モーニング対局日記

モー娘が主役の将棋小説です。
過去３作を書きました。
これが四作品目です。
お楽しみに

サボテンが俺の膝にﾁｸｯ

今日は奨励会の対局日、
安倍なつみ三段は現在順位８位成績１４勝３敗の好調な成績だった。
その安倍の対戦相手は鈴木あみ三段、順位３位成績１３勝４敗の成績。
すでにウタダヒカルは順位１５位成績１５勝２敗で最終局を待たずにプロ棋士、４段昇段を
決めていた。そのため安倍と鈴木は勝った方がプロに昇段という大一番を迎えていた。
その２人の対局は過去は３勝１敗で安倍がリードしていた。
その対局もやはり安倍が大きくリードしていた。
しかし途中秒読みで即詰みを逃すミスをしてしまい、安倍は１手違いで負けた。
結果は成績は同一の為、順位上位の鈴木あみが昇段した。この１局が後に安倍の運命を
大きく変える事になるとはこの時誰が予測しただろう。

そして何日か経ち、今日は三段リーグ以外の奨励会の対局、
後藤真希１級と木下優樹菜ニ段の昇段の１番があった。
後藤「いよいよか。絶対に初段にあがるわ」
市井「そうね後藤。早く上がりなよ。後輩の吉澤も石川も三段まで行ってるんだから」
後藤に話し掛けているのは、市井紗耶香三段だった。

紺野「木下さん。頑張って下さいよ。今日は大一番ですから」
木下「分かってるって。私も早く三段リーグには参加したいし、今日勝てば来期からのには
　　　間に合うし。だけどあさ美ちゃんも早く昇級した方がいいよ。万年３級じゃ
　　　ちょっと危ないよ」
紺野「木下さん。私今日は辻ちゃんに勝って、昇級しましたよ。そうなのごめんね」
その時、幹事のつんく六段から対局者の発表があった。
その時後藤と木下は驚いた。なんと２人がぶつかっていた。
後藤「ちょっと！やばいじゃん」
木下「うっそ！」
驚いたが、２人は対局室に入っていった。

訂正
「そうなのごめんね」は木下のセリフです。
誤植すいません。それと将棋に詳しくない人も面白いような小説にしますので、
楽しみにして下さい

後藤と木下の対局は後藤の居飛車穴熊に対し、木下はあえて不利な振り飛車穴熊に囲った。
対局は、後藤が有利に進めた。
後藤（、、勝った。これで初段よ。投了しろ！早く）
木下（くそっ！ここまでか、、）
しかしその時悪夢が起こった。
後藤は即詰みを誤り、木下に駒を与えてしまい、逆転してしまった。後藤は安全勝ちを
すれば確実に勝っていたのが悔やまれる展開となった。
後藤（くそっ。こんなバカな、、、）「負けました」
木下優樹菜は三段に昇段した。

後藤「はあ。最悪」
市井「そりゃそうだよ。後藤焦りすぎ。あれは後藤の大ポカだよ」
後藤「うん。そうだね。でも次の例会で３連勝したら昇段だから頑張るよ」
市井「そういや圭ちゃんどうだったんだろ。もうすぐ年齢制限に引っ掛るんじゃなかった？」
保田「次の例会で最後だって」
後藤・市井「圭ちゃん」
市井「ねえ。最後って次で退会なの！？」
保田「うん。誕生日近いし。でも次に３連勝で私も初段に昇段してしばらく大丈夫になるみたい」
市井「そうなんだ。じゃあ後藤とぶつからないといいね」
後藤「多分ぶつからないと思うけど」
市井「うん。ぶつかると悲惨だもんね」
保田「ねえ紗耶香。明日友達集めて研究会しない？」
市井「うん。いいよじゃあ集めとくね」
そうして三人はそれぞれの家路についた。

元奨励会２段のＮさんと知り合いです。
もっと血みどろの戦いです。（デスマッチ！！）
いちーちゃん、成績は、中の上になったが家の都合により退会！！
あすかちゃんは、違う生き方を求め進学の為退会！！
あやちゃんは、成績不振で退会！！
ゆうちゃんは、年齢制限で退会！！

あっ！！なっちに頓死（とんし）筋がある！！
しかし、ごっちんが気づかない！！
ごっちんの負けと同時にごっちんの退会が決定！！
なっちは、やっと小生意気な、ごっちんに引導を渡し上機嫌だったが表
面上は、平静に振る舞っていた。
たかあき７段がごっちんを慰めました。
そして、なっちに抗議しましたが、なっちは、言いました。
なんで、ごっちんばかり贔屓するのよ！！
私が勝って何が悪いのよ！！ごっちんが下手クソなのよ！！
たかあき７段は、余りの剣幕になっちを叩いてしまいました。
なっちは、いいました。
たかさんのばかー！！

>>7>>8
すいません。もうちょっとしっかり書きます。
あと福田も中澤も石黒も退会じゃなくちゃんと出てきます。

のの３級：今日の相手は、いいらさんれすか！！香落なら軽いのれす。
　　　　　ひねってやるのれす！！（落とさなくてもいいれすよ）
かおりん：餓鬼のくせに生意気なんだよ！！新メン殺しの面目にかけて
　　　　　絶対に勝つわ。（私は、１９９７年の手売りからやっている
　　　　　のよ）
こんこん７級：凄い気合ですね。（のの先輩恐く無いのかなー）
なっち：頑張って！！かおり！！みんな退会して私達しか残っていない
　　　　んだべ（ののなんか泣かしちゃいな）そうだべ！！
　　　　道産子パワー！！

　　　　

奨励会の翌日、市井が集めた奨励会仲間で研究会の日。
集まったのは、後藤真希１級、保田圭１級、福田明日香二段、飯田佳織三段、安倍なつみ三段
中澤裕子三段、矢口真里二段、吉澤ひとみ三段、石川梨華三段、福崎まどか三段、
高橋愛三段、木下優樹菜三段、西田奈津実初段だった。
安倍「所で何で急に研究会でこんなにいっぱい集めたの？」
木下「うん。私もそれが疑問」
市井「えっとね。ちょっと次の例会で圭ちゃん三連勝しないと退会で」
安倍「もうそんな歳なの？」
保田「歳じゃなくて、、」
福田「なっち。規定知らないの？二十歳の誕生日に初段以上じゃない者は退会って規定」
安倍「そんなのあったの？私は３１歳の誕生日までに四段じゃないと退会しかないと思ってた」
中澤「なっち。奨励会員ならちゃんとそれ位頭に入れときなよ」
安倍「ごめんごめん」
市井「じゃあ始めよ」
そうして研究会は始まった。そして日も暮れて皆帰る時間になった。
石川「ふう。じゃあお開きする？もう遅いし」
市井「そうね。じゃあまた今度ね」
安倍「ちょっと待って。４日後に新人王戦の奨励会予選の最終戦があるから見に来たら」
後藤「うん。見に行くよ」
安倍「じゃあ。時間は朝９時に将棋会館だからね」
後藤「うん。行く」
保田「私も行くね」
そうして研究会は終わった。

