954 :
Love Me Do:
「へぇ。バカみたいにチンチン大きいね。あれ? でもそれは勃起してるから
かな?」
「や、やめてっ! ちょ、ちょっとっ!」
市井の左手が柴田の肉棒を弄んでいた。
「ねぇ。精液出したこと無いんでしょ。自分でチンチン触ったことあるの?
無いでしょ。洗ったことも無いよね。チンカスがいっぱい付いてる。汚いなぁ。
」
「いやぁーっ!」
柴田は両手で顔を覆う。市井の指が柴田の肉棒のくびれたところをこすり上げ
る。すると白い垢の様なものが擦り出されてくる。同じくして、亀頭の先から
は透明の液体があふれ出てくる。それは市井の指先へと伝い、市井の指と柴田
の肉棒とが擦れあう感触を滑らかにする。
「あは。柴田のビクビク言ってるよ。溜まってんじゃないの? まぁ、出した
ことも無いんだろうから当然か。」
市井は薄ら笑いを浮かべながら言った。
「うぅ……。なんでっ……。なんでっ……。」
元はと言えば市井に肉棒のことを相談するつもりだった。だが、
『ちょっと見せて』
と市井に言われ、パンツを脱いだ突端にこれだった。柴田を屈辱感が襲う。
「だってさぁ。よく言うじゃん。『己を知り敵を知れば百戦危うからず』って。
あと、『習うより慣れろ』とかさ。柴田も自分のチンポを知るためにはまず使
ってみないと。大丈夫。誰だって最初は童貞なんだから。恥ずかしくなんかな
いよ。」
「バカぁっ!あっ……!」
柴田の肉棒が二度三度痙攣した。かと思うと、亀頭の先から白濁とした液体が
飛び出てきた。
「うわっ!」
精液は勢い良く飛び出し、市井の服を汚した。胸元から腰にかけてこびりつく。
「ハァ……ハァ……。」
「あーあー。この服気に入ってたのに。出しすぎ。」
「……ち、くしょ……。」
柴田の胸が屈辱感でいっぱいになる。合わせて、頬から涙が零れ落ちた。
「泣くなよぉ〜。気持ちよかったんだろぉ〜?」
市井はなぜか以前よりも数段上達した、クレヨンしんちゃんのものまねをしな
がら柴田をおちょくる。
「ふざけるな……ッ! そんなこと……ッ!」
「そんなこと?」
「ふぁっ!」
怒る柴田の言葉をさえぎるように、市井は柴田の股間に手を伸ばしその一物を
握った。
「出したばっかりなのにこんなにビンビンにして。ぜんぜん説得力ないんです
けど」
「ぅぁぁぁ……。」
柴田の口からよだれが滴り落ち、かすかに市井の腕へとかかった。
(さっきの薬が効いてるのかな……。それとも関係なしに勃っちゃってるのか
な……。)
「ふあああ……あぁ……。」
(さて……。)
市井の手は柴田の肉棒を解放した。
「ぁ?」
一瞬、柴田が放心したような表情を見せたことがおかしかった。
「あ、ごめん。もっとして欲しかった? チンポシコシコして精液出させて欲
しかった?」
「ん……そんなわけ……ッ!」
「そんなわけないんだ。だったらとりあえずこっちが楽しませてもらうよ。」
そう言うと市井は自分のズボンに手をかけた。
「……!」
柴田は一瞬で市井がせんとすることを理解する。市井には男根が生えているの
だ。柴田から血の気が一気に引いていく。
「お前は次に『やめてそれだけは』と言う……なんてね。」
「や、やめてっ! それだけはッ!」
市井は自ら纏う下半身の衣服を全て取り去った。そして姿をあらわすのは天に
向かって伸びる太い男根。
「いいなぁ柴田のチンポ。市井のよりデカいんじゃない? まぁいいけどさ。
ところで柴田は入れられるんだったら前と後ろどっちがいい? 市井は個人的
に後ろの方が好きなんだけど。」
「……!」
柴田の青ざめた顔が市井にはこれ以上無いほどに美しく見えた。