜
2かな
来年は今年よりも、(自分も含めて)少しだけでもHAPPYに過ごせますよ〜に!
みなさんよいお年を(^0^)~~~~~~
( ^▽^)<2で 辻豆さんもみなさんも「ハッピー! イェーイ!」
1かなぁ。
よいお年を。
あけおめ!
辻っ子さん、加護っ子さんも良いお年を・・・
1はあとのお楽しみってことで2でお願いします
うんと3
3だと別れちゃうかな。て訳で1。
1
あけました\(^〇^)/
2でお願いします。はっぴ〜♪
3。
危険過ぎるぜ!
2で!
明けましておめれとうございまふ。
新年は是非、ののの活躍から始まって欲しいのれ1!
しかし、紺野の部屋は面白いかったな。
選んでよかったぜ。
ドラゴンボールといえば、最近、TVであややを見るとランチさんを思い出す、今日この頃。
くしゃみ一発ブラックあやや〜、みたいな。
691 :
辻っ子のお豆さん:02/01/01 23:52 ID:aLocvHzB
( ´D`)<あけましたれすね。
サウンドノベル4「ハッピーエンド」今年も応援よろしくお願いします!
2de
693 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 01:10 ID:srEyUnaQ
王女梨華の新全体回復魔法「ハッピー!イェーイ!」
ハッピーがみんなを包む。吉澤と加護は復活した。
「おおっ!元気が戻ったで〜!」
「梨華ちゃん、すげー!」
「良かった、うまくいった。ハッピー!」
だが喜んでばかりもいられない、格闘マシーン紺野が再び迫って来る。
「ここは逃げた方が良さそうだね。」
4人は一斉に回れ右して走り出した。
すぐ近くにあった食堂に入って、扉の鍵を閉める。
「フゥーこれで一安心・・」
メキメキ!
なんとコンコンは扉を突き破って中へ侵入してきた。
「嘘だろ!なんだよこいつは!」
私達はそれぞれに目に付いたドアから一目散に逃げ出した。
「ハアハア、ここまでくればもうあんしんれすね。」
辻は中庭の様な所まで逃げ延びた。
他の皆の姿が見えない。どうやら逃げるのに夢中ではぐれてしまったみたいだ。
「よっすぃー!あいぼーん!梨華ちゃーん!」
辻は急に心細くなって皆の名を叫んだ。
694 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 01:10 ID:srEyUnaQ
ガサッ・・
草むらから人の気配を感じ、辻は振り返った。
「13人が〜か〜り〜の〜お正月♪」
その声は暴走紺野のものであった。
よりによって自分の所へ追いかけてくるなんて、なんてついてないんだと思った。
でも逆に考えれば、他の三人は無事に逃げる事ができたという事だ。
私がこいつを倒せばそれで万事解決である。
辻は覚悟を決め、ピョーンソードを持ち直し構えた。
ここなら広いから、思う存分この剣の力を発揮できる。
接近戦に持ち込まれる前に倒せば勝機がみえると考えた。
例え接近戦に持ち込まれたとしても、辻には自慢の腹がある。
「まけないれすよ!」
勇者ののvs暴走コンコン
全てを打ち抜く紺野の正拳突き。
全てをはね返す辻の腹。
常識を覆した者同士二人、矛盾する激突。
ある意味究極の戦いが今ここに実現した。
695 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 01:11 ID:srEyUnaQ
その頃、加護と石川は城の廊下をさまよっていた。
「よっすぃーと辻ちゃん、ちゃんと逃げれたかなぁ。」
「アイツ等の事や、多分大丈夫やと思うけど、やっぱ心配やな。」
この二人はたまたま同じ方向に逃げたので、はぐれることはなかったのだ。
二人が階段を上ると、目の前に大きな扉があった。
「なんやろここ、開けてみよか。」
石川の返事を聞く前に、加護はすでに扉に手をかけていた。
扉を開けると、そこには豪勢な王座の間が広がっていた。
「ようこそ、ハロプロ王女梨華殿、そしてもう一人のアイちゃん。」
趣味の悪い宝石で彩られた王座に、一人の女が座っていた。
「なんやお前?」
「はじめましてやな、私が中澤帝国皇帝の中澤裕子よ。」
皇帝中澤はゆっくりと立ち上がり、貫禄に満ち溢れた顔で二人を見下ろす。
「あ、あなたが、帝国の頂点の…」
そのあまりの風格に石川は少し気押された。
そして中澤の横には見覚えのある娘が二人並んでいた。
帝国三将軍の一人、福田明日香。
もう一人は数日前まで近衛騎士として王国にいたはずの少女、新垣里沙。
696 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 01:11 ID:srEyUnaQ
辻、加護、石川、それぞれに危険な遭遇が起きていた頃、
吉澤ひとみは食堂の隣の武器倉庫で休んでいた。
「まいったな、みんなと離れ離れになっちゃったよ。」
この広い城の中で探すのはかなり大変である。
「まぁいいや、あの紺野ってのもいなくなったみたいだし、そろそろ行くか。」
よっすぃーは勢いよく跳ね起きた。
1. 中庭へ行こう。
2. 上の階へ上がろう。
3. 行く前に、この部屋で何か調達しよう。
一番のり!
3。
おめでとうございます。
作者さんの更なる飛躍を願いまして・・・3で。
3で
1de!!!
ののVSコンコン(・∀・)イイ!!
3で。
702 :
のてせ:02/01/02 01:27 ID:EePtVRrD
あけま(略
行きがけの駄賃、「3」で。
明けましておめでとうございます。
3でお願いします。
すべてを通す槍、全てを防ぐ盾
すなわち矛盾と言う。
ののとこんこんの存在こそ矛盾か・・・
で3
やっぱり、3でしょう。
( ´D`)<あけましておめれとうごらいます。3なのれす
707 :
夢幻夢:02/01/02 09:16 ID:PuukPPSC
あけましておめ(略
3で
しかし敵の城ででっかい扉見つけたら開けないでしょう。
ナマ言ってごめんなさい
あけおめことよろ3
あけおめです。ことよろです。
とりあえず3
多勢に無勢なので、3でお願いします。
711 :
710:02/01/02 11:58 ID:t+twGRq/
間違えた、2です。スンマソ
かノハぼ
( ‘д‘)<1で
あけおめ >> 辻豆さん&みなさん
3、今年も頑張ってください。
明けましておめでとうです。
2で♪
未知との遭遇を期待して2。
716 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 19:15 ID:dyMT+BmX
行く前にこの部屋で何か調達しよう。
そう思った私は部屋の中を見渡したが、特にめぼしい物は見当たらなかった。
やっぱり戦争中だから良い武器はほとんど残ってないのだろう。
あきらめて部屋を出ようと出口に向かうと、扉の脇に小さな箱を見つけた。
「なんだろう?」
箱を開けると中には好物のベーグルが入っていた。
「やった!ラッキー!」
私はベーグルを荷物袋の中にしまって、武器倉庫を後にした。
「ううぅ、イテテ・・あ、お前!」
廊下に出ると、将軍矢口がちょうど目を覚ました所だった。
まずったな、もっと早く武器倉庫を出ていれば気付かれずに済んだのに。
でも過ぎた事を悔やんでも仕方ない、勝負だ。
「崖から落としたのに生きてるとわね、今度は確実に殺してやるよ!」
「それはこっちのセリフだ!お前は絶対許さないからな!」
愛を誘拐し、ののを殺しかけ、私も殺されかけた一番の宿敵である。
思えばこの旅も、こいつが村を襲撃したことから始まったんだ。
あれから私も強くなった。もう前みたいにやられっぱなしじゃないぞ。
ついに因縁の宿敵、矢口との決着を着けるときが来た。
717 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 19:16 ID:dyMT+BmX
矢口はその性格上、出し惜しみすることはない。
はなから最大の技を放ち、一気に勝負を決めに入るタイプである。
そして今回も、もはや定番となったあの構えから入る。
「セクシービーム!!」
これまでの対戦で、吉澤はそれを知っていたので対策もあった。
「飛行機!」
飛行機の形をとり、素早さが大幅アップ!