「突撃しま〜す」の十六世名人の登場を希望します。
あと、息子に殺害された森安九段の登場も期待します。
できれば、島初代竜王のカツラネタも混ぜて下さい。

では、がんばって下さい。

のの３級：三間飛車れすかぁー！！いいらさんらしい古い手れすね！！
　　　　　あっ！！角を引いたのれす！！
かおりん：のの、かなり驚いているね。
　　　　　のんびりしていると石田に組んでしまうわよ。
のの３級：まあ！！しょうがないのれす！！８段ソフト食べるのれす！！
　　　　　いいらさんに見せびらかすのれす。
　　　　　いいらさんアイスれすよ！！おいしいれすよ！！
かおりん：つじー気が利くじゃない。
のの３級：あげないれすよ！！
かおりん：この餓鬼！！
将棋は、序盤から石田流で飯田が大優勢だったが辻３級のアイス攻撃から
の精神的攻撃で逆転しました。
のの３級：やったー！！勝ったのれす！！
悔しさ満面のかおりんは、感想戦でアイスなんか卑怯じゃないの！！とい
いました。
のの３級：勝てばいいのれすよ！！いいらさん！！
かおりんは、怒りまくって感想戦を止めて帰ってしまいました。
なっち：かおり！！この仇は、討ってやるべ！！

今日は、ミニモニ研究会の日です。
まりっぺ：つじー飯田さんに香落で勝ったのかよおおぉぉーー！！
のの３級：簡単れすよ！！とうぜん勝ったのれす！！
ミカ５級：よく勝ったね！！
あいぼん１級：ののやったね！！飯田は、新メン殺しだかなんだか知ら
　　　　　　　ないが２段から上がらないじゃない。
まりっぺ：さあ始めようか。
のの３級：もう少し待って欲しいのれす。
あいぼん１級：ののーお菓子交換しない。
のの３級：いいれすよ！！
ミカ５級：早くやろうよー
まりっぺ：辻、加護なにやってんのー！！そんな事だから、いつも負ける
　　　　　んだよ。
しかし、研究会は、殆ど食事会になってしまいました。
まりっぺ：後藤生意気なんだよー！！あいぼんどう思う。
あいぼん１級：後藤さん嫌いです。
　　　　　　　矢口さん一筋ですよ。
まりっぺ：ミカも辻も絶対に後藤と口きくなああぁぁーー
のの３級：言われなくてもわかっているれすよ。
まりっぺ：なっなにーつじぃーーー！！
のの３級：ごめんなのれす。
あいぼん１級：後藤は、私が倒します！！矢口さん大丈夫です。
　　　　　　　ののもプッチ研に負けないよね。
のの３級：負けないのれす。
次回の例会に続く

>娘ファン（つとむ）
邪魔だ、別スレ立ててやれ。

ごっちん２段：よくもタイトル（センター）を・・・
チャーミー初段：後藤さん、あんまりですぅーチャーミーは、・・・
ごっちん２段：お前なんかいらないんだよー
チャーミー初段：チャーミーをいじめないでー
対局が始まりました。
同じプッチ研の圭２段もきています。（ちゃむアマ名人もいます）
ごっちん頑張れ！！
最近、力を付けているチャーミーは、線が細い攻めをやっと繋げていま
す。（ごっちんは、凌ぎ続けています）
ごっちん２段：いつも苛められキャラでブリッコのチャーミーよ！！
　　　　　　　相変わらず下手だなー！！（歌もなー！！）
チャーミー初段：なんでいつもチャーミーだけ苦しいの！！
ほどなくして、チャーミー初段の攻めが一段落し、ごっちんの大反撃で
ごっちんの会心譜となりました。
チャーミー初段：チャーミー負けましたわ。
ごっちん２段：なにがセンターだ！！私は、ソロよ！！弱っちいくせに
　　　　　　　なにが写真集よ！！下手くそ！！
チャーミー初段：チャーミーは・・チャーミーは・・・・・
まりっぺ２段：まったく石川は、後藤に負けやがったああぁぁーー
　　　　　　　根性ねえなぁー
ちゃむアマ名人と圭２段：やったね、ごっちん！！でも退会かぁー
ちゃむアマ名人：待っているよ。妹弟子のごっちん！！

娘ファン（つとむ）
消えろ！うせろ。邪魔するな！

名無しさん、ごめんなさい。
続きをお願いします。

つとむのほうがおもろい

１９さん、ありがとう。
でも、こうなると書き込みずらいです。

age

つっこませてもらうと二段と１級が平手でやらんだろ

今日は新人王戦の予選、奨励会員は六名が出場出来る。すでに１２名まで絞り込まれている。
つまり今日の勝者は出場資格を得る事になっている。
そしてその組み合わせは、
安倍なつみ三段対石黒彩三段
市井紗耶香三段対高橋愛三段
福崎まどか三段対石川梨華三段
吉澤ひとみ三段対矢口真里ニ段
木下優樹菜三段対小川麻琴三段
福田明日香二段対中澤裕子三段
という組み合わせだった。

今回は勝って本戦に出ると対局料が入る新人王戦に出れる事もあり、
どこも序盤は慎重に指されていた。しかし一番早く勝負が動いたのは安倍と石黒の対局だった。
安倍の急戦を石黒が受け損ない、一気に大差がついた。
石黒（ちくしょう。まさか私が、、）
安倍（このままリードを保って潰そう。勝ちは変わらない！）
勝負は結局わずか６７手で勝負がついた。
石黒「、、、負けました」
安倍「ありがとうございました」
安倍の新人王戦出場が決まった。

早く続きが読みたいです。

中澤と福田は相穴熊の形となっていた。
しかし中澤は中盤から力の差が出てきていた。段位は中澤の方が上だが、福田は上がり調子の
ニ段なので、やはり中澤より実力は上だった。しかし中澤は粘った。中澤は２３の時、
アマ名人を取り、奨励会を初段で入った。そして２４で三段となった。しかし、三段リーグでは
負け越しの連続だった。当然ながら新人王戦も予選の１回戦敗退だった。だが、２７で調子が
戻り新人王戦の予選も最終戦まで残った。中澤はもし自分が新人王戦の舞台の出れたら、
三段リーグでも結果が残ると信じていた。だからこんな所で負ける訳のはいかなかった。
しかしやはり気負いだけで勝てる程勝負は甘くない。形勢は福田の必勝形となっていた。
中澤（くそっ。ここまでか、、）
中澤は投了を決めていた。福田が飛車を切ったら簡単な即詰みとなるので投了と決めた。
しかしその時奇跡は起こった。

ゆうちゃん頑張れ！！２３才で初段で将励会に入れるの？
自分の知っている限り櫛田さんが１９才で１級で入りました。
続きをおねがいします。（私の作風と違いシリアスですね。）
もう少し心の動きを入れてみたら？

