ザ☆ピース!

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1名無しさん
ネットで見られる動画ないっすか?
2名無し募集中。。。:01/10/17 21:14 ID:j4AlHnN/
ピ〜ス ピ〜ス
3奈々氏:01/10/17 21:14 ID:bgKM7WU8
ピースなっち
4ななすぃ〜:01/10/17 21:15 ID:kMIZKLcP
なんだ、放置スレじゃないの?
5名無し募集中。。。:01/10/17 21:17 ID:FIxastGC
とぅきなぴとんが♪
6名無しさん:01/10/17 21:18 ID:HhXzFXcy
7名無し募集中。。。:01/10/17 21:19 ID:DMC3OqtC
>>6
「ザ」と「☆」と「!」が足りません。
8プリンス@羊:01/10/17 21:19 ID:iG87Yl95
>>4
ピ−スするスレでしょ。

ピ〜ス ピ〜ス
 
9名無し募集中。。。:01/10/17 21:19 ID:J86iHUxE
>>6
ワラタ

>>1
昨日フルPV出回ってたよ
10名無しさん:01/10/17 21:20 ID:NiW8AK7n
娘の道。っていうサイトで落とせるよ。
ショートverのPVとFAN出演の時の動画。
11名無し募集中。。。:01/10/17 21:21 ID:daha7Kcf
ピ〜スが出る前にこのタイトルつけたら名スレになったかも
12名無しさん:01/10/17 21:22 ID:wjad/jbc
どこで?>>1
13名無し募集中。。。:01/10/17 21:23 ID:6hj2f3LJ
14電車deゴー6thmix:01/10/17 21:30 ID:goWuPEK7
15JM:01/10/20 04:46 ID:Jf4DxwyS


  壊れた時計 〜 2 MINUTE WARNING 〜



プロローグ someone to watch over me/気配



私が初めてその少女に出会ったのは、暑かった夏が漸く終わ
りを告げた頃だった。

今にして思う。

私の中から永遠に消える事がないであろう、その秋の記憶
の始まりは、唐突に訪れていた。
16序章:01/10/20 04:50 ID:Jf4DxwyS

クーラーの効き過ぎた喫茶店の片隅で、私の前に座っている
少女は、写真で見たとおり掛け値なしに美しかった。

端正な顔付きに反比例して少し憂いを帯びた瞳が妖しく光っ
ている様に見える。少し茶色がかった髪の毛が私の眼に眩し
く映えていた。

彼女の隣に座る中年の男が忙しなく私に向け話している最
中も、眼前の彼女がやるせなさそうに肩まで伸びているそ
の髪の毛を幾度か手で梳く仕草が目に飛び込んでくる。

そうした彼女の立ち振る舞いが私の心の奥底をやんわりと刺
激する。クーラーの冷気に乗って彼女の香りが私の鼻腔に伝
わる。久しく鈍っていた「ある感覚」がホンの少しだけ目覚
めていくのを感じ始めた。

それは、あくまでも心の奥底での一瞬の出来事ではあったが、
私の胸中は、まるで失っていた記憶の断片が繋ぎ合わさるよ
うな奇妙な感覚に囚われていた。


<続>
17序章:01/10/21 04:26 ID:xF5DFpkS

「・・・やはり、お断りします」
「大変な事をお願いしているのは承知していますが、
そこを是非ともお引き受け願いないでしょうか?」

「申し訳ないですが理由はともかく・・・。残念ですが電話
でもお話したとおり、お断りさせて頂きます」
「いや、そこをなんとかですね・・・」
「申し訳ない。やはり無理です。お話はここまでに・・・」

彼女の美しさが私の心を揺さぶった事と、その依頼を受け
入れる事は全く以って別の話だった。例えその少女が私の
心をいくら乱そうとも、それとこれとは何ら関係のない事
だった。

「しかしですね・・・」
「とにかく、私は失礼します。それでは」

私は複雑な思いを振り切るかのようにやや強い口調で男の申し入
れを断ると、伝票を持って席を立ち自分の会計を済ませた。

こういう時は後腐れのないほうがいい。極めて事務的な態
度で接するのが礼儀と言うものだと、私は勝手に解釈してい
る。私は間髪を入れずに勢い良く喫茶店を辞した。
18序章:01/10/21 04:33 ID:xF5DFpkS

しかし中年男の立場にしてみれば、そうはいかないのも
私なりに分かっているつもりだ。彼も内輪の恥を忍んで
私らの様な、いかがわしいトコロへまで来たのだ。

相当な覚悟を決めて来たのは、容易に推測できる。やは
り、当然の如くに必死の形相で私の直後を追う様にして
付いて来たのを背中越しにそしてかすかによぎった左目
で確認した。

しかし私は男が息を切らしながら背後に近寄ってくる気
配を感じつつも、振り返る事無く眼前に広がる大通りに
出て、流しのタクシーが来るのを待っていた。当然の行
為として、男の存在には気付かぬ振りを決め込んでいた。

「ハァハァ…。ちょっと待ってください。もう少し、
もう少しだけでイイですから、私の話を聞いて頂けませんか」
「・・・」

中年男が健気に声をかけてくる。一向に返事をしない私
に対しそれでも尚、男は私に縋ってきた。私の心に重苦
しい気持ちが覆い被さってくる。気まずい空気が流れ始
める。私は一刻も早くこの場から立ち去りたかった。し
かしその中年男は、簡単にはそうさせてはくれなかった。


<続>
19序章:01/10/22 05:18 ID:d/1U/PrQ

「お願いします。アナタ方にしか、頼めないんです」

明らかに私のほうが年下だと言うのに、その男は終始敬
語で私に語り掛けてくる。立場上とは言え、その男の心
中を慮れば、心苦しいのも事実だった。

しかし男の頼みを素直に聞き入れる訳にはいかない事情
が私にも揺ぎなくある。故に無視を続けるしかなかった。

「砂島先生から皆さんのご活躍のお話は聞いています。
そこでアナタ方しかいないと考えた訳でして・・・」

「いやいや。砂島さんのお話は、腹8分で聞かれたほうが
賢明ですよ。あの人は少々オーバーなトコロがありますから…。
それに先生を含めて、皆さん私らを少し見込み過ぎています」

私は必死に男性からの申し出を断り続けていた。しかし
この程度の拒否反応では当然ながら男の気持ちを揺るが
すには、程遠いのは自分でも分かっていた。


<続>
20序章:01/10/23 05:33 ID:unndecaG

男の反駁が続く。粘りつく様なしつこい問いかけが尚も
続いている。

「そんな事はありません。失礼ながらこうしたお話をお
頼みする以上、アナタ方達の事は私らでも調べさせて頂
いています。実績は申し分ございませんし、関係者のど
こで聞いても、いいお話しか返ってきませんよ。ですか
らこそ、そこを見込んでお願いをした訳なんですから。」

「それは当方としてはとても有り難いお話ですが、正直
言いますと、今は、へまをしたばかりですから…。少し休
みたい気分というのもありましてね」

「勿論その事は・・・、重々承知しております。ですからその
代わりと言っては何ですが、報酬の方は弾みますので」
「しかしお金につられて、しくじったばかりですから・・・。
とにかく今日はこの辺で許して貰えませんか」

「しかし…」
「仕事となれば私だけとはいきませんし、当方の事情も
慮っていただければと…」
「そうですか、残念ですね…。ですがね、しかし、そこを
何とか、今回だけでも曲げていただく訳にはいきませんで
しょうか?」
「ですから・・・なんと説明すればよいのか・・・」

中年男の食い下がり方は、さすがああした業界で長い間
培ってきた事はあると感心せざるを得ない程、しつこく
それでいて丹念であった。

私は断る言葉が少なくなっているのを感じながらも、拒
否を続ける。そうするよりも道がないからに他ならなか
ったからだ。今、こんな複雑な仕事を引き受けきれるほ
どの余裕は、物理的にも、そして精神的にも余地がない
のは明白だった。


<続>
21序章:01/10/24 04:45 ID:Kbq0VACl

「申し訳ないが・・・。しかし今日は、私も悪かったですね。
最初からお引き受けするつもりもないのに、来てしまって・・・」

「謝らないでいただきたい。無理を承知できて頂けただけでも
有り難いのですから…」

年下の私が年配の人間にエラソ振るのは、正直本意では
ない。それに依頼の内容も些か興味を引いていたのも事
実だ。

だが、「前回の失敗」から日の浅い我々としては、リハ
ビリがてらに引き受ける仕事としては少々荷が重そうで
ある状況からは目を逸らす訳にはいかない。ただ…

そう、ただ職業柄の感と言うのは詰まらない物だとつく
づく思う。中年男の申し出を断り続ける私の眼には先程
から通りの向こうでエンジンを架けたまま停車している
スポーツカーの姿を捉えていた。

オフィス街、午後3時、公用車が数多く行き過ぎる国道。
見るべき物のない無機質な高層ビル群のど真ん中。真っ赤
に彩られたその車は、全てのウインドウにスモークが張ら
れて中の様子を窺い知る事は出来ないが、明らかにこの状
況において、存在が浮いているのは私の判断では明白だっ
た。

私の大して当てにならないが唯一の頼りでもある「職業的
直感」は、既に頭の中で大音量の警告音を発し始めていた。

私は中年男との会話を一端切ると、その車に向け厳しい視
線を放ってみた。高級車は相変わらずエンジンを吹かし続
けている。私は視線を逸らさずに、その車に向かい歩を進
めようとガードレールを跨ぎ掛けた、その瞬間だった。

まるで何事もなかったかのように、その赤い高級スポーツ
カーは突如、エンジンの音量を上げウインカーも出さずに
走り出した。高級車の存在に気づかず道路の左側一杯に走
行していたバイク便が慌ててハンドルを切る。しかしその
スポーツカーは一瞥もくれず、あっという間に、遥か前方
を横切る幹線道路へと姿を消した。


