1 :
三浦。:
誰か書いて。
2 :
名無しさん:01/09/16 23:40 ID:nS7ycoQ2
小説。
「ここに小説を書いてもいいですか?」
「なっちは天使( ● ´ ー ` ● )Part 3」
1.新人娘。たちの疑問
「飯田さんはモーニング娘。のリーダーでしょ」
「うん。タンポポのリーダーも飯田さんよね」
「うんうん」
「保田さんはモーニング娘。のサブリーダーで、プッチモニのリーダー」
「そうね」
「矢口さんはミニモニ。のリーダーで、タンポポもやってる」
「後藤さんは、プッチモニとソロ活動ね」
「吉澤さんはプッチモニ」
「石川さんはタンポポ」
「辻さんはミニモニ。」
「加護さんはタンポポとミニモニ。のふたつだね」
「みんなすごいよねぇ…。モーニング娘。の活動だけでも大変なのに、
ユニット活動とかソロ活動とか…」
「うん。私もモーニング娘。に入って、初めてこの大変さが解かったよ」
「でも、あたしはやってみたいなぁ、ユニット活動。プッチモニに入れて
くれないかなぁ…なんてね」
「うまくいけば、入れるんじゃない?あなた実力あるもの」
「そういえば、あなた150cm以下でしょ?ミニモニ。に入れるよ!」
「でも、あたしそんな実力ないし…」
「…あれ?」
「どうしたの?」
「うん…あのね、安倍さんって…」
「…安倍さんがどうかしたの?」
「安倍さんだけ、ソロもユニットもやってないじゃん…」
「え?…そういえば…そうだね」
「ほんとだ。気が付かなかった」
「どうしてだろう。安倍さん実力あるし、あんなに可愛いのに」
「そうだよねぇ。絶対へんだよねぇ!」
2.天使たちの疑問
「大天使様。先日の会議の内容ですが、ムスリム担当天使たちも、やはり武力行使を
伴わない人道的解決を希望するという意見でして、その前提として我々天使軍団の…」
「その話はもうよい。報告書を既に受け取っておる。今日お前を呼んだのは、こいつらの
件だ」
「こいつら? …はぁ、モーニング娘。の新メンバーの4人ですね。この4人がどうかしま
したか?」
「奴らの会話を聞いてみろ。下らない話をしておろう」
「では、ちょっと失礼して…、ははぁ…なるほど、なっちの話題ですか。『なっちがソロも
ユニットもやらないのはおかしい』という話ですねぇ。で、それがなにか?」
「こんな話題は、モーヲタの間では、ガイシュツじゃないか!」
「ええ。まぁ、確かに」
「いまさらそんな話を蒸し返してどうする。奴らは、新人とはいえ、既にモーニング娘。
なんだぞ。モーニング娘。に入ったからには、それなりの自覚をもつべきではないのか」
「そう言えば、大天使様は今回のメンバー増員に反対なさってましたからねぇ」
「そうだ。一度に4人も入れる必要ないじゃないか!」
「確かに」
「小川麻琴ひとりで充分だ」
「小川ですか?」
「そうだ」
「だったら、高橋や紺野でもいいかと。私は個人的には『紺野推し』なんですが…」
「何を言っておる。一番成績のよかったのは小川なんだ。小川がベストじゃないか」
「そうですかぁ?私はどうも小川は…。あ、大天使様は、もしかして小川がお気に入りだとか」
「ん?あ、いや、別にそういうわけでは…。いや、でも、しかし、小川は将来有望だぞ。
あれは絶対美人になる」
「そらー、まぁ、保田よりは美人になるかも知れませんけどねぇ…」
「お前もそう思うか!」
「ええ、まぁ」
「そうであろう。しかし、保田ほどの美人はそう滅多にはおらんからなぁ」
「はぁ?」
「わしも、世界3大美女とやらを、実際にこの目で見てきたが、どれも
たいしたことはなかった」
「え?3大美女?」
「クレオパトラとやらはどうもバタ臭くて、わしは好かん」
「バタ臭いって…」
「小野小町は化粧が厚すぎる」
「はぁ、そうですか」
「楊貴妃もなぁ、中国皇帝の妃に手を出すわけにいかんざき」
「手を出すって…、いかんざきって…、大天使様ぁ…」
「つまりだ、わしの中では
保田>>>>>楊貴妃、小野小町、クレオパトラ
ということだ」