＞＞２７
アドバイスありがとうございます。
これから注意します。

なんと福田は桂馬を跳ねて、金を取ったのだった。
中澤（えっ！？それならこれで）
その為、中澤は逆転の香打ちで勝負は決まった。
福田（えっ！？そんな馬鹿な事が、、私がこんなおばさんに、、）
中澤（勝った。これで新人王戦出場だ）
福田は残り１分まで粘ったが奇跡は２度は起きなかった。
福田（くそう。こんな負け方、、）「ま、、負けました」
中澤「ありがとうございました」
中澤初の新人王戦出場となった。

中澤対福田の対局と同時刻
福崎まどかVS石川梨華の因縁の対決も始まっていた。

>1
結構ｵﾓﾛｲ ｶﾞﾝﾊﾞﾃ

>27
＞櫛田さんが１９才で１級
神吉六段ﾓﾅｰ

なぜこの２人が因縁かというと、奨励会の試験の時、２人は同じ門下の天才コンビで有名だった。
しかし結果は石川合格、福崎不合格だった。福崎は結局次の年に合格したがすでに２人の差は大きく開いていた。
福崎はその後石川に追いつき三段に昇段したが、未だに２人の直接対決はなく今日が初めてだった。
局面は石川が大きくリードしていた。
石川（何？この手。すごく弱いじゃん）「くっ」石川は思わず少し笑ってしまった。
福崎「何！対局中に笑うって凄くマナーが悪いわよ」
石川「マナー？それはごめんなさい。でも笑ってしまうようなヘボな手を指す方も悪くないんじゃない」
石川はいやらしく言った。
福崎「そう。じゃあごめんね」（ふっ。あなたよヘボは。あなたはすでに私の手の内なのよ」
石川はゆっくりと指した。その時、福崎は石川に言った。
福崎「ヘボはあなたよ。いままでの手は全部私の読みどうりよ。こう指せば、あなたの玉は詰みよ」
石川「詰む訳ないじゃん」
福崎「これでも！」福崎は玉頭に飛車を打った。
石川（何？これで詰むの？）石川は同玉と払った。
福崎は玉頭に駒を連続で打った。一見指し切れと思われた。しかし馬が飛び出した。
石川はこの馬を完全に見落としていた。
石川（えっ？馬が、、はっ。さっき必死を掛けたから馬が動けたのか）「負けました」
福崎「ありがとうございました」（やっと雪辱を晴らせた）
福崎は因縁の相手を倒して新人王戦出場を決めた。

市井紗耶香と高橋愛は優劣不明のまま寄せ合いに入っていた。
高橋（うーん、、これは一手違いで私の勝ちだと思うんだけどな）
市井（勝った気がする。これは）
２人は凄い熱戦となった。
しかし市井が最後はきっちりと詰まして勝ちを決めた。
高橋「負けました」
市井「ありがとうございました」
２人が終わった頃吉澤と矢口の対局は凄い大差で吉澤がリードしていた。
矢口（くそう。おいらがこんな完敗なんて）
吉澤（矢口さん。どうしたんだろう？今日はいつものキレがないじゃない）
そのまま矢口は投了した。
矢口「負けたよ。よっすぃー。強くなったね。私が指導してた頃とは違うね」
吉澤「矢口さん、、」
矢口「よっすぃー頑張れよ」そうして矢口は敗れ去った。
そうして市井と吉澤の新人王戦出場が決まった。

他の５局が終わった頃まだ１つ決着のついてない勝負があった。小川対木下戦だ。
内容は小川のひねり飛車を木下があえて誘いに乗り、凄い乱戦となっている。
ちなみに２人は過去の成績も３勝３敗と対等だった。
２人は共に今期の三段リーグからの参加だった。
その為これに勝ち、いい感じでリーグ初日を迎えたいと思っていた。
木下（絶対負けない。これは勝つ）
小川（勝ったわね。なんか雰囲気は）
２人は互角の展開だったが、木下がわずかにリードを奪った。
木下（なんか勝ちね）
小川（はあ。こんなのって、、ないよね）
そのまま１０分後に小川は投了した。完全に局面を支配されていた。
そして奨励会員の最後の１枠は木下が手にした。
そして皆はそれぞれの家に帰る事にした。
２週間後には例会。さらに１週間後は新人王戦となる為、それぞれ次に向かい研究をしていた。

そして時間も経って今日は奨励会の対局日。
続々と奨励会員が来る。今日は三段リーグの初戦のという事もあり皆早くに集まった。
市井「後藤。久しぶり。調子はどう？」
後藤「もちろん。最高の調子ですよ。この前の予選もとても勉強になったし。初段昇段は確実ですよ」
保田「よっ。２人とも。相変わらず仲いいね」
後藤「圭ちゃん。今日勝ってよ。負けたら退会なんでしょ」
保田「プレッシャーかけんなよ。自分でも不安なんだから」
市井「じゃあ私は三階だから。終わったらね」
後藤「うん。負けんなよ」
市井「もちろん」
そうして三段は三階の対局室で開始を待っていた。
また二段以下は組み合わせの発表を待っていた。

三段リーグの初戦は、
安倍対木下
中澤対石川
吉澤対福崎
石黒対飯田
高橋対小川
市井対柴田だった。
やはり全員気合が入る。年に４人の四段（プロ棋士）昇段がかかっているから当然だが
しかし勝者は結局、安倍、中澤、福崎、石黒、高橋、市井だった。
木下「はあ。負けた」
中澤「よし勝った」そう言って話していると福田が走ってきた。
福田「大変っ！皆」
吉澤「何。一体」
安倍「落ち着いて福ちゃん。もう終わったの？」
三段リーグは１週間に１回、持ち時間は３時間で三階でやる為、三段リーグが一局終わる頃には
二階でやる二段以下の２局、２級以下の３局とは（２級は段とやる時は２局）と同じ時間に終わるよう
なっている。その為時間は実はもうそうとう遅い。
福田「私は連勝で終わったけど、圭ちゃんが、、」
市井「圭ちゃんが負けたの！？」
福田「そうじゃなくて、、、とにかく来てください」
皆は急いで下に降りた。するともうほとんどの対局は終わっていたが、１つだけまだ
指している所があった。
そこを見て皆は驚いた。

なんと指しているのは、後藤と保田だった。メンバーは検討室に行き、福田からどうなったのか聞いた。
安倍「どうなってんの？２人はあれ３局目でしょ」
福田「うん。何かね。あれで勝った方が初段昇段だって」
中澤「じゃあどっちも必死じゃん」

２人は凄い集中力で盤に向かっていた。
保田（これは、、まずい。なんとかしないと）
後藤（ほとんど勝ちになったけど、、どうしよう。勝っていいの？）
後藤は心で葛藤していた。自分が昇段するという事は自ら保田の首切り役をしなくてはいけない。
しかし局面は進み後藤は２七角で勝ち、６三角成りで負けという局面になった。
後藤（どうしよう。このまま勝っていいの。でも私が勝たないと、わざと負けても意味がない）
後藤は２七角と打ち、保田は投了した。
保田（はあ。終わった。私の８年が、、）「負けました」
後藤（保田さん、、）「ありがとうございました」
この瞬間、後藤真希の初段昇段が決まった。
それと同時に保田圭の退会が決まった。

