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622LOVE
なち真里小説―Sweet Lover―

「へへっ、さっきのチョコより甘くておいしい。」
真里はいったんくちびるを離すとなっちのくちびるを舌でつーってなぞってきた。
「やんっ…くすぐったぁい」
「今の声かわいい!!なっち、なんか今日はちょーイイ!!」
真里はそう言いながら、くちびるをなぞられていつもと違う感覚に感じちゃったなっちのホッペをぷにぷにして遊んでる。
「遊ぶなよぉ〜。あんまりからかうと、さっき上げたチョコ返してもらうぞぉ〜」
そう言いながら、真里をソファーに押し倒す。
「ダメぇ、まだチョコ1個しか食べてないもん。」
なっちの顔を見てベーってした。かわいい。
「ねぇ、これからどうするの?」
ソファーから起き上がって真里が聞いてきた。
「う〜んと、どうするの?」
「ちょっと〜矢口はなっちに聞いたんだよ〜。なんで質問返しするかなぁ。・・・まぁいいや、えっとぉ、2人でLOVE×2?」
「何いうべさ〜。もうすでにしてるっしょ〜」
「もっとぉ、近くでくっついてたいよぉ。なっちのことしか考えられなくなるくらいにさぁ。」
真里はホッペを赤くしてつぶやいた。
「なら、もっとくっつけば?なっちはいつでも大歓迎だベさ。」
真里の腕をそっと掴んで自分の方へと引き寄せる。


623LOVE:02/02/23 13:45 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―

「なっちぃ〜」
甘い声で名前を囁かれた次の瞬間、真里の顔はなっちの胸元にあった。
「なっちの鼓動が聞こえる。…あったかくって、なんか落ち着くよ。」
ちょっと恥ずかしいけど真里が嬉しそうな顔してるからいいかな。
「なっち、ごめんね。」
真里はなっちの胸に顔を埋めたまま目を閉じてつぶやいた。
「不安にさせてるよね、矢口。…だけど、ホントはなっちのこと考えてる。愛してる。だから・・・もう少しだけ矢口信じて。ううん、信じてくれてるよね。だから不安なんだよね・・・」
真里は心の中を必死に伝えようとしてくれてる。
「なっちが不安に思うとき、矢口も不安に思ってる。なっちとは一心同体だから。一人じゃないよ、あえなくたって心はひとつ…。」
真里は言い終わったままじっとしてる。なっちはただ素直に真里の言葉が嬉しかった。
って、これじゃあ真里ばっかりが悪いみたい。わがままはなっちだったのにさ・・・。
「真里・・・、なっちばっかり寂しいみたいなこと言ってごめんね。」
「いいよ、もう。それにさ、たまには寂しい思いした方が、こうやって2人でいるときに愛を感じられるでしょ。」
真里がわざとちゅって音が鳴るように、ホッペにキスしてきた。
「何するべさ、もぉ〜」
照れ隠しのために怒ったふりする。照れてんのばれたらからかわれるに決まってんだから。
624LOVE:02/02/23 13:47 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―

「照れてるの?か〜わいいっ!!」
「ば〜か」
何でわかるのよぉ〜。
「・・・もっと素直になればイイのにさ。」
真里はとことんまでなっちをからかってくるつもりだ。だって、顔がにやけてるんだもん。
「もぉっ!知らないっ!!なっち、拗ねちゃうもん!!」
ぷいってそっぽ向いた。
「、、、好きだよ」
そっぽ向いてるなっちの耳元で真里が囁いた。
「なっ!?何だベさ〜」
こんなときにそういうセリフは反則だベさ〜。
「なに挙動不審になるほどビビってんの?なっちが矢口に言わせるためにふってきたんでしょ〜。」
「そんな事ないもん。拗ねちゃうって言っただけだもん。」
「だからぁ〜・・・ ♪もう知らない 拗ねちゃう〜♪ って。」
真里は得意げに‘、、、好きだよ’の1フレーズを口ずさんだ。
「そんなの考えてなかったもん。」
「まぁいいや。拗ねてるなっちかわいかったし。」
625LOVE:02/02/23 13:48 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―

