ソニンのエロ小説書いてみて

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45ねぇ、名乗って
傍目から見ていても、彼女の落ち込みようは普通ではないように思われた。
いや、なによりも彼女自身がまだ信じられないようだった。
こんなにも心に空白ができてしまうなんて・・・・

いままでずっと彼女の横にいた彼・・・
その彼が自らの不注意で彼女の隣からいなくなってしまったのだ。
最初はいなくなったこともそんなに重要には考えていなかった。
だって・・・彼とは所詮仕事の上でのパートナー。
それに、自分は元々一人でやっていくつもりだった。
なのに・・・
やっぱり・・・あんなことがあったから?
46ねぇ、名乗って:01/12/16 23:23 ID:lZ03T/fW
最初はただの悪戯のつもりだった。
3つも年下の少年をちょっとからかってみたいという意地悪な気持ち。
大人になりきれない男の子を、少しだけ大人の自分が虐めてみたい。
そしてその反応を楽しみたいという残酷な気持ち・・・
きっかけはほんのささいなこと。
それがまさかこんなふうになるなんて・・・
そう、あの日の夜・・・
それはキャンペーンでのツアー中のこと・・・
いつものように「お疲れさま」といってホテルの互いの部屋に別れたあの夜。

シャワーを浴びて、ベッドにもぐりこむ。
明日もキャンペーンがあるから、早く寝なくちゃ・・・
そう思いながらも、その日はなかなか寝付けなかった。
しかたないなあ・・・TVでも見ようか・・・
部屋のTVのスイッチを入れる。
えと・・・番組は・・・
手元に番組表を引き寄せる彼女の目に止まったもの。

「有料チャンネル・30分100円」という番組表。
彼女にすこしばかり好奇心が芽生えた。
もちろん、これまでに泊ったどのホテルのTVにも有料チャンネルはあった。
しかし彼女はこれまでそれを一度たりとも見たことはなかった。
だからといって彼女にそっちの興味がなかったわけではない。
いや、むしろ若い女性である彼女がそんな興味を持たないわけがなかった。
ただこれまでは仕事で疲れていてとてもそんな気分にならなかったのと、
「料金はチェックアウトの際にいただきます」
という一文が彼女をためらわせていたのだ。
だが今日のホテルはTVの横に料金箱があるタイプだ。
これなら他人にバレる心配はない。
彼女は財布から100円玉を数枚取り出すと、立て続けに料金箱に放り込んだ。

画面には自分より少しだけ年上だろう、若い女の人が映っていた。
全裸だった。
そして、その女の人の上に同じような年の若い男が身体を乗せていた。
男は若い女の全身に舌を這わせると、やがて女の両足を開かせ、自分の身体をその間に押し入れていった。

もちろん、肝心な部分はモザイクで消されて見えなかったが、それでも
二人がなにをしているかははっきりわかった。

画面の女が声をあげる。
まずい、ちょっと小さくしなくちゃ。あたしがこんなもの見てるなんて知られたら・・・
あわててTVの音量を絞る。
そのとき、彼女の心にいたずら心が芽生えた・・・

そういや・・・隣の彼もこれを見てるんだろうか・・・
やっぱり男のコだし、見てるんだろうな・・・
ようし、ちょっとイタズラしてやれ・・・
47ねぇ、名乗って:01/12/16 23:26 ID:CLXGxN95
正直ソニンじゃ萌えねぇーな。
48ねぇ、名乗って:01/12/16 23:54 ID:lZ03T/fW
コンコン・・・
「あたし。ねえ、起きてる?」
「な、なに?こんな時間?」
「へへ・・・眠れなくてさ。ね、ちょっとイイかな?」
そう言って彼女は彼の部屋に入ると、ベッドの端に腰を下ろした。
「ね、なにしてたの?」
「べ・・別に・・・TV見てただけだよ。」
彼は間近にいる彼女をまともに見ようとしなかった。
もちろん、彼が彼女をこんなに間近に見るのはいつものことといっていい。
だが、TV局などで用意された衣装とは違い、今横にいる彼女はパジャマを着ていた。
いくらなんでも彼女のこの姿を見るのは初めてだった。
パジャマ姿は、彼女の身体のラインを強調しているかのように思えた。
彼の視線は否応なく彼女のパジャマの胸の部分に向かおうとするが、彼は懸命にそれをこらえていた。
しかも、お風呂に入ったんだろう。彼女の身体からは石鹸の甘い香りが漂ってきている。

「ねえ、エッチなTV見てたんでしょ。」
「え・・・そんなもの・・・見てないよ。」
事実、彼はそれまで別の番組を見ていたのだ。
無論、彼とて興味ないことはなかったが、もう一歩、勇気を踏み出すことができなかったのだ。
「いっしょに見よっか。」
そういうと彼女は100円玉を料金箱に入れた。
画面にはさっき彼女の部屋のTVに映っていた若い男と女が映し出された。