その様子を見ていた、安倍たちはすぐに対局室に入った。
保田「何？皆？全員揃って」
市井「圭ちゃん。あのその、、」
保田「皆、私は今日将棋指しの保田圭は死にました。だから、、さよなら」
保田はそのまま将棋会館を去った。その時に幹事からもらった奨励会の退会駒は
ゴミ箱に捨てて、、
上がる者がいればスポットライトを浴びずに去って行く者も大勢いる。
今は安全な位置に居る者も下手をすると明日の我が身というのを自覚しながら家に帰っていった。

今日は新人王戦の一回戦。予選を突破した六名の組み合わせは、
安倍なつみ三段対鈴木あみ四段
中澤裕子三段対ウタガヒカル四段
福崎まどか三段対浜崎あゆみ五段
木下優樹菜三段対安室奈美恵四段
市井紗耶香三段対持田香織六段
吉澤ひとみ三段対平家みちよ四段という組み合わせだった。
すでに奨励会員もプロ棋士も集まっている。また参加しない奨励会員も見学にきている。
ウタガ「やあ。中澤さん。まだ奨励会員なの。遅いわねえ、所詮あなたはプロの器じゃない
　　　　のかしら」
石黒「ウタガ。祐ちゃんをなめると痛い目を見るよ」
ウタガ「負け犬がほざいてもみっともないだけよ」
鈴木「そうそう。奨励会員なんてプロの予備軍と言えば聞こえはいいけど、実は将棋馬鹿の集まりじゃない
　　　弱いのに夢ばっか一人前の」
安室「いけないわよ。あみさん。ホントの事をいっちゃあ」
安倍「私は負けないわ。あなた達はその将棋馬鹿に負けて一回戦敗退の屈辱を味わうがいいわ」
木下「何がプロよ。そっちも安室なんて８年プロやっていまだC２でしかも一回も勝ち越してない。
　　　いったらカモじゃない」
安室「何だと」
言い合いをしていたが、開始の５分前になったので対局者は対局室に。
見学人は検討室に入った。

皆盤の前に座った。
安室「あなたが相手か。さっきあんな大口開いてあっさり負けたら笑い者よ」
木下「その心配はありません。私は自分より弱いあなたには負ける訳がありません」
安室「そう」
記録係が開始です。といい対局は始まった。

一方検討室は奨励会員が多く居た。
石黒「何あいつら。プロだからって凄い生意気」
西田「一体何があったんですか？」
矢口「そうそう。あやっぺしかその場に居合わせたの居ないんだから」
石黒「それがね。私達が負け犬とか将棋馬鹿とか、、」
辻「何ですかそれは！？将棋馬鹿？冗談じゃありませんよ」
石川「そうですよ。将棋馬鹿じゃなくて、彼氏とデートもしますし。友達とカラオケも行きますよ」
後藤「そうそう。私もショッピングや彼氏とのデートはしょっちゅうだし」
小川「あなた達の場合もうちょっと将棋の研究もした方が、、」
福田「そうですよ。辻ちゃんやあと黙っている紺野ちゃんは、まだ級位者でしょ。
　　　とくに辻ちゃん。まだ４級はやばいよ。紺野ちゃんも２級でしょ。早く段位に
　　　上がらないと、それと、、あれ？加護ちゃんは？」
飯田「そういや遅いね」
嘉陽「そういえば前の例会で３連敗で６級に降級したし今日はこないかも」
石黒「愛子ちゃん居たの？」
嘉陽「さっき来たばっかですよ」
飯田「だけど愛子ちゃん二段でしょ。なんでそんな下の方？」
嘉陽「偶然見たんですよ。星取表」
高橋「でも降級したんだ」
その頃対局室では早くも一つの対局が終局を迎えていた。

中澤とウタダの対局はウタダの必勝形だった。
ウタダ「弱いねえ。おばさん」
中澤「おばさんじゃない。まだ終わってない」中澤は苦し紛れに角打ちで王手をした。
ウタダ「弱すぎ」そういってウタダは王手に気づかず頭金をうった。
中澤「えっ！？あなた馬鹿ね」
ウタダ「馬鹿はあなたよ。投了なさい」
中澤「あなたの負けよ」そして中澤は王将を角で取った。勝負は終わった。
ウタダ「！？えっ？何で？」
中澤「王手放置は一番みっともないわ。それじゃあなたは順位戦もどうせ一期目降級点がおちね」
ウタダ「、、、、、」ウタダは呆然としていた。
中澤裕子は一回戦勝利という結果だった。
検討室では、、、
嘉陽「王手放置って馬鹿じゃん。初心者のミスをプロがしたらね」
紺野「でも中澤さん運が強いですよね。予選は明日香さんのポカで今度は王手放置で」
福田「私のポカには触れないで。嫌な思い出だから」
石黒「でも次は危ないんじゃない。相手は倉木麻衣六段よ。なんか勝率１位らしいわよ」
小川「じゃあ中澤さんの快進撃もここまで」
中澤「誰が次危ないって」
高橋「中澤さん」
石黒「裕ちゃん」
中澤「どうしたんや皆。あっ。あやっぺ。裕ちゃんはあの小生意気なガキをやっつけたったで」
矢口「裕ちゃんおめでとう」
中澤「で。他は？」
矢口「まだどこも仕掛けてない」
中澤「そうか」

そしてその後１時間が経過した。福崎まどかと浜崎あゆみの対局は福崎が序盤の駒組みの
段階で大きくリードしていた。福崎は本来波の大きい棋士で、将棋の内容は百点か六十点という感じで、
八十から九十という風に無難にまとめるのが嫌いだった。その為彼女の棋譜は内容も差が激しい。
今回は序盤から百点の将棋を指せている風だった。
浜崎（やばいわあ。強すぎよぉ。Ａ級棋士じゃないんだから。五段よ私は。なんでこんなに圧倒されてるの？）
福崎（一気に寄せてやる。頓死の筋は、、、ない！）
福崎は遂に浜崎の玉を寄せきり、２回戦進出を決めた。

一方検討室、、
中澤「おい。福崎勝ったってよ」
石黒「凄いじゃん五段でしょ。相手」
矢口「福ちゃん勝ったんだ。調子いいじゃん」
紺野「福崎さんは何であんなに強いんですかね」
石川「福ちゃんはね。男性の有名棋士の福崎文吾八段の娘だからよ。
　　　いつも父さんから指導受けてるんじゃない」
小川「でも安倍さんはプロ棋士の娘じゃないのにいつも指導対局を勝浦修九段から受けてますよ」
飯田「なっちは家がお金持ちだからでしょ。指導対局は本来プロの商売だから。なっちみたいに上京して都内の２ＬＤＫ
　　　マンションに住んでるお嬢だから。指導位いくらでも受けさせてもらえるはずよ」
福崎「お話がはずんでますね」
辻「福崎さん感想戦は終わったんですか」
福崎「うん。中澤さんはここに居るって事は終わったんでしょ。どうだったの」
中澤「勝ったに決まってるやろ。あんな小生意気なガキに負けるかいな」
福田「でも相手の王手放置がなかったら、、」
中澤「細かい事は置いといていいやろ」
福崎「王手放置か、、、勝ちは勝ちじゃん。いいじゃん胸張れば」
嘉陽「ねえ。よっすぃーの所。ちょっとやばくない」
石川「えっ！？」
皆は吉澤の所の盤面を見た。

