○日本稲作の現状
340 :295 :04/03/15 21:34
>その程度のことで専業が潰れていくのか。
潰れる稲作農家は結構多い。
20〜10年前くらいに制度融資を利用して大規模化を進めた連中は
お役所が作らせた経営計画に使っている米価が今よりもかなり高いから、米価の更なる下落はかなり響く。
そもそも専業は稲作からの収入しかないのだから一番影響を受けやすい。
>では国内競争力がないのか。
小規模兼業農家の出す縁故米に比べれば価格競争でまず勝てない。
米価低迷の一因でもあるけどな。>縁故米の普及
>不作豊作にかかわらずに売れる商品を作らなければいかん
無理です。穀物は値段が2分の1になったら消費が2倍になるというものではありません。
消費量はかなり固定されていますから、需要供給曲線の傾きはかなり偏ります。
良いものを作れば売れると単純に考えるのは浅はか以外の何物でもないですね。
考え方としては1960年代の考え方でしょう。
>「担い手農家(4ha以上)」「法人化を前提とした集落営農組織等(20ha以上)」には
>減反することに補助金の類が出る
正確には減反については補助金ではなく補償金ですね。これは既になくなっています。
また付随する転作奨励金にしても、コメを作ることに最適化した農地に他の作物を植えても儲かりませんから、
これも補助金というよりは補償金に近い色合いのものです。
あと、局所的には奨励金を貰って転作をするより、稲作を続けた方が圧倒的に儲かりますよ。
10年以上前にもっと手厚い減反補償金や転作奨励金があった時代に闇米を作る農家が多かったのは、
その方がもっと儲かるからです。
>大規模化によるコストダウンができていないということか。
これも違いますね。農業センサスを見れば一目瞭然ですが、大規模化によって生産コストは激減していますよ。
問題なのは、投入資産と省コストを圧倒的に上回る米価の下落があったためです。
簡単に言えば、過剰な設備投資による収益性の悪化です。
問題なのは行政が率先してこの愚行を推奨したことでしょうか。
341 :295 :04/03/15 21:50
あと、一応指摘しておきますが、
ほぼ100%の小規模稲作(兼業)は生産コスト自体は既に大きく採算を割れこんでいます。
おそらく労賃が出るかどうかも怪しいところもかなりありますね。
それでも農業を続けるのは漠然とした(但し農家にとっては切実な)危機感があるからです。
戦後の食糧難の時代を知る人間は飯米の生産に拘りますし、
農作業自体が「趣味」となってしまっている部分もありますから、採算性という観点が殆どありません。
実際に彼らが受け取る補助金等の類はほぼ皆無なので、農業保護と言われるような制度をなくすと、
彼らはより一層危機感を感じてしまって、採算を度外視して更に飯米生産に固執するようになるでしょうね。
現実にはこうした存在が農「村」の支え手となり、農地の担い手としても無視できないのですが、
農水省を始めとして前川レポート以降はこうした社会的には完全に低コスト
となっている兼業農家を悪者扱いにするのは見ていて愚かですね。
兼業農家の存在こそが、現在のコメの価格破壊の功労者の1人であり、担い手のない地域でも農業が
それなりに維持できている原因の一つなんですが。。。
○農業自由化について
198 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/01/06 01:17
「無秩序な自由化」は競争力を失わせるだけだよ。アメリカが既に90年代に失敗している。
自由化と維持を両立しようとすれば、今のアメリカのように、半永久的かつ膨大な所得補償が必要になる。
あと、関税自由化はマクロ経済的にはメリットよりデメリットの方が大きい。ユニクロの例が
一番判りやすいかな。局所的には儲かるところがあっても、国家全体としてみたら確実にマイナス。
マクロ的に消費者に有利にするのは農業関連予算を縮小することだね。特に農業土木関連。
予算効率が非常に悪い。自由化と政治主導による大規模化を主張するのは一番愚かな主張だと思うよ。
10数年前に馬鹿達が主張したことだけどね。
功績もあった「前川レポート」だけど、農業に関しては完全に大失敗だったよ。
ウルグアイラウンド開始以降の農業政策の迷走及び時間と予算の浪費を更に繰り返すのは
アフォでしかないと思われ。
929 名前: 大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU [sage] 投稿日: 04/11/14 23:45:24
欧米諸国での農業への環境評価は、既に環境助成があるように広く認められています。
その手法も日本の多面的機能の評価と同様のものです。
(そもそも、欧米での導入があるから日本も同様のことをした面もあるんですが)
○FAOでの農業の評価
本来の機能である、食料及び原材料の供給の他に、
1.環境面での役割、2.社会面での役割、3.食料安全保障の役割、
4.経済面での役割、5.文化面での役割
日本に多面的機能が存在しないのなら、欧米諸国にも存在しないことになります。
