952 :
さんに:01/12/03 01:43 ID:KAdwYHK7
新スレ建てられないよう
会員3000人ぐらいしか居ないローカルISPなのに…
953 :
名無し娘。:01/12/03 02:05 ID:XHUvsYrA
午前1時。
明日ある古典のテストの勉強を終え、風呂に入ろうとした時、俺の携帯にメールが。
『テスト勉強終わったか〜!?
あたしはもう終わったゾ!
ま、赤点にはならないようにね!
ポイントは、活用形を覚えること!』
ほんとに、お前にはかなわねぇな。
活用形、勉強して無かったよ。
赤点取らずに済みそうだ。
『ありがとよ』
それだけ返信して、俺はまた机に向かう。
『がんばれ』
それだけまた帰して来る。
律儀なヤツ。
それが保田。
「もう帰ろっかな。いいでしょ?」
いつもの君の口ぐせ。
そう言っては、僕を試してる。
「…もう少しいようよ」
「なんで?」
「まだ、こうしてたいんだ」
僕は後ろから、君の背中を抱きしめる。
哀しくなるくらい君で満たされてるのに、それでいて満足しきれない。
これ以上君のそばには寄れないのに、何だかもどかしい。
体をすりよせてきて、君は呟く。
「あーあ、もう帰ろうか…」
君の言葉を、直接唇で受け止めた。
本当は君が一番帰りたくないくせに。
ふさがれた口で、そんなことを言ってみる。
それが保田
今日一日にあったことを、毎晩メールしてくれる彼女。
君のことなら何でも知りたいから、どんなつまらないことでも送ってね。
それが保田
君が作ってくれたお弁当を、初めて会社に持っていった。
おいしかったけど、海苔で書いた「LOVE」は、恥ずかしかったな。
でも、また作ってね。
それが保田
小学生の頃は泣き虫で恥ずかしがりやの、大して目立たない子だったのに、
中学に入ったら、クラスのベスト5に入るくらいかわいくなっちゃったあの子。
それが保田
よく冷えたスイカを、二人で分け合って食べた夏の日。
お腹が苦しくなったけど、君と食べてるのが楽しくて、結局半分ずつたいらげた。
「スイカのタネって食べる?」
「子供の頃、タネ食べたらお腹からスイカが生えるって言われなかった?」
「タネ無しスイカがあるなら、タネばっかりスイカがあってもいいよね」
下らないことを話しては一日中笑ってた、あの頃が懐かしい。
それが保田
芝生の上に寝転んで、ただ空を見上げてる日もあった。
ぼんやりと、雲がちぎれてはくっつくのを、飽きずに見ていたっけ。
無為に過ごす快楽に、僕らは満たされていた
それはそれで充実した17歳の1ページ。
どこで何をしていても、君とつながってることだけは確かだったから。
それが保田
大して関心も無かった天文部に入ったのは、あの先輩が勧誘してきたから。
夜中に先輩と星を見る、そのシチュエーションに憧れたんだ。
今度の泊まり込みでもっと先輩と親しくなるには、どうしたらいいかな?
それが保田
ほっぺたふくらまして怒る君の顔がおかしくて、また笑っちゃった。
「マジで怒ってるのに、なに笑ってんの!?」
君のまん丸の大きな眼が、たまらなく愛しくなる。
僕は君を抱きすくめ、耳元で
「怒った顔もかわいいよ」
と囁いた。
君の体から力が抜け、柔らかくまとわりついてくるのもいつものこと。
だましてるつもりなんかないけど、こんなに素直な君にちょっと悪い気がする。
僕みたいな良心的な男が、君のこと大好きで良かったね。
こうやって君を抱いてる間、僕は少しだけうぬぼれる。
それが保田
にぎやかな街で、二人静かなデートをした。
君は深い緑色のマフラーを取り出すと、僕の首に巻いてくれた。
「センパイの色をプレゼントするね」
そう言うと、君は柔らかく微笑んだ。
僕の色をしたクリスマス・ツリーは、様々な色や光を従えて輝いていた。
僕を深く染めてくれた、君とのクリスマス・イヴ。
それが保田
凍えるくらい寒いけど、部屋をあったかくして冷たいビールを飲もう。
ほどよく火照った体にビールは最高さ。
少しだけ酔いが回ったら、チーズとワインで乾杯。
ちょっと早いけどケーキも用意してるから、飲みすぎないでね。
21世紀最初の年に21歳を迎えるんだね。
改めて、おめでとう。
