辻のエロ小説書いて

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482夢をあなたに
>>458のつづき
ダイニングで朝食を食べながら僕らは今日の予定について話した
「2人は今日何かある?」
「何かって?」加護が聞く
「いや、何かしたいこととか」
「う〜〜ん」
そう言って2人はしばしの間考えた

しばらくすると加護が思いついたように言った
「あっ!うちプール行きたい」
辻もそれに同調し
「あっ、あたしっ・・・」”も行きたい”と続けたかったのだろう
が、辻はそれを言わず少し声のトーンを下げて言った
「ののはやっぱりいい」
それに少し驚いたのか加護が慌てて聞く
「えっ!?なんでや?」
「えっ!いや、だってその・・・・」
辻は少し慌ててつつも、その声のトーンはまた一段と下がった
「どしたんや?ののもこの間一緒にプール行きたいみたいなこと言うてたやん」
「えっ、でも、その・・・、まねーじゃーもいるし・・・」

そのやり取りをしばらく静観していた俺はその一言でそうも行かなくなった
「えっ!?俺のせいなの?」辻に聞いた
「い、いや、そういうわけでもないんだけど・・・・」
辻はモジモジしている、普段の彼女からは考えられないことだ
「どうしたん?のの」加護が再び聞く
すると辻は一度俺にちらっと視線を送ってから加護を連れて居間の方へ行ってしまった
そこでコソコソ話している、そして時折、加護の「えっ?聞こえん。もうちょっと大きい声で」
という声が聞こえる
しばらくして加護が納得したように「あー」という大きな声をだした
その口を辻が慌てて塞ごうとする
そして2人はダイニングに戻ってきた
しかし何故か加護の顔にはどこか小悪魔的な笑みが浮かんでいる

俺は少しとぼけっ面をして加護に聞いてみた
「で、なんだったの?」
「えへへ、えっとなーー」加護は嬉しそうだ
「もう、言っちゃだめだってばー」辻はやはり慌ててそれを制す
「まねーじゃーも意地悪だよー」そう言って辻は俺をちょっと睨んだ
「えっとなー、ののがなーー」加護は続ける
「だからだめだってばー」

そんなやりとりを2人がしばらく続けていた

そして加護が少し声のボリュームを上げて言った
「わかった、のの、もう言わんから、プール行こう」
俺は話の詳しいところまではよく分からないがその加護の言い分はいささか理不尽に思えた
「えっ!?」辻は少し驚いている
「だからー、大丈夫やってー、のの全然そんなことないってー」
俺にはなんのことだかさっぱり分からない、加護は続けた
「だからぁ、ののそんなに太ってなっ、うぐっ!」
そこで加護は口をまたしても辻に塞がれた
しかし俺にはそれで辻のプールに行きたくない理由がようやく分かった
辻もそのことを理解したようでちょっと顔を赤らめてから
加護に「もうっ!」といって恐い顔で睨んでいる

そうしてそのあとなんだんかんだあったものの、
辻も俺というオプションを外せばもともとプールへ行きたかったわけで、
それと加護のどうしても行きたいという想いに辻も押されてしまい、
僕らはプールへ行くことになった