<続>
22序章:01/10/25 01:42 ID:+lOPgXsr

「・・・どうかしましたか?」

私の行動と不可解な高級車の動きを見て中年男が、訝しそ
うに語りかける。私は敢えて平静を装うように、努めて事
務的に応対した。

「いえ、別に。何でもありません・・・」
「そうですか…」

言外の言葉の意味を汲み取るのが、この中年男の主たる
仕事といっても過言ではない。当然ながら何でもないと
は思っていないだろう。

非常に嫌な胸騒ぎが私の心に鳴り響き始める。ここで断
りきって後で何かが起きれば、日を浅く連続して深い負
い目を背負い込む事になりそうなのは明白だろう。そう
した予兆は、十二分に感じさせている。

状況と場面の連鎖が、私を逡巡させる。中年男は、私の
そうした気持ちを見透かしたかのように、巧みに言葉を
掛けてきた。

「無理に、とは言いませんし、長期とも言いません。実際
警察にも相談しているんです。ですから、それまでの繋ぎ
で構いませんから、お願いできませんでしょうか?10日
間、いやコンサートまでの1週間で構わないですから」
「…」

事務所で待っている部下達の顔が浮かんでは消える。しか
し今の立場は、引くに引けない状況であるのも事実だ。砂
島先生の顔を立てて、礼を尽くしたのが運の尽きだったの
かもしれない。

私は自分の愚かさを呪いながら、止むを得ない決断を下さ
ざるを得なかった。



<続>
23序章:01/10/26 04:41 ID:swHy1GZC

「警察に話している、そうですか。確か・・・1週間ですね?
念を押しますが。本当にそれまでの繋ぎで構わないんですね?」
「ハイ、勿論です。どうでしょう?」

「そうですね・・・。根負けですよ、貴方の勝ちだ。分りました、
お話の続き、お伺いしましょう」
「そうですか!助かりました。ありがたい。それじゃ別の
ところで?」

「いえ、ここで構いませんよ。それに彼女はまだ店の中じゃ
ないですか」
「そうですね。それじゃあ・・・」

私らは、一度は辞した喫茶店の中に再び舞い戻った。俯
きうな垂れる彼女の前に座り直し、ウエイトレスにマズ
いストレートティーを再び注文する。私は胸ポケットか
ら旧式のやや大きめな携帯電話を取り出し事務所に掛け
た。

「あぁ・・・とにかく、そう言うことになったから・・・。文句は、
後で聞く。いいから早く来い。時間がないんだ・・・」

明らかに電話の先の仲間達は苛立ちと怒りを隠していな
かった。中年男の方も化粧室傍の踊り場で忙しなく電話
をしている。多分会社の上司か何かなのだろう。私はウ
エイトレスがぶっきらぼうに置いていったお冷やに口を
付け喉を潤す。やや重苦しい空気がテーブルの上に流れ
始めていた。

私はそうした空気を打ち消すかの様に軽く息を整えると、
目の前に座る美しい少女に話し掛けてみる事にした。思
い返せば、それが彼女との最初の会話だった事になる。



<続>
24序章:01/10/28 03:18 ID:BFlkiefQ

「あなた注文は?」
「わたしは、いいです」
「そう・・・。貴方おいくつ?」
「・・・17歳です」

「そう・・・」
「・・・」

まいった。何も会話が広がらない。私はいつもの如く情
けない姿を晒していた。私の日常には、自分と一回り近
く歳の離れた女性と話す事など滅多にない。
ただでさえ、女性との会話に難のある私には、ある意味
この瞬間は苦痛以外の何物でもなかった。

それでもどうにかして、上手い話をしようとは思うのだ
が、彼女の美しい瞳が私の口をさらに重くさせる。悲し
いかな、頭の中はカラカラと虚しく回転するだけで、何
一つ気の効いた言葉すら出て来なかった。

私は冷えすぎた喫茶店の片隅で自分の情けなさに自分自
身で打ちのめされていた。

すると満足そうな笑みを湛えながら、電話を終えた中年
男が席に戻ってくる。そして徐に少女に向け言葉を投げ
た。

「梨華、お前は、なんか飲むか?」
「いえ、いいです。」

「そうか、それじゃあ、俺は何か飲もうかな?・・・すいません、
コーヒーをもう一杯追加で」

ウエイトレスの気の抜けた返事が空しく店の中に響き渡
る。

石川梨華。彼女との邂逅から始まった鮮烈な秋の記憶は、
ここから続く事になる。


<序章 了>
25ねぇ、名乗って:01/10/29 01:52 ID:wGTn99n6

<壊れた時計 INDEX>

序章・・・>>15-24
26第1章:01/10/31 03:33 ID:OlIlUCim


第1日目 Mr.Gone says・・・/不穏



簡単に言えばストーカーを処理してくれ。クドクドと
30分余りを費やして中年男が私に語った話の内容は、
その一言に尽きた。

偏執的な手紙に始まり、付き纏い、尾行、監視、更に
は盗聴。今回はソコまでの兆候は見られていないもの
の、参考の資料として提出された様々な証拠品の数々
は、私に不快な思いしか、させてくれなかった。
27第1章:01/10/31 03:35 ID:OlIlUCim

「しかしまぁ…。気持ち悪いもんですねぇ。こうやって改めて
見せられますと・・・」

「これはホンの一部ですよ。今日は梨華の手前もありますので」

「分かってます。それは後で、必要があれば見させて
もらいます。今の所はこれで結構ですよ」

「まぁタレントですから程度の問題はありますし、こうした事は
多々あるんですが、今回はちょっと質が違うと…」

「まぁそれは分かりますよ。ただ・・・」

「ただ何でしょう?」

空になったティーカップをスプーンで撹拌させながら、私
は懸命に言葉を選んでいた。

状況は分かった。

しかしそれが引き受ける事とはイコールにならないのは
理屈では分かっている。しかし眼の前に広がる現実が、
そうした感覚をどこかに消し去ろうとしていた。



<続>
28ねぇ、名乗って:01/11/01 00:33 ID:XT/oyNDZ
age
29第1章:01/11/02 01:19 ID:cu/6JqHe

「どこまで具体的に、脅迫というか・・・、その話は来ているんですか?」
「来るところまでです」

そういうと中年男は胸ポケットから一枚の紙切れを差し出
した。可愛らしいキャラクターが薄く刷り込まれている便
箋には、それと対照的な汚らしい字で、薄汚い言葉が書き
連ねられてた。

「つまり・・・その男と別れないと、彼女を殺すと?」
「ハイ。そういう事です」
「相手の男でなく、彼女をね・・・。それで付き合っていると
言う男性は、本当に存在するんですか?」

「いません!そんな人いません!」

彼女の意思が強い口調で放たれる。思わず彼女の顔を見
直すと鋭い眼差しで私を見つめ返している。私は眼でそ
の旨を了解した意向を示すと、汚い言葉で埋め尽くされ
たその手紙を中年男に返した。

彼女の強い口調が逆に事の深刻さを感じさせる。私は先
程揺らいだ自分自身の気持ちを悔やみ始めていた。やは
りこの仕事は、引き受けるべきではない。私の本能が叫
んでいた。


<続>
30作者からのお知らせ:01/11/02 02:15 ID:cu/6JqHe

まぁ読んでいる方は殆どいないとは思いますが、この時点
でこの作品の更新を中止したいと思います。
昨今の愛の種板のdat逝きの状況を鑑みると、毎日掲載しな
いと倉庫逝きになる可能性が高いようです。
私自身、自分の不手際で一日書き込まなかったスレッドを
dat逝きにさせてしまい反省しております。

短編ならば、たとえ倉庫逝きになっても、スレッドを立て
直せばいいのですが、倉庫逝きになったスレッドもそして
この作品もかなりの長編だったので、スレッドの保全に自
信が持てなくなりました。

そういうことで未だ読者の方が殆どいないこの時点でこの
小説の更新を中止する事にしました。愛の種板の状況が変
わった時に改めて、掲載したいと思います。

他板でもどうか、という有り難いお話もあったのですが、
少し小説関係のスレッドを拝見したところ、かなり目の
肥えた方が多そうで、私が書いている様な作品は、その
厳しい批評に耐えるようなものではないので、更新の持
続は無理でしょう(w

それでは、いつか再び続きが発表できる日まで。

尚、dat逝きになった作品の推敲版というのがありまして
こちらは中篇ですので近々どこかの死にスレを使い、掲載
したいと思います。ただし相当に濃厚なエロ描写が中心に
なるので、前もって謝っておきます(w

それでは・・・。
31ねぇ、名乗って:01/11/02 02:50 ID:/UaQ2EA5
>30
ていうか、そこからスカウトにきたんですけど。
マジで考えてみてくれませんか。
32JM:01/11/02 03:52 ID:cu/6JqHe
>>31
需要ありますか?正直言うと自分で書いておいて
こういう事を言うのも何なんですけど、板変えて
まで読んでいただけるような内容でもない気がす
るので・・・。

でも、お申し出は有り難く承っておきます。すい
ません、なんだか気を使わせて頂いて。暫く考え
させて下さい。

それからこの状況で死にスレ探すのは至難の業だ
と再認識しましたので、このスレが来週位まで残
っていれば、例の推敲版はこのスレにおろす事に
したいと思います。

今度はdat逝き喰らわないように、出来うる限り
自分で毎日保全するように致します。では。
3331:01/11/02 03:56 ID:m3hKj1Eg
>32
狩なら死にスレもいっぱいあるし、推敲版も一緒にどうですか?
死にスレ使わなくても、荒らす人もいませんが。
34JM:01/11/02 04:06 ID:cu/6JqHe
>>33
度々のレス、有り難うございます。それではこのスレが
消えたら、推敲版はそちらで下ろさせてもらいますね。

重ね重ね、お手間かけましてすいませんです。
3531:01/11/02 16:06 ID:tGsBLLcB
>34
期待してます。
なお、現在狩のスレッド表示がおかしくなっており、下の方が表示
されませんが、そのうち直ると思います。

300スレッドまではdat逝き無しとのことなので、安心してください。
36ねぇ、名乗って:01/11/02 22:35 ID:CU0vnMlL
JMさん、謙遜があるにしても、ちょっと過小評価しすぎですよ。
あなたの作品、掛け値なしに面白い。
3731:01/11/02 23:13 ID:Sv5/NSGu
狩板、正常に復帰しました。
お待ち申し上げております。(w
38名無しさん:01/11/03 04:14 ID:yvjNVUtX
作者保全。