見事セクシービームを避けてみせた。
「今度はこっちの番だ!プッチ!」
「何!」
吉澤ひとみも最大の奥義で応戦する。プッチバージョン3「恋にKO」発動!
だが、ちっちゃな矢口はその身軽さでプッチを軽々と躱した。
「あっれー、やっぱ隙をついて撃たなきゃ駄目か。」
「おい!お前がどうしてプッチを使えるんだ?」
プッチを見て、矢口は驚きを隠せなかった。その威力を知っているからだ。
「師匠に教わったんだよ。」
「師匠だって!まさか紗耶香・・市井紗耶香か?」
意外な相手から師の名前が出た事に吉澤も驚いた。
718 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 19:16 ID:dyMT+BmX
1F武器倉庫前廊下にて、吉澤vs矢口
帝国皇城中庭にて、辻vs紺野
そして最後の衝突がここ、王座の間にて始まろうとしていた。
加護と石川の前に立ち塞がるのは皇帝中澤、将軍福田、そして新垣。
「どうして貴方がここにいるの、答えなさい新垣!」
石川は元自国の騎士であった娘が、どうしてこの場にいるのか理解できなかった。
「つんくのいないハロプロ等、クズの集まりでしかないでしょ。
世の中長い物に巻かれろって事なの、おわかり世間知らずのお姫様。」
微笑を浮かべた新垣が、淡々と答える。
「それで裏切ったというの、酷い。」
「わかりゃしねえよ、てめえみたいな上品なお嬢様にはよ!」
相変わらず不愉快な石川の態度に、新垣は怒りを露わにした。
貧しい家庭で育った彼女は、現実の厳しさというものを身を持って知っていた。
生きていく為には、金を得る為には、地位を得る為には、
コネを使おうが、誰かを裏切ろうが知った事じゃないんだ。
どっかのお姫様みたいに、奇麗事だけで生きていける程甘くないんだよ。
「邪魔者もいないみたいです、予定通り捕らえましょう。皇帝陛下。」
怒りを内に秘め、新垣は中澤にそう告げた。
719 :
辻っ子のお豆さん:02/01/02 19:16 ID:dyMT+BmX
「ちょっと待てや〜!お前等の好きにはさせへんで〜!」
ミカからぶんどった鎖鎌を振り回し、あいぼんが吠える。
「加護ちゃん。」
「下がっとれや姫さん。ここはうちが相手したる。」
その姿を見て、皇帝中澤が面白そうに笑い出す。
「アハハハハハハ、用があるのは石川よりもむしろあんたの方やで、亜依ちゃん。」
「なんやて?」
「ようやく二人のアイが揃う時が来たんや。」
中澤は大袈裟に腕を広げ、古より伝わる伝承を語り始める。
「二つのアイ、一つになる時、究極魔法発動す。」
究極魔法、その力は一つの国を一瞬で消し去る程と云われている。
ようやく加護は理解した。今まで自分が帝国に狙われていた訳を。
「さあ、私の元へ来い、加護亜依。」
中澤の魔の手が加護に迫る。その時石川は・・
1. 加護の手を引いて、その場を逃げ出した。
2. 加護と二人で戦う意志を固めた。
3. 自分一人で逃げ出した。
バラバラになってしまった今はまずい。石川は冷静になるべき。1.で
ベーグルget・・・3選んでおいてよかった。
3.
1じゃのう
戦え!何を!?人生を!の2で。
LOVEストーリーズねたもキボンヌ
かノハぼ
( ‘д‘)<今は1で
725 :
ざわ…:02/01/02 21:33 ID:NwgN9+/i
1〜
1で
あ〜どーしよー
1・・・かなぁ?
1で
1っす
ここは1で。辻着物萌えた〜♪
中澤と福田に対して鎖鎌とハッピー!イェーイ!じゃあ、勝ち目はないでしょう。
危険なので1。
加護には確かとんずらがあったはず。
あー、また難しいですねぇ。
2だと死にそうなんで1でお願いします。
1de
1ですね
1ですわ。
1っす。
1
( ´D`)<2なのれす!
1で♪
究極魔法の名前がどうなるのか、今から楽しみです。
…でも、これを発動させたらダメなのか。。
1で〜
なんか佳境に来たって感じ。まずは3で
3。
743 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 00:35 ID:S1JiJ660
石川は加護の手を引いて、その場を逃げ出した。
「待て!追うぞ福田!逃がすな!」
皇帝中澤が将軍福田を引き連れて、逃げる二人を追いかける。
「どいたどいた!はいからさんのお通りやで〜!」
二人は驚く帝国兵を尻目に廊下を駆け抜ける。
最初は加護を引っ張っていた石川だったが、今は加護に引っ張られていた。
「ねえ、道分かってるの?加護ちゃん。」
「適当や、適当。考えてる場合やないやろ。」
しかし追う中澤は気付いていた、加護があの部屋の方へと走っていることを。
「偶然か、それとも運命が二人を引き寄せているのか。」
加護と石川は、真っ直ぐに高橋愛の居る部屋へと向かっていた。
トクン・・
城の最上階へと通じる階段の前で加護は不思議な鼓動を感じた。
「なんやろ、この感覚は?」
「どうしたの加護ちゃん、急に止まって?」
「ええい、こっちや姫さん!」
「えっ!」
加護は石川の手を引いて、階段を上り出した。
744 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 00:36 ID:S1JiJ660
中庭に暗雲が渦巻く。
もう誰にも彼女を止めることはできない、暴走格闘王紺野。
存在そのものが奇跡、可能性∞、お腹いっぱい無敵の勇者辻。
人知を無視したその闘いが始まった。
先手必勝!辻が長く伸びたピョーンソードを振り下ろす。
だがなんと、紺野はそれを手刀で薙ぎ払う。そしてすぐさま辻の懐へと飛び込んだ。
ドーン!
一撃必殺!紺野の正拳突きが完全に辻の腹をとらえた。
そのあまりの破壊力に辻は体ごと吹き飛ばされた。
ばい〜ん!
だが、あらゆる攻撃をはね返す辻の腹によって、同じ衝撃が紺野にも伝わった。
そして紺野も同様に後方へと吹き飛ばされた。
相打ち。だが二人ともすぐに跳ね起きてまたぶつかる。
ドーン!ばい〜ん!
ドーン!ばい〜ん!
ドーン!ばい〜ん!
ドーン!ばい〜ん!
