1 :
名無しさん:
ほくろ
2 :
名無し募集中。。。:01/10/14 04:52 ID:FZaenGNi
オバチャン キャラ
3 :
名無し募集中。。。:01/10/14 04:57 ID:RtZxBGyd
ていうか保田がオバチャンキャラとして扱われてるのが
可哀想で見てられないんだが。
4 :
名無しさん:01/10/14 04:58 ID:2CROV2rR
保田さんをオバチャン呼ばわりする辻加護は氏ねい!!
5 :
名無し募集中。。。:01/10/14 05:00 ID:FZaenGNi
6 :
名無しさん:01/10/14 05:15 ID:4cwHdhRU
二十歳そこそこの女の子が、オバチャンと言われて嬉しいわけがない。
もちろん不機嫌そうな表情はしない。それどころか、その呼び名に付
き合ってやってる。でも本当は傷ついているんだよ。
7 :
名無し君:01/10/14 05:23 ID:ir97PLiy
ヤンタン聞いてるとオバちゃんと呼ばれても仕方ないと思います。
8 :
名無しさん:01/10/14 05:32 ID:2CROV2rR
保田さんはこのスレ見ているものと思われ
このスレ、死んでますよね?
リサイクルしていいですか?
「石川さんのファンタジー」(前スレから続く)
かつて味わったことのない不安感と、デパート店内を歩き回った疲労感で、いつしか
石川は、当初の目的(手洗に行くということ)のほうは、すっかりどうでもよくなっていた。
石川は、あきらめて駅に戻ることにした。
「何のためにこんな駅で降りたんだろ?歩き回って損しちゃったなぁ」
石川は、店の外に出た。
石川には、やや方向音痴の気があった。入った時と同じドアから出ればよかったのだが、
違う出口から出てしまった。店内をぐるぐると歩き回っているうちに、方向がわからなくなった
のだ。そして、デパートの外に出てからも、駅へと帰る正確な道順がわからなかった。
方向がわからないということを、素直に自分自身で認めて、人に道を尋ねるなりしていれば
問題はなかった。しかし、石川は、それをしなかった。石川は、この街の人とコミュニケーション
をとる自身をすっかりなくしていた。そして、駅とは正反対の方向へと歩き出した。彼女は、
自分の歩く方角が駅へ向かう道だと、どういうわけだか信じ込んでしまい、5分間ほどそのまま
歩き続けた。線路なり、踏み切りなりに一度も遭遇しないことに気付いて、ようやく自らの過ちに
気付いた。
石川はその場に立ち止まった。
「私は今、どこにいるんだろう?」
街路は通行人で溢れていた。
川底に打たれた棒杭のように、この街中で石川ひとりが立ち止まっていた。
「この街の人々が、何を考えてるのかわからない…」
今まで、そんなことを考えたことは一度もない。しかし、その事実が、今の石川に恐怖を
もたらした。ここでも石川は、好奇の視線に晒されていた。
石川は、休業中の商店の閉じたシャッターを背にして立った。
石川は、ただ呆然と、街行く人の流れを見た。
次の瞬間、石川の顔にかすかな笑顔が戻った。
通りの向かい側のビルの3階に、石川は、見慣れた店の看板を発見したのだ。
「あの店なら、私も知っている!」
それは、恰幅のよい白髪の老人がトレードマークのファーストフード店だった。
普段の石川は、ファーストフード店を利用することは(同年代の女性に比べて)少ないのだが、
この日ばかりは、沙漠の中にオアシスを見つけた気分だった。
石川は、通りをわたり、店内に入った。
幸い、店のメニューは英語で書いてあり、石川にも理解できた(もちろん、「日本語のような」
言語も併記されている)。
「あの…、コーヒーください」
「−−−?」
「コーヒー。コーフィー。コーフィー プリーズ」
「(はい、コーヒーですね)」
石川は、コーヒーカップを受け取って、窓際の席についた。
石川はコーヒーをすすりながら、窓の外を眺めた。
外には、海と、砂浜が見えた。
海岸に人はいない。
店内からは、波の音は聞こえないが、規則正しく押し寄せる波頭を見ていると、波の音まで
聞こえるようだった。
石川は、何をするともなしに、ただ、波を見ていた。
(4)
波の音を「聞いて」いると、無心になれる気がしたのだが、今の石川には、それが出来な
かった。
もちろん、今、自分が極めて特異な状況に置かれているということもある。しかし、現在の