「え?ちょっと、大天使様?」
「で、お前も認めるように、いずれは
小川>保田>>>>>(以下省略)
となるわけだな」
「あの…別に認めたわけではないんですが…、大天使様がそう仰るんなら…」
「そこでだ、昔ながらの三大美女とやらを廃止して、ここらで新しい三大美女を
決めようと思うんだが、どうだ?」
邪魔しちゃいけんと思ってレスしてないけど、読んでるよ。
「はぁ、別に異論はありませんが」
「そうか。保田と小川は既に決定でよいな。あと一人をどうするか…。お前はゴマヲタ
だったか、石川ヲタだったか?それとも今後は紺野ヲタになるのか?」
「はぁ…そうですねぇ…、引き続きチャーミーヲタでいいんですけど…、しかし、今度
新しく出るヨッスィーの写真集とやらも気になるし…、ここはひとつヨッスィーにしておく
べきか…、いや、やっぱりチャーミーも捨て難いし…、いや待てよ、ゴマの新曲の衣装も
なかなかよかったぞ…ということは、やっぱりゴマヲタに戻ったほうがいいのか…」
「相変わらず優柔不断な奴め」
「はぁ、すみません」
「手堅いところで、石川にしておけ」
「?」
「それからひとつ言っておく。『チャーミー』って言うのはもう止せ。半年以上も前のネタだ。
もう古い」
「そうですか。すみません」
「よし、決まりだ。今後『世界3大美女』は、保田、小川、石川の3人とする!」
「はぁ…」
「では、周知徹底よろしく頼むぞ」
「わかりました(もう、どうなってもいいや…)」
「…そういえば、何の話をしてたんだっけ?」
「新メンバーの4人が、なっちの事で下らない話をしていると…」
「おう、そうであった。その件も、よろしく頼むぞ。奴ら4人に説明してやってくれ」
「かしこまりました(やれやれ…)」
3.天使からの伝言
「ちょっと、君たち、君たち!」
「あ、安倍さん!おはようございます!」
「おはよう。今朝ねぇ、なっちの家にねぇ、君たち新メンバーに伝えてくれって言う
伝言が届いたんだぁ。でもねぇ、なんか変なんだよね。差出人の名前が書いてないべさ」
「それは変ですねぇ」
「誰からなんでしょうね」
「私たち4人への伝言なんですか?」
「なんて書いてあるんですか?」
「なっちもまだ見てないんだ。じゃ、開けてみるね。えーと、ナニナニ…
『モーニング娘。新メンバーへ告ぐ。
新メンバーは次の事実をよく肝に銘じておくこと。
飯田はリーダー。保田はサブリーダー。なっちは天使。以上』
え?なっちは天使?なんじゃこりゃ!?」
「あ、安倍さん…」
「安倍さん…、やっぱり、疲れてらっしゃるんですねぇ…」
「安倍さん、私たちでよろしければ、何でも相談にのりますよ」
「雑用でもなんでも、私たちにできることがあれば、何でも言いつけてくださいね」
「ちょっと、違うんだって。『なっちは天使』なんて、なっちが自分で言うわけないっしょ!」
「いいんですよ。私たち4人は、安倍さんの味方ですよ」
「そうですよ」
「やっぱり、安倍さんは天使なんですよ」
「私も、安倍さんは天使だと思います!」
「だから違うんだって!!!」
なっちは天使( ● ´ ー ` ● )Part 3 <完>
「おい、虎!」
「おや、隊長さん、はじめまして」
「『 Part 3 <完>』となってるが、まさか Part 4 もやるつもりではあるまいな?」
「まぁ、そのうちやろうかと…、で、それがなにか?」
「くだらん!もうやめろ!」
「そうですか…、しかたないですね。でも、ここで終わったら、お二人ともキモヲタ
のままですよ」
「キモヲタ?わしら、そんなにキモイか?」
「それはもう」
「そうか…。キモイか…」
「そろそろお二人にも名誉挽回の機会をと思ってたとこなんですがねぇ…」
「おぉ、そうなのか。じゃぁ、ひとつよろしく頼むよ」
「まぁ、努力してみます。期待なさらずに…」
「ところで、あんたに頼みがあるんだ。今回の Part 3 には、新メンバー4人が出て来る
んだが、どれが誰の発言かよくわからんのだ。で、紺野の発言はどれとどれなんだ?
