狂牛病や口蹄疫など

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遅レスだが、「へタレ牛」とは「ダウナー牛」のことだろうか。
アメリカ特有の狂牛病ではないかと疑われている。やはり脳が海綿状に
なるのだが、ヨーロッパの牛と違って攻撃的行動は取らず、立ち上がって
歩くということができなくなる牛。Downer Cow(ある日とつぜん「ダウン」
することから、そう命名された)。
1985年ミンク脳症の異常な集団発生を調べたリチャード・マーシュ(ウィス
コンシン大学の教授)は、ミンクの餌に、「ダウナー牛」が使われたことに注目
し「ダウナー牛」が病原体を伝播したことを突き止めた。
マーシュは、「ダウナー牛」がアメリカ独自の狂牛病だという見解を発表したが、
社会的な影響の大きさをおそれて、当局は、彼の説を黙殺しているようだ。
かくして、アメリカ政府の公式見解としては、アメリカには狂牛病の牛は一頭
も存在しないのだが、他方で何千頭もの「ダウナー牛」が存在しており、それが
肉骨粉になっているというのが現状のようだ。

このことに憂慮の念を抱いているアメリカ国民は少なからずいて、Downer Cow
で検索すると、それに言及している多数のサイトがあることがわかる。
また、『食品汚染がヒトを襲う』(ニコルズ・フォックス著 草思社)にも
詳しく述べられている。