辻のエロ小説書いて

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447夢をあなたに
「で、まねーじゃーどうなん?ホントのところ?」と加護が少し凄みの入った声で聞いた
「何が?」俺はすっとんきょうな声で聞き返した
「だからーそのまねーじゃーのもと彼女とー」
「ああ、だからなんでもないって」
「うそだー、あやしーー」そう言って加護は疑惑の眼差しを俺に向けた
「うん、あやしーー」辻もそれに同調した
「なにがー?別に何も無いってー、彼女とは確かにもと恋人っていう関係
だけどそれはあくまで過去の話だよ、今はただの良き友人みたいなもんさ」
「でもー。やっぱおかしいよー、普通別れた人のとこなんかその気がないと来ないよー」
そう辻がなおも疑いの表情を向けて言った
「だからー、彼女はそういう人間なんだってー、なんでもざっくばらんに考えて
あんまり細かいことは気にしない人なんだ、辻ちゃんも会ってみたらわかるよー」
「ふぅん」と言って2人は少し「ムスっ」とした表情をしている

そこまでで俺は思った
「あれなんかおかしいぞ」
「ん?何が?」辻加護が聞き返す
「だってこれじゃあ、恋人に言い分けをしてるみたいじゃん」
「えっ!?」そう言って2人は少し赤くなる
俺はまた少しからかいたくなった
「もしかしてー」
「何?」辻加護はとぼけ面をしてはいるがあきらかに少し焦っているようだ
「辻加護ー」
「だから何?」2人は更に顔が紅潮してきた
「俺のこと好きなんじゃない?^^」俺はいかにも意地悪そうに言った
「ち、違うも〜ん」2人はやはりどこか焦っている
「ただ、まねーじゃーがモトカノのどうなのかなって思っただけだも〜〜ん」
そう辻が弁解する
「ふぅ〜〜ん」俺はいかにも意味ありげに言った
「だから違うって、まねーじゃーのことなんか好きなわけないやろ」
そう加護がやはり照れながらも勢いよく言った
「あはは、そっかそうだよね」俺は実はその言葉にかなり傷つきながらもからかうのを止めた

「じゃあ、そろそろホントに寝ようか」
「うん」

そうして長かった二日目は終わった