石川の心を支配しているのは、昨夜の事件のことだった。
昨夜、テレビ番組の収録後の楽屋で、石川は些細なことで新垣里沙と衝突した。それが
火種となって、石川はここ最近に溜め込んだ愚痴の全てを新垣にぶつけたのだった。
この数週間というもの、石川はなぜか苛立っていた。その苛立ちの原因に、石川は心当たりが
あった。自分はつい数ヶ月前には、モーニング娘。の人気の中心にいた…ような気がしていた。
しかし、新メンバー加入に話題を奪われ、同期の吉澤にも話題を奪われ、いつの間にか自分が
13人の中の一人に過ぎないことに気付いた。
そして昨夜、たまたまその場にいた新垣に当たり、謗り、最後には「あなたなんか、モーニング娘。
に来なければよかったのよ!」と口走っていた。
それがあまりに大人気ない発言であることに、今ようやく、石川は気付いた。
「里沙ちゃん、ごめんね。悪いのは私だよね。私、恥ずかしい。私のほうが、お姉さんなのに。
帰ったら、すぐに謝りにいくからね。ゆるしてね。これからは、私と仲好くしてね…」
石川は、頬を涙でぬらした。
(5)
「あのー、もしかして石川さんですか?」
そのとき、ひとりの少女が石川に声をかけた。それは、石川にも理解できる言葉だった。
「は、はい。私は石川ですけど…」
「モーニング娘。の石川さんですよね!私、大ファンなんです!こんなところでお会いできるなんて!」
「…あなた…、言葉がわかるのね!」
石川は、今日はじめて味方を得た気がした。
「ええ。私も、『あっち』から来たんです」
「あの、私、道に迷ってここまで来ちゃったんですけど、今日はお仕事があって、すぐにでも
東京のスタジオに行かないといけないんです。駅までの道順、教えてくれませんか?」
「もちろん。私でよければ、ご案内しますよ。私も、石川さんのお役に立てるなんて、嬉しいです」
「あぁ、よかった。あなたみたいな善い人にめぐりあえて」
「本当は、『こっち』の人たちも、皆お人好しで、善い人たちばかりなんですよ」
二人は、店を出ると駅に向かって歩き出した。
駅への道順は、ひどく入り込んでいて、「地理不案内」の石川にとっては、二度とたどることは
出来ないだろう。
「こんな道、来たときに通ったかしら?」石川は、何度も首を傾げた。
石川は、少女に訊いた。
「ねぇ、この街は、一体どこなの?東京にいると思ってたんだけど」
「ええ。東京ですよ、ここも。でも、石川さんの知らない東京かな」
「私の知らない東京?」
「そう。人の心の奥底にある、もうひとつの街。もうひとつの現実」
「?」
「あの…、少し立ち入ったこと伺っていいですか?」
「ええ。なにかしら?」
「石川さん、何か悩みごとでも?」
「え?どうして?」
「だって、そうでもなきゃ、誰も『ここ』へは来ないもの」
「…でも…、もういいの。素直に謝る決心をしたから」
「それはよかったわ!」
「あの…、あなたはどうしてここへ?」
「私も、石川さんと同じよ。親友と大喧嘩して、誰にも会いたくなくなって、それで、気付いたら
ここへ来てたの。私の場合はね、この街が気に入っちゃって、そのまま住み着いちゃったの。
もう、何ヶ月も帰ってないなぁ…」
「帰りたいとは思わないんですか?」
「うん。私はここが好き。ここの人たちは、みな善い人たちばかりだし。この街はね、悩み事に
耐え切れなくなった人たちが集まるところなの。だから、みんな、人の心の痛みのわかる人たち
ばかりなんだ。だから、私は、ここのみんなが好き」
「ふーん、そうなの」
石川は、それ以上立ち入ったことを訊いてはいけない気がして、なにも言わなかった。しかし、
少女は次のように言った。
「でも、石川さんを見てると、私も帰りたくなってきたなぁ。あっちに帰れば、モーニング娘。のことも
堂々と応援できるし…。うん。もう少ししたら、私も帰ります。石川さん、ありがとう。これからも、
応援しますね」
(6)
その後、20分ほど歩くと、二人は駅にたどり着いた。
石川は少女に丁寧に礼を言い、別れを告げて、改札口を通過した。
ホームには、石川の他には、だれもいなかった。
5分ほどで、見慣れた色の電車がやってきて、いつものように扉が開いた。下車するものは
ひとりもなく、乗車するものも石川ひとりだけだった。
(7)
「飯田さん、今日は大幅に遅刻しちゃって、すみませんでした。今度からは気をつけます。