環境に与える負荷でみるなら、日本の伝統的水田稲作は
ヨーロッパの大規模農業やアメリカやオーストラリアでの乾燥地灌漑農業よりも小さいといえます。
既に世界最大食料輸入国で関税も低い日本では、例え農業を総自由化しても貿易面でのメリットは少なくなっています。
日本の貿易不均衡は、全ての食品を輸入したとしてもカバーできませんし(真に解決するなら自動車等の輸出規制が必須)、
「WTO後の農業政策改革」(2001年・USDA)では、
総自由化した後の国民一人当たりの利益は年間で、日本では36ドルとされています(アメリカには49ドル)。
一年で約4000円/一日で10円強の利益を得るためだけに、
数百万人規模の雇用と地方経済・多面的機能・食料安全保障
を放棄するのはあまり割りの良い方策とは思えませんが。
(FTA/EPA締結でも、農業分野を出来る限り除外する方が日本側の利益が大きくなります)
992 名前: 大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU [sage] 投稿日: 04/11/16 20:19:53
>>936 日本の農業従事者数は279万人です。
農業分野だけでなく、関連産業にも波及すると思いますし。
スレ終了間際になってまた多面的機能の否定ですか…。
たしかに農業は環境に負荷を与えますが、
そのことがどうして多面的機能の否定に繋がるのかがよくわかりませんが。
http://www.maff.go.jp/hitokuti/data/057.pdf http://www.maff.go.jp/hitokuti/data/061.pdf メインは国土保全と景観保持ですから…例にあげているのでは地下水涵養機能しか抵触しませんが。
環境への負荷は日本に限ったことではありませんし(どちらかといえば日本の水田農業は少ない方)、
長距離輸送のことを考えれば輸入に依存するよりも、
国内産での環境保全農業への移行・補助強化を主張した方が論旨が一貫するんですが。
ちなみに欧米での環境助成の意義は「慣行法よりも収量が低くなる為の補填」です。
大規模効率化農業とは相反することですけどね(伝統的景観維持は、「景観保護」になります)。
アメリカの「多面的機能論」の例をあげるなら、カリフォルニアでは水田は水資源の浪費とみなされていますが、
アラバマでは洪水抑制機能が認められていますし、ニューイングランドでは伝統的景観の維持が主張されています。
731 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 04/11/07 23:34:02
>>729 エンゲル係数を見る限りは日本はEUと大差ないという指摘が
>>722の主要な部分だと思うが? 実際に殆どの品目で既に自由化
しており、自給率が4割を切っている日本で農産物の市場価格が
高いのは流通や小売のコスト(高賃金)が主原因だよ。
因みにアメリカ並みの非常に手厚い所得保障を実施すれば日本でも
コメはもっと安くなるよ。
732 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 04/11/07 23:43:21
参考までに国民1人あたりのコメの年間消費量は約60kg程度。
1家4人として、10kg3,500円のコメを買ったとして年間84,000円
例え半額になったとしてもエンゲル係数で1%も変わるかどうか。
実際には、小売業や流通業に儲けが無くなってしまうから半額まで
値下がりはしないけどな。>コメの市場価格
928 名前: 大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU [sage] 投稿日: 04/11/14 23:44:18
欧米での大規模効率化農業に期待(幻想かも)を抱いている人には悪いんですが、
たしかに日本は基本的に気候・地勢の制約の為に諸外国とは太刀打ちできないんですが、
欧米も途上国に対しては日本と同じ立場になります。
途上国>オーストラリア>アメリカ>EU>日本の順に農産物の生産コストが安く、 産業としての位置は先進国の農業分野は共通しているため、
効率性を少々高めても人件費・資材費・環境対策費の高騰によって途上国とのコスト競争に勝てなくなっており、
欧米ではこの問題を直接支払いと輸出補助金で下支えをすることで解決しています。
(…更に安値にすることでのダンピング輸出までしており、FTA締結時でもできるだけ農業分野を含めないようにしています)
他産業就業者の負担率、というなら欧米の方がはるかに大きいでしょうね(EUの予算の半分は農業関連予算です)。
日本に農業が不要、というなら同じ理屈で欧米先進国全てに農業は不要、となるんですが現状は異なっています。
534 :大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU :04/03/23 00:16
○農家の収入
世帯員一人あたり所得では、
勤労者世帯186.7、主業農家183.2、副業農家210.7となります(万円)。
