393〜414の流れで>>
後藤の愛撫によって、腰が抜けたように脱力した高橋。
つぶらな瞳に涙をいっぱいに浮かべ、それでも無意識に恥らうように身をよじる。
「はあっ・・・あっ、ううっ。」
しかしすでに高橋の意識は朦朧と、快楽の電流に翻弄されていた。
後藤は左手で自分の乳房をまさぐりながら、
右手をさえぎろうとする高橋の抵抗をものともせず、
敏感な下腹部を巧妙に責める。
高橋の瞳を見据えたまま、唇を奪い、無理やり舌で閉ざされた前歯を
こじあけると、口内にたっぷりと溜めた唾液を高橋の口内へと流し込む。
「うぶっ、・・・む・・・んぐっ。」
まだキスというものすらよく分かっていない高橋は、
後藤の唇を頭では拒んではいたが、唇を吸われついばまれるのにまかせ、
その唾液を飲みこんだ。
くちゅくちゅと後藤の舌が高橋の口内を激しく動き回る度、
高橋のまだ幼く薄い唇から唾液の糸が胸元に滴った。
まただ・・・またこないだと同じ・・・。
後藤の巧みな愛撫に、結局どうする事もできない高橋。
汚れてしまったという自責の念。石川へのピュアな気持ちとは相反する、
後藤に支配されているという矛盾した恍惚とする気持ち。
無力な自分を呪いながら、先ほど自分が後藤に投げかけた疑問が頭を渦巻いた。
なんで、この人はこうなっちゃったんだろう・・・?
「あうっ!ごっ後藤さんっ・・・駄目っそれは・・・。」
朦朧とした頭を雷のような刺激が下腹部から走る。
思考を中断され、高橋の腰がはじけるように波打った。
「入っちゃうよ・・・愛ちゃんのここに・・・っ。」
後藤の中指が、機をうかがって高橋の秘部へと潜りこんできたのだ。
そのまま、親指の腹で包皮に潜りこんだままのクリトリスをグリグリと刺激する。
「はあっ・・・あっああっ、あううん!はあっはあっ!ひぐっ!」
きゅうっと敏感に指を絞めつける秘肉の感触。
ぷりぷりとした弾力を楽しみながら、
後藤は挿入した指をゆっくりと沈めていく。
指を進入させるごとに、高橋の悲鳴のような喘ぎが響いた。
後藤の指を、高橋の破瓜の血がうすく滴る。
しかし、豊潤に溢れ出した愛液が、後藤の支配欲を満足させていた。
痛みと快感、それが同時に襲う感覚。
「ぐすっ、ひっ・・・ひうっ・・・んっんっ・・・ぐうっ!」
高橋はもう喘ぐというよりも、すすり泣きに近い声で必死に耐えていた。
「愛ちゃんの初めてはごとーがもらっちゃったね。
もう愛ちゃんはごとーのモノだよ。」
いつもの邪気のない笑顔を浮かべながら、しかしその瞳には狂気が宿っていた。
「ひっ、んうう・・・んっ、こんな事しても、ワタシは・・・っ
後藤さんの通りにはならっ・・・はっ・・・なりませんっ!」
「なんで?いいじゃん梨華ちゃんの事なんてもう。
だったら壊しちゃうよ。愛ちゃんの想いなんて全部。
今度はもう恥ずかしくて梨華ちゃんの事見れなくなるぐらいに・・・。」
「きゃうっ!」
後藤は指を秘部に挿入したまま、高橋の腰を背後のシンクの上へと押し上げた。
尻を台上にあずけた高橋はシンクの上で脚を大きく広げた形になってしまう。
後藤は軽く膝立ちになると、高橋の赤くただれたような濡れひかる秘部が
目の前にあらわになる。
高橋は必死に脚を閉じようとするが、腰に力が入らない。
そのまま、秘所を後藤の鼻先に突き出すような恰好を余儀なくされる。
「うわあ・・・こんな近くで見てるよ。愛ちゃんの。
やらしいね、ほら。」
「やああっ!やだっ!後藤さんっ・・・見ないで下さいっ、
お願いだからやめてぇ・・・。」
白い下腹部から、まだ薄いピンク色の裂け目がぱっくりと口を開けている。
その下のアヌスは、秘肉に沈み込んだ後藤の指が出し入れされるたびに
呼吸をするようにひくついた。
後藤は愛液をたっぷりと滴らせた中指に人差し指までそえ、
今度は2本の指で其処に侵入した。
「はうっ!駄目ぇ・・・怖いっ!」
「怖くなんかないよ・・・愛ちゃんらしく素直に感じたらいいの。
もっと気持ちよくなるんだから・・・。」
そう言うと、後藤は指を回転させながら奥に沈めていく。
そしてつんと上を向いたクリトリスへと唇を近付けた。
唇で包皮を押し上げると、その下からひかえめに震える小さなクリトリスが
姿をあらわした。
「うあっ!ううっ・・・う・・・あああっ。」
其処が空気に触れただけで、高橋は今まで感じたことのない快感に
身をよじらせた。
しかし動けば動くほど、楔のように自らの腹部に侵入した後藤の指が
膣内をこすりあげる。
後藤は更にその剥き出しになったクリトリスを舌で持ち上げると、
唇でまるでフェラチオをするように吸い上げた。
「きゃっ・・・あっ!うむうううっ。」
高橋は顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら、自分が上げる淫らな声を殺そうとした。
唇をかみしめ、鎖骨までずりあげられた上着を口にあて必死でこらえる。
「・・・ほら、いっちゃいな。
愛ちゃんがイクところ、ごとーが全部見てたげる。
我慢しないでいいんだよ。そのほうが楽になれるんだからっ。」
がくがくと高橋の身体が震えたかと思うと、
その白いお腹がひきつるようにわなないた。
「イキそう?イっちゃうの?ほら愛ちゃん、ごとーの目見てよ。
自分で言ってごらん、認めてよ。
愛ちゃんはごとーにイカされちゃいますって。」
「・・・っ、ああっあっんっ、んんっあ・・・ああっ!」
ちゃぷちゃぷと激しく飛沫を飛ばしながら、後藤は其処に最後の責めを開始した。
容赦無く浅い部分を中心に、挿入した指を激しく振動させる。
「・・・っ!っひ・・・!」
声にならない泣き声を上げ、高橋の身体が操り人形のように崩れ落ちた。
全身が力を失ったように、弛緩してしまう。
しかし自然と白い肩は呼吸で上下し、半開きの唇からは吐息が漏れた。
後藤は表情を失った高橋を見つめ、ゆっくりと挿入した指を引きぬく。
愛液が噴水のように飛び、シンクに広がっていった。