スタッフの方々にも、これからお詫びに言ってきます」
「は?何言ってるの?遅刻って?今はまだ集合時間の5分前だよ」
「え?」
「石川よりも、問題はなっちだべさ。この調子だと、なっち、今日も遅刻かなぁ…」
飯田の言うとおり、事務所の壁に掲げられた時計の針は、10時5分前を指していた。
13時5分前をさしている自分の腕時計と、事務所の壁の時計を見比べながら、石川は首を
かしげた。
街で出会った少女の笑顔を思い出した。
腕時計の針を三時間戻すと、普段と変わらない忙しい一日が始まった。
「石川さんのファンタジー」<完>
蛇足ながら、↓こんなのも書いてみました。
「ランチタイムは吉野家で」
「この近くに吉野家が新しく出来たんだって。みんなで行ってみない?」
それは圭織の提案だった。私には反対する理由はない。圭織と私のほか、矢口、辻、加護、
小川、新垣の7人で、吉野家に行くことになった。こういうランチタイムも悪くはない。
私たちの人数が多すぎたのか、お昼休みという時間帯が悪かったのか、店はとても混んで
いて、すぐには座れなかった。店の内部をよく見回したら、垂れ幕が下がっている。「150円引き」。
そうか。無理もない。「150円引きくらいで普段来てない吉野家なんかに来ないで欲しい」と
思うのは、私の我儘か。
ようやく人数分の席が空いた。
圭織が辻に向かって、「あんたたちから先に注文しなさい」と言った。圭織は相変わらず
後輩想いだ。辻と加護が嬉しそうな顔で、特盛を頼んでいる。
悲劇はその直後に起きた。小川が「大盛つゆだくで」と言ったのだ。
今まではしゃいでいた辻と加護の表情が、一瞬で凍りついた。
しかし、新垣にはその空気が読めなかった。新垣も「あたしも大盛つゆだくで!」とやって
しまったのだ。
その瞬間、矢口がぶちきれた。
「おい!おまえらっ!!」
「ちょっと矢口、やめなって」圭織と私で、怒る矢口を何とか諌めようとした。
「圭織と圭ちゃんは黙ってて。あんたたちね、つゆだくなんて、きょうび流行らないんだよっ!
ほんとにつゆだくが食いたくて言ってんの!?」
「矢口!」
「つゆだくって言いたいだけちゃうんか!?」
「矢口、もういいって」圭織が何とか矢口を制止した。「君たちねぇ、今回はつゆだく食べていい
べさ。そのかわり、午後の録りが終わったら、圭織のところに来なさい。小一時間ほど、時間空け
とくんだよ」圭織がきっぱりと宣言した。
突然起こった騒ぎで呆気に取られている店員さんに向かって、いつものカオリンスマイルに
戻った圭織は、「大盛ねぎだく。玉子つき!」と注文した。
矢口と私も同じものを頼んだ。しかし、これだけ騒ぎを起こした後で、これを注文した以上は、
私たちも次から店員にマークされてしまうだろう。ただでさえ目立つ客だというのに。
大盛ねぎだくを食べながら、私は、圭織と新メンバー達のことを考えた。この新人2人は、
大先輩から早速呼び出しを食らったことになる。圭織は「小一時間空けとけ」といっていた。
圭織は2人を小一時間も問い詰める気なのだろう。圭織がリーダーになってから、はじめて
迎える新メンバーだ。「説教」は時として諸刃の剣になる。ある意味、リーダーとしての圭織が
試されているのかもしれない。
私は、どんぶりと箸を置き、湯飲みを手に取った。私は、私が新メンバーだった頃を思い出した。
私たち(矢口と紗耶香と私)も、当時リーダーだった裕ちゃんに呼び出され、お説教されたのだった…。
<完>
このスレ本来の内容に戻ろう。
保田は小説の「語り手役」として貴重な存在です。だから保田が好き!!
>>24 面白かったです!
また何か書いて下さいね!!
読んだ人は感想くらい書いてあげないと作者が可哀相じゃないか!
ただで読ませてもらってるんだから!
26 :
名無しさん:01/10/21 23:12 ID:ytkiAzTE
>25
あんま見られてないってことだよ。ただでって。。(w
>作者さん
ギャグ路線の方が面白いかな。そのうちそっちも復活してくれ。
>>25 ありがとうございます。
>>26 ギャグ路線はあまり得意ではないんですよねぇ…実は。
>25
2chになにを求めてるのか問いたい。
問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。