副業農家の農業収入は全収入の14%となっています。
農家は他業種に比べて裕福なわけではありません。
948 名前: 大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU [sage] 投稿日: 2005/06/27(月) 21:34:36
既出なところが多いんですが、農産物販売の特徴とその対策をあげておきます。
大規模化や企業参入を考える上で押さえておくべきことでもありますし。
(最初に断っておきますが、かなり大雑把ですよ)
(1)農産物(食品)は一定量が必要不可欠
(2)農産物(食品)は生産・流通・消費のコントロールと長期保存が困難
(3)農業生産の大規模化・機械化はそれ相応の投資が必要
(4)農産物の生産は技術的な差異が少なく同様のものは他者が(比較的)容易に生産可能
……以上のことを大前提として。
農産物価格はその需要・供給によって(基本的に)常に変動しています。
常に生産費<価格を維持していればよいのですが、現実はそううまくはいきません。
(1)により政策的にも安値が望まれているからです。
大豊作になったとしましょう。
需要<供給となり、価格は下落し生産費>価格となります。
大規模化や機械化はコストをかけて効率化=生産量増加を図るもののため、
勢い過剰生産を引き起こしやすく価格下落時の影響も大きくなります。(3)
逆に大不作になった場合。
需要>供給となり、価格は上昇し生産費<価格となります…が、
(1)によりその限度は価格低下よりも早くやってきます。
また、あまりの高値だと他の品目に代替されてしまいます。(4)
そして案外忘れられていることですが、
生産量そのものが少なくなるためにトータルの利益もそれほど大きくはなりません。
価格の乱高下は生産側にも消費側にも混乱するだけでどちらにも益はありません。
(流通側には利益がありますが…少なくとも大損はしません)
これをなんとかするために世界各国が行ったことが、補助金です。
…が、(2)(4)のため補助金と生産量の双子の増加がおこり、
他国に輸出することで在庫を掃けさせました(日本は輸出策をとりませんでしたが)。
現在ではEUは環境助成にシフトしアメリカは自国農業保護と他国自由化要求の流れになっています。
949 名前: 大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU [sage] 投稿日: 2005/06/27(月) 21:35:24
まあ、国家レベルのことは別として。
逆にいえば(2)〜(4)の前提と生産費<価格をクリアすればよいわけです。
(2)加工品として自社販売
参入企業の多くはこのタイプですね(とはいえ緩和レベルですが)。
バナナやコーヒー等の伝統的プランテーション作物はもともとのこのタイプになりますが、
生産量と消費量を完全に牛耳る(完全に、ではありませんが)ことはもう新規には不可能でしょう。
(ちなみにプランテーション農業の場合、生産側が一方的にリスクを負っています)
(3)海外での大規模農場
オーストラリアでの畜産や中国での野菜生産がこれにあたります。
日本国内で「大規模」といっても、(トータルで)欧米には及ぶべくもありません。
(4)一部ユーザー向け高級品
有機無農薬品や健康食品等が当りますね(…とはいえ、程度の問題ですが)。
景気や流行に大きく左右され、シェアとしては限られたものでしかありません。
何れにせよかなり前から取り組まれていることでもあり、新規参入しても商機の余地があるとは…。
393 :大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU :2005/08/26(金) 23:22:49
久々のWTO交渉関係ですか…。
オーストラリアで五カ国農相会議があったからかしら。
(ちなみに↑は「次期農業交渉は成立させる」という点だけが一致しました)
AMS実績についてですが、
URでの合意事項では「2000年までに黄の政策を削減する」ことになってはいましたが、
各国の取り組みとそれ以降のラウンドではほとんど合意が成されていないことにより、
実質的に「努力目標」(日本は黄の政策を無くしたので超過達成した形)となっています。
現在では「ここまで削減した」…というよりは「農業保護をここまでしかしていない」
の方が正確な表現かと。
(日本でいえば現在の農業保護の予算(青・緑)を5倍にしてもUR上は許容され得る、ということです)
農業保護の国際間比較という面では、AMS実績しか国際的にみて妥当な比較はありません。
(とはいえ、URそのものが基本的に輸入国には不利な構造なので日本には不利なんですが)
「農業予算の削減が世界の潮流」、というのはよく聞きますし風潮としては否定しませんが、
ここ5年をみるとアメリカは実効的な保護を拡大しましたし、
EUは東方拡大と環境助成の転換で漸増傾向、
オーストラリアですら旱魃対策にかなりの一時金を拠出しました。
……実質的に減少したといえるのは、わが国の農水省予算ぐらいでは?