>>36
読んで頂きサンクス!です
39名無しさん:01/11/04 03:40 ID:zAfEUt0V
作者保全
40名無し:01/11/05 03:28 ID:UHsFIzLX
作者保全
41JM:01/11/06 01:53 ID:cDKbobMD

「凍える太陽・推敲版」明日より更新開始します。
今までの度重なる不手際をこの場を借りてお詫びします。

今回は責任を持って最後まで掲載する予定です。
(ただ内容から鑑みて、削除対象になる可能性もあるので
確約は出来ませんが・・・)

前にも書きましたが、この推敲版は相当にエロの描写が
激しいので、そういうのがお嫌いな方は、お読みになら
ないほうがよろしいと思います。予めご了承ください。
42作者注:01/11/06 03:19 ID:9nyTWzN7


アンダー・ザ・ライン/(凍える太陽・推敲版)



当作品は、以前羊板で発表した「凍える太陽」の作成前に、
下書きとして推敲していたものです。

愛の種板で完全版を掲載中に作者の不手際により掲載スレ
ッドがdat行きになった為、完全版の掲載は、最近の愛の
種板の状況を鑑みて、長期にわたる掲載は事実上不可能と
判断し、断念、今後封印する事にしました。

ただダイジェスト版掲載中に読者の方から、推敲版を読み
たいのだが、というリクエストを頂きましたので、こちら
は中篇という事もあり、なんとなく中途半端な気持ちもあ
りましたので、このスレッドにて掲載、更新していきたい
と思います。

ただ、この推敲版は相当に性的描写が激しいですので、予
め断っておきます。また余りに見苦しく削除にあたると判
断された方がおられれば、削除依頼などなされずに、その
旨をレスしていただければ、即刻中止します。

正直言いますと、この話を膨らませた結果が「凍える太陽」
につながった訳で、本来はこういう事が主題の作品だった
という事をこの場を借りて申し上げておきます。

がっかりされた方、ごめんなさい。

そういう事情で多少なりとは既出の完全版やダイジェスト
版とは違う点も多々あると思いますが、そうした経緯をご
考慮頂ければ幸いです。
43JM:01/11/07 03:47 ID:/KGTz+nL



アンダー・ザ・ライン/(凍える太陽・推敲版)
44第1章:01/11/07 03:49 ID:/KGTz+nL



チャプター 1  - Killing me softly / やさしく、殺して -


狂おしい程に真っ赤に燃え上がる夕陽が辺り一面の暮れ
なずむ空を塗り上げる。ざわめく街を深紅に染め抜き、
無機質なコンクリートに覆われた高層の建物がその中に
溶けていく。

薄茶色の長めの髪の毛を棚引かせながら一人少女は、沈
む太陽を背にして、傾斜の厳しい坂道を自転車で懸命に
駆け上がっていた。

息を切らしながらサドルから腰を少しだけ上げて、力一
杯ペダルを踏み込む。やや短めのチェックのスカートが
左右に大きく揺れるとその隙間を縫って、やや浅黒いな
がらも引き締まった太腿が見え隠れしていた。
45第1章:01/11/07 03:51 ID:/KGTz+nL

自転車の籠の中には、大きめなコンビニエンストアのビニ
ール袋が入っている。その袋の中には、様々な食べ物が乱
雑に入っているようだ。

そしてそのビニール袋と共に可愛らしいピンク色をしたヘ
ッドフォンステレオが静かに回っている。長いコードはそ
のまま少女の耳まで伸びていた。イヤホンの隙間からは、
騒がしくそして軽々しい音楽がエンドレスに流れていた。

少女はその曲に合せ、軽やかに口ずさむ。時折リズムを外
しながらも、メロディを追いかける様に歌っていた。

坂の頂点まで漸くと登り切ると、少女は一旦ペダルを漕ぐ
のを止め、その自転車を止める。サドルに腰をおろし、何
気なく後ろを振り返る。

眼前に広がる空は、真っ赤なペンキを振り撒いた様に赤く
染め抜かれ、眼下に見える街並みは、行交う人や車の影が
切れ間なく続き、夕暮れの喧騒さを醸し出していた。
46第1章:01/11/07 03:54 ID:/KGTz+nL

ヘッドフォンステレオが「カチッ」という音を立てて、
静かに止まる。少女はヘッドフォンを外すと、長いコ
ードを丁寧に丸めて、籠の中にしまった。

静寂に包まれた坂の上、静かに目を閉じてみる。普段
より甲高くドクドクと胸を打つ鼓動が少女の内なる耳
に聞こえてくる。

彼女は息を整える様にふと小さな溜息をつくと、その
小さな可愛らしい掌を胸の上に乗せた。

か細く伸びるしなやかな指先が、カッターシャツの上
からでも膨らみを感じさせる胸に置かれる。その掌の
下では変わらずに彼女自身の鼓動が静かに息づいてい
る。

少女は静かにふっと目を開けると、その掌に目を落と
した。しなやかに伸びる手の先、しかしその手の甲に
刻まれた生々しい傷痕を消させる事は出来ない。

少女の美しい瞳が哀しげな色彩を帯び、霞んで行く。
彼女はその胸に置かれた手を顔先に近づけると徐にそ
の傷痕に唇を重ねる。彼女の口からは悲しげな嗚咽が
坂上のこの場所に漏れていた。
47第1章:01/11/07 03:59 ID:/KGTz+nL

「ウウウッ・・・」

彼女の霞んだ美しい瞳から、大粒の雫がこぼれる。少女は、
消えない過去と戻せない時計の針の存在を、改めて噛み締
めていた。

少女はこぼれる雫を拭おうともせず、再びペダルを踏みし
める。カタカタという音を立てながら、その自転車は静か
に進み出した、

少女の哀しげな気持ちを乗せながら、虚しく、そして儚く
チェーンが回り続ける。今日もまた昨日と同じ日々が繰り
返されるのだろうか、いや明日も、明後日も・・・。

「・・・こうして心を弄ばれるみたいに壊され、そして無く
させるのなら、今すぐ私を、優しく殺して欲しいの・・・」

聞こえない筈の、声にならない筈の、少女の叫び声がそ
の場に佇む。自転車は左右へ微妙に揺れながら、頼りな
さげに前に進んでいた。


<続/2日後更新予定>
48第1章:01/11/08 02:19 ID:IdG1Od9g

通り過ぎる誰一人に聞こえない「心の声」の筈なのに、
その声に呼応するかの様に、得体の知れない誰かの声
が届いたような錯覚に捕らわれた。

少女は、まるで柔らかな壁の中に何の抵抗も無く自分
の体が吸い込まれていく様な奇妙な感触を感じながら
も、襲ってくる気配に押され慌てて周囲を見渡した。

「誰?」

少女は急いで自転車を止めると、後ろを振り返った。
身も知らない2.3人の大人が道の真ん中で佇む彼女
の顔を訝しそうに眺めながら通り過ぎていく。

少女に感じさせた「気配」は幻の如くその姿を見せな
いでいる。彼女は困惑の表情を浮かべながら、懸命に
辺りを見回していた。
49第1章:01/11/08 02:25 ID:IdG1Od9g

「誰、誰なの?」

いつの間にか通り過ぎる人波も消え、夕陽は大きく傾き、
その姿を地平線に沈ませている。少女は坂の上で一人立
ち竦み、寂しげにその身を佇ませている。

困惑する少女の眼には、何一つ回答が得られない不安さ
だけが漂っていた。
50第1章:01/11/08 02:30 ID:IdG1Od9g

冷徹なコンクリートの塊に覆われた街の中で唯一昔の佇
まいを残す坂道が小さくくねりながら遠く、遠くへと伸
びていく。

儚げな美しい少女が一人佇むその坂上の右横に聳える高
層マンションの影に隠れ、砂利の敷き詰められた月極の
駐車場が広がる。

その場にはカブトムシのように丸っこい小さな車がポツ
ンと1台だけ停まっている。その車内には、長身を丸め
小さくなっている細身の青年がビルの隙間から見えてい
る少女の事を静かに見つめていた。
51第1章:01/11/08 02:35 ID:IdG1Od9g

車内に佇み存在を消しこむ青年の瞳は冷たくそして鋭か
った。彼は不安に駆られて落ち着きを無くす梨華の姿を
そっと見やりながら、胸ポケットから古びた写真を一枚
取り出した。

「彼女が・・・石川梨華さんか。それにしても・・・似てるな、確かに」

柔らかな暖かさを感じさせる風が坂の上を静かに吹き
ぬける。立ち竦む少女と存在を消しこむ青年を包み、
いつの間にか空の色は淡い闇に変わっていた。

容赦なく、それでいて凍えるような夏の季節が、今始
まろうとしている。彼女の声を聞き終えるまで・・・。



< チャプター1 了 >
52INDEX:01/11/08 02:44 ID:IdG1Od9g

<アンダー・ザ・ライン/凍える太陽・推敲版 INDEX>

Chapter1・・・>>43-51
53作者より一言:01/11/08 05:41 ID:IdG1Od9g



この話に「元ネタ」はありませんから、ご安心を(w


大体こんな下手な文章に、元がある訳ないけどね。。。。
54第2章:01/11/09 05:31 ID:QN5DYlRN


チャプター 2 In A Silent Way / 静かに、囁いて・・・


その列車は左手前に大きくカーブを切ると、車体を大きく
傾かせた。車両を繋ぐ連結の軋む音が車内一杯に響き渡る。

車窓の外は漆黒の闇に包まれて、その列車はいくらかスピ
ードを上げながら、前へ前へと突き進んでいた。
55第2章:01/11/09 05:32 ID:QN5DYlRN

夜のしじまの中を進むその列車は人影もまばらで、寂し
さと空しさを乗せ走り続けているようだった。その寂寥
感漂う客車の中では、漫然と焦点なく前方を眺めている
だけの少女の姿が一際目立っていた。