大天使様も小川の発言が気になるらしい。紺野と小川だけでいいから、ちょっと教えて
くれんか」
「紺野と小川ですか?えーっと、まぁ、どれが誰でもいいんですけどねぇ…(っていうか、
そんなこと考えずに適当に書いただけだし)…そうですねぇ…じゃあ、これとこれが紺野で、
これとこれとこれが小川ですよ(ということにしておこう…)」
「ほぉ、そうなのか!なるほど。これが『こんこん』で、こっちが『まこたん』だな。
わかったぞ。ありがとう!じゃあ、これからも頑張って書いてくれよ!!」
「『こんこん』って…、『まこたん』って…、やっぱりキモヲタだよあの人は…。俺もああ
ならないように気をつけないとなぁ。ん?まてよ。もしかしたら、あの人は自らの身を
呈して悪い見本を見せてくれてるのかもしれないぞ。きっとそうに違いない。何という
自己犠牲。何という清い行い。やっぱり、あの人は天使だったんだ!」
20 :
名無しさん:01/09/28 06:53 ID:/ZOor/wM
そうだよ
21 :
sage:01/09/28 17:01 ID:b18SL3V.
羊のころ見てたがヒサブリに発見!
おもしろい。がんばれ
22 :
21:01/09/28 17:02 ID:rdX8P/gA
まじごめん
>>21 ワラタ。
このスレで一番面白いのは、21氏のHNだったりして…。
面白がって、スマソ。
ストーリーのほうは、本日休業です。
24 :
名無しさん:01/09/29 21:37 ID:5qO5hylU
なんかしらんが、感動した
虎那智ありがとう(≡´ー`≡)
感動するようなことは何も書いてないんですが…
24さんありがとう(≡´ー`≡)
では、もっとしょうもない事書きます。
「時をかえる少女」
テレビ局の楽屋で、交信を終えた飯田圭織は、久しぶりの清々しい気分を味わっていた。
しかし、その幸福も永くは続かなかった。腕時計を一瞥するや、飯田は頓狂な声を上げた。
「ええ!?もう3時半じゃん!…カオリって、3時間も交信してたの!?」
飯田の隣で紅茶をすすっていた安倍なつみが、雑誌のページをめくりながら応じた。
「はぁ?何いってるの?まだ1時前っしょ」
「え?だって、カオリの時計、もう3時半になってるよ」
「時計が狂ってるんじゃない?」
「だって、この時計、買ったばっかりなんだよ」
「買ったばかりでも狂うことはあるっしょ」
「そんなぁ…。この時計、10万年に1秒しか狂わないっていうから買ったのに…」
「カオリ、10万歳まで生きるつもりなの?」
「そういう問題じゃないべやー」
二人の会話を黙って聞いていた保田圭がつぶやいた。
「10万年に…1秒…?、10万年に1秒かぁ…。ははぁ、なるほどね。カオリは最新式の時計を
買ったんだね。でも、ハイテク製品にも思わぬ落とし穴があったって事かぁ。『電波時計』が
『電波』に弱いとはねぇ。こりゃ確かに盲点だよ…」
<完>
「ここに小説を書いてもいいですか?」
「ここに小説を書いてもいいですか?」
私は思いきって、「娘。ノート」に、そう書いてみました。
「娘。ノート」というのは、私たちモーニング娘。のメンバーの間でやりとりしている
「交換日記」みたいなものです。私たちモーニング娘。の新メンバーと,先輩の皆さん
が早く仲好くなれるようにと、飯田さんの提案で始まったものです。私たちが自己紹介を
書いたり、お仕事についてわからないことを気軽に書けるのがうれしいです。私たちが
何か質問を書くと、飯田さんや保田さんが、いつもわかりやすく返事を書いてくれます。
他の先輩方も、とても親切な言葉をくれるので、本当にありがたいです。
で、私は、その一週間くらい前からこのノートに小説を書いたら面白いんじゃない
かなぁ…って、思っていたんです。
主人公は、歌手を目指して頑張る女の子…。つまり、私(たち)がこの何ヶ月かで
体験した苦労やら、挫折やら、喜びやら、悲しみを、ストーリーにしたら面白いだろうな、
って思ったんです。
飯田さんも「面白そう!圭織も読んでみたいから、ぜひ書いてね」って、返事を
くれました。吉澤さんからの返事には「保田さんが一度小説を書こうとしたけど、