あっ・・・あっ・・・あっ・・・・
画面の女が声を上げる。
彼はその画面から懸命に目をそらそうとしている。
いや、実際のところ彼も興味はありすぎるほどあって正直見たいのだが、
自分のすぐ隣には甘い香りを漂わせている若い女性がいるのだ。
見たいという好奇心以上に、羞恥の方が先にたったのだ。
彼女はその彼の心を知ってか知らずか、なおも彼に言葉を投げかける。
「ほら、見て見て。スゴイ事してる。」
その言葉に彼は反射的にTVの方を向いた。
画面では男と女が愛し合っている最中だった。
男は激しく腰を動かし、女はある時は男の背中に腕を回し、ある時は後ろ手にシーツを掴んで喘いでいた。
目をそらそうとしても、若い彼の視線は画面に集中してしまっていた。

やがて画面の中の男が果てても、彼の視線はそのまま画面に釘付けのままだった。
そんな彼に彼女が悪戯っぽく囁いた。
「一生懸命見てたね。フフッ・・・」
「そ・・・そんなこと・・・」
彼はふと我に帰る。よりによって仕事仲間でいつもそばにいるの彼女に見られたのだ。
これからもずっと一緒にやっていくのに・・・そう考えると、すごくバツが悪かった。
「そんなんじゃ実際の女の人の裸って見たことないんでしょ。」
「え・・そ・・そんな・・・」
なおも彼女は悪戯っぽく続ける。
「見たいんでしょ。見せてあげよっか・・・」
49ねぇ、名乗って:01/12/16 23:59 ID:UlWid4qz
期待しちゃってよいのかな?
50闇の使者:01/12/17 00:39 ID:5OFDLyOQ
続きを
51あ名無し娘。:01/12/17 02:25 ID:yhiuT6Us
おおおおおおおおおっ!
52ねぇ、名乗って:01/12/17 12:56 ID:DLAmQnv0
「べべべ・・別に・・・」
動揺を隠しきれない彼に、彼女はなおも言葉を続ける。
「ウソ。だって今TVに釘付けになってたじゃん。ホラ、こっち向いてよ。」
そう言うと彼女は彼を自分に向かせると、パジャマのボタンを外していった。

瞳の奥に宿る意地悪な光・・・まるで猫が捕まえたネズミをもてあそぶ時に見せるような・・・
そう、その時彼女はただの悪戯のつもりだったのだ。

ひとつ・・・またひとつボタンが彼女自身の手によって外されてゆく。
彼はまるで凍りついたかのようにその身を凝固させ、息を飲んで彼女の胸元に視線を集中させていた。
やがて、全てのボタンが外れると彼女はゆっくりと身をくねらせてパジャマを脱いだ。
彼の目に飛び込んできた・・・彼女の乳房。
よく雑誌のグラビアで見るモデル達ほど大きくはなかったが、それでも彼女のものは充分に発育していた。
そしてそれは、彼が手を伸ばせばすぐ届き、彼の手のひらで包みこめばの中にすっぽり収まりそうな位置にあった。

さっきから妙に胸の形が気になると思ったら・・・ノーブラだったんだ・・・
それに・・・触ると柔らかそうだな・・・

乳房を、まるで魅入られたように見つめながらもふと冷静になった彼に、彼女はなおも悪戯っぽく囁く。
「さわっても・・・いいよ・・・」
そういうと彼女は彼の手首をつかみ、自分の胸にそれを引き寄せた。
手のひらが彼女の乳房に押しつけられる。その手のひらを通じて、彼女の体温が伝わってきた。
やわらかい・・・・女のコの胸って・・・ホントに柔らかかったんだ・・・
それに・・・・温かい・・・

それは一瞬のようでもあり、また長い長い時間のようにも感じられた。
ふと彼は彼女の乳房に触れている手に力をこめてみた。
「イ・・・いたいいたい・・・」
彼女が漏らした声に彼は我に返る。
「ご・・ごめん・・・」
「バカ・・・力入れたら痛いじゃん。」
彼女はそう言って彼を叱ったが、最後に彼の顔を見るとくすり、と笑った。

「下も・・・見たい・・・よね?・・・見せた・・・げ・・・る・・・よ。」
返す言葉もなく固まっている彼の前で彼女はゆっくり立ち上がると、今度はパジャマの左右の部分に手をあてる。
そのまま下にずりおろしてパジャマを脱ぐかに見えたが、彼女の手はその動きを不意に止めた。

なぜなら・・・さっきからベッドに腰をおろしている彼の視線の先には、立ち上がった彼女のちょうど腰から太股にかけての部分があったのだ。

「ごめん・・・やっぱり・・・恥ずかしいから・・・しばらく向こう向いてて・・・」
あわてて彼は後ろを向き、背中を丸める。
彼の後ろで衣擦れの音がしていた・・・・
53ねぇ、名乗って:01/12/17 14:52 ID:DLAmQnv0
「いいよ・・・こっち向いて・・・」
彼がおそるおそる振り向くと、そこにはまぶしいばかりの彼女の裸身があった。
息を飲みながらも視線を彼女の頭のほうから徐々に下に下ろしてゆく。
柔らかくて短めの髪、目元、少し厚ぼったい唇、首すじ、そして今しがたまで彼が触れていた乳房、
くびれたウエスト、腰から太もも、すこし太いけどすらりと伸びた足・・・
中でも彼の目を釘付けにして離さなかったのは、下腹部から太ももにかけての部分だった。
初めて見る女のコのあの部分。
これまで、悪友とエロ本や裏ビデオで見たことはあったが、実物を見るのは初めてだ。

