-----加護ちゃんの小説書いて-----

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70HOWAITO
スタジオ裏―
ここはスタッフもあまり知らないというスタジオ裏。別に何もする所ではなくて
スタジオのセットで使った木材やらロープやらとガラクタがたくさん置いてある
所なのである。まあ簡単に言えば物置みたいな所だ。
その物置に加護と辻が入って来た。加護は初めて来た所だから、ドキドキわくわ
くしていた。逆に辻は慣れた足取りで奥へと進んで行く。
顔を上げると目の前にドアがあった。そのドアは普通のドアより小さく、2人の
身長と同じ位の高さだった。辻はそのドアを開けた。加護は辻の洋服を片手で
握り締めていた。
ガチャ―中は色々な器具でごちゃごちゃだった。しかも長年放置されていたらし
くほこりっぽく、湿っていた。
加護「ごほっ、ごほっ、ののぉ〜ここで何するの〜?すごいほこりっぽいよぉ〜
。」辻「う〜ん・・どこだっけ〜?」辻は古びた赤い椅子に座って、何やら機械
とにらめっこしていた。その機械は赤・青・黄色・緑色の四角いボタンがたくさ
んあって、ボタンの上には何か書いてあるテープが張ってある物だった。
加護「なにこれ?」加護がボタンを押そうとした。その時、
辻「あっ!だめ!!」辻が加護の指を弾く。辻「これはね〜・・・」
辻が真剣な顔で加護に話し始めた。しばらくして、加護はそのボタンに触れよう
とはしなくなった。