薄いブラウンの髪の毛をたなびかせ、やや派手な濃紺の
パンツを巧みに着こなし、緑と赤に彩られたボーダーの
シャツが鮮やかに目に映える。

重く沈んだ空気に彩られた車内の中で、一際異彩を放つ
彼女のイデタチは、この時間の電車の中ではかなり浮き
上がっていた。

彼女のボンヤリと焦点なく、やや呆けながら座り尽くし
ているように見えるその様は、そうした「存在の軽さ」
を一層際立たせている。

彼女は、手提げポーチの中から取り出した可愛らしげな
イラストが彩られた便箋を漫然と眺めながら、ただ時が
経つのをやり過ごしていた。
56第2章:01/11/09 05:33 ID:QN5DYlRN

客車は漸くキキキッという音を立てて、スピードを落とし
ながら誰もいないプラットホームに滑り込んだ。少女はや
や乱雑にその便箋をポーチの中に突っ込むと、気だるそう
に立ち上がり降車した。

彼女が降りた列車は、そのまま静かに闇の彼方へ消えてい
く。彼女と同時に降りた数人の影もいつの間にか消えてい
た。

彼女は無人のホームで下を俯いきながら、後ろ手にくんで、
トボトボと歩いている。少し錆び付いたベンチの前まで歩
を進めると、ピョコンとそこに腰をかけた。

ふと見上げると異様なまでに澄みきった空に、鮮やかな満
天の星が一面に輝く。まるで彼女の気持ちと重なるかの様
に、そこに流れる空気は乾き切り、そして冷たかった。

ここ数日続いていた雨模様が嘘みたいに、肌を突き刺す様
な乾いた風がホームに吹き抜ける。未だ春の残像を見せる
周囲の景色とは正反対な夜の空気が彼女を包んでいた。
57第2章:01/11/09 05:37 ID:QN5DYlRN

「もう・・・いいや。もう・・・いいんだもん」

彼女の声にならない呟きが心の奥底に滞る。目的なく惰
性の如く繰り返される日常の積み重ねが彼女の気持ちを
更に押し込めるのだろうか。

寂しさを消すために一度だけ許したその事が、更に深い
寂しさと虚しさを増させ、彼女の気持ちを沈ませる。

彼女は、一人きりでプラットホームでやるせない気持ち
を漂わせながら、少女は佇んでいた。



<続>
5831:01/11/09 05:42 ID:zr6POXzL
今 In A Silent Way 聴いてたので、ビックリした。

まぁ、無理に狩板来いとはいいませんが、創作文芸板はいやよ。(w
59JM:01/11/09 06:00 ID:QN5DYlRN
>>58
創作文芸板・・・よくお分かりですね(w

もし完全版の需要があれば、その時は是非とも
そちらでお世話にならさせて頂きます。
60第2章:01/11/10 06:08 ID:lbNDqZrZ

日本最大のターミナルを始点にする、似たような風景が
居並ぶ私鉄沿線。どこも駅も外観が殆ど変わらない、こ
じんまりとした駅舎が続くのがこの沿線の大きな特徴だ。

この駅前もご多分に漏れず、他と変わらず小さな駅舎と
申し訳なさそうな小さなロータリーが駅前に広がってい
る。

夜も深く、人通りもまばらなそのロータリーの片隅にあ
る誰もいないタクシー乗り場。そこにポツンと停まる小
型の普通自動車の姿は、その周囲に人の気配が薄いが故
に一層際立っていた。

その車中には、大きな背中を小さく丸めて、息苦しそう
に座って懸命にその存在を消そうとしている長身の青年
の姿が見えた。

訝しげに遠くを見やる彼の眼には、ハマナスの花に被わ
れたホームを囲む垣根の隙間から伺えるベンチに腰掛け
ている少女の姿をしっかりと捉えていた。
61第2章:01/11/10 06:11 ID:lbNDqZrZ

「彼女が、真希というのかな・・・?」

彼は銀縁の眼鏡を外し、目頭を指先で押さえると少し疲
れたような顔つきを一瞬だけ浮かべた。そして手にして
いた写真を胸のポケットに無造作にしまう。

暫しふと息を吐く。これからしなければならない厄介な
後始末の事を思うと彼の心は重く沈んだままだった。

冷め切った気持ちを抱えた彼がいる車の横を、少し長め
の明るめな茶色の髪の毛を靡かせた少年が少し急ぎ足で
改札口に向かっていく。

その少年が真希の待つべき相手である事は誰の眼にも明
白だったが、真希が望んで待っていた訳でもないも、同
様に明白な事実であろう。彼はそう確信していた。
62第2章:01/11/10 06:15 ID:lbNDqZrZ

彼は少年の姿を横目で見届けると、助手席に投げ捨てて
あった携帯電話を持ち直し、ボタンを押した。雑音混じ
りに交わされる相手の声にやや苛立ちながら応対をして
いる。低く抑えた声が車外に僅かながら漏れていた。

「ああ・・・。そうだ。確認した。・・・知らないよ、そんな事は。
・・・ついで、にそのガキもここにいるよ。さぁね・・・。どうだかな・・・。
ああ・・・分かっている。・・・言われなくても・・・。そのつもりだ。
ああ・・・、取り合えず最後まで見届けるさ・・・」

彼は気だるそうに相手の声を聞き流しながら、いつの間
にか駅舎から出てきた二人の若い男女の姿を見つめてい
た。

急かすように急ぎ足の少年に比して、彼女の気持ちを現
しているかのように真希の足取りは明らかに重く、そし
て弱弱しかった。
63第2章:01/11/10 06:17 ID:lbNDqZrZ

少年は、駅前なのにやや寂れた感じの漂うコンビニエンス
ストアの前に止めておいた自分の250CC程度の大きさの
バイクに跨がると小さなヘルメットを首にかけた。

そして遅れてやってきた真希にピンク色をした同様に小さ
なヘルメットを唐突に投げ渡す。当然ながら真希は、突然
の少年の行為に驚き、そのヘルメットを落としてしまった。

コンクリートの上に転がるヘルメットの音がカラカラカラ
と大きな音を立ててロータリー中に響き渡る。真希は転が
るヘルメットをダルそうに追いかけながら、漸くと拾い上
げた。

その時だった。真希は深く淀んだ自分の心の奥底に誰かの
「声」が響いたような気がした。ふと我に返り、咄嗟にあ
たりを見回した。
64第2章:01/11/10 06:20 ID:lbNDqZrZ

当然の事ながら周囲に歩く人影はなく、駅員の姿も見え
ない。あえて言えばタクシー乗り場に停まる車がやや不
自然さを醸し出してはいるが、その車内の主がそうであ
るとは真希には判断できずにいた。

ただし今の状況を見れば、真希にはその車からしか今感
じた「気配」は発されているとしか思えなかった。しか
しその感覚も確信を持てるまでには至ってはいない。真
希は、やや困惑の表情を浮かべながら、焦点なくその車
を見つめるより他はなかった。

「真希どうした?」
「ウウン。なんでもない」

少年の掛け声を聞き、真希は「気配」を振り切るかのよ
うに急ぎ足でバイクに駆け寄ると、ヘルメットを目深に
被り、ぴょこんと後部席に座ると既にシートに腰を下ろ
している少年の体に華奢な細長い手を回した。

少年は真希が乗った事を背中で確認するともう一度ヘル
メットを被り直し、徐にキーをやや乱暴に回し勢い良く
スロットルを全開にした。真希と少年を乗せたそのバイ
クはケタタマシイ音を発しその場をあっという間に過ぎ
去っていった。
65第2章:01/11/10 06:27 ID:rOY1LaPG

一人ロータリーに取り残された小型自動車の車内では存在
を消して、電話をしていた彼が、その立ち去る姿をバック
ミラーで確認していた。

その姿が完全に消え去るのを見届けると彼はやや投げやり
な感じで電話を切り、再び助手席にその携帯電話を投げ捨
てた。そしてやや深めにずらしていた座席にその身を投げ
ると、大きく息を吐いた。

頭の後ろに両手を回し、ボンヤリと窓の外を眺める。異様
なまでに美しく輝く星空と、殆ど欠けてしまいその姿を闇
の中に消してしまっている月の光がホンワリと妖しく光っ
ていた。

「因果な商売だな・・・いや商売じゃない・・・仕事だな」

彼の意味有り気な呟きが車内に残される。窓の外に広が
っている春の終わりを告げる夜は、とうとうと深けてい
く様だ。

そう、暗黒な夜が、重い悲しげな夜が、今日もまた過ぎ
ていく。まるで彼らへ、静かに囁くように。



<チャプター 2 了>
66作者:01/11/11 04:41 ID:4L+M5G9n
<アンダー・ザ・ライン/凍える太陽・推敲版 INDEX>

Chapter1・・・>>43-51
Chapter2・・・>>54-65
67第3章:01/11/12 01:46 ID:YSvDUmDo


チャプター 3 Walt For Debby / 真夜中の旋律


「わたし帰ります」
「いいから、遠慮するな。少し休んでいきなさい」

「でも、明日の朝早いですから・・・」
「梨華ちゃん。嘘を付いちゃいけないよ。明日は夜まで
仕事はないじゃないか」

「でも、ボイトレしなくちゃ・・・」
「いいから、お茶でも飲もうじゃないか。夜は長いさ・・・」

ニヤ付いた男の顔が梨華の眼の前に突き出された。梨華は
相も変わらない自分自身の優柔不断さを呪い、そして自分
で自分を嫌悪していた。
68第3章:01/11/12 01:48 ID:YSvDUmDo

深夜にまで及んだ一人きりのレコーディングが終わり、
家路に急ぐために階下の駐車場に向かった梨華の眼に、
いるはずのマネージャーの替りにいたこの男の姿が入
った時の絶望感が脳裏に再び甦る。

梨華はされるがまま男の強引な手招きで車に連れ込ま
れていた。高級車の助手席から眺める深夜の東京の街
並みがいつにも増して悲しげに映る。

あの場所に行くのは、あの時以来だった。梨華の心に
しっかりと植え付けられた悪夢の記憶が鮮明に頭の中
でリプレイされた。
69第3章:01/11/12 01:51 ID:YSvDUmDo

