小説書いても良いですか??

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390LOVE
なち真里小説―Sweet Lover―

お店に着いた。裕ちゃんのオススメのキムチ鍋がおいしいお店。
娘。が全員集まると、いつも決まってキムチ鍋か焼肉。他にないのかい?!って言われそうだけど、これはけっこ楽しんで食べれるからいいんだよね。

「ほな、始めよかぁ〜。石川は1日・矢口は2日早いけど、誕生日おめでとう。はい、みんな〜今日は裕ち
ゃんのおごりやでぇ〜」
裕ちゃんの言葉でみんなお鍋を食べ始める。1番に手をつけたのはちびっこ2人だけど。
「中澤さん、ありがとうございます。」
「気にせんでええんやで、石川。」
「そんじゃあ、気にせずにいただきま〜す!!」
「こらっ!矢口、あんたはちょっとは気にしろっ!!石川みたいにお礼の一言くらいあってもええんちゃうの??」
「そんなの絶対言わないもんね〜だ。」
こんなとこにまで来て裕ちゃんと真里はケンカしてる。・・・けんかするほど仲がいいってね・・・そんなの絶対信じないけど。
「もぉー、どこまでもケンカ売ってくるなぁあんたは〜!!ビール飲まなやってられんわ、ほんまに。」
裕ちゃんは隣りに座ってる圭ちゃんとよっすぃ〜に愚痴を言いながらビールを飲み出した。真里はって言うと、ちゃ〜んとなっちの隣りに座ってる。いっつもキムチ鍋って言うと一番喜んでるのに、今日はなんかおとなしい。・・・このおとなしさ、イヤ〜な予感・・・。
391LOVE:01/12/20 15:24 ID:tDF7b/Ie
なち真里小説―Sweet Lover―

「真里、ちゃんと食べてる??おなかすいてるんでしょ??寝起きだから食べらんないの??」
食べる手を止めて聞いてみる。
「ううん。食べれる・・・けど・・・」
「どうしたの??」
「なっち〜、食べさせてぇ〜」
真里が口をあ〜んってしてる。なんだべ、そんなことかい。
「18歳になったらこんなことしてやんないからね!!」
「そんなこと言ってても、してくれるんでしょ??」
「・・・」
弱点をおもいっきりついてくるな〜、もぉーっ!!
「やっぱ、してくれるんだ。」
真里は嬉しそうに笑ってる。
「やっぱりやめようかなぁ〜」
こういうこと言う子にはこれが一番。こう言えば、おとなしくなるんだから。
「ごめん。ねぇ、今のは冗談だからぁ。」
「くくっ。なっちも今の冗談。はい、口開けて。」
なんか幼稚園の先生になった気分。
「‘ふーふー’ってしてくんなきゃヤダ。」
「わがままね〜。そんなに熱くないよ。」
「でもヤダ。」
「はいはい、ふーふーしたらいいんでしょ。」
ふーってして、真里の口の前に差し出す。
「あ〜んしてね。」
「あ〜ん」
真里はすっごい幸せそうに食べてる。
「これってしてもらうとけっこういいもんだね。前になっちが幸せそうにしてたのがよくわかった。」
「前って??」
「あれ〜、忘れたの〜??矢口がグラタン食べさせてやったのに忘れたの〜?ひど〜い」
・・・あ〜、あれか〜・・・。確かLOVE×2になった次の日だっけ。思い出したら恥ずかしくなってきちゃった。あの日、真里に甘えまくったからなぁ・・・。
「なっち??ホッペがピンクになってるよ。もしかして、思い出した??」
「ばかっ。」
真里にでこピンする。お姉さんをからかうんじゃないっての。
392LOVE:01/12/20 15:25 ID:tDF7b/Ie
なち真里小説―Sweet Lover―

「ねぇ、なんかさぁ矢口さんと安倍さんってあやしいですね。」
「もしかして、付き合ってるんですかぁ?」
「えぇ〜っ!!そんなの困るよぉ。後藤、やぐっちゃんの事好きだもん。」
「後藤!!矢口はうちのもんや!!」
「矢口さんより安倍さんでしょ。」
「梨華ちゃん!安倍さんはあたし!!」
「え〜っ、よっすぃ〜も〜」

