食料自給率を上げる必要性は?

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209名無しさん@お腹いっぱい。
>世界的な食糧不足到来は、農家漁民のかきいれどきになると書いたやつもいる。
>そんな時に市場が機能するか?と言ったが、本当にそんな時期が来たら、
>政府あるいは最低限の公平さを維持している国家権力が健在であれば、
>直ちに配給制が取られるだろう。

世界人類の1/2が餓死するような飢饉がやってきたとしましょう。たとえそうなっても、
日本が世界第2位の経済大国である限りは、飢饉の予測が経った時点で、シカゴの穀物市場で
商品先物を押さえればよいでしょう。シカゴの穀物市場で日本人がなんとか食いつなぐ
食料を買うことができます。

市場原理を無視した配給制度は、もっとも非効率的な資源配分の方法です。市場でのみ商品は
効率的な配分ができます。世界的な配給やら、国内に食料を優先的に配付するなんてことを
したら、生産地で食料が腐敗し、消費地で飢餓が進行するという旧ソ連の愚を犯すだけです。

>食糧が希少になった時に暴騰を許さないと考えたり、価格安定策の必要性を感じたら、

価格は市場によって決まります。国家権力ももはや市場には容易にその力を及ぼすことが
出来なくなっています。食料危機であればあるほど、シカゴの穀物市場の重要性は増します。
商品先物なしでは、食料危機をヘッジすることは出来なくなるでしょう。希少になった時には
価格は暴騰したらよいのです。暴騰によって消費が抑えられ、結果価格も安定に向かいます。