吉澤（何故だ。私が何故にこんな三重県人に、、６ニ歩成りで駄目だ。８ニ飛打ちで受けるしか、、）
平家（６ニ金打ちと、もう終わりか）
（くそっ。１手も延びない）「負けました」
吉澤ひとみ敗北
検討室
辻「負けちゃいましたね」
市井「そうね。残念」
後藤「市井さん。どうして！？」
市井「私さっき勝ったわよ。気づかなかった？」
中澤「ごめんな。よっすぃーの方があまりに接戦で気づかへんかった」
福崎「でもおかしいわね。いつもは終盤の魔術師って言われる力で逆転すると思ったのに」
吉澤「悪かったわね。負けて」
後藤「よっすぃー。もう感想戦終わったの！？」
吉澤「うん。で皆はどうだった？」
中澤「うちと福崎と市井は勝ったで。木下となっちはまだ終わってへんよ」
吉澤「そう」
西田「でも木下さんは勝ちそうですよ」
嘉陽「うそっ。マジ。相手は安室よ」
西田「さっき木下さんの攻めが決ってもう逆転不可能です」
対局室
安室（ぐっ。やばい）
既に終局を迎えていた。

「負けました」安室は顔をしかめて言った。
「ありがとうございました」木下は表情を無表情でそのまま駒を片付けた。
「けっ。こんな所で勝っても意味ねえんだよ。プロになれなきゃな」安室はそうはき捨てて席をたった。
その時近くにいた高橋が安室の胸倉を掴み言った。
「てめえ。今なんつった。謝れ」
「高橋」
「愛ちゃん」近くにいた嘉陽と小川が必死で制した。
「けっ」安室はそのまま立ち去った。
「たくもう。安室なんて殴ってどうすんだよ」
「いいのよ。安室なんて殴っちゃって」
「こらこら。所で皆はどうだったんだ」
「私は勝ったよ」
「なっち。終わったの？」
「ついさっき。それで控え室に行こうと思ったら、物音がして、」
「そうなんだ」
結局今日の結果は奨励会員が５勝１敗という結果に終わった。

「はあ。ねえ。裕ちゃん。この前の最悪だったよね」
「ああ。最悪やったな。結局新人王戦は２回戦で全員敗退やし」
「まあ前向きにいこうよ。三段リーグはまだあまり負けてないし」
「そうやな」
安倍と吉澤と中澤はマクドナルドで食事をしていた。人は周りにはあまり居なかった。
「ところでなっちは次の相手誰や？対局明日やん」
「えっと、、河村理沙って子。成績は６勝３敗か。順位は３位だし少し気をつけたら
　負けないでしょ」
「えっ？河村。その子強いわよ。私５回やって５敗だもん」
「わても６回やって１勝やし」
「そうなんだ。じゃあ強いんだ」
「なっち始めてなんか？三段リーグ７期もやって」
「うん。多分くじであたらなかったんでしょ。その子は何期いるの？」
「９期ですよ。歳は２０歳ですよ。確か」
「そうなんだ。じゃあ本気でやらないとだめか」
そして明日ついに三段リーグの第１０回戦が始まる。

http://choco.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1001999829/l50
こいつの小説がおもしろいというやつはここで語ってくれ。
まぁ、いないだろうけど・・・。

つまんないよ？

三段リーグの１０回戦当日
９戦目までの結果は
（１）安倍なつみ８勝１敗
（６）中澤裕子９勝０敗
（３）河村理沙６勝３敗
（24）木下優樹菜８勝１敗
（７）吉澤ひとみ３勝６敗
（10）石川梨華１勝８敗
（13）福崎まどか７勝２敗
（２)市井紗耶香５勝４敗
（20)高橋愛４勝５敗
（21)小川麻琴６勝３敗
（５)飯田圭織３勝６敗
（６)石黒彩４勝５敗
と言う結果だった。つまりまだ分からないが順位の関係もあり昇級候補は
安倍なつみ、中澤裕子、河村理沙、木下優樹菜、福崎まどか、までに絞られていた。
なお今日の対戦は、安倍対河村がかなり大きい。他は、
中澤対宗像、木下対熊沢、福崎対柴田となっていた。その三人の成績は
(８)宗像みずほ７勝２敗
(16)熊沢しずか４勝５敗
(９)柴田あゆみ６勝３敗だった。
つまり福崎と柴田の対戦は柴田は勝つと順位を逆転できる状況だった。

宗像の視点
今日は１０戦目か、、私は現在２敗。今日は中澤さんか、、負けると少し厳しくなる。
負けない。師匠からも「お前は負けない」って言われたし。今日勝てばこれからの
安倍戦や福崎戦も勢いがつく。負けれない。
宗像は、将棋会館のロビーに座り、気合を入れた。
福崎の視点
福崎は将棋会館の手前の花壇で一人物思いにふけっていた。
はあ。なんで今日に直接対決なの。この前、飯田さんに負けて、梨華ちゃんにも初勝利を
プレゼントしちゃって連敗中なのに。今日負けだと昇級戦線から離脱か、、負けたくないなあ。
対局者はそれぞれがいろんな事を考えていた。今日勝つか負けるで大きくこの後が変わる。
そしてついに対局の合図がなった。
三段リーグ１０戦目スタート

>>47
訂正です。
中澤は(６)じゃなく(４)です。
（６）じゃ石黒と被ります。すいません。間違えて

時間は午後５時過ぎ。対局はほとんど終っていた。すでに木下は１敗を守っていた。
そして安倍と河村の一戦も終局を迎えようとしていた。
「くそっ。、、、ありません」
「ありがとうございました」
安倍は苦悩の表情をしていた。痛い２敗目を喫してしまったという表情だ。
そして高橋や小川も終ったらしく対局室から出てきた。表情で小川の負けだと分かった。
また中澤と宗像の対局は大熱戦だった。
（やばいやん。、、、負けたないねん。どうすればいいんや）
（勝ちです。とりあえず中澤さんから血祭りですね）
その後数手進んでやむなく中澤の投了。宗像２敗を堅守。中澤は今期初黒星。
その後大阪からの連絡で福崎勝ちが伝えられた。つまり宗像と福崎の１７回戦での
対局は大一番の可能性が大きくなった。両者他におもな競争相手はいない為である。
しかし宗像は次に対安倍戦がある。
「師匠勝ちました。、、はい。、、はい。ありがとうございます」
宗像は師匠に電話をしていた。中澤は大きくうなだれていた。それぞれがそれぞれの
対局後を過ごしていた。

