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名無し@失業寸前:
肉牛のうち、特に「産地名を上げてブランド化している物」
については肉骨粉の使用は無いでしょう。
魚粉、骨粉の類は、僅かでも肉用牛に供与すると、
肉に「独特の臭み」が出る為、肥育段階だけではなく
子牛のうちでも食べさせないのが慣例となっております。
なぜ、「ブランド化している物」と限定するかと言えば、
大抵の牛肉ブランドには厳しい飼養規定があり、
骨粉や魚粉などを与えて、「臭みによるクレームが出て
ブランドイメージを傷つける様な飼養」を禁じているのが普通です。
また、大抵は契約出荷で、その店の担当者に聞けば
どの産地の何月何日屠畜、格付け内容や
下手すれば生産者の名前や牛の血統まで教えてくれるかもしれません。
実は私、国産中心の食肉卸兼小売店で仕事をしており、
店頭の品について聞かれれば上記の内容は即答できます。
(失業寸前なのは言わずもがな)
逆に、ブランド以外の物は、
どこでどのような飼育をされてきたのか、何を食べてきたのか
食肉卸も小売店も分からないはずです。
続く
では、果たしてどのような肉が危険なのでしょうか?
1.上記の通り、標示の曖昧な物
2.国産牛としか標示されていない物
最も危険なのは、廃用された乳牛の肉です。
肉として飼育されたわけではありませんから、
骨粉を給与された可能性は否定できません。
現に、国内の新聞などで、大規模酪農経営で
「魚粉と表示された骨粉」を給与していたことが報道されています。
1.はともかく、2.も、
国内で生産された(乳牛ふくむ)牛肉全てを指しております。
では、具体的にどのような表示の牛肉が安全なのでしょうか?
(上のもの程安全)
1.産地指定のブランド品
2.黒毛和牛とだけ明記された物
3.和牛とだけ、明記された物
続く
1.は、前述を参考下さい。
2.は、「悪質な店舗」によっては
「黒毛和種のお母さん牛」(危険ではないけど肉は堅い)
「F1種」(酪農家が、自家の乳牛に黒毛和種を交配させたもの。
肉の見た目は黒に近いが、風味に欠け、物足りない。
酪農家で生まれるため、骨粉給与の可能性を否定できない)
3.は、上記の2つの他に褐毛和種、短角種を含む。
一概に褐毛、短角を否定できないが、どのような飼育を
されているのか、私には分からない。
(阿蘇の褐毛、北東北の短角種は一部ブランド化されており、
きわめて信頼出来る物ではないでしょうか?)
申し訳ない、最も危険な2つを失念しておりました。
続く