みんなが保田さんのことをからかったので、結局、ムチャクチャになって終わった
ことがあったんだよ(→保田さんへ、あの時はゴメンナサイ…)」って書いてありました。
へー、そうなんだ。おもしろい。
でも、それから一週間以上たちましたが、結局、私は何も書いてません。
飯田さんも「小説、どうなったの?」って、聞いてくださったんですが…。
私には、書けないんです。今の私の気持ちを、どうやって言葉にしたらいいのか、
わからないんです。だから、小説を書くのは、あきらめました。
そして、私には、書く必要がないんです。私の心の中には、私だけの「小説」が
あります。主人公は私。作者は私で、読者も私。「原稿用紙」は私の「心」。
「ここに小説を書いてもいいですか?」 <完>
>>29 一行目:「その一週間くらい前…」の「その」は不要です。
訂正してお詫びします。
33 :
名無し娘。:01/10/02 23:19 ID:LsaWpbKM
hozen
34 :
名無し娘。:01/10/03 22:01 ID:uT8JG3Ps
hozen
35 :
練習させて:01/10/03 22:10 ID:87TZ4aMA
ジャスト午後2時にドアが静かにノックされたとき、
僕は無意識に室内を見まわした。
来訪者を迎え入れるには十分に清潔であるのを確認すると
特に待ちわびてもいなかった素振りで、「めんどくさそう」を装ってドアを開けた。
約束があった訳じゃない、
近頃の僕にとって、この時間の来訪者と言えば「彼女」に決まっていたのだから
僕はそのように行動したのだ。
ドアの前に立っていたのは、予想した「彼女」より一回り小柄な少女だった。
この少女とは初対面でありながら、僕はこの少女を知っている。
何と形容すべきだろうか、いや、
無粋な形容など無用な程、この少女は一般的に認知されているだろう。
見た目通りであるのなら、この少女の名は「加護亜依」という筈だ。
あの、国民的アイドルの、モーニング娘。メンバーの、加護亜依、だ。
ミニモニ。の衣装でも、白、或いは黄色の水兵服でもなく、
ごく普通の、薄いピンクのワンピースを着てはいるけれど、間違いなく加護亜依だ。
頭のお団子は2つとも健在だし。
何より、モーヲタを自認するこの僕(21歳学生)が見間違う筈がないのだ。
唯一、右手に抱えた金融業者風の黒いセカンドバッグが不自然ではあるけれど
それは所詮、僕がこの娘を加護亜依だと認識する根拠である外見的特徴を覆す程の要因ではない。
36 :
練習させて:01/10/03 22:16 ID:DEzZM66Q
顔には出さなかった(と思う)が、僕はひどく動揺した。
もちろん、予想が外れたからじゃない
いや、予想が外れたから、でも正しいのか。
「はじめまして」「かごあい、ともぉしますが」
加護亜依が言った。
テレビ等では聞きなれた、紛れもない加護亜依の声で言った。
やはり、あいぼんじゃないか。ははは
「しょ〜しょうお時間よろしいでしょ〜か?もし宜しければ、数ふんお時間をいたけると大変ありガタいのですが」
明らかに無理目な敬語で加護亜依はのたまう。
「・・・え、ええ、まぁ、構いませんが・・・」
こう言った訪問の場合、出来るだけ邪険に断るのが僕の通例なのだけど、
今回は当然に例外である。
それにしても、この娘は加護亜依本人だろうか?そっくりさん、とか?それにしても、何でウチに来たのだろうか?何か葉書でも出したりしたっけ?友達がイタズラで出したのかも?あるいはこれは夢だろうか?現実ではない夢と言う可能性が一番現実的だな・・・この場合
「それ程おじカンは取らせませんので」
と加護亜依はこちらの躊躇を見透かしたかのように、相変わらずの無理目な敬語でつけ加えた。
「あ、はい」
とりあえず最低限の返答をする私
・・・しばらくの沈黙。
「はい」の後、硬直したままの僕に対し
加護亜依は用件を切り出さず、こちらをじっと見つめている
何かを訴えかけるような眼差しで。
「あ、あぁ、どうぞ、散らかってますけど」
部屋に上がりたいのだとやっと悟った僕は、
明らかに挙動不審な身のこなしと上ずる声で、何とか加護亜依を部屋に通し