現在ストーリーの思案中です。
少々待ってください。

こんなかに「藤井システム」を知ってる奴いるか？
「四間飛車」って知ってるか？

定跡と定石の違いを知ってる奴いるか？

第１１戦目。中澤と河村の一戦。
中澤と河村は共に表情を変えずに指していた。その時すでに石川に勝って終った小川は
盤面を見た。
（何だ。中澤さんの勝ちか。河村はこれで落ちたな）すでに昇級はかなり苦しい立場の小川は上位の負けはうれしかった。
安倍と木下と宗像はすでに勝利して１１戦目を終っていた。河村は今日負けだと、
この前の安倍戦での勝ちが無意味になってしまう。
中澤（勝った）その時中澤は一瞬この前の対局が頭をよぎった。宗像との一戦。
終盤にポカで惜敗。それが頭をよぎって一瞬思考が止まってしまった。そして
（あっ。馬鹿。ここは２八飛じゃないだろ。最初から３八何にどうして）
そして思わず手を放したのに、指し直してしまった。
（何？今手を放した！？、、どうだった、、放してたら私の、、、勝ち）
中澤の心拍数は大きく上がった。顔面蒼白だった。
（今手を放しただろ。と言えば私の勝ちだ。でも、、、逆転の一手は、、ある。どうしよう、、、
　でもここはっ）

「、、、今手を放し、、」
「負けました」
（手を放してたんだ）河村は心で思った。
そう言って中澤は駒を片付けて足早に去っていった。河村は勝ちの判子を
押しにいった。それを小川は見た。
（何でや。判子を押すのは勝者のはず。まさか）河村が判子を押した後、小川は星取表を見た。
河村○
中澤●となっていた。
（バカな。あそこからこんな短時間で逆転！？一体何が？）
結果は河村が三敗を死守。
中澤は痛い連敗を喫した。つまり上位陣は
24、木下１０勝１敗
１、安倍９勝２敗
４、中澤９勝２敗
８、宗像９勝２敗
13、福崎９勝２敗
３、河村８勝３敗
21、小川８勝３敗だった。
順位の関係も４敗の市井、柴田はほぼ昇級は不可能だった。残り７局でこの７人から
２人が昇級するという風になっていた。そして次回１２回戦が幕を上げる。

今日は三段リーグ以外の奨励会対局が行われる日。
注目は嘉陽愛子が２局中一局を勝てば次回三段リーグ出場で、福田も２連勝で三段
西田も１勝で昇段だった。また後藤は今日連勝しないとＢに降級だった。それぞれの思惑が入り混じりつつ
対局が始まった。
第一戦は嘉陽と後藤の一戦だった。後藤の先手で始まったが、どうも後藤の調子が悪い。
（さっさと勝って三段に行かないと、残念だけどあなたはＢに落ちるのよ）
（やばいよ。もう必敗形じゃん。せっかく初段まできてＢ。そんなの嫌）
後藤は勝負手を放ったが、的確に受けられ逆に攻め込まれやむなく投了。嘉陽はいち早く三段に上がった。
また西田も勝って二段に上がった。
２局目。嘉陽はすでに対局は無く、西田の相手は福田だった。福田は一局目を勝ち、
昇段の一番だった。
２人は盤を挟み向かい合ってしゃべった。
「残念ね二段に上がったのに、いきなり黒星」
「あなたこそ昇段は次回にお見送りよ」
２人の対局は始まった。
そして数時間後。
嘉陽は忘れ物を取りに将棋会館にきた。すると西田が現れた。
「どう。勝った」
「駄目だった。二段には上がったけど、福田さんには勝てなかった」
「そう」
福田と嘉陽の次回三段リーグ出場が決った。
明日は注目の三段リーグの１２回戦だった。

対局日、次々と将棋会館に対局者は現れた。
「ねえ小川。あんたこの前の対局見てたでしょ。裕ちゃんあれから元気無いし一体何があったの」
安倍は小川に話し掛けた。
「分からない。終局は見てなかったし。でも中澤さんがリードしてたし多分ポカでしょ」
「ポカかあ。裕ちゃんポカは少ないのに」
中澤はその時２人の後ろを通った。表情は暗かった。
「裕ちゃんまだ落ち込んでるのかなあ」安倍は不安そうにいった。
そのまま対局は始まった。

安倍は勝って判を押しに来た。その時市井が悔やみ声を上げた。
「くそう。終盤まで勝ってたのに寄せでミスっちまった」
どうやら木下に負けたようだ。
安倍は勝った判を押した。その時石川が後ろからやってきた。
「あの。判子貸して」
「あっ。ごめん」安倍は石川に判子を渡してその場を去った。
しかしすぐにおかしい事に気づいた。石川は現在１勝で負けが込んでいる。今日の相手は中澤だった。
「まさか裕ちゃんが！？」安倍はすぐに星取表を見た。
中澤の所に黒丸があった。
「嘘っ！？どうして裕ちゃんが」
「どうしたのなっち？」河村が安倍に話し掛けた。
「理沙ちゃん。裕ちゃんが負けた。相手は梨華ちゃん」
「マジ!？」河村も驚いた表情をした。

三段リーグ１３戦目。
対局前で皆しゃべっていた。
「ねえ。なっち。中澤さんどうしたんだろ。昨日石川にも負けたし」高橋は不思議そうに聞いた。
「さあ。なんか小川の話だと、理沙ちゃんとの一戦でポカしたとかしないとか」
「そうなんだ。中澤さんもポカなんて忘れりゃいいのに」
「本当にそう思う」
「でも私としては楽に白星を稼げるからいいけど」そう言ったのは木下
「まあ今日の対局者は落ち込んでもらってた方がいいけど」安倍はそう返した。
そして時間になったので全員盤の前に座った。
「中澤さん最近調子悪いみたいですね。まあ私としてはそっちの方がいいですけど、、」
「木下。黙っとき」中澤は睨みつけ木下は言葉を止めた。

中澤、木下戦はすでに中盤だった。
(こんなおばさんには負けない。これでどうだ)
中澤は木下の飛車の打ち込みも華麗に受けた。
(なっ。くそ）大きく差をつけられて木下は投了して駒を片付けて去った。
(木下。ありがとな。あんたと将棋指せて河村とのはふっきれたわ)
１３戦目終了
１、安倍なつみ１１勝２敗
８、宗像みずほ１１勝２敗
13、福崎まどか１１勝２敗
24、木下優樹菜１１勝２敗
３、河村理沙１０勝３敗
４、中澤裕子１０勝３敗
21小川麻琴１０勝３敗となった。
残り５局いまだに２敗３敗陣が崩れない。なおそれぞれの残りの相手は
安倍。14吉澤、15市井、16石川、17小川、18福崎
宗像。14河村、15石川、16飯田、17福崎、18高橋
福崎。14木下、15石黒、16河村、17宗像、18安倍
木下。14福崎、15高橋、16小川、17石川、18柴田
河村。14宗像、15小川、16福崎、17飯田、18市井
中澤。14市井、15柴田、16石黒、17高橋、18飯田
小川。14石川、15河村、16木下、17安倍、18吉澤となっていた。
小川は上位３連戦が大きい。中澤は下位との対決の為取りこぼせない状況。
安倍はラスト２局が大きい。河村も上位との対決を勝てば昇級に近づく。
宗像は河村との14戦とラス前の福崎戦が大一番。木下も小川と福崎戦が大きい。
また福崎は石黒以外が上位との対局の為油断が出来ない。
それぞれどのように戦うかで上位もすぐに脱落する。
そして１４回戦が始まる。