巨大な高層マンションの地下駐車場。高級外車のドアの
向こうで梨華を待つ男の姿が忙しなかった。

梨華の懸命な拒否に苛付いたその男は、電話を取り出し
何やら話している。梨華の耳には何一つその会話は入っ
てこない。ただただ必死にドアのノブを掴んで、外に出
る事を拒絶している。長く果てしなく絶望的な夜が、今
まさに始まろうとしていた。


<続>
70第3章:01/11/13 04:13 ID:969pC9Xk

「イヤ!止めてください!!離して!!」
「いいから大人しくしろ!」
「やめて…お願い…、やめて…」
「お前そっち持て、俺はこっち持つから…。ほら暴れんなよ、
静かにしないと、ぶん殴るぞ!」

若い男の恫喝に梨華は全身が硬直した。その瞬間、いと
も簡単に梨華の身体は男二人に抱えられると、無理矢理
に車内から出された。

梨華の微かな抵抗も男によって呼び出された若い手下ら
しき青年らによって全てが無駄に終わろうとしていた。

梨華は手下の男たちに抱えられたまま、地下駐車場の片
隅にある専用エレベーターに連れて行かれる。その入り
口にはニヤけているあの男が立っていた。
71第3章:01/11/13 04:20 ID:969pC9Xk

「おっ、ご苦労だったな。そのまま部屋まで運んでくれ」
「わかりました」
「止めてください」
「ダメダヨ梨華ちゃん。我儘なんだから、ハッハッハッ」

中年男のふざけきった笑い声が冷たい地下駐車場に響き
渡る。梨華の必死の抵抗は続いたが余りにも無力だった。

バタツク梨華の足を抑えながらやや背の低い方の若者が
男に話し掛ける。

「我々もいいんですか?これから」
「ウン?今日はダメだな。まぁいつかな。」
「いいじゃないですか。一回で良いですから。じゃあ見るだけでも…」
「何言ってんだ、見せ物じゃねえよ、ダメだ。まぁ今日はこれで勘弁しろ」

そういうとニヤけた男は、財布から大量の札束を無造作
に鷲掴みにすると取り出し梨華の脚を掴んでいる男のズ
ボンのポケットに突っ込んだ。
72第3章:01/11/13 04:24 ID:969pC9Xk

「あとで二人で分けろ。な?」
「えっ、こんなに…ハイ、わかりました」

現金を見て若者らの態度は豹変した。彼らは満足そうな
笑みを浮かべると背の高い方の若者が抱えている梨華の
脚を舌先でペロリと舐めながら厭らしい声で囁いた。

「今日はこれだけで勘弁してやるよ」

最悪の光景が梨華の前で繰り広げられている。これから
始まるであろうあの時同様の悪夢が梨華の頭の中でリプ
レイされていた。
73第3章:01/11/13 04:34 ID:969pC9Xk

梨華は自らの意識が遠のいていくのを薄らと感じていた。
専用エレベーターの到着を告げるチャイムが駐車場に静
かに鳴り響く。

梨華の眼には、まるでスローモーションのようにユック
リとそのドアが開くのが見えていた。まるでコマ送りの
ようにユックリとユックリとエレベーターのドアが開い
ていく。

梨華はいる筈もない誰かに向け、必死に叫んでいた。

「お願い、助けて。お願い…」

届かない梨華の叫びが悲しくこだまする。デコボコなが
ら屈強の若者二人に抱えられ、梨華はエレベーターの中
にその哀しげな姿を消した。

剥き出しのコンクリートに囲まれた地下駐車場にニヤけ
た男の乾いた笑い声だけが残されていた。


<続>
74第3章:01/11/14 04:01 ID:+JSlJHNU

「キャー、ヤメテ!!!」
「叫んでも無駄だよ。この階には俺しか住んでいないんだ・・・。
もっともっと叫んでもいいよ」

梨華は叫びながら部屋中を走り回っていた。どうにかし
て玄関先まで辿り着くと、震える手つきでチェーンを外
し鍵を開放する。ドアノブを必死に回して見たが、一向
にそのドアは開かない。

梨華は華奢な身体で荘厳な造りの玄関ドアに体当たりを
して、懸命にもがいていた。
75第3章:01/11/14 04:03 ID:+JSlJHNU

「どうしたの、開かないの?ほら梨華ちゃん、そのキー
パット見える?番号を押さないとこのドアは開かないんだよ」
「えっ?番号」

梨華は闇雲に番号を押し続けては、ドアに体当たりを繰
り返していた。何度も何度も繰り返すうちに、梨華が着
ている白のカッターシャツの右肩部分が赤く滲んで来る。

鈍い痛みが梨華を貫く。それでも梨華は構わずにドアに
体当たりを繰り返していた。

「梨華ちゃん、諦めが悪いなぁ。もういい加減にしなさい」

男は梨華の背後に立つとその両肩を掴んだ。その瞬間、
梨華は身体を回転させるとその男の頬を目掛けて目一杯
の力を込めて張り手をした。

ピシッという鈍い音が玄関先に響く。今までニヤついて
いた男の顔色が一変した。

「やるな。面白いじゃないか」
76第3章:01/11/14 04:06 ID:+JSlJHNU

そういうと男は両手で乱暴に梨華の着ているカッターシ
ャツを引きちぎった。パラパラと縫い付けられていたボ
タンが落ちる。

梨華の身に付けていた薄いピンク色のブラジャーが露に
なる。慌てて両腕で胸を隠したが、男はその腕を掴み上
げるとドアに押し付けた。

「どうした?ん?そんなもんか」

男は梨華を挑発するような口調で語り掛けると、徐に唇
を重ねてきた。無遠慮に梨華の咥内に舌をいれようとす
る。

梨華は歯を食いしばり必死の抵抗を試みるが、男は梨華
の髪の毛を少し後ろに引っ張り上げ、強引に口を開かせ
て舌先を絡めてくる。

ピチャピチャという唾液の絡まる音が室内に響き渡る。
梨華の瞳からは、枯れ果てることのない涙が延々と流れ
落ち始めていた。

男はそうした梨華の感情などには一切興味を示さずに、
ただ自分の欲望を満たす為だけに、更に乱暴な手つきで
未だ少し纏わりついていた梨華のシャツを完全に引き千
切り捨てると、両手を掴んで部屋の奥に連れ戻した。



<続>
77名無し募集中。。。:01/11/14 20:14 ID:0mvi841L
1:ハピサマのセリフとザ☆ピース!!のセリフの役をそっくり入れ替え。
2:ハピサマのセリフとムーンライトのセリフの役をそっくり入れ替え。
3:ザ☆ピース!!のセリフとムーンライトの役をそっくり入れ替え。
そうなると大変なことになるだろう。
78ねぇ、名乗って:01/11/14 20:27 ID:0CLB4nik
>>76の続きキボーン
79第3章:01/11/15 00:50 ID:v1Vuka1e

「イヤです、やめて下さい。私帰りたいんです…」
「うるさい女だな。少しは言うことを聞かんか!」

男は梨華を大きな外国製のソファーに叩き付けた。そしてカ
ウンターに置いてあった果物ナイフを手に取ると、梨華の露
になった上半身に密着させた。

「何をするんですか!!」
「別に。何もしないさ・・・」

男はそう言うと冷たくとがったその刃を梨華の首筋に当てた。
梨華は恐怖に震え、全身を硬直させている。男はそうした梨
華の態度に満足そうな笑顔を見せると、刃を次第に下へとず
らす。

ブラジャーに覆われた乳房の付近でその動きが止まる。ナイフ
の先がブラジャーの中央で小刻みに動く。その刹那、「ピンッ」
という音と共に、梨華のブラジャーが弾け飛んだ。
80第3章:01/11/15 00:52 ID:v1Vuka1e

「イヤ…、ヤメテ…」
「おや、ナカナカいい胸してるじゃない。この間はジックリ
見る暇もなかったからな」

男の纏わり付くような湿った声が梨華の耳に届く。男はナイ
フを遠くに投げると、服を着たままいきなり梨華の乳房に食
らい付いた。

「イヤダ!やめて下さい!!イヤッ!!!」
「あああっ・・・」

梨華の悲しい叫び声が虚しく室内にこだまする。手足をじた
ばたさせながら必死の抵抗を見せていたが、男の豪腕の前に
次第になす術を無くし掛けていた。

「ハァハァ…」
「イヤ…、イヤ…、イヤ…」

男の獰猛な唇が梨華の全身を舐め尽す。強引に脱がされたパ
ンツがソファーの横に置き去りにされる。梨華は脚をバタつ
かせ男の行動を邪魔するが、いとも簡単にあっけなくその行
為は覆された。

男の手が梨華のパンティ-に伸びる。嫌がる梨華の動きを無視
するかのように、男はそのパンティーを一気に破り捨てた。
81第3章:01/11/15 00:55 ID:v1Vuka1e

露になった秘部を眺めては独りニヤツク男の顔が梨華の眼に
入る。思わず梨華は顔を背けると、思い切り両足で男の身体
を蹴り続けた。

しかし男は意に介さない表情でばたついている脚を強引に腕
力で捻じ伏せると、いきなり梨華の可愛らしい陰部に顔を埋
めた。

「イヤ!!!ヤメテ!!!」
「いいぞ、アウッ・・・」

梨華の絶叫が室内に空しく響く。男は自身の欲望を剥き出し
にして、身体ごと梨華に乗りかかる。そして自らの衣服を
乱暴に脱ぎ捨てると、あっという間に白のブリーフ1枚の
姿になった。

男は厭らしい笑みを浮かべながら、顔を背け嫌がる梨華の
手を力付くで自身のブリーフの上に誘導すると、自分の手
を梨華の手に重ねた。

そして早くも屹立している肉棒の上で上下に擦る。梨華の
掌は嫌悪しか感じられない感触に蝕まられ始めていた・・・。



<続>
82第3章:01/11/16 04:22 ID:GFKESwxg

「ハァハァ…。ホラ、もっと速く動かして、もっとだ、もっと…」
「…」

梨華の掌にねっとりとした感触が伝わる。堪らず手を
退け様と思うも男の腕力がそれを拒む。興奮の度合い
を更に増してきた男は、いきなり自分でブリーフをズ
リ下ろすと、そのもの直接に梨華の手を宛がった。