・・・そういや以前、興味本位で一つ上の姉貴の風呂を覗いたら見つかって後で殴られたっけ・・・
あのときは遠目だったし、湯気でよく見えなかったな・・・
ふとそんなことを考えた。

だが、今現実に自分の目の前に裸の女のコが立っている。しかもそれはいつも一緒にいる仕事のパートナー。
まだデビューしたばかりなので爆発的人気とはいえないが、それでも一応アイドル扱いだ。
事実、学校の友達なんかには「おまえいいなあ。あんなカワイイ子といっしょに仕事なんてさ。」
とやっかまれることも度々だし、事実曲も売れてきている。

「どしたの?もっと近寄って見ないの?あんまり黙ってるとこっちが恥ずかしいじゃん。ほら・・・見ていいよ・・・」
彼女がなおも悪戯っぽく微笑みながら彼に語りかける。
そう、確かにこの時まではほんの悪戯のつもりだったのだ。
まるで子供の時のお医者さんごっこの延長。いつも一緒に仕事している三つ年下の男のコ。
まだまだ中学生のコドモ・・・
そんなコを、少しだけオトナの女のコがからかっている・・・
どぎまぎする少年を見て楽しむ意地悪な自分。
そんな軽い気持ちだったのに・・・
だが、彼女のそんな甘い気持ちは、次の瞬間に打ち破られた。
54ねぇ、名乗って:01/12/17 19:53 ID:uNWpRAVh
「きゃっ!何っ!」
彼女がベッドに倒れこんだ。いや、そうではない。
彼女の横に座っていた彼がいきなり立ち上がり、彼女をベッドに押し倒したのだ。
「や・・やめ・・・何するの!」
「はぁ・・はぁ・・ソニンが悪いんだ・・・そんな・・・格好で・・・はぁ・・・はぁ・・・」
彼は彼女の手首を掴みその身体をベッドに押しつけると、自らを彼女の身体の上にのしかからせていった。
そして自分の唇を、彼女の唇に近づけてゆく。
「い・・いやっ!・・・やめてっ!」
懸命に顔をそむけ、かろうじて彼の唇が自分の唇に触れることはなかったものの、腕をつかまれて身動きがとれない。

彼女はその時、自分がこれまでしてきた行いに対して初めて後悔した。
今まで子供だと思ってきたものの、やっぱり彼は男だったのだ。
華奢な彼女の力ではもはや男の力に抗うすべはなかった。

彼は自分の左腕を彼女の首に巻きつけて身動きがとれないようにすると、
右手ではいていたジャージを脱ぎ捨て、その下半身を露出させた。
彼の脈動する熱いものが、彼女の太ももに触れたのが彼女にもはっきりわかった。

いやだ!こわい!
彼女は身をこわばらせ、両足をぴったり閉じて彼の侵入を防ぐとともに身をよじらせて激しく抵抗する。
だが彼はそんな彼女をあざわらうかのように左腕に力を入れ、彼女の動きをますます奪っていった。
そして右腕と左足で強引に彼女の両足をこじ開け、その身をこじ入れてゆく。
彼女のその姿は、まるで蜘蛛に捕らえられてもがく蝶のようにも見えた。

彼のいきり立った熱い分身が、彼女の両足の付け根にある大切なところに触れる。
彼はそのまま腰に力をこめて今にも目的を果たそうとする。
彼女は腰をずらして懸命にそれをかわすと、少しでもそこを彼から遠ざけようと自分の頭のほうへ彼女の身体をずらせていった。
彼はなおも左手に力をこめて彼女の自由を奪ってゆく。
そしてもう一度自分の腰を彼女に押しつける。彼女はなおも懸命に身をよじって逃れようとする。
それはまるで二匹の尺取虫のようにも見えた。
やがて彼女の頭は部屋の壁に達し、彼女はそれ以上の逃げ場を失った。
彼はさらに自分の腰に力を入れてその熱いものを彼女の身体に押しつけてゆく。
彼女のそこにそれが触れると、彼女は腰を動かしてそれをかわす。
触れる、かわす。触れる、かわす。触れる、かわす。
そんなことが数回続いた後、突然彼の口から「うっ!」という低い声が漏れたかと思うと、彼女を押さえつけていた力が抜けた。
同時に彼女の下腹部になま暖かい液体が飛び散り、部屋に甘酸っぱい臭いが広がった。