どうやら長期戦になりそうである。
745 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 00:36 ID:S1JiJ660
もう一つの闘い、吉澤vs矢口は動きが止まっていた。
互いの最大奥義が外れ、そこで市井紗耶香の名があがっていたのだ。
「どうしてお前が師匠の名前知ってんだよ!」
「紗耶香とは昔ちょっとつるんでた事があってね。」
そこで吉澤は、市井と飯田の昔話を思い出した。
勇者なっちと師匠と飯田さんとマリって人の4人で暗黒竜を倒した話。
「まさか、お前がマリマリマリー?」
「そうよー、伝説の英雄矢口真里様よ。恐れ入った?」
「そんな人がどうして帝国なんかにいるのさ?」
「別に関係ないでしょ、マリーは元々帝国の人間だったし。」
「一緒に旅したんだろ、仲間じゃないのかよ?」
「あの頃はまだ戦争は始まってなかったしね、でも今は違う。」
「おかしいよ、そんなのって!」
「大人には大人の事情があるのよ。さぁ、おしゃべりはここまで・・」
矢口が再び戦闘の構えをとる。
吉澤は単純だから大人の事情とか、そんなややこしいことよくわからなかった。
だから難しい事考えるのは辞める事にした。わかることをする!
「愛を助ける為にお前をぶっ倒す!」
746 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 00:37 ID:S1JiJ660
「パッパラパーのアチャー!」
矢口のもう一つの必殺技で第2ラウンドが始まった。
以前はこの技に手も足も出なかったが今は違う。
成長した吉澤は、これに耐えるだけの体力とスタミナを持ち合わせていた。
そのあまりの成長に矢口は驚いた。
最初にピース村で見た時は唯の平凡なガキだった。
それがこんな短期間でここまでの実力者になろうとは想像もできなかった。
だがまだ負ける訳にはいかない。矢口のプライドに火が点く。
「こいつはどうだ!」
矢口の拳が吉澤の体に6連弾で打ち込まれた。
「秘技・四国六県!」
あまりのダメージに吉澤の意識は遠のいていく。
やっぱり勝てないの、嫌だそんなの。負ける訳にはいかないんだ。
薄れゆく意識の中で、吉澤の脳裏にある言葉が浮かび上がった。
四国の県名といえば・・
1. 愛媛、香川、徳島、高知
2. 九州
3. クリントン
747 :
ねぇ、名乗って:02/01/04 00:39 ID:7bLPTRzi
(0^〜^0)<2!吸収!
2で!
(0T〜T0)<ゴメン・・・sageだったね・・・
(0^〜^0)<ソビエト!
と言いたいところだが2で
もちろん、2で
これはある意味、もっとも難しい設問W
3でw
そりゃ2でしょ
2でしょ。
・・・辻豆さんの意図するところがわからない・・・
3で(笑
ぜったい2
2ですね。
2しかないでしょ(w
新鮮なネタを、こんな大事な場面で使うなんて・・・
辻豆さん凄すぎ(w
759 :
のてせ:02/01/04 02:27 ID:p3F/Z4td
よっすぃ本人と辻豆さんに感謝(w
「2」を。
臣又
延 賀新年 も入れて欲しかったが(w
辻豆さんに敬意を表して2
↑うわ、新参甚だしいな・・・
2っす。
3だ!
かノハぼ
( ‘д‘)<「秘技・四国六県!」おもろいわ〜
選択は1で
1darobaka///
2で♪
767 :
ねぇ、名乗って:02/01/04 14:02 ID:a/rMbkek
ここはやっぱり2でしょ。
≫767
いい!また次回作も期待してます!
あの〜、スキル無しの私がお願いするのもずうずうしい話ですが...
街れすか、むすめたちの夜のサウンドノベルを作っていただけないでしょうか?
767さんなら素晴らしいものができると思います!
あくまで希望ですので、無理そうなら読み流していただいて結構です。
辻豆サンお久しぶりです。
私、街れすの途中からハッピーエンドの
序盤にかけて読ませて頂いてたものです。
また久々に読めてホントに感激です。
あんたすげぇよ…。
てことで1で。
>>535 超亀レスながら感激しました。
>>767 え?娘達ってこんだけ?
タイトルから進まないんだけど…
2でしょう
772 :
767:02/01/04 17:44 ID:a/rMbkek
>>768 いや俺はコピペしただけで、ホントにすごいのは535さんです.
773 :
三村:02/01/04 18:59 ID:8Bixbrgz
皇帝自ら走ってるよ!!(w
ドーン!ばい〜ん!
ドーン!ばい〜ん!
ドーン!ばい〜ん!
ドーン!ばい〜ん! おもしれーよ!!(w
774 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 22:20 ID:wfzyDdta
四国の県名と言えば九州?
薄れ行く意識の中で、一つの答えが導き出された。
「とどめだ!四国六県!」
矢口の荒技が再び吉澤に襲い掛かる。
その時、吉澤の最後の力が奇跡を起こした。
「九州!」
吉澤は攻撃する矢口の片腕を掴み、そのまま一本背負いの様に床に叩き付けた。
「うわああああああ!!!」
全体重のせたその技で、小さい矢口は激しい衝撃を受け、気を失った。
吉澤の起死回生の技(ボケ)が、矢口の技(ボケ)の上をいったのだ。
矢口会心のボケを上回ったのは、アホ帝王の吉澤だからこそ成せる業だった。
「へへっ、勝っちゃった。」
あの宿敵矢口を倒した。自分でも信じられなかった。
「早く皆と合流しないと・・」
吉澤は立ち上がろうとするが体が言う事を聞かず、そのまま前のめりに倒れた。
早く…行かないと…
だが矢口との死闘でもう吉澤に起き上がる力すら残されていなかったのだ。
その時、首に下げたあのペンダントが輝きだした。
775 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 22:20 ID:wfzyDdta
「よっすぃーとののちゃん、今頃どうしてるやろ。」
城の最上階にある隔離された一室に、高橋愛はいた。
部屋に設けられた小さな窓から外の景色を眺め、ため息をつく。
彼女はもう一ヶ月以上もここに閉じ込められたままであった。
「なんで私だけこんな目に合わなきゃいけないんやって。もう嫌やよー。」
たった一人、涙で服の裾を濡らす。
この過酷な環境が彼女から笑顔を奪っていた。
「待っててね、愛。私必ず強くなって愛を助けに行くから。」
「ののもれす!ののも強くなるれす!」
思い出すのは、別れ際の二人の約束。
高橋はこの約束だけを唯一の希望と信じて待っていた。
ガチャガチャ!
ふいにドアのノブが激しい音を立てて動き出す。
「誰!?」
この部屋を訪れるのは将軍なのに食事係の紺野くらいであった。
でも彼女は必ず丁寧にノックしてから鍵を開ける。
この様な騒々しい開け方をしたりはしない。
高橋が困惑していると、扉の向こうから女の子の声が聞こえてきた。
776 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 22:21 ID:wfzyDdta
「加護ちゃん、早くしないと追いつかれちゃうよ!」
「まあ慌てないで、この程度の鍵、盗賊のうちにかかればちょろいもんやで。」
言った通り、あっという間に加護は針金一本で器用に鍵を開けた。
扉を開くと、部屋の中にはびっくりした顔の娘がいた。
「あなたが愛ちゃんね!」
石川はその娘の顔を見て確信した。
ペンダントで、彼女が吉澤・辻といっしょにいた娘だと知っていたからだ。
「ど、どうして私の名前知ってるんですか?」
「うち等、ののとよっすぃーの仲間や。助けにきたで!」
「え!二人もいるの!?」
「うん、今ははぐれちゃったけど、この城のどこかにいるはずよ。」
よっすぃーとののちゃんが本当に来てくれた!