「ホラ、もっとだ!ちゃんと掴んで!上下に扱け!」
「…」

梨華の涙だらけの顔が歪む。男は苦痛に歪む梨華の顔を
そそり立つ自らの肉棒の前に強引に寄せる。そして声を
荒げながら、梨華に更なる服従を迫った。

「咥えろ!早く!いいから、咥えろ、しゃぶれよ!!」
「イヤです。絶対にイヤ…」
「ホラ、ここまで来て何言うんだ!」
「イヤ・・・、イヤ・・・、イヤ・・・」

男は嫌がる梨華の口に指を突っ込みこじ開けると、その
勢いのままにキラついたペニスを梨華の咥内に差し込ん
だ。そして茶色に美しく染まっている梨華の髪の毛を掴
み、激しく顔ごと前後に動かす。梨華の咥内には、脂ぎ
ったその醜い塊が小躍りしていた。
83第3章:01/11/16 04:23 ID:GFKESwxg

「ホラ、舌を動かすんだ!音を立てて吸って!!」
「ウウウッ…」

梨華の悲しげな嗚咽が漏れる。仁王立ちの男の股間を
自身の意思とは関係なく咥え扱いている。嫌がり拒絶
し、顔を離す度に、男の平手が梨華の頬に飛ぶ。

梨華は薄れ良く意識の中で、この男に屈服せざるを得
ない事実を感じていた。
84第3章:01/11/17 03:46 ID:kbtqroqu

「こんな事をいつまで続けなきゃいけないんだ」
「・・・」
「返事は・・・なしか・・・」
「・・・最後までだよ。そうだろ」
「それはいつだよ」
「さぁ・・・ヤツに聞かなきゃ分からないよ」
「・・・答えになっていない。もう止めだ」

彼はそういうと耳に差していたイヤホンを投げ捨て、立ち
上がった。ビルの屋上から見える巨大なタワーの光の影が
美しく瞬いている。

彼は苛立ちを隠さないように床に備え付けられている望遠
鏡をパンッと叩く。その衝撃で望遠鏡は、鉄製のパイプで
仕切られたフェンスを掠りながら支柱を軸にしてクルクル
と回り続けた。

彼は黒のズボンをパンパンと手で叩き、纏わりついた砂利
を払うと、望遠鏡の横にしゃがみ込み、未だ向こう側に聳
える高級マンションの一室を見つめ続ける男性を残したま
ま、反対方向へ歩いていった。
85第3章:01/11/17 03:51 ID:kbtqroqu

「おい、待てよ。一応、標的の行動パターンを最後まで
把握するんだろう。それに・・・」
「・・・ここまできてパターンなんか関係あるか。どうせ・・・
やりまくってお終いだろうが」

「ん、どうした?お前にしては珍しく、感情的じゃないか」
「俺は、女性がレイプをされるのを見て喜ぶ程、暇じゃないし
そういう趣味もない。今日はもういい。」

彼はそう吐き捨てると、歩みを速めて出口へと急いだ。
しゃがみ続ける男性はふと溜め息をつくと、少し大きな
そして苛立ったような口調で去り行く彼に言葉を投げた。

「おい、待てよ。それにヤツが彼女に漏らしたらどうする?
つまらない感情で、仕事を疎かにするなよ。お前らしくないぞ」
「・・・」

「ヤツが彼女にもゲロッたら、彼女も自動的に"標的"になるんだ。
それを忘れれたのか?」
「・・・女も標的になるとは聞いていない。そいつは契約違反だ」

「何、駄々をこねている。・・・確かに彼女がお前の・・・死んだ妹
に似ているから、特別な感情を抱くのも分からないでもないが・・・」
「こんなところでそんな個人的な話はしないでくれ。それと
これとは、関係ない」

「・・・本当にそうか。それならどうして、最後まで見届けない?
関係ないなら尚更見届けるべきだろ。ヤツがどんな男なのか。
セックスという一番本能が剥き出しになる瞬間こそそれが判る時
じゃないか。そう俺に教えてくれたのは、何を言うお前だろ」

彼は男性の言葉を全身で受け止めるかのように、出口の
錆び付いたノブに手をかけたまま、歩を止めて押し黙っ
ていた。屋上で対峙する二人に生暖かい風が吹き抜ける。

まだ天気予報は梅雨の季節だと言っているのに、都会の
空気は人の肌に纏わり付くような湿気と熱を帯びていた。
86第3章:01/11/17 03:53 ID:kbtqroqu

「・・・俺だってこんな場面は見たくないさ。でも仕事なんだ。
ミスは許されない。感情に流されるなと言うのは、お前の口癖だろう?」
「・・・」

男性は立ち上がると、彼に向かい歩を進めた。そして背
後に近づくと、うな垂れている肩にそっと手を置いた。

「彼女を・・・助けたいのか?」
「・・・」
「何なら、何か手を打とうか?そうだな・・・それじゃあ」
「いや、もういいんだ。分かっている、仕事さ。そう、
しかも俺が引き受けた仕事だ。・・・スマナイ、あんたが
言うように少し大人気なかったよ。」

彼はそう言うと、ノブにかかっていた手を引っ込め、踵
を変えて再び望遠鏡の置いてあるフェンス越しに向かっ
た。

そして改めてしゃがみ込みうつ伏せになって望遠鏡を覗
き込む。先程投げ捨てたイヤホンをもう一度耳に差し込
み直してみる。彼はその瞬間、眼を閉じて深呼吸をする
と、静かに眼を開けて望遠鏡を睨み付けた。

冷徹で鋭さを増したその瞳で、暗闇の中で蠢いている男
女の姿を必死に捕らえていた。



<続>
87作者:01/11/17 03:55 ID:kbtqroqu

所用の為、更新は3日後を予定しております。
88ねぇ、名乗って:01/11/18 03:48 ID:FlfwE1YQ
Preservation
89ねぇ、名乗って:01/11/18 09:44 ID:ze9Cjqfm
保全
90ねぇ、名乗って:01/11/19 00:37 ID:m1/DyYSc
Preservation
91ねぇ、名乗って:01/11/20 03:24 ID:OaxVsvB3
Preservation
92第3章:01/11/21 03:35 ID:kRfT9uC5

「もっと広げて。そうじゃない、もっとだ…」
「・・・」
「もっとだよ、梨華ちゃん。もっとだ…」
「…」

20畳はあろうかというダークブラウンに統一された
フローリングを施されたリビングの中央、薄明かりの
間接照明に照らされ一糸纏わぬ姿の梨華が、全裸で自
身の肉棒を扱いている男の前で、すらりと伸びた両足
を広げていた。

ギラツイタ男は露になった梨華の陰部を見届けると、
狂喜の表情を浮かべながら一層の早さで自身の肉棒を
扱いていた。

「よし、いいぞ!梨華!ハァハァ・・・アウ・・・」
「…」

男の間抜けな喘ぎ声が梨華の耳にこびりつく。諦めの表
情を浮かべた梨華の瞳には、最早流れ出る涙すら枯れ果
ててしまった様であった。

男はブツブツとなにやら小言を吐き出しつつ、肉棒を扱
きながら、梨華の曝け出された陰部に食らいつく。既に
梨華は、無抵抗に男の愛撫を受け入れていた。その顔か
らは表情は消え、まるでマネキン人形の様な顔付きで男
の唇に犯されていた。
93第3章:01/11/21 03:37 ID:kRfT9uC5

「梨華、梨華、梨華…。俺のモノになれ、俺のモノに…」
「…」

男はまるで呪文を唱えるように、梨華の名前を呟きながら、
股間をを弄り続けていた。梨華は丸太の様に男の衝動には
無関心を決めている。

梨華の生気を失った眼は、頭高く天井にぶら下がる高級そ
うなシャンデリアを焦点なく捕らえていた。いつの間にか
男は梨華の陰部にペニスを差しこみ、一人悦に入りながら、
腰を振り続けている。欲望の欲するまま、梨華の身体をく
まなく貪り続ける。

男は梨華の気持ちなど微塵も感じ取らずに、ただただ肉欲
の塊をいち早く放出せんがためにペニスを差しこみ、そし
て激しく突いていた。

「アッ…、イクゾ!アウアウアウ…、今日は顔で許してやるよ!!」
「…」

男は四つん這いになって犯されている梨華に向けて叫ぶ。
梨華は力なく両手をだらりと床の上に投げ出し、男の果
てしない性欲の捌け口に、その身を委ねていた。

喘ぎ声もなく、拒絶する言葉もなく、終始無言で男の陰
茎を受け入れる。男は勝手に自ら果てると、梨華の膣か
ら肉棒を差し抜き、梨華の顔付近にその醜い棒を近づけ
る。

そしていともた易く片手で梨華の髪の毛を引っ張るとそ
の生気のない顔を自身のほうへ向けさせた。
94第3章:01/11/21 03:41 ID:kRfT9uC5

「ホラホラ咥えろよ!、扱けよ!」
「…」

梨華は眼前にそそり立つペニスがあるというのに全く無
反応に座り尽している。男はそうした梨華の態度に業を
煮やすと、無理矢理に梨華の口を手で開けるとその肉棒
を差し込む。そして自分自身で激しく腰を振りながら、
梨華の咥内で肉棒が極限まで膨張するのを感じていた。

感極まった男は、梨華の頭を押さえ込み、激しくその頭
を前後に動かし始めた。

しかし梨華の舌は、男のペニスに絡みつく事を頑なに拒
絶していた。それながら男は耐え切れない欲望の果て、
梨華の咥内からペニスを引き抜くと、梨華の顔目掛けて、
一気にスペルマを放出した。