そのまま放心状態の彼を横目に、彼女はあわてて脱ぎ捨てたパジャマを手に取ると、
全裸であるのもかまわずに一目散に自分の部屋に駆け込んでいった。
55ねぇ、名乗って:01/12/17 19:58 ID:JEXyDvzM
sage
56ねぇ、名乗って:01/12/17 20:03 ID:bWehA4s8
保全
57ねぇ、名乗って:01/12/17 20:11 ID:iGCoMhRB
さて、盛り上がって来たところで、オレも明日うちに
配送されてくる松下のDVD録画機DMR-HS1のスペックの
話でもして花を添えるとするかな。
58ねぇ、名乗って:01/12/17 20:39 ID:+Ag7J/15
翌日の仕事は、二人にとってこれまでで最低なものになった。
ユニゾンであるにもかかわらず、二人の呼吸があわないのだ。
いや、それだけではない。普段なら楽屋で他愛ない話をする二人が、一言も言葉を交わさないのだ。
それどころか、まるで意識したかのように視線をそむけ、互いの顔を見ようとしなかった。
なんとかスケジュールはこなしたものの、終わってから当然のようにマネージャーから叱責を受けた。
「まったく、今日はどうしたんだ。二人ともまったく息が合ってなかったぞ。
今日はまだライブで時間も短かったんでごまかせたものの、これがTVやレコーディングだったらどうなってたことやら。
まさか喧嘩でもしたのか?あ?まあそりゃぶつかることもあるし、喧嘩するのは自由だけど
二人とももうプロなんだから、そのへんはきちんとビジネスとして割り切ってもらわないと。
幸い今回のスケジュールは今日で終わりだし、明日は東京へ帰るだけだからよかったけどな。
次の仕事までにはちゃんと仲直りしといてくれよ、まったく。」
「すみません・・・」
「ごめんなさい・・・」
ただあやまる二人。まさか昨夜あんなことがあったなんて、いくらなんでもマネージャーには言えなかった。

その夜彼女はホテルに帰ると、ベッドの中で考えていた。
なんで・・・昨日はあんなことしたんだろう・・・
ただ年下の男のコをからかっただけ?・・・それとも・・・わからない・・・
でも・・・ただの仕事のパートナーだったら決してあんなことは・・・
考えても答えは出なかった。ただ、一つだけはっきりしていることがあった。
それは・・・彼の心をもてあそんだことをあやまらなければいけないということだった。

その頃、隣の部屋で彼もまた悩んでいた。
なんであんなことしたんだろう・・・
確かに、彼女にからかわれているのはわかっていた。
そう、まるで子供がおもちゃを弄ぶかのように。
だが、だからといって襲っていいなんてことはあり得ない。それは男として最低のこと。
彼女・・・ショックだったろうな・・・あやまらなくちゃ・・・

だがそんな冷静な自分とは別に、もう一人の自分も確かに存在していた。
正直な話、夕べから彼女の裸身が目に焼きついて離れない。
彼女の乳房、彼女のへそ、彼女の腰、彼女の太もも、そして彼女の・・・
彼女を抱きたい!そういう欲望が起きるのも、若い男性としては当然のことだった。

そんな相反する二つの心の挟間で彼は揺れていた。
そんなことで本当に今後一緒にやっていけるんだろうか。
ただでさえこれまでに一人脱退して、これからは二人でやっていかなければならないのに・・・

彼がそんな葛藤にさいなまれている時、部屋のドアをノックする音がした。
「ごめん・・・あたし。ね、部屋に入っていい?」
59名無しの王国@野望いっぱい:01/12/17 21:57 ID:SGjSCS7V
続ききぼんぬ
60ねぇ、名乗って:01/12/17 23:57 ID:czTsoRgs
「そ・・・その・・・夕べはごめんなさい。」
「ううん・・・あたしのほうこそ・・・からかってゴメンね。」
ベッドに並んで腰掛ける二人。彼女はパジャマ、彼は上下のジャージ。
それはまるで昨夜と同じ光景のように見えた。
ただ違うことは、二人の会話より沈黙の時間の方が長かったということだ。
「俺・・・最低だな・・・いきなりソニンを襲っちゃうなんて・・・」
「ううん・・・あたしのほうこそ・・・ユウキの心を弄んじゃって・・・」
言葉ではあやまりつつも、二人とも互いの顔を見合わせようとはしなかった。
彼の方は、彼女を見るたびにその裸身が透視したように浮かび上がってくる。
ましてや彼女は昨日と同じパジャマ。そして今日も甘い香りを漂わせている。
そして昨日と同じように、手を伸ばせばすぐ届く位置にいるのだ。
この状況で彼女の顔を見つめたら、また昨日と同じように襲ってしまうかもしれない。
さすがに彼はそこまでの理性を保てる自信がなかった。

一方彼女の方もこの状況で彼の顔を見つめることはできなかった。
たとえ冗談半分だったとしても、今まで誰にも見せたことのない生まれたままの姿を彼にだけは見せたのだ。
でも、なぜ彼に・・・仕事のパートナーだから?
彼女も一生懸命自問する。・・・が。答えは出なかった。ただ、「彼にだったら見せてもいい。」
昨夜のあの時、そう思っていたことだけは確かだった。
答えが出ない中途半端な気持ち。そんなことでこれから彼と一緒にやっていけるんだろうか・・・
ううん・・・そんなんじゃいけないよね。やっぱりあたしの事、知ってもらわないと・・・
冷静に考えれば理由にもならない理由だったが、彼女はそう思うことで自分を、自分の心を納得させようとした。

