食料自給率を上げる必要性は?

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330名無しさん@お腹いっぱい。
日本は自由貿易を支持している国です。日本は戦後世界の自由貿易の最大の受益者です。
従って、日本政府は外国の農家が日本人に農産物を売ろうと試みることを、妨げることは
できません。ウルグアイラウンドの決定に従うしかないのです。

問題は国産農作物と外国産農作物の競争力の問題になります。安全性、品質を考慮に入れても、
国土の制約から圧倒的に競争力は外国産農作物のほうが上です。食料安全保障が重要であることは
誰も異論ないでしょう。 食料安全保障のために、国産農産物の競争力を確保する為に、税金が
投入されることになります。問題は食料安全保障の為のコストです。財政の悪化がコストの
度外視を許しません。

少しでも国内農業の競争力の向上に税金が使われるなら、国民も理解できるでしょうが、多くは
兼業農家の保護に目的があるようです。保護された産業は必ず衰退します。専業をもっと育成
すべきであって、市場原理を導入して兼業農家は積極的に廃業に追い込むべきでしょう。その結果
暫く農業従事者の人口が減少し食料自給率が低下してもよいと思います。