高橋は信じられない気持ちで胸がいっぱいになった。早く二人に会いたい。
「とにかく今は逃げるのが先やで。」
加護が高橋の手をとって、脱出を促す。
トクン・・
すると、つながれた愛と亜依の手の間で不思議な鼓動が起きた。
二人は驚いて手を離し、互いに顔を見合わせる。
777 :
辻っ子のお豆さん:02/01/04 22:22 ID:wfzyDdta
「何やって今の?ピリって変な感じしたよ。」
「まさか、これがあのおばちゃんがゆうてた奴か?」
立ち止まる加護と高橋を見て、石川が急かす。
「どうしたの二人とも?急がないとあいつらが・・!」
「もう遅い。」
扉の前に邪悪な笑みを浮かべた中澤皇帝が立ち塞がっていた。
その横には無表情の福田明日香が控えている。
「ようやく究極魔法を我が物にする時が来たか。」
中澤がゆっくりと三人に近寄っていく。
敵は二人。バラバラに動けば誰か一人くらい逃げる事ができるかもしれない。
石川は加護と高橋に目配せで合図を送った。
1. 石川を逃がす
2. 加護を逃がす
3. 高橋を逃がす
かノハぼ
( ‘д‘)<1
愛ちゃんを助けに来たんだから3かな。
ハワイに行ったときはみんなチーム決めで
「吉澤頭いいから欲しい」って言ってたのに・・・。
1で.
3!
3かな
3でGO!
3で
1
戦えない者が居ても仕方ない。
3で。
3.
3。一番頼りないし。
( ´D`)y-~~~~1でいくのれす
クリントンの犬が・・・
ここは1で
石川が合図送って石川を逃がすって不自然だよね…
3お願いします
うーん・・・3かな
3でお願い。
3ですな。
ページ更新しました。
興味のある方はどうぞ。
1ですな。
究極魔法で打破。
2de
3で♪
遅ればせながら、辻豆さんあけおめです。
今年も期待してます。
3で。
799 :
のてせ:02/01/05 16:27 ID:K+2sd/Jo
加護なら捕まっても大丈夫そう
よっすぃは自前で回復できそう
ということで「3」を。
800 :
三村:02/01/05 18:14 ID:/xA4tkOv
>>773の三村です。
選択肢書き忘れで新氏みたいになってしまいました。
まことに申し訳ありません。今回は3で。
3
802 :
ねぇ、名乗って:02/01/05 23:27 ID:QhxcMLJB
3だろ
3を。
804 :
辻っ子のお豆さん:02/01/05 23:54 ID:xYhwnEwb
高橋を逃がす。
石川も加護も考えは同じであった。
二人は知っていた。吉澤と辻が彼女を救う為にどれだけの苦難を乗り越えてきたかを。
そんな気持ちに応えたかったのだ。たとえ我が身を犠牲にしてでも・・
梨華は聳え立つ中澤に飛び掛かり抱きかかえた。
同様にあいぼんも福田明日香を押え込んだ。
「逃げて!愛ちゃん!」
「ののとよっすぃーの所まで急ぐんや!」
「で、でも、そしたらあなた達が・・」
「いいから行けー!!」
二人の覚悟が、身を震わす愛の胸に伝わった。
「わかった。ありがとう!」
高橋は部屋を飛び出した。それを見て中澤が荒れる。
「くっそー、この小娘が!離せ!」
「なんだ、コノヤロー!」
梨華は猪木で対抗した。しかし中澤姉さんの眼光一閃ですぐにアゴを引っ込めた。
「ごめんなさい、チャーミーペコリ。」
「アハハおもろいなぁ、って言う訳ないやろ!追え福田!」
805 :
辻っ子のお豆さん:02/01/05 23:54 ID:xYhwnEwb
「行かさへんでぇ〜!」
加護は死にもの狂いで福田を押え込む。
しかし福田は無表情のまま、そんな加護を軽々と持ち上げる。
そして思いっきり地面に叩き付けた。
鈍い音が部屋中に響く。
「加護ちゃん・・」
梨華が呼びかけるが、加護はピクリとも動かない。
そのまま福田は高橋を追って部屋を飛び出した。
「ハァハァハァ」
ずっとあの部屋に閉じ込められていた愛にとっては、走る事すら苦痛である。
それでも愛は、ふらつく足に力をこめ一歩一歩前へ伸ばす。
よっすぃーに会いたい気持ち。ののに会いたい気持ち。
身を賭して自分を助けてくれたあの二人への感謝の気持ち。
それらが高橋愛を動かしていた。
しかし無情にも、後ろから福田が凄いスピードで追いかけてきた。
やだよ、来ないで、誰か、助けて!
「のの〜!よっすぃ〜!」
追いつめられた愛は、大切な幼なじみの名を叫んだ。
806 :
辻っ子のお豆さん:02/01/05 23:55 ID:xYhwnEwb
その声が、中庭で紺野と死闘を繰り広げる辻の耳に届いた。
「いま、愛ちゃんの声らしたのれす!」
辻は急いで起き上がり、辺りを見渡した。
「ろこれすかー?愛ちゃーん!ののはここれーす!」
返事はない。確認する間もない。再び紺野が迫ってくる。
「もうおまえのあいてしてるらあいらないのれす。」
どこからか台を取り出して二人の間に勢い良く置いた辻は、腕を出して叫んだ。
「腕相撲でけっちゃくをつけるれすよ!」
普通なら、そんな身勝手な勝負に乗りはしないだろう。
だが紺野の格闘家魂が引く事を許しはしなかった。
台の上に肘を叩き付け、手と手を組み合わす。レディーゴー!
「10年はやいのれす。」
勝負は一瞬で終った。辻が紺野を秒殺した。
完全なる敗北が、暴走していた紺野の意識を元へと戻した。
「負けた・・やっぱり私は落ちこぼれだから・・」
「そんなことないれすよ、ののらっておちころれらけろ勇者らもん。」
「ののさん…」
紺野の目には、落ちこぼれだけど強く生きる辻が輝いて見えた。
この人についていこう。この人を目指そう。紺野に新しい道が開けた。
807 :
辻っ子のお豆さん:02/01/05 23:55 ID:xYhwnEwb
高橋の部屋での一部始終を吉澤はその目で見ていた。
首に掛けたペンダントが石川のペンダントの空間を映し出したのだ。
そこにはあった。ずっと追い求めてきた想い人の姿が。
「愛・・」
さらに上の階から微かに愛の声が聞こえた。
「のの〜!よっすぃ〜!」
愛が呼んでいる。助けを求めている。行かなくちゃ!
吉澤は満身相違の体に力を込めた。
しかし矢口戦のダメージが体の自由を阻む。
1. やっぱり無理だ。ごめんね愛。
2. さっき見つけたベーグルを食べる。
3. 根性だ!気合で起き上がるんだ!
あえて1
2でよろしく
2って何か元ネタがあるんですか?
根性&気合がよっすぃ〜らしいんで3。
2!
2
よっすぃにはやはり気合いが似合う、よって3で。
わからんが、2
2
よっすぃーといえばベーグル
ドラえもんのドラ焼きみたいなものですか
2
3で
818 :
ねぇ、名乗って:02/01/06 01:47 ID:rBBNavuI
2で!
ごめんsage忘れた…
3でお願いします。
う〜ん、2かな・・・
2にきまってる
823 :
のてせ:02/01/06 05:07 ID:3vXk59t+
加護ちゃん大丈夫かなぁ……
「2」です。
2じゃのぅ
やっぱ腕相撲来たか(w
ここは2。
当たり前すぎていやだけど
2で
2で
正直、チト長いな。
ソロソロ別の話が読みたくなってきたよ。
>>828 やや同意。みんなでやいやい推理してた頃が懐かしいw
選択肢はあえて1で
830 :
ねぇ、名乗って:02/01/06 07:10 ID:Z86rhLof
2ッス
2で。
>>829 そうか?漏れはこの話好きだな。
推理モノは3つ続いてあったからこういうのもいんでない?