しばらくの沈黙の後、どちらともなく口を開いた。
「あ・・・」
「あ・・・」
言おうとした言葉がかぶり、さらに気まずい沈黙が流れる。
「なに?ユウキからいって・・・」
「その・・・本当にゴメン。でも、夕べのソニン・・・とてもきれいだった・・・」
「ありがとう・・・うれしい・・・」
やがて彼女は意を決したかのように、彼に向かって言葉を吐いた。
「ね・・・昨日の続き・・・しよっか・・・」
「え・・・えっ・・・」
あまりの言葉に驚く彼。まさか彼女がそんなことを言い出すなんて・・・
「ほら・・・やっぱりあたしたち二人って・・・これから一緒にやっていくパートナーじゃない・・・
だから・・・あたしも・・・こんな気持ちじゃ・・・やっていけないと・・・思う・・・
もっと・・・あたしのこと・・・知って・・・ほしい・・・から・・・」
それが本当の気持ちではない、単なる言い訳にすぎないことは彼女にもわかっていた。
おそらく隣の彼にもわかっていただろう。彼女の言葉が、彼ではなく実は彼女自身を納得させるために発していることを。
ただの気持ちの高ぶりなのか、それとも反省して小さくなっている彼を哀れんだからなのか、
それとも3つも年下の彼のことを・・・
本当の気持ちは彼女にもわからなかった。ただ、わかっていたことは
「彼になら見せてもいい、そして彼になら許してもいい。」ということだった。
それがなぜだかはわからない。ただ奇妙なことに、それだけは彼女にも確信が持てた。
「本当に・・・いいの・・・?」
彼は驚いて彼女に声をかける。その彼に対して彼女ははっきりとうなづいた。
「うん・・・ユウキになら・・・いいよ・・・」
彼女は昨夜と同じように、パジャマのボタンに手をかけて一つ一つゆっくりと外していった。
ボタンを一つ外すたびに、彼女の身体が徐々にあらわになってゆく。
ただ、昨夜と違うことは、隣に座って彼女を見つめている彼に向かって
「あたしだけ脱ぐのは恥ずかしいな・・・ね・・・ユウキも一緒に脱いでよ・・・」
と微笑みながら言ったことだった。
61ねえ:01/12/18 01:22 ID:tjoixAYu
保全さげ
なかなかイイんじゃにゃいにょ〜
63ねぇ、名乗って:01/12/18 11:42 ID:xDTwd6Oh
とある地方のビジネスホテルの一室。
ベッドの上に二人は向かい合って座り、お互いを見つめていた。
何も身につけていない、生まれたときのままの姿。

「やっぱり・・・ちょっと・・・恥ずかしい・・・ね・・・」
彼女が少しはにかみながら彼に語りかける。
「う・・・うん・・・」
彼は顔を赤くして顔を少し下に向けたままだ。
やがて彼女はゆっくりと両腕を上げると彼の首に回し、その頭を抱え込むと自らの唇を彼の唇に重ねていった。
彼は少し驚いたようだったが、やがて自らも彼女の唇に押しつけてゆく。
しばらく重ね合ったのち、どちらからともなく互いの舌と舌を絡ませていった。
彼にとってはそれは初めての経験であり、多少ぎこちないものではあったが、それでも懸命に彼女に応えようとしていた。
そして彼も自分の両手を彼女の背中に回して彼女を抱きかかえると、徐々に自分の体重を彼女にあずけ、ゆっくりとベッドの上に倒れこんでいった。

ベッドの上に仰向けに横たわる彼女。その彼女の身体の上で彼は懸命に彼女を愛撫していた。
その唇と舌は彼女の唇から首筋、そして乳房からその下へ。
両の手は彼女の乳房をもみしだき、やがて脇腹から太ももへと降りてゆく。
彼にとってはもちろんこれまでに経験したことのない行為であった。
無論、その手のビデオを見たことはあったが、そんなビデオの男優の行為を覚えているわけではない。
それは、あるいは彼の中にあるオスとしての本能がなせることなのかも知れなかった。

彼の舌や唇、掌が彼女の身体の上を這ってゆく。
時折彼女は小さくぴくりと身体を痙攣させ、またある時は「・・・ん・・・ふっ・・・」と吐息を漏らした。
彼女にとってもそれは実は初めての体験だった。

彼の舌が彼女の乳房から乳首にたどりつき、唇に含んで舌で彼女の乳首を転がす。
「・・・んん・・・あふっ・・・・」
これまでに感じたことのない刺激を受け、彼女の口から声が漏れた。
彼の左腕は彼女の反対側の乳房を手の中でゆっくりと転がし、右手は太ももから内側へと回り込み、内ももに沿って身体の中心へと移動してゆく。
やがてその手は彼女の足の付け根へとたどり着く。
彼は右の掌で彼女の大事な部分を包み込むと、その肉のあわいめに沿って指先をすべらせていく。