「アアアアッ!出る!出るぞ!」
「…」

ドロドロとした白濁色の塊が梨華の顔に流れ出る。男は
早くも萎びた陰茎をダラシナクぶら下げながら呆けたよ
うにその場にしゃがみ込んだ。

そして未だニョロニョロと亀頭の先から出てくるスペル
マを見て、座り込む梨華の胸に押し当て、その乳房で扱
くように命じた。

「梨華、最後まで出させろ。ホラ、手で胸を集めろよ…」
「…」

相変わらず梨華は男の要求に対して、全く反応をしなか
った。男は呆れたように一度天井を見上げると、肉棒を
無理矢理梨華の口に入れて、処理を済ませ様としていた。
95第3章:01/11/21 03:46 ID:VEThuLKw

「どうだ、おいしいだろ。飲み込んじゃえよ」
「…」

梨華はイキナリ、男の足元を目掛けスペルマ塗れの唾を
吐き捨てた。その様子を見た男は、冷たい笑いを浮かべ
ながら、しゃがみ込むと獰猛に梨華の口を貪るようなキ
スをした。

「お前は見込んだとおりだな。気が強くて、俺好みだ」
「…」

男は立ち上がると、一人キッチンのほうへ歩き出す。梨
華はただぼんやりと前面に広がる大きな窓越しに見える
熱気で蒸しかえる夜の東京の街並みを眺めていた。

その時、暗闇の中から連続した無機質な機械音が聞こえ
てきた。

「今日の記念に。二人の記念に。記念写真だよ…ホラ笑えよ」
「…」

梨華は男に向け冷徹な眼差しをおくる。スペルマ塗れの
梨華の顔をポラロイドカメラで撮っている男の眼に、梨
華の凍える顔が飛び込んでくる。男は一瞬、ややその気
配に押されたが、何かにとりつかれたかのようにシャッ
ターを押し続けていた。

うだる様に暑苦しい都会の夜。外気の熱気に逆らうよう
に、凍えた眼をした一人の少女が佇んでいる。少女は瞬
間的に光り続ける閃光の波の中、静かのその美しい瞳を
閉じた。



<続・2日後更新予定>
96ねぇ、名乗って:01/11/22 04:29 ID:UQeg9ODb
Preservation
97ねぇ、名乗って:01/11/22 10:55 ID:dYzPekfi
これは一回目と全く関係無いんですか?
あと一回目のはもうやらないんですか?
98ねぇ、名乗って:01/11/22 10:57 ID:dYzPekfi
なぜ駐車場にマネージャー居なかったの?
マネージャーもどっかラチられたとか?
99ねぇ、名乗って:01/11/22 16:57 ID:UQeg9ODb
>>97-98
読んで頂き有り難うございます。
詳細は>>42に書いてありますので、ご参考に。
100sage:01/11/22 23:37 ID:WjPkFfNU
100
101ねぇ、名乗って:01/11/22 23:38 ID:WjPkFfNU
失敗・・逝きます
102:01/11/22 23:42 ID:ttV7W659
曲中所々に男声コーラスが入っていますが……
あの声の主はいったいたれなんでしょう?
103辻希美:01/11/23 00:09 ID:jZxi5AWh


         ∋oノノハヽo∈
            ( ´D` )
         /⌒  - -⌒\
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104ねぇ、名乗って:01/11/23 00:13 ID:EnQh5ZwF
男声なんか入ってたか?
105ねぇ、名乗って:01/11/23 03:28 ID:rnBc6/WG
やっぱ、ここじゃギブアップかな・・・
106ねぇ、名乗って:01/11/23 05:03 ID:+zqTUQmu
忠告を聞いておけば良かったとつくづく反省。




とりあえず沈むまで・・・。暫く様子見させて下さい。
107ねぇ、名乗って:01/11/23 06:05 ID:eaD5l2R/
遅くないよ(w

狩の雑スレには洋楽ヲタがいっぱいいるから、
そっちの話もできるし、完全移住をお薦めしたい。
108ねぇ、名乗って:01/11/23 14:17 ID:zcjbWMSL
とりあえずA級戦犯は >>100
109勇気:01/11/23 14:23 ID:PkEy22ZS
ageage
110ねぇ、名乗って:01/11/24 04:19 ID:WhwQSb9A

更新3日後予定。保全。


ファータイル・グラウンドのライブは良かった・・・
111 ◆nVWOeg9s :01/11/24 06:23 ID:cW67Nk9t
一時期荒らしが来ましたがもう大丈夫かな?
楽しみに待ってます。
112ねぇ、名乗って:01/11/25 01:37 ID:7TdDLrGR
ご迷惑をお掛けしております。沈みましたので、明日更新予定、保全。





浜省のライブもよかった・・・。 ♪Jボーイ・・・打ち砕け・・・
113第3章:01/11/25 23:11 ID:1vPSgS1+

「下らないな、ホントに・・・」
「・・・」
「まぁとにかく・・・。これであの男の行動パターンは大体
分かったじゃないか」
「・・・」

「おい。何か返事してくれよ」
「・・・ありがとう。助かるよ」
「そういう意味で言ったんじゃないさ。別に礼をしてくれと・・・」

彼は望遠鏡から目を離すと、仰向けに寝転んだ。漆黒の
空には満天の星と妖しく光る月明かりが映えている。彼
は胸ポケットから煙草を取り出すと徐に火をつけ大きく
吸い込んだ。

「・・・星がキレイだ。東京とは思えないね」
「ウン?そうだな、確かに」

「朝倉。お前、もういいぞ。これ以上は」
「何言ってるんだ。俺たちはチームだろ?それに金も
貰ってるんだし・・・。最後までやるよ」

「最後までって・・・。あんまり無理するな。まだここなら
戻れるんだから」
「うるせえよ。人の心配する暇あんなら、もう少し手前の
事考えろや」

「まぁね。でも、本当にもういいぞ。ここまでで十分だよ」

彼はそういうと大きく息を吐いて軽く手を伸ばした。吸
い込む空気は薄汚れた街並みに似合わず、事の他、意外
にも澄んでいた。朝倉はそうした彼の佇まいにやや苛立
ちを見せながら軽く詰め寄った。
114第3章:01/11/25 23:13 ID:1vPSgS1+

「何、言ってる。ここからが大変なんだろ?アイツが
いつ何処で『接触』するのか。そしてそれは誰なのか・・・。
確か一緒に片付けなきゃいけないんだろ?」
「まあね。・・・そういえば、あのレイプ野郎、一昨日の夜
はどうしてた?」

「一昨日?ああ、お前がいなかった日だな。青山のスタジオ
に顔出した後、あの娘の会社の幹部連中と六本木に飲みに行って・・・」
「防衛庁の斜め裏側のビルにある会員制のクラブか・・・」

「ああそうだ、よく知ってるな」
「その後、経堂に行っただろ?大理石の壁に覆われたマンションに?」
「何だよ、知ってたのか?ズルイナ、俺を試したのか?」

「いや、そうじゃないさ。単なる勘だよ。知ってた訳じゃない」
「勘?それは嘘だね。何で分かった?教えろよ」

朝倉は仰向けに寝て煙草を美味そうに吸い込んでいる彼
の顔を訝しげに覗き込んだ。目を細めながら高く広がる
夜空を眺める彼を見つめる。

目が合った彼は少し苦笑いを浮かべながら、胸ポケット
から携帯灰皿を取り出すと丁寧に火を消してしまい込ん
だ。
115第3章:01/11/25 23:16 ID:1vPSgS1+

「経堂のあのマンションは、ある意味有名なトコなんだよ。
芸能プロダクションとかマル暴関係とか・・・。乱交パーティ
ーやってるとかカジノやってるとか、とかく噂のある場所
だから」
「そうなのか・・・。でもそんなに有名になって大丈夫なのかい?」

「知る人ぞ、知る。と言うヤツだよ。別に世間はマスコミ含めて
誰も知らんよ」
「へぇ。それなのに・・・なんでお前は知っている?」

「あそこに出入りしていたヤツを捌いた事があるんでね・・・」
「捌いた?それってどういう意味で・・・」

朝倉の不可思議そうな顔色を眺めながら彼は微笑を浮か
べてその身を起こした。そしてあぐらをかいてドカっと
腰を据えると、再び煙草に火をつける。

生暖かい風が合いも変わらず、ビルの屋上を吹き抜ける。
彼の吐き出す煙草の煙が、あっという間にその風と共に
夜空の向こうに消えていく。

「朝倉、アイツは殆ど手下みたいな若造ら3,4人と行動
している。それはわかったな?」
「ああ。そうだな」
「多分何処に行くのでもあいつらを連れてくんだろう。
経堂もそうだったろ?」
「ああ。若いのらは地下駐車場の車の中で待ってたみたいだけど・・・」

「そう。今日と同じだ。まぁ今日に関しては少し事情も
違うが・・・。但し、この1週間、そうじゃなかった時が
一瞬だけあった。それを覚えているか?」
「え!ウン?そんな時あったかな。いつだっけな・・・」

朝倉は首を傾げながら懸命に思い出そうと頭を振り絞る。
そして胸ポケットから茶色のカバーをかけたやや大きめな
システム手帳を取り出すと、細かくぎっしりと書き込まれ
ているその中身を懸命に読み漁っていた。
116第3章:01/11/25 23:24 ID:1vPSgS1+

「どうだ?書いてあるか」
「ウン、ちょっと待ってくれ・・・。レコーディングスタジオ、
ホテルでの会食、懇親会にパーティーに・・・、それって一体
いつだ?」

「アイツのパターンが崩れた時だよ。」
「崩れた?そんな時あったかな・・・。別に遠出した訳でも
ないし、今日の件除けば、個別に誰かしらと会った形跡もないが」
「そうさ。それこそが急所じゃないか」
「急所?それって一体どういう意味だ」
「ん?まぁいいさ。時間はまだあるんだから。それよりも明日、
また一人でいいか?」
「・・・ん?ああ、いいけど、どうしたんだ、何か急用か」
「この間と同じさ。ちょっと様子を伺いたい若者が現れてね」
「ああ、例の芸能人の卵とか言うクソガキの事か。しかしお前、
なんでそのガキに拘るんだ?今回の件に絡んでくるのか?」