( ´D`)ノ<2でいくのれす!
833 :
夢幻夢:02/01/06 09:49 ID:0B60JWTD
紺野仲間になったと解釈して良いのかな?
紺野萌えの僕としてはうれしいかぎりです。
>>828 僕は逆にこの話が終わってほしくないな。
辻豆さんガンバ! 2で。
んーーーー…
2かな
2で♪
836 :
ねぇ、名乗って:02/01/06 17:09 ID:++B4DDBd
かノハぼ
( ‘д‘)<2
838 :
ねぇ、名乗って:02/01/06 20:17 ID:6iyKuWgW
2!!
>>836 まだ生きていたんだな。で、何を推理するよ?
げ、またageちまった… スマソ
そりゃあ2でしょ
2で。。。がんばって!加護は死んだのかなー???
842 :
辻っ子のお豆さん:02/01/06 22:20 ID:RWnNFwWX
さっき見つけたベーグルを食べる。
モグモグ、ベーグル大好き。元気が戻ってきたぞ。
「待ってろ、愛!」
私は階段を見つけ上へと急いだ。
最上階まで昇ると窓の外から愛の声が聞こえてきた。
「よっすぃー!ののー!」
中庭を挟んだ向かい側の屋根の上に、福田明日香に追われる愛の姿が見えた。
私は窓から身を乗り出し、愛の名を叫んだ。
「愛―――――――――――――!!!!」
「よっすぃー?よっすぃーなの?よっすぃ――――――――――――!!」
やっと見つけた。やっと会えた。愛だ。本物の愛だ。
「今行くよー!愛―――――――――――――!!!!」
私は無我夢中で窓に足を掛け、向こう側へと思いっきり飛んだ。
「馬鹿め死ぬ気か、10m以上あるのだ届く訳がない。」
だが福田には想像もできない奇跡が、目の前で現実の物となる。
地上から一本の剣がすごい勢いで伸びてきたのだ。
「飛ぶれす!よっすぃー!」
吉澤は剣の柄を足場にさらにもう一段ジャンプした。
843 :
辻っ子のお豆さん:02/01/06 22:20 ID:RWnNFwWX
「愛―――――――――――――――!!!」
私は愛に向かって手をいっぱいに伸ばした。
「よっすぃ――――――――――――――!!!」
愛も屋上のギリギリから身を出し、手を伸ばす。
奇跡は起きた。二人の手が空中で繋がった。
そのまま愛に引っ張られて、私達は屋上へ転がりこんだ。
目の前に涙でくしゃくしゃになった愛の顔がある。
「遅いよ、バカ・・」
「うん。」
「ずっと待ってたんやからね・・」
「うん。」
「もうこのまま会えないかもってすっごい心配したんやよ。」
「うん。」
「・・ありがと。」
「うん。」
私は泣きじゃくる愛を思いっきり抱きしめた。
初めて見た愛の涙は、どんなものより美しく見えた。
ずっとずっと待ち焦がれたこの瞬間が、ようやく訪れたんだ。
844 :
辻っ子のお豆さん:02/01/06 22:21 ID:RWnNFwWX
「愛ちゃーん!!」
中庭からピョーンソードが再び伸びてくる。辻希美を乗せて。
「ののー!!」
ののは屋上に着くなりすぐに、私達の方へ飛び込んできた。
「フワ〜ン!あいたかったよ〜愛ちゃーん!!」
「私も会いたかったよ、ありがとうねののちゃん。本当にありがとうね。」
ののも泣きながら愛と抱き合った。
ピース村の仲良し三人組がようやくここに再会した。
「のの、ナイスアシストだったぜ。」
「てへてへ、キラーパスれす。」
そうやって照れながら、ののは涙眼で微笑む。
ののと一緒ならどんな奇跡でも起こせる気がする。
もう未来の勇者じゃないよ、私にとっては誰よりかっけー勇者だよ。
一番愛する友達と、一番かっけー友達に囲まれて、私は幸せを噛み締めた。
いや、噛み締めるにはまだ少し早いね。
眼前に最後の帝国将軍、福田明日香が憮然と私達を見下ろしている。
こいつとの決着を着けなきゃ、まだ喜ぶのは早い。
これが最後の戦いだ。そんな気持ちで私は再び拳を握った。
845 :
辻っ子のお豆さん:02/01/06 22:21 ID:RWnNFwWX
「愛は下がってて。のの、行くよ。」
「へい、約束通り強くなったところをみせてあれるのれす。」
「がんばって、ののちゃん、よっすぃー。」
私とののは福田明日香の前に立った。
「感動の再会は済んだか、これでもうこの世に未練はないだろう。殺す。」
無表情、それでいて殺気に満ちた視線で福田は語る。
ハロプロ城ではまるで相手にならなかった。でも今は違う。
「もう負けねーのれす!」
「お前を倒して、皆でピース村に帰るんだ!」
1. 一気に終らせる。プッチとピョーンソードのダブル攻撃
2. 確実な試合運び。私は攻撃、ののは防御に専念させる。
3. あせりは禁物。まずは冷静に相手の出方を窺う。
久々に更新に立ち会えた。
1で、一気に終わらせる。
石川、加護組が心配だ。
847 :
夢幻夢:02/01/06 22:28 ID:90PE4gum
それでも勝てない気がするけど1で。
かノハぼ
(σ‘д‘)σ <1
1で
850 :
ペプシキング:02/01/06 23:28 ID:eVWJKj2Z
1で。
申し訳ねぇ…
ageちまった。
辻の腹を盾にしよう(w
2
(σ´D`)σ<まねて1なのれす
意外とドラマチックな展開になりそうな2。
2にしておくか。
3辺りで
2で
1は危険な気がする。
2で。
1で辻or高橋の死亡きぼん
3で相手のでかたを・・・
とりあえず、正月だし景気よく派手に行きたい。1。
う、うぅ〜む。迷うなぁ… 1、かなぁ!?
2だよ!
この流れ・テンションならいける!
1!
2で♪
のののお腹が一杯のウチはこれで大丈夫でしょう。
866 :
ざわ…:02/01/07 11:26 ID:O3ggvNYi
2で〜
福田って打撃技効かない気がする
3
868 :
名無し:02/01/07 15:53 ID:lmXA4dgd
2de.
2で
3ではダメかのぅ
2de
3人の再会に涙した漏れは逝ったほうが良いですか?
迷うが1で。
どうでもいいよ・・・・・3で
適材適所で2だ
なんか、話長いとか、どうでもいいって言ってる厨房
帰っていいよ
話書くのがどんなにたいへんかわかってんのか?
それに新作書けとか安易に言うな!
辻豆さん、読者のみなさんスイマセン
言葉少しあらくなりました
マターリマターリ
876 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 00:57 ID:LdtBOYIK
一気に終らせる。プッチとピョーンソードのダブル攻撃!
私とののの全力攻撃が福田明日香にヒットした。
だが福田はまるで効いていない様に、平然と立ち尽くしている。
「無駄だ。人の手で我を倒す事はできぬ。」
どうなってんだこいつは?本当に人間じゃないっての?