ぴくり

その時、彼女の身体が大きく痙攣したように感じられた。
64名無し娘。:01/12/18 13:39 ID:F7iKC78i
ほぜん
65ねぇ、名乗って:01/12/18 17:58 ID:xDTwd6Oh
彼は次第に自分の身体を彼女の下半身のほうに動かしてゆき、顔を彼女の下腹部に近づけ、両手で太ももを抱えあげる。
赤ん坊がおむつを替えてもらうときの姿勢。
彼の目の前に、彼女の大切な部分があった。
初めて見る女性のその部分。
「へえ・・・これが・・・女のコって・・・こうなってるんだ・・・」
巷ではよく鮑や牡蠣に形容されているその部分。彼にはなんとなくその形容が理解できた。
なおもしばらく魅入られたように彼女のそこを見つめている彼。
そんな彼の視線に気づいたかのように彼女がふと言葉を漏らした。
「恥ずかしい・・・あんまり・・・見ないで・・・」
その言葉にふと我に返った彼だったが
「そんなことない・・・キレイだよ・・・」
と返事にもならない返事を返すことが精一杯だった。彼の興味は初めて見るその部分に集中している。
「さわっても・・・・いいかな・・・・」
そう言うと今度は彼女のその部分を両手の指で広げたり、指の腹でなぞったりしてみた。
彼女の方はというと、両手で顔を覆って懸命に羞恥をこらえている。
無理もない。今まで誰にも見せたことのない彼女の大切な箇所。それが今、彼の目の前に晒されているのだ。
なおも彼は自分の指をゆっくりと、やさしく動かしてゆく。あるときは窪みに沿って、またある時は襞の部分を左右に・・・
彼女はその刺激に我慢できないのか、彼の指が動くたびに
「あっ・・・うっ・・・ふっ・・・」と喘ぎ声を漏らすようになった。
66ねぇ、名乗って:01/12/18 20:59 ID:GflOjjM/
やがて彼は、彼女の大切なところにある裂け目の頂点にある小さな真珠を見つけると、
それを被っている皮を丁寧に剥いて親指と人差し指でその真珠の周りをなでた。

「ひゃうっ!・・・」
彼女はこれまでにない大きな声をあげ、顔を覆っている両手にさらに力をいれた。
思わぬ声をあげてしまったあまりの恥ずかしさに、彼女の顔が真っ赤にそまっているのが両手の上からでもわかった。

この人・・・なんて可愛いんだ・・・そういえば・・・

彼は彼女と初めて会ったときのことを思い出した。
彼と・・・彼女と・・・そしてもう一人。
「はじめまして。ソニンです、よろしくね。」
にっこりと笑う彼女。その時は
「これからこの人と一緒にやっていくのか・・・俺より3つも年上なのに、なんだかそんな気しないな・・・」
としか感じなかった。だがしばらくしてもう一人が抜けることになった日、彼女が一瞬だけ見せた不安そうな表情。
その時「あ・・・この人もこんな表情するんだ・・・なんだかかわいいな・・・」と思ったこともあった。
そして今・・・悪友からうらやましがられるアイドル。
決して美人とは言えないが、なんともいえない愛嬌のあるかわいらしい顔。
そしてその後も時折彼に見せる彼しかしらない彼女の表情。
その彼女がまったくの無防備な状態で彼の目の前にいて、自分のもっとも大切なところを彼にだけ見せているのだ。
そう考えたとき、彼は彼女のことがとても愛とおしく感じられた。
そしてごく自然に顔を彼女の大切なところに近づけ、そっと唇を触れさせた。
「ふうううっ・・・だ・・・だめ・・・」
ふたたび彼女は声をあげる。彼もまた
「大丈夫だよ・・・」と答えにならない答えをすると、その舌を谷の外縁に沿って這わせる。
「あっ・・ふうっ・・・だめ・・・うっ・・・ふぅっ・・・」
彼女の呼吸がだんだん荒くなり、それに伴って乳房が上下に動いている。
同時に喘ぎ声ともうわ言ともつかない声をあげていた。
しばらくして彼は頭をあげて彼女から唇を離し、あらためてその部分を見つめてみた。
彼の唾液と彼女の身体から染み出した液体にまみれながらときおりひくひくと動く彼女のそこは、
まるで彼女とは別の生き物のようだった。
いたずらしてやれ・・・・
ふとそんなことを思った彼は、彼女のその中心に小さな穴を見つけると中指をその中に押し入れていった。
「い・・・痛い!痛い!痛い!」
突然彼女が悲鳴をあげる。と、同時に彼女もそして彼も我にかえった様子だった。
「もう!いたいじゃない!女のコの身体はデリケートなんだから、もっと大切に扱ってくれないと。」
「ご・・・ごめん・・・」
彼を叱る彼女。叱られて少しだけ体をすくめる彼。
だが、このことが二人の緊張をほぐしたのだろう。やがて互いに顔を見つめて
うふふ・・・うふふふふ・・・・
と微笑みあった。
67ねぇ、名乗って:01/12/18 23:12 ID:GflOjjM/
「い・・・いいかな・・・」
彼が問いかけると
「うん・・・・」
彼女がうなづき、ふと彼のほうへ目を向けると特に意識したわけではないのに彼の分身が目に入った。
それは幼いときにお風呂で見た父親が持っていたものとは全く別のなにかに見えた。
大きさも形も全然違う、全く別のなにか。
あんなものがこれから自分の中に入ってくるのだ。
こわい・・・
彼女は少しだけ恐怖を感じ、彼に対してふたたび言葉を発した。
「でも・・・やさしくして・・・ね・・・」