それが保田
信じないならそれでも構わないよ。
うん、信じてくれなくたって別にどうってことないもん。
君のこと、前から好きだったんだ。
こんなこと、ウソ言ったってしょうがないでしょ。だから本当。
信じなくってもいいけど、僕のことどう思ってるかだけ、訊いてもいいかな…。
それが保田
高校通学の第一日目。
玄関を開けると門扉の外に、小学生の時以来の姿があった。
「おはよう!今日からまた一緒だね!!」
独特のぎこちないピースを出している、一つ年上の幼なじみ。
そして、僕の進学志望動機。
それが保田
冬の始まりに訪れるという、Indian summer。
こんないい天気の日曜なのに、君はアルバイト。
オレンジ色の温かい陽射しが、僕の心をブルーに染める。
君がいない日曜日なんて、雨でも降ればいいのに。
温かいのは、君の身体だけで十分だよ…。
それが保田
黙って腕を組んできたら、「キスして」の合図。
恥ずかしがりの僕らは、デートで手をつなぐことにさえまだ慣れてない。
お互い緊張しっぱなしで、震えながらキスをしてる。
こんなことも、あと半年もしたらいい思い出になるのかな。
でもキスする時は、やっぱりドキドキしてたい気もするよ。
それが保田
俺の授業を、いつも一番前に座って聞いてくれる塾の生徒。
正直、テストの出来はそう良くもないんだけど、一生懸命聞いてくれてると思うと、予習頑張っちゃうんだ。
授業が終わった後、分からなかったことを最後まで聞いてくるのもあの子。
2学期も終わりに近づくにつれて、あの子が俺の心を占める割合が多くなってきたみたい。
志望校に合格したら、映画にでも誘ってみようかな。
それが保田
今までたくさんの人とすれ違って、追い越されて、追い越してきたけれど、
君とだけは一緒に歩いてきた。
僕が疲れた時は、君も立ち止まってくれた。
君が走り出したら、僕もそれについていった。
休む時もふたり一緒。
あの日、そのまますれ違うはずだった君を呼びとめ、同じ方角へ歩き始めた。
いつの間にか二人の脚は結びつけられて、肩を組むようになっちゃったみたい。
これからも転ばないで、一緒に歩いていきたいね。
それが保田
君を動物に例えるなら、たぶん猫になるんだろうな。
見た目が似てるって? まあ、眼の大きいとこなんかね。
あと性格的にもさ、人見知りするところなんかそっくりだよな。
で、慣れてくると甘え放題…。
みんな見てるのに、そんなにくっついてきたら恥ずかしいのにな。
ちょっとわがままな子猫を、いつも連れてるようなもんだね…。
それが保田
遠い未来は揺らぎつづけ、僕ひとりの手には負えない。
だから、僕と一緒に未来を探そうよ。
君がいてくれたら、きっと見つかる気がするんだ。
それが保田
渋滞に行く手を阻まれた、夕方の高速。
もう1週間も会ってない君のことを、ふと思い出した。
君の匂いが、僕の鼻先に蘇る。
この渋滞を抜けだして、今すぐ君に会いたくなった。
また、朝まで抱きしめててもいいかな。
それが保田
朝一番に教室に入ったら、泣きはらした眼をして、ぽつんと独り座っていたクラス・メイト。
「おはよっ。随分朝早いんだね」
「…あ、あぁ。おはよう」
から元気が痛々しかった。
「どうしたの?」と訊くほどの仲でもないあの子を、自然と目で追うようになった。
こんな恋の始まりもあったんだな…。
それが保田
僕らは今夜また、暗く深い大洋に溺れる。
静かな海の底で、めまいがするほど熱いキスをした。
海面に映る満月を目指して、高く高く昇りつめる。
水から上がった魚たちは、どんな月を見つけるんだろう。
君の海は激しく荒れ、僕を深い陶酔へと導いてくれる。
いつしか僕らは錯乱の中に、二人だけの頂点を見つけだしていた。
それが保田
バーバリーのマフラーをリボン結びにして、制服のスカートは短め。
勉強は嫌いで、彼氏は欲しいけどなかなか出来ず、カラオケが大好き。
そんなどこにでもいそうな君が、かけがえのない存在になってしまった。
君じゃないとだめなんだ。
それが保田
冷たく夕陽が死にかける夕方、僕は目覚める。
君を連れて、夜の向こうに突き抜けていくんだ。
選りすぐりの一等星で、君の胸もとを飾ろう。