農産物の総自由貿易化は多くの人には望ましくないようです。
GATTの試算では、
推定全利益530億ドルの配分は欧米が54%に対し途上国には27%にしかならず、
再分配の見込みもまずありません(日本への配分は数%)。
途上国のことを考えるなら先進国からの輸出を控え、
各国独自の自給体制を整えることの方がはるかに有益かと。
394 :大阪・役人 ◆0Ot7ihccMU :2005/08/26(金) 23:25:05
参考までに。
○WTOにおける農業保護政策
黄の政策−貿易に影響を与える国内政策<削減対象>(かつての価格支持制度)
青の政策−生産調整に基づく直接支払い<一部削減要請>(稲作経営安定対策等)
緑の政策ー貿易に影響を与えない国内政策(研究・圃場整備・環境助成・条件不利地対策等)
○アメリカの農業政策の矛盾点
マーケティング・ローン(国内向け輸出補助金)のような新たに設定した黄色の政策は、
黄色の政策を中心に削減をしているEU・日本からみれば噴飯物ですし、
青の政策としている不足払い(生産調整を行っていない)は本来黄の政策として位置づけられるべきものです。
アメリカは狭義の輸出補助金こそ現在はしていませんが、
輸出信用や輸出国家貿易等は実効上は輸出補助金と同様のものです。
(ドーハラウンドでは全面撤廃で合意)
また一部の品目では支持価格を過小に申告しています。
>>391 総選挙の流れ如何にもよりますが、
幾つかの施策が来年度〜来々年度から実施される予定となってはいますが…、
欧米の前例からみても「ある程度」の効果しか見込めないでしょうね。
とはいえ、全くしないよりはよいかと。
395 :テンプレ貢献者の1人:2005/08/29(月) 22:55:09
>>394 対費用効果をきちんと検討してみないことには「全くしないよりは良い」
とも言い切れませんよ。
>>391の見解を補足するために、僕個人の見解を
述べておきます。
おそらく農業保護肯定派の方には同意が得られると思いますが、現在の
日本が農業保護政策を自給率中心(穀物生産)にターゲットを絞った場合
に想定される経営規模は家族経営による限定的な集約農家になります。
これは新規参入を想定した場合も同様でしょう。この場合、後継者の
確保というのは、個々の農業経営の労働力確保や生産技術の継承など、
継続的な維持を考えた場合、非常に重要な要素となります。
しかし、現実に日本の農家の世代構成を考えた場合に、重要なターゲット
となる筈だった農家の第二次ベビーブーム世代の圧倒的多数は農家の
後継ぎとはなっていませんし、一家族を比較的安定して養えるような
システムも作られていません。現在の農政が想定しているような小出し
の保護策では、既存の中小規模の農家の集団営農化が表面的に進むのが
精一杯で、一度離れてしまった後継ぎたちの確保に直結するだけの効果
があるとはとても思えません。
更に指摘をしておくと、現在の農政は新たに行う政策による効果について
の検討が決定的に不足していると思います。それらを直接チェックすべき
立法府も間接的にチェックすべき国民も同様ですね。コメの自由化の是非
以上にもっと重大な分かれ目を迎えているにも関わらず、今回の選挙で
農政は論点にも上がりませんし、それを批判する存在もありません。改正
内容自体は明らかに失敗であった2002年の米国農業法ですら、もっと議論
が尽くされていました。
日本では、世界の流れとは逆行するように、国家レベルで農政に取り組む
時代が終わりを告げ、国民が自分で食を守る努力をすべき時代に移ること
が確定したと思いますが、如何でしょう?>ALL
863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/14(金) 22:24:51
フードマイレージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フードマイレージ food mileage は、「食料の(=food)輸送距離(=mileage)」という意味。
重量×距離(たとえばトン・キロメートル)であらわす。
食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、
遠くから食料を運んでくると大きくなる。
1994年にイギリスの消費者運動家のティム・ラング Tim Lang 氏が提唱した概念。
フードマイル food mile とも。