「大丈夫だよ・・・」
彼は自分の身体を彼女の両の足の間に割って入らせ、彼女のその部分めがけて自分の腰を押しつけてきた。
彼女は少しだけ腰を引いたが、昨夜のようにあからさまに逃げるようなことはしなかった。
彼は自分の分身を彼女の中にこじ入れようとしたが、そこにあった彼女の粘膜に阻まれてしまった。
あ・・・あれ?おかしいな・・・?
少し焦る彼。もう一度体勢を立て直して再び彼女の中に侵入を試みる。
が、やはり彼女の粘膜に阻まれて目的を達することはできなかった。
そんな彼を見かねて、彼女が助け舟を出した。
「・・・もう・・・そこは・・・違うよ・・・」
そう言ってくすり、と微笑むとゆっくり手を差し出して彼の分身に添えると、自らそれをゆくべき場所へと導いた。
彼女に導かれて彼の熱い分身は彼女の中へゆっくりと押し入ってゆく。
「うっ・・・ううっ・・・ぐっ・・・」
彼女に激痛が走る。これまで経験したことのない痛み。
結構激しいダンスとかしたから、大丈夫かなと思ったけど、やっぱり痛い。
彼女は彼の分身を受け入れている間、低いうめき声をあげて両腕を彼の背中に回し、その腕に力を入れて彼を抱きしめた。
そして彼が彼女の奥まで到達し、その動きを止めると大きく息を吐いた。
「ご・・・ごめん・・・痛い?」
「・・・うん・・・ちょっと・・・でも・・・大丈夫・・・」

それから彼はゆっくりと自分の腰を動かし始める。
彼の分身が前後に動くたびに、彼女に激痛が走る。
・・・話が違うじゃない・・・夕べのビデオの女の人は全然こんな風じゃなかった・・・
ふとそんなことを思った。
だが、間もなく彼女がその激痛から逃れられる時がやってきた。
その間、前後に腰を動かせていた彼だったが、しばらくして
「ご・・・ごめん・・・もう・・・」
と声を途切らせると昨夜と同じように
「・・・うっ・・・」という低い呻き声をあげるとその熱い精を彼女の中に奔ばしらせた。

彼はその後もしばらくの間彼女の身体を抱きしめたままだったが、
やがて彼がその身体を彼女から離すと、彼が彼女の中に残してきたものがひと滴、またひと滴彼女の中から滴り落ち、
内ももをつたってシーツの上に落ちていった・・・

ただ痛かっただけの彼女の経験。
でも、これで少しは判りあえたのかな・・・彼女はふとそんなことを思った。
68ねぇ、名乗って:01/12/18 23:49 ID:Xw2ikaos
EEJUMPへの愛が感じられるイイ作品だぁね
これからの展開がどうなるのか…
69ねぇ、名乗って:01/12/18 23:52 ID:NBdkabza
「ご・・・ごめん・・・」
「・・・ん・・・いいよ・・・ユウキも初めてだったんでしょ・・・あたしも・・・」
「・・・・・・」
「・・・ね・・・どうせ明日は仕事ないし、東京へ帰るだけだからしばらくこのままでいようよ。」
そう言うと彼女は再び彼の背中に腕を回して彼を抱き寄せ、ゆっくりとベッドに倒れこむ。
そのまましばらくの間、彼と彼女は生まれたままの姿で抱き合って過ごしていた。

それからというもの、傍目にとって二人のユニットは順風満帆に見えた。
一位こそ取れなかったものの、出した曲はヒットし、メディアへの露出も増え、名前も売れてきた。
そして二人の関係も充分うまく行っているように思えた。
彼も彼女も、互いのことを自分が一番よく知っていると感じていた。
もちろん、あの夜のことがあったからだなどということはおくびにも出せなかったが・・・

いや、それだけではない。キャンペーンや番組出演などで地方のホテルに泊るようなことがあると、
その度に身体を重ね合わせた。
彼が彼女の部屋にいくこともあったし、逆に彼女が彼の部屋に行くこともあった。
そしてそこは、顔が売れてきた二人にとっては最も安心できる場所でもあったのだ。
互いの部屋を訪ね、その身体を重ね合わせて互いを求め合う。
彼のほうはどこで仕入れてきたのか彼女に向かって
「ねえ、今日は四つん這いになってよ。」
「今度は上になってよ。」とか言いだす始末だった。
彼女のほうは
「興味深々の年頃だし、仕方ないかな・・・」
と諦め半分、また彼女自身のそういうことへの興味もあって、彼の要求になるべく応じるようにしていた。
無論・・・最初の時のようなただ痛いだけではなくなって来たことも事実ではあったが・・・
それに何より、二人でいろいろな経験を積んでゆくことでパートナーとしての互いの絆が深まってゆく。
彼女にはそう思えたし、そう確信できた。
そして彼のほうも多分・・・いや、きっとそう思っているに違いない。
少なくとも彼女はそう信じていた。

