>>99の続き2日目/一週間
今日は午前中レコーディングあって、それからモーニング娘。、および
モー娘。関係者は一部の人を除いてオフに入る
そのせいか辻加護は朝からテンションが高い
朝食の時も楽しそうに僕が作ったごはんを食べながら談笑にふけっている
そんないつもとは全く違った風景に僕は多少酔いしれていると辻が
「ねーねーマネージャー、今日仕事終わったらどっか遊びにつれてってー」
続けざまに加護が「うち、遊園地がいいーーーーーー」と言うので
俺は少し嫌そうな顔をしてみせて
「えーーー、せっかくのオフなのにーーー?」と言った
すると辻加護は今度は甘えた声で
加護「ええやん、つれてってぇーー」
辻「ねえぇーーーー」
と二人は顔を同時にズイっと俺の方に寄せて、訴えかけるような
まるでその中にはオワフの澄み切った海が潜むのか?という
ぐらいの純真な瞳(イイスギか?)をむけた
僕はそのあまりのかわいいさに気を失いかけながらも
(まあ、確かに普通の中学生ならもうとっくに夏休み入ってるわけだし
、ちょっとかわいいそうかなー)などとも思い
「しかたないなー、いいよ。」と答えた
案の定、その後の二人はおおはしゃぎだった。
その後、レコーディングが無事終わり
僕らはとりあえずどこかで遊ぶことにした
どこへ行こうか迷っている車内で、辻加護が少しもめ始めた
辻「やーーー、絶対映画がいいーーーーーー」
加護「なんでー、絶対遊園地やーーー」
こんな調子でかれこれ20分ぐら言い合っている
辻「ねーーーーマネージャーはどっちがいいれすかぁ〜??」
加護「マネージャーもやっぱ遊園地やろ〜?」
辻「なんでよー、映画だってばーーーーー」
俺は(ふぅ、また始まったか)と思い
「もう、うるさい、そんなに行きたいだったら両方つれてって
あげるからちょっと静かにして」
というと辻加護は目を合わせしばしの沈黙をはさんで
「ホントれすかぁーーーー?」
と目を輝かせて言った
俺「うん、時間も余裕あるし、いいんじゃない両方行けば」
そういうと二人は
加護「うはっはーー、やったでござるよ、辻どのー」
辻「そうでござるな、加護どのーー、わっはっはー」
などと言いながら手を「パチン」と合わしていた
俺「(まったく、なんと現金な)」
そんな調子で最初の目的地は後楽園遊園地に決まった
遊園地につくとふたりは真っ先にジェットコースターみたいなやつ
を指さして
辻加護「マネージャー、あれ乗ろーー」
と言ってきた、しかし俺は実は俺は高所恐怖症なのだ、けどそれ
がばれたら、余計に乗らされる、かもしくはまた笑いの種にされる)」
どっちも嫌だ、僕はそう思い、苦しい言い訳を思いついた
俺「あのさ、えっと、俺、今考え事しててさ」
辻「え〜、なんで遊園地まで来て考えごとしてんのぉ〜?」
俺「(うっ)いやさ、これがまたとっても大事なことなんだ」
加護「ふ〜〜ん、なんのことや〜」
俺「(うっ、やばい)」
俺「いやさー、えっとー、なんていうのかなー・・・
・・ほら、外人さんはなんで唾液がいっぱい出るのかなー、とかね」
加護「そんなん、別にどうでもええやん」
俺「い、い、いや、そ、そ、そうと言えば、そうと言えなくもないんだけど
ほら、なんていうのかなーえっとさー、なんていうのかなー・・・」
辻「・・・もしかして、マネージャー高いとここわいんじゃないれぇすかぁ〜?」
俺「うっ!」
辻「やっぱそうなんだー」
俺「違うよー俺はたださーー・・・」
加護辻「なに?」と言って「ズイッ」と来る
そういう彼女たちに圧迫され俺は覚悟を決めた
俺「・・・・・いいよ、認めるよ、俺実は高いところだめなんだ」
そういうと彼女たちはまたお互いの目を合わせ、しばしの沈黙のあと
加護辻「・・・キャハ」
「ふーーーん、ださーい^^マネジャーださーーい^^キャハハハ」
俺(やっぱりかーークソーー)
俺は多少?の憤りを感じながらもこれで許してもらえると思い
「だからさーー、勘弁して(><)」と言って
俺は両手を合わせお願いのポーズをとった
そうすると加護辻は再三、互いに目をあわし
やはりしばしの沈黙のあと
加護辻「ンフフ・・・・・、だめぇーーーーーーー^^」
そう言って、僕を無理矢理アトラクションにのせた
好奇心旺盛、パワー全開でなおかつアイコンタクトまで完璧に修得している
彼女たちには何を言っても無駄だったようだ
「(グスン、しどいっ)」
僕はそう心の中でつぶやいた。