うちのメンバーはどうなってるんだベ??加護ちゃん・辻ちゃんの話からなんでなっちと真里の取り合いになるんだベ??
「あのね〜、矢口もなっちもあんたらのものじゃないの!矢口はなっちの、なっちは矢口の。わかった??」
「そんなのヤダよぉ〜。やぐっちゃ〜ん。」
「ヤダって言われてもぉ〜」
「・・・あのさ・・・梨華ちゃんもよっすぃ〜もそう言ってくれるのは嬉しいけど、なっちにはなっちを大事にしてくれる子がいるからね。」
「やぐちさん・・・でしょ??」
「そうだべ。」
「じゃあ、ここではっきりしよ。ねっ、なっち。」
えっ?はっきりって、真里は何をたくらんでるんだベ??
「矢口!!それはあかんって!!」
「やぐっちゃん、それ裕ちゃんのっ!!」
「「ビールっ!!」」
393LOVE:01/12/20 15:27 ID:tDF7b/Ie
なち真里小説―Sweet Lover―

あ〜っ!!真里・・・ビール飲んじゃった・・・。
「みんな!!あのね、矢口はここではっきりさせる!!」
「はぁ??」
「矢口さん、もうよっちゃったんですか??」
「酔ってないよ!!あのね、みんなけっこう勝手なこと言ってるみたいだけど、矢口はね〜なっちとLOVE×2なの!!裕ちゃんでも、ごっつぁんでもダメなの!!なっちじゃなきゃイヤなの!!」
もぉ〜、完全に酔ってるじゃん。真里〜、暴走しないでよ〜。
「矢口、ちょっと落ち着きぃや。冗談やんか、なぁ後藤」
「好きって言うのは、メンバーとしてだよ。市井ちゃんの次に尊敬してるし。」
「ウソでしょ!!矢口はわかるの!!けどね、なっちと矢口は〜」
それ以上はプライベートな事だよ。言っちゃイヤ。
「真里っ!!それ以上は言わないの!!ごっちんも裕ちゃんもわかってるよ、ちゃんと。なっちは矢口が好き。やぐちもなっちが・・・それでいいじゃん。」
ビール飲んだせいで顔が赤くなってる真里をぎゅって抱きしめる。
「なっち・・・」
394LOVE:01/12/20 15:28 ID:tDF7b/Ie
なち真里小説―Sweet Lover―

「も〜、すぐこの2人は自分の世界に入るんやからぁ〜」
「ほ〜んと、だからやぐっちゃんをからかいたくなっちゃうんだよね〜」
「なっち、責任もって家に連れて帰りぃや。」
「はぁ〜い」

「安倍さ〜ん、矢口さん寝ちゃってますけど・・・」
「未成年が飲むからやって。」
「お騒がせしました。真里はちゃんと連れて帰ります。」
「よしっ!そんじゃあ、帰ろか。矢口はどうする?なっちの家連れてくんか?」
「うん。そうする。」
「じゃあ、なっちと同じ方向は?」
「あたし、途中まで乗せてって。」
「ほな、後藤がなっちと矢口と同じタクシーな。後藤、タクシーまで矢口をおんぶしてって。」
ごっちんは頷くと、なっちの腕の中で寝てる矢口をおんぶする。お店を出て、それぞれの方向へ歩き出す。
「んん〜・・・なっちぃ・・・」
真里はごっちんの背中で寝言言ってる。
「あはっ。ホントにやぐっちゃんはなっちにぞっこんなんだ。まぁね、なっちって可愛いもんね。」
「な〜に言うべ〜。」
ぞっこんって・・・。まぁいっか。
未成年がビール飲んで酔って寝ちゃったのは困るけど、みんなの前ではっきりってくれたのは嬉しかったなぁ。でも、酔ってない時に言ってくれるほうがいいかも・・・。
「なっち、顔緩んでる。」
「もぉ〜、そういうのは見るなぁ〜」
タクシーが来るまでごっちんにかなりからかわれたけど、真里を見てると顔が緩んじゃうんだよね。へへっ、急過ぎたけど、嬉しかったなぁほんとに。