すいません訂正です。
中澤が負けたのは石川でなく熊沢です。
よくみたら中澤は初戦で石川とぶつかってます。すいません。本当に間違えて。

第14戦。
「負けました」木下は負けて去った。
(くそう。この前のショックが抜けきれなかった）木下は３敗目。暗い表情で去った。
またその時、宗像が盤面を見つめてうなだれていた。盤上は駒が片付けられていた。
宗像が負けたのが分かった。
「２敗陣が２人負けたね」石川は吉澤に話し掛けた。
「ああ。多分木下は順位低いからもうだめだよ」
「うん。そうだね」
「所でさあ。梨華ちゃん。まだ２勝だっけ。このままだと降段点よ」
「うん。頑張ってんだけどね。なかなかね。よっすぃーもう５勝以上したの？」
「なんとかね、、あと宗像負けたね。３敗目。私らも早く昇級候補に行きたいね」
「ホント。いつになったら昇級争いできるのかって感じ」
吉澤と石川はしゃべっていた。内容はなぜか物悲しかった。

なんだよーヒカ碁のパクリかよー。

>>62
「なんだよー」ってお前、何か期待してたのか？？？

1５戦目。小川と河村は終局のお辞儀をした。そして河村は笑顔で去った。
「河村が勝ったんだ。小川は落ちたね」宗像は安倍に話し掛けた。
「うん。みずほちゃんだっけ。今日は勝ったの。その顔だと」
「ええ。連敗は避けました。木下さんも勝ったみたいですよ」
「そうなんだ。なんか混戦になったね」
現在の成績は
１、安倍１３勝２敗
13、福崎１３勝２敗
３、河村１２勝３敗
４、中澤１２勝３敗
８、宗像１２勝３敗
24、木下１２勝３敗となった。
４敗以下はほぼ昇級は絶望的になった。
次の大一番は福崎と河村の一戦だった。河村は勝てば昇級県圏内の２位に入る。
また福崎は負けると大きく順位が落ちてしまうという状況となった。
木下は小川との一戦だが、小川は脱落したためモチベーションで有利になった。
残り３戦。順位下位はここで負けると頭はねを食らいやすい状況になった。
「なんか嫌やなあ。終盤の緊張感が苦手やわ」中澤は河村に話し掛けた。
「そうですか。私は楽しみですよ。何か今回は調子いいし。出だし三連敗かわ１２連勝で
　もう負ける気がしないっていうか」
「そうか。わては厳しいし胸が痛いわ」
「緊張しないで序盤を同じ感覚で指せばいいですよ」
「そうか。ありがとな」中澤と河村も結構仲良くなっていた。そうした中１６回戦は始まる。

>>62
勇者ﾊｹｰｿ！（ｗ
っていうか、読んだの？マジで？
は〜〜〜…

　　　| ＼
　　　|Д｀)　ﾀﾞﾚﾓｲﾅｲ･･ｵﾄﾞﾙﾅﾗ ｲﾏﾉｳﾁ
　　　|⊂
　　　|


　　　　　♪　　Å
　　　♪　　　／ ＼　　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　　　　　ヽ(´Д｀;)ﾉ 　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　 　 　　　 (　 へ) 　　　ﾗﾝﾀ ﾗﾝﾀ
　 　 　 　 　　く 　　　　　　ﾀﾝ



　　　♪　　　　Å
　　　　　♪　／ ＼　　　ﾗﾝﾀ ﾗﾝﾀ
　　　　　　ヽ（;´Д｀）ﾉ　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝ
　　 　 　　　 (へ　 ) 　　　ﾗﾝﾀ ﾀﾝﾀ
　 　 　 　 　　　　 >　　　　ﾀﾝ

ｸｽｯ

１６回戦
石川の表情が明るかった。
「梨華ちゃん。なっちに勝ったの」吉澤は聞いた。
「うん。圧勝。今日は調子が良かったの」
一方福崎と河村の一戦
「負けました」福崎は暗い声で言い、去った。
「ふう。なんとか勝った」河村は一安心した。
宗像と中澤は勝ちきっていて木下と小川の一戦は凄く難航していたが木下の劣勢だった。
(おいおい。死に馬に蹴られるってしゃれじゃないわよ)
(勝った)小川の必勝形に見えた。しかし
(はあ。受けは無いか、、んっ。あっ。これで詰む)
木下は詰みを読み３三桂と打った。
(えっ。そんなこんなのって)小川の投了
１６回戦終了で成績は
安倍と河村と中澤と宗像と福崎と木下が３敗で並んだ。順位で現在安倍と河村がリードしているが
安倍は石川に負けたため福崎戦がきつくなった。
しかし福崎は胸像に負けると即脱落になった。1７戦はそれぞれの正念場となった。
３敗の５人中２人がプロになる状況。いろんな思いの交錯する中ラス前の一戦１７回戦は幕を
上げる。

>>67


　　　　　　　　　　ヽ(`Д´)ﾉ　ﾔｽﾀﾞﾆﾐﾂｶｯﾁｬｯﾀﾖ!!
　　　　　　　　　　　 （　　）　　 ｳﾜｧｧﾝ!!
　　　　　　　　　　　　/　ヽ

>>69


それが保田

１７回戦
安倍は小川を寄せきって３敗を守っていた。また他の木下と河村と中澤も苦戦しつつも
勝ちを決めた。そのため福崎と宗像の戦いは熾烈を極めていた。負ければ昇級の目が完全に消えるからだ。
(はあはあ。くそっ。負けれない。最終戦が安倍さんだから勝てば少し昇級率上がる)福崎は必死で指していた。
もっとも勝っても依然苦しい。

(

>>66-67>>69-70
なんかそっちのが面白いぞ保田

しかし対局は宗像が圧倒的なリードだった。
(勝った。このまま終ってくれ)宗像は神に祈るような気分だった。
(投了は出来ない。最後まで､､､指す）福崎は一手詰まで指したが宗像にミスは無く福崎は９８手でやむなく投了。
福崎の昇級の目は完全に消えた。
もう最終局を残すのみ。しかし３敗が５人。三段リーグ史上最大の接戦はついに最終局を迎える。
自力は安倍を河村。そして次に中澤、宗像、木下と続く。直接対決が無いため、安倍と河村以外はその二人の負けを願うと
言う状況下。果たして昇級者は誰か。
５名それぞれの１週間を過ごした。
そしていよいよ最終戦。１８回戦が幕を上げる。