基本的には「食料品は地産地消(生産地と消費地が近いこと)が望ましい」という考え方に基づく。
生産地と消費地が遠くなると輸送にかかわるエネルギーがより多く必要になるほか、
生産地と消費地が異なる国であり発展途上国と先進国という組み合わせだったりした場合に顕著だが、
生産地が消費地からの大きな経済的圧迫を受けるといった問題も指摘されている。
フードマイレージの数値が大きければ大きいほど、その消費地は食料に関して贅を尽くしているとされる。
農林水産省の2001年の試算によると、日本のフードマイレージは、総量では世界中で群を抜いて大きく、
国民一人当たりでも一位となっている。
国名 総量 国民一人当たり
日本 9002億 7093
韓国 3171億 6637
アメリカ合衆国 2958億 1051
イギリス 1879億 3195
ドイツ 1717億 2090
フランス 1044億 1738
※単位:トン×キロメートル
食料自給率の低さとともに、フードマイレージの大きさも、
日本の食の問題の病理性を強く示唆する数値であると言える。
○農家の納税
769 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/05/10 12:32
納税額を減らすために、還付額以上の可処分所得を農業用機材に突っ込めるというなら、
君も副業農家をやったら如何?
還付を受けるためには農業収支が「赤字」になっていなければならないことは理解できるよな?
参考までに副業農家に対して青色申告を勧奨したのは国(税務署)なんだけどな。
結果的に徴収額が減ったと思われるのだが。w
794 :769=778=788 :04/05/14 09:01
一昔前:小規模副業(売上が少額な)農家は所得(白色)申告の義務なし
↓
あふぉ:農家は所得を隠して不公平だ。
↓
税務署:(白色申告の対象にならない)小規模農家も青色申告を行いなさいと勧奨。
↓
副業農家:売上と経費を元に青色申告。当然多くの農家は赤字なので還付ウマー。
↓
あふぉ:副業農家は税金の還付を受けるとは怪しからん。
↓
税務署・副業農家:小規模な農家の所得まで把握しろといったのはお前らだろ。>あふぉ
「副業農家が還付を受けるのが嫌だ」
→昔のように白色申告対象者だけ申告して、多くの農家は収支を把握しない
「全ての農家の所得を隠すな」
→全農家は(白&青色)申告して、多くの副業農家が還付を受ける
上の2つの選択肢しかないことにいい加減に気づけよ。>あふぉ
210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 01:14:30
>>206 ○河上政府参考人 国税の執行の当局の立場からお答えさせていただきたいと存じます。
各種の所得種類間におきます所得捕捉の格差につきまして、
ただいま御指摘のクロヨンというようなことが巷間言われておるところでございますし、
また、こうした言葉に象徴されますような所得の種類間におきます
所得の把握の差に基づきます不公平感があることは承知しておるところでございます。
事業所得者の申告水準につきまして、私どもから見まして、
業種や業態等によりまして所得の把握に難易があるということは事実であると思います。
私ども、資料情報等に基づきまして、申告内容に特に問題があると認められる者に対象を絞って
税務調査をした結果につきまして見ますと、申告漏れ所得の割合はおおむね二五%程度でございます。
したがいまして、私どもが行いました過去の税務調査結果などから見まして、
クロヨンと言われるような大きな所得捕捉の格差はないと考えておるわけでございますが、
一部に依然といたしまして過少申告を行う不誠実な納税者がいることも事実でございます。
国税当局といたしましては、適正かつ公平な課税を実現するため、
従来から限られた人員のもとでできる限りの努力を重ねてきているところでございますが、
今後とも、適正、公平な課税の実現を目指しまして
さらに努力を続けてまいりたいと考えておるところでございます。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000814720000419009.htm
335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/08/20(土) 12:14:04
>>334 >過保護であったら反膿厨になんかメリットあるのかな?