ジュースと迷ったが、とりあえず無難にムギ茶を出した。
「どうぞお構いなく」「すぐにしつれー致しますので」
ムギ茶を差し出された加護亜依が何か言ったのだが
混乱の極みにある今の僕には、その言葉は単なる音でしかなかった
37 :
練習なのよ:01/10/03 22:18 ID:DEzZM66Q
あいぼんが自分の部屋に・・・
築20年モルタル建築六畳角部屋203号室において
半径50cm円形こげ茶の色典型的ちゃぶ台を挟んで向かい側に
あの、あの、あいぼんが!しかも女の子座りで・・・・
いつものお団子頭に桜色のワンピースなんか着てやがったりもするし・・・
口元に残る幼さが、僕をよりいっそう狼狽させる。ハァハァ・・・
(あいぼんが帰ったら座ってた座布団の匂い嗅ごう。ハァハァ・・・ハァハァ・・・)
この状況において「モーヲタ且つあいぼんマジファン」であるこの僕に
混乱するなと言う方が無理な話なのだが。
僕は混乱しながらも、加護亜依から目をそらすことは無かった
それはほぼ無意識な行為であって
その無意識の行為を自覚した時点で、いかに自分が加護亜依のマジファンであるかを思い知ったのだが、それはこの際どうでもいい。
当の加護亜依はと言えば、ムギ茶を半分程飲みほした後、
部屋内を一瞥し、満足げに二、三回小さく頷くと
「さいきんはすっかり涼しくなりましたね」
と切り出した。
「そうですね」
相手は13歳だし、こっちはタメ口にすべきか?
などと迷いつつ、涼しさに賛同の意を述べた直後
加護亜依は、この我が家を訪問した動機である本題へと話題を進めたのである。
38 :
名無しさん:01/10/04 02:53 ID:rsN7v3CI
もう少し見ます
40 :
練習させて:01/10/04 12:13 ID:q/06/2Eo
中止します。
ゴメンなさい
???
練習さん、もういいのかな?
文章上手いね。羨ましい。
でも、もしかしてエロ小説を書こうとしたのかな?
エロ小説は、ちょっと・・・
「石川さんのファンタジー」
(1)
石川梨華の目の前で、一本の電車が、通り過ぎていった。それは、石川が乗るべき
電車だった。
彼女は発車時刻に間に合わなかったわけではない。電車がホームに入る10分も前から
待っていたのに、電車が来ると、乗る気が失せてしまったのだ。
とはいえ、いつまでも駅のホームで時間を浪費するわけにもいかず、石川は、15分後に
到着した車両に乗り込んだ。
(2)
石川は、しばしば電車を利用する。石川が公共交通機関を利用しても、他の人が
「モーニング娘。の石川梨華」の存在に気付くことは滅多にない。以前、石川と加護亜依が
一緒に電車に乗り、他の乗客に気付かれてしまったことがあったが、それは、「モーニング
娘。」が二人もいたからばれたのだと、石川は考えている。普段の石川は、化粧も薄く、
服装も他の若い女性と同じようなものなので、彼女がひとりでいる限りは、ほとんど気付か
れることはない。
石川は、華奢な体のわりには、健康には自身があった。しかし、この日の朝は、いつもとは
事情が違った。普段は決してないことなのだが、電車に乗って幾つかの駅を過ぎたあたりで、
急に腹の調子が悪くなり、手洗いに行きたくなってしまったのだ。
「どうしよう…。この電車にはお手洗いがないのよねぇ」
石川は、初めてのことに戸惑った。
やむを得ず、石川は次の駅で途中下車した。そこは、初めて降りる駅だった。駅の名前も、
石川は知らなかった。
駅のホームに降り立ったとき、石川の非日常が始まった。
46 :
名無しさん:01/10/06 19:30 ID:PxUCcQWg
>>45 とても言いたい事があるが、小説の邪魔になりそーだから言わない
48 :
名無しさん:01/10/06 20:39 ID:PxUCcQWg
いや・・いつもの、しな(略
やっぱ邪魔になってしまった。スマソ
49 :
名無しさん:01/10/07 00:30 ID:tfLJG30.
ふぁんたじぃ、ってはじめて言ったのは誰なんだろう?
ボクです
51 :
未来の使徒:01/10/07 23:31 ID:y.xWVIsA
私も小説書かせてもらおうかな!