「さて、今度はこちらの番だな。」
福田がゆっくりと攻撃の構えに入る。
その時、下の階から兵士達の騒ぎ声が聞こえてきた。
「なっちだー!勇者なっちが来たぞー!」
それは勇者なっちがこの帝国皇城に辿り着いた合図であった。
「なっちさんれす!」
「ねえねえよっすぃー、なっちってまさかあの?」
「そうだよ、暗黒竜を退治したあの英雄なっちだよ。やっと来たんだ。」
私達は伝説の勇者なっちの登場に湧き上った。
「ちっ、どうやら貴様等小物の相手をしてる場合ではない様だな。」
そう言うと福田は、一足で中庭へ飛び降りた。
「いっちゃったのれす。ろうするれすか?」
「もうここに用はないよ。梨華ちゃんとあいぼんと合流して脱出しよう。」
877 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 00:58 ID:LdtBOYIK
帝国皇城最深部・祭壇の間
巨大な祭壇の右手に気絶した加護が縛りつけられていた。
「離して!どうするつもりなの!」
そして脇の柱には同様に石川が縄で縛られていた。
「おとなしくしてな、お・ひ・め・さ・ま。」
傍に控える新垣が、持っている短剣で梨華の頬をペチペチ叩く。
「もうすぐ福田が愛を連れ戻してくる。そしたら究極魔法の完成や。」
祭壇の中央で、皇帝中澤が高らかに笑う。
すると、その笑い声を止めるかのごとく勢いで扉が開かれた。
「なっちがいる限り、そんなことはさせないべ!」
そこには勇者なっちとその相棒市井紗耶香の姿があった。
「お前が勇者なっちか。」
中澤が現れた二人の元へと歩み寄る。
「どうだ私と手を組まぬか、お前になら世界の半分をやるぞ。」
「悪いけど、興味ないべさ。」
勇者なっちが剣を、市井が槍を構える。
「おっと動くなよ、動いたらあそこの娘が死ぬことになる。」
中澤の指の先に、捕らわれの石川の姿があった。
878 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 00:58 ID:LdtBOYIK
「梨華姫!」
「ごめんなさい、なっち様。」
石川の首筋には、新垣の握る短剣が据えられていた。
「おのれ、卑怯者!」
「卑怯ではない、これは策という物だよ市井君。」
王女梨華を人質にとられ、勇者なっち達には手出しができなくなっていた。
「君達を殺すのはこいつらや。」
皇帝中澤が印を作る、すると召喚獣が二匹出現した。
「釣り好きの杉本さんとカラスの女房や。行け!」
中澤の召喚獣、杉本と女房が勇者なっちと市井を襲う。
「なっち様!私の事はいいから戦って!」
愛しの王子様が傷つく姿を見るに耐えず、梨華が叫ぶ。
「そうゆう訳にはいかないべさ。」
「こんな雑魚の攻撃なんか屁でもないって。」
二人はそういうが、梨華にはもう耐えられなかった。
また私が足を引っぱているよ、私がもっと強ければこんな事には・・
この縄さえ取れれば、なっち様に迷惑をかけずに済むのに・・
梨華は己の弱さが許せなかった。
879 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 00:59 ID:LdtBOYIK
「なんらかたいへんなことになっているのれす。」
ピース村三人組は、石川と加護を探して祭壇の間の前に辿り着いていた。
「くっそー、梨華ちゃんを人質に使うなんて、許せねえ!」
「あの人達が私の身代わりになって助けてくれたの、ほっとけないよ。」
「当然助けだす。でも正攻法じゃ難しいし、なにか良い方法はないかなぁ。」
「ののに任せるのれす!」
ののがドアの隙間から気付かれない様にピョーンソードを伸ばした。
ピョーンソードが上手に梨華の縄を切裂く。
なっち達に見とれていた新垣は、それに気付くのが一瞬遅れた。
縄が解け自由になった梨華の平手打ちが新垣をふっ飛ばす。
それを見た安倍と市井の武器が、瞬時に閃光をあげる。
釣り好きの杉本さん、カラスの女房は瞬殺された。
「やったー、うまくいったのれす!」
「辻ちゃん!それによっすぃーと愛ちゃんも!助かったよ、ありがとう!」
私達は部屋に入って、梨華ちゃんと再会を喜び合った。
「サンキュー、いい弟子を持ったよ。」
師匠とも笑顔での再会を果たす。
残る敵は一人、私達はそいつの方へと顔を向けた。
880 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 01:04 ID:LdtBOYIK
「これでお前の野望も終りだべ、中澤裕子。」
なっちの剣が中澤の袂へと向けられる。
「そ、そんな馬鹿な・・矢口は?紺野は?福田は?何をしとんや?」
「矢口は私が倒したよん。」
「コンコンはののに負けたのれす。」
「福田ってのも、さっきうち等が片付けたよ。」
あの福田を倒したのか、さすが勇者なっちと師匠だ。
全ての策を失った中澤は腰を抜かし、呆然として呟いた。
「くやし涙ポロリ、うちの負けや、殺すなら殺せ。」
それに応じて勇者なっちがゆっくりと剣を振り上げる。
「待って、なっち様!」
すると、梨華が安倍と中澤の間に割って入った。
「もう彼女に抵抗する意志はありません。命までは奪わないであげて。」
「しかし、こいつは貴方の父上を殺した張本人だべさ。それでも・・」
「お願いします。もう嫌なの、殺すとか殺されるとか!」
なっちさんが意見を求めるように私の方を向いてきた。
1. 情けは無用、とどめをさすべきだ。
2. 梨華の言う通りだ。命まで奪うことはないだろう。
3. 判断は勇者なっちに委ねる。
リアル更新見れた。
2でお願いします。何か胸騒ぎがするが・・・。
召還獣にワラタ
2で
ドラクエネタ&杉本さんとカラスの女房に藁かしてもらいました。
ここは当然2なんでしょうけど、僕も何か嫌な予感が・・・。
とうぜん2でが
1りぐらい殺されそうな予感が
世界の半分にワラタ
なっちは、いままで怪しげな描写が沢山あるからなあ。
でもあえて3
姐さんはいい人だw
で2
そろそろぁゃゃが出そうな予感・・
中澤も仲間になりそうな気がするんで2で
なっちにお任せ!3で
2で
890 :
のてせ:02/01/08 02:09 ID:NvG3zG22
梨華は裕子に背中を見せているのか……危険だ
「3」で。
心配だが 2
殺しちゃったら黒幕の思うつぼ
なっちにも秘密がありそうだし、彼女に任せてはいけない、2で
893 :
夢幻夢:02/01/08 08:32 ID:V6SrMi23
杉本さん出てほしいと思っていたら出たので辻豆さんマンセー。
3で。
2で娘全メンバーVSあややを!
世界の半分…懐かしいフレーズです。(w
3で♪
これだけ長い間、ほぼ毎日更新するのがどんなに大変なことか。
これからも期待します。 で、なっちは福田と何かあるので、2じゃのぅ
3。
ところで、たまに出てくる、ゲームを意識しているような文体が萎える。
話自体は面白いんだから、今までどうり小説としてやってもらいたい。
偉そうな事言ってすいません。
3って思ったけど、やっぱ2でお願いします。
申し訳ないが
>>897に同意。ゲームを意識しないでほしいです。
2でお願いします。
読者に次の行動を選択させる辻豆さんのサウンドノベルは、
ファミコンRPGが根っこだと思われ。
ゲームちっくな文体(=言い回し?)はソレらしさをかもし出すので大歓迎。
901 :
続き:02/01/08 15:44 ID:fpV7ACnd
また、「世界の半分」といったフレーズの引用を「文体」と
表現しているのならば、判る人にはワカル“くすぐり”として、
それはそれでオッケー。
TVなどでの娘。の発言を、お話しに取り込むことには賛成なんでしょ?