凍てつく夜にこそ、僕らは生きていることをひしひしと感じる。
夜がまた深い眠りにつくなら、僕らもそれに従おう。
白んだ夜に輝く星たちに、さよならを言いながら。
夢の中でも、また夜に遊ぼうよ。
夜は僕らを解き放ち、自由にしてくれるから。
それが保田
君と一緒の班になって決めた、修学旅行の計画。
どこに行くかなんて、全然気にしてなかった。
君を見ていられるなら、どこに行こうと構わなかったから。
それが保田
静かに雪の降る夜。
こんな日は二人体を寄せ合って、次の日曜日の計画でも立てようか。
それが保田
水が低い方へと流れるように、自然に君を求めていた。
誰にもやましいことなんてないさ。
君が全部欲しいんだ。それがすべて。
こんな素直に、それでいて神聖な気持ちで君を抱いていること、分かってくれるよね。
それが保田
つまんないことでケンカして、こじれたまんまの僕らの関係。
どっちも謝るタイミングを伺ってる。
「ね…。触っても、いい?」
君は頼りなく小さな声で呟くと、おずおずと僕の手に触れた。
僕の心は止めどなく溢れ、君の乾いた唇に口づける。
「…いつもケンカばっかりして、バカみたいだね」
君の声が震えて、僕も少しだけ涙ぐむ。
それが保田
「桜並木の葉が全部落ちる前に出来た恋人は、4年間別れることはない」
どこの大学にだってありそうな噂。
でも僕と君に限ってみれば、本当だったよね。
それが保田
ちょっとの間君と離れちゃうけど、これでさよならじゃないよ。
どんなに遠くても、いつも君のことを想っているから。
僕らはこの高い空でつながってるってこと、忘れないで。
またここから、新しい君への愛が始まるんだ。
離れ離れでも、二人で一緒に歩いてゆこう。
それが保田
誰も君の魅力に気づかない。
はっとするくらいかわいい君を、時折見つけてるのに。
君を独り占めしてるのは、ちょっと嬉しいけどね。
なかなか陽のあたらない君が好きなんだ。
あとは僕に振り向いてくれたなら、完璧なんだけどな。
それが保田
僕たちの間には、まだ溝があるみたい。
こういうのって、良くないと思うんだ。
今夜、この距離をなくしてみようよ。
僕は君の手をとって、そっと君に囁いてみる。
まだ夜は浅いから、きっとうまくいくよ。
朝までは、たっぷり時間があるからさ。
あとは、君の勇気一つだけ。
僕に、その柔らかい身体を投げかけてきてよ…。
それが保田
「ね、いいこと教えてあげようか」
「…何だよ」
「あのさ、何日か前に、『好きな人暴露大会』やったんだよね。女子でさ」
「ふーん」
僕は期待に胸を高鳴らせる。
「でね、梨華ちゃんにも訊いたんだけど」
「梨華?」
「あぁ、石川さんね。で、訊いたらさ」
「うん」
「アンタのこと、好きなんだって! 文化祭のあたりから」
「……」
「よかったじゃん。あんなカワイイ子に好かれてんだよ。うらやましいなぁ」
ちょっぴり苦い気持ちが、僕の中で広がる。
石川さんは確かにかわいいよ。けど…。
本当に僕が好きなのは、オマエなんだけどなぁ。
そんな気持ちも知らないで、石川さんのいいところを一生懸命教えてくれるアイツ。
オマエのそういうところがたまらなく好きなんだよ。このお人よし。
それが保田
たぶん、君がいてくれたからだと思う。
立ち止まってくすぶってるのには、いいかげん飽きたんだ。
君の言ってくれた一言で、何かが動き始めた気がするよ。
見なれた世界が美しく色づき始めたのも、きっと気のせいじゃないはずさ。
それが保田
一緒に走ろう。
わきめもふらず、ひたすらに。
走り続けてこそ、見えてくるものがあるはずさ。
君と僕だけに見えてくる何かを、見つけに行こう。
それが保田
僕は本当の君を知りたいんだ。
君への想いをつづっていったら、いつかわかるような気がしてる。
それとも君は「全然違うよ」って言って、笑うだろうか。
…いいよ。
笑うなら、わかるまで書いていくから。
それが保田。
それが娘。たち。
992?
んじゃ993!
九九四
コソーリ1000泥棒でもするか・・・995
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