だが・・・そんな彼女の思いを裏切るかのように次第に二人の間の歯車が
徐々にではあるが噛み合わなくなってゆく。
原因は何となくわかっていた・・・そう、あの女の存在だった。
70闇の使者:01/12/19 00:51 ID:s0GGT4qA
age
71ねぇ、名乗って:01/12/19 00:57 ID:q35HjCGL

소닌이 좋고 좋고 견딜 수 없다 ...
う〜ん「あの女」って誰!?名前と歳をカム!!
73ねぇ、名乗って:01/12/19 02:26 ID:LzsoRGD3
>>72
「ちゃむ」じゃない?
その女のことは彼女も知っていた。いや、知らない人はいないと言っても過言ではなかった。
彼の姉が所属する国民的アイドルグループ。
そしてつい先年そのグループを脱退したこと。
またその女が加入直後の彼女の姉の教育係を勤めたこと。
彼女はその女と面識はなかったが、その女のことを嫌っているわけではなかった。
いや、むしろ同じ世界に籍を置く先輩として尊敬の念を抱いていたといってもいいぐらいだった。
その女が脱退後もちょくちょく彼の実家に遊びに行っているという噂を聞いた。
もちろん、その目的は彼ではなく、彼の姉の方にあったのだが、それでも彼とその女とが親しくなるのには充分であったともいえた。
本来であれば、プライベートな時間に彼がどこで何をしようと彼女には関係のないことだった。
なぜなら、彼と彼女はあくまで仕事上でのパートナーのはずだったからだ。
だが、彼女にはそう単純に割り切れなかった。
彼とその女との親密さが増してゆくのと時を同じくするように、二人の絆が徐々にではあるが弱まっていくように感じられた。
根拠はない。
それはただ彼女の直感というか感覚というべきものだったからだ。
もちろん、それからも二人が身体を合わせることは幾度となくあった。
が、その最中ですら以前ほど彼との強い絆が感じられることはないように彼女には思えた。

ひょっとして・・・彼はもうあたしとの絆を求めていないのではないか・・・
そんな不安が彼女を襲う。
彼女は彼を問い詰めたい気持ちに何度もかられたが、その度にもう一人の彼女がブレーキをかける。

あたしたちはあくまで仕事の上でのパートナー。恋人じゃないんだ・・・
こんなこと彼に言ったら、まるで嫉妬してると思われてしまう・・・

彼女はそんな不安と葛藤を抱いたままそれからも彼との仕事を続けていたが、
次第にいたたまれなくなってある日とうとう彼と話をしようと思い立った。

コンコン・・・
「ねえ、あたし。ユウキ・・・いる?」
彼女が彼の部屋のドアをノックする。が、返事はなかった。
しばらくしてもう一度ノックしてみるが、やはり返事はない。
彼女は部屋に戻って彼の部屋をコールする。が、何度鳴っても誰も出なかった。

こんな時間・・・どうしたんだろう・・・本当は部屋にいなきゃいけないはずなのに・・・
さらなる不安が彼女を襲い、その夜彼女はほとんど眠ることができなかった。

・・・彼がホテルを脱走してその女のところへ行こうとして見つかったという事実を彼女が知ったのは、翌日のことだった。
面白くなってきたんじゃにゃいにょ〜!
ココまでしっかりした小説になってきたんだからエロが無くて
文句言う奴はいないと思うんだけど…そのへんどうにゃにょタムラ編集長!!
76ねぇ、名乗って:01/12/19 11:21 ID:9uh+Ka4z
エピローグ〜

脱走が見つかった彼は激しく叱責され、長い謹慎を食らった。
その間、彼女は一人で活動することを余儀なくされた。
これまでいつも隣にいた彼のいない現実。
それは彼女の中に大きな穴をあけるとともに、彼女に改めて彼の存在を認識させることになった。
あたし・・・こんなにユウキに頼ってたんだ・・・
だが、現実に彼女の隣に彼はいない。
彼女はマネージャーに頼みこみ、可能な限り仕事を入れてなるべく彼のことを考えないで済むようにしたが、
それでも一人になると彼のことを考えてしまう。
身体を重ね、二人の絆を確かめ合った日・・・またそんな日は来るんだろうか・・・・

あの女も念願かなって再びデビューした。
デビューに際し、彼とは別れさせられたような話も聞こえてくる。
そして彼も、謹慎とはいうものの実はこのまま戻ってこないのではないかという噂も彼女の耳に入ってきた。
だが彼女はそのいくつかの噂を確かめようとはしなかった。
彼女ならば、それらについての本当のことを確かめようと思えば簡単に確かめられるはずなのだが、
あえてそれをしようとはしなかった。
だって・・・この先どうであれ、あの時彼と確かめ合った絆は事実なのだから・・・
そして、彼がまた彼女の元へ帰ってきたとき、またその絆を確かめられたらいいな・・・
だから彼が帰ってきたとき、ちゃんと戻れる場所を彼女の中にだけは作っておこう・・・

彼女はそう思いながら、今日も歌いつづける。

(了)