「もぉ、いぢわる!」
「いぢわるじゃないよ。矢口的愛情表現だから。」
「愛情表現ってそんな言い方ずるいよぉ。」
「ずるくない!!」
真里はそう言うとぱっと立ちあがった。
「えっ?なに?もしかして、真里も拗ねた?」
「ば〜か。時間見ろって。もうお昼だっつーの。」
「もう?」
「そうだよ、だからご飯作ったげる。そのかわり、夜はまかせたぞぉ〜」
真里はいたずらっぽく笑ってキッチンへ入っていった。

夜はまかせたって言われてもね〜・・・。なにも考えてないよぉ。もぉ〜、勝手なんだからぁ。
久しぶりだからなんかおいしいものじゃなきゃね〜。だって、喜んでもらいたいもんね〜。

626LOVE:02/02/23 13:50 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―

――――――――
「なっちぃ〜、ねぇ〜。なっちぃ〜。」
考え事してたら向こうから真里の呼ぶ声が・・・。
「なんだべさ〜?」
声のもとであるキッチンへ。
「やけどしちゃったよぉ〜」
真里がうるうるした瞳でなっちに駆け寄ってきた。
「やけどって、大丈夫?って言うか、早く冷やしなさいって。」
真里の手を掴んで、強制的に水道で冷やす。
「ちめたいよぉ。矢口、風邪引いちゃうよぉ。」
甘えた声でなんか子猫みたいになってる。
「こんなので風邪引かないよ。もぉ、腫れちゃったらどうするのさ〜。もうちょっと冷やしなさいって。」
「ひや〜ん、つめたぁ〜い。」
「かわいいよぉ。まりぃ〜。」
真里の手を水道から離して手を拭いてあげる。
「はい。こんどは気をつけてね。やけどしたらすぐ冷やすんだよ。」
真里のやけどしたところにキスする。
「これでもう大丈夫っしょ。」
「手は大丈夫だけど、なっちのKISSで矢口がやけどしちゃった。」
「そんなんでやけどしてたらなっちは毎日重傷だって。じゃあね、早く作ってよ。あっちで待ってるからね〜」

627LOVE:02/02/23 13:51 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―



真里とふたりっきりのお昼ごはん。なんだかすっごい緊張してドキドキしちゃった。
だから食べてる間は真里の顔をちゃんと見れなくて、俯いて黙ってたの。
真里には‘こっち向いてよ。なっちの顔見たいじゃん’って言われたけどね。

628LOVE:02/02/23 13:52 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―

ご飯の片付けも済んでふたりでゴロゴロ。じゃれ合う子犬みたいに。
「これからどうするの?」
「う〜んっとねぇ…じゃあ、えっち!!」
「こっ、こんなお昼間からはずかしいべさ。お風呂だってまだ・・・。」
「じゃあ、お風呂入ってきてよ。矢口はなっちを迎えに行く前に朝風呂したからさ。」
「入ってきてって…だからさぁ、お昼間からするの?」
「もちろん。いいじゃん、久しぶりに愛し合おうよ。」
真里に後ろから抱きしめられて、首筋を甘噛みされた。
「あんっ…もぉ…」
思わず声が―――。
「ふふっ、早く入っておいでって。矢口、その間になっちへのバレンタインチョコを準備しとくからさ。お風呂の後に、ねっ。」
真里のテンションに流されるかのようにお風呂場へ。っていうか、流されてるよね・・・。

629LOVE:02/02/23 13:53 ID:jKXguE6f
なち真里小説―Sweet Lover―

「はぁ、やっぱりたまにはサービスするか。」
真里がやる気だったから今日はなっちも大サービス。バスタオルだけ身体に巻いて真里の待つところへ。
「まりぃ〜」
部屋の扉をそっと開けた。

「なっちぃ〜、矢口チョコもらって。」

真里はドアを開けたなっちの胸に思いっきり飛び込んできた。