「そりゃあそうさ。当たり前だよ。出なきゃ何であんなガキ
の事を知らなきゃならないんだ。俺は別に追っかけの女子高
生じゃないんだから」
「まぁそりゃそうだが・・・。それにしてもあのガキ、何か重要
な事でも知っているのか?」
「いや・・・何も知らないだろう。ただ・・・」
「ただ?」
「ガキが付き纏ってるある女性がちょっとね・・・。確かめなきゃ
いけない事があるんだ」
「女性ね・・・。まぁいいや、俺には何がなんだか分からないよ。
でも楽しいからいいや」

「楽しいか?こんな仕事が」
「ああ。死んでるみたいに生きていた数ヶ月前に比べれば、
滅茶苦茶楽しいよ。人生で最も刺激的な毎日送らせてもらってるし」
「楽しみのあとには得てして苦しみが待っているのも、
世の中の常だが・・・。それは忘れないでくれよ」
「ああ、分かってるよ。だからこそ刺激的なんじゃないか。
お前には感謝しているよ。こんな経験させてもらってね」

彼は横目で満足そうな笑顔を浮かべる朝倉の表情を見やり
ながら、深くため息を吐く。そして再び冷たく薄汚れた灰
色のコンクリの床に寝そべると空を見上げた。

その高く広がる空の真ん中には、妖しく光る月明かりが依
然として映えている。澱んだ心に深く沈むやるせなさを抱
えながら、暫しの間、夜空に霞む星屑を眺めつづけていた。



<チャプター 3 了>
117 ◆nVWOeg9s :01/11/25 23:27 ID:eeX2hoSP



         ∋oノノハヽo∈
            ( ´D` )>これからもがんばってくらさいテヘテヘ
         /⌒  - -⌒\
      /⌒\ ・  ・ /⌒\
     /     \  /     \
   /\/⊃   `川 '   ⊂\/\
  /@ /    \_)!(_/    \ @\
 |_/                  \_|
             人
             (  )
            (   )
          (●´ー`●)
         (        )
         
118ねぇ、名乗って:01/11/25 23:30 ID:1vPSgS1+
give up!

今までサンキューでした。
119 ◆nVWOeg9s :01/11/25 23:39 ID:eeX2hoSP
         ∋oノノハヽo∈
            ( ´D` )>つじのめのとどかないところでやってほしいれすテヘテヘ
         /⌒  - -⌒\
      /⌒\ ・  ・ /⌒\
     /     \  /     \
   /\/⊃   `川 '   ⊂\/\
  /@ /    \_)!(_/    \ @\
 |_/                  \_|
             人
             (  )
            (   )
          (●´ー`●)
         (        )
        
120ねぇ、名乗って:01/11/25 23:43 ID:1vPSgS1+

小説更新ギブアップしました。
更新の度、あらしに合うみたいなので・・・。
正直、板変えて更新続行の気も萎えてしまいましたので、
この場を借りて、続きを放棄する事をお知らせします。

今まで読んで頂き有り難うございました。さようなら。
121ねぇ、名乗って:01/11/25 23:45 ID:zSjibVd5
狩来なさいって。荒らしは皆無だから。
ま、すぐとは言わない。落ち着いたらどうぞ。
122 ◆nVWOeg9s :01/11/25 23:50 ID:eeX2hoSP
         ∋oノノハヽo∈
            ( ´D` )>つじは狩までおいかけるきはないのれそれがいいれすよテヘテヘ
         /⌒  - -⌒\
      /⌒\ ・  ・ /⌒\
     /     \  /     \
   /\/⊃   `川 '   ⊂\/\
  /@ /    \_)!(_/    \ @\
 |_/                  \_|
             人
             (  )
            (   )
          (●´ー`●)
         (        )
123ねぇ、名乗って:01/11/26 00:00 ID:oi2JwtpH
>>122
安心してよ、もう二度と続きは下ろさないから(w

もう雑文書く予定もないし、ここにも来ないから。
たまに覗いても今後は一切ROMオンリー。
それじゃあ、バイバイ。あなたもお疲れさんでした。
124ねぇ、名乗って:01/11/26 00:59 ID:7OFPssjW
◆nVWOeg9sクンへ

考えてみたら何で見たくもないのに、底に沈んでた
このスレ自分で無理矢理上げてまで荒らしたのかな?
まぁ今となっては、どうでもいいけどね。
125 ◆nVWOeg9s :01/11/26 01:11 ID:hXdsAD6D
別に意味なんてないよ。きまぐれ
126ねぇ、名乗って:01/11/26 04:11 ID:0ycVLnpq
羊がツマラナクなったのは、こういうバカが増えたからかな。
127勇気:01/11/26 18:06 ID:UlrlW30s
馬鹿か!!!!
128ねぇ、名乗って:01/11/27 10:04 ID:8IFVV2CT
JMさんへ

匿名掲示板では、好ましからざる書き込みを完全に排除することはできません。
他の小説スレも、そういった微妙な立場におかれているのです。
多くの読者は節度を守り応援しています。ROMの人も想像以上に多いのです。
該当スレにはたまたま性描写を許せぬマジヲタがたった一人紛れ込んだだけであり、
その書き込みの数と不快さは気になるでしょうが、
人数的にも耳を貸す価値においても泡沫のごときものです。

ヒッキー厨房にちっぽけな(当人にとってはとても大きい)自己満足を与えぬためにも
JM氏の賢明なるご判断を期待します。
129ねぇ、名乗って:01/11/27 16:51 ID:Y0L5Ld7h
>>128
サンクス。了解しました。


でもどの道、今は時間が必要だと思います。
沈むまでもう少し様子を見させて下さい。
その時に気持ちが萎えていなければ、
ここでやるか、狩にいくか、はたまた
過疎状態のズルイ女でやるか、
・・・それともやっぱり放棄するかの最終判断を
したいと思います。
130勇気:01/11/27 22:03 ID:d6yAnUPC
あんだってそりゃめでたい!!!
131ねぇ、名乗って:01/11/29 03:27 ID:g8Saw7A4
>>129はJMさんか・・・
なにかしら結論がでた際には
「小説総合スレ」に一筆お願いします。
ついたレスの数以上に読みたい人は存在してますよ。
それじゃ気長に待ってます。
132ねぇねぇ名無しさん:01/11/29 14:39 ID:IB/6z+8w
どうせなら、『推敲版』ではなく『完全版』を読みたいな。
testスレも逝っちゃったし。

それと、『壊れた時計』も復活キボン。
133ねぇ、名乗って:01/12/01 05:40 ID:ZghmG9gk
一応、保全。
134ねぇ、名乗って:01/12/02 04:27 ID:LT+OM2XN
申し訳ない。もう少し・・・。

>>132
やる時は3つ同時に下ろします。
135某過去スレの141:01/12/02 05:01 ID:p3YEjq9w
JMさま

>>128さんの仰る通り。人目に多く触れる様になると。
 色々な人が出てくる訳で、その中のたった1人のア(略)の為に、
 筆を折るなんて馬鹿げた事だと思います。
 今は少し頭を冷やして頂いて。我々読者にとって、
 うれしい最終判断を下される事を期待する次第です。
 それでは、よい返事まってます。


 8月当時と状況は違いますが、必要とあらばhozen
カキコは惜しみませんので(w


   hozen
136たった一人の●ホ:01/12/02 20:10 ID:fX9fKvIE
>馬鹿げた事だと思います。
そうだよ。僕が言うのもなんだけど、いちいち基地外の相手してたら
創作活動なんてやってらんないよ!

さて、これから録画予約しておいたハロモニでも見ようかな!
じゃーねー
137ねぇ、名乗って:01/12/04 04:58 ID:fg/v9KAb
hozen
138ねぇ、名乗って:01/12/04 06:28 ID:Oshlq7LM
保全
139ねぇ、名乗って:01/12/04 17:16 ID:W+HfzW/h
hozen
140ねぇ、名乗って:01/12/05 05:34 ID:ZKGViTBv
>>134
あなたは誰かしら(w


兎に角一度でも言った手前、推敲版だけは全部下ろします。
何らかの手違いでスレが上がってしまい、不快な思いをさ
れた方があればその旨をレスして下さい。

その際はスレsage切るまで更新を致しません。その結果
dat逝きになってもそれはそれで仕方ないです。
その時はキレイサッパイ諦めますので(w  ではでは。
141JM:01/12/05 05:40 ID:ZKGViTBv
<アンダー・ザ・ライン/凍える太陽・推敲版 INDEX>

Chapter1・・・>>43-51
Chapter2・・・>>54-65
Chapter3・・・>>66-95
Chapter3・・・>>113-116
142ねぇ、名乗って:01/12/08 01:01 ID:PzMkim9b
143JM:01/12/10 16:20 ID:hECPO4eY
別スレにて更新再開。
144 ◆MCq/r89. :01/12/11 00:01 ID:17npArJh
別スレを発見しましたが、更新情報はやめた方が良いでしょうか?
145名無しさん:01/12/11 00:49 ID:saOa4xvE
>>144
お手数をお掛けしていますね。お任せいたします。
146JM:01/12/14 03:50 ID:KmPHig2Q
凍える太陽・完全版(再掲) 今週末から予定

このスレが残っていればですが…
147ねぇ、名乗って:01/12/15 02:32 ID:aunilOEo
JMさんって凍える太陽以外で何か書いてます?
148ねぇ、名乗って:01/12/15 03:09 ID:4mv07+uS
>>147
壊れた時計・・・途中で事情があり中断。
149ねぇ、名乗って:01/12/16 02:39 ID:q6gWeicX
>>148
じゃあJMさんってまだ小説最後まで書いたことないんだ?
150149:01/12/16 02:40 ID:q6gWeicX
すいません。。。
151ねぇ、名乗って:01/12/16 03:01 ID:VR11L+U6
>>149
一応「凍える太陽」は終ってます。。。。。。
152ねぇ、名乗って:01/12/16 03:20 ID:VR11L+U6
やっぱりこのスレは呪われているみたいなので(w
ここで継続するのはやめときます。。。。。。。
153名無し募集中。。。:01/12/16 03:21 ID:0vtAr/JC
owari
154ねぇ、名乗って
>>153
サンキュ