長文失礼。2で。
3
903 :
名無し:02/01/08 16:21 ID:e3uVCKHQ
2でね& hearts
かノハぼ
( ‘д‘)<2
何かいろいろ言われてるけど、辻豆さんの思うとおりに
書いて欲しい……。選択肢は我々だけど、文章は辻豆さんの
作品なんだから。
福田があっさりやられすぎてて怪しい。これまでのなっちの
伏線を考えると……2かなあ。
パパスみたいになっち死去するかと思ったよ。
2.
3
908 :
897:02/01/08 20:35 ID:ulkRUjOd
>>900 そうじゃないYO!
RPGちっくな表現、TVからの引用は面白いんだけど、
なんか、アイテムとか技とかの説明がちょっと安っぽくなったかなぁ、、、
とおもわれるんですよ。おれには。
まぁ、作者さまの思うようにやってくれたら良いんですが、ちょっと思ったので。
レスの無駄使いですね。ごめんなさい。
この章も大詰めですな。
俺としては辻豆さんの書きたいように書けばイイかと。
まぁ、あれこれ意見があるのは辻豆さん人気の賜物でしょうね。
なっちの言動が怪しいので1で。
910 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:16 ID:H4IBbEB0
梨華の言う通りだ。命まで奪うことはないだろう。
私の意見を聞いてなっちさんも承諾したみたいで、剣を下ろした。
「見逃してやるべさ。この娘達に感謝するんだべ。」
命を救われた中澤皇帝は猛ダッシュでこの場を逃げ出した。
こうして中澤帝国との長き戦いに幕が下りた。
「私達が勝ったんですよね、師匠。」
「そうだね。戦争もさっき決着が着いたよ。ハロプロ王国の勝利だ。」
帝国三将軍の不在、異国の武士3人の協力により騎士団の戦いにも決着が着いていた。
ハロプロ王国は中澤帝国に完全なる勝利を収めた。
「あいぼんがつかまっているのれす。あいぼ〜ん!」
ののが捕らわれの加護の元へ走る。私も後に続いた。
「あいぼ〜ん、大丈夫れすか、ケガはないれすか。」
ののに揺さぶられて、加護もようやく目を覚ました。
「おぉ、ののか、大丈夫やケガはあらへん、毛もあらへんが。」
良かった、冗談を言う元気があるなら大丈夫だろう。
ののが笑う。あいぼんが笑う。愛が笑う。梨華が笑う。私も笑う。
みんな笑っている。
みんなで帰ろうね、みんなで8段アイス食べようね。
911 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:17 ID:H4IBbEB0
「姫様、ご無事ですか!」
騎士団長の石黒さんと、宮廷魔導師の飯田さんが梨華の迎えに現れた。
「石黒さん、カオリ!どうしてここまで?」
「貴方を、迎えに、来たの、です。」
「あの・・ごめんなさい。私勝手に城を抜け出して・・でも。」
「もうよろしいですよ、姫様。さぁ我々と共に凱旋いたしましょう!」
「は、はい。」
飯田と石黒に手を取られ、梨華が部屋を後にしようとする。
「梨華ちゃん!」
「よっすぃー、ごめん。約束はまた今度、絶対行くから。」
「うん、待ってるから。」
仕方ないよね、梨華は王女だもん、私達と帰る訳にはいかない。
でももう一緒に旅できないって思うと、なんだか寂しいよ。
今、声を掛けないともう会えない様な気がしてきた。なんでだろう。
梨華を呼び止めよう、私は口を開いた。
「梨華姫!」
その声に私の声は掻き消された。
そうだね、梨華を振り返らせるのは、私じゃないんだ。
912 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:17 ID:H4IBbEB0
「なっち様・・」
勇者なっちの声に梨華は振り返った。
「まだあの時の返事を言ってなかったべさ。」
「え・・」
王女梨華と勇者なっちが見詰め合う。
「なっちも貴方が好きだべ、結婚しよう!」
なっちの告白に、梨華は嬉しくて涙が出てきた。
「はい、なっち様。」
梨華は泣きながらなっちの胸に飛び込んだ。
ハロプロに新しい王が誕生した瞬間であった。
こうして王女梨華は、愛しの王子様と結ばれる事ができた。
私達は皆、二人に祝福を送った。
これがハッピーエンドってやつだね
【ハッピーエンド】
913 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:36 ID:fwx+8VKD
もし時間が戻るなら、あの頃へ戻して欲しい。
彼女が白いほっぺに大きな瞳を輝かせていたあの頃へ。
もうハッピーエンドはやってこない。
あいぼん。
つまんねーもんあげるなよ
915 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:40 ID:fwx+8VKD
「後始末は私達がするから。」
そう言って、梨華達を送り出した。
私と愛とののとあいぼんと師匠と勇者なっちの6人が祭壇の間に残った。
「おめでとうございます、なっちさん。」
「王様かぁ、いいなあ。」
確かそんな、他愛もない話をしていたと思う。
「もう暗黒竜も帝国もいない、平和な世界がやってくるべ。」
「へいわはすきなのれす。」
平和な世界がやってくる。この時の私は本当にそう信じていたよ。
「なあ、よっすぃー。」
突然あいぼんが寂しそうに俯きながら、私に声を掛けてきた。
「ん、どした?」
「うち、ずっとピース村にいてもええかな。
うち親も家族もえーへんから他に帰る所あらへんのや。」
眼にうっすら涙を溜めながら、あいぼんが訴える。
私はそんな亜依を抱き締めて言ってやったよ。
家族ならここにいるよって。私もののも皆、お前の事家族の様に思ってるって。
そう言ったらあいぼん、嬉しそうに歯を見せて微笑んだ。
それが最後の微笑みだなんて思いもしなかった。
916 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:40 ID:fwx+8VKD
「今の話、ののには内緒にしてや、恥ずかしいから。」
「わかってる。」
ライバルには格好付ける。やっぱり子供だね。
ののを見ると、勇者なっちとおしゃべりしていた。
「もうるーっとへいわなんれすよね。」
「そうだべ、もうハロプロ王国に逆らう相手はいないからね。」
「ワーイワーイ!」
そこへあいぼんも話に加わる。
「なんやなんや、何喜こんどんのや。」
「もう王国に敵はいないのれす。世界は平和なのれす。」
「なんやそんなことか、相変わらず単純な奴っちゃなぁ。」
私は愛と一緒に笑いながら、その様子を見ていた。
「たんじゅんらないもん。ねーなっちさん。」
「おっと、そう言えば一つだけ厄介な相手を思い出したべさ。」
「だれれすかそれは?ののがぶっとばすのれす!」
「こいつだ。」
トン
「へ?」
なっちの剣が加護の胸を貫いた。
917 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:41 ID:fwx+8VKD
その時何が起きたのか、分からなかった。
勇者なっちの握る剣があいぼんの体を貫通している。
「あいぼん・・?」
「のの・・」
加護の大きな黒い眼に辻の顔が映し出される。
一番の友達で、一番のライバルであった娘の顔。
それが加護の、この世で最後に見た光景になった。
なっちが剣を抜くと、真っ赤な血吹雪が辺り一面に舞う。
「あいぼ――――――――――――――――――ん!!!!!」
ののの叫び声で私は現実に戻った。
私の瞳に信じられないもの、信じたくないものが映った。
さっきまで確かにそこにいた。笑っていた。泣いていた。
たった今、約束したばかりだった。家族だよって。
「うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
あいぼんがもうあいぼんではなくなっていた。
「これでたった一つの懸念、究極魔法も使えない。」
そう語る安倍なつみの表情は、勇者なっちのそれではなかった。
勇者と呼ぶにはあまりに邪悪すぎた。
918 :
辻っ子のお豆さん:02/01/08 21:41 ID:fwx+8VKD
「終った様ですね、魔王様。こっちも終りました。」
入り口から福田明日香が現れる。その手には首だけになった皇帝中澤がいた。
「トロピカ〜ル!待ちくたびれちゃったよ〜。」
天井から聞き覚えのある声の少女が降りてくる。松浦亜弥。
「言葉を慎め、遊びではないのだぞ。」
「は〜い、わかってま〜す。」
市井紗耶香が松浦を窘める。三人は安倍の後ろに並んだ。
「福田、あやや、それに師匠まで、どうなってんの!?」
「まだわからないのか、ひとみちゃん。」
三人を従えたなっちが邪悪な笑みを浮かべ言い放った。
「世界は我ら魔族の物になったということだ。」
私とののと愛に絶望の戦慄が走る。
「お前達は役に立った。だがもう用済みだ。ここで死ね。」
安倍の合図で、福田、松浦、市井が動き出す。
もうハッピーエンドはやってこない。
【第三部 帝国の章 終】
919 :
れぼ:02/01/08 21:45 ID:vtRD7Sb7
うわっ!?