どうしてもageでやる気か。
徹底的に荒らされないとわからんようだな。

とりあえずさらしage

じゃあここからはみんなの寄書き帳と言う事でいいのかな？

とりあえずなぎー出ていけ！！

とりあえずウザイ

じゃ折れも、氏んでね

とりあえす、止めてくれ本当に迷惑なんだよ。

>>74
徹底的にって逝ってもコピペバカスカ貼ったりってできねーじゃん。
いいよもうほっとけＹＯ！

どうでもいいけど>>74-9がなぎーだったら
それはそれで感心するな
そこまでして目立ちたいのかと。

もう１５０円やるからあっちへいけと。

>>80
ショートカット作るときは>>74-79な。
どうでもいいけど

なぎーにリクエスト
大盛りねぎだくギョクで。

>>82
ホントにどうでもいいな

>>79
おめーだって上げて書いてんだから
ほっといてねーよ（ｗ

なんでもいいから　あ　げ　ん　な

>>85
うるせえ黙れ

>>82
自分で押したことなかったから知らなかったよ。（恥

てめえらもう書くな。

>>86
てめーの指図なんか受けねーよ！！

>>89
オマエモナー

吉野家コピペがそろそろ出ても良さそうなもんだが。

これは俺のスレだ。それに荒しは駄目だ。死ね。てめえら

呼んだ？

>>93.4
駄らだオマエは

昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
（中略)
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。

>>95
駄らだって…本人(･∀･)ﾊｹｰｿ!!（藁

>>81
おれにくれ

よんでねーＹＯ！！

100(･∀･)!

＞＞９５
だれっておれだよ。

>>96
意味わかんねーよ、それじゃ！！

おれのまねすんなおまえら。

■■■■■■■■■■　終　冬　■■■■■■■■■■

>>104
激しく同意！！

>>105
間違えた>>103激しく同意！！

ま、ええじゃないか

極めてどっちでもいいよ。。。

ちょっとトイレ逝ってくる

駄らだ（ﾌﾟｯ

>>107
なにが？

間違えたのはおれじゃない、偽者だ！！

>>96
書き換えなきゃ意味ねえだろ

もちろんだ、漏れじゃない。

偽者は反省しる！！

(^o^)y-｡o0○ここまで読んだ

　　　　　　▼＼　　　　　　　　　 ／▼
　　　　　　　＼　＼　　　　　　／　/
　　　　　　　　＼　　~⌒~⌒⌒ ＼/
　　　　　　　　 （　　／~⌒⌒⌒ヽ)
　　　　　　　　　(　/γノﾉノﾉ ＠ヽ
　｜＼ 　　　　　| |( |　∩　 ∩|)|　　　／￣￣￣￣￣
　 ＼　＼ 　　　｜从ゝ＿▽＿从　＜　　しないよ！
　 ／　／ 　　　/　 ＼　　　ｰ=_ノ　 　 ＼＿＿＿＿＿
　 ＼　＼ 　　/　 　　 　　　　　 ｜
　　　＼　＼｜　　　　　　　　　　＿）
　　　　●●/　　　＼＿）　　　　/
　　　　　●｜　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　＼　　　　　　　⊃⊃
　　　　　　　　　　　―⊃⊃⌒

そんな事よりなぎーよ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、１５０円引き、とか書いてあるんです。
お前らな、１５０円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
で、やっと座れたかと思ったら、店員がお茶も出さずに俺の前素通りするんですよ。
混雑なんぞで注文取り忘れてんじゃねーよ、大ボケが。
なんか親子連れとかもいるし。一家４人で吉野家か。おめでてーな。
もう見てらんないんで、言ってやったんです。お前らな、１５０円やるから失せろと。
そこでまたぶち切れですよ。
このオヤジ、聞こえなかったふりして、よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。
それはそうと、いくら待っても俺のところにだけ店員が注文を取りに来ないんですよ。
しびれを切らして声をかけたんですが、やっぱり無視してる。どうも様子がおかしいと。
ふと思い出すに、前回この店に来たとき、食い終えて店を出た記憶がないんです。
そうだ、あのとき、俺はＵの字テーブルの向かいの奴に喧嘩を売ったんですよ。
大盛つゆだくで、という奴の注文にぶち切れて問い詰めたところ、逆ギレされて刺されたと。
腹部からとめどもなく血が溢れ出て、俺はその場にうずくまり、やがて気を失ったと。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
あのな、刺されて失血死なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
俺は本当に死んだのかと問いたい。問い詰めたい。小１時間問い詰めたい。
本当は死んでないんちゃうんかと。
吉野家通の俺に最新流行を語らせてくれ。
誰か俺のお薦めを聞いてくれ。
ド素人でも構わないから。
おい、誰か……
誰か……
誰か……

このスレってどこまでがネタなの？
単に下手な厨房が荒らされてるの？

>>118
ワラタ

　　　　　 　 　 　 　 ＿　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　_,. -‐-｀'　｀`'‐､,.‐'"´,. =ﾆ｀　　　　　　　やり直そうな……
　　　　　　　　,.‐'"´　　　　　　　　　　　__｀ヽ
　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　 ｀`''‐､　　　　もし首尾よく
.　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　`''‐､　　　２ちゃんねるから足を洗えたら
　　 　 　 i　　　 　 　 　 　 ,　/i　 、　　 　 ヽ‐-ヽ　　オレもおめえらもやり直そう……
.　　　 　 !　　　　　　　/| /| /　! .!ヽ..ﾄ､　　､.ヽ
　　　　　|　　　　　　 /''l/､l/_,　l/ _,.ゝ' ゝ、 iヽ!　　　もう今までのような
　　　 　 |　　　　　 ノ`''‐ ､._/ 　 /_, ‐'´　!.＼!　　　　　荒らしだとか煽りだとか………
　　　　　!　　,.-､ r' ＝｡=== _　 ,=｡==＝,!　　　　　　そんな　非生産的な
　　　　 / 　 { ‐､!|　 ` ｰ-‐' ''　 ＼--‐' !　　　　　　　　毎日から抜け出して………
.　　　 /　 　 !( r||.　 　 　 　 r __　 ＼./|
　　　/.　 ,、　ﾞｰ'|!、　　,..-‐───; 7ﾞ│　　　　　　なんて言うか………
　 ／_,.／ l　 　 │＼　`ｰ-----‐'´/!＼i　　　　　　　もっと価値のある暮らし………
　￣　.!　　1　 　 ｌ　　ヽ、 　 ｰ一 ./ |　 |`'‐､
　　　 |　 　 i、 　 l.　　　 ヽ､　 　 /　|　 .|　　 `'‐､　　……うまく言えねえが………
.　　　|　　　 ヽ　　i　　 　 　 ヽ､.ｲ　│　 |　　　　　　ともかく………
.　 　 |　　　　|ヽ　 !.　　　　　　 | !　 ! 　 .|　　　　　　　今までとまるで違う
　　　|　 　 　 |. ヽ. i、　 　 　 　 | W1　　│　　　　　ネットライフを漕ぎ出そう…！
　 　 |　　,. ‐'´＼|ヽi.ヽ､　　　　ﾉ|／`‐､　 !
　 　 !.‐'´　 　 　 | 　 　 `'ｰ-‐'　.| 　 　 ＼!　　　　　　………今度こそ……！