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491LOVE
なち真里小説―Sweet Lover―

「なっちぃ〜、ただいまぁ〜」
勢いよくドアを開ける音がして、玄関からは愛しいあの人の声が響いてくる。
「おかえり。おつかれさまです。」
真里の頭を撫でなでしながらおでこにキスする。
「いやぁ〜ん。なっちったらぁ〜。」
とろとろにあま〜い声を出してなっちの腕をバシ×2叩いてくる。
「もぉ〜っ。もうすぐ18歳になるのにそんな子供みたいな声出さないの!!」
頭をぽんってしてそのまま抱きしめる。
「なっち??」
真里はなっちの行動にビックリしたのか、そのまま固まってしまった。
「もうすぐ18歳だからね、17歳の真里をおぼえておこうと思って。ふふっ。はい、中入って。ご飯できてるよ。」
「お帰りのちゅーは??」
「さっきおでこにしたっしょ〜。もう無し!!」
「ふえ〜ん。」
「泣く真似したってだ〜め。ご飯終わったらいっぱいしたげるよ。」
「おうっ!!」
まりを連れてリビングへ。
誕生日の1日前だけど、真里の好物ばっかり料理した。だって、「おいしい」って言ってくれたら嬉しいもん。
「うひゃ〜、矢口の好きなものばっかりぃ〜。さすがなっちだね。いただきま〜す!!」

492LOVE:02/01/19 23:52 ID:zImpdi5r
なち真里小説―Sweet Lover―


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ご飯が終わって、真里がお風呂に入ってる間に片付けをする。今日は別々にお風呂に入るの。だって一緒に入ったらすぐエッチになっちゃうからね。
今日はどうしてもエッチなしで真里の誕生日になる瞬間を一緒に過ごしたいんだから。

「なっちぃ〜、お風呂あいたよぉ〜」
真里が濡れた髪をバスタオルで拭きながら出てきた。
「はぁ〜い。」
着替えとタオルを持ってお風呂へ向かう。
「あっ!まりぃ〜、ちゃんと髪乾かさなきゃ風邪引くよ〜」
「ふあ〜い」
マヌケな返事が聞こえてきた。まぁそれは気にせずに早く入って早く出なきゃ。

493LOVE:02/01/19 23:53 ID:zImpdi5r
なち真里小説―Sweet Lover―

急いでお風呂から上がると、真里はなっちの枕を抱きしめて寝てた。
「寝顔は天使みたいなんだけどな〜」
真里の髪を撫でながら時計を見ると、時間は11時半だった。
もう起こさなきゃね。一緒220日迎えようって約束なんだから。
「真里たん、起きて起きて。もうすぐ日付が変わっちゃうよ〜。」
耳元で囁く。
「うぅ〜・・・ん〜??」
眠たそうな顔でなっちを見てる。
「おはよ。もうすぐ18歳だよ。」
「ん〜??もう??」
「寝ぼけてんじゃないのっ!!起きて起きて。」
「起きたぁ〜」
真里を起こしてる間にいつのまにか11時45分になってた。
「あと15分だね〜。やりのこしたこと無い??」
「え〜っ、17歳でやりのこしたこと〜??あっ!あるよ。」
「何??」
494LOVE:02/01/19 23:55 ID:zImpdi5r
なち真里小説―Sweet Lover―

「なっちとのキス!!」
「もう〜、まだ寝ぼけてんの〜。」
「寝ぼけてないよ。ねぇ〜、はやくぅ〜」
真里は唇を突き出してなっちがキスするのを待ってる。
「もう、わがままなんだからぁ(はぁと)」
真里のくちびるに自分の唇を合わせた。
「んん〜っ・・・」
軽いキスからディープキスに。ちゅっちゅって音が部屋中に響いてる。
真里はなっちの背中に手をまわしてぎゅって抱きついてる。なっちも真里をぎゅって抱きしめる。
「んんぅ〜っ・・・」
くちびるが離れた。二人でみつめあう。
「あとちょっとだね。」
しーんとしてる部屋の中、二人で時計を見てる。
495LOVE:02/01/19 23:57 ID:zImpdi5r
なち真里小説―Sweet Lover―

――3,2,1――
再び部屋の中にちゅってくちびるが触れ合う音がした。今度はホントに軽いやつ。
「おめでとう、18歳。娘。の中ではおねぇさんチーム仲間入りかな・・・?」
「へへっ。ありがと。やぐち、sexyになるから、楽しみにしててね。」
ソファーに並んで座って、矢口を抱きしめる。
「SEXYになってもイイから、なっち以外のものになっちゃいやだよ・・・」
「心配しないで。それは無いから。」
もう一回くちびるを重ねた。

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真里となっちはソファーで抱き合ったまま眠りについてた。真里は仕事で、なっちは真里の誕生日の用意で忙しかったから、お互いのぬくもりに安心して寝ちゃったんだ。
18歳の真里っていっても何も変わってないけど、きっと18歳になった瞬間のキスで二人の距離がもっと近づいたんだよね、真里・・・。