初めてリアルで立ち会えたと思ったらそんな・・・。
辻豆さんこれからも頑張って下さい。
ゆゆたんは悪役なのか。。。
ひ〜ん。。。。
辻豆さんおつ!
ストーリーのテンション上がってきたなぁ、次ぐらいが最終章かな?
922 :
看護男:02/01/08 21:48 ID:tQHTDaQR
ええええええええ!!!!どうなっちゃうの?
かノハぼ
( TдT)<あ、あいぼんが…あいぼんが…あいぼーん!!!
あいぼんはもう生きかえらないのかな…。
>>辻豆さん
お疲れ様です。第四部も頑張ってください。
黒幕松浦と思ってたら…ってか師匠まで!?
悲しいけれど、次も期待してます。
925 :
名無し:02/01/08 21:54 ID:WlXIgifW
悪役にするくらいなら出さないで
まじむかつく
>>925 かノハぼ
( ‘д‘)<ネタにマジレス(略
927 :
ねぇ、名乗って:02/01/08 22:01 ID:zoMiPwfQ
悪役でもいいけど見てて面白くないんだよね
腹立つだけ
乙ー。 4期メン殺しじゃのぅ。
続き楽しみに待ってます。
時間ロスあるから見当違いかも知らんけど、ID違うね。<<ハッピーエンドとバッドエンド
まあ松浦や福田の処遇が不明確だったから...。
それにしても...。
辻豆さん、お疲れさまでした♪
あいぼんが死んでしまった(!?)のは悲しいですけど、次回も期待しています。
今のあいぼんなら、ののに負けないくらい強いぽんぽんを持っていると思ったのに…
次章ではコンコンが大活躍の予感
932 :
ねぇ、名乗って:02/01/08 22:25 ID:nJXVrAuf
辻豆さんお疲れ様♪めっちゃ面白かったです。
つか
>>913からIDちゃうやん・・・。これは辻豆さんじゃないでしょ?
松浦、福田となっちの絡みがおかしいとは思ってましたが
まさかなっちが黒幕だったとは・・・
辻豆さん、やられました。
しかし、市井まで敵だったとは・・・何故吉澤を鍛えてあげたのだろう?
とにかくお疲れ様でした。次の章に期待してます。
【ハッピーエンド】から後って、みんなも書いてるけど、
ID違うんですが、本物ですか?
辻豆さんの返答求む。
>>934 辻豆さんはダイヤルアップなんじゃない?
つーか、こういう憶測呼ぶのも計画のうちとか・・・
ところで、
>>115の「(・・それは嘘だよ。)」 は、ののの「勇者は負けねーのれす!」 に対する答えだから、
なっちが松浦に負けたことを意味するわけで、
その時点でなっちが魔族側に洗脳?されたということなのかな。
文体見りゃわかるんじゃないの?
トリップじゃないんだから、接続切ればID変わってて当たり前。
ていうか、20分で続き書いた人が偽者だったら、その人は天才だよ(w
両方偽者である、に3000ペリカ
938 :
のてせ:02/01/09 00:29 ID:FDmeDbGR
あいぼん、また逢えるよね……
辻豆さんお疲れ様です。
いよいよ最終章(かな?)、もうどうにでもして(w
個人的に両方偽者のような気がする。
本人だったらごめんなさい。
辻豆さん、次は狩で書いたら?
このままだと、そのうちシアタースレみたいになりそうで心配
たんぽぽは敵じゃないんだろ。
あの三人がいたらまだ希望はある。
ごっつあんは何してたんだ?
なんかすごい事なってるな
最初からなっちが黒幕だったのか?
全然わからん??
後味が、導かれし娘。みたい、、、(すげーいい作品なんだけどね)
でもまだ話続くから、いいんだけど
つーか、偽者じゃないっしょ
割り込んでここまで、書けるなんて
よっぽどの熟読者で物書き慣れてないと
出来ないっしょ
作者さん待ちだな。
にしてもすげー展開になったな。導かれし娘。も名作だったね。
福ヲタのおれにはショッキングだったが。
>>946 そーいえば、福ちゃんいつもそんな役やねw
948 :
夢幻夢:02/01/09 08:31 ID:VoSnG3iW
すげー展開になったな。さすが辻豆さん。お疲れさまです。
ID違うのはいったん接続を切って
ほかのとこに書いてそれをコピペしてるんでしょ?
違うかな?
マジに導かれし娘風味だね(w
でもおもろいっしょ
これ選択肢部分消して小説化すれば読み応えあると思う
950 :
のてせ:02/01/09 09:07 ID:FDmeDbGR
もしかして、後の方の辻豆さんは「運命の章」の辻豆さんだったりして…
そんなことはないか。
ちょっとこの展開は・・・。
>>913以降偽者っぽいね、でも時間的にやっぱ本物なのかな。
でも913以降が偽だったら、これで終わりってこと?
それだと何か色々なものが放置されたままのような。ゴチンとか青いペンダントとか。
>>912で終了は納得いかな過ぎ
個人的には今の展開のが好きだが偽者なの?
956 :
辻っ子のお豆さん:02/01/09 23:25 ID:L4AUTJLR
つんくを殺したのは市井だったんだね
ほぜむ
959 :
のてせ:02/01/12 16:31 ID:raQ1OaIM
完結まで保全
そういや「コ娘」たちはどうしてるのかなぁ……
960 :
のてせ:02/01/14 02:50 ID:u/rwMJHF
姉貴さがして幾星霜、今ごろユウキはどの空の下・・・・・・
hozen yo
最新スレが257で止まっているんだが・・・。
保全
すまんあげてもた
965 :
oo:02/01/17 22:06 ID:mQKWiCZg
ooooooooooooooiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
真実の章終了まで保全するわよ!
967 :
のてせ:02/01/19 11:17 ID:bSaMOiwU
完結まで保全
とうとう勇者の章までDatに行きましたね。
969 :
のてせ:02/01/21 06:04 ID:AOZ5tRsM
>>968>>1から「勇者の章」開くと、レス954までは読めるんだよね。
リアルタイムに追いつこうと思って読んでる人が気付いてくれることを祈りたい……
>のせてさん
そうなんですよね。サーバー移転の際にDatに行ってるから
読めるんですよね。
>のてせ
つーかマルチビューアで読めるから保存しなくてもいいよ。
保全します。
保全。
974 :
ggg:
保全