思う存分叩けるストレス解消の対象とする大義名分ができるから。
まあ、事実は防除テンプレにあるように保護が手薄いわけで。。。
しかもそれをスルーして叩いているので無知という正当なレッテルが貼られるわけだがw
>外国の農業が過保護であっても興味ないのかな?
無いと思われ。
上の方で「日本の農業は環境破壊!!!1!!」て
香具師もいたが、他国の環境破壊には全然興味が無いようだった。
結局、反農厨なんてその程度。
114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/30(木) 00:40:20
よくわかりませんが、詭弁のガイドライン張っておきますね
◆要約
1:事実に対して仮定を持ち出す
2:ごくまれな反例をとりあげる
3:自分に有利な将来像を予想する
4:主観で決め付ける
5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
6:一見関係ありそうで関係ない話を始める
7:陰謀であると力説する
8:知能障害を起こす
9:自分の見解を述べずに人格批判をする
10:ありえない解決策を図る
11:レッテル貼りをする
12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す
13:勝利宣言をする
14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
16:さも当然のように未決着事項を前提にする。
17:論点をすりかえる。
18:事実の一部のみを抜き出してミスリードする。
19:相手に譲歩したと見せかけながら、自分の意見を押しつける。
20:条件の包含関係を間違える
21:全てか無かで途中を認めないか、あえて無視する。
22:勝手に極論化して、結論の正当性に疑問を呈する。
23:自分で話をずらしておいて、「話をずらすな」と相手を批難する。
24:ネタと決めつけて議論を停止させる。
25:嘲笑で優位に立った様に振舞う
26:反論の代わりに詭弁ということにしてすます
600 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 04/12/22 23:38:42
無意味連投が多いけど、反農厨が防除テンプレをスルーする理由を考察してみた。
1、読んでいない
議論をするのに共通認識が不要だとするなら、
そいつは議論をしたいんじゃなくて吠えたいだけなんだろうな。
2、読んでも理解できない
そのくせバブル時代から進歩していない・最新事情を踏まえていない自説は一歩も譲らないのは不思議。
わからないところがあれば素直にきいてみればいいし、
異論があるなら異なる事実を示すソースを持ってくればいいのに。
自称医者はここかな。
3、関係ない
ただ優越感に浸りたいor叩きたいorかまってほしいだけで、
無意味連投や煽りをやる香具師には現実の農業がどうあろうと関係が無いから。
これが一番イタイね。
ああ、反農厨が主張したがるだろう、
4、防除テンプレが間違っている
だけは絶対に無いから。
些細なタイプミスや表現の違いにすかさず食いつく香具師が、
間違えている文章に反応しないハズがないからね。
(ま、反農厨が誤認引用したことはあるけどねw)
91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/30(日) 22:02:13 ID:8zptcpEC
農業叩きする香具師は現実を知らないっつーか。。。
平成16年 一世帯(3.19人)辺り消費支出
総消費支出 304203 100.0
(月平均)
食料 70116 23.0
穀類 7024 2.3
魚貝類 7363 2.4
肉類 6011 2.0
乳卵類 3415 1.1
野菜類 8714 2.9
果物 2797 1.0
油脂 3105 1.0
菓子 4795 1.6
調理食品 8054 2.6
飲料 3653 1.2
酒類 3371 1.1
外食 11813 3.9
ttp://www.stat.go.jp/data/kakei/2004np/gaikyo/pdf/gk11.pdf で、関税が高い穀類・肉類・乳卵類・油脂・飲料・酒類の価格が
流通コストのみの現在価格の7割になった、とする。
中食と外食も同等の割合として、、、
一世帯・一ヶ月あたりで安くなるのは金額換算で13934円。一人当たりで4367円。
一日・一人あたりだったらたった146円。
100万人単位の失業者と環境負荷を増大させてまでのメリットはこの程度w