初めてやから感想とくにダメだし募集。
52 :
未来の使徒 :01/10/07 23:44 ID:y.xWVIsA
娘小説『近い未来 そして〜』
桜が咲き始め暖かくなったこの頃、1人の女性がホームに下り立った。
年は22歳くらいだろうか整った顔にかすかに残る幼さが彼女も魅力かもしれない。
「やっと着いた、やっぱ遠いな北海道は。」
そしてホームをでて歩き始めた。彼女の名は『加護 亜衣』
53 :
名無し募集中。。。:01/10/07 23:44 ID:KZvX0J.g
いきなり名前を間違わないように
54 :
名無しさん:01/10/07 23:45 ID:Hz88IfPk
55 :
鏑木:01/10/07 23:49 ID:nt3FHMTo
キショ!!
by 矢口
56 :
名無し娘。:01/10/08 05:19 ID:f.6aApQA
>>51-52 出来たらよそのスレでやっていただけるとありがたいかな,と。
私のストーリーがまだ書きかけですので。
「更新さぼってるお前が悪い」って? はぁ,すみません・・・
(
>>42-45のつづき)
(3)
石川は、いったん改札口を出た。
改札口を出るや、石川は、周囲の人々の視線が自分に向けられていることに気付いた。
「いけない…。私の『正体』、ばれちゃったかなぁ?」
歩いても、歩いても、みなの視線が彼女に注がれた。
「どうして?いつもは、こんな事ないのに…」
目の前に、手洗いの場所を示す表示があったのだが、石川はあえて素通りした。
いまどき「アイドルはトイレに行かない」ということを信じる人はいないのだが、とはいえ、
みなの視線を浴びながらトイレに入るのは、石川には絶えられなかった。
石川は駅舎を出ると、通りの向かい側にあるデパートへ向かった。
「今日は絶対遅刻だわー。飯田さんやスタッフの皆さんに謝らなきゃ…」
駅前の大通りは、バスやタクシー、乗用車がひしめくように走っており、渋滞がひどかった。
自動車から放出される排気ガスの悪臭と、運転手たちが所かまわず鳴らすクラクションの
音で、街は雑然としていた。
信号が青に変わったのを確かめて、石川は道路を横断した。
通りを半分ほど渡ったところで、石川の左側からものすごい勢いで一台の車が走ってきた。
石川は、危機一髪のところで逃げ延びた。
「−−−!−−−−!!!」
運転手は興奮した様子で怒鳴ったのだが、何を言っているのか石川には聞き取れなかった。
きちんと信号を守って横断しているのに、怒鳴られなければいけない不条理に、石川は
首を傾げた。しかし、周囲を見てみると、どの車も自分の走りたいように走っていた。歩行者も
歩行者で、信号も横断歩道も無視して、歩きたいように歩いている。
「変なの…」
石川は、ひとりつぶやいた。
道路を渡り終えると、石川はさっそくデパートの店内に入った。
店内に入ると、店内案内図が掲げられていた。店内案内図を見て、思わず目がくらんだ。
石川には、そこに書かれている内容が理解できなかった。
そこに記されている文字が、石川には読めなかったのだ。それが外国語で書かれていた
わけではない。確かに、そこには漢字とひらがな、カタカナが書いてある。それでも、書いて
ある意味が全然わからないのだ。石川には、それが日本語だとは到底思えなかった。
石川は、ただ途方に暮れるだけだった。
店舗の奥に、案内係と思しき女性がいた。石川は、思いきってその女性に話し掛けた。
「あのー、すみません、お手洗いはどこでしょうか?」
「?」
案内係は、きょとんとした表情を見せた。
「あの、お手洗いなんですけど」
「−−?−−−。−−−−−」
案内係は、にこりと微笑んで、親切に教えてくれた。いや、教えてくれているのだとは思う
のだが、案内係の発する言葉は、石川には理解できない言語であった。
「あ、すみません、自分で探します」
そう言えば、運転手の怒鳴り声といい、ここの店員といい、この街に来てからというもの、
全然言葉が通じないことに、石川は気付いた。
「一体、何がどうなってるの?」
石川にできることは、店内をくまなく歩いて、目的の場所を探すことだけだった。
そして、各フロアーで、またもや周囲の視線を浴びることになった。
石川は大勢の視線を浴びることに慣れている。それが彼女の職業だといってよい。
しかし、今、ここで浴びる視線は、いつもとは少し違っている。
それは、アイドルとしての石川、モーニング娘。としての石川に向けられる視線ではない。
他所者ないしは異端者に向けられる、好奇の視線だった。
その証拠に、誰も声をかけてこないし、握手やサインをねだるものがひとりもいない。