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733LOVE
なち真里小説―Sweet Lover―

「んっ…んんっ…」
裕ちゃんの舌が矢口の中に入ってくる。
やだっ…なっち以外にこんなこと…。
矢口の思いとは逆に裕ちゃんはどんどん舌を絡めてくる。なっちとしてるときみたいな感情は全く矢口には感じられなくて、なっち以外の人とするのが初めてだったから怖くて抵抗できなかった―――。
「やぐちぃ…可愛いで…」
唇を離した裕ちゃんが矢口を押さえつけたまま言った。
「やめろよぉ…なんでこんなコトするんだよぉ…」
「好きやねん、矢口のこと。」
「好きだからってこんなこと…。矢口にはなっちが…」
「…なっちやないとあかんの?」
734LOVE:02/03/22 17:15 ID:X5pagJlQ
なち真里小説―Sweet Lover―

裕ちゃんの矢口を壁に押さえつける力が強くなる。少し痛い。
「うちのほうが矢口を愛してる。なっちよりあんたを幸せにする自信あるでぇ。なぁ、やぐちぃ」
「…矢口の幸せにはなっちが必要なの。いくら愛してくれても気持ちには答えらんない。…矢口はなっちが好きだから…」
裕ちゃんは一瞬俯いた。けど、すぐ顔を上げて矢口を力いっぱい壁に押しつけた。
「痛いよ…力入れすぎ…」
裕ちゃんはそのまま再び矢口にキスしてきた。さっきよりすっごいやつ…。
顎をぐいって押さえられて抵抗しようにも出来ない。キスってこんなのだっけ?もっと優しいものなんじゃ…。

735LOVE:02/03/22 17:16 ID:X5pagJlQ
なち真里小説―Sweet Lover―

―――
どれくらいだろう…かなり長い間キスされてた。
「いくら愛してるって言うてもわかってくれへんのやったら…」
微妙なとこで言葉を止めた。なに?なに??
「えっ?!」
「態度で示したる。なっちのことなんか忘れさしたる。」
裕ちゃんに抱えられて近くにあったソファーに押し倒された。
「やだよ。ゆうちゃんっ!冗談でしょ?!」
「本気や。冗談とちゃう。だから…あんたも本気になってなっちのことなんか忘れて」
裕ちゃんはそう言いつつ、矢口のブラウスのボタンをはずしてく。
「キレイな身体見せてな。」
「やだっ!やめろっ!脱がすな、見るなぁ。」
裕ちゃんが覆い被さるように矢口の上に乗ってて身動きが取れない上に、両手は裕ちゃんの右手に押さえられてる。気づけば涙が流れていた。――抵抗できなくて、怖くて、なんかなっちを裏切ったみたいで…
736LOVE:02/03/22 17:17 ID:X5pagJlQ
なち真里小説―Sweet Lover―

「…あっ…」
裕ちゃんから間抜けな声が漏れた。なんだよ。‘あっ’って…
「…なっちとの愛の証か…。悪いけど、全部消さしてもらうで…」
愛の証消すって…もしかして…キスマーク…
「だめっ!なっちが付けてくれたのっ!矢口はなっちのものってしるし、だからやめてっ!離してっ…もうお願い…矢口の身体はなっちのものなの。ううん、それだけじゃなくて…心も全部…」
裕ちゃんに叫ぶように言った。叫んでたかもしれない。
矢口の頬を伝う涙は自分でも驚くくらいの量になっていた。たぶんメイクが台無しになってんだろうな…。
「うちのもんにしたる。身体も心も…」
裕ちゃんの唇が矢口の胸元に近づいてきた。触れないで…身体には…なっちだけのものなの…

胸元に唇が触れそうになった瞬間―――
737LOVE:02/03/22 17:19 ID:X5pagJlQ
なち真里小説―Sweet Lover―


「真里から離れて!早くっ!嫌がってるのにそんなこと…レイプみたいなことしないでっ!!」


さっきまではなかった声が部屋に響いた。
          それは矢口が一番聞きたかった声だった―――。